JP2003144372A - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP2003144372A
JP2003144372A JP2001349155A JP2001349155A JP2003144372A JP 2003144372 A JP2003144372 A JP 2003144372A JP 2001349155 A JP2001349155 A JP 2001349155A JP 2001349155 A JP2001349155 A JP 2001349155A JP 2003144372 A JP2003144372 A JP 2003144372A
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ozone
dishes
dishwasher
washing
washing cabinet
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JP2001349155A
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Masanori Omachi
正徳 大町
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温すすぎを行うことなく高い衛生性を保
つ。 【解決手段】 吸気口18から吸い込んだ空気を洗浄庫
2を通して排気口14から排出する通気路のほかに、吸
気切替バルブ17、排気切替バルブ13を介して洗浄庫
2に空気を循環させる通気路を設け、吸気路20内にオ
ゾン発生器21を配置し、排気路15にはオゾン分解器
23を配置する。高温すすぎに代えて、循環風路に空気
流を発生させオゾンを洗浄庫2に供給する。これにより
食器類の殺菌及び脱臭を行う。また、オゾン殺菌中はド
ア3をロックし、ドア3の開放要求があったときには洗
浄庫2内のオゾン濃度が下がった後にロックを解除す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食器洗い機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に食器洗い機は、食器類を収容した
洗浄庫に給水源から水を供給して洗浄庫の底部に貯留
し、この水を洗浄ポンプにより洗浄ノズルへと圧送し
て、該洗浄ノズルから食器類に水を噴射することにより
食器類の洗浄及びすすぎを行う構成を備えている。洗浄
水の温度が低いと充分な洗浄性能が発揮されないため、
洗浄庫の底部にはヒータが設置されており、貯留された
水をヒータによって適度な温度まで加熱して洗浄やすす
ぎに利用できるようにしている。また、洗浄水の温度を
殺菌が可能な温度まで上昇させることによって、食器類
の殺菌を行うという機能を持たせることもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように食器の殺
菌を行うことができる食器洗い機は、近年の清潔志向に
非常に適合している。しかしながら、食器類を殺菌する
ために必要とされる水温は低くても70℃前後であり、
こうした温度まで水温を上昇させるには、加熱電流が1
0アンペアクラスの高出力ヒータを使用した場合でも十
数分程度の時間を要し、更にその水温を数分間程度維持
する必要があった。こうした洗浄水の加熱に要する消費
電力は食器洗い機の総消費電力のうちで大きな割合を占
め、低消費電力化を困難にする一因であった。また、洗
浄水の加熱に要する時間は運転時間の増加の大きな要因
となっていた。更に、食器類の一部は耐熱性が低く、こ
うした高温の水による殺菌は耐熱性の低い食器類には適
用できないという問題もあった。
【0004】ところで、こうした食器洗い機では、例え
ば給水バルブの故障等によって洗浄庫の底部に貯留した
水の水位が異常に上昇すると機外に水が漏れ出す恐れが
あるため、異常水位を検知するための水位センサが設け
られている。この水位センサは水位の上下動に連動して
上下動するフロートと、フロートの位置に応じて開成・
閉成するスイッチとを含んで構成されており、このスイ
ッチの開成・閉成をマイクロコンピュータで判定するこ
とにより水位を検知している。通常、電気回路基板上に
搭載されているマイクロコンピュータとスイッチとは挿
脱自在のコネクタを介挿した配線により接続されている
が、このような構成では、コネクタの接触不良や抜けが
発生していた場合に、これをスイッチの開成であると誤
って検知し適切でない制御を実行してしまうことを未然
に防止する必要がある。そこで、通常状態(運転開始前
など)では閉成した状態にある(ノーマルクローズ型
の)スイッチを用い、電源投入後の運転開始前にこのス
イッチが開成した状態となっている場合には、閉成を確
認するまで運転を開始しないように制御している。
【0005】しかしながら、水位検知用のスイッチとし
てノーマルクローズ型のスイッチを使用した場合、閉成
状態にある時間が開成状態にある時間に比べてかなり長
くなるため、接点不良が生じ易く信頼性の低下につなが
るという問題がある。そのため、好ましくは通常状態で
開成する(ノーマルオープン型の)スイッチを使用する
のがよいが、上述したようなコネクタの接触不良の検知
ができなくなるため、コネクタの挿脱検知用に他のスイ
ッチを用意する等の対応が必要であった。
【0006】本発明は上述したような点に鑑みて成され
たものであり、その第1の主たる目的とするところは、
高温の水を使用すること無しに食器類の殺菌を行いつ
つ、低消費電力化や運転時間の短縮をも可能とした食器
洗い機を提供することにある。
【0007】また、本発明の第2の目的とするところ
は、水位検知用のスイッチと電気回路基板とを接続する
ためのコネクタの接触不良や抜けを確実に検知しつつ、
低コストで高い信頼性を達成することができる食器洗い
機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態、及び
効果】上記課題を解決するために成された第1発明は、
洗浄庫内に収容された食器類に水を噴射して該食器類を
洗浄する食器洗い機において、a)該洗浄庫内に空気を送
