JP2003148146A - 水冷エンジン冷却系の浄化システム - Google Patents

水冷エンジン冷却系の浄化システム

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JP2003148146A
JP2003148146A JP2001340785A JP2001340785A JP2003148146A JP 2003148146 A JP2003148146 A JP 2003148146A JP 2001340785 A JP2001340785 A JP 2001340785A JP 2001340785 A JP2001340785 A JP 2001340785A JP 2003148146 A JP2003148146 A JP 2003148146A
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cooling liquid
cooling
radiator
liquid
water
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Takashi Nakayama
孝史 中山
Koji Murata
村田  縞治
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Nikkari Co Ltd
Murata Trading Co Ltd
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Nikkari Co Ltd
Murata Trading Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常温下において、冷却液を利用して、冷却液
循環路をダイヤフラムポンプによる脈動と超音波洗浄装
置による超音波振動との複合洗浄流で洗浄しつつ、冷却
液を浄化することにより、冷却液の再利用を図ると共
に、再生冷却液の耐久性を図る。 【解決手段】 冷却液の流出側にサーモ弁7を有する水
冷エンジン3とラジエータ6とを接続して構成される冷
却液循環路1と、冷却液循環路1を循環する冷却液とを
浄化装置12で浄化する水冷エンジン冷却系の浄化シス
テムであって、浄化装置12は、冷却液を貯留する貯液
タンク13と、貯液タンク13からダイヤフラムポンプ
14と浄化フィルタ15とを介してアッパーホース10
とラジエータ6との接続部におけるアッパーホース10
に第1の接続手段により接続される冷却液供給管路17
と、貯液タンク13からアッパーホース10とラジエー
タ6との接続部におけるラジエータ6に第2の接続手段
により接続される冷却液還流管路19とを有し、第1の
接続手段には冷却液の液流に超音波振動を付与する超音
波洗浄装置16が具備されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷エンジン冷却
系の浄化システムに関し、詳しくは、エンジンを停止さ
せた常温下において、水冷エンジン冷却系の冷却液を利
用して水冷エンジンとラジエータとの冷却液循環路をダ
イヤフラムポンプによる脈動と超音波洗浄装置による超
音波振動との複合洗浄流で洗浄しつつ、冷却液を浄化フ
ィルタで浄化することにより、冷却液の再利用を図ると
共に、再生冷却液の耐久性を図ることができる水冷エン
ジン冷却系の浄化システムに関するものである。なお、
本発明における「冷却系」という用語は、水冷エンジン
とラジエータとの冷却液循環路と、その冷却液循環路を
循環する冷却液との総称を意味するものである。
【0002】
【従来の技術】水冷エンジンにおける冷却系の冷却液
は、冬期の凍結を防止するために不凍性を有するエチレ
ングリコールが主体となる水に混入されており、さらに
は、防錆剤,消泡剤等の添加剤が添加されている。この
冷却液は、長期に亘る使用により、添加剤の劣化及び冷
却系に発生するスラッジやスケールが混入して、冷却性
能の低下を招くため、従来は定期的に新しい冷却液と交
換されるのであるが、この交換された古い冷却液には、
冷却液循環路の腐食により溶解した有害な金属が含まれ
ているものの、回収されることなく適宜廃棄されている
ことに起因して水質汚染等の環境汚染を引き起こしてい
る。
【0003】上記の問題を解決するものとして、例え
ば、特開平7−259560号公報には、図3に示され
ているような自動車の冷却液浄化装置が開示されてお
り、すなわち、この冷却液浄化装置は、エンジンをアイ
ドリング運転状態にし、装置本体のスタートスイッチを
押すと、ポンプが駆動してタンク内に貯液していた冷却
液が流出管路からラジエータ内に送られるが、この時点
ではエンジンが十分に暖まっておらず、ラジエータアッ
パーホースに設けられているサーモが閉じており、冷却
