JP2003145914A - インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置

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JP2003145914A
JP2003145914A JP2001341698A JP2001341698A JP2003145914A JP 2003145914 A JP2003145914 A JP 2003145914A JP 2001341698 A JP2001341698 A JP 2001341698A JP 2001341698 A JP2001341698 A JP 2001341698A JP 2003145914 A JP2003145914 A JP 2003145914A
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ink jet
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Nobumasa Sasa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクドット皮膜の平均厚が均一で、十分な
画像品質がコントロールされ、高品質の印字を与えるイ
ンクジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提
供する。 【解決手段】 インクジェット記録方法において、被記
録材料上に最終画像として形成されたインクドット皮膜
の平均厚が0.5〜20μm、皮膜厚の平均値と標準偏
差の比が0.01〜0.3になるよう制御可能な手段を
有することを特徴とするインクジェット記録方法及びイ
ンクジェット記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録方法およびインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクドット形状をコントロールして良
好な画質を形成する技術について言及した例として、特
開2000−211238号にはインク吸収層へのイン
ク吸収速度、インク吸収層への定着時間を特定したイン
クジェット被記録材料が、特開2000−15924号
にはインク吸収層に特定の塗工液組成を用いたインクジ
ェット記録用紙が、また、特開平9−109398号に
は特定の構造、構成のインクジェットヘッドが、特開平
10−58820号には披記録媒体上のインクの付き量
を特定したインクジェット記録方法がある。また、特開
平5―132641号には、インクドットの高さを減少
させるべく、常温で固体、90℃における粘度が0.0
15Pa・s以下のインク組成物を用いて、プリントヘ
ッドの操作温度と基材の温度との差異を100℃以下と
するインクジェット記録方法がある。さらに、特開平5
−186725号、特開2001−158865号、特
開2001−131452号には、紫外線硬化インクを
用いたインクジェット記録方法がある。
【0003】しかしながら、これらの従来技術には、イ
ンクドット皮膜の平均厚およびそのばらつきについて記
載した例はなく、また、これらの従来技術の方法では、
十分な画像品質をコントロールすることは出来ず、より
高品質の印字が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
クドット皮膜の平均厚が均一で、十分な画像品質がコン
トロールされ、高品質の印字を与えるインクジェット記
録方法及びインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成によって達成された。
【0006】1.インクジェット記録方法において、被
記録材料上に最終画像として形成されたインクドット皮
膜の平均厚が0.5〜20μm、皮膜厚の平均値と標準
偏差の比が0.01〜0.3になるよう制御可能な手段
を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
【0007】2.インクドットの皮膜厚が0.5〜10
μm、皮膜厚の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.
2になるよう制御可能な手段を有することを特徴とする
前記1記載のインクジェット記録方法。
【0008】3.インクドットの滲み度を示す数が0.
5〜20μm、滲み度の平均値と標準偏差の比が0.0
1〜0.2、円形度を示す係数が100〜150、円形
度の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.2になるよ
う制御可能な手段を有することを特徴とする前記1又は
2記載のインクジェット記録方法。
【0009】4.インクジェット記録装置において、被
記録材料上に最終画像として形成されたインクドット皮