給するための送風路を含む送風手段と、b)該送風路内に
設けられ、オゾンを生成するオゾン生成手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0009】オゾンは強い酸化力を有しているため、例
えば洗浄後に洗浄庫内にオゾンが供給され食器類に接触
すると、食器類に付着している各種雑菌を死滅させる。
そのため、高温の水を用いたすすぎ等を行うことなく、
食器類を殺菌して高い衛生性を達成することができる。
また、完全に雑菌が死滅しなくても雑菌の繁殖が抑制さ
れるため、脱臭の効果もある。また、洗浄水の水温を殺
菌に必要な温度まで上昇させる必要がないので、洗浄水
を加温するために要する電力の消費を大きく削減するこ
とができる。更にまた、水の加温に要する時間が短縮化
されるため、運転時間の短縮化を図ることができる。
【0010】上記第1発明に係る食器洗い機において、
前記送風手段は空気流を発生させるブロアを含み、前記
オゾン生成手段を動作させる際に該ブロアを作動させる
ことを特徴としている。
【0011】すなわち、オゾン生成手段によりオゾンを
生成する際にはブロアによる空気流を発生させることに
より、オゾンを迅速に洗浄庫内に送給し、しかも食器類
に満遍なくオゾンを接触させることができる。一般にオ
ゾンは自然分解され易いが、自然分解される前に食器類
に接触する機会が増加するため、上記の殺菌や脱臭の効
果を高めることができる。
【0012】第1発明に係る食器洗い機の一実施形態と
して、上記オゾン生成手段は低濃度のオゾンを生成する
ものとすることができる。ここでいう低濃度とは、一般
に人体の健康に対して影響を及ぼさない程度の濃度のこ
とであり、例えば0.1ppm/h程度以下の発生量であ
る。
【0013】このような構成では、例えば運転の途中で
使用者がドアを開放して洗浄庫内のオゾンが外部へ流出
した場合や、洗浄庫内からの排気中にオゾンが含まれて
いてそれに使用者が晒された場合であっても、そもそも
オゾン濃度が低いため、使用者の身体に悪影響を及ぼす
ことがなく、高い安全性を確保することができる。
【0014】上述したようにオゾンが低濃度である場合
には機外へ流出した場合の安全性は高い反面、殺菌性能
や脱臭性能はその分だけ低いものとなり、食器類がオゾ
ンに曝露される時間を長くせざるを得ない場合がある。
したがって、殺菌・脱臭効果の点からみると、高濃度の
オゾンを利用することが好ましい。その場合には、使用
者や当該食器洗い機の近辺に居る人間への悪影響を及ぼ
さないような配慮が必要となる。
【0015】そこで、上記第1発明に係る食器洗い機で
は、前記洗浄庫内の空気を機外へと逃がすための排気路
を備え、該排気路内に、オゾンを除去するオゾン除去手
段を設けた構成とするとよい。
【0016】この構成によれば、洗浄庫内のオゾン濃度
が、仮に人体の健康に対して悪影響を及ぼす可能性のあ
るような濃度であっても、排気路から機外に排出される
排気中に含まれるオゾンの濃度を少なくとも安全上問題
がない程度まで低下させることができる。したがって、
洗浄庫内では高い濃度のオゾンによって食器類の殺菌や
脱臭を効率的に行う一方、機外には人体に悪影響を及ぼ
すことのない低濃度のオゾンが流出するだけであるので
高い安全性を確保することができる。
【0017】また、第1発明に係る食器洗い機では、前
記オゾン生成手段が設けられた送風路と前記洗浄庫を含
み機外とは遮断された循環風路を選択的に形成するため
の流路切替手段を備え、該循環風路を形成した状態で前
記オゾン生成手段を駆動するようにした構成とすること
ができる。
【0018】この構成によれば、洗浄庫を含む循環風路
内に空気が密封された状態でオゾンが発生するので、オ
ゾンが機外へと漏出せず、オゾン濃度を高くしても高い
安全性を維持することができる。また、循環風路内に空
気を密封した状態でオゾン生成手段を継続的に駆動する
ことによって、オゾン発生量が比較的小さなオゾン生成
手段を使用する場合でも、オゾン濃度を徐々に上昇させ
て高い殺菌・脱臭性能を得ることができる。
【0019】また、上記のような構成において、洗浄庫
内に高濃度のオゾンが存在しているときに、ドアが開放
されてオゾンが急激に機外へ流出することを防止する必
要がある。そこで、上記第1発明に係る食器洗い機で
は、洗浄庫の食器出し入れ用の開口の開放を禁止するロ
ック手段と、前記洗浄庫内のオゾンの濃度を検出するオ
ゾン濃度検出手段とを備え、該オゾン濃度が所定値以上
であるときに前記ロック手段により前記開口の開放を禁
止する構成とすることが好ましい。
【0020】ここで、「食器出し入れ用の開口の開放」
とは、開閉自在のドアが前記開口に設けられている構成
では該ドアの開放であり、前記開口が洗浄庫の上面に設
けられている、いわゆる引き出し式の構成では洗浄庫を
前方に引き出すことを言う。
【0021】この構成によれば、洗浄庫内に高濃度のオ
ゾンが充満している際に使用者が開口を開放しようとし
ても、ロック手段によりその開放は禁止されているた
め、高濃度のオゾンが一気に機外に流れ出して使用者が
これに晒されることを確実に防止することができる。し
たがって、高い安全性を確保することができる。
【0022】また、上記第1発明に係る食器洗い機で
は、洗浄庫内の空気をオゾン除去手段を介して急速に機
外へと排出する強制排気手段を備え、使用者が食器出し
入れ用の開口の開放を指示したときには該強制排気手段
により洗浄庫内の空気を機外へと排出する構成とするこ
とが好ましい。そして、洗浄庫内のオゾン濃度が所定値
未満に低下した後にロック手段によるロックを解除する
ようにすればよい。
【0023】この構成によれば、洗浄庫内にオゾンが充
満している状態で使用者が食器出し入れ用の開口を開放
する必要がある場合に、その開放の指示の時点から長い
待ち時間を経ることなく食器出し入れ用開口を開放可能
な状態になる。したがって、高濃度のオゾンが機外に漏
出しないという高い安全性が確保される一方、必要なと
きには迅速に洗浄庫を開放することができ、良好な使い
勝手を達成することができる。
【0024】上記のようにオゾンを利用した殺菌・脱臭
は、食器洗い機の様々な段階(行程)で利用することが
できる。
【0025】すなわち、上記課題を解決するために成さ
