JP2003142472A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2003142472A
JP2003142472A JP2001341423A JP2001341423A JP2003142472A JP 2003142472 A JP2003142472 A JP 2003142472A JP 2001341423 A JP2001341423 A JP 2001341423A JP 2001341423 A JP2001341423 A JP 2001341423A JP 2003142472 A JP2003142472 A JP 2003142472A
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film forming
forming apparatus
supply pipe
gas supply
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Koji Yokoyama
幸二 横山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成膜工程における異物の発生を低減させるこ
とにより、製品性能や製品歩留まりを向上させる。 【解決手段】 基板(ウエハ)を複数枚準備し、プラズ
マCVD装置100のサセプタの上部に搭載し、ガス供
給管103から原料ガスを供給することにより、基板の
上部に例えば、酸化シリコン膜等を堆積する成膜処理を
複数枚の基板について行い、一定の期間もしくは一定枚
数の基板を処理した後に、CVDチャンバ101上の扉
102を開け、装置内の清掃や装置のメンテナンス等を
行う際、バルブ103aを閉じ、バルブ104aを開く
ことによりガス供給管103に不活性ガスを供給しなが
ら行う。その結果、ガス供給管103内への大気の侵入
を防止し、ガス供給管103内に酸化物等の異物が発生
することを低減することができ、その後の基板の処理時
の異物の発生を低減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
に用いられる装置、例えば、成膜装置を用いた半導体装
置の製造方法に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、絶縁膜や導電性膜を複数
層堆積することによって形成される。従って、半導体装
置の製造方法においては、絶縁膜や導電性膜等の形成工
程が欠かせないものとなっている。
【0003】例えば、半導体基板上に酸化シリコン膜を
形成する場合には、テトラエトキシシラン(Si(OC
254)と酸素(O2)を供給しながら気相成長させる
方法がある。
【0004】このような膜の形成は、CVD(Chemical
Vapor Deposition)装置を用いて行われ、このCVD
装置には、テトラエトキシシランや酸素などの原料ガス
を供給するガス供給管が接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、気相成長により
膜を形成する場合は、半導体基板上のみならず、装置の
側壁や底部にも成膜成分が堆積することから、膜を形成
した後には、クリーニングガスを供給することにより、
装置内に堆積した成膜成分を除去している。
【0006】しかしながら、半導体基板を多数処理する
と、除去しきれなかった成膜成分が装置内に徐々に堆積
し、その後の成膜工程において異物となることから、一
定の期間後、もしくは一定枚数のウエハ(基板)を処理
した後には、装置内の清掃を行う必要がある。
【0007】また、一定の期間後、もしくは一定枚数の
ウエハ(基板)を処理した後には、装置のメンテナンス
を行う必要がある。
【0008】本発明者は、半導体装置の研究、開発に従
事しており、前述した装置内の清掃や装置のメンテナン
スを行った後、当該成膜装置を用いて半導体基板上に膜
を形成した場合に、膜上の異物数が増加するという現象
に直面した。
【0009】この原因を探求した結果、次のような結論
に達した。
【0010】即ち、装置の清掃やメンテナンス時には、
装置の扉を開放しなければならず、その際装置の内部に
大気(空気)が入り込む。この空気は、装置に接続され
ているガス供給管内にも侵入し、ガス供給管に残存して
いる原料ガス(例えば、テトラエトキシシラン)と反応
し、酸化物等を形成してしまう。
【0011】このような生成物が、ガス供給管の内面に