膜の平均厚が0.5〜20μm、皮膜厚の平均値と標準
偏差の比が0.01〜0.3になるよう制御可能な手段
を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
【0010】5.制御可能な手段が、常温でのインク粘
度が0.050〜10Pa・s、40〜100℃でのイ
ンク粘度が0.002〜0.020Pa・sのインクお
よび40℃から100℃に温調したインクヘッドを用い
ることを特徴とする前記4記載のインクジェット記録装
置。
【0011】6.インクが常温で固形であることを特徴
とする前記5記載のインクジェット記録装置。
【0012】7.制御可能な手段が、チキソトロピー性
を有するインクおよびピエゾ素子に駆動電圧パルスを印
加することによって生ずる歪みを利用してインクを加圧
し、インク滴を噴射するオンデマンド型インクジェット
ヘッドを有することを特徴とする前記4〜6のいずれか
1項記載のインクジェット記録装置。
【0013】8.制御可能な手段が、放射線の照射によ
り硬化するインクおよびインク着弾から放射線照射まで
の時間が0.05〜1秒であることを特徴とする前記4
〜6のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
【0014】9.前記4〜8のいずれか1項記載のイン
クジェット記録装置により記録することを特徴とするイ
ンクジェット記録方法。
【0015】本発明を更に詳しく説明する。インクジェ
ット記録法は、種々のインク(記録液)吐出方式、例え
ば静電吸引方式、圧電素子を用いて記録液に機械的振動
また変異を与える方式、記録液を加熱して発泡させその
圧力を利用する方式等により、インクの小滴を発生させ
て飛翔させ、それらの一部または全部を紙などの被記録
材に付着させる記録法であり、騒音の発生が少なく、高
速印字や多色印字が可能な記録法として注目されてい
る。インクジェット記録法に使用されるインクとして
は、用途によって異なったタイプが用いられており、水
を主成分とする水系インク、有機溶媒を主成分とする油
性や溶剤系インク、ワックス等を熱溶融させて用いる固
形インク、放射線によって硬化する紫外線硬化型インク
等がある。本発明では、インクジェット記録方式として
は、ピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加することによっ
て生ずる歪みを利用してインクを加圧し、インク滴を噴
射するオンデマンド型インクジェットで、ヘッドを例え
ば40℃から100℃に温調したインクヘッドが好適で
ある。インクとしては、常温で固形、および/または放
射線硬化型インクが好適である。特にインクの粘度は、
常温で0.050〜10Pa・s、40〜100℃での
インク粘度が0.002〜0.020Pa・sのインク
が好ましい。
【0016】被記録材料としては、紙、プラスチックス
(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、塩化ビニルなど)がラミネートされた紙、アルミニ
ウム(アルミニウム合金も含む)、亜鉛、鉄、銅などの
金属板などを用いることができる。従来よりインクジェ
ット記録用紙と称される基材上に多孔質のインク受容層
を設けてなる被記録材も使用できる。
【0017】インクジェットインクは、特開2001−
164165号、特開2001−139865号、特開
2001−98201号、特開2001−88430
号、特開2001−199150号等に記載の公知の水
性インクを用いることができる。
【0018】特開2001−212963号、特開20
01−139862号、特開2001−335100
号、特開平11−286167号、特開平10−298
472号等に記載の公知の油性インクも用いることがで
きる。
【0019】特開2001−234097号、特開20
01−213921号、特開2001−205928
号、特開2000−63720号、特開2000−25
331号等に記載の公知の溶剤系インクも好ましく用い
ることができる。
【0020】特開2001−207098号、特開平7
−186518号、特開平6−200204号、特開平
5−261914号等に記載の公知の紫外線硬化および
/またはソリッドインクも用いることができる。
【0021】先にも記載したが、常温で固形、および/
または放射線硬化型インクが好適に用いることができ
る。特にインクの粘度は、常温で0.050〜10Pa
・s、40〜100℃でのインク粘度が0.002〜
0.020Pa・sのインクが好ましい。
【0022】(インクドット皮膜の平均厚および皮膜厚
の平均値と標準偏差の比)インクジェット記録装置を用
いて、被記録材料に対して10ドットのインクを射出
し、ドット定着後のドット毎に5回厚さを三次元顕微鏡
(WYCO)で測定し、平均値および標準偏差を算出し
た。
【0023】(インクドットの滲み度および滲み度の平
均値と標準偏差の比)被記録材料に対して、インクジェ
