JP2006269528A - 半導体処理装置 - Google Patents

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宰豪 山住
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Abstract

【課題】 半導体ウエハ上への微粒子などの異物の付着を防止し、半導体装置の製造歩留りを向上させる。
【解決手段】 半導体ウエハを処理する処理室2と、前記半導体ウエハを収容するロードロック室6と、処理室2とロードロック室6とをつなぎ、前記半導体ウエハを搬送する搬送室4と、搬送室4内を外部から観察できる覗き窓10とを備えたプラズマCVD装置1において、搬送室4の覗き窓10に、アースと電気的に接続され、かつ覗き窓10をコーティングしてなる導電性膜による電荷除去手段を持たせる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体処理装置に関し、特に、搬送室の覗き窓を有するプラズマCVD装置に適用して有効な技術に関するものである。
特許文献1には、試料を真空処理する処理室と、ロードロック室と、処理室とロードロック室との間で試料を搬送する真空搬送手段が配置された真空搬送室とが設けられた真空処理装置(半導体処理装置)において、真空搬送室に石英製の覗き窓がある記載がされている。
特開平9−213764号公報
本発明者らは、CVD(Chemical Vapor Deposition)反応の一形式であるプラズマ励起反応を利用したプラズマCVD装置を用いて、半導体基板上での各種膜の形成を行っている。プラズマ反応は減圧状態の処理室内で高周波放電を行わせ、プラズマ粒子のエネルギーによって反応ガスを分解または相互に反応させて、半導体基板上に反応生成物としての膜を堆積させる方法である。プラズマCVD反応の機構は複雑ではあるが、例えば熱CVD法に比べて低温での膜の堆積が可能であり、例えば400℃以下の温度で窒化シリコン膜または酸化シリコン膜などが成膜できることから、半導体装置の製造分野では早くからプラズマCVD法が実用化されている。
しかしながら、プラズマCVD装置を用いた酸化シリコン膜の形成において、本発明者らは、以下に説明する課題が存在することを見出した。
プラズマCVD装置では、処理室内に置かれる半導体ウエハの主面上に反応生成物が到達して酸化シリコン膜が形成される一方で、処理室内にはマイナス電荷に帯電した異物、例えば酸化シリコンを主成分とする微粒子などの異物が浮遊する。例えばプラズマCVD装置に備わる処理室と搬送室との間に圧力差がない状態で半導体ウエハを処理室から搬送室へ搬送した場合、この微粒子などの異物は搬送室へ流れる。このような異物は、搬送室と接続された排気系により、搬送室内のガスと共に排気されるものと考えられていた。
しかしながら、搬送室内において半導体ウエハ上に0.1μm程度の大きさの異物が付着することが観測された。この0.1μm程度の大きさの異物は従来であれば問題にならないレベルであったと考えられるが、例えば0.13μm世代の微細化された半導体装置においては、半導体ウエハ上に微粒子などの異物が付着したままでは不良製品となってしまう。
そこで、本発明者らは、半導体ウエハに異物が付着する原因について検討したところ、搬送室に備えられている覗き窓が帯電しやすい材質であるため、マイナス電荷に帯電した異物が覗き窓に付着しやすいことを見出した。すなわち、例えばポリカーボネイト系の透明なプラスチックなどの誘電体材料からなる覗き窓を使用した場合、誘電体材料からなる覗き窓がもつ静電容量により異物が付着しやすいものと考えられる。さらに、例えば搬送室内の搬送ロボットが回転する時による静電作用により、覗き窓に付着していた異物が半導体ウエハを搬送する搬送ロボットに引きつけられるように剥がれ、半導体ウエハ上に異物が付着することを見出した。
本発明の目的は、半導体ウエハ上への微粒子などの異物の付着を防止し、半導体装置の製造歩留りを向上させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、半導体ウエハを処理する処理室と、前記半導体ウエハを収容するロードロック室と、前記処理室と前記ロードロック室とをつなぎ、前記半導体ウエハを搬送する搬送室と、前記搬送室内を外部から観察できる覗き窓とを備えた半導体処理装置に、前記搬送室の覗き窓に、前記覗き窓の電荷を除去する電荷除去手段を持たせる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