付着し、次の成膜処理時等に、異物となって膜上に堆積
する。
【0012】本発明の目的は、成膜工程における異物の
発生を低減させることにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、成膜工程にお
ける異物の発生を低減させることにより、製品性能や製
品歩留まりを向上させることにある。
【0014】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0016】本発明の半導体装置の製造方法は、(a)
ガス供給管を有する成膜装置を準備する工程と、(b)
大気圧下で、前記成膜装置の扉を開放し、前記成膜装置
を調整する工程であって、前記成膜装置のガス供給管か
ら不活性ガスを排出しながら調整する工程と、(c)前
記(b)工程の後、前記成膜装置内に半導体基板を設置
し、前記半導体基板上に膜を形成する工程と、を有す
る。
【0017】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
(a)成膜装置を準備する工程であって、(a1)半導
体基板上に膜を形成する際の原料ガスを供給する第1の
ガス供給管と、(a2)前記第1のガス供給管のガス排
出方向と垂直な方向であって、前記第1のガス供給管の
位置する方向にガス排出方向を有する第2のガス供給管
と、を有する成膜装置を準備する工程と、(b)大気圧
下で、前記成膜装置の扉を開放し、前記成膜装置を調整
する工程であって、前記成膜装置の第2のガス供給管か
ら不活性ガスを排出しながら調整する工程と、(c)
(b)工程の後、前記成膜装置内に、半導体基板を設置
し前記第2のガス供給管から原料ガスを供給しながら前
記半導体基板上に膜を形成する工程と、を有する。
【0018】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
(a)成膜装置内に、半導体基板を設置し、前記成膜装
置のガス供給管から原料ガスを供給しながら、前記半導
体基板上に膜を形成する工程と、(b)前記成膜装置内
に堆積した前記膜成分を、クリーニングガスを供給しな
がら除去する工程と、(c)前記(a)工程および
(b)工程を複数回繰り返した後、大気圧下で、前記成
膜装置の扉を開放し、前記成膜装置を調整する工程であ
って、前記成膜装置のガス供給管から不活性ガスを排出
しながら調整する工程と、を有する。
【0019】この成膜装置の調整とは、例えば、成膜装
置内の清掃もしくは前記成膜装置のメンテナンスであ
る。成膜装置としては、例えば、プラズマCVD装置が
あり、成膜装置の調整には、半導体基板が搭載されるス
テージの交換も含まれる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0021】(実施の形態1)まず、本実施の形態の半
導体装置の製造方法に用いるプラズマCVD装置につい
て説明する。
【0022】図1に示すように、プラズマCVD装置1
00は、成膜処理が行われるCVDチャンバ101を有
し、CVDチャンバ101の上部には、扉102が開閉
自在に接続されている。
【0023】図2に、プラズマCVD装置100の断面
図を示す。図2に示すように、CVDチャンバ101に
は、ガス供給管103が接続されており、例えば、扉1
02の内部を通じて、原料ガスがCVDチャンバ101
内に供給される。
【0024】図3に、CVDチャンバ101の内部構造
の一例を示す。図3に示すように、CVDチャンバ10
1内には、半導体基板(ウエハ)1が搭載されるサセプ
タ(ステージ)201があり、その上部には、電極を兼
ねたシャワープレート202が設置されている。このシ
ャワープレート202に、高周波電位Evを印加するこ
とにより、半導体基板1(サセプタ)と、シャワープレ
ート(高周波電極)202との間にプラズマを発生させ
る。このプラズマにより、原料ガスが、活性状態に励起
され、気相成長(成膜)が促進される。
【0025】なお、図示しない吸引部により、成膜時に
は、CVDチャンバ101内は減圧状態となる。
【0026】ここで、図1〜図3に示すプラズマCVD
装置100のガス供給管103には、不活性ガス用のガ
ス供給管104が接続されている。この不活性ガス用の
ガス供給管104と、前述のガス供給管103には、そ
れぞれバルブ104a、103aが設けられており、こ
のバルブ104a、103aの開閉により、供給される
ガスが制御される。
