JP3555913B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械に係わり、とくに、潤滑油,冷却液などのクーラント液を冷却するクーラント液冷却部を備えた工作機械に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
上記した潤滑油,冷却液などのクーラント液を冷却するクーラント液冷却部を備えた工作機械では、その始動直後からクーラント液冷却部が作動してクーラント液の冷却を開始するうえ、大量のクーラント液を使用することから、工作機械の機体温度が加工運転するのに必要な温度に上昇するまでに多くの時間がかかってしまい、すなわち、暖機運転に多くの時間を費やしてしまい、この間、加工が行えない、あるいは、加工を行ったとしても要求される加工精度を得るために補正を頻繁に行わなくてはならないという問題を有しており、この問題を解決することが従来の課題となっていた。
【0003】
【発明の目的】
本発明は、上述した従来の課題に着目してなされたもので、加工運転中に潤滑油,冷却液などのクーラント液を確実に冷却することができるのは言うまでもなく、始動直後の暖機運転を短時間で済ませることができる工作機械を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係わる工作機械は、工作機械本体と、潤滑油,冷却液などのクーラント液を前記工作機械本体に供給するクーラント液供給路と、前記工作機械本体から排出されるクーラント液を流すクーラント液排出路と、前記クーラント液供給路およびクーラント液排出路の双方に連通するクーラント液冷却部と、前記クーラント液供給路およびクーラント液排出路を介して工作機械本体およびクーラント液冷却部の間でクーラント液を循環させるクーラント液循環手段を備え、前記工作機械本体にはクーラント液の温度検出手段を設けると共に、前記クーラント液供給路とクーラント液排出路との間にはクーラント液排出路から分岐する第1バイパスと、クーラント液供給路から分岐する第2バイパスと、第1バイパスおよび第2バイパスの間に設けたバイパスタンクを具備して前記工作機械本体から排出されたクーラント液を前記クーラント液冷却部を避けてクーラント液供給路に流すバイパス部を設け、前記クーラント液排出路と第1バイパスとの間および前記クーラント液供給路と第2バイパスとの間にそれぞれ位置して前記温度検出手段からの信号に基づいて、前記クーラント液冷却部およびバイパス部を通るクーラント液の循環流のうちのいずれか一方を遮断する排出路側切換バルブおよび供給路側切換バルブをけ、暖機運転時には、温度検出手段からの信号に基づいて、排出路側切換バルブが作動して工作機械本体から排出されたクーラント液のクーラント液冷却部への流れを遮断すると共に、供給路側切換バルブが作動してクーラント液のクーラント液冷却部から工作機械本体への流れを遮断し、暖機運転終了時には、温度検出手段からの信号に基づいて、排出路側切換バルブおよび供給路側切換バルブがそれぞれ作動して工作機械本体から排出されたクーラント液の第1バイパス,バイパスタンクおよび第2バイパスを通る循環流を遮断する構成としたことを特徴としており、この工作機械の構成を上記した従来の課題を解決するための手段としている。
【0005】
本発明の請求項2に係わる工作機械において、工作機械本体と、潤滑油,冷却液などのクーラント液を前記工作機械本体に供給するクーラント液供給路と、前記工作機械本体から排出されるクーラント液を流すクーラント液排出路と、前記クーラント液供給路およびクーラント液排出路の双方に連通するクーラント液冷却部と、前記クーラント液供給路およびクーラント液排出路を介して工作機械本体およびクーラント液冷却部の間でクーラント液を循環させるクーラント液循環手段を備え、前記工作機械本体にはクーラント液の温度検出手段を設けると共に、前記クーラント液供給路とクーラント液排出路との間にはクーラント液排出路を介して工作機械本体と連通しかつクーラント液冷却部に連通する排出クーラント液貯蔵タンクと、前記排出クーラント液貯蔵タンク内において一端部がクーラント液排出路の端部と間近で向き合いかつ他端部がクーラント液供給路と連通するバイパスを具備して前記工作機械本体から排出されたクーラント液を前記クーラント液冷却部を避けてクーラント液供給路に流すバイパス部を設け、前記クーラント液供給路およびバイパスの間に位置して前記温度検出手段からの信号に基づいて、前記クーラント液冷却部およびバイパス部を通るクーラント液の循環流のうちのいずれか一方を遮断する切換バルブを設け、暖機運転時には、温度検出手段からの信号に基づいて、切換バルブが作動してクーラント液冷却部を通るクーラント液の循環流を遮断し、暖機運転終了時には、温度検出手段からの信号に基づいて、切換バルブが作動してバイパスを通るクーラント液の循環流を遮断する構成としたことを特徴としており、この工作機械の構成を上記した従来の課題を解決するための手段としている。
【0006】
本発明の請求項3に係わる工作機械において、工作機械本体と、潤滑油,冷却液などのクーラント液を前記工作機械本体に供給するクーラント液供給路と、前記工作機械本体から排出されるクーラント液を排出クーラント液貯蔵タンクに流すクーラント液排出路と、前記排出クーラント液貯蔵タンクを介して前記クーラント液排出路に連通すると共にクーラント液供給路に連通するクーラント液冷却部と、前記クーラント液供給路とクーラント液排出路および排出クーラント液貯蔵タンクを介して工作機械本体およびクーラント液冷却部の間でクーラント液を循環させるクーラント液循環手段を備え、前記工作機械本体にはクーラント液の温度検出手段を設けると共に、前記クーラント液供給路とクーラント液排出路との間にはクーラント液排出路およびクーラント液供給路を連通させるバイパスを具備して前記工作機械本体から排出されたクーラント液を前記クーラント液冷却部を避けてクーラント液供給路に流すバイパス部を設け、前記クーラント液排出路とバイパスとの間および前記クーラント液供給路とバイパスとの間にそれぞれ位置して前記温度検出手段からの信号に基づいて、前記クーラント液冷却部およびバイパス部を通るクーラント液の循環流のうちのいずれか一方を遮断する排出路側切換バルブおよび供給路側切換バルブを設け、暖機運転時には、温度検出手段からの信号に基づいて、排出路側切換バルブが作動して工作機械本体から排出されたクーラント液のクーラント液冷却部への流れを遮断すると共に、供給路側切換バルブが作動してクーラント液のクーラント液冷却部から工作機械本体への流れを遮断し、暖機運転終了時には、温度検出手段からの信号に基づいて、排出路側切換バルブおよび供給路側切換バルブがそれぞれ作動して工作機械本体から排出されたクーラント液の前記バイパスを通る循環流を遮断する構成としたことを特徴としており、この工作機械の構成を上記した従来の課題を解決するための手段としている。
【0008】
【発明の作用】
本発明の請求項1に係わる工作機械において、暖機運転時には、クーラント液が暖まっていないのを温度検出手段が検出し、この温度検出手段からの信号に基づいて、排出路側切換バルブが作動して工作機械本体から排出されたクーラント液のクーラント液冷却部への流れを遮断すると共に、供給路側切換バルブが作動してクーラント液のクーラント液冷却部から工作機械本体への流れを遮断するので、すなわち、クーラント液冷却部を通るクーラント液の循環流を遮断するので、工作機械本体から排出されたクーラント液は、クーラント液循環手段により第1バイパス,バイパスタンク,第2バイパスおよびクーラント液供給路を介して再び工作機械本体に戻されることから、クーラント液冷却部を通した場合と比較して暖機運転に要する時間の短縮化が図られることとなる。
【0009】
そして、工作機械の暖機運転が終了して機体温度が加工運転するのに必要な温度に上昇すると、これに伴なうクーラント液の温度上昇を温度検出手段が検出し、この温度検出手段からの信号に基づいて、排出路側切換バルブおよび供給路側切換バルブがそれぞれ作動して工作機械本体から排出されたクーラント液の第1バイパス,バイパスタンクおよび第2バイパスを通る循環流を遮断することから、工作機械本体から排出されたクーラント液は、クーラント液循環手段によりクーラント液冷却部およびクーラント液供給路を通過して工作機械本体に送られることとなり、加工運転中には、クーラント液の冷却が確実になされることとなる。
