JP2003146906A - グラム陽性菌感染症の予防または治療のための併用療法剤 - Google Patents

グラム陽性菌感染症の予防または治療のための併用療法剤

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JP2003146906A
JP2003146906A JP08078699A JP8078699A JP2003146906A JP 2003146906 A JP2003146906 A JP 2003146906A JP 08078699 A JP08078699 A JP 08078699A JP 8078699 A JP8078699 A JP 8078699A JP 2003146906 A JP2003146906 A JP 2003146906A
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antibiotic
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gram
tetracycline
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Yoshiko Yokota
好子 横田
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラム陽性菌感染症の治療または予防の為の
の新規な併用療法剤の提供 【解決手段】 少なくとも一種の抗ブドウ球菌活性を有
するβーラクタム系抗生物質とテトラサイクリン系抗生
物質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質およ
びマクロライド系抗生物質から選ばれる少なくとも一種
の抗生物質とを同時に、あるいは、時間を置いて別々に
投与することを特徴とするグラム陽性菌感染症の予防ま
たは治療のための併用療法剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一種の抗ブ
ドウ球菌活性を有するβーラクタム系抗生物質とテトラ
サイクリン系抗生物質、キノロン系抗生物質、アミノ配
糖体抗生物質およびマクロライド系抗生物質から選ばれ
る少なくとも一種の抗生物質とを同時に、あるいは、時
間を置いて別々に投与することを特徴とするグラム陽性
菌感染症の予防または治療のための併用療法剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、臨床の場に於いてグラム陽性菌の
分離頻度の増加が見られ、中でもメチシリン耐性ブドウ
球菌(以下、MRSAと略す。)およびメシチリン耐性
表皮ブドウ球菌(以下、MRSEと略す。)を含むブド
ウ球菌の分離頻度の増加は著しい。ブドウ球菌感染症は
一般に難治性となるケースは少ないが、免疫能の低下患
者あるいは生体防御能の虚弱な老人・乳幼児が罹患する
場合には難治性となる場合がある。
【0003】既にいくつかの抗ブドウ球菌活性を有する
βーラクタム系抗生物質が見出され安全性の高い薬剤と
して臨床の現場で広く使用されてきている。しかし、こ
れら抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタム抗生物質は
MRSAおよびMRSEに対して抗菌力を示さないか、
示しても弱い抗MRSA活性または抗MRSE活性を示
すにすぎず、近年増加しているMRSA感染症およびM
RSE感染症の治療には使用することができない場合が
多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような状況下に於
いて、今後も増加が考えられるグラム陽性菌、特にMR
SA感染症およびMRSE感染症を含むブドウ球菌感染
症の治療において、より安全でMRSAおよびMRSE
を含むブドウ球菌に抗菌力を有し、明確な感染治療効果
を示すグラム陽性菌、特にMRSAおよびMRSEを含
むブドウ球菌に有効な新しい治療用薬剤が求められてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため、グラム陽性菌、特にMRSAおよびMR
SEを含むブドウ球菌に有効な新しい治療用薬剤につい
て鋭意研究した結果、βーラクタム系抗生物質とテトラ
サイクリン系抗生物質、キノロン系抗生物質、アミノ配
糖体抗生物質およびマクロライド系抗生物質から選ばれ
る少なくとも一種の抗生物質とを併用により、グラム陽
性菌、特にMRSAおよびMRSEを含むブドウ球菌に
対し相乗効果または相加効果を示すことを見出した。
【0006】前記知見から、少なくとも一種の抗ブドウ
球菌活性を有するβーラクタム系抗生物質とテトラサイ
クリン系抗生物質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体
抗生物質およびマクロライド系抗生物質から選ばれる少
なくとも一種の抗生物質とを同時に、あるいは、時間を
置いて別々に投与することを特徴とするグラム陽性菌感
染症の予防または治療のための併用療法剤に係る本発明
を完成するに至った。
【0007】
【発明の実施の態様】本発明で用いる抗ブドウ球菌活性
を有するβーラクタム系抗生物質としては、例えば抗ブ
ドウ球菌活性を有するセファロスポリン系抗生物質、抗
ブドウ球菌活性を有するペニシリン系抗生物質、抗ブド
ウ球菌活性を有するカルバペネム系抗生物質などが挙げ
られる。
【0008】抗ブドウ球菌活性を有するセファロスポリ
