JP2003147734A - 阻止棒 - Google Patents

阻止棒

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JP2003147734A
JP2003147734A JP2001386772A JP2001386772A JP2003147734A JP 2003147734 A JP2003147734 A JP 2003147734A JP 2001386772 A JP2001386772 A JP 2001386772A JP 2001386772 A JP2001386772 A JP 2001386772A JP 2003147734 A JP2003147734 A JP 2003147734A
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synthetic resin
resin layer
blocking
rod
sheet
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JP2001386772A
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English (en)
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Tetsuya Mochida
哲也 持田
Akio Kosaka
昭雄 高坂
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Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi East Service Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 丈夫な芯棒に縦長断面で先端を略球形に成形
したクッション性のある発泡合成樹脂層を被覆すること
により、衝突時の衝撃を和らげ、視認性を良くするとと
もに、組立て性を良くした阻止棒を得る。 【解決手段】 高速道路料金所を通過する車両の通行を
制御する阻止装置の阻止棒3において、阻止棒3を剛性
大なステンレス管や繊維強化合成樹脂製の管などからな
る強度部材としての芯棒31と、断面が縦長で先端32
aを略球形に成形したスポンジ状でクッション効果を有
し軽量である発泡ウレタン又は発泡ポリエチレンなどか
らなる緩衝保護部材としての発泡合成樹脂層32と、こ
の発泡合成樹脂層32を覆って保護するポリプロピレン
シート又はポリエチレンシート又は塩化ビニールシート
からなる合成樹脂シート33と表面皮膜としての合成樹
脂フィルム34、35とで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速道路などの料金
所を通過する車両の通行を制御する阻止装置の阻止棒に
関するものであり、駐車場のゲートバーや鉄道の踏切の
遮断機用バーにも応用できる。
【0002】
【従来の技術】阻止装置は、高速道路その他有料道路の
料金所アイランドに設置され、通行指示信号や停止指示
信号により阻止棒を開閉しアイランド間のレーンを通行
する車両の発進制御を行うものであり、駆動部により回
動される開閉軸を車両進行方向に突設し、この開閉軸に
開閉アームを軸止し、開閉アームに車両が通過するレー
ン側に伸びる阻止棒を固定した構成であり、通行指示信
号を受けると駆動部を駆動し開閉軸を開方向へ回動し、
開閉軸に軸止された開閉アームとともに開閉アームに固
定された阻止棒を上方に約90度回動して、開位置とし
車両の通行可能状態とし、停止指示信号を受けると駆動
部を駆動し開閉軸を閉方向へ回動し、阻止棒を下方に約
90度回動して、水平に停止させ閉位置の停止指示状態
とするものであり、阻止装置に用いられる従来の阻止棒
は強度部材であるステンレス製の管に赤と白の2本のテ
ープを巻きつけて、目立つように赤及び白の螺旋状ゼブ
ラカラーとしたものであった。また、車両が衝突すると
阻止棒が車両の進行方向へ折れ曲がり衝撃を和らげるよ
うにしたものもある。
【0003】また、鉄道の踏切の従来の遮断機用バーは
特開平10−44999号公報の従来例として示されて
いるごとく、古くは竹竿が使用されていたが、竹竿は劣
化が激しく破損し易いことから、ガラス繊維強化合成樹
脂のような硬質材料である合成樹脂製のものが用いられ