れた第2発明は、標準的な運転コースとして、洗浄庫内
に収容された食器類に水を噴射することにより該食器類
を洗浄し、それに引き続いて該洗浄庫内で食器類の乾燥
を行う食器洗い機において、前記洗浄庫内にオゾンを供
給するオゾン供給手段を備え、所定温度以下の水を用い
て前記洗浄を行うとともに、該洗浄終了後に前記オゾン
供給手段により洗浄庫内にオゾンを導入するオゾン殺菌
行程を所定時間実行し、その後乾燥を行うことなく運転
を終了する低温殺菌運転コースを設けたことを特徴とし
ている。
【0026】この第2発明に係る食器洗い機では、特に
耐熱性の低い食器類を洗浄するために低温殺菌運転コー
スを利用することができる。低温殺菌運転コースでは、
洗浄庫に導入された水は所定温度、例えば約50℃以上
には加熱されないようにされつつ洗浄が実行される。つ
まり、70〜80℃の高温の水を用いたすすぎは行われ
ない。こうした洗浄の後、オゾン供給手段より洗浄庫内
にオゾンが供給され、洗浄後の食器類の殺菌・脱臭が常
温で遂行される。そして、このオゾン殺菌行程が終了し
たならば、乾燥を行うことなく運転が終了する。したが
って、運転開始から終了まで一貫して、洗浄庫内は所定
温度以上の高温になることがなく、耐熱性の低い食器類
の変形や破損が防止でき、その場合でも高い衛生性を確
保することができる。
【0027】また、上記課題を解決するために成された
第3発明は、指定した時刻又は指定時間経過後に自動的
に運転を開始する予約運転機能を具備する食器洗い機に
おいて、a)食器類を収容した洗浄庫内にオゾンを供給す
るオゾン供給手段と、b)予約運転が設定されたとき、運
転開始までの予約待機期間中に連続的又は断続的に前記
オゾン供給手段により洗浄庫内にオゾンを供給させる運
転制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0028】すなわち、こうした予約運転において運転
が開始されるまでの予約待機期間中には洗浄庫内には汚
れた食器が収容された状態となるから、洗浄庫内の空気
は食器に付着している食物の残滓の腐敗臭などによって
臭くなる。そのため、この予約待機期間中に食器を追加
する等の目的で洗浄庫が開放されると、臭気が機外へと
流出し部屋に臭気が漂う等の問題を生じる。上記第3発
明に係る食器洗い機によれば、この予約待機期間中に連
続的又は断続的に洗浄庫内にオゾンが供給されるため、
食器に付着している各種雑菌が死滅され又は少なくとも
その増殖が抑制され、臭気が除去される。したがって、
予約待機期間中に使用者が洗浄庫を開放した場合でも悪
臭が機外に流出することを防止することができる。ま
た、洗浄庫内を清潔に保つことができる。
【0029】更に、上記課題を解決するために成された
第4発明は、洗浄庫内に収容された食器類に水を噴射す
ることにより該食器類を洗浄し、それに引き続いて該洗
浄庫内で食器類の乾燥を行う食器洗い機において、a)食
器類を収容した洗浄庫内にオゾンを供給するオゾン供給
手段と、b)全運転が終了した時点で、運転の終了を使用
者に報知する報知手段と、c)該報知手段により運転の終
了を報知した後、食器類が洗浄庫から取り出されるまで
の終了待機期間中に、連続的又は断続的に前記オゾン供
給手段により洗浄庫内にオゾンを供給させる運転制御手
段と、を備えることを特徴としている。
【0030】通常、全運転が終了したときには食器類は
きれいになっており食物等の臭気も除去されているが、
洗浄時に食器類から洗い流れされた食物の残滓は洗浄庫
内底部のフィルタ等に捕集されて溜まった状態にある。
そのため、運転終了後に食器類が洗浄庫内に長く放置さ
れた状態にあると、捕集された食物の残滓から発生した
臭気が食器類に付着したり洗浄庫内を不衛生にしたりす
る恐れがある。上記第4発明に係る食器洗い機によれ
ば、全運転終了後の終了待機期間中に連続的又は断続的
に洗浄庫内にオゾンが供給されるため、フィルタ等に捕
集されている食物の残滓に付着している各種雑菌が死滅
され又は少なくともその増殖が抑制され、臭気が除去さ
れる。したがって、この終了待機期間中において、洗浄
済みの食器類に不快な臭気が付着することを防止するこ
とができるとともに、洗浄庫内を清潔に保つことができ
る。
【0031】なお、第4発明に係る食器洗い機では、食
器類が洗浄庫から取り出されたことを判断し、その時点
まで連続的又は断続的に洗浄庫内にオゾンを供給するよ
うにすることが好ましい。食器類が洗浄庫から取り出さ
れたと判断する手段の一例としては、例えば上記報知手
段による報知の後にドアの開放等、洗浄庫が開放された
ことを検知する手段とすることができる。これにより、
食器類に臭気等が付着することをより確実に防止するこ
とができる。
【0032】更にまた、上記課題を解決するために成さ
れた第5発明は、食器類を収容した洗浄庫の底部に水を
貯留し、その水を吸引して前記食器類に向けて噴射する
ことにより該食器類を洗浄する食器洗い機において、 a)前記洗浄庫内の貯留水の水位を検知するべく、通常状
態で開成し所定水位に到達したときに閉成するスイッチ
を有する水位検知手段と、 b)前記スイッチの開成・閉成状態を判断する判定手段
と、 c)該判定手段と前記スイッチの一端を接続する配線中に
介挿されたコネクタと、 d)該スイッチ側に配置され、その一端が前記コネクタを
介挿して前記判定手段に接続された所定の電気素子と、 を備え、前記判定手段は、前記電気素子に接続された配
線上の電気信号により前記コネクタの挿脱を判定するこ
とを特徴としている。
【0033】具体的には、例えば、判定手段側に配置し
た電源供給部からの電源配線を前記コネクタを介し前記
スイッチ側へと引き出し、該スイッチの他端に接続する
とともに、該スイッチ側に配置した前記電気素子の一端
に接続し、該電気素子の他端を前記コネクタを介して前
記判定手段に接続する構成とすることができる。ここで
電気素子は、例えば洗浄庫内に貯留された水又は空気の
温度を検出する温度センサであるサーミスタなどとする
ことができる。この第5発明に係る食器洗い機では、コ
ネクタが正常に嵌挿された状態にあるときには、電気素
子を介した電流が判定手段に入力される。これに対し、
コネクタが抜けている等によってスイッチと判定手段と
