JP2003146576A - 天井クレーン用集塵装置 - Google Patents
天井クレーン用集塵装置Info
- Publication number
- JP2003146576A JP2003146576A JP2001383802A JP2001383802A JP2003146576A JP 2003146576 A JP2003146576 A JP 2003146576A JP 2001383802 A JP2001383802 A JP 2001383802A JP 2001383802 A JP2001383802 A JP 2001383802A JP 2003146576 A JP2003146576 A JP 2003146576A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crane
- suction duct
- duct
- dust collector
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】天井クレーン用集塵装置において、取鍋使用時
には優れた集塵機能が発揮でき、他の物の吊り下げ作業
時或いは注湯乃至出湯時に作業視界が良好となるように
すること。 【解決手段】鋳造工場建屋の天井クレーンのクレーンフ
ック3の近傍位置に上下に伸縮自在の吸引ダクトを垂下
し、該吸引ダクトをバグフィルター型集塵機に接続して
なる天井クレーン用集塵装置において、前記吸引ダクト
5を昇降させるダクト昇降機構7を前記可動本体1に設
け、前記吸引ダクト5を前記クレーンフック3とは別個
に昇降操作できるように構成した。
には優れた集塵機能が発揮でき、他の物の吊り下げ作業
時或いは注湯乃至出湯時に作業視界が良好となるように
すること。 【解決手段】鋳造工場建屋の天井クレーンのクレーンフ
ック3の近傍位置に上下に伸縮自在の吸引ダクトを垂下
し、該吸引ダクトをバグフィルター型集塵機に接続して
なる天井クレーン用集塵装置において、前記吸引ダクト
5を昇降させるダクト昇降機構7を前記可動本体1に設
け、前記吸引ダクト5を前記クレーンフック3とは別個
に昇降操作できるように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、鋳造工場におけるクレ
ーン集塵に関し、特に、取鍋を垂下したクレーンフック
近傍で取鍋から発生する煤煙粉塵を除去するところの天
井クレーン用集塵装置に関する。
ーン集塵に関し、特に、取鍋を垂下したクレーンフック
近傍で取鍋から発生する煤煙粉塵を除去するところの天
井クレーン用集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気炉等で溶解した湯を取鍋で搬送し、
保持炉に移したり、鋳型に注湯したりする際、これを天
井クレーンで搬送する。本出願人は、こうしたクレーン
搬送中の取鍋から発生する煤煙、粉塵を除去する手段と
して、既に、特願平11−188058号において、ク
レーンの可動本体にバグフィルター型集塵機を搭載し、
その可動本体からクレーンフックに向けて伸縮自在の吸
引ダクトを垂下し、クレーンフックに吊り下げた取鍋は
ら発生する煤煙、粉塵を吸引除去するようにした発明を
提案している。
保持炉に移したり、鋳型に注湯したりする際、これを天
井クレーンで搬送する。本出願人は、こうしたクレーン
搬送中の取鍋から発生する煤煙、粉塵を除去する手段と
して、既に、特願平11−188058号において、ク
レーンの可動本体にバグフィルター型集塵機を搭載し、
その可動本体からクレーンフックに向けて伸縮自在の吸
引ダクトを垂下し、クレーンフックに吊り下げた取鍋は
ら発生する煤煙、粉塵を吸引除去するようにした発明を
提案している。
【0003】こうした天井クレーン用集塵装置により、
在来の工場内配管のダクトによる集塵に比べて、取鍋か
ら直接に煤煙、粉塵を吸引することが出来るので、吸引
効率が優れているという利点があると共に従来の吸引口
が適所に固定して設けられているダクト方式に比べて、
クレーンにより取鍋が移動(3次元方向)されても確実
に吸引作用が得られるという利点もあり、大きな集塵効
果を得ることが出来たのである。
在来の工場内配管のダクトによる集塵に比べて、取鍋か
ら直接に煤煙、粉塵を吸引することが出来るので、吸引
