JP2003148410A - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JP2003148410A
JP2003148410A JP2001343113A JP2001343113A JP2003148410A JP 2003148410 A JP2003148410 A JP 2003148410A JP 2001343113 A JP2001343113 A JP 2001343113A JP 2001343113 A JP2001343113 A JP 2001343113A JP 2003148410 A JP2003148410 A JP 2003148410A
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JP
Japan
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hydraulic control
relief valve
control valve
control device
valve
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Application number
JP2001343113A
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English (en)
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Masahiko Nakano
雅彦 仲埜
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧アクチュエータを油圧制御バルブの切換
え操作に基づいて正逆に作動させるよう構成した油圧制
御装置において、中立復帰スプリングの復帰力を弱くし
てバルブ操作力を軽減できるものでありながら、確実な
中立復帰を可能にすることができるようにする。 【解決手段】 油圧制御バルブへ5の圧油供給用の油路
aに、システム圧の上限を設定する主リリーフバルブ7
と、それより十分低圧の補助リリーフバルブ8とを並列
に接続するとともに、補助リリーフバルブ8の一次側に
作動遅れ用の絞り9を介在してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中立復帰スプリン
グで中立復帰付勢された油圧制御バルブの切換え操作に
基づいて油圧アクチュエータを正逆に作動させるよう構
成した油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧アクチュエータを正逆に作動させる
油圧制御バルブにおいては、一対の中立復帰スプリング
が備えられており、油圧制御バルブを操作するには、こ
の中立復帰スプリングの復帰力より大きい操作力を加え
る必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】手動式の油圧制御バル
ブではバルブ操作力を軽減するために、また、電磁式の
油圧制御バルブではソレノイドを小型小出力のもので済
ますために、中立復帰スプリングの復帰力を弱くするこ
とが望まれる。しかし、中立復帰スプリングの復帰力を
弱くすると、スプールに働く油圧力と中立復帰力が均衡
してしまって、スプールがスプリングの復帰力だけでは
円滑かつ確実に中立に復帰しにくくなることがあり、む
やみにスプリングの復帰力を弱くすることはできないも
のである。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、スプリングの復帰力を弱くしてバルブ
を作動させる操作力を軽減できるものでありながら、確
実な中立復帰を可能にすることができるようにすること
を主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明の
構成、および、作用、効果〕
【0006】請求項1に係る発明は、中立復帰スプリン
グで中立復帰付勢された油圧制御バルブの切換え操作に
基づいて油圧アクチュエータを正逆に作動させるよう構
成した油圧制御装置であって、前記油圧制御バルブへの
圧油供給用の油路に、システム圧の上限を設定する主リ
リーフバルブと、それより十分低圧の補助リリーフバル
ブとを並列に接続するとともに、補助リリーフバルブの
一次側に作動遅れ用の絞りを介在してあることを特徴と
する。
【0007】上記構成によると、油圧制御バルブが操作
されていないと、油圧制御バルブは中立復帰スプリング
によって中立位置に保持されており、中立復帰スプリン
グの中立復帰力に打ち勝って油圧制御バルブを切換える
ことで油圧アクチュエータが所定の方向に作動する。こ
こで、油圧制御バルブの操作を止めると、フィードバッ
ク作動によって油圧制御バルブは中立位置まで復帰す
る。この場合、油圧制御バルブの操作を止めても、圧力
バランスによって油圧制御バルブが中立位置から外れた
位置で保持されてしまうことがあり、このような状態に
なるとシステム圧が上昇してくる。この場合、補助リリ
ーフバルブの一次側には作動遅れ用の絞りを介在してあ
るので、システム圧は補助リリーフバルブの作動圧より
も上昇して主リリーフバルブが作動する。その後遅れて
補助リリーフバルブが作動してシステム圧が低下する。
このように、システム圧が低下すると、圧力バランスに
よって油圧制御バルブが中立位置から外れた位置で保持
されてしまうような現象がなくなり、油圧制御バルブは
比較的小さい中立復帰力によっても中立に復帰するよう
になる。
【0008】従って、請求項1の発明によると、中立復