の間の配線が切れた状態にあるときには、電気素子と判
定手段との間の配線も切れているため、電気素子を介し
た電流は判定手段に入力されない。したがって、判定手
段は、スイッチの開成・閉成とは無関係にコネクタの挿
脱状態を判定することができる。
【0034】これにより、通常状態で開成したノーマル
オープン型のスイッチを用いても、通常状態でコネクタ
が抜けていることを確実に検知することができる。ノー
マルオープン型のスイッチを用いれば、接点が接触して
いる時間が相対的に短いので接点不良などの故障がおそ
れが小さくなり、高い信頼性を得ることができる。ま
た、コネクタの挿脱を検知することを目的としたノーマ
ルオープン型のスイッチを他に用意する必要がないの
で、コストが安価で済むとともに、判定手段であるマイ
クロコンピュータの検出ポートも少なくて済む。
【0035】
【実施例】以下、本発明の第1実施例による食器洗い機
を図面を参照して説明する。図1は本実施例による食器
洗い機の概略縦断面図、図2は図1中のA部の詳細図、
図3〜図5は本食器洗い機の動作を説明するための図で
ある。
【0036】機枠1の内部には乾燥室を兼用する、前面
が広く開口した洗浄庫2が配設され、この洗浄庫2の前
面開口には、ドア3が回動式(図1中の符号3’参照)
に開閉自在に設けられている。ドア3上部の機枠1には
ドアロック24が設けられており、このドアロック24
が作動すると、ドア3との係合によって使用者によるド
ア3の開放が阻止されるようになっている。
【0037】洗浄庫2の内底部には凹状の貯水槽4が連
通して配設されており、貯水槽4の上には、食器類から
流れ落ちた残菜類を捕集するためのフィルタ5が設けら
れている。また、洗浄庫2の内底部略中央には、上面に
複数の吐水穴が形成されたアーム6が略垂直軸を中心に
回転自在に設けられている。洗浄庫2の底面下方には吸
入口が貯水槽4に連通し、吐出口がアーム6に連通した
洗浄ポンプ7が配設されている。更に、洗浄庫2の底部
(貯留水位よりも低い位置)には、洗浄庫2内に貯留さ
れた水を温めるとともに乾燥時には洗浄庫2内の空気を
加熱するためのループ状のシーズヒータ8が配設されて
いる。
【0038】図示しないものの、洗浄庫2には給水バル
ブを備えた給水口が設けられており、この給水バルブが
開かれると、外部の水道栓等から供給された水が給水口
を通して洗浄庫2内に注がれる。図3に示すように、洗
浄庫2の底部に水が貯留された状態で洗浄ポンプ7が作
動すると、貯水槽4から吸引された水がアーム6へと圧
送され、上面の吐水穴から吹き出す。これにより、洗浄
庫2内に収容された食器類を洗浄することができる。吐
出された水は洗浄庫2の底部に戻り、循環して繰り返し
利用される。なお、洗浄ポンプ7は逆方向に作動するこ
とにより、洗浄庫2内に貯留されている水を吸引して機
外へと排出する排水ポンプとして機能する。
【0039】洗浄庫2の底面下方には送風用のブロア1
0が配設されており、ブロア10の空気吐出口に連通す
る通気路11は洗浄庫2の後方底部に接続されている。
一方、洗浄庫2の前面上部には循環排気路12が接続さ
れ、排気切替バルブ13を介して、末端が機外に開放し
た排気口14である機外排気路15と循環通気路16と
に接続されている。排気切替バルブ13は二方バルブで
あって、その切替動作に伴って、循環排気路12を機外
排気路15又は循環通気路16のいずれか一方に選択的
に連通させる。循環通気路16の他端は吸気切替バルブ
17に接続されている。吸気切替バルブ17も二方バル
ブであって、その切替動作に伴って、末端が機外に開放
した吸気口18である機外吸気路19又は循環通気路1
6のいずれか一方を、ブロア10の空気吸入口に至る循
環吸気路20に選択的に連通させる。この循環吸気路2
0内にはオゾン発生器21が設置されている。一方、機
外排気路15内にはオゾン分解器23が設置されてい
る。更に、洗浄庫2内にはオゾン濃度を検出するための
半導体センサなどを用いたオゾン濃度センサ22が設け
られている。
【0040】上記吸気切替バルブ17及び排気切替バル
ブ13の切替動作によって、洗浄庫2を含む循環風路又
は非循環風路のいずれか一方を機枠1内に形成すること
ができる。すなわち、吸気切替バルブ17及び排気切替
バルブ13が共に循環通気路16側に切り替えられるこ
とにより、図4中に太線矢印で示すような循環風路が形
成される。この状態でブロア10が回転駆動されると、
ブロア10から、通気路11、洗浄庫2、循環排気路1
2、循環通気路16、循環吸気路20を通ってブロア1
0へと戻る空気流が発生する。
【0041】一方、吸気切替バルブ17が機外吸気路1
9側に、排気切替バルブ13が機外排気路15側に切り
替えられることにより、図5中に太線矢印で示すような
非循環風路が機枠1内に形成される。この状態でブロア
10が回転駆動されると、吸気口18から吸い込まれた
外気が、機外吸気路19、循環吸気路20、ブロア1
0、通気路11を通って洗浄庫2内へと導入され、洗浄
庫2内の空気は循環排気路12、機外排気路15を通っ
て排気口14から機外へと排出される。
【0042】オゾン発生器21は、例えば空気中の水分
を電気分解してオゾンを発生させる電解法による装置と
することができる。もちろん、無声放電法など、従来よ
り知られている各種のオゾン発生方法を利用した装置で
もよい、上記のように循環吸気路20を通過する空気流
が生じている状態でオゾン発生器21が駆動されると、
その空気中の水分が電気分解されてオゾンが発生し、通
気路11から洗浄庫2内にオゾンが供給される。
【0043】一方、オゾン分解器23は、例えば活性炭
を用いてオゾンを吸着分解させる装置とすることができ
る。もちろん、アルミナ、シリカなどを利用した接触法
等の他の分解方法による装置でもよい。上記のように非
循環風路が形成されている状態でオゾンを含む空気が機
外排気路15に流れ込むと、その空気中のオゾンはオゾ
ン分解器23により除去され、排気口14からはオゾン
を含まない(又はオゾンを含んでいたとしてもごく低濃
度の)空気が排出される。
【0044】図6は本実施例による食器洗い機の要部の
電気系構成図である。制御の中心である制御部30はマ
イクロコンピュータなどを含んで構成され、この制御部