効率が優れているという利点があると共に従来の吸引口
が適所に固定して設けられているダクト方式に比べて、
クレーンにより取鍋が移動(3次元方向)されても確実
に吸引作用が得られるという利点もあり、大きな集塵効
果を得ることが出来たのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、この天井
クレーン用集塵装置は、伸縮自在の吸引ダクトの下端
が、クレーンフックの支持の金具に連結されていて、ク
レーンの昇降に応じて吸引ダクトも自動的に昇降される
構成となっていた。こうした構成は、伸縮自在の吸引ダ
クトの敷設方法として、至極簡単に済むという利点はあ
るものの、クレーンを必ずしも取鍋だけに使用するもの
ではないから、取鍋以外のものを吊り下げる場合に、こ
の吸引ダクトが邪魔になって、作業の視界が悪くなると
いう問題が生じていた。また、他の物を吊り下げない場
合であっても、例えば、取鍋への注湯或いは取鍋から保
持炉乃至鋳型への出湯といった場合の作業に、取鍋上部
の視界が悪いと作業が行い難いという問題もある。
クレーン用集塵装置は、伸縮自在の吸引ダクトの下端
が、クレーンフックの支持の金具に連結されていて、ク
レーンの昇降に応じて吸引ダクトも自動的に昇降される
構成となっていた。こうした構成は、伸縮自在の吸引ダ
クトの敷設方法として、至極簡単に済むという利点はあ
るものの、クレーンを必ずしも取鍋だけに使用するもの
ではないから、取鍋以外のものを吊り下げる場合に、こ
の吸引ダクトが邪魔になって、作業の視界が悪くなると
いう問題が生じていた。また、他の物を吊り下げない場
合であっても、例えば、取鍋への注湯或いは取鍋から保
持炉乃至鋳型への出湯といった場合の作業に、取鍋上部
の視界が悪いと作業が行い難いという問題もある。
【0005】本発明は、先の天井クレーン用集塵装置に
おける課題を解決し、取鍋使用時には優れた集塵機能が
発揮でき、他の物の吊り下げ作業時或いは注湯乃至出湯
時に作業視界が良好となるようにすることを目的とす
る。
おける課題を解決し、取鍋使用時には優れた集塵機能が
発揮でき、他の物の吊り下げ作業時或いは注湯乃至出湯
時に作業視界が良好となるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる天井クレ
ーン用集塵装置は、上記課題を解決するべく、鋳造工場
建屋の長手方向及び幅方向に移動自在に架設された天井
クレーンのクレーンフック昇降機構2を備えた可動本体
1からクレーンフック3を昇降自在に垂下し、該クレー
ンフック3近傍位置に吸引口を開口する上下に伸縮自在
の吸引ダクト5を垂下し、該吸引ダクト5をバグフィル
ター型集塵機6に接続してなる天井クレーン用集塵装置
において、前記吸引ダクト5を昇降させるダクト昇降機
構7を前記可動本体1に設け、且つ、前記吸引ダクト5
を前記クレーンフック3とは別個に昇降操作できるよう
に構成されている、という手段を講じたのである。
ーン用集塵装置は、上記課題を解決するべく、鋳造工場
建屋の長手方向及び幅方向に移動自在に架設された天井
クレーンのクレーンフック昇降機構2を備えた可動本体
1からクレーンフック3を昇降自在に垂下し、該クレー
ンフック3近傍位置に吸引口を開口する上下に伸縮自在
の吸引ダクト5を垂下し、該吸引ダクト5をバグフィル
ター型集塵機6に接続してなる天井クレーン用集塵装置
において、前記吸引ダクト5を昇降させるダクト昇降機
構7を前記可動本体1に設け、且つ、前記吸引ダクト5
を前記クレーンフック3とは別個に昇降操作できるよう
に構成されている、という手段を講じたのである。
【0007】本発明における天井クレーン用集塵装置
は、上記クレーンフック昇降機構2とダクト昇降機構7
とが、取鍋集塵作業時には、前記クレーンフック3と吸
引ダクト5とを同期させて昇降できるように構成されて
いるのが好ましい。
は、上記クレーンフック昇降機構2とダクト昇降機構7
とが、取鍋集塵作業時には、前記クレーンフック3と吸
引ダクト5とを同期させて昇降できるように構成されて
いるのが好ましい。
【0008】本発明における天井クレーン用集塵装置
は、上記ダクト昇降機構7が、3個のドラム7A,7
B,7Cと、これらを駆動する3基の駆動モーター7
a,7b,7c,及び各ドラムに巻回された前記吸引ダ