【0027】次いで、このようなプラズマCVD装置1
00を用いた半導体装置の製造方法について説明する。
半導体装置の構造は様々であるが、ここでは、半導体基
板の主表面にMISFET(Metal Insulator Semicond
uctor Field Effect Transistor)およびこれに接続さ
れる配線を有する半導体装置をその一例として説明す
る。
【0028】図4〜図6および図10は、本実施の形態
の半導体装置の製造方法を示す基板の要部断面図であ
る。
【0029】まず、図4に示すように、半導体基板(以
下、単に基板という)1をエッチングして溝を形成した
後、この溝の内部に酸化シリコン膜7を埋め込むことに
より素子分離2を形成する。次に、基板1にp型不純物
(例えば、ホウ素(B))およびn型不純物(例えば、
リン(P))をイオン打ち込みした後、熱処理でこれら
の不純物を拡散させることによって、基板1にp型ウエ
ル3およびn型ウエル4を形成する。
【0030】次に、フッ酸系の洗浄液を用いて基板1
(p型ウエル3およびn型ウエル4)の表面をウェット
洗浄した後、熱酸化によりp型ウエル3およびn型ウエ
ル4のそれぞれの表面に清浄なゲート酸化膜8を形成す
る。
【0031】次に、ゲート酸化膜8の上部に低抵抗多結
晶シリコン膜9をCVD(ChemicalVapor Deposition)
法で堆積し、さらにその上部にCVD法で窒化シリコン
膜10を堆積する。
【0032】次に、フォトレジスト膜(図示せず、以下
単に「レジスト膜」という)をマスクにして窒化シリコ
ン膜10および多結晶シリコン膜9をドライエッチング
することにより、ゲート電極Gを形成する。このゲート
電極Gの上部には、窒化シリコン膜10からなるキャッ
プ絶縁膜が形成される。
【0033】次に、p型ウエル3上のゲート電極Gの両
側にリン(P)イオンをイオン打ち込みすることによっ
てn-型半導体領域11を形成する。次いで、n型ウエ
ル4上のゲート電極Gの両側にフッ化ホウ素(BF)イ
オンをイオン打ち込みすることによってp-型半導体領
域12を形成する。
【0034】次に、図5に示すように、基板1上にCV
D法で窒化シリコン膜を堆積した後、異方的にエッチン
グすることによって、ゲート電極の側壁にサイドウォー
ルスペーサ13を形成する。
【0035】次に、p型ウエル3上のゲート電極Gの両
側にヒ素(As)イオンをイオン打ち込みすることによ
ってn+型半導体領域14(ソース、ドレイン)を形成
する。次いで、n型ウエル4上のゲート電極Gの両側に
フッ化ホウ素(BF)イオンを、イオン打ち込みするこ
とによってp+型半導体領域15(ソース、ドレイン)
を形成する。
【0036】ここまでの工程で、LDD(Lightly Doped
Drain)構造のソース、ドレイン(n-型半導体領域11
およびn+型半導体領域14、p-型半導体領域12およ
びp+型半導体領域15)を備えたnチャネル型MIS
FETQnおよびpチャネル型MISFETQpが形成
される。
【0037】次に、図6に示すように、これらのMIS
FET(Qn、Qp)の上部に、テトラエトキシシラン
および酸素を原料としたプラズマCVD法で酸化シリコ
ン膜(TEOS膜)16を堆積する。
【0038】この際、図1〜図3に示した、プラズマC
VD装置を用いて酸化シリコン膜16を形成する。
【0039】即ち、図5に示す基板(ウエハ)1を複数
枚準備し、順次、図1〜図3に示すプラズマCVD装置
のサセプタ201の上部に搭載し、バルブ103aを開
け、バルブ104aを閉じ、ガス供給管103から原料
ガス(この場合、テトラエトキシシランや酸素)を供給
することにより、基板(ウエハ)1の上部に酸化シリコ
ン膜16を堆積する。なお、原料ガスを供給する配管
(ガス供給管)は一つ(103)に限られず、複数設け
てもよい。また、酸化シリコン膜16の堆積時に、不活
性ガス(例えば、窒素もしくはアルゴン(Ar))が用
いられる場合もある。この場合、バルブ104aを開け
ることにより不活性ガスを供給してもよいし、図示しな
い他の配管から不活性ガスを供給してもよい。
【0040】この酸化シリコン膜16の堆積の際、CV
Dチャンバ101の底部や側壁にも酸化シリコン膜が付
着する。
【0041】酸化シリコン膜16の形成工程が終了した
後は、基板(ウエハ)1は、CVDチャンバ101から
搬送され、プラズマCVD装置100と隣接するウエハ
収納部に格納される。なお、この成膜処理および搬送
は、複数の処理室と、ウエハ収納部がある、いわゆるマ