30には、負荷駆動部31を介して、洗浄ポンプ7を駆
動するポンプモータ7a、ブロア10を駆動するブロア
モータ10a、ヒータ8、給水バルブ37、吸気切替バ
ルブ17、排気切替バルブ13、オゾン発生器21、ド
アロック24などが接続されている。また、制御部30
には、入力キーを備えた操作部32、LED表示器を備
えた表示部33、ドア3の開閉を検知するドアスイッチ
34、洗浄庫2内の貯留水位を検出する水位センサ3
5、洗浄庫2内の温度を検出する温度センサ36、及び
オゾン濃度センサ22が接続されている。
【0045】制御部30は運転動作のための制御プログ
ラムを格納したROMを有しており、この制御プログラ
ムを実行しつつ上記各部の動作を制御することにより、
後述のような各種の運転を行うことができる。
【0046】上記のように構成された本食器洗い機の動
作について次に説明する。本食器洗い機では、操作部3
2に備えられた入力キーの操作により、複数の運転コー
スの中から一つを選択して設定できるようになってい
る。
【0047】図7は標準的な食器洗い運転の概略フロー
チャートである。使用者が洗浄庫2内に汚れた食器類を
収容するとともに洗剤を投入し、操作部32より運転の
開始を指示すると、この指示を受けて制御部30は、洗
浄行程、すすぎ行程、高温すすぎ行程、乾燥行程の順に
各行程の運転を制御する。
【0048】すなわち、洗浄行程(ステップS1)で
は、給水バルブ37を開いて洗浄庫2内に所定水位の水
を貯留し、ヒータ8を駆動してこの水を加熱しつつ、ポ
ンプモータ7aを駆動して洗浄ポンプ7による水の吸引
・圧送を行う。これにより、食器類に温かい洗浄水が噴
射され、食器類に付着していた汚れは洗い流される。所
定の洗浄運転時間が終了すると、ポンプモータ7aは逆
転駆動されて洗浄ポンプ7は排水ポンプとして機能し、
洗浄庫2内に貯留されていた水は機外へと排出される。
【0049】次のすすぎ行程(ステップS2)では、洗
浄行程と同様に洗浄庫2内に水が貯留され、ポンプモー
タ7aが駆動されて食器類に付着していた洗剤水が流さ
れる。こうしたすすぎ運転は水を入れ替えて複数回行わ
れる。最終すすぎ行程(ステップS3)では、ヒータ8
により高温(例えば70〜80℃)に加熱された水を用
いて、上記すすぎ行程と同様のすすぎ運転が行われる。
このような高温の水を食器類に噴射することによって食
器類の殺菌を行うことができるとともに、食器類を温め
て次の乾燥行程での乾燥効率を高めることができる。
【0050】引き続く乾燥行程(ステップS4)では、
上述した非循環風路が形成されてブロアモータ10aが
駆動されるとともにヒータ8に通電される。これによ
り、外気が洗浄庫2内に供給され、この空気が洗浄庫2
内で加熱されて食器類を乾燥させる。水分を含む空気は
排気口14から機外へと排出される。このようにして所
定の乾燥運転時間が経過すると、ブロアモータ10aや
ヒータ8が停止され運転が終了する。運転終了は表示部
33に表示で示されるとともに、ブザーの鳴動などによ
って使用者に報知される。
【0051】ところで、食器類の一部には耐熱性の低い
ものがあり、上述した高温すすぎや乾燥運転を行うと変
形の恐れがあるものがある。そこで、こうした特殊な食
器類の洗浄を行うために、比較的低温(60℃程度以
下)で洗浄を行うとともに低温で食器類の殺菌を行う低
温殺菌運転コースが設けられている。
【0052】このような低温殺菌運転コースでの制御フ
ローチャートを図8に示す。この運転コースでは、洗浄
行程(ステップS1)→すすぎ行程(ステップS2)と
進むが、高温の水を使用した高温すすぎ行程を行わな
い。一例として、洗浄運転は45℃程度の温水、すすぎ
運転は50℃程度の温水を用いるようにするとよい。更
に、一層耐熱性の低い食器類を洗浄するために、洗浄運
転は常温(ヒータ8による加熱を行わない)の水、すす
ぎ運転は40℃程度の温水を用いるようにしてもよい。
そして、高温すすぎの代わりに殺菌効果を有する行程と
してオゾン殺菌行程(ステップS5)を実行し、乾燥行
程を行うことなく運転を終了する。
【0053】図9はオゾン殺菌行程の制御フローチャー
トである。オゾン殺菌行程が開始されると、制御部30
はまずオゾン濃度センサ22による検出値を読み込み、
オゾン濃度が0.1ppm以上であるか否かを判定する(ステ
ップS10)。オゾン殺菌運転開始直後はオゾン濃度は
0.1ppm未満であるのでステップS11→S15→S16
→S17と順に進み、吸気切替バルブ17及び排気切替
バルブ13を共に循環通気路16側に切り替え、ブロア
10を低速で回転させるとともにオゾン発生器21を作
動する。これにより、上記循環風路内をゆっくりと循環
する空気流が発生し、洗浄庫2にはオゾンが流れ込む。
周知のようにオゾンは強い酸化力を有しており、これに
よって各種の雑菌を死滅させるとともに脱臭を行う。そ
のため、食器類や洗浄庫2の内壁などが殺菌される。こ
のとき、洗浄庫2を含む循環風路は外気から遮断されて
いるので、発生したオゾンは循環風路内に密封されて機
外へ漏出しない。
【0054】オゾン発生器21の作動開始後、洗浄庫2
内のオゾン濃度が上昇してゆき、オゾン濃度が0.1ppm以
上になると(ステップS10で「Y」)、ドアロック2
4を作動させて(ステップS12)ドア3の開放を禁止
する。この状態では使用者がドア3を開放しようとして
も、すぐにはドア3が開かない。こうしたドア3の開放
要求がない場合には(ステップS13で「N」)、ステ
ップS13→S15→S16→S17→S19の処理に
より、引き続いて洗浄庫2へのオゾンの供給が行われ
る。
【0055】上述したようにドア3がロックされている
ときに使用者がドア3を開放しようとして例えばドアロ
ック解除キーを操作すると、ステップS13からS14
へと進み、上記非循環風路が形成されるように吸気切替
バルブ17及び排気切替バルブ13が切り替えられ、ブ
ロア10の回転は高速に変更されるとともにオゾン発生
器21の動作は停止される。これにより、洗浄庫2への
新たなオゾンの供給は停止し、洗浄庫2には勢いよく外
気が導入される。洗浄庫2内に残っているオゾンを含む
空気はこれに押されて機外排気路15へと流れ込むが、
オゾン分解器23を通過する際にオゾンは除去されるた
