JP2003146043A - 車両用サスペンション装置 - Google Patents

車両用サスペンション装置

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JP2003146043A
JP2003146043A JP2001348708A JP2001348708A JP2003146043A JP 2003146043 A JP2003146043 A JP 2003146043A JP 2001348708 A JP2001348708 A JP 2001348708A JP 2001348708 A JP2001348708 A JP 2001348708A JP 2003146043 A JP2003146043 A JP 2003146043A
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vehicle
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    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/015Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
    • B60G17/016Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の各挙動(バウンシング、ローリング、
ピッチング)をシンプルな構成でそれぞれ最適に抑制可
能とすること。 【解決手段】 車両用サスペンション装置を、前後左右
の各車輪に対応してそれぞれ装着されて単一のポート1
1a〜14aを有する各懸架用油圧シリンダ11〜14
と、これら各懸架用油圧シリンダのポート11a〜14
aに配管P1〜P4を介してそれぞれ接続されて各懸架
用油圧シリンダ11〜14の作動を抑制する複数の挙動
抑制手段(バウンシング抑制器20、ローリング抑制器
30、ピッチング抑制器40)を備える構成として、各
挙動抑制手段(抑制器20,30,40)では各ばね要
素(アキュムレータ25、コイルスプリング36,4
6)と各減衰要素(可変絞り26、ショックアブソーバ
37,47)の特性を別個に独立して設定可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪自動車等の車
両に採用される車両用サスペンション装置、特に、左右
の全車輪に対応してそれぞれ装着した各懸架手段(懸架
用油圧シリンダ)の作動を抑制する挙動抑制手段を備え
て、車体のバウンシング、ピッチング、ローリング等の
挙動を抑制する車両用サスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用サスペンション装置は、
例えば、特表平6−509997号公報に示されてい
る。同公報に示されている車両用サスペンション装置に
おいては、前後左右の各車輪に対応してそれぞれ装着し
た懸架用油圧シリンダを油圧配管にて対角で接続するこ
とにより、不整地での車輪の接地性を確保しながら車体
のピッチングとローリングを抑制するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報に示され
ている車両用サスペンション装置においては、対角接続
した各油圧配管に連通接続したアキュムレータ(ガスば
ね)、または対角接続した各油圧配管に連通接続したア
キュムレータと単一の荷重配分ユニット、或いは対角接
続した各油圧配管に連通接続した単一の荷重配分ユニッ
トを含むアクチュエータによって、当該サスペンション
装置の作動特性が定まる構成であり、車体のピッチング
とローリングの各挙動を抑制する際の作動特性を別個に
設定することができなくて、各挙動に適した設定をする
ことが難しい。
【0004】また、この車両用サスペンション装置にお
いては、各懸架用油圧シリンダのピストンの両側に形成
されている一対の油室をそれぞれ対角で接続する構成、
すなわち各懸架用油圧シリンダに設けた二つのポートを
それぞれ対角で接続する二系統の油圧配管が採用されて
いるため、油圧配管が複雑でコスト、重量などが嵩むも
のとなっている。また、この車両用サスペンション装置
においては、車体のピッチングとローリングを抑制する
ことは可能であるが、車体のバウンシング(ヒーブ方向
の挙動)を抑制することはできない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した問題に対処すべ
く、本発明では、車両用サスペンション装置が、車体の
第1の挙動時において左右の全車輪に対応してそれぞれ
装着した各懸架手段の作動を抑制する第1挙動抑制手段
と、車体の第2の挙動時において前記各懸架手段の作動
を前記第1挙動抑制手段とは独立して抑制する第2挙動
抑制手段とを備えたこと(請求項1に係る発明)に特徴