液はリターン管路からタンク内に還流され、タンク内に
貯液していた冷却液はタンクとラジエータとを循環し、
エンジンが十分に暖気されてくるとサーモが開き、ラジ
エータ内に送られた冷却液は、ウォータポンプによりラ
ジエータロアーホース,エンジン,ヒータ,エンジンを
循環し、古い冷却液がラジエータアッパーホースから流
入管路を経由してタンク内に流入され、この循環を繰り
返して古い冷却液中に混在しているスラッジやスケール
等の不純物がフィルタによって濾過されて冷却液が浄化
されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の冷却液浄化装置は、エンジンをアイドリング運転状
態にしてエンジンが十分に暖気されないとサーモが開か
ないため、冷却液の浄化作業は、エンジンのアイドリン
グ運転状態における高温下で行わなければならないとい
う問題があるばかりでなく、冷却液のフィルタによる浄
化作業は、冷却液をポンプにより単に循環させて行うも
のであるから、古い冷却液中に混在しているスラッジや
スケール等の不純物をフィルタにより濾過して古い冷却
液を浄化することはできるものの、エンジンとラジエー
タとの冷却液循環路の内面に付着しているスラッジやス
ケール等の付着物を除去することはできず、このために
浄化された冷却液は、短期間のうちに冷却液循環路の内
面に付着しているスラッジやスケール等の付着物が混入
され、耐久性の低下を招くという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術における諸問題
を解決するもので、エンジンを停止させた常温下におい
て、水冷エンジン冷却系の冷却液を利用して、水冷エン
ジンとラジエータとの冷却液循環路をダイヤフラムポン
プによる脈動と超音波洗浄装置による超音波振動との複
合洗浄流で洗浄しつつ、冷却液を浄化フィルタで浄化す
ることにより、冷却液の再利用を図ると共に、再生冷却
液の耐久性を図ることができる水冷エンジン冷却系の浄
化システムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、冷却液の流出側にサーモ弁
を有する水冷エンジンとラジエータとをサーモ弁側のア
ッパーホースとロアーホースとで接続して構成される冷
却液循環路と、前記冷却液循環路を循環する冷却液とを
浄化装置で浄化する水冷エンジン冷却系の浄化システム
であって、前記浄化装置は、冷却液を貯留する貯液タン
クと、貯液タンクからダイヤフラムポンプと浄化フィル
タとを介してアッパーホースとラジエータとの接続部に
おけるアッパーホースに第1の接続手段により接続され
る冷却液供給管路と、貯液タンクからアッパーホースと
ラジエータとの接続部におけるラジエータに第2の接続
手段により接続される冷却液還流管路とを有し、前記第
1の接続手段には冷却液の液流に超音波振動を付与する
超音波洗浄装置が具備されているものである。
【0007】請求項1に係る発明によれば、冷却液循環
路における冷却液が水冷エンジンから流出されるサーモ
弁側のアッパーホースに、貯液タンクからの冷却液供給
管路が第1の接続手段により接続されるものであるか
ら、冷却液供給管路により供給される冷却液はサーモ弁
側から水冷エンジンに流入指向され、サーモ弁は冷却液
の逆流作用により開成されるため、エンジンを停止させ
た常温下において、冷却液は浄化装置におけるポンプ作
用により冷却液循環路から第2の接続手段を経由して浄
化装置を循環しながら浄化フィルタによって浄化され
る。
【0008】また、冷却液の浄化と並行して、水冷エン
ジンとラジエータとの冷却液循環路は、冷却液供給管路
に介装されたダイヤフラムポンプによる冷却液の脈動
と、冷却液供給管路の第1の接続手段に具備された超音
波洗浄装置による冷却液の超音波振動との複合洗浄流に
より洗浄され、水冷エンジンとラジエータとの冷却液循
環路の内面に付着しているスラッジやスケール等の付着
物を除去することができる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、前記浄化装置の冷却液供給管路は、前記
浄化フィルタの下流側が連通管路により圧力調整手段を
介して貯液タンクに連通されているものである。
【0010】請求項2に係る発明によれば、浄化フィル
タの下流側が連通管路により圧力調整手段を介して貯液
タンクに連通されているから、圧力調整手段により冷却
液供給管路から水冷エンジンとラジエータとの冷却液循
環路へ供給される冷却液の液圧を調整することができる
ので、冷却液循環路の汚れに応じた冷却液の液圧に設定
して洗浄することができる。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、前記浄化装置は、前記冷却液供給
管路におけるダイヤフラムポンプの上流側に介装された
切替弁からラジエータの注液口に第3の接続手段により