ット記録装置を用い、1ドットを印字して、ドット定着
後のドット半径を画像解析装置(ニレコ製、ルーゼック
ス、測定条件:画素数16000、1画素)により求
め、50回測定した平均値および標準偏差を算出した。
【0024】(円形度および円形度の平均値と標準偏差
の比)被記録材料に対して、インクジェット記録装置で
ドットを印字して、画像解析装置(ニレコ製、ルーゼッ
クス、測定条件:画素数16000、1画素4μm)を
用いて下記式によりドット形状係数Kとして評価した。
なお、ドット形状係数Kは100に近づくほど真円に近
似することを意味する。
【0025】K=1/4π×PM2/A×100 ここで、PMは周囲長(μm)、Aは面積(μm2)を
示す。
【0026】常温でのインク粘度が0.050〜10P
a・s、40〜100℃でのインク粘度が0.002〜
0.020Pa・sのインクとしては、特開2001−
164165号、特開2001−139865号、特開
2001−98201号、特開2001−88430
号、特開2001−199150号等に記載の公知の水
性インク、特開2001−212963号、特開200
1−139862号、特開2001−335100号、
特開平11−286167号、特開平10−29847
2号等に記載の公知の油性インク、特開2001−23
4097号、特開2001−213921号、特開20
01−205928号、特開2000−63720号、
特開2000−25331号等に記載の公知の溶剤系イ
ンクに、25℃以上に融点を有する化合物を0.1〜5
0質量%溶解もしくは分散させたインクを用いることが
できる。40℃以上に融点を有する化合物の具体例とし
ては、各種ワックス類、高級脂肪酸およびそのエステル
類等が好適に用いることができる。
【0027】また、特開2001−207098号、特
開平7−186518号、特開平6−200204号、
特開平5−261914号等に記載の公知の紫外線硬化
および/またはソリッドインクに、25℃以上に融点を
有する重合性モノマーやオリゴマーを溶解または分散さ
せたインクを用いることができる。
【0028】40℃から100℃に温調したインクヘッ
ドとしては、ヘッドのインク貯め部分の外部プレート
に、電圧コントローラーに接続した面状薄膜ヒーターを
設置して、インクヘッドの温度をコントロールできるよ
うに改造したインクジェット装置を用いた。
【0029】常温で固形のインクとしては、特開200
1−207098号、特開平7−186518号、特開
平6−200204号、特開平5−261914号等に
記載の公知の紫外線硬化および/またはソリッドインク
を挙げることができる。
【0030】チキソトロピー性を有するインクとして
は、チキソトロピー性を高くするために、放射線硬化性
物質(例えば、ポリエステル、ウレタン、エポキシ、ポ
リエーテル、アクリル等の樹脂。光重合開始剤や増感剤
等を加えてもよい。)や種々の添加物(例えば、金属石
けんやアルキド樹脂等のゲル化剤、微粉末シリカ、炭酸
カルシウムベントナイト、有機ベントナイト等のコロイ
ド粒子、ポリアミド樹脂等)を、水、有機溶剤、重合性
モノマーやオリゴマー中へ微粒状で分散して使用され
る。
【0031】ピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加するこ
とによって生ずる歪みを利用してインクを加圧し、イン
ク滴を噴射するオンデマンド型インクジェットヘッド
は、材料の流動性を増加するために、オシレーション手
段としての圧電素子等の振動子により振動を与えること
によって、インク材料の分子間の弱い結合を切断し、イ
ンクジェットヘッドから吐出するまでゾル状の吐出容易
な液体とする。
【0032】放射線の照射により硬化するインクは、特
開2001−207098号、特開平7−186518
号、特開平6−200204号に記載の公知のインクを
挙げることができる。
【0033】放射線の照射により硬化するインクは被記
録材料に着弾後、放射線照射装置を用いて、被記録材料
上で硬化定着される。インク着弾から放射線の照射は1
秒以下が好ましく、さらに好ましくは0.5秒以下であ
る。
【0034】
【実施例】インクの作製 本発明に用いるインクを下記のように作製した。尚、以
下の処方の%は総て質量%である。
【0035】No.1:シアン、水系インク 以下の処方の、水性顔料分散体、界面活性剤、水溶性溶
剤を高速攪拌機を用いて、約15分間撹拌を行って水系
インクとした。
【0036】 水性顔料分散体(シアン顔料(顔料固形分6%)/水溶性樹脂(スチレン−ア クリル酸共重合体)/水)(顔料/水溶性樹脂/水=10/3/13.7(質量 比)) 36.4% 界面活性剤(ノイゲンET150E(第一工業製薬社製)10%aq.) 3.6% 水溶性溶剤(IPA/NMP=5/1 (質量比)) 16.0% 微粉末シリカ(表面処理シリカニップシールS(日本シリカ工業社製)) 7.6% 水 36.4% 尚、IPA:イソプロピルアルコール、NMP:N−メ