がある。この場合において、前記第1の挙動と前記第2
の挙動は車体のバウンシング、ローリング、ピッチング
から選択された二つの挙動であること(請求項2に係る
発明)も可能である。
【0006】また、本発明では、車両用サスペンション
装置が、前後左右の各車輪に対応してそれぞれ装着され
て単一のポートを有する各懸架用油圧シリンダと、これ
ら各懸架用油圧シリンダのポートに配管を介してそれぞ
れ接続されて前記各懸架用油圧シリンダの作動を抑制す
る各制御用油圧シリンダを備えていて、対角に位置する
両懸架用油圧シリンダに接続されている両制御用油圧シ
リンダの作動が同相となるように連結して一対の対角油
圧制御シリンダを構成し、これら両対角油圧制御シリン
ダを対向させてこれらの作動を制御可能な連結手段にて
連結したこと(請求項3に係る発明)に特徴がある。
【0007】この場合において、前記各対角油圧制御シ
リンダを構成する前記両制御用油圧シリンダのピストン
は互いに連結されていること(請求項4に係る発明)が
望ましく、また、前記連結手段はアキュムレータを備え
作動油を媒体とする液封連結構造であること(請求項5
に係る発明)が望ましい。
【0008】また、上記した各場合(請求項3、4また
は5の場合)において、前記各懸架用油圧シリンダのポ
ートに配管を介してそれぞれ接続されて前記各懸架用油
圧シリンダの作動を抑制する各ローリング制御シリンダ
を設け、左右に位置する両懸架用油圧シリンダに接続さ
れている両ローリング制御シリンダの作動が逆相となる
ように連結して一対の左右対ローリング制御シリンダを
構成し、これら両左右対ローリング制御シリンダを同相
にて連結ロッドを介して連結するとともに、この連結ロ
ッドに同ロッドの作動を抑制する作動抑制手段を連結す
ること(請求項6に係る発明)も可能である。
【0009】また、上記した各場合(請求項3、4また
は5の場合)において、前記各懸架用油圧シリンダのポ
ートに配管を介してそれぞれ接続されて前記各懸架用油
圧シリンダの作動を抑制する各ピッチング制御シリンダ
を設け、前後に位置する両懸架用油圧シリンダに接続さ
れている両ピッチング制御シリンダの作動が逆相となる
ように連結して一対の前後対ピッチング制御シリンダを
構成し、これら両前後対ピッチング制御シリンダを逆相
にて連結ロッドを介して連結するとともに、この連結ロ
ッドに同ロッドの作動を抑制する作動抑制手段を連結す
ること(請求項7に係る発明)も可能である。
【0010】また、上記した各場合(請求項3、4また
は5の場合)において、前記各懸架用油圧シリンダのポ
ートに配管を介してそれぞれ接続されて前記各懸架用油
圧シリンダの作動を抑制する各ローリング制御シリンダ
を設け、左右に位置する両懸架用油圧シリンダに接続さ
れている両ローリング制御シリンダの作動が逆相となる
ように連結して一対の左右対ローリング制御シリンダを
構成し、これら両左右対ローリング制御シリンダを同相
にて連結ロッドを介して連結するとともに、この連結ロ
ッドに同ロッドの作動を抑制する作動抑制手段を連結
し、前記各懸架用油圧シリンダのポートに配管を介して
それぞれ接続されて前記各懸架用油圧シリンダの作動を
抑制する各ピッチング制御シリンダを設け、前後に位置
する両懸架用油圧シリンダに接続されている両ピッチン
グ制御シリンダの作動が逆相となるように連結して一対
の前後対ピッチング制御シリンダを構成し、これら両前
後対ピッチング制御シリンダを逆相にて連結ロッドを介
して連結するとともに、この連結ロッドに同ロッドの作
動を抑制する作動抑制手段を連結すること(請求項8に
係る発明)も可能である。
【0011】
【発明の作用・効果】本発明による車両用サスペンショ
ン装置(請求項1、2に係る発明)においては、左右の
全車輪に対応してそれぞれ装着した各懸架手段の作動を
第1挙動抑制手段と第2挙動抑制手段が独立して抑制す
る構成であり、各挙動抑制手段の特性(挙動抑制機能)
は別個に独立して設定することが可能である。したがっ
て、車体の各挙動(バウンシング、ローリング、ピッチ
ング)に適した特性を独立に設定することができて、各
挙動をそれぞれ最適に抑制することが可能である。
【0012】また、本発明による車両用サスペンション
装置(請求項3〜8に係る発明)においては、前後左右
の各車輪に対応して装着された各懸架用油圧シリンダの
単一ポートを配管で接続することにより油圧回路を構成
することが可能であり、油圧回路をシンプルかつ安価に
構成することが可能である。また、本発明の構成では、
車体のヒーブ方向の挙動(バウンシング)を効果的に抑
制することができるとともに、不整地等で前後左右の車
輪に車体を捩る力が作用する場合、一対の対角油圧制御
シリンダを同相で自由に作動させることができて、各車
輪での接地荷重の減少を抑えて駆動力の低下を抑えるこ
とができる。したがって、サスペンション装置での油圧
回路を複雑にすることなく、車体の姿勢維持と各車輪で
の駆動力の確保を両立することが可能である。