ン系抗生物質の具体例としては、セフジニル(以下、
「CFDN」ということもある)、セフポドキシム、セ
フテラム、セフカペン、セフジトレン、セファメジン、
セフォチアム、フロモキシフ、セフォセリス等が挙げら
れる。
【0009】抗ブドウ球菌活性を有するペニシリン系抗
生物質としては、ピペラシリン、アンピシリン、アモキ
シリン等が挙げられる。
【0010】抗ブドウ球菌活性を有するカルバペネム系
抗生物質としては、ファロム、イミペネム、パニペネ
ム、メロペネム等が挙げられる。
【0011】このうち、抗ブドウ球菌活性を有するセフ
ァロスポリン系抗生物質が好ましい。特に好ましくはセ
フジニルが挙げられる。
【0012】上記抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタ
ム系抗生物質と併用しうるテトラサイクリン系抗生物質
としては、オキシテトラサイクリン(以下、「OTC」
ということもある)、クロルテトラサイクリン、テトラ
サイクリン、ミノサイクリン等が挙げられ、好ましく
は、OTCである。
【0013】上記抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタ
ム系抗生物質と併用しうるキノロン系抗生物質として
は、オフロキサシン(以下、「OFLX」ということも
ある)、ノルフロキサシン、シプロキサシン、トスフロ
キサシン等が挙げられ、好ましくはOFLXである。
【0014】上記抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタ
ム系抗生物質と併用しうるアミノ配糖体抗生物質として
は、ゲンタミシン(以下、「GM」ということもあ
る)、カナマイシン、トブラマイシン、ストレプトマイ
シン、アミカシン、ジベカシン等が挙げられ、好ましく
はGMが挙げられる。
【0015】上記抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタ
ム系抗生物質と併用しうるマクロライド系抗生物質とし
ては、クラリスロマイシン(以下、「CAM」というこ
ともある)、エリスロマイシン、ジョサマイシン、ロキ
スロマイシン等が挙げられ、好ましくはCAMが挙げら
れる。
【0016】上記の抗生物質の塩としては、例えばナト
リム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アン
モニウム塩、エタノールアミン塩、トリエチルアミン
塩、ジシクロヘキシルアミン塩等の無機または有機塩基
等との塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、乳酸塩、マレ
イン酸塩、フマール酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、メタ
ンスルホン酸塩、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等
の有機酸または無機酸との酸付加塩など、アルギニン、
リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸等のアミノ酸と
の塩などが挙げられる。
【0017】上記各抗生物質およびそれらの塩には、そ
の水和物(例えば3水和物など)も含まれる。
【0018】この発明の抗菌剤において、抗ブドウ球菌
活性を有するβーラクタム抗生物質とテトラサイクリン
系抗生物質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物
質およびマクロライド系抗生物質から選ばれる抗生物質
との使用比率あるいは配合比率は、組合せに用いる抗生
物質の種類、病原菌の種類、感染症の程度などを勘案し
て定められ、通常は重量比で20:1〜1:20の範囲
内から適宜決められるが、10:l〜1:10の割合が
好ましく、5:1〜1:1の割合がさらに好ましい。
【0019】この発明は、抗ブドウ球菌活性を有するβ
ーラクタム抗生物質とテトラサイクリン系抗生物質、キ
ノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質およびマクロ
ライド系抗生物質から選ばれる抗生物質とを併用するも
のであり、抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタム抗生
物質とテトラサイクリン系抗生物質、キノロン系抗生物
質、アミノ配糖体抗生物質およびマクロライド系抗生物
質から選ばれる抗生物質とを混合した合剤の形態での投
与もできるし、それぞれの単独製剤の形態で同時にまた
は時間差をおいて投与することもできる。各成分の投与
回数は異なっていてもよい。
【0020】これらの合剤や単独製剤は、通常カプセル
剤、マイクロカプセル剤、錠剤、顆粒剤、細粒剤、粉
末、トローチ剤、丸剤、軟膏剤、点眼剤、吸入剤など慣
用の医薬製剤の形で経口投与、経皮投与(局所投与)、
噴霧投与、経鼻投与、経眼投与等することができる。
【0021】この発明の抗菌剤は、合剤であってもそれ
ぞれの単独製剤であっても、例えばスクロース、でん
粉、マンニット、ソルビット、ラクトース、グルコー
ス、セルロース、微結品セルロース、リン酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム等の賦形剤、セルロース、メチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
ブロピルメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ポリプロピルピロリドン、
ゼラチン、アラビアゴム、ポリエチレングリコール、ス
クロース、でん粉等の結合剤、でん粉、カルボキシメチ
ルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス、炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウム、クエン酸
カルシウム等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウム、軟
質無水ケイ酸、タルク、ラウリル硫酸ナトリム等の滑沢
剤、クエン酸、メントール、グリシン、オレンジ末等の
矯味剤、安息香酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、メ
チルパラベン、プロピルパラベン等の保存剤、クエン
酸、クエン酸ナトリウム、酢酸等の安定化剤などのよう
な製剤化に慣用の有機または無機の各種担体を用いる常
法によって、上記の剤型に製造することができる。
【0022】さらに、それぞれの単独製剤(例えば、カ
プセル剤、錠剤、軟膏剤など)とした場合には、それぞ
れを別々のシートに包装して使用することもできるが、
例えば同一のシート[例えば、PTP(Press T
hrough Package)シートやストリップシ
ートなど]の片側に抗ブドウ球菌活性を有するβーラク
タム抗生物質を、もう片側にテトラサイクリン系抗生物
質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質および
マクロライド系抗生物質から選ばれる抗生物質を、例え
ば、それぞれ5カプセルずつを包装したキットにすると
か、あるいは、両製剤の1回治療期間(1日〜2週問)
投与量などを、同一シートに包装したキットにしておく
と、息者にとって使用に便利である。
【0023】また、それぞれの製剤が細粒剤などの場合
には、例えば、分包シートに抗ブドウ球菌活性を有する
βーラクタム抗生物質とテトラサイクリン系抗生物質、
キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質およびマク
ロライド系抗生物質から選ばれる抗生物質との1回治療
期問投与量を、例えば、それぞれの1回投与量毎に交互
に包装するか、または、それぞれの細粒剤の入った容器
を同一のケース内に収納するなどのキットにしておく
と、患者にとって使用に便利である。これらの包装は常
法により行われる。
【0024】この抗菌剤中に含有される有効成分の量、
即ち、抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタム抗生物質
とテトラサイクリン系抗生物質、キノロン系抗生物質、
アミノ配糖体抗生物質およびマクロライド系抗生物質か
ら選ばれる抗生物質の合計投与量は、予防または疾患の
過程と状態に対して所望の治療効果を発揮するのに充分
な量とすべきであり、患者に対する投与量は、処置すべ
き個々の患者の年齢、および感染症の程度等の条件によ
って変化するが、一般的には有効成分日当りの投与量1
00mg〜10gが、1日に1〜4回予防または治療の
ために投与される。
【0025】投与の例としては、一般的にはセフジニル
300mg(力価)に、オキシテトラサイクリン1g
(力価)、オフロキサシン600mg(力価)、ゲンタミ
シン40mg(力価)またはクラリスロマイシン400mg
(力価)とを、一日量として投与する。
【発明の効果】
【0026】次にこの発明の効果を試験例により説明す
る。 試験倒1 (1)試験方法 チェツカーボード法[「今日の抗生物質」、411頁、
山口英世著(南山堂)参照] (イ)試験化合物 セフジニル オキシテトラサイクリン オフロキサシン ゲンタミシン クラリスロマイシン オキサシリン(MPIPC) (ロ)使用菌株 臨床分離のブドウ球菌属 (ハ)最小発育阻止濃度(MlC)の測定法 各抗生物質個々のMlCおよび抗生物質を併用した場合
のMlCは、測定用培地としてミューラー・ヒントン寒
天培地(MHA,ディフコ社製)を用い、日本化学療法
学会標準法に準じて測定した。菌の接種は、一夜培養菌
の100倍希釈菌液をスタンプ接種し、35℃で18か
ら20時問培養したものについてMICを測定した(単
位はμg/ml)。 (2)試験結果 チェッカーボード法により、2薬剤単独のMICと、両
剤併用時の2薬剤のそれぞれのMlCを求め、下記の式
によりフラクショナル・インヒビトリー・コンセントレ
ーション・インデックス(fractional lnh
ibitoy concentration lnde
x,以下、「FIC index」という)を求めた。その
結果を表1〜表4に示す。
【0027】
【数1】
【0028】併用効果は、FIC indexにより相
乗作用(FIC index;≦0.5)、相加作用
(FIC index;0.5〜≦1)、不変(FIC
index;1〜2)、拮抗作用(FIC inde
x;>2)と判定した。
【0029】
【表1】表1 CFDNとOTCの併用効果(チェッカーボー
ド法)
【0030】
【表2】表2 CFDNとOFLXの併用効果(チェッカーボー
ド法)
【0031】
【表3】表3 CFDNとGMの併用効果(チェッカーボード
法)
【0032】
【表4】表4 CFDNとCAMの併用効果(チェッカーボー
ド法)