るようになった。
【0004】また、特開平10−44999号公報の課
題を解決するための手段では、塩化ビニールのような合
成樹脂からなる断面楕円形の管状の軸棒に形成し、軸棒
の長手方向全長にリブ状の肉厚部を設けてその肉厚部毎
に少なくとも一本の糸を一体に埋め込み設置し、引っ張
り強度を高めて先端の垂れ下がりを防止し、横面での表
示面積を広くして目視による確認を容易にした遮断機用
バーとした。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のステン
レス製の管に赤と白の2本のテープを巻きつけた構成の
阻止棒では、水平に停止させた閉位置の停止指示中など
に、停止しそこねて阻止棒に衝突した車両を損傷させた
り、無謀運転の車両などが通り抜けたあと撥ね反って来
る阻止棒が後続の車両、その車両の運転者や近傍の人間
に衝突して衝撃を与え、傷をつけたり怪我をさせたり
し、またステンレス製の管が折れ曲がり復元できなくな
るなどという問題が有り、また、水平に停止させた閉位
置の停止指示状態において、先端の垂れ下がりを少なく
し、かつ、夜間でも車両から見易くするためにはステン
レス製の管の直径を大とせねばならず材料が多くなると
ともに重量も重くなり前記阻止装置を構成する駆動部や
開閉軸や開閉アームにかなりの負荷がかかるので、阻止
装置自体も丈夫にするため大型とせねばならず、高価格
となるなどの問題が有った。
【0006】また、従来の鉄道の踏切の遮断機用バーは
ガラス繊維強化合成樹脂など硬質材料でできているの
で、踏切遮断中などに無謀運転の車両などが通り抜けよ
うとして、遮断機用バーに衝突したり、遮断棒を押し曲
げたりしたときに遮断機用バーが撥ね返ってきて、近く
の歩行者に怪我させたり、他の車両を損傷させたり、更
には遮断棒が破損し、破片が飛散したり、遮断機の接続
部を破損させるなどの問題が有った。
【0007】また、特開平10−44999号公報に示
す断面楕円形の管状の合成樹脂からなる軸棒の長手方向
全長に設けた肉厚部に糸を一体に埋め込んだ遮断機用バ
ーは、楕円形の長軸面を縦向きにすることにより、阻止
棒に衝突した車両への衝撃を和らげ、軸棒の反射面が広
く夜間でも車両から見易く、軽量であるというメリット
は有るが、糸を一体に埋め込むなどの加工は容易でな
く、また、リブと糸で補強したとは言え、無謀運転の車
両が遮断機用バーに衝突した場合、断面楕円形の管状の
軸棒の短軸側は弱く容易に折れ曲がるので、繰り返しに
より破損しやすいという問題が有った。
【0008】本発明は、剛性大なステンレス管、亜鉛メ
ッキ管又は繊維強化合成樹脂製の管又は棒などからなる
芯棒に先端を球形とし縦長断面のクッション性のある発
泡合成樹脂層を被覆し、この合成樹脂層に保護皮膜とし
ての合成樹脂シートと表面皮膜としての合成樹脂フィル
ムを被覆することにより、衝突時の衝撃を和らげ、視認
性を良くするとともに、組立て性を良くすることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、高速道路などの料金所を通過する車両
の通行を制御する阻止装置の阻止棒において、阻止棒を
剛性大なステンレス管、亜鉛メッキ管又は繊維強化合成
樹脂製の管又は棒などからなる強度部材としての芯棒
と、スポンジ状でクッション効果を有し軽量である発泡
ウレタン又は発泡ポリエチレンなどからなる緩衝保護部
材としての発泡合成樹脂層と、この発泡合成樹脂層を覆
って保護するポリプロピレンシート又はポリエチレンシ
ート又は塩化ビニールシートからなる保護皮膜としての
合成樹脂シートと、この合成樹脂シートの表面を覆って
いるポリプロピレンフィルム又はポリエチレンフィルム
又は塩化ビニールフィルムからなる表面皮膜としての合
成樹脂フィルムとで構成し、発泡合成樹脂層の先端を略
球形に成形した。
【0010】上記の構成によって、発泡合成樹脂層によ
り軽量で外径が太くなり、芯棒は剛性が大きいので、芯
棒の直径を太くしなくても、夜間でも車両から見易くで
きるとともに、水平に停止させた閉位置の先端の垂れ下
がりを少なくでき、また、阻止装置を構成する阻止機に
かかる負荷も少ないので、阻止機自体も丈夫にするため
大型にする必要がなく、また、発泡合成樹脂層はクッシ
ョン効果を有し先端が丸みがあり、合成樹脂シートで保
護されているので、水平に停止させた閉位置の停止指示
中などに、停止しそこねて阻止棒に衝突した車両への衝