搬送室の覗き窓を電荷が溜まり難い構造にすることにより、覗き窓に帯電した異物が付着することを低減し、さらに半導体ウエハ上への微粒子などの異物の付着を防止し、半導体装置の製造歩留りを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態で示す半導体製造装置およびそれを用いた半導体ウエハの処理方法について図1〜図4により説明する。図1は本発明の一実施の形態によるシングルウエハマルチチャンバ方式の並行平板型プラズマCVD装置の構成の一例を示す模式図である。図2は図1で示すCVD装置に排気系および供給系を付加して示すブロック図である。図3は本発明の一実施の形態によるプラズマCVD装置における成膜時の半導体ウエハの流れを説明する工程図である。図4は本発明の実施の形態による覗き窓を模式的に示す説明図である。
本実施の形態で示すプラズマCVD装置1は、処理室2、ゲートバルブ3a、3b、搬送室4、搬送ロボット5、ロードロック室6を備えている。また処理室2、搬送室4およびロードロック室6には、各室からガスを排気する排気系、例えば機械ポンプなどの真空ポンプ8a、8b、8cがそれぞれ接続されている。また搬送室4には所望のガスを供給する供給系、例えば窒素ガスなどの不活性ガスを供給することができるマスフローコントローラ9が接続されている。また搬送室4には、搬送室4内を外部から搬送時の半導体ウエハの状態を観察できる覗き窓10が設けられている。このようなプラズマCVD装置は、処理室を中心として、サブシステムとしてのガス供給系、排気系、ウエハ搬送系、電源部等を基本構成とし、処理室以外は共通化が可能である。なお、図1中、符号7a、7bはウエハカセット、SWは半導体ウエハである。
プラズマCVD装置1に備わる処理室2は平行平板型構造であり、加熱にはヒーター付サセプタを用いる。プラズマCVD装置1は、処理室2の内部に2つの平板電極を対向させ、一方の電極板上に処理するべき半導体ウエハSWを載置する。次いで、対向する電極との間に高周波電力を印加した後、生成ガスのプラズマを発生させて半導体ウエハSWの主面上にプラズマCVD法によって絶縁膜、半導体膜または金属・導体膜を堆積する半導体製造装置である。図1には、3つの処理室2を例示しているが、2つまたは4つの処理室2の構成が可能である。
半導体ウエハSWの主面上への酸化シリコン膜、例えばTEOS酸化膜の形成は、例えば以下の手順によって行われる。
搬送室4には、半導体ウエハSWを搬送する搬送ロボット5が備わっており、搬送ロボット5にてロードロック室6に設置された、通常25枚、12枚または6枚等のバッチ単位で半導体ウエハSWが収納されているウエハカセット7aから1枚の半導体ウエハSWが搬出される。次いで、搬送室4と処理室2との間を仕切るゲートバルブ3aを開けて処理室2へ半導体ウエハSWが搬入される。
次いで、半導体ウエハSWは、処理室2の内部に設置された一方の電極であるサセプタと呼ばれる支持台の上に置かれた後、ゲートバルブ3aを閉じて、このサセプタと、その周囲を絶縁体によって保持されたシャワーヘッドとの間に高周波電力が印加される。シャワーヘッドにはガスノズルが設けられており、このガスノズルを通して複数種の生成ガス、例えばTEOSガスおよびオゾンガスが処理室2へ導入されて、半導体ウエハSWの主面上にTEOS酸化膜が成膜される。プラズマCVD装置1の処理室2内では、半導体ウエハの主面上に反応生成物が到達して例えば酸化シリコン膜が形成される一方で、処理室2内にはマイナス電荷に帯電した異物、例えば酸化シリコンを主成分とする微粒子などの異物が浮遊する。この異物は、生成ガスと共に圧力調整バルブおよびスロットバルブを通り真空ポンプ8aで排出される。
しかしながら、例えばプラズマCVD装置1に備わる処理室2と搬送室4との間に圧力差がない状態で半導体ウエハSWを処理室2から搬送室4へ搬送した場合、この微粒子などの異物の一部が搬送室4へ流れてしまう。
この異物に対して、本発明は図4に示すように、例えばポリカーボネイト系の透明なプラスチックなどの誘電体材料からなる覗き窓10の第1主面とその第1主面とは反対の第2主面に対して光が透過する程度の厚さの導電性膜、例えば厚さが0.1μm程度のアルミニウム膜をコーティングしている。さらにコーティングされた導電性膜は、アース10aとして、例えばアルミニウムからなる搬送室4に電気的に接続されている。なお、本実施の形態では、覗き窓10の第1主面および第2主面に導電体をコーティングしたが、覗き窓10の第1主面あるいは第2主面のいずれかに導電性膜をコーティングしても良い。
このように覗き窓10に電荷が溜まり難くする電荷除去手段を施すことにより、誘電体材料からなる覗き窓10には電荷が溜まり難くなるため、例えばマイナス電荷に帯電した異物が覗き窓10に付着することを低減することができる。さらには半導体ウエハ上に発生する異物数を抑制することができる。