め、排気口14からはオゾンが除去された空気が排出さ
れる。したがって、機外に居る人間に対するオゾンの影
響はなく、洗浄庫2内のオゾン濃度は急激に低下する。
【0056】洗浄庫2内のオゾン濃度が0.1ppm未満まで
下がると(ステップS10で「N」)、ドアロック24
が解除され(ステップS11)使用者がドア3を開くこ
とができるようになる。例えば、ドアロックが解除され
たことを表示やブザー音などで知らせることにより、使
用者はドアロックが解除された後に迅速にドア3を開く
ことができ、待ち時間の無駄を軽減することができる。
【0057】使用者がドア3を開けている間はドアスイ
ッチ34からの検知信号によりドア3の開放が検知され
るので(ステップS16で「N」)、制御部30はオゾ
ン発生器21を停止したままブロア10を低速で回転駆
動する。使用者がドア3を閉じそれが検知されると(ス
テップS16で「Y」)、上述したように再び循環風路
が形成されて洗浄庫2へのオゾン供給が開始される(ス
テップS17)。
【0058】こうして所定のオゾン殺菌運転時間が経過
すると(ステップS15で「Y」)、制御部30はオゾ
ン発生器21の動作を停止し、ブロア10の低速回転に
より非循環風路に空気流を発生させる(ステップS1
8)。したがって、洗浄庫2内に残っているオゾンはオ
ゾン分解器23で除去され、洗浄庫2内のオゾン濃度は
徐々に下がってゆく。そして、所定の終了待機時間が経
過すると(ステップS19で「Y」)、ブロア10を停
止して運転を終了する。
【0059】なお、オゾン殺菌運転の途中でドア3が開
放された場合にその開放期間中は殺菌の効果が得られな
いから、ステップS15におけるオゾン殺菌運転時間は
ドア3が開放している期間を含まないようにすることが
好ましい。
【0060】上述したように、本食器洗い機によれば、
耐熱性の低い食器類であっても殺菌を行うことができ、
また同時に洗浄庫2内の殺菌も行うことができる。ま
た、洗浄庫2内のオゾン濃度が人体に悪影響を与える可
能性がある程度の濃度である場合には、使用者がドア3
を開こうとしてもすぐにはドア3が開かないので、洗浄
庫2内の高濃度のオゾンが洗浄庫2から一気に流出して
くることがなく、高い安全性を確保することができる。
更に、ドア3を開く必要がある場合には、機外にオゾン
を漏出することなしに洗浄庫2内のオゾン濃度は急速に
低下し、オゾン濃度が充分に下がった後にドア3の開放
が可能な状態となる。したがって、高い安全性を確保し
つつドア3開放までの待ち時間を減らして使い勝手の良
さを実現することができる。
【0061】なお、上記実施例ではオゾン殺菌行程を一
連に行う自動運転の中の一行程として行うようにしてい
たが、操作部32からの操作によって、ステップS5に
相当するオゾン殺菌行程のみを単独で行えるようにして
もよい。例えば、既に洗浄済みの食器類を洗浄庫2に収
容してオゾン殺菌行程のみを実行させれば、食器類の殺
菌や脱臭を行うことができる。また、食器類を収容せず
にオゾン殺菌行程のみを実行させることによって、洗浄
庫2内の殺菌や脱臭を行うことができる。
【0062】もちろん、図7に示すような、高温すすぎ
行程や乾燥行程を行う運転コースに上記オゾン殺菌行程
を組み込んでもよい。これによれば、高温すすぎによる
殺菌とオゾン殺菌との相乗効果により、高い衛生性を達
成することができる。
【0063】次に、本発明の他の実施例による食器洗い
機について説明する。上記実施例は、洗浄庫2内のオゾ
ン濃度が人体に悪影響を及ぼす可能性がある程度の濃度
まで上昇することを想定していたが、オゾン発生器21
によるオゾン発生量が小さい(具体的には例えば0.06pp
m/h以下)である場合には、図10に示すように循環風
路を設けない構成とすることができる。図10はこの食
器洗い機の概略縦断面図、図11は電気系構成図であ
る。なお、図10及び図11において、図1及び図6と
同一又は相当する構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
【0064】図10に示すように、この実施例による食
器洗い機では、吸気口18からブロア10に至る機外吸
気路19中にオゾン発生器21が配置されており、ブロ
ア10が回転駆動されたときの空気流は吸気口18から
吸い込まれて最終的に排気口14から機外へと排出され
るのみである。
【0065】この食器洗い機では、特にオゾン殺菌行程
を設けず、ブロアモータ10aのオン/オフ動作にオゾ
ン発生器21のオン/オフ動作を連動させる。すなわ
ち、例えば図7に示したような標準的な運転コースにお
いて、乾燥行程(ステップS4)など、ブロア10が駆
動されるときにはオゾン発生器21も作動させて洗浄庫
2内にオゾンを供給する。これにより、食器類の乾燥を
行うと同時に、食器類の殺菌や脱臭を行うことができ
る。また、洗浄庫2に至るまでの吸気路(ここでは機外
吸気路19)中にオゾン発生器21を配置しているた
め、洗浄庫2内に満遍なくオゾンが拡散し、オゾンによ
る殺菌むらをなくすことができる。なお、オゾン発生器
21はブロア10の下流側の通気路11内に設けてもよ
い。
【0066】オゾン発生器21によるオゾン発生量は小
さいので、仮にオゾン発生中に使用者によってドア3が
開放された場合でも、洗浄庫2から機外に流出するオゾ
ンの濃度は小さく、使用者に悪影響を及ぼすことはな
い。したがって、本食器洗い機においては機外排気路1
5中にオゾン分解器23を設けずにそのまま排気を行っ
ても人体に対する影響はないが、排気の量を考慮して一
層安全性を高めるためにオゾン分解器23を備えてい
る。
【0067】更に、図10及び図11の構成の食器洗い
機において、乾燥行程時にオゾン殺菌を行うほかに、他
の制御を行うようにしてもよい。次に、運転制御の相違
する他の実施例による食器洗い機について説明する。
【0068】一般に食器洗い機では、例えば夜間などに
食器洗いを行うように予め指定した時刻に運転を開始す
るような予約運転を設定できるようにしている。予約運
転において運転開始までの待機期間中には、洗浄庫内に
汚れた食器が収容された状態であるため、特に夏季など
気温の高い時期には、食器に付着した食物の残滓が腐敗
して悪臭を発する。そこで、こうした予約運転の待機期