【0011】
また、本発明の請求項2に係わる工作機械において、暖機運転時には、温度検出手段からの信号に基づいて、切換バルブが作動してクーラント液冷却部を通るクーラント液の循環流を遮断するので、工作機械本体から排出されたクーラント液は、排出クーラント液貯蔵タンク,バイパスおよびクーラント液供給路を介して再び工作機械本体に戻されることから、暖機運転時間の短縮化が図られ、暖機運転が終了すると、温度検出手段からの信号に基づいて、切換バルブが作動してバイパスを通るクーラント液の循環流を遮断するので、排出クーラント液貯蔵タンクに入り込んだクーラント液は、クーラント液冷却部およびクーラント液供給路を通過して工作機械本体に送られることとなり、加工運転中には、クーラント液の冷却が確実になされ、この際、切換バルブを1個だけ使用するので、冷却コストの低減が図られることとなる。
【0012】
さらに、本発明の請求項3に係わる工作機械では、請求項1に係わる工作機械と同様に、暖機運転時間の短縮化が図られると共に、加工運転中におけるクーラント液の冷却が確実になされるうえ、暖機運転時において、工作機械本体から排出されたクーラント液は、バイパスおよびクーラント液供給路を介して再び工作機械本体に戻されることから、すなわち、短い経路を通って工作機械本体に戻されることから、暖機運転時間のより一層の短縮化が図られることとなる。
【0013】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係わる工作機械では、上記した構成としたから、加工運転中におけるクーラント液の冷却を確実に行うことができるのは言うまでもなく、暖機運転時間の短縮化を実現することが可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0014】
また、本発明の請求項2に係わる工作機械では、上記した構成としたから、請求項1に係わる工作機械と同じ効果が得られるのに加えて、冷却コストを低減させることが可能であるという著しく優れた効果がもたらされ、本発明の請求項3に係わる工作機械では、加工運転中におけるクーラント液の冷却を確実に行うことが可能であるうえ、暖機運転時間のより一層の短縮化が実現できるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0016】
[第1実施例]
図1および2は、本発明の請求項1に係わる工作機械の一実施例を示している。
【0017】
図1に示すように、この工作機械1は、工作機械本体2と、潤滑油,冷却液などのクーラント液を収容した2槽式タンク3および工作機械本体2の間に設けたクーラント液供給管(クーラント液供給路)4と、同じく2槽式タンク3および工作機械本体2の間に設けたクーラント液排出管(クーラント液排出路)5と、2槽式タンク3を介してクーラント液供給管4およびクーラント液排出管5の双方に連通するクーラント液冷却部6と、クーラント液供給管4に設けられてこのクーラント液供給管4およびクーラント液排出管5を介して工作機械本体2およびクーラント液冷却部6の間でクーラント液を循環させるポンプ(クーラント液循環手段)7を備えており、クーラント液供給管4およびクーラント液冷却部6は、2槽式タンク3の一方の液槽3Aを介して連通し、クーラント液排出管5およびクーラント液冷却部6は、他方の液槽3Bを介して連通している。
【0018】
この場合、工作機械本体2には、クーラント液の温度を検出する温度センサ(温度検出手段)8が設けてあり、また、クーラント液供給管4とクーラント液排出管5との間には、工作機械本体2から排出されたクーラント液をクーラント液冷却部6を避けてクーラント液供給管4に流すバイパス部10が設けてある。
【0019】
