JP2003145327A - スプライス・プレートの孔開け加工機 - Google Patents
スプライス・プレートの孔開け加工機Info
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Abstract
ができ、ドリル押圧力を無理なく均一かつ効率的に伝え
ることにより作業スピードを向上せしめ、量産を可能に
するスプライス・プレートの孔開け加工機を提供するこ
と。 【解決手段】 幅広の作業スペース11を有する横長の加
工ベッド1と;スプライス・プレートPを重ね置き可能
なワーク受け2a・2bが手前側と奥側に並行配列され
たワーク受け列(2a・2a…)(2b・2b…)と;こ
の各ワーク受け列に対応する孔開けドリル31・31…を備
え、前記加工ベッド1を跨いだ状態でこれらワーク受け
列上を一方の端から他方の端まで往復的に制御移動され
る門形ドリル機構部3と;前記各ワーク受け列における
ワーク受け2aと2b上に載置されたワークを出没的に
昇降動作することによって抑止・解除可能な手前側およ
び奥側のクランプ列(4a・4a…)(4b・4b…)と
を具備するという技術的手段を採用した。
Description
改良、更に詳しくは、スプライス・プレートを簡単に載
置することができ、しかも、ドリル押圧力を無理なく均
一かつ効率的に伝えることにより作業スピードを向上せ
しめ、量産を可能にするスプライス・プレートの孔開け
加工機に関するものである。
は、両部材を連結するための添え板として、平鋼板のス
プライス・プレート(splice plate)が用いられてお
り、孔開け加工機によって両部材に止着する止着ボルト
を挿通するための挿通孔が開設されている。
ドリルがアームから持ち出されているものについては、
孔開けドリルの可動範囲が狭い上に、ドリルが持出移動
して支持部から離れた状態になると、踏張が効かずに鉛
直方向へのドリル押圧力が弱くなってしまう。このた
め、貫通させるまでに要する加工時間が長くなってしま
うという不都合があり、また、一度にセットして孔開け
加工できるスプライス・プレートの枚数が制約されてし
まうことから大量生産ができなかった。
作機械の大型化が進んでおり、例えば、加工ベッド上の
作業スペースにおいて、複数のワークを受け部材にセッ
トでき、孔開けドリルが加工ベッドの長手方向の広範囲
にわたり可動するタイプのものがある。
・プレートをワーク受けにセットするにあたり、縁部を
衝止して面一に揃えて固定するためのクランプが配設さ
れており、このクランプは各ワーク受けの側縁に固定さ
れている。
受けにスプライス・プレートを載置するにあっては、人
力でクランプよりも上位まで一旦持ち上げねばならず、
スプライス・プレートは鋼製であって重量であるため、
この作業は非常に労力が必要であり、また、危険性も大
きかった。
受けに載置したスプライス・プレートの縁部をクランプ
に衝止させてセットするためには、前述の場合と同様に
持ち上げねばならない上に、更にワーク受けに載置した
後に手前側に引き出して移動せねばならず、力を入れに
くく作業しづらかった。
け加工機に上記のような欠点があったことに鑑みて為さ
れたものであり、その目的とするところは、スプライス
・プレートを簡単に載置することができ、しかも、ドリ
ル押圧力を無理なく均一かつ効率的に伝えることにより
作業スピードを向上せしめ、量産を可能にするスプライ
ス・プレートの孔開け加工機を提供することにある。
決するために採用した手段を添付図面を参照して説明す
れば次のとおりである。
有する横長の加工ベッド1と;この加工ベッド1の作業
スペース11に沿って金属のスプライス・プレートPを重
ね置き可能なワーク受け2a・2bが手前側と奥側に並
行配列された少なくとも2列のワーク受け列(2a・2
a…)(2b・2b…)と;この各ワーク受け列に対応す
る孔開けドリル31・31…を備え、前記加工ベッド1を跨
いだ状態でこれらワーク受け列(2a・2a…)(2b・
2b…)上を一方の端から他方の端まで往復的に制御移
動される門形ドリル機構部3と;前記各ワーク受け列に
おけるワーク受け2aと2b上に載置されたワークを出
没的に昇降動作することによって抑止・解除可能な手前
側および奥側のクランプ列(4a・4a…)(4b・4b
…)とを具備するという技術的手段を採用した。
に、必要に応じて上記手段に加え、門形ドリル機構部3
の脚部にランナー部が配設される一方、このランナー部
に螺合するボールネジ12が加工ベッド1の長手方向に沿
って設けられており、送り用制御モーター13で当該ボー
ルネジ12を回転せしめることによって門形ドリル機構部
3を長手方向に自在に移動できるという技術的手段を採
用した。
ために、必要に応じて上記手段に加え、門形ドリル機構
部3の孔開けドリル31によるスプライス・プレートPの
孔開け位置をコンピュータによって数値制御するという
技術的手段を採用した。
した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりであ
る。
説明する。図中、符号1で指示するものは加工ベッドで
あり、この加工ベッド1は幅広の作業スペース11を有し
ており、横長形状を呈している。
り、このワーク受け2は前記加工ベッド1の作業スペー
ス11にあって、金属のスプライス・プレートPを重ね置
き可能であり、ワーク受け2a・2bが手前側と奥側に