ルチチャンバを用いて、大気に晒されることなく行うこ
とが可能である。
【0042】次に、この基板(ウエハ)1が、CVDチ
ャンバ101から取り出された後は、ガス供給管103
もしくは図示しない配管からクリーニングガスをCVD
チャンバ101内に供給し、CVDチャンバ101の底
部や側壁に付着した酸化シリコン膜を、例えば、前記吸
引部(図示せず)から吸引することにより除去(クリー
ニング処理)する。
【0043】次いで、2枚目の基板(ウエハ)1を、C
VDチャンバ101内に搬送し、同様に酸化シリコン膜
16を成膜をした後、クリーニング処理を行う。このよ
うに、複数枚の基板(ウエハ)1について、それぞれ成
膜をした後、CVDチャンバ101内のクリーニング処
理を繰り返す。
【0044】しかしながら、基板(ウエハ)を多数処理
すると、クリーニング処理で除去しきれなかった成膜成
分が装置内に徐々に堆積し、その後の成膜工程において
異物となることから、一定の期間もしくは一定枚数のウ
エハ(基板)1を処理した後には、装置内の清掃を行う
必要がある。
【0045】この際、図7に示すように、CVDチャン
バ101上の扉102を開け、CVDチャンバ101内
部を清掃するのであるが、その際、バルブ103aを閉
じ、バルブ104aを開くことによりガス供給管103
に、不活性ガス(例えば、窒素もしくはアルゴン)を供
給しながら清掃を行う。
【0046】また、この一連の動作は、図示するセンサ
105を用いて自動的に行うことができる。即ち、セン
サ105によってCVDチャンバ101上の扉102が
開いたことを検知し、その信号をバルブ103aおよび
104aに伝達し、バルブ103aを閉め、バルブ10
4aを開ける。このセンサ105の一例として、磁力に
よって扉の開閉を検知するもの等が挙げられる。もちろ
ん、CVDチャンバ101内に、気圧計を設置し気圧の
変化を検知して、バルブ(103a、104a)の開閉
を制御してもよい。
【0047】清掃後、前述した複数枚の基板(ウエハ)
1について、成膜処理およびCVDチャンバ101内の
クリーニング処理を続ける。
【0048】このように、本実施の形態においては、装
置内の清掃を、ガス供給管から不活性ガスを排出しなが
ら行ったので、清掃後の基板(ウエハ)1上の成膜時の
異物の発生を低減することができる。
【0049】即ち、装置の清掃時に、ガス供給管のバル
ブ103aを閉じた状態でも、バルブ103aから扉1
02までのガス供給管には、原料ガスが残存する。この
ように、原料ガスが残存した状態で扉102を開くと、
図8に示すように、大気(空気)が、CVDチャンバ1
01内やガス供給管103の内部まで侵入する。その結
果、図8のa部の拡大図である図9に示すように、ガス
供給管103内に残存した原料ガスと空気中の酸素等が
反応し、酸化物等を生成する。この生成物は、異物Pと
なり、ガス供給管103内に付着する。なお、このよう
な異物Pは、図9に示すガス供給管の排出口近傍のみな
らず、その奥においても生じ得る。
【0050】装置の清掃後、再び、基板(ウエハ)1を
処理、即ち、基板1上に成膜を行うと、原料ガスととも
に前記異物Pがガス供給管103から不定期に排出さ
れ、膜上に付着する。
【0051】このような異物Pが、膜上に付着すると膜
の平坦性が損なわれ、当該膜上に形成される配線のショ
ートや断線を生じさせる。その結果、製品歩留まりが低
下する。
【0052】また、酸化シリコン膜等の絶縁膜のみなら
ず、シリコン膜やタングステン膜などの導電性膜の形成
にもプラズマCVD装置が用いられる、このような導電
性膜上に、酸化物からなる異物が付着した場合には、導
通不良が生じ得る。
【0053】これに対して、本実施の形態によれば、装
置内の清掃を、ガス供給管103から不活性ガスを排出
しながら行ったので、ガス供給管103内への大気の侵
入を防止することができ、ガス供給管103内での異物
Pの発生を低減することができる。その結果、清掃後の
基板(ウエハ)の処理時に、基板(ウエハ)表面に異物
が付着することを防止することができ、製品歩留まりを
向上させることができる。
【0054】次いで、図10に示すように、酸化シリコ
ン膜(TEOS膜)16の表面をCMP法により研磨
し、酸化シリコン膜16aの上部のレジスト膜(図示せ
ず)をマスクにしたドライエッチングを行うことによっ
て、nチャネル型MISFETQnのn+型半導体領域
14の上部にコンタクトホール22を形成し、pチャネ