クト5昇降用の3本の牽引ロープ7d、7e,7fから
構成されているのが好ましい。
は、上記ダクト昇降機構7が、3個のドラム7A,7
B,7Cと、これらを駆動する3基の駆動モーター7
a,7b,7c,及び各ドラムに巻回された前記吸引ダ
クト5昇降用の3本の牽引ロープ7d、7e,7fから
構成されているのが好ましい。
【0009】本発明における天井クレーン用集塵装置
は、上記3個のドラム7A,7B,7C及び3本の牽引
ロープ7d、7e,7fが,前記吸引ダクト5の周囲に
所定の中心角で分散配置されているのが好ましい。
は、上記3個のドラム7A,7B,7C及び3本の牽引
ロープ7d、7e,7fが,前記吸引ダクト5の周囲に
所定の中心角で分散配置されているのが好ましい。
【0010】本発明における天井クレーン用集塵装置
は、上記可動本体1が、工場建屋に敷設のクレーン軌道
8に対して移動する可動架台1Aと、該可動架台1Aに
対して移動する可動基台1Bとから構成され、前記バグ
フィルター型集塵機6が前記可動架台1Aに搭載されて
いるのが好ましい。
は、上記可動本体1が、工場建屋に敷設のクレーン軌道
8に対して移動する可動架台1Aと、該可動架台1Aに
対して移動する可動基台1Bとから構成され、前記バグ
フィルター型集塵機6が前記可動架台1Aに搭載されて
いるのが好ましい。
【0011】本発明における天井クレーン用集塵装置
は、上記可動本体1が、工場建屋に敷設のクレーン軌道
8に対して移動する可動架台1Aと、該可動架台1Aに
対して移動する可動基台1Bとから構成され、前記バグ
フィルター型集塵機6が前記可動基台1Bに搭載されて
いるのが好ましい。
は、上記可動本体1が、工場建屋に敷設のクレーン軌道
8に対して移動する可動架台1Aと、該可動架台1Aに
対して移動する可動基台1Bとから構成され、前記バグ
フィルター型集塵機6が前記可動基台1Bに搭載されて
いるのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の天井クレーン用集塵装置
によれば、前記吸引ダクト5を昇降させるダクト昇降機
構7を前記可動本体1に設け、且つ、前記吸引ダクト5
を前記クレーンフック3とは別個に昇降操作できるよう
に構成することで、この吸引ダクト5をクレーンの昇降
とは個別に昇降操作出来て、取鍋の不使用時、注湯或い
は出湯に際して、クレーンフック3の近傍での視界が良
好となって、優れた作業性を発揮することが出来るので
ある。勿論、取鍋を吊り下げた時には、その吸引ダクト
5により取鍋から直接に煤煙、粉塵を吸引除去すること
が出来る。尚、上記吸引ダクト5の下端に、集塵効率を
高めるために、図示の如き形状の集塵フード4を設ける
ようにするのが好ましい。
によれば、前記吸引ダクト5を昇降させるダクト昇降機
構7を前記可動本体1に設け、且つ、前記吸引ダクト5
を前記クレーンフック3とは別個に昇降操作できるよう
に構成することで、この吸引ダクト5をクレーンの昇降
とは個別に昇降操作出来て、取鍋の不使用時、注湯或い
は出湯に際して、クレーンフック3の近傍での視界が良
好となって、優れた作業性を発揮することが出来るので
ある。勿論、取鍋を吊り下げた時には、その吸引ダクト
5により取鍋から直接に煤煙、粉塵を吸引除去すること
が出来る。尚、上記吸引ダクト5の下端に、集塵効率を
高めるために、図示の如き形状の集塵フード4を設ける
ようにするのが好ましい。
【0013】そして、本発明における天井クレーン用集
塵装置は、上記クレーンフック昇降機構2とダクト昇降
機構7とが、取鍋集塵作業時には、前記クレーンフック
3と吸引ダクト5とを同期させて昇降できるように構成
することによって、取鍋を吊り下げた時にクレーンを昇
降させると、これに合わせて自動的に吸引ダクト5を昇
降できて、どの上下位置においても集塵機能を発揮させ
ることが出来るのである。
塵装置は、上記クレーンフック昇降機構2とダクト昇降
機構7とが、取鍋集塵作業時には、前記クレーンフック
3と吸引ダクト5とを同期させて昇降できるように構成
することによって、取鍋を吊り下げた時にクレーンを昇
降させると、これに合わせて自動的に吸引ダクト5を昇
降できて、どの上下位置においても集塵機能を発揮させ
ることが出来るのである。
【0014】また、上記ダクト昇降機構7が、3個のド
ラム7A,7B,7Cと、これらを駆動する3基の駆動