また、静電容量の小さい覗き窓10、すなわち表面積の小さい覗き窓10を搬送室4に用いることで、覗き窓10に付着する帯電した異物を低減することができるが、本発明においては、表面積が大きい場合であっても、覗き窓10に付着する帯電した異物を低減することができる。したがって、本実施の形態で示す覗き窓10は、その表面積を例えば1m×1m程度と大きくすることができるので、搬送室4での半導体ウエハSWの搬送トラブル等の発見を容易にすることができる。
このように処理室2から搬送室4に流入した異物は、電荷除去手段を有する覗き窓10および例えばアルミニウムからなる搬送室4内には付着せず、搬送室4に接続された真空ポンプ8bにより排出されることとなる。したがって、搬送ロボット5の回転等により静電作用が働いたとしても、搬送室4内にはほとんど帯電した異物が存在しないので、搬送ロボット5による搬送中における半導体ウエハSW上の異物付着を防止することができる。
次に、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)デバイスの製造方法に本発明を適用した場合について図5〜図10を用いて説明する。なお、本実施の形態においては、電界効果トランジスタを代表するMISFETをMISと略し、pチャネル型のMISFETをpMISと略し、nチャネル型のMISFETをnMISと略す。
図5に示すように、例えばp型のシリコン単結晶からなる半導体基板(円形の薄い板状に加工した半導体ウエハ)11を用意する。次に、この半導体基板11を熱酸化してその表面に厚さ0.01μm程度の薄い酸化シリコン膜12を形成し、続いてその上層に、例えばCVD法により厚さ0.1μm程度の窒化シリコン膜13を堆積する。
次に、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして窒化シリコン膜13、酸化シリコン膜12および半導体基板11を順次エッチングすることにより、素子分離領域の半導体基板11に深さ0.35μm程度の素子分離溝14aを形成する。
次に、図6に示すように、上述したプラズマCVD装置およびそれを用いた半導体ウエハの処理方法を用いて、半導体基板11上に酸化シリコン膜14bを堆積する。酸化シリコン膜14bは、例えばTEOS(tetraethylorthosilicate:Si(OC)とオゾン(O)とをソースガスに用いたプラズマCVD法により堆積されたTEOS酸化膜で構成される。成膜後は、処理室に接続されている真空ポンプにより処理室内の圧力を制御し、また、搬送室に接続されている真空ポンプおよびマスフローコントローラから供給される例えば窒素ガスなどの不活性ガスにより搬送室内の圧力を制御した後、処理室と搬送室との間のゲートバルブを開き、搬送ロボットにて処理室から半導体基板が、搬送室を通過してロードロック室に設置されたウエハカセットへ搬入される。
次に、図7に示すように、半導体基板11上にCVD法により堆積した酸化シリコン膜14bを、例えばCMP(chemical vapor deposition)法により研磨して、素子分離溝14aの内部に酸化シリコン膜14bを残すことによって素子分離領域を形成する。続いて熱リン酸を用いたウェットエッチングで窒化シリコン膜13を除去した後、半導体基板11に温度1000℃程度の熱処理を施すことにより、素子分離溝14aに埋め込んだ酸化シリコン膜14bを焼き締める。
次に、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして半導体基板11に不純物をイオン注入し、pウェル21およびnウェル22を形成する。pウェル21にはp型の導電型を示す不純物、例えばボロンをイオン注入し、nウェル22にはn型の導電型を示す不純物、例えばリンをイオン注入する。この後、各ウェル領域にMISのしきい値を制御するための不純物をイオン注入してもよい。
次に、ゲート絶縁膜となる酸化シリコン膜23a、ゲート電極となるシリコン多結晶膜24aおよびキャップ絶縁膜となる酸化シリコン膜25aを順次堆積して積層膜を形成する。酸化シリコン膜23aは、例えば熱酸化法または熱CVD法により形成することができ、シリコン多結晶膜24aは、例えばCVD法により形成することができる。また、酸化シリコン膜25aは、上述したプラズマCVD装置およびそれを用いた半導体ウエハの処理方法を用いて形成される。
次に、図8に示すように、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして上記積層膜をエッチングして、ゲート絶縁膜23、ゲート電極24およびキャップ絶縁膜25を形成する。続いて半導体基板11上にCVD法により酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜を異方性エッチングすることにより、ゲート電極24の側壁にサイドウォール26を形成する。