【0013】また、本発明による車両用サスペンション
装置(請求項4に係る発明)においては、各対角油圧制
御シリンダを構成する両制御用油圧シリンダのピストン
が互いに連結されているため、対角油圧制御シリンダを
コンパクトに構成することが可能である。
【0014】また、本発明による車両用サスペンション
装置(請求項5に係る発明)においては、前記連結手段
がアキュムレータを備え作動油を媒体とする液封連結構
造で構成されているため、アキュムレータに連通する油
圧室の作動油を例えば車体荷重に応じて出し入れする構
成を採用することで、車体の姿勢を維持したまま車高を
調整することが可能である。
【0015】また、本発明による車両用サスペンション
装置(請求項6に係る発明)においては、上記した作用
効果に加えて、両左右対ローリング制御シリンダを同相
にて連結ロッドを介して連結するとともに、この連結ロ
ッドに同ロッドの作動を抑制する作動抑制手段を連結し
たものであるため、車体のロール方向の挙動(ローリン
グ)をも効果的に抑制することができる。
【0016】また、本発明による車両用サスペンション
装置(請求項7に係る発明)においては、上記した作用
効果に加えて、両前後対ピッチング制御シリンダを逆相
にて連結ロッドを介して連結するとともに、この連結ロ
ッドに同ロッドの作動を抑制する作動抑制手段を連結し
たものであるため、車体のピッチ方向の挙動(ピッチン
グ)をも効果的に抑制することができる。
【0017】また、本発明による車両用サスペンション
装置(請求項8に係る発明)においては、上記した作用
効果に加えて、両左右対ローリング制御シリンダを同相
にて連結ロッドを介して連結するとともに、この連結ロ
ッドに同ロッドの作動を抑制する作動抑制手段を連結
し、両前後対ピッチング制御シリンダを逆相にて連結ロ
ッドを介して連結するとともに、この連結ロッドに同ロ
ッドの作動を抑制する作動抑制手段を連結したものであ
るため、車体のロール方向の挙動(ローリング)および
ピッチ方向の挙動(ピッチング)をも効果的に抑制する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明による車両用サス
ペンション装置を概略的に示していて、このサスペンシ
ョン装置では、各懸架用油圧シリンダ11,12,1
3,14が各配管P1,P2,P3,P4を介してバウ
ンシング抑制器20、ローリング抑制器30、ピッチン
グ抑制器40にそれぞれ接続されている。各懸架用油圧
シリンダ11,12,13,14は、前後左右の各車輪
(図示省略)に対応してそれぞれ装着されるものであ
り、単一のポート11a,12a,13a,14aを有
している。
【0019】バウンシング抑制器20は、車体の挙動の
一つであるバウンシングが発生している状態において各
懸架用油圧シリンダ11,12,13,14の作動を抑
制する挙動抑制手段であり、各懸架用油圧シリンダ1
1,12,13,14のポート11a,12a,13
a,14aに配管P1,P2,P3,P4を介してそれ
ぞれ接続されるバウンシング制御シリンダ21,22,
23,24を備えていて、各バウンシング制御シリンダ
21,22,23,24は、受圧面積を略同一としたピ
ストン21a,22a,23a,24aを備えている。
【0020】各バウンシング制御シリンダ21,24
は、対角(左前と右後)に位置する各懸架用油圧シリン
ダ11,14に接続されていて、その各作動が同相とな
る(油圧の増減に伴うピストン21a,24aの作動方
向が同じとなる)ように連結されており、対角油圧制御
シリンダ20Aを構成している。対角油圧制御シリンダ
20Aでは、両バウンシング制御シリンダ21,24の
ピストン21a,24aが連結されていて一体化されて
いる。
【0021】一方、各バウンシング制御シリンダ22,
23は、対角(右前と左後)に位置する両懸架用油圧シ
リンダ12,13に接続されていて、その各作動が同相
となるように連結されており、対角油圧制御シリンダ2
0Bを構成している。対角油圧制御シリンダ20Bで
は、両バウンシング制御シリンダ22,23のピストン
22a,23aが連結されていて一体化されている。
【0022】各対角油圧制御シリンダ20A,20B
は、対称形状に構成されていて、対向配置されており、
ばね要素としても機能するアキュムレータ25(ガス式
でもスプリング式でも実施可能)を備えて両対角油圧制
御シリンダ20A,20Bの作動を制御可能な連結手段
20Cにて連結されている。連結手段20Cは、作動油
を媒体とする液封連結構造であり、ばね要素の振動を制
振する減衰要素として機能する可変絞り26を介してア
キュムレータ25の油圧室25aに連通する油圧室27
を備えている。
【0023】ローリング抑制器30は、車体の挙動の一
つであるローリングが発生している状態において各懸架
用油圧シリンダ11,12,13,14の作動を抑制す
る挙動抑制手段であり、各懸架用油圧シリンダ11,1