モーター7a,7b,7c,及び各ドラムに巻回された
前記吸引ダクト5昇降用の3本の牽引ロープ7d、7
e,7fから構成されている場合には、昇降作動におけ
る確実性と安全性を確保できる。
ラム7A,7B,7Cと、これらを駆動する3基の駆動
モーター7a,7b,7c,及び各ドラムに巻回された
前記吸引ダクト5昇降用の3本の牽引ロープ7d、7
e,7fから構成されている場合には、昇降作動におけ
る確実性と安全性を確保できる。
【0015】そして、それら3個のドラム7A,7B,
7C及び3本の牽引ロープ7d、7e,7fが,前記吸
引ダクト5の周囲に所定の中心角で分散配置されている
場合には、吸引ダクト5をその周囲で安定的に保持させ
た状態で昇降できる。
7C及び3本の牽引ロープ7d、7e,7fが,前記吸
引ダクト5の周囲に所定の中心角で分散配置されている
場合には、吸引ダクト5をその周囲で安定的に保持させ
た状態で昇降できる。
【0016】また、上記可動本体1が、工場建屋に敷設
のクレーン軌道8に対して移動する可動架台1Aと、該
可動架台1Aに対して移動する可動基台1Bとから構成
され、前記バグフィルター型集塵機6が前記可動架台1
Aに搭載されている場合には、前記可動基台1Bに設け
た吸引ダクト5から前記可動架台1Aを介して前記バグ
フィルター型集塵機6に集塵するための中継手段を必要
とするが、重量と嵩のある前記バグフィルター型集塵機
6を、大きな桁状の可動課題Aでもって安定的に支持で
きる。
のクレーン軌道8に対して移動する可動架台1Aと、該
可動架台1Aに対して移動する可動基台1Bとから構成
され、前記バグフィルター型集塵機6が前記可動架台1
Aに搭載されている場合には、前記可動基台1Bに設け
た吸引ダクト5から前記可動架台1Aを介して前記バグ
フィルター型集塵機6に集塵するための中継手段を必要
とするが、重量と嵩のある前記バグフィルター型集塵機
6を、大きな桁状の可動課題Aでもって安定的に支持で
きる。
【0017】更に、上記可動本体1が、工場建屋に敷設
のクレーン軌道8に対して移動する可動架台1Aと、該
可動架台1Aに対して移動する可動基台1Bとから構成
され、前記バグフィルター型集塵機6が前記可動基台1
Bに搭載されている場合には、比較的狭いスペースの前
記可動基台1Bに前記バグフィルター型集塵機6の搭載
のための場所を要するが、反面、上述した集塵のための
中継手段(可動基台1Aと可動架台1Aとの間)を要し
ないので、その分構成が簡略となる。
のクレーン軌道8に対して移動する可動架台1Aと、該
可動架台1Aに対して移動する可動基台1Bとから構成
され、前記バグフィルター型集塵機6が前記可動基台1
Bに搭載されている場合には、比較的狭いスペースの前
記可動基台1Bに前記バグフィルター型集塵機6の搭載
のための場所を要するが、反面、上述した集塵のための
中継手段(可動基台1Aと可動架台1Aとの間)を要し
ないので、その分構成が簡略となる。
【0018】本発明において、上記クレーンフック昇降
機構2とダクト昇降機構7とを同期駆動する方法につい
ては、例えば、パルスジェネレーター、エンコーダ等の
既知の手段を適宜用いてよい。
機構2とダクト昇降機構7とを同期駆動する方法につい
ては、例えば、パルスジェネレーター、エンコーダ等の
既知の手段を適宜用いてよい。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る天井クレーン用集塵機置
の好適実施例について、図面を参照して詳述する。図1
は、天井クレーン用集塵機置の全体の正面図を示し、図
2はその平面図を示し、図3は、その要部の側面図を示
す。この天井クレーン用集塵機置の基本的な構成は、鋳
造工場建屋の長手方向及び幅方向に移動自在に架設され
た天井クレーンのクレーンフック昇降機構2を備えた可
動本体1からクレーンフック3を昇降自在に垂下し、該
クレーンフック3近傍位置に吸引フード4を開口する上
下に伸縮自在の蛇腹構造の吸引ダクト5を垂下し、該吸
引ダクト5をバグフィルター型集塵機6に接続して構成
されている。
の好適実施例について、図面を参照して詳述する。図1
は、天井クレーン用集塵機置の全体の正面図を示し、図
2はその平面図を示し、図3は、その要部の側面図を示
す。この天井クレーン用集塵機置の基本的な構成は、鋳
造工場建屋の長手方向及び幅方向に移動自在に架設され