次に、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとしてpウェル21にn型不純物、例えばヒ素をイオン注入し、ゲート電極24の両側のpウェル21にn型半導体領域27を形成する。n型半導体領域27は、ゲート電極24およびサイドウォール26に対して自己整合的に形成され、nMISのソース・ドレインとして機能する。同様に、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとしてnウェル22にp型不純物、例えばフッ化ボロンをイオン注入し、ゲート電極24の両側のnウェル22にp型半導体領域28を形成する。p型半導体領域28は、ゲート電極24およびサイドウォール26に対して自己整合的に形成され、pMISのソース・ドレインとして機能する。
次に、図9に示すように、半導体基板11上に酸化シリコン膜29を形成した後、この酸化シリコン膜29を、例えばCMP法によって研磨することによりその表面を平坦化する。酸化シリコン膜29は、例えば上述したプラズマCVD装置およびそれを用いた半導体ウエハの処理方法を用いて形成される。
次に、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとしたエッチングによって酸化シリコン膜29に接続孔30を形成する。この接続孔30はn型半導体領域27またはp型半導体領域28上などの必要部分に形成する。続いて接続孔30の内部を含む半導体基板11の全面に窒化チタン膜を、例えばCVD法により形成し、さらに接続孔30を埋め込むタングステン膜を、例えばCVD法により形成する。その後、接続孔30以外の領域の窒化チタン膜およびタングステン膜を、例えばCMP法により除去して接続孔30の内部にプラグ31を形成する。
次に、半導体基板11上に、例えばタングステン膜を形成した後、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとしたエッチングによりタングステン膜を加工し、第1層目の配線32を形成する。タングステン膜は、CVD法またはスパッタ法により形成できる。
次に、図10に示すように、配線32を覆う絶縁膜、例えば酸化シリコン膜を形成した後、その絶縁膜を、例えばCMP法で研磨することにより、表面が平坦化された層間絶縁膜33を形成する。続いてフォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとしたエッチングによって層間絶縁膜33の所定の領域に接続孔34を形成する。
次に、接続孔34の内部を含む半導体基板11の全面にバリアメタル層を形成し、さらに接続孔34を埋め込む銅膜を形成する。バリアメタル層は、例えば窒化チタン膜、タンタル膜または窒化タンタル膜などであり、例えばCVD法またはスパッタ法により形成する。銅膜は主導体層として機能し、例えばメッキ法により形成できる。メッキ法による銅膜の形成前に、例えばCVD法またはスパッタ法によりシード層として薄い銅膜を形成できる。その後、接続孔34以外の領域の銅膜およびバリアメタル層を、例えばCMP法により除去して接続孔34の内部にプラグ35を形成する。
次に、半導体基板11上にストッパ絶縁膜36を形成し、さらに配線形成用の絶縁膜37を形成する。ストッパ絶縁膜36は、例えば窒化シリコン膜とし、絶縁膜37は、例えば酸化シリコン膜とする。続いてフォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとしたエッチングによってストッパ絶縁膜36および絶縁膜37の所定の領域に配線溝38を形成する。
次に、配線溝38の内部を含む半導体基板11の全面にバリアメタル層39を形成し、さらに配線溝38を埋め込む銅膜を形成する。その後、配線溝38以外の領域の銅膜およびバリアメタル層39を、例えばCMP法により除去して、配線溝38の内部に銅膜を主導体層とする第2層目の配線40を形成する。
その後、さらに上層の配線を形成した後、パッシベーション膜で半導体基板11の全面を覆うことにより、CMOSデバイスが略完成する。
上述したように、プラズマCVD装置の搬送室の覗き窓を電荷が溜まり難い構造にすることにより、半導体基板11(半導体ウエハ)上に付着する異物が低減できることから半導体装置の製造歩留まりを向上させることができる。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、覗き窓が有する電荷除去手段として、覗き窓をコーティングした導電性膜とアースとの電気的接続とする場合について説明したが、本実施の形態2では、覗き窓を覆うメッシュ状の導電体とアースとの電気的接続とする場合について図11により説明する。図11は本発明の実施の形態による覗き窓10を模式的に示す説明図である。