このバイパス部10は、クーラント液排出管5から分岐する第1バイパス11と、クーラント液供給管4から分岐する第2バイパス12と、第1バイパス11および第2バイパス12の間に設けたバイパスタンク13を備えており、クーラント液排出管5と第1バイパス11との間およびクーラント液供給管4と第2バイパス12との間には、排出管側切換バルブ15および供給管側切換バルブ16がそれぞれ設けてあって、これらの排出管側切換バルブ15および供給管側切換バルブ16は、温度センサ8からの指令により各々作動して、クーラント液冷却部6およびバイパス部10を通るクーラント液の循環流Fc,Fbのうちのいずれか一方を遮断するものとしてある。
【0020】
上記工作機械1において、暖機運転時には、クーラント液が暖まっていないのを温度センサ8が検出し、この温度センサ8からの信号に基づいて、排出管側切換バルブ15が作動して工作機械本体2から排出されたクーラント液の2槽式タンク3およびクーラント液冷却部6への流れを遮断すると共に、供給管側切換バルブ16が作動してクーラント液冷却部6および2槽式タンク3側から送給されるクーラント液の工作機械本体2への流れを遮断するので、すなわち、クーラント液冷却部6を通るクーラント液の循環流Fcを遮断するので、工作機械本体2から排出されたクーラント液は、ポンプ7の作動によって、クーラント液冷却部6を通らずに第1バイパス11,バイパスタンク13,第2バイパス12およびクーラント液供給管4を介して再び工作機械本体2に戻されることから、暖機運転時間の短縮化が図られることとなる。
【0021】
そして、工作機械1の機体温度が加工運転するのに必要な温度に上昇すると、これに伴なうクーラント液の温度上昇を温度センサ8が検出し、この温度センサ8からの信号に基づいて、排出管側切換バルブ15および供給管側切換バルブ16がそれぞれ作動して工作機械本体2から排出されたクーラント液のバイパス部10(第1バイパス11,バイパスタンク13および第2バイパス12)を通る循環流Fbを遮断することから、工作機械本体2から排出されたクーラント液は、ポンプ7により、2槽式タンク3の他方の液槽3B,クーラント液冷却部6,2槽式タンク3の一方の液槽3Aおよびクーラント液供給管4を通過して工作機械本体2に送られることとなり、加工運転中には、クーラント液の冷却が確実になされることとなる。
【0022】
そこで、工作機械1と従来の工作機械とにおいて、機体温度が加工運転するのに必要な温度(約30゜C)に上昇するのにどれだけの時間を要するかを比較したところ、図2に示すように、従来の工作機械では暖機時間を約30分必要としているのに対して、この実施例における工作機械1では約10分で暖機運転が完了した。
【0023】
したがって、この実施例における工作機械1において、暖機運転時間が短縮できることが実証できた。
【0024】
[第2実施例]
図3は本発明の請求項2に係わる工作機械の一実施例を示すもので、図3に示す工作機械21では、バイパス部30を、工作機械本体2とクーラント液排出管5Aを介して連通しかつクーラント液冷却部6に連通する2槽式タンク3の他方の液槽(排出クーラント液貯蔵タンク)3Bと、この2槽式タンク3の他方の液槽3B内において一端部がクーラント液排出管5Aの端部と間近で向き合いかつ他端部がクーラント液供給管4と連通するバイパス31から主として構成し、クーラント液供給管4およびバイパス31の間に温度センサ8からの信号に基づいて作動する切換バルブ36を設けており、他の構成は第1実施例による工作機械1と同じである。
【0025】
つまり、この工作機械21において、暖機運転時には、温度センサ8からの信号に基づいて、切換バルブ36が作動してクーラント液冷却部6を通るクーラント液の循環流Fcを遮断するので、工作機械本体2から排出されたクーラント液は、ポンプ7の作動によって、2槽式タンク3の他方の液槽3B,バイパス31およびクーラント液供給管4を介して再び工作機械本体2に戻されることから、暖機運転時間の短縮化が図られ、一方、暖機運転が終了すると、温度センサ8からの指令に基づいて、切換バルブ36が作動してバイパス31を通るクーラント液の循環流Fbを遮断するので、2槽式タンク3の他方の液槽3Bに入り込んだクーラント液は、クーラント液冷却部6,2槽式タンク3の一方の液槽3Aおよびクーラント液供給管4を通過して工作機械本体2に送られることとなり、加工運転中には、クーラント液の冷却が確実になされ、この際、切換バルブ36を1個だけ使用するうえ、第1実施例の工作機械1で用いるバイパスタンク13を必要としないので、冷却コストの低減が図られることとなる。