【0033】表1から表4の結果から、CFDNを含む
抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタム系抗生物質とO
TCを含むテトラサイクリン系抗生物質、OFXNを含
むキノロン系抗生物質、GMを含むアミノ配糖体抗生物
質およびCAMを含むマクロライド系抗生物質から選ば
れる少なくとも一種の抗生物質との併用により各種ブド
ウ球菌に対して相加効果ないしは相乗効果を奏すること
がわかる。
【0034】従って、この発明にかかる少なくとも一種
の抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタム系抗生物質と
テトラサイクリン系抗生物質、キノロン系抗生物質、ア
ミノ配糖体抗生物質およびマクロライド系抗生物質から
選ばれる少なくとも一種の抗生物質とを同時に、あるい
は、時間を置いて別々に投与することを特徴とする併用
療法剤は、ブドウ球菌感染症の予防または治療に有用で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/65 A61K 31/65 31/70 610 31/70 610 613 613

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一種の抗ブドウ球菌活性を有
    するβーラクタム系抗生物質とテトラサイクリン系抗生
    物質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質およ
    びマクロライド系抗生物質から選ばれる少なくとも一種
    の抗生物質とを同時に、あるいは、時間を置いて別々に
    投与することを特徴とするグラム陽性菌感染症の予防ま
    たは治療のための併用療法剤。
  2. 【請求項2】 グラム陽性菌感染症がブドウ球菌感染症
    であるところの請求項1記載の併用療法剤
  3. 【請求項3】 抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタム
    系抗生物質がセフジニルであるところの請求項1または
    請求項2記載の併用療法剤
  4. 【請求項4】 少なくとも一種の抗ブドウ球菌活性を有
    するβーラクタム系抗生物質とテトラサイクリン系抗生
    物質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質およ
    びマクロライド系抗生物質から選ばれる少なくとも一種
    の抗生物質とを同時に、あるいは、時間を置いて別々に
    投与することを特徴とするグラム陽性菌感染症の予防ま
    たは治療のための併用療法剤を製造するための、抗ブド
    ウ球菌活性を有するβーラクタム系抗生物質の使用。
  5. 【請求項5】 少なくとも一種の抗ブドウ球菌活性を有
    するβーラクタム系抗生物質とテトラサイクリン系抗生
    物質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質およ
    びマクロライド系抗生物質から選ばれる少なくとも一種
    の抗生物質とを同時に、あるいは、時間を置いて別々に
    投与することを特徴とするグラム陽性菌感染症の予防ま
    たは治療のための併用療法用キット。
  6. 【請求項6】 少なくとも一種の抗ブドウ球菌活性を有
    するβーラクタム系抗生物質とテトラサイクリン系抗生
    物質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質およ
    びマクロライド系抗生物質から選ばれる少なくとも一種
    の抗生物質を含有するグラム陽性菌感染症の予防または
    治療のための抗菌剤。
  7. 【請求項7】 少なくとも一種の抗ブドウ球菌活性を有
    するβーラクタム系抗生物質とテトラサイクリン系抗生
    物質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質およ
    びマクロライド系抗生物質から選ばれる少なくとも一種
    の抗生物質を併用することを特徴とするグラム陽性菌感
    染症の予防または治療のための医薬製剤を製造するため
    の、抗ブドウ球菌活性を有するβーラクタム系抗生物質
    の使用。
  8. 【請求項8】 少なくとも一種の抗ブドウ球菌活性を有
    するβーラクタム系抗生物質とテトラサイクリン系抗生
    物質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質およ
    びマクロライド系抗生物質から選ばれる少なくとも一種
    の抗生物質を併用することを特徴とするグラム陽性菌感
    染症の予防または治療のための医薬製剤を製造するため
    の、テトラサイクリン系抗生物質、キノロン系抗生物
    質、アミノ配糖体抗生物質またはマクロライド系抗生物
    質の使用。
  9. 【請求項9】 少なくとも一種の抗ブドウ球菌活性を有
    するβーラクタム系抗生物質とテトラサイクリン系抗生
    物質、キノロン系抗生物質、アミノ配糖体抗生物質およ
    びマクロライド系抗生物質から選ばれる少なくとも一種
    の抗生物質とが、同一シートに包装されている併用療法
    用キット。
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