接続される冷却液吸引管路と、ダイヤフラムポンプの下
流側に介装された切替弁から貯液タンクに連通されてい
る冷却液吐出管路とを有するものである。
【0012】請求項3に係る発明によれば、ダイヤフラ
ムポンプの上流側及び下流側の切替弁を切替えることに
より、ラジエータの注液口に第3の接続手段により接続
される冷却液吸引管路は、ダイヤフラムポンプを介して
冷却液吐出管路により貯液タンクに連通されるから、ダ
イヤフラムポンプを駆動させて冷却液循環路内の冷却液
をアッパーホースとラジエータとの接続部の下位まで貯
液タンクに移送させ、これにより、冷却液循環路と冷却
液供給管路の第1の接続手段及び冷却液還流管路の第2
の接続手段との接続にあたり、冷却液の溢流を防止する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に基づい
て説明すると、図1は、本発明の水冷エンジン冷却系の
浄化システムにおける浄化準備工程を示す説明図であ
り、図2は、本発明の水冷エンジン冷却系の浄化システ
ムにおける浄化工程を示す説明図であり、本発明の水冷
エンジン冷却系の浄化システムは、水冷エンジンとラジ
エータとの冷却液循環路と、その冷却液循環路を循環す
る冷却液とを並行して浄化する浄化装置により構成され
ている。
【0014】まず、図1に基づき、水冷エンジン冷却系
における冷却液循環路1について説明すると、冷却液循
環路1は、ヒータ2が接続された水冷エンジン3と、蓋
4を有する注液口5が上部に設けられたラジエータ6
と、水冷エンジン3におけるサーモ弁7が設けられた冷
却液の流出口8とラジエータ6における上部側に設けら
れた冷却液の流入口9とを接続するアッパーホース10
と、水冷エンジン3とラジエータ6の下部側とを接続す
るロアーホース11とにより構成されており、水冷エン
ジン3側で加熱された冷却液は、加熱により開成された
サーモ弁7からアッパーホース10を経由してラジエー
タ6の上部側に流入し、ラジエータ6で熱交換により冷
却された冷却液は、ラジエータ6を降下し下部側からロ
アーホース11を経由して水冷エンジン3へ還流される
ことにより、冷却液は冷却液循環路1を循環される。
【0015】次に、図1に基づき浄化装置12について
説明する。浄化装置12は、冷却液を貯留する貯液タン
ク13と、貯液タンク13からダイヤフラムポンプ14
と浄化フィルタ15とを介してアッパーホース10とラ
ジエータ6との接続部におけるアッパーホース10に第
1の接続手段としての冷却液の液流に超音波振動を付与
する超音波洗浄装置16により接続される冷却液供給管
路17と、貯液タンク13からアッパーホース10とラ
ジエータ6との接続部におけるラジエータ6に第2の接
続手段としての接続具18により接続される冷却液還流
管路19とを有し、冷却液供給管路17は、浄化フィル
タ15の下流側が連通管路20により圧力調整手段とし
ての並列に設けられた定圧弁21と微調整弁22とを介
して貯液タンク13に連通されている。
【0016】また、浄化装置12は、冷却液供給管路1
7におけるダイヤフラムポンプ14の上流側に介装され
た切替弁としての三方弁23からラジエータ6の注液口
5に第3の接続手段としての吸引口24により接続され
る冷却液吸引管路25と、ダイヤフラムポンプ14の下
流側に介装された切替弁としての三方弁26から貯液タ
ンク13に連通されている冷却液吐出管路27とを有し
ている。
【0017】また、超音波洗浄装置16は、超音波発振
器28に振動子29を介して接続された振動板30が本
体31内の流路32を流れる冷却液に接触して冷却液に
超音波振動を付与するもので、流路32の流入側に冷却
液供給管路17が接続され、流路32の流出側に形成さ
れたノズル33が、冷却液循環路1のアッパーホース1
0に接続される。
【0018】また、ダイヤフラムポンプ14の上流側に
介装された三方弁23とダイヤフラムポンプ14の下流
側に介装された三方弁26とは、連動手段34により連
動操作が可能に構成されており、連動手段34のワンタ
ッチ操作により各三方弁23,26を同時に切替えるこ
とができる。なお、符号35は、冷却液供給管路17の
貯液タンク13側の末端に設けられたストレーナであ
る。
【0019】次に、本発明の水冷エンジン冷却系の浄化
システムにおける浄化準備工程について、図1に基づい
て説明する。水冷エンジン冷却系の浄化システムによ
り、水冷エンジン3とラジエータ6との冷却液循環路1
と、その冷却液循環路1を循環する冷却液とを浄化する
にあたっては、まず、冷却液循環路1におけるアッパー
ホース10とラジエータ6における冷却液の流入口9と
の接続を解除する必要があるが、冷却液循環路1を循環
する冷却液は、アッパーホース10に充満されているた
め、最初にアッパーホース10と流入口9との接続を解