た天井クレーンのクレーンフック昇降機構2を備えた可
動本体1からクレーンフック3を昇降自在に垂下し、該
クレーンフック3近傍位置に吸引フード4を開口する上
下に伸縮自在の蛇腹構造の吸引ダクト5を垂下し、該吸
引ダクト5をバグフィルター型集塵機6に接続して構成
されている。
【0020】そして、前記吸引ダクト5を昇降させるダ
クト昇降機構7を前記可動本体1に設け、且つ、前記吸
引ダクト5を前記クレーンフック3とは別個に昇降操作
できるように構成されている。この個別昇降操作を可能
にする為に、前記クレーンフック昇降機構2とダクト昇
降機構7とが、取鍋集塵作業時には、前記クレーンフッ
ク3と吸引ダクト5とを同期させて昇降できるように構
成されている。
クト昇降機構7を前記可動本体1に設け、且つ、前記吸
引ダクト5を前記クレーンフック3とは別個に昇降操作
できるように構成されている。この個別昇降操作を可能
にする為に、前記クレーンフック昇降機構2とダクト昇
降機構7とが、取鍋集塵作業時には、前記クレーンフッ
ク3と吸引ダクト5とを同期させて昇降できるように構
成されている。
【0021】その具体的な構成としては、要部の拡大平
面図の図4(便宜上1基の駆動モーター7cの図示除
外)及び側面図の図5(便宜上吸引フード4を図示除
外)に示すように、前記ダクト昇降機構7が、3個のド
ラム7A,7B,7Cと、これらを駆動する3基の駆動
モーター7a,7b,7c,及び各ドラムに巻回された
前記吸引ダクト5昇降用の3本の牽引ロープ7d、7
e,7fから構成されている。
面図の図4(便宜上1基の駆動モーター7cの図示除
外)及び側面図の図5(便宜上吸引フード4を図示除
外)に示すように、前記ダクト昇降機構7が、3個のド
ラム7A,7B,7Cと、これらを駆動する3基の駆動
モーター7a,7b,7c,及び各ドラムに巻回された
前記吸引ダクト5昇降用の3本の牽引ロープ7d、7
e,7fから構成されている。
【0022】そして、前記3個のドラム7A,7B,7
C及び3本の牽引ロープ7d、7e,7fが,前記吸引
ダクト5の周囲に所定の中心角、ここでは120度の間
隔で、3点支持配置となるようにされている。尚、電動
モーター、ドラム、及びワイヤーからなる前記クレーン
フック昇降機構2については、既存の天井クレーンの構
成と実質同じであるので、ここでの詳細説明を省略す
る。
C及び3本の牽引ロープ7d、7e,7fが,前記吸引
ダクト5の周囲に所定の中心角、ここでは120度の間
隔で、3点支持配置となるようにされている。尚、電動
モーター、ドラム、及びワイヤーからなる前記クレーン
フック昇降機構2については、既存の天井クレーンの構
成と実質同じであるので、ここでの詳細説明を省略す
る。
【0023】そして、上記ダクト昇降機構7の駆動モー
ター7a,7b,7c,は、の一基7aとドラム7A、
牽引ロープ7dを図6に示すが、この実施例では、これ
ら各駆動モーター7a,7b,7c,は、5ノッチのイ
ンバータで制御され、1つの信号を3つの駆動モーター
で共有させるようにするとよく、また、前記クレーンフ
ック昇降機構2の電動モーターとの同期については、同
期のレベルを緩やかな同期としておくのがよい。勿論、
前記ダクト昇降機構7の駆動モーター7a,7b,7c
の操作については、これを単独で行うことができるよう
にするための切り替え回路を備える。
ター7a,7b,7c,は、の一基7aとドラム7A、
牽引ロープ7dを図6に示すが、この実施例では、これ
ら各駆動モーター7a,7b,7c,は、5ノッチのイ
ンバータで制御され、1つの信号を3つの駆動モーター
で共有させるようにするとよく、また、前記クレーンフ
ック昇降機構2の電動モーターとの同期については、同
期のレベルを緩やかな同期としておくのがよい。勿論、
前記ダクト昇降機構7の駆動モーター7a,7b,7c
の操作については、これを単独で行うことができるよう
にするための切り替え回路を備える。
【0024】また、上記可動本体1は、工場建屋に敷設
のクレーン軌道8に対して移動する可動架台1Aと、該
可動架台1Aに対して移動する可動基台1Bとから構成
されているが、前記バグフィルター型集塵機6はその可
動架台1Aの側部に敷設、搭載されている。この為、可
動基台1Bに設けられた吸引ダクト5と、この可動基台
1Bに対して相対移動する可動架台1Aとの間に、集塵