チル−2−ピロリドンを示す。
【0037】No.2:マゼンタ、水系紫外線硬化イン
ク 紫外線カット下で、まず、紫外線硬化型モノマー(A−
TMMT)(新中村化学社製)9.3質量%にIPAを
13.0質量%加え、約15分間撹拌を行った。さらに
光開始剤(イルガキュア184)(チバガイギー社製)
を0.4質量%添加し15分間撹拌を行った(溶液Aと
する)。次に、顔料インク(顔料/水溶性樹脂/水)=
10/3/13.7(質量比)38.4質量%に界面活
性剤(ノイゲンET150E(第一工業製薬社製)、1
0%aq.)3.6質量%を添加し約15分撹拌を行っ
た(溶液Bとする)。溶液Aと溶液Bを混合し、さらに
NMP3.0質量%、水36.4質量%を添加し、約3
0分撹拌を行って水系紫外線硬化インクとした。
【0038】No.3:ブラック、溶媒系インク ドデシルメタクリレート/アクリル酸共重合体(共重合
比;95/5質量比)20質量%、アルカリブルー20
質量%、アイソパーG60質量%をガラスビーズととも
にペイントシェーカー(東京精機(株)製)に入れ、4
時間分散し、ニグロシンの微小な分散物を得た。
【0039】No.4:ブラック、溶媒系紫外線硬化イ
ンク 紫外線カット下で、まず、紫外線硬化型モノマー(A−
TMPT)(新中村化学社製)7.3質量%にIPA1
3.0質量%を加え、約15分間撹拌を行った。さらに
光開始剤(イルガキュア184(チバガイギー社製))
0.2質量%を添加し15分間撹拌を行った(溶液Aと
する)。溶液Aと顔料インク(顔料/樹脂/アイソパー
G=10/3/13.7(質量比))36.4質量%を
混合し、さらにNMP3.0質量%を添加し、約30分
撹拌を行って溶媒系紫外線硬化インクとした。
【0040】No.5:ブラック、溶媒系紫外線硬化イ
ンク C.I.ソルベントブラック2.5質量%、トリスアク
リロイロキシイソシアヌレート23.8質量%、トリメ
チロールプロパントリアクリレート66.6質量%、2
−クロロチオキサントン3.7質量%、エチルp−ジメ
チルアミノベンゾエート3.3質量%をガラスビーズと
ともにペイントシェーカー(東京精機(株)製)に入
れ、4時間分散し、ソルベントブラックの微小な分散物
を得た。
【0041】No.6:ブラック、熱溶融性紫外線硬化
インク 紫外線カット下で下記インク組成物の混合物を100℃
にて溶融攪拌し、熱時濾過を行い、熱溶融性紫外線硬化
インクを得た。 C.I.ソルベントブラック 2.5質量% パラフィンワックス(融点60℃) 23.8質量% カルナバワックス(融点70℃) 41.6質量% トリメチロールプロパントリアクリレート 25.0質量% 2−クロロチオキサントン 3.7質量% エチルp−ジメチルアミノベンゾエート 3.3質量% No.7:シアン、熱溶融性紫外線硬化インク 紫外線カット下で下記インク組成物の混合物を100℃
にて溶融攪拌し、熱時濾過を行い、熱溶融性紫外線硬化
インクを得た。 C.I.ソルベントブルー11 3.7質量% パラフィンワックス(融点60℃) 30.6質量% カルナバワックス(融点78℃) 61.3質量% エチレン・酢酸ビニル共重合体 4.4質量% これらのインクをインクジェット記録装置のインクタン
クにセットし、被記録材料にインクを射出した。放射線
硬化型インクの場合は、インク画像に放射線を照射して
画像の定着を行った。
【0042】実施例1 水系インク用インクジェット記録装置(ピエゾ素子に駆
動電圧パルスを印加することによって生ずる歪みを利用
してインクを加圧し、インク滴を噴射するオンデマンド
型インクジェットヘッド)のインクタンクにインク(N
o.1)をセットし、印刷用コート紙に射出した。温風
にてインク像を定着した。結果は表1に記載した。
【0043】実施例2 実施例1で用いたインクジェット記録装置のヘッドに加
熱ヒーターを設置して改造したインクジェット記録装置
のインクタンクにインク(No.2)をセットし、印刷
用コート紙に射出した。インクドットがコート紙上に着
弾0.1秒後に紫外線照射装置(水銀灯、2kW)を用
いて露光し、インク像を定着した。結果は表1に記載し
た。
【0044】実施例3 溶媒系インク用インクジェット記録装置(ピエゾ素子に
駆動電圧パルスを印加することによって生ずる歪みを利
用してインクを加圧し、インク滴を噴射するオンデマン
ド型インクジェットヘッド)のインクタンクにインク
(No.3)をセットし、印刷用コート紙に射出した。
温風にてインク像を定着した。結果は表1に記載した。
【0045】実施例4 実施例3で用いたインクジェット記録装置のヘッドに加
熱ヒーターを設置して改造したインクジェット記録装置
のインクタンクにインク(No.4)をセットし、厚さ
250μmのPVC(塩化ビニル)の表面に射出した。
インクドットがPVC上に着弾0.1秒後に紫外線照射
装置(水銀灯、2kW)を用いて露光し、インク像を定
着した。結果は表1に記載した。
【0046】実施例5 ヘッドに加熱ヒーターを設置して改造したインクジェッ