2,13,14のポート11a,12a,13a,14
aに配管P1,P2,P3,P4を介してそれぞれ接続
されるローリング制御シリンダ31,32,33,34
を備えていて、各ローリング制御シリンダ31,32,
33,34は、受圧面積を略同一としたピストン31
a,32a,33a,34aを備えている。
【0024】各ローリング制御シリンダ31,34は、
対角(左前と右後)に位置する両懸架用油圧シリンダ1
1,14に接続されていて、その各作動が逆相となる
(油圧の増減に伴うピストン31a,34aの作動方向
が逆となる)ように連結されており、左右対ローリング
制御シリンダ30Aを構成している。左右対ローリング
制御シリンダ30Aでは、両ローリング制御シリンダ3
1,34のピストン31a,34aが一体化されて共用
されている。
【0025】一方、各ローリング制御シリンダ32,3
3は、対角(右前と左後)に位置する両懸架用油圧シリ
ンダ12,13に接続されていて、その各作動が逆相と
なるように連結されており、左右対ローリング制御シリ
ンダ30Bを構成している。左右対ローリング制御シリ
ンダ30Bでは、両ローリング制御シリンダ32,33
のピストン32a,33aが一体化されて共用されてい
る。
【0026】各左右対ローリング制御シリンダ30A,
30Bは、同相に(例えば、左側の懸架用油圧シリンダ
11,13の油圧が共に高くなったときに両ピストン3
1a,34aと32a,33aが共に図の右側に押動さ
れるように)配置されていて、各ピストン31a,34
aと32a,33aが連結ロッド35を介して連結され
ている。連結ロッド35は、シリンダ外に延出してい
て、その延出端部にてばね要素として機能するコイルス
プリング36の一端と、ばね要素の振動を制振する減衰
要素として機能するショックアブソーバ37の一端に連
結されており、コイルスプリング36とショックアブソ
ーバ37によって作動(軸方向移動)を抑制されるよう
になっている。
【0027】ピッチング抑制器40は、車体の挙動の一
つであるピッチングが発生している状態において各懸架
用油圧シリンダ11,12,13,14の作動を抑制す
る挙動抑制手段であり、各懸架用油圧シリンダ11,1
2,13,14のポート11a,12a,13a,14
aに配管P1,P2,P3,P4を介してそれぞれ接続
されるピッチング制御シリンダ41,42,43,44
を備えていて、各ピッチング制御シリンダ41,42,
43,44は、受圧面積を略同一としたピストン41
a,42a,43a,44aを備えている。
【0028】各ピッチング制御シリンダ41,44は、
対角(左前と右後)に位置する両懸架用油圧シリンダ1
1,14に接続されていて、その各作動が逆相となるよ
うに連結されており、前後対ピッチング制御シリンダ4
0Aを構成している。前後対ピッチング制御シリンダ4
0Aでは、両ピッチング制御シリンダ41,44のピス
トン41a,44aが一体化されて共用されている。
【0029】一方、各ピッチング制御シリンダ42,4
3は、対角(右前と左後)に位置する両懸架用油圧シリ
ンダ12,13に接続されていて、その各作動が逆相と
なるように連結されており、前後対ピッチング制御シリ
ンダ40Bを構成している。前後対ピッチング制御シリ
ンダ40Bでは、両ピッチング制御シリンダ42,43
のピストン42a,43aが一体化されて共用されてい
る。
【0030】各前後対ピッチング制御シリンダ40A,
40Bは、逆相に(例えば、前方の懸架用油圧シリンダ
11,12の油圧が共に高くなったときに両ピストン4
1a,44aと42a,43aが共に図の右側に押動さ
れるように)配置されていて、各ピストン41a,44
aと42a,43aが連結ロッド45を介して連結され
ている。連結ロッド45は、シリンダ外に延出してい
て、その延出端部にてばね要素として機能するコイルス
プリング46の一端と、ばね要素の振動を制振する減衰
要素として機能するショックアブソーバ47の一端に連
結されており、コイルスプリング46とショックアブソ
ーバ47によって作動(軸方向移動)を抑制されるよう
になっている。
【0031】上記のように構成したこの実施形態の車両
用サスペンション装置においては、車体のバウンシング
時、図2に例示したように、各懸架用油圧シリンダ1
1,12,13,14が略同じ作動(圧縮作動)をする
ため、各ポート11a,12a,13a,14aから配
管P1,P2,P3,P4を介して各制御シリンダ21
〜24、31〜34および41〜44に略同じ油圧(高
油圧)が供給される。
【0032】ところで、この状態では、ローリング抑制
器30とピッチング抑制器40の各制御シリンダ31,
34、32,33と41,44、42,43にて油圧が
バランスしていて、各ピストン31a,34a、32
a,33aと41a,44a、42a,43aは作動し
ない。一方、バウンシング抑制器20では、ピストン2
1a,22a,23a,24aがアキュムレータ25と