撃を和らげ、車両や阻止棒の損傷を防止することがで
き、また、停止した時、慌ててバックし、阻止棒により
ミラー等を破損することがありうるが、先端が丸みを帯
びているのでミラー等の破損防止効果もある。一方、車
両が衝突すると阻止棒が車両の進行方向へ折れ曲がり衝
撃を和らげるようにした阻止装置の場合は、無謀運転の
車両などが通り抜けたあと、撥ね反って来る阻止棒が後
続の車両や近傍の人間に当たった時の衝撃をも和らげる
ので、損傷や怪我を防止することができる。
【0011】又は、前記緩衝保護部材としての発泡合成
樹脂層は、断面外形が縦長楕円、縦長角又は縦長菱形な
どとし、芯棒との接触部に一部非接触部分となる間隙を
形成すると、断面外形縦長の発泡合成樹脂層により阻止
棒の幅が更に広くなるので、夜間でも車両からより見易
くできるとともに、芯棒の外側はスポンジ状発泡合成樹
脂層で充填されているので、阻止装置が開位置から閉位
置となるときに無謀運転の車両などが進入して阻止棒が
無謀運転の車両の上面に当った場合の衝撃を、和らげる
クッション効果がより大きくでき、また、発泡合成樹脂
層と芯棒との接触部に間隙があるので、組立ての際に発
泡樹脂層に芯棒を挿入するときに抵抗が減り挿入し易く
なる。
【0012】又は、前記緩衝保護部材としての発泡合成
樹脂層は、芯棒との接触部以外に中空部を形成する断面
が縦長管、縦長角管又は縦長菱形管などとすると、断面
縦長の発泡合成樹脂層により阻止棒の幅が更に広くなる
ので、夜間でも車両からより見易くできるとともに、芯
棒との接触部以外に中空部を形成するので、発泡合成樹
脂層はより軽く、芯棒の直径はより小さくしても、水平
に停止させた閉位置の先端の垂れ下がりを少なくでき、
また、発泡合成樹脂層と芯棒との接触部に間隙があるの
で組立ての際に発泡樹脂層に芯棒を挿入するときに抵抗
が減り挿入し易くなる。
【0013】また、前記芯棒を構成する強度部材として
の剛性大な繊維強化合成樹脂は、ガラス繊維、炭素繊
維、硼素繊維又は炭化珪素繊維などからなる繊維状強化
材を含有するものとすると、剛性とともに弾性も有する
ので、ステンレス製の管のごとく折れ曲がり復元できな
くなるなどという問題がなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1〜
図8を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態にお
ける阻止棒を備えた阻止装置の正面図であり、図2は同
阻止棒の正面図であり、図3は本発明の実施の形態1の
阻止棒を示す横断面図であり、図4は同じく実施の形態
1において芯棒を角管とした阻止棒を示す横断面図であ
り、図5は本発明の実施の形態2の阻止棒を示す横断面
図であり、図6は本発明の実施の形態3の阻止棒を示す
横断面図であり、図7は本発明の実施の形態4の阻止棒
を示す横断面図であり、図8は本発明の実施の形態5の
阻止棒を示す横断面図である。
【0015】図1において、1は阻止機2と阻止棒3と
からなる阻止装置であり、高速道路その他有料道路の料
金所のアイランド4に設置され、通行指示信号や停止指
示信号により阻止機2が阻止棒3を開閉しアイランド4
間のレーン5を通行する車両6の発進制御を行うもので
ある。阻止機2は通行指示信号を受けると阻止棒3を上
方に約90度回動して、開位置とし車両6の通行可能状
態とし、停止指示信号を受けると阻止棒3を下方に約9
0度回動して、水平に停止させ閉位置の停止指示状態と
するものであり、阻止棒3は先端を略球形に成形しあ
り、表面は目立つように指定色の上に自由な所定形状の
模様付きとしてある。
【0016】前記阻止棒3は、車両6から見て目立つよ
うに幅広であり、右側の阻止装置1の阻止棒3の正面図
を示す図2において、更に目立つよう表面は、第1の指
定色の合成樹脂フィルム34に自由な所定形状の第2の
指定色の合成樹脂フィルム35を貼り付けたものを巻き
つけ、第1の指定色の上に自由な所定形状の第2の指定
色の模様付きとしてある。
【0017】本発明の実施の形態1の阻止棒の横断面を
示す図3及び図4において、阻止棒3は剛性大なステン
レス管、亜鉛メッキ管又は繊維強化合成樹脂製の管又は
棒などからなる強度部材としての芯棒31(図3では丸
管を示し、図4では角管を示すが、これに限定するもの
でなく、棒でもよい)と、スポンジ状でクッション効果
を有し軽量である発泡ウレタン又は発泡ポリエチレンな
どからなる緩衝保護部材としての発泡合成樹脂層32