並行配列された少なくとも2列のワーク受け列(2a・
2a…)(2b・2b…)を形成している。
であり、この門形ドリル機構部3は前記各ワーク受け列
に対応する孔開けドリル31・31…を備え、前記加工ベッ
ド1を跨いだ状態で前記ワーク受け列上を一方の端から
他方の端まで往復的に制御移動することができる。
このクランプ4は前記各ワーク受け列におけるワーク受
け2aと2b上に載置されたワークを出没的に昇降動作
することによって抑止・解除可能であり、手前側および
奥側にクランプ列(4a・4a…)(4b・4b…)を構
成している。
る一方、下方には駆動装置42が配設されており、この駆
動装置42は当該クランプ4をワーク受け2のレベル下に
移動して退避せしめるものである。本実施形態では、こ
れらのクランプ4のうち、手前側のワーク受け2aのク
ランプ4に駆動装置42を配設する。
孔開け加工する手順を説明する。まず、孔開け加工すべ
きスプライス・プレートPを加工ベッド1の作業スペー
ス11に側方から差し入れる。この際、同時に大量に加工
するためにスプライス・プレートPを複数枚に積み重ね
る。
は、それぞれスプライス・プレートPを略水平に載置可
能なワーク受け2が配設されている。このワーク受け2
は複数のワーク支持柱で構成することにより、底面を貫
通したドリルが干渉しないように構成されている。
側方から差し入れて作業スペース11にセットすることが
でき、本実施形態では、開閉式の扉を設けた。このよう
に構成することによって、従来の片持式のものと同様に
高位に持ち上げる必要がないので、簡単に載置すること
ができて作業性が非常に良い。
ワーク受け2bから載置していく。この際、まず、手前
側のワーク受け2aに配設されたクランプ4を駆動機構
42によって当該クランプ4の上端を載置レベル以下に下
ろして退避させておく。本実施形態の駆動機構42には伸
退縮自在な油圧式シリンダーを採用する。
ス・プレートPを一旦仮載置し、そのまま水平方向に摺
動せしめて奥側のワーク受け2bのクランプ4bに衝止
するまで押し込み、掛止ヅメ41にてスプライス・プレー
トPの縁部を掛止して挟持することにより、奥側のワー
ク受け2bへのセット完了する(図4参照)。
れているクランプ4aを駆動機構42によって再び載置面
レベル以上まで上げて元の位置に戻し、スプライス・プ
レートPを手前側のワーク受け2aに載置して、当該上
に上げたクランプ4aによって、奥側のワーク受け2b
のクランプ4bと同様にスプライス・プレートPの縁部
を挟持することができる(図5参照)。
Pの孔開け位置に孔開けドリル31を合わせるために門形
ドリル機構部3の本体を移動させる。本実施形態では、
門形ドリル機構部3の脚部にランナー部が配設される一
方、このランナー部に螺合するボールネジ12が加工ベッ
ド1の長手方向に沿って設けられており、送り用制御モ
ーター13で当該ボールネジ12を回転せしめることによっ
て門形ドリル機構部3を長手方向に自在に移動できる
置にセットしたら孔開けドリル31を回転させて鉛直方向
に下ろすことによって挿通孔を開設することができる。
このように、孔開けドリル31は門形ドリル機構部3の門
形フレームからアーム持ち出しせずに垂設されているの
で(図2参照)、スプライス・プレートPへの押圧力に
対する反力が大きくても、効率的に受け止めることがで
きるので、孔開け加工のスピードが向上する。
スプライス・プレートPの孔開け位置をコンピュータC
によって数値制御(NC制御)することによって、加工
作業を高精度に、かつ、迅速に行うことができる。
本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してな
く、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が
可能であって、例えば、1つのワーク受けにつき複数本
の孔開けドリル31を設置することも可能であり、一度の
上下動で複数孔を開設できるので作業スピードが向上す
る。
良く、この際、最も奥側のワーク受け2以外のクランプ
4を上下可動にすることにより、スプライス・プレート
を押し込むだけで同様に簡単にセットすることができ
る。
ーク受け2の載置レベル下に移動できるものであれば、
上下動式に限らず、図6および図7に示すように後方ま
たは側方に傾動退避できるように構成することも可能で
あり、更にまた、動力源は油圧式シリンダに限らず、電
動モーターを使用することもでき、何れのものも本発明
の技術的範囲に属する。
り、本発明にあっては、各ワーク受け列におけるワーク
受け上に載置されたワークを抑止・解除可能な出没的に
昇降動作クランプを配設し、要に応じて、スプライス・
プレートを加工ベッドの側方から差し入れて作業スペー
スにセットすることができるので、重量であったスプラ
イス・プレートを高位まで持ち上げる必要がなく、簡単
に奥側から順次セットしていくことができ、作業労力の
軽減につながると共に、一度に大量に載置することがで
きる。
ドを跨いで配設し、孔開けドリルをこの門形ドリル機構
部から垂設したことによって、スプライス・プレートへ
の大きな押圧力に対する反力であっても、無理なく均一
かつ効率的に受け止めることができるので、孔開け加工
の作業時間の短縮化ができ、大量生産が可能になること
から、孔開け加工機械としての実用的価値は頗る高い。
ク受け部の斜視図である。
をセットする場合の説明正面図である。