ル型MISFETQpのp+型半導体領域15の上部に
コンタクトホール23を形成する。
【0055】次いで、コンタクトホール22、23内を
含む酸化シリコン膜16aの上部にCVD法で薄いTi
N膜(図示せず)を堆積し、さらに、CVD法で、W膜
を堆積した後、酸化シリコン膜16aの上部のW膜およ
びTiN膜をCMP法で研磨し、これらの膜をコンタク
トホール22、23の内部にのみに残すことによってプ
ラグ27を形成する。
【0056】次に、酸化シリコン膜16aおよびプラグ
27の上部にCVD法でW膜を堆積した後、レジスト膜
(図示せず)をマスクにしてこのW膜をドライエッチン
グすることによって第1層配線30〜33を形成する。
【0057】この後、第1層配線上に酸化シリコン膜等
の絶縁膜、プラグおよび配線の形成を繰り返すことによ
り、多層の配線を形成してもよいが、それらの図示およ
び詳細な説明は省略する。また、最上層配線の上部に
は、例えば、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層
膜からなるパッシベーション膜が形成されるが、その図
示および詳細な説明は省略する。
【0058】なお、本実施の形態においては、酸化シリ
コン膜16を図1〜図3に示すプラズマCVD装置を用
いて形成したが、酸化シリコン膜7やサイドウォールス
ペーサ13を構成する窒化シリコン膜等の絶縁膜、配線
30〜33やプラグ27を構成するタングステン膜等の
導電性膜をかかるプラズマCVD装置を用いて形成して
もよい。
【0059】即ち、これらの膜を複数の基板(ウエハ)
について成膜する際に、必要な装置内の清掃を、原料ガ
ス用のガス供給管から不活性ガスを排出しながら行う。
その結果、前述したように、清掃後の基板(ウエハ)1
上への成膜において、異物の発生を低減することができ
る。
【0060】また、本実施の形態においては、装置内の
清掃を例に説明したが、装置のメンテナンスの際にもC
VDチャンバ101上の扉102を開けてメンテナンス
が行われるため、清掃やメンテナンス等、広く装置の調
整を行う際にも、本発明は適用可能である。
【0061】また、前述したように、クリーニング処理
を行う場合には、基板(ウエハ)を搭載するサセプタ2
01(図3参照)が、クリーニングガスに晒されるた
め、その表面が劣化する。特に、プラズマCVD法にお
いては、サセプタ201の劣化部分にアークが生じ、異
常放電が起こりうる。従って、一定の期間もしくは一定
枚数の基板(ウエハ)を処理した後には、このサセプタ
201を交換する必要がある。このサセプタ201の交
換時にも、本発明を適用することが可能である。
【0062】また、本実施の形態においては、成膜装置
としてプラズマCVD装置を例に説明したが、プラズマ
CVD装置に限られず、熱CVD装置等を用いた半導体
装置の製造方法にも本発明を適用する事が可能である。
【0063】また、本実施の形態においては、MISF
ETを有する半導体装置を例に説明したが、このような
MISFETを有するメモリの他、EEPROMやバイ
ポーラ等、他の半導体素子の製造方法にも広く適用可能
である。
【0064】(実施の形態2)図1および図2を参照し
ながら実施の形態1において説明したプラズマCVD装
置は、原料ガスを供給する配管(103)に不活性ガス
を供給したが、本実施の形態のように、不活性ガス専用
のガス供給管204を設けてもよい。
【0065】図11に本実施の形態で用いられるプラズ
マCVD装置200を示す。なお、実施の形態1で説明
した図1と共通する部分については、その説明を省略
し、特徴的な構成についてのみ詳細に説明する。
【0066】図中の204は、不活性ガス専用のガス供
給管であり、かかる供給管の先端は、扉102から排出
される原料ガスの排出方向(Y方向)と垂直な方向(X
方向)に向いている。
【0067】従って、このガス供給管204から不活性
ガスを排出すると、扉102の裏側(CVDチャンバ1
01側)にエアーカーテンが形成され、原料ガス用のガ
ス供給管103内に空気が侵入することを防止すること
ができる。
【0068】なお、図11に示すプラズマCVD装置2
00が用いられる半導体装置の製造方法は、実施の形態
1で説明した工程と同様であるため、その詳細な説明を
省略する。
【0069】即ち、基板(ウエハ)1上に例えば、酸化
シリコン膜16等の成膜およびCVDチャンバ101の
クリーニング処理を、複数枚の基板(ウエハ)1につい
て行った後、装置内の清掃、装置のメンテナンスもしく