を引き継ぐ手段を必要とするが、その構成としては、次
のものを採用している。
のクレーン軌道8に対して移動する可動架台1Aと、該
可動架台1Aに対して移動する可動基台1Bとから構成
されているが、前記バグフィルター型集塵機6はその可
動架台1Aの側部に敷設、搭載されている。この為、可
動基台1Bに設けられた吸引ダクト5と、この可動基台
1Bに対して相対移動する可動架台1Aとの間に、集塵
を引き継ぐ手段を必要とするが、その構成としては、次
のものを採用している。
【0025】先の図2と、図7の側面図及び図9の正面
図(概略)に示すように、可動架台1Aに沿って敷設し
たダクト10に、所定の間隔で吸引口11を複数開口
し、他方、可動基台1Bに敷設した摺接フード12を前
記吸引口11の上に位置させ、該可動基台1Bが移動
(工場建屋の幅方向)しても、取鍋から発生した煤煙、
粉塵が前記吸引ダクト5の吸引フード4から、その摺接
フード12を介し、前記吸引口11、ダクト10を介し
て、前記バグフィルター型集塵機6に吸引される。
図(概略)に示すように、可動架台1Aに沿って敷設し
たダクト10に、所定の間隔で吸引口11を複数開口
し、他方、可動基台1Bに敷設した摺接フード12を前
記吸引口11の上に位置させ、該可動基台1Bが移動
(工場建屋の幅方向)しても、取鍋から発生した煤煙、
粉塵が前記吸引ダクト5の吸引フード4から、その摺接
フード12を介し、前記吸引口11、ダクト10を介し
て、前記バグフィルター型集塵機6に吸引される。
【0026】図中、13は、前記摺接フード12の周囲
に垂下されたゴム製の垂れであり、摺接に際しての気密
性を確保する。また、前記摺接フード12は、ここで
は、少なくとも2つの吸引口11に跨る大きさに構成さ
れている。そして、図9に示す14は、ダクト10から
バグフィルター型集塵機6に至る吸引接続口である。ま
た、前記各吸引口11には、夫々開閉ダンパー15が設
けられており、前記摺接フード12が位置しているとき
のみ、これを開き、移動すると閉じるように制御される
構成となっている。
に垂下されたゴム製の垂れであり、摺接に際しての気密
性を確保する。また、前記摺接フード12は、ここで
は、少なくとも2つの吸引口11に跨る大きさに構成さ
れている。そして、図9に示す14は、ダクト10から
バグフィルター型集塵機6に至る吸引接続口である。ま
た、前記各吸引口11には、夫々開閉ダンパー15が設
けられており、前記摺接フード12が位置しているとき
のみ、これを開き、移動すると閉じるように制御される
構成となっている。
【0027】勿論、本発明の実施に際しては、前記バグ
フィルター型集塵機6が前記可動基台1Bに搭載されて
いる場合にも、また、工場建屋の外に敷設されている場
合にも実施できる。
フィルター型集塵機6が前記可動基台1Bに搭載されて
いる場合にも、また、工場建屋の外に敷設されている場
合にも実施できる。
【0028】
【発明の効果】本発明の天井クレーン用集塵装置によれ
ば、クレーンフックの近傍まで垂下した伸縮自在の吸引
ダクトによる取鍋等に対する集塵を行う天井クレーン用
集塵装置において、取鍋使用時には優れた直接集塵機と
いう優れた機能が発揮できながら、他の物の吊り下げ作
業時或いは取鍋吊り下げでも注湯乃至出湯時に、吸引ダ
クトを単独で昇降させ、以って、クレーンフック近傍位
置での作業視界を良好となし、作業性を高めると同時に
安全な作業を行い得るという利点がある。
ば、クレーンフックの近傍まで垂下した伸縮自在の吸引
ダクトによる取鍋等に対する集塵を行う天井クレーン用
集塵装置において、取鍋使用時には優れた直接集塵機と
いう優れた機能が発揮できながら、他の物の吊り下げ作
業時或いは取鍋吊り下げでも注湯乃至出湯時に、吸引ダ
クトを単独で昇降させ、以って、クレーンフック近傍位
置での作業視界を良好となし、作業性を高めると同時に
安全な作業を行い得るという利点がある。
【0029】また、取鍋を吊り下げた場合には、クレー
ンフックと吸引ダクトとを同期させて昇降操作できるの
で、取鍋の上下位置にかかわらず、常に直接集塵機能を
発揮できる。本発明のその他の具体的な効果について
は、上述の発明の実施の態様の項及び実施例の説明の項
において詳述した通りである。
ンフックと吸引ダクトとを同期させて昇降操作できるの
で、取鍋の上下位置にかかわらず、常に直接集塵機能を