可変絞り26の作用下にて作動し、各懸架用油圧シリン
ダ11,12,13,14の作動、すなわち車体のバウ
ンシングを抑制するとともに路面からの衝撃を緩衝す
る。
【0033】また、車体のローリング(例えば、車両の
左旋回)時、図3に例示したように、右側の両懸架用油
圧シリンダ12,14が略同じ作動(圧縮作動)をする
とともに、左側の両懸架用油圧シリンダ11,13が略
同じ作動(伸張作動)をするため、右側の両懸架用油圧
シリンダ12,14の各ポート12a,14aから配管
P2,P4を介して各制御シリンダ22,24、32,
34および42,44に略同じ油圧(高油圧)が供給さ
れるとともに、各制御シリンダ21,23、31,33
および41,43から配管P1,P3を介して左側の両
懸架用油圧シリンダ11,13の各ポート11a,13
aに略同じ油圧(低油圧)が供給される。
【0034】ところで、この状態では、バウンシング抑
制器20とピッチング抑制器40の各制御シリンダ2
1,24、22,23と41,44、42,43にて油
圧がバランスして各ピストン21a,24a、22a,
23aと41a,44a、42a,43aは作動しな
い。一方、ローリング抑制器30では、連結ロッド35
にて連結されているピストン31a,34aと32a,
33aがコイルスプリング36とショックアブソーバ3
7の作用下にて作動し、各懸架用油圧シリンダ11,1
2,13,14の作動、すなわち車体のローリングを抑
制する。
【0035】また、車体のピッチング(例えば、車両の
ダイブ)時、図4に例示したように、前側の両懸架用油
圧シリンダ11,12が略同じ作動(圧縮作動)をする
とともに、後側の両懸架用油圧シリンダ13,14が略
同じ作動(伸張作動)をするため、前側の両懸架用油圧
シリンダ11,12の各ポート11a,12aから配管
P1,P2を介して各制御シリンダ21,22、31,
32および41,42に略同じ油圧(高油圧)が供給さ
れるとともに、各制御シリンダ23,24、33,34
および43,44から配管P3,P4を介して後側の両
懸架用油圧シリンダ13,14の各ポート13a,14
aに略同じ油圧(低油圧)が供給される。
【0036】ところで、この状態では、バウンシング抑
制器20とローリング抑制器30の各制御シリンダ2
1,24、22,23と31,34、32,33にて油
圧がバランスして各ピストン21a,24a、22a,
23aと31a,34a、32a,33aは作動しな
い。一方、ピッチング抑制器40では、連結ロッド45
にて連結されているピストン41a,44aと42a,
43aがコイルスプリング46とショックアブソーバ4
7の作用下にて作動し、各懸架用油圧シリンダ11,1
2,13,14の作動、すなわち車体のピッチングを抑
制する。
【0037】また、不整地での車両の捩れ入力時、図5
に例示したように、右前と左後の両懸架用油圧シリンダ
12,13が略同じ作動(圧縮作動)をするとともに、
左前と右後の両懸架用油圧シリンダ11,14が略同じ
作動(伸張作動)をするため、両懸架用油圧シリンダ1
2,13の各ポート12a,13aから配管P2,P3
を介して各制御シリンダ22,23、32,33および
42,43に略同じ油圧(図1に示したときと同じ中立
油圧)が供給されるとともに、各制御シリンダ21,2
4、31,34および41,44から配管P1,P4を
介して両懸架用油圧シリンダ11,14の各ポート11
a,14aに略同じ油圧(中立油圧)が供給される。
【0038】ところで、この状態では、ローリング抑制
器30とピッチング抑制器40の各制御シリンダ31,
34、32,33と41,44、42,43にて油圧が
バランスしていて、各ピストン31a,34a、32
a,33aと41a,44a、42a,43aは作動し
ない。一方、バウンシング抑制器20では、各制御シリ
ンダ22,23に作動油が供給されるとともに、各制御
シリンダ21,24から作動油が排出されて、各ピスト
ン21a,24aと22a,23aが同方向に作動する
ものの、作動量が略等しいため、バウンシング抑制器2
0は実質的に機能しない(各懸架用油圧シリンダ11,
12,13,14の作動を抑制しない)。
【0039】以上の説明から明らかなように、この実施
形態の車両用サスペンション装置においては、各懸架用
油圧シリンダ11,12,13,14の作動を、アキュ
ムレータ25(ばね要素)と可変絞り26(減衰要素)
を備えるバウンシング抑制器20と、コイルスプリング
36(ばね要素)とショックアブソーバ37(減衰要
素)を備えるローリング抑制器30と、コイルスプリン
グ46(ばね要素)とショックアブソーバ47(減衰要
素)を備えるピッチング抑制器40が独立して抑制する
構成であり、各抑制器20,30,40の抑制機能を特
定する各ばね要素と各減衰要素の特性は別個に独立して
設定することが可能である。したがって、車体の各挙動
(バウンシング、ローリング、ピッチング)に適した特