はサセプタの交換等を行い、再び、基板(ウエハ)の処
理を行う。この装置内の清掃、装置のメンテナンスもし
くはサセプタの交換等を、不活性ガス専用のガス供給管
204から不活性ガスを供給しながら行う。
【0070】こように、本実施の形態においては、不活
性ガス専用のガス供給管204を設け、扉102の裏面
にエアーカーテンを形成したので、扉102開放時に、
原料ガス供給管103の内部に、大気が侵入するのを防
止することができ、原料ガス用のガス供給管103内に
異物が付着することを防止することができる。
【0071】従って、複数枚の基板(ウエハ)の処理の
最中に、装置の清掃やメンテナンス等で、扉を開放せざ
るを得ない場合であっても、その後の基板(ウエハ)処
理の際、配管内からの異物の飛散を防止することができ
る。
【0072】また、実施の形態1と同様、扉102にセ
ンサ105を付けることにより、扉102の開放と連動
したバルブ(103a、104a)の開閉をすることに
より自動的に不活性ガスの供給を行うことができる。
【0073】また、本実施の形態においては、成膜装置
としてプラズマCVD装置を例に説明したが、プラズマ
CVD装置に限られず、熱CVD装置等を用いた半導体
装置の製造方法にも本発明を適用する事が可能である。
【0074】また、本実施の形態においては、MISF
ETを有する半導体装置を例に説明したが、このような
MISFETを有するメモリの他、EEPROMやバイ
ポーラ等、他の半導体素子の製造方法にも広く適用可能
である。
【0075】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0076】特に、実施の形態1および2においては、
プラズマCVD装置や熱CVD装置を例に説明したが、
本発明は、エッチング装置や拡散・低圧装置等、空気と
反応するガスの供給管を有する装置に広く適用可能であ
る。
【0077】また、実施の形態1および2においては、
半導体装置の製造方法を例に説明したが、CDROM等
の磁性膜製品の薄膜の形成にも広く適用可能である。
【0078】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0079】成膜装置を調整する際、成膜装置の原料ガ
ス用のガス供給管から不活性ガスを排出しながら装置の
調整を行ったので、ガス供給管の内部に大気が侵入する
のを防止することができ、ガス供給管内での異物の発生
を防止できる。
【0080】その結果、装置の調整後、基板上に成膜す
る際、異物の発生を低減することができる。
【0081】また、製品性能や製品歩留まりを向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造
方法に用いられるプラズマCVD装置を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造
方法に用いられるプラズマCVD装置を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造
方法に用いられるプラズマCVD装置を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1であるプラズマCVD装
置を用いた半導体装置の製造方法を示す基板の要部断面
図である。
【図5】本発明の実施の形態1であるプラズマCVD装
置を用いた半導体装置の製造方法を示す基板の要部断面
図である。
【図6】本発明の実施の形態1であるプラズマCVD装
置を用いた半導体装置の製造方法を示す基板の要部断面
図である。
【図7】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造
方法に用いられるプラズマCVD装置の調整方法を示す
図である。
【図8】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造
方法の効果を示すための図である。
【図9】図8に示すa部の拡大図である。
【図10】本発明の実施の形態1であるプラズマCVD
装置を用いた半導体装置の製造方法を示す基板の要部断
面図である。
【図11】本発明の実施の形態2である半導体装置の製