本実施の形態で示す覗き窓は、例えばポリカーボネイト系の透明なプラスチックなどの誘電体材料からなる覗き窓10の第1主面とその第1主面とは反対の第2主面に対して例えばアルミニウムからなる導電体をメッシュ状に配置している。さらにメッシュ状に配置された導電体は、アース10aとして、例えばアルミニウムからなる搬送室4に電気的に接続されている。なお、本実施の形態では、覗き窓10の第1主面および第2主面に導電体をメッシュ状に配置したが、覗き窓10の第1主面あるいは第2主面のいずれかに導電体をメッシュ状に配置しても良い。
この場合も前記実施の形態で示した場合と同様に、覗き窓10は、覗き窓10に電荷が溜まり難い電荷除去手段を有することとなる。
したがって、搬送室の覗き窓を電荷が溜まり難い構造にすることにより、覗き窓に異物が付着することを低減し、さらに半導体ウエハ上への微粒子などの異物の付着を防止し、半導体装置の製造歩留りを向上させることができる。また、導電体をメッシュ状に配置することで、搬送室内の観察するための覗き窓10の役割も果たすことができる。
(実施の形態3)
前記実施の形態1では、覗き窓が有する電荷除去手段として、覗き窓をコーティングした導電性膜とアースとの電気的接続とする場合について説明したが、本実施の形態では、導電性プラスチックからなる覗き窓とアースとの電気的接続とする場合について図12により説明する。図12は本発明の実施の形態による覗き窓10を模式的に示す説明図である。
本実施の形態では、覗き窓10に例えば導電性表面処理したプラスチックを適用している。さらに導電性プラスチックからなる覗き窓は、アース10aとして、例えばアルミニウムからなる搬送室4に電気的に接続されている。
この場合も前記実施の形態で示した場合と同様に、覗き窓10は、覗き窓10に電荷が溜まり難い電荷除去手段を有することとなる。
したがって、搬送室の覗き窓を電荷が溜まり難い構造にすることにより、覗き窓に異物が付着することを低減し、さらに半導体ウエハ上への微粒子などの異物の付着を防止し、半導体装置の製造歩留りを向上させることができる。また、透明な導電性プラスチックを適用することで、搬送室内の観察するための覗き窓10の役割も果たすことができる。
(実施の形態4)
前記実施の形態1〜3では、覗き窓が電荷除去手段を有する場合について説明したが、本実施の形態では、さらに異物除去手段を有する場合について図13により説明する。図13は本発明の実施の形態による覗き窓10を模式的に示す説明図である。
覗き窓10が有する電荷除去手段としては、例えば導電性表面処理したプラスチックを適用し、さらに導電性プラスチックからなる覗き窓10と、アース10aとして、例えばアルミニウムからなる搬送室4に電気的に接続されている。また、この導電性プラスチックからなる覗き窓10には、正電圧、負電圧を印加することができる電源10bが電気的に接続されている。すなわち、異物除去手段は、導電性プラスチックからなる覗き窓10と、正電圧および負電圧を印加できる電源と、アースとの電気的接続である。
この異物除去手段を用いることにより、例えば処理室から搬送室へ流入した帯電した微粒子などの異物の極性が、正であるか負であるかを問わず、覗き窓10に異物が付着することを防止することができる。具体的には、負の電荷を持った異物が、覗き窓10に付着しようとしても、電源10bにより負の電圧を印加することで、反発作用により負の電荷を持った異物が覗き窓10に付着することを防止することができる。
なお、本実施の形態では、電荷除去手段として、導電性プラスチックからなる覗き窓10を適用した場合について説明したが、覗き窓10をコーティングした導電性膜、覗き窓10をメッシュ状の導電体で覆う電荷除去手段であっても良い。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態1では、例えば1m×1m程度の大きさの覗き窓に適用した場合について説明したが、小さい覗き窓にも適用することができる。覗き窓を小さくすることで、搬送ロボットにより搬送される半導体ウエハの経路上に覗き窓を設置しなくても済むため、静電作用によって半導体ウエハに付着する異物を低減することができる。
また、例えば、前記実施の形態では、プラズマCVD装置に適用した場合について説明したが、エッチャー装置、アッシャー装置に適用しても良い。
本発明は、半導体装置を製造する製造業に幅広く利用されるものである。