【0026】
[第3実施例]
図4は本発明の請求項3に係わる工作機械の一実施例を示すものであり、図4に示す工作機械41において、バイパス部50は、クーラント液排出管5Bおよびクーラント液供給管4を連通させるバイパス51を具備し、クーラント液排出管5Bとバイパス51との間およびクーラント液供給管4とバイパス51との間には、温度センサ8からの信号に基づいて作動する排出管側切換バルブ55および供給管側切換バルブ56がそれぞれ設けてあり、他の構成は第1実施例による工作機械1と同じである。
【0027】
この工作機械41では、第1実施例の工作機械1と同じく、暖機運転時間の短縮化が図られると共に、加工運転中におけるクーラント液の冷却が確実になされるうえ、暖機運転時において、排出管側切換バルブ55および供給管側切換バルブ56に作動によって、工作機械本体2から排出されたクーラント液は、クーラント液排出管5B,バイパス51およびクーラント液供給管4を介して再び工作機械本体2に戻されることから、すなわち、バイパス51を通るクーラント液の循環流Fbは短い経路で工作機械本体2に戻されることから、暖機運転時間のより一層の短縮化が図られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる工作機械の第1実施例を示す配管説明図である。
【図2】図1に示した工作機械の暖機運転時における機体温度と経過時間との関係を表すグラフである。
【図3】本発明に係わる工作機械の第2実施例を示す配管説明図である。
【図4】本発明に係わる工作機械の第3実施例を示す配管説明図である。
【符号の説明】
1,21,41 工作機械
2 工作機械本体
3B 2槽式タンク3の他方の液槽(排出クーラント液貯蔵タンク)
4 クーラント液供給管(クーラント液供給路)
5,5A,5B クーラント液排出管(クーラント液排出路)
6 クーラント液冷却部
7 ポンプ(クーラント液循環手段)
8 温度センサ(温度検出手段)
10,30,50 バイパス部
11 第1バイパス
12 第2バイパス
13 バイパスタンク
15,55 排出管側切換バルブ(排出路側切換バルブ)
16,56 供給管側切換バルブ(供給路側切換バルブ)
31,51 バイパス
36 切換バル
c,Fb クーラント液の循環流

Claims (3)

  1. 工作機械本体と、潤滑油,冷却液などのクーラント液を前記工作機械本体に供給するクーラント液供給路と、前記工作機械本体から排出されるクーラント液を流すクーラント液排出路と、前記クーラント液供給路およびクーラント液排出路の双方に連通するクーラント液冷却部と、前記クーラント液供給路およびクーラント液排出路を介して工作機械本体およびクーラント液冷却部の間でクーラント液を循環させるクーラント液循環手段を備え、前記工作機械本体にはクーラント液の温度検出手段を設けると共に、前記クーラント液供給路とクーラント液排出路との間にはクーラント液排出路から分岐する第1バイパスと、クーラント液供給路から分岐する第2バイパスと、第1バイパスおよび第2バイパスの間に設けたバイパスタンクを具備して前記工作機械本体から排出されたクーラント液を前記クーラント液冷却部を避けてクーラント液供給路に流すバイパス部を設け、前記クーラント液排出路と第1バイパスとの間および前記クーラント液供給路と第2バイパスとの間にそれぞれ位置して前記温度検出手段からの信号に基づいて、前記クーラント液冷却部およびバイパス部を通るクーラント液の循環流のうちのいずれか一方を遮断する排出路側切換バルブおよび供給路側切換バルブをけ、暖機運転時には、温度検出手段からの信号に基づいて、排出路側切換バルブが作動して工作機械本体から排出されたクーラント液のクーラント液冷却部への流れを遮断すると共に、供給路側切換バルブが作動してクーラント液のクーラント液冷却部から工作機械本体への流れを遮断し、暖機運転終了時には、温度検出手段からの信号に基づいて、排出路側切換バルブおよび供給路側切換バルブがそれぞれ作動して工作機械本体から排出されたクーラント液の第1バイパス,バイパスタンクおよび第2バイパスを通る循環流を遮断することを特徴とする工作機械。