をセットする場合の説明正面図である。
プの移動の状態を表わす説明図である。
プの移動の状態を表わす説明図である。
セットする場合の説明正面図である。
セットする場合の説明正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 幅広の作業スペース11を有する横長の加
工ベッド1と;この加工ベッド1の作業スペース11に沿
って金属のスプライス・プレートPを重ね置き可能なワ
ーク受け2a・2bが手前側と奥側に並行配列された少
なくとも2列のワーク受け列(2a・2a…)(2b・2
b…)と;この各ワーク受け列に対応する孔開けドリル
31・31…を備え、前記加工ベッド1を跨いだ状態でこれ
らワーク受け列(2a・2a…)(2b・2b…)上を一
方の端から他方の端まで往復的に制御移動される門形ド
リル機構部3と;前記各ワーク受け列におけるワーク受
け2aと2b上に載置されたワークを出没的に昇降動作
することによって抑止・解除可能な手前側および奥側の
クランプ列(4a・4a…)(4b・4b…)とを具備す
ることを特徴とするスプライス・プレートの孔開け加工
機。 - 【請求項2】 門形ドリル機構部3の脚部にランナー部
が配設される一方、このランナー部に螺合するボールネ
ジ12が加工ベッド1の長手方向に沿って設けられてお
り、送り用制御モーター13で当該ボールネジ12を回転せ
しめることによって門形ドリル機構部3を長手方向に自
在に移動できることを特徴とする請求項1記載のスプラ
イス・プレートの孔開け加工機。 - 【請求項3】 門形ドリル機構部3の孔開けドリル31に
よるスプライス・プレートPの孔開け位置をコンピュー
タによって数値制御することを特徴とする請求項1また
は2記載のスプライス・プレートの孔開け加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001350601A JP3593090B2 (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | スプライス・プレートの孔開け加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001350601A JP3593090B2 (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | スプライス・プレートの孔開け加工機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003145327A true JP2003145327A (ja) | 2003-05-20 |
JP3593090B2 JP3593090B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=19163070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103831451A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-06-04 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种发动机暖风出水管专用加工工具及加工方法 |
CN108127379A (zh) * | 2018-01-16 | 2018-06-08 | 上海精智实业股份有限公司 | 一种管和接头压装装置 |
CN111702215A (zh) * | 2020-06-22 | 2020-09-25 | 安徽精工钢结构有限公司 | H型钢翼缘板打孔机 |
CN117359319A (zh) * | 2023-11-29 | 2024-01-09 | 娄底市佳鑫机械制造有限公司 | 一种h型钢材自动化钻孔设备 |
-
2001
- 2001-11-15 JP JP2001350601A patent/JP3593090B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN108127379A (zh) * | 2018-01-16 | 2018-06-08 | 上海精智实业股份有限公司 | 一种管和接头压装装置 |
CN108127379B (zh) * | 2018-01-16 | 2023-10-24 | 上海精智实业股份有限公司 | 一种管和接头压装装置 |
CN111702215A (zh) * | 2020-06-22 | 2020-09-25 | 安徽精工钢结构有限公司 | H型钢翼缘板打孔机 |
CN111702215B (zh) * | 2020-06-22 | 2021-11-12 | 安徽精工钢结构有限公司 | H型钢翼缘板打孔机 |
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CN117359319B (zh) * | 2023-11-29 | 2024-04-26 | 娄底市佳鑫机械制造有限公司 | 一种h型钢材自动化钻孔设备 |
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Publication number | Publication date |
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