発揮できる。本発明のその他の具体的な効果について
は、上述の発明の実施の態様の項及び実施例の説明の項
において詳述した通りである。
【図1】本発明にかかる天井クレーン用集塵装置の全体
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図2】本発明にかかる天井クレーン用集塵装置の全体
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図3】本発明にかかる天井クレーン用集塵装置の要部
の側面図である。
の側面図である。
【図4】本発明にかかる天井クレーン用集塵装置の要部
の拡大平面図である。
の拡大平面図である。
【図5】本発明にかかる天井クレーン用集塵装置の要部
の拡大側面図である。
の拡大側面図である。
【図6】本発明にかかる天井クレーン用集塵装置おける
ダクト昇降機構の要部の拡大側面図である。
ダクト昇降機構の要部の拡大側面図である。
【図7】本発明にかかる天井クレーン用集塵装置におけ
る要部の拡大側面図である。
る要部の拡大側面図である。
【図8】本発明にかかる天井クレーン用集塵装置におけ
る要部の拡大正面図である。
る要部の拡大正面図である。
1 可動本体
1A 可動架台
1B 可動基台
2 クレーンフック昇降機構
3 クレーンフック
4 吸引フード
5 吸引ダクト
6 バグフィルター型集塵機
7 ダクト昇降機構
7A ドラム
7B ドラム
7C ドラム
7a 駆動モーター
7b 駆動モーター
7c 駆動モーター
7d 牽引ロープ
7e 牽引ロープ
7f 牽引ロープ
8 クレーン軌道
Claims (6)
- 【請求項1】鋳造工場建屋の長手方向及び幅方向に移動
自在に架設された天井クレーンのクレーンフック昇降機
構2を備えた可動本体1からクレーンフック3を昇降自
在に垂下し、該クレーンフック3近傍位置に吸引口を開
口する上下に伸縮自在の吸引ダクト5を垂下し、該吸引
ダクト5をバグフィルター型集塵機6に接続してなる天
井クレーン用集塵装置において、 前記吸引ダクト5を昇降させるダクト昇降機構7を前記
可動本体1に設け、 且つ、前記吸引ダクト5を前記クレーンフック3とは別
個に昇降操作できるように構成されている、天井クレー
ン用集塵装置。 - 【請求項2】上記クレーンフック昇降機構2とダクト昇
降機構7とが、取鍋集塵作業時には、前記クレーンフッ
ク3と吸引ダクト5とを同期させて昇降できるように構
成されている、請求項2の天井クレーン用集塵装置。 - 【請求項3】上記ダクト昇降機構7が、3個のドラム7
A,7B,7Cと、これらを駆動する3基の駆動モータ
ー7a,7b,7c,及び各ドラムに巻回された前記吸
引ダクト5昇降用の3本の牽引ロープ7d、7e,7f
から構成されている、請求項1又は請求項2天井クレー
ン用集塵装置。 - 【請求項4】上記3個のドラム7A,7B,7C及び3
本の牽引ロープ7d、7e,7fが,前記吸引ダクト5
の周囲に所定の中心角で分散配置されている、請求項3
の天井クレーン用集塵装置。 - 【請求項5】上記可動本体1が、工場建屋に敷設のクレ
ーン軌道8に対して移動する可動架台1Aと、該可動架
台1Aに対して移動する可動基台1Bとから構成され、
前記バグフィルター型集塵機6が前記可動架台1Aに搭
載されている、請求項1乃至請求項4の天井クレーン用
集塵装置。 - 【請求項6】上記可動本体1が、工場建屋に敷設のクレ
ーン軌道8に対して移動する可動架台1Aと、該可動架
台1Aに対して移動する可動基台1Bとから構成され、
前記バグフィルター型集塵機6が前記可動基台1Bに搭
載されている、請求項1乃至請求項4の天井クレーン用
集塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001383802A JP2003146576A (ja) | 2001-11-11 | 2001-11-11 | 天井クレーン用集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001383802A JP2003146576A (ja) | 2001-11-11 | 2001-11-11 | 天井クレーン用集塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003146576A true JP2003146576A (ja) | 2003-05-21 |