帰スプリングの復帰力を弱くして油圧制御バルブを作動
させる操作力を軽減できるものでありながら、確実な中
立復帰を可能にすることができ、手動式の制御バルブで
は操作性を改善することができるとともに、電磁式の制
御バルブではバルブ作動用の電磁ソレノイドを小型小出
力のものですますことが可能となる。
【0009】〔請求項2に係る発明の構成、および、作
用、効果〕
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記油圧アクチュエータが全油圧式パワーステ
アリング装置のシリンダである。
【0011】上記構成によると、システム圧が主リリー
フバルブによって設定された上限に在る時間は主リリー
フバルブが作動してから補助リリーフバルブが作動する
までの間の短い時間だけとなるが、パワーステアリング
装置では、リリーフバルブを作動させたままステアリン
グハンドルを長く保持するような操作は行わないので、
ステアリングハンドルの操作を停止した状態ではシステ
ム圧が低下しても何ら問題はない。
【0012】従って、請求項2の発明によれば、ステア
リングハンドルの操作を止めると、システム圧が低下し
て油圧制御バルブが確実に中立復帰することになり、中
立復帰スプリングを弱くしてステアリング操作を一層軽
快なものにしながら、ハンドル操作に対応した的確なパ
ワーステアリング作動を過不足なく行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に係る油圧制御装
置の一例に挙げた全油圧式のパワーステアリング装置の
油圧回路が示されており、農用トラクタなどの前輪操向
に利用されるものである。
【0014】図に示すように、全油圧式のパワーステア
リング装置は、ステアリングハンドル1を回転操作して
コントローラ2を作動させることで、図示しない前輪操
向用ステアリングリンク機構に連動連結した両ロッド型
のシリンダ3に、ステアリングハンドル1の回転方向に
対応した方向にハンドル操作量に比例した量だけ圧油を
供給するよう構成されたものであり、コントローラ2に
は、ステアリングハンドル1に連動されるとともに中立
復帰バネ4によって中立付勢されたた油圧制御バルブ5
と、供給する圧油量を制御するジロータ6が備えられて
いる。そして、コントローラ2には油圧ポンプPが接続
されるとともに、その圧油供給油路aに接続された主リ
リーフバルブ7によって、このパワーステアリング装置
におけるシステム圧の上限が設定されている。
【0015】以上の構成は従来と変わるところはない
が、本発明では、以下のような構成が付加されている。
【0016】つまり、前記圧油供給油路aには、前記主
リリーフバルブ7と並列に十分低圧の補助リリーフバル
ブ8が接続されるとともに、この補助リリーフバルブ8
の一次側には、補助リリーフバルブ8への油圧の伝達を
遅延させる絞り9が介在されている。
【0017】この構成によると、ステアリングハンドル
1を操作していない状態では、図示にように油圧制御バ
ルブ5は正逆の中立復帰スプアリング4によって中立位
置に保持されいる。この状態からステアリングハンドル
1を回転操作すると、油圧制御バルブ5およびジロータ
6が操作され、ステアリングハンドル1が操作された方
向に対応した方向に、ハンドル操作量に比例した量の圧
油がシリンダ3に供給される。また、ステアリングハン
ドル1の回転操作を停止するとジロータ6を介した圧油
供給が停止されるとともに、油圧制御バルブ5は中立復
帰スプリング4の復帰力によって中立位置に復帰する。
【0018】この場合、中立復帰スプリング4が弱い
と、油圧制御バルブ5における圧力バランスによって油
圧制御バルブ5が中立位置に戻らなくなることがある
が、主リリーフバルブ7が作動した後、時間遅れをもっ
て補助リリーフバルブ8が作動してコントローラ2にお
けるシステム圧が大きく低下し、油圧制御バルブ5に働
く圧力バランスが崩れることで油圧制御バルブ5は中立
復帰スプリング4の弱い中立復帰力だけで確実に中立位
置に復帰移動する。
【0019】なお、本発明は、電磁切換え型の油圧制御
バルブを備えた油圧制御装置に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧制御装置の一例の油圧回路図
【符号の説明】
3 油圧アクチュエータ(シリンダ) 4 中立復帰スプリング 5 油圧制御バルブ 7 主リリーフバルブ 8 補助リリーフバルブ 9 絞り a 圧油供給用の油路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中立復帰スプリングで中立復帰付勢され
    た油圧制御バルブの切換え操作に基づいて油圧アクチュ
    エータを正逆に作動させるよう構成した油圧制御装置で
    あって、 前記油圧制御バルブへの圧油供給用の油路に、システム
    圧の上限を設定する主リリーフバルブと、それより十分
    低圧の補助リリーフバルブとを並列に接続するととも
    に、補助リリーフバルブの一次側に作動遅れ用の絞りを
    介在してあることを特徴とする油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記油圧アクチュエータが全油圧式パワ
    ーステアリング装置のシリンダである請求項1記載の油
    圧制御装置。
JP2001343113A 2001-11-08 2001-11-08 油圧制御装置 Pending JP2003148410A (ja)

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