性を独立に設定することができて、各挙動をそれぞれ最
適に抑制することが可能である。
【0040】また、この実施形態の車両用サスペンショ
ン装置においては、前後左右の各車輪に対応して装着さ
れた各懸架用油圧シリンダ11〜14の単一ポート11
a〜14aを配管P1〜P4で接続することにより油圧
回路を構成することが可能であり、油圧回路をシンプル
かつ安価に構成することが可能である。また、車体のヒ
ーブ方向の挙動(バウンシング)を効果的に抑制するこ
とができるとともに、不整地等で前後左右の車輪に車体
を捩る力が作用する場合、バウンシング抑制器20が備
えるアキュムレータ25を作動させることなく一対の対
角油圧制御シリンダ20A,20Bを同相で自由に作動
させることができて、各車輪での接地荷重の減少を抑え
て駆動力の低下を抑えることができる。したがって、サ
スペンション装置での油圧回路を複雑にすることなく、
車体の姿勢維持と各車輪での駆動力の確保を両立するこ
とが可能である。
【0041】また、この実施形態の車両用サスペンショ
ン装置においては、バウンシング抑制器20において各
対角油圧制御シリンダ20A,20Bを構成する両制御
用油圧シリンダ21,24と22,23のピストン21
a,24aと22a,23aが互いに連結されているた
め、対角油圧制御シリンダ20A,20Bをコンパクト
に構成することが可能である。
【0042】また、この実施形態の車両用サスペンショ
ン装置においては、バウンシング抑制器20において各
対角油圧制御シリンダ20A,20Bを連結する連結手
段20Cがアキュムレータ25と可変絞り26を備えて
いて、作動油を媒体とする液封連結構造で構成されてい
るため、アキュムレータ25に可変絞り26を介して連
通する油圧室27(またはアキュムレータ25の油圧室
25a)の作動油を例えば車体荷重に応じて出し入れす
る構成(図示省略)を採用することで、車体の姿勢を維
持したまま車高を調整することが可能である。
【0043】また、この実施形態の車両用サスペンショ
ン装置においては、バウンシング抑制器20に加えて、
ローリング抑制器30とピッチング抑制器40が設けて
あるため、車体のヒーブ方向の挙動(バウンシング)を
効果的に抑制することができるとともに、車体のロール
方向の挙動(ローリング)およびピッチ方向の挙動(ピ
ッチング)をも効果的に抑制することができる。
【0044】また、この実施形態の車両用サスペンショ
ン装置においては、バウンシング抑制器20の可変絞り
26、ローリング抑制器30のショックアブソーバ37
が備える可変絞り37aおよびピッチング抑制器40の
ショックアブソーバ47が備える可変絞り47aの少な
くとも一つに特性切替機構(アクチュエータ)を加える
ことで、車体の各挙動に対して減衰力のセミアクティブ
制御を行うことが可能であり、車両の乗り心地をさらに
向上させることが可能である。この場合において最大限
必要なアクチュエータの数は3個であり、4輪独立で減
衰力のセミアクティブ制御を行う場合の構成で必要なア
クチュエータの数4個よりも1個少なくして実施するこ
とが可能である。
【0045】また、この実施形態の車両用サスペンショ
ン装置においては、バウンシング抑制器20における油
圧室27の油圧を増減制御可能なアクチュエータを設け
る、またはローリング抑制器30におけるコイルスプリ
ング36のばね力を増減制御可能なアクチュエータを設
ける、或いはピッチング抑制器40におけるコイルスプ
リング46のばね力を増減制御可能なアクチュエータを
設けることで、車体の姿勢をアクティブに制御すること
が可能である。
【0046】この場合において、例えば、バウンシング
抑制器20をセミアクティブ化し、ローリング抑制器3
0とピッチング抑制器40をアクティブ化した場合に
は、セミアクティブ化したバウンシング抑制器20にて
車体荷重を支えることが可能であり、アクティブ化した
ローリング抑制器30とピッチング抑制器40にて車体
荷重を支える必要がないため、ローリング抑制器30と
ピッチング抑制器40をアクティブ化するために採用す
るアクチュエータの小型化(動力源の小型化)や同アク
チュエータでの消費エネルギーの低減を図ることが可能
である。
【0047】上記実施形態においては、バウンシング抑
制器20において各対角油圧制御シリンダ20A,20
Bを連結する連結手段20Cがアキュムレータ25と可
変絞り26と油圧室27を備える構成として実施した
が、図6に示したように、バウンシング抑制器20にお
いて各対角油圧制御シリンダ20A,20Bを連結する
連結手段20Cがコイルスプリング28とショックアブ
ソーバ29を備える構成を採用して実施することも可能
である。なお、この図6に示した実施形態でも、上記実
施形態と同様に、バウンシング抑制器20、ローリング
抑制器30、ピッチング抑制器40を適宜にセミアクテ
ィブ化またはアクティブ化することが可能である。
【0048】また、上記実施形態においては、各配管P