ト記録装置のインクタンクにインク(No.5)をセッ
トし、厚さ100μmの表面未処理のPET(ポリエチ
レンテレフタレート)表面に射出した。インクドットが
PET上に着弾0.5秒後に紫外線照射装置(水銀灯、
2kW)を用いて露光し、インク像を定着した。結果は
表1に記載した。
【0047】実施例6 ヘッドに加熱ヒーターを設置して改造したインクジェッ
ト記録装置(ピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加するこ
とによって生ずる歪みを利用してインクを加圧し、イン
ク滴を噴射するオンデマンド型インクジェットヘッド)
のインクタンクにインク(No.6)をセットし、厚さ
100μmの表面をコロナ処理したPET(ポリエチレ
ンテレフタレート)表面に射出した。インクドットがP
ET上に着弾0.5秒後に紫外線照射装置(水銀灯、2
kW)を用いて露光し、インク像を定着した。結果は表
1に記載した。
【0048】実施例7 ヘッドに加熱ヒーターを設置して改造したインクジェッ
ト記録装置のインクタンクにインク(No.7)をセッ
トし、厚さ100μmの表面をコロナ処理したPP(ポ
リプロピレン)表面に射出した。結果は表1に記載し
た。
【0049】
【表1】
【0050】表1から、高品質の印字を与えるインクジ
ェット記録方法であることが判る。
【0051】
【発明の効果】本発明により、インクドット皮膜の平均
厚が均一で、十分な画像品質がコントロールされ、高品
質の印字を与えるインクジェット記録方法及びインクジ
ェット記録装置を提供することができた。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録方法において、被記
    録材料上に最終画像として形成されたインクドット皮膜
    の平均厚が0.5〜20μm、皮膜厚の平均値と標準偏
    差の比が0.01〜0.3になるよう制御可能な手段を
    有することを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 インクドットの皮膜厚が0.5〜10μ
    m、皮膜厚の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.2
    になるよう制御可能な手段を有することを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録方法。
  3. 【請求項3】 インクドットの滲み度を示す数が0.5
    〜20μm、滲み度の平均値と標準偏差の比が0.01
    〜0.2、円形度を示す係数が100〜150、円形度
    の平均値と標準偏差の比が0.01〜0.2になるよう
    制御可能な手段を有することを特徴とする請求項1又は
    2記載のインクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 インクジェット記録装置において、被記
    録材料上に最終画像として形成されたインクドット皮膜
    の平均厚が0.5〜20μm、皮膜厚の平均値と標準偏
    差の比が0.01〜0.3になるよう制御可能な手段を
    有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 制御可能な手段が、常温でのインク粘度
    が0.050〜10Pa・s、40〜100℃でのイン
    ク粘度が0.002〜0.020Pa・sのインクおよ
    び40℃から100℃に温調したインクヘッドを用いる
    ことを特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装
    置。
  6. 【請求項6】 インクが常温で固形であることを特徴と
    する請求項5記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 制御可能な手段が、チキソトロピー性を
    有するインクおよびピエゾ素子に駆動電圧パルスを印加
    することによって生ずる歪みを利用してインクを加圧
    し、インク滴を噴射するオンデマンド型インクジェット
    ヘッドを有することを特徴とする請求項4〜6のいずれ
    か1項記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 制御可能な手段が、放射線の照射により
    硬化するインクおよびインク着弾から放射線照射までの
    時間が0.05〜1秒であることを特徴とする請求項4
    〜6のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項4〜8のいずれか1項記載のイン
    クジェット記録装置により記録することを特徴とするイ
    ンクジェット記録方法。
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