造方法に用いられるプラズマCVD装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基板(半導体基板) 2 素子分離 3 p型ウエル 4 n型ウエル 7 酸化シリコン膜 8 ゲート酸化膜 G ゲート電極 9 多結晶シリコン膜 10 窒化シリコン膜 11 n-型半導体領域 12 p-型半導体領域 13 サイドウォールスペーサ 14 n+型半導体領域 15 p+型半導体領域 16 酸化シリコン膜 16a 酸化シリコン膜 21 酸化シリコン膜 22 コンタクトホール 23 コンタクトホール 27 プラグ 30〜33 第1層配線 100 プラズマCVD装置 101 CVDチャンバ 102 扉 103 ガス供給管 103a バルブ 104 ガス供給管 104a バルブ 105 センサ 200 プラズマCVD装置 201 サセプタ 202 シャワープレート Ev 高周波電位 204 ガス供給管P 異物 Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 CA04 CA12 DA06 EA06 EA11 GA02 JA09 KA11 4M104 BB01 BB30 CC01 CC05 DD16 DD43 DD65 DD75 DD91 EE03 EE05 EE09 EE17 GG06 GG09 GG16 HH12 HH20 5F033 HH04 HH19 HH33 JJ19 JJ33 KK01 MM05 MM13 MM15 NN06 NN07 PP06 QQ08 QQ09 QQ10 QQ11 QQ37 QQ48 QQ58 RR04 RR06 SS04 SS13 SS15 TT08 VV16 XX00 XX01 5F045 AA08 AB32 EB06 EB12 EE14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ガス供給管を有する成膜装置を準
    備する工程と、 (b)大気圧下で、前記成膜装置の扉を開放し、前記成
    膜装置を調整する工程であって、前記成膜装置のガス供
    給管から不活性ガスを排出しながら調整する工程と、 (c)前記(b)工程の後、前記成膜装置内に半導体基
    板を設置し、前記半導体基板上に膜を形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 (a)成膜装置を準備する工程であっ
    て、(a1)半導体基板上に膜を形成する際の原料ガス
    を供給する第1のガス供給管と、(a2)前記第1のガ
    ス供給管のガス排出方向と垂直な方向であって、前記第
    1のガス供給管のガス排出部の位置する方向に、ガスを
    排出する第2のガス供給管と、を有する成膜装置を準備
    する工程と、 (b)大気圧下で、前記成膜装置の扉を開放し、前記成
    膜装置を調整する工程であって、前記成膜装置の第2の
    ガス供給管から不活性ガスを排出しながら調整する工程
    と、 (c)前記(b)工程の後、前記成膜装置内に半導体基
    板を設置し、前記第1のガス供給管から原料ガスを供給
    しながら前記半導体基板上に膜を形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 (a)成膜装置内に、半導体基板を設置
    し、前記成膜装置のガス供給管から原料ガスを供給しな
    がら、前記半導体基板上に膜を形成する工程と、 (b)前記成膜装置内に堆積した前記膜成分を、クリー
    ニングガスを供給しながら除去する工程と、 (c)前記(a)工程および(b)工程を複数回繰り返
    した後、 大気圧下で、前記成膜装置の扉を開放し、前記成膜装置
    を調整する工程であって、前記成膜装置の前記ガス供給
    管から不活性ガスを排出しながら調整する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記成膜装置の調整は、前記成膜装置内
    の清掃もしくは前記成膜装置のメンテナンスであること
    を特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の
    半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記成膜装置は、プラズマCVD装置で
    あり、前記成膜装置の調整は、前記半導体基板が搭載さ
    れるステージの交換工程を含むことを特徴とする請求項
    1〜3のうちいずれか一項に記載の半導体装置の製造方
    法。
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