1,P2,P3,P4が図1に示したように接続される
ように構成して、上記した各作用効果が得られるように
実施したが、各配管P1,P2,P3,P4が図7に示
したように接続されるように構成して、上記実施形態と
同様の各作用効果が得られるように実施することも可能
である。なお、図7に示した実施形態の構成において
は、ローリング抑制器30における各左右対ローリング
制御シリンダ30A,30Bの構成、およびピッチング
抑制器40における前後対ピッチング制御シリンダ40
A,40Bの構成を除いて、上記実施形態と同じであ
る。
【0049】図7に示した左右対ローリング制御シリン
ダ30Aにおいては、各ローリング制御シリンダ31,
32の各作動が逆相となるように連結され、両ローリン
グ制御シリンダ31,32のピストン31a,32aが
一体化されて共用されている。また、左右対ローリング
制御シリンダ30Bにおいては、各ローリング制御シリ
ンダ33,34の各作動が逆相となるように連結され、
両ローリング制御シリンダ33,34のピストン33
a,34aが一体化されて共用されている。
【0050】一方、図7に示した前後対ピッチング制御
シリンダ40Aにおいては、各ピッチング制御シリンダ
42,44の各作動が逆相となるように連結され、両ピ
ッチング制御シリンダ42,44のピストン42a,4
4aが一体化されて共用されている。また、前後対ピッ
チング制御シリンダ40Bにおいては、各ピッチング制
御シリンダ41,43の各作動が逆相となるように連結
され、両ピッチング制御シリンダ41,43のピストン
41a,43aが一体化されて共用されている。
【0051】また、上記実施形態においては、上記した
各作動時(バウンシング時、ローリング時、ピッチング
時)において該当する制御シリンダ(21〜24、31
〜34、41〜44)に略同じ油圧が供給されると想定
した上で、各ピストン(21a〜24a、31a〜34
a、41a〜44a)の受圧面積をそれぞれ略同一とし
て、所望の油圧バランスが得られるように実施したが、
上記した各作動時において該当する制御シリンダに略同
じ油圧が供給されないような構成が採用される場合に
は、各ピストンの受圧面積をそれぞれ適宜に設定して、
所望の油圧バランスが得られるように実施すればよく、
各ピストンの受圧面積を必ずしも略同一とする必要はな
い。
【0052】また、上記実施形態においては、車両用サ
スペンション装置がバウンシング抑制器20、ローリン
グ抑制器30、ピッチング抑制器40(三つの挙動抑制
手段)を備える構成として実施したが、車両用サスペン
ション装置がバウンシング抑制器20とローリング抑制
器30を備える構成、車両用サスペンション装置がバウ
ンシング抑制器20とピッチング抑制器40を備える構
成、または車両用サスペンション装置がローリング抑制
器30とピッチング抑制器40を備える構成(すなわ
ち、車両用サスペンション装置が第1と第2の挙動抑制
手段を備える構成)として実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車両用サスペンション装置の一
実施形態を概略的に示した油圧回路図である。
【図2】 図1に示した車両用サスペンション装置にお
けるバウンシング時の作動説明図である。
【図3】 図1に示した車両用サスペンション装置にお
けるローリング時(車両の左旋回時)での作動説明図で
ある。
【図4】 図1に示した車両用サスペンション装置にお
けるピッチング時(車両のダイブ時)での作動説明図で
ある。
【図5】 図1に示した車両用サスペンション装置にお
ける車両の捩れ入力時の作動説明図である。
【図6】 本発明による車両用サスペンション装置の他
の実施形態を概略的に示した油圧回路図である。
【図7】 本発明による車両用サスペンション装置のそ
の他の実施形態を概略的に示した油圧回路図である。
【符号の説明】
11,12,13,14…懸架用油圧シリンダ、11
a,12a,13a,14a…ポート、20…バウンシ
ング抑制器、20A,20B…対角油圧制御シリンダ、
20C…連結手段、21,22,23,24…バウンシ
ング制御シリンダ、21a,22a,23a,24a…
ピストン、25…アキュムレータ、26…可変絞り、2
7…油圧室、30…ローリング抑制器、30A,30B
…左右対ローリング制御シリンダ、31,32,33,
34…ローリング制御シリンダ、31a,32a,33
a,34a…ピストン、35…連結ロッド、36…コイ
ルスプリング、37…ショックアブソーバ、40…ピッ
チング抑制器、40A,40B…前後対ピッチング制御
シリンダ、41,42,43,44…ピッチング制御シ
リンダ、41a,42a,43a,44a…ピストン、
45…連結ロッド、46…コイルスプリング、47…シ
ョックアブソーバ、P1,P2,P3,P4…配管。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の第1の挙動時において左右の全車