  2. 工作機械本体と、潤滑油,冷却液などのクーラント液を前記工作機械本体に供給するクーラント液供給路と、前記工作機械本体から排出されるクーラント液を流すクーラント液排出路と、前記クーラント液供給路およびクーラント液排出路の双方に連通するクーラント液冷却部と、前記クーラント液供給路およびクーラント液排出路を介して工作機械本体およびクーラント液冷却部の間でクーラント液を循環させるクーラント液循環手段を備え、前記工作機械本体にはクーラント液の温度検出手段を設けると共に、前記クーラント液供給路とクーラント液排出路との間にはクーラント液排出路を介して工作機械本体と連通しかつクーラント液冷却部に連通する排出クーラント液貯蔵タンクと、前記排出クーラント液貯蔵タンク内において一端部がクーラント液排出路の端部と間近で向き合いかつ他端部がクーラント液供給路と連通するバイパスを具備して前記工作機械本体から排出されたクーラント液を前記クーラント液冷却部を避けてクーラント液供給路に流すバイパス部を設け、前記クーラント液供給路およびバイパスの間に位置して前記温度検出手段からの信号に基づいて、前記クーラント液冷却部およびバイパス部を通るクーラント液の循環流のうちのいずれか一方を遮断する切換バルブを設け、暖機運転時には、温度検出手段からの信号に基づいて、切換バルブが作動してクーラント液冷却部を通るクーラント液の循環流を遮断し、暖機運転終了時には、温度検出手段からの信号に基づいて、切換バルブが作動してバイパスを通るクーラント液の循環流を遮断することを特徴とする工作機械。
  3. 工作機械本体と、潤滑油,冷却液などのクーラント液を前記工作機械本体に供給するクーラント液供給路と、前記工作機械本体から排出されるクーラント液を排出クーラント液貯蔵タンクに流すクーラント液排出路と、前記排出クーラント液貯蔵タンクを介して前記クーラント液排出路に連通すると共にクーラント液供給路に連通するクーラント液冷却部と、前記クーラント液供給路とクーラント液排出路および排出クーラント液貯蔵タンクを介して工作機械本体およびクーラント液冷却部の間でクーラント液を循環させるクーラント液循環手段を備え、前記工作機械本体にはクーラント液の温度検出手段を設けると共に、前記クーラント液供給路とクーラント液排出路との間にはクーラント液排出路およびクーラント液供給路を連通させるバイパスを具備して前記工作機械本体から排出されたクーラント液を前記クーラント液冷却部を避けてクーラント液供給路に流すバイパス部を設け、前記クーラント液排出路とバイパスとの間および前記クーラント液供 給路とバイパスとの間にそれぞれ位置して前記温度検出手段からの信号に基づいて、前記クーラント液冷却部およびバイパス部を通るクーラント液の循環流のうちのいずれか一方を遮断する排出路側切換バルブおよび供給路側切換バルブを設け、暖機運転時には、温度検出手段からの信号に基づいて、排出路側切換バルブが作動して工作機械本体から排出されたクーラント液のクーラント液冷却部への流れを遮断すると共に、供給路側切換バルブが作動してクーラント液のクーラント液冷却部から工作機械本体への流れを遮断し、暖機運転終了時には、温度検出手段からの信号に基づいて、排出路側切換バルブおよび供給路側切換バルブがそれぞれ作動して工作機械本体から排出されたクーラント液の前記バイパスを通る循環流を遮断することを特徴とする工作機械。
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