と、この発泡合成樹脂層32を覆って保護するポリプロ
ピレンシート又はポリエチレンシート又は塩化ビニール
シートなどからなる保護皮膜としての合成樹脂シート3
3と、更にこの合成樹脂シート33の表面を覆っている
ポリプロピレンフィルム又はポリエチレンフィルム又は
塩化ビニールフィルムなどからなる表面皮膜としての第
1の指定色の合成樹脂フィルム34及び第2の指定色の
合成樹脂フィルム35とで構成し、前記発泡合成樹脂層
32の先端32aを略球形に成形しあり、発泡合成樹脂
層32の芯棒31との接触部に一部非接触部分となる間
隙32bを形成した。
【0018】また、前記芯棒31を構成する強度部材と
しての剛性大な繊維強化合成樹脂は、ガラス繊維、炭素
繊維、硼素繊維又は炭化珪素繊維などからなる繊維状強
化材を含有するものとすると、剛性とともに弾性も有す
るので、ステンレス製の管のごとく折れ曲がり復元でき
なくなるなどという問題がなくなる。
【0019】前記合成樹脂シート33の厚さは0.15
〜0.30mmとし、第1の指定色の合成樹脂フィルム
34及び第2の指定色の合成樹脂フィルム35の厚さは
この合成樹脂シート33の厚さの略1/5の厚さとし
た。
【0020】このように構成された阻止棒3は、発泡合
成樹脂層32と芯棒31との接触部に間隙32bがある
ので、発泡合成樹脂層32に芯棒31を挿入するときに
抵抗が減り挿入し易くなる。また、芯棒31の外側はス
ポンジ状発泡合成樹脂層32で充填され、芯棒31は剛
性が大きく、芯棒31の直径を太くしなくても、発泡合
成樹脂層32により外径が太くなり、発泡合成樹脂層3
2は軽く、また、断面外形縦長の発泡合成樹脂層32に
より阻止棒3の幅が更に広くなるので、夜間でも車両か
らより見易くできるとともに、水平に停止させた閉位置
の先端の垂れ下がりを少なくでき、阻止装置1を構成す
る阻止機2にかかる負荷も少ないので、阻止機2自体も
丈夫にするため大型にする必要がなく、また、発泡合成
樹脂層32は、先端32aを略球形に成形してあり、ク
ッション性があり、表面を合成樹脂シート33で保護さ
れているので、水平に停止させた閉位置の停止指示中な
どに、停止しそこねて阻止棒3に衝突した車両6への衝
撃を和らげ、車両6や阻止棒3の損傷を防止することが
でき、また、停止した時、慌ててバックし、阻止棒3に
より車両6のミラー等を破損することがありうるが、先
端32aが丸みを帯びているのでミラー等の破損防止効
果もある。また、車両6が衝突すると阻止棒3が車両6
の進行方向へ折れ曲がり衝撃を和らげるようにした阻止
装置1の場合は、無謀運転の車両6などが通り抜けたあ
と、撥ね反って来る阻止棒3が後続の車両6や近傍の人
間に当たった時の衝撃をも和らげるので、阻止棒3が車
両6の損傷や人間の怪我を防止することができ、後続の
車両6の運転者に当たることもなく、阻止装置1が開位
置から閉位置となるときに無謀運転の車両などが進入し
て阻止棒3が無謀運転の車両の上面に当った場合の衝撃
を、和らげるクッション効果がより大きくでき、より効
果大となる。
【0021】また、前記阻止棒3は、第1の指定色の合
成樹脂フィルム34の表面には上記のごとく前後対称な
略菱形のポリプロピレンフィルム又はポリエチレンフィ
ルム又は塩化ビニールフィルムなどからなる自由な所定
形状の第2の指定色の合成樹脂フィルム35を貼り付
け、従って、正面から見ても、後面から見ても、右側の
阻止装置1の阻止棒3の表面と、左側の阻止装置1の阻
止棒3の表面は対称に見えるように第1の指定色の上に
自由な所定形状の第2の指定色の模様付きとすると、左
右の阻止棒3は互換性があるものとすることができ、高
速道路その他有料道路の料金所に進入して来る車両6か
ら夜間でも目立ち、車両6から見易く視認性がよくな
る。また、合成樹脂シート33への第1の指定色の合成
樹脂フィルム34の密着性が良くしわが生ぜず、貼り付
け作業が容易に出来る。
【0022】本発明の実施の形態2の阻止棒の横断面を
示す図5において、前記芯棒31と、芯棒31を覆う断
面外形が縦長楕円(図5では縦長楕円の例を示してい
る)、縦長角又は縦長菱形などでありスポンジ状でクッ
ション効果を有し軽量である発泡ウレタン又は発泡ポリ
エチレンなどからなる緩衝保護部材としての断面外形縦
長で先端32aを略球形に成形してある発泡合成樹脂層
32と、前記保護皮膜としての合成樹脂シート33と、
前記表面皮膜としての第1の指定色の合成樹脂フィルム