間中にオゾン殺菌を行うことによって、特に洗浄庫内の
悪臭を防止することができる。
【0069】図12はこうしたオゾン殺菌処理を行う運
転コースの制御フローチャートである。所定の予約運転
の設定が行われた後、制御部30は指定された運転開始
時刻になったか否かを判定する(ステップS30)。運
転開始時刻になっていなければ、ブロアモータ10aを
駆動するとともにオゾン発生器21を作動する(ステッ
プS31)。これにより、洗浄庫2内にはオゾンが供給
され、オゾン分解器23によりオゾンが除去された空気
が排気口14から排出される。オゾンが洗浄庫2内に充
満することによって、食器類の殺菌が行われ、特に食物
の残滓による悪臭が除去される。
【0070】こうした予約運転の運転待機期間中には、
食器類を追加収容するためにドア3が開放されることが
よくある。制御部30はドアスイッチ34からの検知信
号によりドア3の開放を検知すると、オゾン発生器21
を停止するとともにブロアモータ10aを停止する(ス
テップS33)。上述したようにオゾンの発生量が小さ
い場合、ドア3開放時にオゾンの発生を継続してもよい
が、ここではドア3の開放時に洗浄庫2から吹き出す空
気流を止めるためにステップS32、S33の処理を行
っている。ここでは、ドア3が閉鎖されると(ステップ
S32で「Y」)、再びオゾンが洗浄庫2に供給され始
める。そして、運転開始時刻がくると(ステップS30
で「Y」)、オゾンの発生は停止され(ステップS3
4)、通常の洗浄行程が開始される。
【0071】次に、更に運転制御の相違する他の実施例
による食器洗い機について、図13のフローチャートを
参照して説明する。この実施例の食器洗い機では、乾燥
行程(ステップS4)の終了後で食器が洗浄庫2から取
り出されるまでの期間中にオゾン殺菌を行うようにして
いる。一般に、乾燥運転が終了した後、速やかに食器が
取り出される場合には問題はないが、食器が洗浄庫2内
に放置された場合、フィルタ5に捕集されている食物の
残滓から発生した悪臭が食器や洗浄庫2内に付着するこ
とがある。
【0072】そこで本食器洗い機では、制御部30は乾
燥運転が終了した後に、ブロアモータ10aを低速で回
転駆動するとともにオゾン発生器21を作動する(ステ
ップS40)。これにより、洗浄・乾燥後の清潔な食器
類が収容されている洗浄庫2内にオゾンが供給される。
このようなオゾンの供給は、ドアスイッチ34によりド
ア3の開放が検知されるまで(ステップS41で
「Y」)継続して行われる。ドア3が開放された場合、
使用者により食器が取り出されるものと判断できるか
ら、その時点でオゾンの供給を停止し(ステップS4
2)、全ての運転を終了する。
【0073】この食器洗い機では、乾燥運転の終了後に
長時間食器が洗浄庫2内に放置された場合でも、その期
間中、洗浄庫2にはオゾンが供給されるため、洗浄庫2
内は殺菌・脱臭が行われ、使用者が洗浄庫2を開いた際
の悪臭の流出や食器類への臭気の付着を防止できる。
【0074】なお、上記各実施例においてオゾン発生器
21は必ずしも連続的に動作させる必要はなく、間欠的
に動作させるようにしてもよい。特に脱臭を主目的にし
ている場合、例えば予約運転の待機時のオゾン供給で
は、殺菌ではなく雑菌の増殖を防止する程度でも所望の
目的を達成できるから、例えば10分間隔で10秒程度
ずつオゾンを供給すればよい。また、オゾン殺菌行程に
おける運転時間はオゾン発生器21によるオゾン発生量
などに応じて適宜に決めるようにするとよい。
【0075】ところで、食器洗い機において水位センサ
35としては、洗浄庫2に連通する補助水槽内の水位に
連動して上下動するフロートと、該フロートに取り付け
られた磁石と、該磁石の近接・離遠に応じて開成・閉成
するリードスイッチとを含んで構成されている。実質的
には洗浄庫2内に所定水位の水が貯留されていない時間
が殆どであるから、故障の発生の少なさ等を考慮してス
イッチはノーマルオープン(通常状態では開成)の状態
で使用する。ところが、このスイッチとスイッチのオン
/オフを判断する制御部とを接続する配線中にはコネク
タが存在し、このコネクタの接触不良時には制御部はス
イッチがオフしている、つまり水位が所定水位に達して
いないと判断してしまう。したがって、こうしたコネク
タの接触不良が生じていると、給水を行って所定水位に
達した場合でも制御部は水位が低いと誤って判断して給
水を継続し、最終的には機外への水漏れ事故を起こす恐
れがある。
【0076】そこで、本食器洗い機では、コネクタの接
触不良を制御部が検知できるような構成を採用してい
る。図14はスイッチ60と制御部とを接続する配線中
に挿入されたコネクタ62周辺の配線図であり、(A)
は雄・雌コネクタ62a、62bが嵌挿された状態、
(B)は雄・雌コネクタ62a、62bが抜去された状
態である。
【0077】本構成の特徴として、温度センサであるサ
ーミスタ61の入力電圧線をスイッチ60の入力電圧線
と共通にし、この電圧線をコネクタ62に通すようにす
るとともに、サーミスタ61の他端の信号線もコネクタ
62に通して制御部へと導いている。すなわち、図14
(A)に示すようにコネクタ62が正常に嵌挿されてい
るときには、制御部30においてサーミスタ61からの
信号線の電流が得られ、図14(B)に示すようにコネ
クタ62の接触が不良である場合には、サーミスタ61
からの電流が得られない。したがって、コネクタ62の
接触不良や抜けを簡単に検知することができ、接触不良
と判断した場合には、給水動作を行わない等の適切な処
理を行うことができる。
【0078】ここでは、サーミスタ61以外にオゾン濃
度センサなど、電源電圧を供給する必要がある他の電気
素子を利用してもよい。
【0079】なお、上記実施例はいずれも単に一例であ
り、本発明の趣旨の範囲で適宜修正や変更を行うことが
できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である食器洗い機の概略縦
断面図。
【図2】 図1中のA部の詳細図。
【図3】 本実施例の食器洗い機における洗浄運転時の
動作説明図。
【図4】 本実施例の食器洗い機において循環風路を形
成したときの動作説明図。