除すると、冷却液はアッパーホース10と流入口9とか
ら溢流するので、アッパーホース10と流入口9との接
続を解除する前に、冷却液循環路1の冷却液の水位を下
げておく必要があり、この水冷エンジン冷却系の浄化に
先立って冷却液循環路1の冷却液の水位を下げる工程が
浄化準備工程である。
【0020】したがって、浄化準備工程においては、ま
ず、ラジエータ6の蓋4を開け、注液口5に浄化装置1
2における冷却液吸引管路25の第3の接続手段として
の吸引口24を挿入し、次いで、連動手段34のワンタ
ッチ操作により各三方弁23,26を同時に切替えるこ
とによって、冷却液吸引管路25をダイヤフラムポンプ
14を介し冷却液吐出管路27を経由して貯液タンク1
3に連通させる。これにより、冷却液を冷却液循環路1
から貯液タンク13へ移送させる冷却液移送経路を設定
することができ、ダイヤフラムポンプ14を稼動させて
冷却液循環路1の冷却液を貯液タンク13へ移送させる
ことにより、冷却液循環路1の冷却液の水位を下げるこ
とができ、アッパーホース10と流入口9との接続を解
除することによる冷却液の溢流を防止することができ
る。
【0021】次に、本発明の水冷エンジン冷却系の浄化
システムにおける浄化工程について、図2に基づいて説
明する。水冷エンジン冷却系の浄化システムにより、水
冷エンジン3とラジエータ6との冷却液循環路1と、そ
の冷却液循環路1を循環する冷却液とを浄化するにあた
っては、上述した浄化準備工程の終了後に、ラジエータ
6の注液口5から冷却液吸引管路25の第3の接続手段
としての吸引口24を引き抜いて注液口5を蓋4で閉成
してから、冷却液循環路1におけるアッパーホース10
とラジエータ6における冷却液の流入口9との接続を解
除し、アッパーホース10に浄化装置12における冷却
液供給管路17の第1の接続手段としての超音波洗浄装
置16のノズル33を接続し、次いで、連動手段34の
ワンタッチ操作により各三方弁23,26を同時に切替
えることによって、冷却液供給管路17を貯液タンク1
3にダイヤフラムポンプ14を介して連通させ、また、
ラジエータ6における冷却液の流入口9に浄化装置12
における冷却液還流管路19の第2の接続手段としての
接続具18を接続させる。
【0022】これにより、浄化装置12の貯液タンク1
3に貯留されている冷却液を冷却液供給管路17により
冷却液循環路1へ供給させると共に、冷却液循環路1の
冷却液を冷却液還流管路19により浄化装置12の貯液
タンク13へ還流させる冷却液循環浄化経路を設定する
ことができ、ダイヤフラムポンプ14を稼動させること
により、冷却液循環路1の冷却液は上記冷却液循環浄化
経路を循環することになる。
【0023】冷却液循環路1の冷却液は上記冷却液循環
浄化経路を循環することにより、冷却液供給管路17に
より供給される冷却液はサーモ弁7側から水冷エンジン
3に流入指向され、サーモ弁7は冷却液の逆流作用によ
り開成されるため、水冷エンジン3を停止させた常温下
において、冷却液は浄化装置12におけるダイヤフラム
ポンプ14のポンプ作用により冷却液循環路1から第2
の接続手段としての接続具18を経由して浄化装置12
を循環しながら浄化フィルタ15によって浄化され、こ
の冷却液の浄化と並行して、水冷エンジン3とラジエー
タ6との冷却液循環路1は、冷却液供給管路17に介装
されたダイヤフラムポンプ14による冷却液の脈動と、
冷却液供給管路17の第1の接続手段に具備された超音
波洗浄装置16による冷却液の超音波振動との複合洗浄
流により洗浄され、水冷エンジン3とラジエータ6との
冷却液循環路1の内面に付着しているスラッジやスケー
ル等の付着物を除去することができる。
【0024】また、浄化フィルタ15の下流側が連通管
路20により圧力調整手段としての並列に設けられた定
圧弁21と微調整弁22とを介して貯液タンク13に連
通されているから、定圧弁21により冷却液供給管路1
7から水冷エンジン3とラジエータ6との冷却液循環路
1へ供給される冷却液の液圧の上限が設定されると共
に、微調整弁22により冷却液循環路1へ供給される冷
却液の液圧を調整することができるので、冷却液循環路
1の汚れに応じた冷却液の液圧に設定して洗浄すること
ができる。
【0025】また、浄化フィルタ15は、図示のものに
おいては二段式フィルタを採用してフィルタの耐久性の
向上を図っており、更に多段式としてもよいが、これを
カートリッジ式フィルタとしてエンジン毎の浄化作業後
に交換し、カートリッジ式フィルタの汚れを目視するこ
とにより、エンジン毎の冷却系の腐食及び汚れの度合い
を確認することができる。
【0026】また、添加剤の補充にあたっては、貯液タ
ンク13に連通するねじ込み式の添加剤カートリッジ受
け36を設置することで、添加剤カートリッジ37を添
加剤カートリッジ受け36にねじ込み、添加剤カートリ
ッジ受け36に突設された図示しない破断突起により添