34とで構成し、前記発泡合成樹脂層32の芯棒31と
の接触部に一部非接触部分となる間隙32bを形成する
と、実施の形態1の効果に加え、断面外形縦長の発泡合
成樹脂層32により阻止棒3の幅が更に広くなるので、
夜間でも車両6からより見易くできるとともに、芯棒3
1の外側はスポンジ状発泡合成樹脂層32で充填されて
いるので、阻止装置1が開位置から閉位置となるときに
無謀運転の車両6などが進入して阻止棒3が無謀運転の
車両6の上面に当る場合の衝撃を和らげるクッション効
果がより大きくでき、また、発泡合成樹脂層32と芯棒
31との接触部に間隙32bがあるので、発泡合成樹脂
層32に芯棒31を挿入するときに抵抗が減り挿入し易
くなる。
【0023】本発明の実施の形態3の阻止棒の横断面を
示す図6において、前記芯棒31と、断面が縦長楕円管
で芯棒31との接触部以外に中空部32cを形成するス
ポンジ状でクッション効果を有し軽量である発泡ウレタ
ン又は発泡ポリエチレンなどからなる緩衝保護部材とし
ての断面縦長で先端32aを略球形に成形してある発泡
合成樹脂層32と、前記保護皮膜としての合成樹脂シー
ト33と、前記表面皮膜としての第1の指定色の合成樹
脂フィルム34とで構成し、芯棒31との接触部に一部
非接触部分となる間隙32bを形成すると、実施の形態
1の効果に加え、断面縦長の発泡合成樹脂層32により
阻止棒3の幅が更に広くなるので、夜間でも車両6から
より見易くできるとともに、芯棒3との接触部以外に中
空部32cを形成するので、発泡合成樹脂層32はより
軽く、芯棒3の直径はより小さくしても、水平に停止さ
せた閉位置の先端の垂れ下がりを少なくでき、また、発
泡合成樹脂層32と芯棒31との接触部以外に中空部3
2cがあるので発泡合成樹脂層32に芯棒31を挿入す
るときに抵抗が減り挿入し易くなる。
【0024】また、前記発泡合成樹脂層32は、断面が
円や縦長楕円であるものに限定するものでなく、実施の
形態4の阻止棒の横断面図である図7に示すごとく、断
面が縦長角管としてもよく、また、実施の形態5の阻止
棒の横断面図である図8に示すごとく断面が縦長菱形管
としてもよく、断面縦長で先端32aを略球形に成形し
てある発泡合成樹脂層32であればよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は、高速道路などの料金所の阻止
装置の阻止棒を、剛性大なステンレス管、亜鉛メッキ管
又は繊維強化合成樹脂製の管又は棒などからなる芯棒
と、スポンジ状でクッション効果を有し軽量である発泡
ウレタン管又は発泡ポリエチレン管などからなる発泡合
成樹脂層と、この発泡合成樹脂層を覆って保護するポリ
プロピレンシート又はポリエチレンシート又は塩化ビニ
ールシートなどからなる合成樹脂シートと、この合成樹
脂シートの表面を覆っているポリプロピレンフィルム又
はポリエチレンフィルム又は塩化ビニールフィルムから
なる表面皮膜としての合成樹脂フィルムとで構成し、発
泡合成樹脂層の先端を略球形に成形したから、阻止棒は
発泡合成樹脂層により外径が太くなり、また芯棒は剛性
が大きく、発泡合成樹脂層は軽いから、芯棒の直径を太
くしなくても、夜間でも車両から見易くできるととも
に、水平に停止させた閉位置の先端の垂れ下がりを少な
くでき、阻止機にかかる負荷も少ないから、阻止機自体
も大型にする必要がなくコストは低廉で済み、また、発
泡合成樹脂層はクッション効果を有し先端が丸みがあ
り、合成樹脂シートで保護されているので、水平に停止
させた閉位置の停止指示中などに、停止しそこねて阻止
棒に衝突した車両への衝撃を和らげ、車両や阻止棒の損
傷を防止することができ、また、停止した時、慌ててバ
ックし、阻止棒によりミラー等を破損することがありう
るが、先端が丸みを帯びているのでミラー等の破損防止
効果もあり、一方、車両が衝突すると阻止棒が車両の進
行方向へ折れ曲がり衝撃を和らげるようにした阻止装置
の場合は、無謀運転の車両などが通り抜けたあと、撥ね
反って来る阻止棒が後続の車両や近傍の人間に当たった
時の衝撃をも和らげるので、損傷や怪我を防止すること
ができるなど、効果大なる阻止棒が提供できる。
【0026】又は、緩衝保護部材としての発泡合成樹脂
層は、断面外形が縦長楕円、縦長角又は縦長菱形などと
し、芯棒との接触部に一部非接触部分となる間隙を形成
すると、又は、緩衝保護部材としての発泡合成樹脂層
は、芯棒との接触部以外に中空部を形成する断面が縦長