Family
ID=19187663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001383802A Pending JP2003146576A (ja) | 2001-11-11 | 2001-11-11 | 天井クレーン用集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003146576A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100910456B1 (ko) * | 2007-12-27 | 2009-08-04 | 주식회사 포스코 | 천정 크레인의 리프트 드럼 |
KR101380349B1 (ko) | 2013-03-18 | 2014-04-03 | 에이비이씨산업 (주) | 회전식 후드를 구비한 이동형 집진장치 |
CN112474689A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-03-12 | 齐齐哈尔赛石精工机械制造有限公司 | 一种大型厂房移动式烟尘净化装置 |
-
2001
- 2001-11-11 JP JP2001383802A patent/JP2003146576A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100910456B1 (ko) * | 2007-12-27 | 2009-08-04 | 주식회사 포스코 | 천정 크레인의 리프트 드럼 |
KR101380349B1 (ko) | 2013-03-18 | 2014-04-03 | 에이비이씨산업 (주) | 회전식 후드를 구비한 이동형 집진장치 |
CN112474689A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-03-12 | 齐齐哈尔赛石精工机械制造有限公司 | 一种大型厂房移动式烟尘净化装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003146576A (ja) | 天井クレーン用集塵装置 | |
JP2001220088A (ja) | 移動式クレーンのウインチ着脱装置 | |
JP3228416U (ja) | 作業用ゴンドラの昇降・水平移動装置 | |
CN212893534U (zh) | 一种用于钢管移动的天车 | |
JP4678562B2 (ja) | 天井クレーン用集塵装置 | |
JPH0930769A (ja) | ブッシング吊り天秤 | |
CN211569868U (zh) | 一种驾驶室吊装工装 | |
JP3595257B2 (ja) | 取鍋用集塵装置 | |
CN208631947U (zh) | 一种带回转的悬吊行走装置 | |
CN208791130U (zh) | 电缆工作井盖板移动装置 | |
JPH0839235A (ja) | 取鍋の鉱滓除去装置 | |
JP4286971B2 (ja) | タワークレーン撤去方法 | |
JP2003118971A (ja) | 天井クレーン用集塵装置 | |
CN213289947U (zh) | 一种铸件姿态方便可调的抛丸机 | |
CN219860128U (zh) | 一种板件翻转吊具 | |
CN203649383U (zh) | 钢包倾翻装置 | |
CN108557651A (zh) | 大型铸造模具精准收放航吊 | |
CN215402732U (zh) | 一种用于大仓面模板吊装的履带式起重设备 | |
JP3062093B2 (ja) | 連続鋳造設備のタンディッシュ保守装置 | |
CN209407404U (zh) | 一种铸造模具浇铸锅 | |
JPH0940370A (ja) | 表面処理装置 | |
JPH0747438Y2 (ja) | 電気機器の搬出入装置 | |
JPH10305988A (ja) | 揚重作業用のグラブ | |
CN110540138A (zh) | 大型铸造模具精准收放航吊的操作方法 | |
JPH0631156B2 (ja) | クレーンの介錯ロープ装置 |