【図5】 本実施例の食器洗い機において非循環風路を
形成したときの動作説明図。
【図6】 本実施例の食器洗い機の電気系構成図。
【図7】 標準的な食器洗い運転時の概略フローチャー
ト。
【図8】 低温殺菌運転コースでの制御フローチャー
ト。
【図9】 図8中のオゾン殺菌行程の制御フローチャー
ト。
【図10】 本発明の他の実施例による食器洗い機の概
略縦断面図。
【図11】 本発明の他の実施例による食器洗い機の電
気系構成図。
【図12】 予約運転時にオゾン殺菌処理を行う運転コ
ースの制御フローチャート。
【図13】 乾燥行程終了後にオゾン殺菌処理を行う運
転コースの制御フローチャート。
【図14】 本発明の一実施例である食器洗い機におけ
る水位センサのスイッチと制御部とを接続する配線中に
挿入されたコネクタ周辺の配線図。
【符号の説明】
1…機枠 2…洗浄庫 3…ドア 10…ブロア 10a…ブロアモータ 11…通気路 12…循環排気路 13…排気切替バルブ 14…排気口 15…機外排気路 16…循環通気路 17…吸気切替バルブ 18…吸気口 19…機外吸気路 20…循環吸気路 21…オゾン発生器 22…オゾン濃度センサ 23…オゾン分解器 24…ドアロック 30…制御部 31…負荷駆動部 32…操作部 33…表示部 34…ドアスイッチ 35…水位センサ 36…温度センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄庫内に収容された食器類に水を噴射
    して該食器類を洗浄する食器洗い機において、 a)該洗浄庫内に空気を送給するための送風路を含む送風
    手段と、 b)該送風路内に設けられ、オゾンを生成するオゾン生成
    手段と、 を備えたことを特徴とする食器洗い機。
  2. 【請求項2】 前記送風手段は空気流を発生させるブロ
    アを含み、前記オゾン生成手段を動作させる際に該ブロ
    アを作動させることを特徴とする請求項1に記載の食器
    洗い機。
  3. 【請求項3】 前記洗浄庫内の空気を機外へと逃がすた
    めの排気路を備え、該排気路内に、オゾンを除去するオ
    ゾン除去手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の食器洗い機。
  4. 【請求項4】 前記オゾン生成手段が設けられた送風路
    と前記洗浄庫とを含み機外とは遮断された循環風路を選
    択的に形成するための流路切替手段を備え、該循環風路
    を形成した状態で前記オゾン生成手段を駆動することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食器洗い
    機。
  5. 【請求項5】 前記洗浄庫の食器出し入れ用の開口の開
    放を禁止するロック手段と、前記洗浄庫内のオゾンの濃
    度を検出するオゾン濃度検出手段とを備え、該オゾン濃
    度が所定値以上であるときに前記ロック手段により前記
    開口の開放を禁止することを特徴とする請求項4に記載
    の食器洗い機。
  6. 【請求項6】 前記洗浄庫内の空気をオゾン除去手段を
    介して急速に機外へと排出する強制排気手段を備え、使
    用者が食器出し入れ用の開口の開放を指示したときに該
    強制排気手段により洗浄庫内の空気を機外へと排出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の食器洗い機。
  7. 【請求項7】 標準的な運転コースとして、洗浄庫内に
    収容された食器類に水を噴射することにより該食器類を
    洗浄し、それに引き続いて該洗浄庫内で食器類の乾燥を
    行う食器洗い機において、 前記洗浄庫内にオゾンを供給するオゾン供給手段を備
    え、 所定温度以下の水を用いて前記洗浄を行うとともに、該
    洗浄終了後に前記オゾン供給手段により洗浄庫内にオゾ
    ンを導入するオゾン殺菌行程を所定時間実行し、その後
    乾燥を行うことなく運転を終了する低温殺菌運転コース
    を設けたことを特徴とする食器洗い機。
  8. 【請求項8】 指定した時刻又は指定時間経過後に自動
    的に運転を開始する予約運転機能を具備する食器洗い機
    において、 a)食器類を収容した洗浄庫内にオゾンを供給するオゾン
    供給手段と、 b)予約運転が設定されたとき、運転開始までの予約待機
    期間中に連続的又は断続的に前記オゾン供給手段により
    洗浄庫内にオゾンを供給させる運転制御手段と、 を備えることを特徴とする食器洗い機。
  9. 【請求項9】 洗浄庫内に収容された食器類に水を噴射
    することにより該食器類を洗浄し、それに引き続いて該
    洗浄庫内で食器類の乾燥を行う食器洗い機において、 a)食器類を収容した洗浄庫内にオゾンを供給するオゾン
    供給手段と、 b)全運転が終了した時点で、運転の終了を使用者に報知
    する報知手段と、 c)該報知手段により運転の終了を報知した後、食器類が
    洗浄庫から取り出されるまでの終了待機期間中に、連続
    的又は断続的に前記オゾン供給手段により洗浄庫内にオ
    ゾンを供給させる運転制御手段と、 を備えることを特徴とする食器洗い機。
  10. 【請求項10】 食器類を収容した洗浄庫の底部に水を
    貯留し、その水を吸引して前記食器類に向けて噴射する
    ことにより該食器類を洗浄する食器洗い機において、 a)前記洗浄庫内の貯留水の水位を検知するべく、通常状
    態で開成し所定水位に到達したときに閉成するスイッチ
    を有する水位検知手段と、 b)前記スイッチの開成・閉成状態を判断する判定手段
    と、 c)該判定手段と前記スイッチの一端を接続する配線中に
    介挿されたコネクタと、 d)該スイッチ側に配置され、その一端が前記コネクタを
    介挿して前記判定手段に接続された所定の電気素子と、 を備え、前記判定手段は、前記電気素子に接続された配
    線上の電気信号により前記コネクタの挿脱を判定するこ
    とを特徴とする食器洗い機。
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