管、縦長角管又は縦長菱形管などとすると、断面縦長の
発泡合成樹脂層により阻止棒の幅が更に広くなるので、
夜間でも車両からより見易くできるとともに、芯棒との
接触部以外に間隙又は中空部を形成するので、発泡合成
樹脂層はより軽く、芯棒の直径はより小さくしても、水
平に停止させた閉位置の先端の垂れ下がりを少なくで
き、また、阻止機にかかる負荷も少ないので、阻止機自
体も丈夫にするために大型にする必要がなく、また、発
泡合成樹脂層はクッション効果を有し先端が丸みがあ
り、合成樹脂シートで保護されているので、水平に停止
させた閉位置の停止指示中などに、停止しそこねて阻止
棒に衝突した車両への衝撃を和らげ、損傷を防止するこ
とができ、また、発泡合成樹脂層と芯棒との接触部に間
隙があるので組立ての際に発泡樹脂層に芯棒を挿入する
ときに抵抗が減り挿入し易くなる阻止棒が提供できる。
【0027】また、芯棒を構成する強度部材としての剛
性大な繊維強化合成樹脂は、ガラス繊維、炭素繊維、硼
素繊維又は炭化珪素繊維などからなる繊維状強化材を含
有するものとすると、剛性とともに弾性も有するので、
ステンレス製の管のごとく折れ曲がり復元できなくなる
などという問題がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における阻止棒を備えた阻
止装置の正面図である。
【図2】同阻止棒の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の阻止棒を示す横断面図
である。
【図4】同じく本発明の実施の形態1において芯棒を角
管とした阻止棒を示す横断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2の阻止棒を示す横断面図
である。
【図6】本発明の実施の形態3の阻止棒を示す横断面図
である。
【図7】本発明の実施の形態4の阻止棒を示す横断面図
である。
【図8】本発明の実施の形態5の阻止棒を示す横断面図
である。
【符号の説明】
1 阻止装置 2 阻止機 3 阻止棒 4 アイランド 5 レーン 6 車両 31 芯棒 32 発泡合成樹脂層 32a 先端(球形) 32b 間隙 32c 中空部 33 合成樹脂シート 34 第1の指定色の合成樹脂フィルム 35 第2の指定色の合成樹脂フィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速道路などの料金所を通過する車両の
    通行を制御する阻止装置の阻止棒において、前記阻止棒
    を剛性大なステンレス管、亜鉛メッキ管又は繊維強化合
    成樹脂製の管又は棒などからなる強度部材としての芯棒
    と、スポンジ状でクッション効果を有し軽量である発泡
    ウレタン又は発泡ポリエチレンなどからなる緩衝保護部
    材としての発泡合成樹脂層と、この発泡合成樹脂層を覆
    って保護するポリプロピレンシート又はポリエチレンシ
    ート又は塩化ビニールシートからなる保護皮膜としての
    合成樹脂シートと、この合成樹脂シートの表面を覆って
    いるポリプロピレンフィルム又はポリエチレンフィルム
    又は塩化ビニールフィルムからなる表面皮膜としての合
    成樹脂フィルムとで構成し、前記発泡合成樹脂層は、先
    端を略球形に成形したことを特徴とする阻止棒。
  2. 【請求項2】 前記緩衝保護部材としての発泡合成樹脂
    層は、断面外形が縦長楕円、縦長角又は縦長菱形などと
    し、前記芯棒との接触部に一部非接触部分となる間隙を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の阻止棒。
  3. 【請求項3】 前記緩衝保護部材としての発泡合成樹脂
    層は、前記芯棒との接触部以外に中空部を形成する断面
    が縦長管、縦長角管又は縦長菱形管などとしたことを特
    徴とする請求項1記載の阻止棒。
  4. 【請求項4】 前記芯棒を構成する強度部材としての剛
    性大な繊維強化合成樹脂は、ガラス繊維、炭素繊維、硼
    素繊維又は炭化珪素繊維などからなる繊維状強化材を含
    有するものとしたことを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の阻止棒。
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