    輪に対応してそれぞれ装着した各懸架手段の作動を抑制
    する第1挙動抑制手段と、車体の第2の挙動時において
    前記各懸架手段の作動を前記第1挙動抑制手段とは独立
    して抑制する第2挙動抑制手段とを備えた車両用サスペ
    ンション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用サスペンション
    装置において、前記第1の挙動と前記第2の挙動は車体
    のバウンシング、ローリング、ピッチングから選択され
    た二つの挙動であることを特徴とする車両用サスペンシ
    ョン装置。
  3. 【請求項3】 前後左右の各車輪に対応してそれぞれ装
    着されて単一のポートを有する各懸架用油圧シリンダ
    と、これら各懸架用油圧シリンダのポートに配管を介し
    てそれぞれ接続されて前記各懸架用油圧シリンダの作動
    を抑制する各制御用油圧シリンダを備えていて、対角に
    位置する両懸架用油圧シリンダに接続されている両制御
    用油圧シリンダの作動が同相となるように連結して一対
    の対角油圧制御シリンダを構成し、これら両対角油圧制
    御シリンダを対向させてこれらの作動を制御可能な連結
    手段にて連結した車両用サスペンション装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車両用サスペンション
    装置において、前記各対角油圧制御シリンダを構成する
    前記両制御用油圧シリンダのピストンは互いに連結され
    ていることを特徴とする車両用サスペンション装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の車両用サスペンション
    装置において、前記連結手段は、アキュムレータを備え
    作動油を媒体とする液封連結構造であることを特徴とす
    る車両用サスペンション装置。
  6. 【請求項6】 請求項3、4または5に記載の車両用サ
    スペンション装置において、前記各懸架用油圧シリンダ
    のポートに配管を介してそれぞれ接続されて前記各懸架
    用油圧シリンダの作動を抑制する各ローリング制御シリ
    ンダを設け、左右に位置する両懸架用油圧シリンダに接
    続されている両ローリング制御シリンダの作動が逆相と
    なるように連結して一対の左右対ローリング制御シリン
    ダを構成し、これら両左右対ローリング制御シリンダを
    同相にて連結ロッドを介して連結するとともに、この連
    結ロッドに同ロッドの作動を抑制する作動抑制手段を連
    結したことを特徴とする車両用サスペンション装置。
  7. 【請求項7】 請求項3、4または5に記載の車両用サ
    スペンション装置において、前記各懸架用油圧シリンダ
    のポートに配管を介してそれぞれ接続されて前記各懸架
    用油圧シリンダの作動を抑制する各ピッチング制御シリ
    ンダを設け、前後に位置する両懸架用油圧シリンダに接
    続されている両ピッチング制御シリンダの作動が逆相と
    なるように連結して一対の前後対ピッチング制御シリン
    ダを構成し、これら両前後対ピッチング制御シリンダを
    逆相にて連結ロッドを介して連結するとともに、この連
    結ロッドに同ロッドの作動を抑制する作動抑制手段を連
    結したことを特徴とする車両用サスペンション装置。
  8. 【請求項8】 請求項3、4または5に記載の車両用サ
    スペンション装置において、前記各懸架用油圧シリンダ
    のポートに配管を介してそれぞれ接続されて前記各懸架
    用油圧シリンダの作動を抑制する各ローリング制御シリ
    ンダを設け、左右に位置する両懸架用油圧シリンダに接
    続されている両ローリング制御シリンダの作動が逆相と
    なるように連結して一対の左右対ローリング制御シリン
    ダを構成し、これら両左右対ローリング制御シリンダを
    同相にて連結ロッドを介して連結するとともに、この連
    結ロッドに同ロッドの作動を抑制する作動抑制手段を連
    結し、前記各懸架用油圧シリンダのポートに配管を介し
    てそれぞれ接続されて前記各懸架用油圧シリンダの作動
    を抑制する各ピッチング制御シリンダを設け、前後に位
    置する両懸架用油圧シリンダに接続されている両ピッチ
    ング制御シリンダの作動が逆相となるように連結して一
    対の前後対ピッチング制御シリンダを構成し、これら両
    前後対ピッチング制御シリンダを逆相にて連結ロッドを
    介して連結するとともに、この連結ロッドに同ロッドの
    作動を抑制する作動抑制手段を連結したことを特徴とす
    る車両用サスペンション装置。
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