加剤カートリッジ37を開口させて、浄化された冷却液
に添加剤を容易に補充することができる。
【0027】
【発明の効果】冷却液循環路における冷却液が水冷エン
ジンから流出するサーモ弁側のアッパーホースに、浄化
装置の冷却液供給管路を接続するものであるから、冷却
液供給管路により供給される冷却液はサーモ弁側から水
冷エンジンに流入指向され、サーモ弁は供給される冷却
液の逆流作用により開成されるため、エンジンを停止さ
せた常温下において、冷却液を浄化装置におけるポンプ
作用により冷却液循環路から浄化装置に循環させながら
浄化フィルタによって浄化することができる。
【0028】また、冷却液の浄化と並行して、水冷エン
ジンとラジエータとの冷却液循環路は、冷却液供給管路
に介装されたダイヤフラムポンプによる冷却液の脈動
と、冷却液供給管路の第1の接続手段に具備された超音
波洗浄装置による冷却液の超音波振動との複合洗浄流に
より洗浄され、水冷エンジンとラジエータとの冷却液循
環路の内面に付着しているスラッジやスケール等の付着
物を除去することができる。
【0029】浄化フィルタによって浄化された冷却液に
は不凍性を有するエチレングリコールが残存しているた
め、浄化された冷却液は再利用することができ、しか
も、この浄化された冷却液は防錆剤,消泡剤等の添加剤
を添加するのみで再生することができ、脈動と超音波振
動との複合洗浄流による洗浄により浄化された冷却液循
環路によって、再生冷却液の耐久性を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水冷エンジン冷却系の浄化システムに
おける浄化準備工程を示す説明図である。
【図2】本発明の水冷エンジン冷却系の浄化システムに
おける浄化工程を示す説明図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 ・・・ 冷却液循環路 3 ・・・ 水冷エンジン 5 ・・・ 注液口 6 ・・・ ラジエータ 7 ・・・ サーモ弁 10・・・ アッパーホース 11・・・ ロアーホース 12・・・ 浄化装置 13・・・ 貯液タンク 14・・・ ダイヤフラムポンプ 15・・・ 浄化フィルタ 16・・・ 第1の接続手段としての超音波洗浄装置 17・・・ 冷却液供給管路 18・・・ 第2の接続手段としての接続具 19・・・ 冷却液還流管路 20・・・ 連通管路 21,22・・・ 圧力調整手段としての定圧弁,微調整弁 23,26・・・ 切替弁としての三方弁 24・・・ 第3の接続手段としての吸引口 25・・・ 冷却液吸引管路 27・・・ 冷却液吐出管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 縞治 東京都江戸川区小松川3丁目75番6号 株 式会社ムラタトレーディング内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却液の流出側にサーモ弁を有する水冷
    エンジンとラジエータとをサーモ弁側のアッパーホース
    とロアーホースとで接続して構成される冷却液循環路
    と、前記冷却液循環路を循環する冷却液とを浄化装置で
    浄化する水冷エンジン冷却系の浄化システムであって、
    前記浄化装置は、冷却液を貯留する貯液タンクと、貯液
    タンクからダイヤフラムポンプと浄化フィルタとを介し
    てアッパーホースとラジエータとの接続部におけるアッ
    パーホースに第1の接続手段により接続される冷却液供
    給管路と、貯液タンクからアッパーホースとラジエータ
    との接続部におけるラジエータに第2の接続手段により
    接続される冷却液還流管路とを有し、前記第1の接続手
    段には冷却液の液流に超音波振動を付与する超音波洗浄
    装置が具備されていることを特徴とする水冷エンジン冷
    却系の浄化システム。
  2. 【請求項2】 前記浄化装置の冷却液供給管路は、前記
    浄化フィルタの下流側が連通管路により圧力調整手段を
    介して貯液タンクに連通されていることを特徴とする請
    求項1に記載の水冷エンジン冷却系の浄化システム。
  3. 【請求項3】 前記浄化装置は、前記冷却液供給管路に
    おけるダイヤフラムポンプの上流側に介装された切替弁
    からラジエータの注液口に第3の接続手段により接続さ
    れる冷却液吸引管路と、ダイヤフラムポンプの下流側に
    介装された切替弁から貯液タンクに連通されている冷却
    液吐出管路とを有することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の水冷エンジン冷却系の浄化システム。
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