本発明の実施の形態によるプラズマCVD装置の構成の一例を示す模式図である。 図1のプラズマCVD装置に排気系および供給系を付加して示すブロック図である。 本実施の形態によるプラズマCVD装置における成膜時の半導体ウエハの流れを説明する工程図である。 本発明の実施の形態による覗き窓を模式的に示す説明図である。 本実施の形態における製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図5に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図6に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図7に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図8に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図9に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態による覗き窓を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態による覗き窓を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態による覗き窓を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 プラズマCVD装置
2 処理室
3a、3b ゲートバルブ
4 搬送室
5 搬送ロボット
6 ロードロック室
7a、7b ウエハカセット
8a、8b、8c 真空ポンプ
9 マスフローコントローラ
10 覗き窓
10a アース
10b 電源
11 半導体基板
12 酸化シリコン膜
13 窒化シリコン膜
14a 素子分離溝
14b 酸化シリコン膜
21 pウェル
22 nウェル
23 ゲート絶縁膜
23a 酸化シリコン膜
24 ゲート電極
24a シリコン多結晶膜
25 キャップ絶縁膜
25a 酸化シリコン膜
26 サイドウォール
27 n型半導体領域
28 p型半導体領域
29 酸化シリコン膜
30 接続孔
31 プラグ
32 配線
33 層間絶縁膜
34 接続孔
35 プラグ
36 ストッパ絶縁膜
37 絶縁膜
38 配線溝
39 バリアメタル層
40 配線

Claims (6)

  1. 半導体ウエハを処理する処理室と、
    前記半導体ウエハを収容するロードロック室と、
    前記処理室と前記ロードロック室とをつなぎ、前記半導体ウエハを搬送する搬送室と、
    前記搬送室内を外部から観察できる覗き窓とを備えた半導体処理装置であって、
    前記覗き窓の電荷を除去する電荷除去手段を有することを特徴とする半導体処理装置。
  2. 請求項1記載の半導体処理装置において、
    前記電荷除去手段は、アースと電気的に接続され、かつ前記覗き窓をコーティングしてなる導電性膜であることを特徴とする半導体処理装置。
  3. 請求項1記載の半導体処理装置において、
    前記電荷除去手段は、アースと電気的に接続され、かつ前記覗き窓を覆うメッシュ状の導電体であることを特徴とする半導体処理装置。
  4. 請求項1記載の半導体処理装置において、
    前記電荷除去手段は、アースと電気的に接続され、かつ前記覗き窓自体が導電性プラスチックであることを特徴とする半導体処理装置。
  5. 半導体ウエハを処理する処理室と、
    前記半導体ウエハを収容するロードロック室と、
    前記処理室と前記ロードロック室とをつなぎ、前記半導体ウエハを搬送する搬送室と,
    前記搬送室内を外部から観察できる覗き窓とを備えた半導体処理装置であって、
    前記覗き窓に付着する異物を除去する異物除去手段を有することを特徴とする半導体処理装置。
  6. 請求項5記載の半導体処理装置において、
    前記異物除去手段は、前記覗き窓の電荷を除去する電荷除去手段と、正電圧および負電圧を印加できる電源とを有し、
    前記電荷除去手段は、アースと電気的に接続され、かつ前記覗き窓をコーティングしてなる導電性膜、前記覗き窓を覆うメッシュ状の導電体、または前記覗き窓自体が導電性プラスチックであることを特徴とする半導体処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008163464A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 United Technol Corp <Utc> 電子ビーム物理蒸着装置において送り速度を調整する方法、電子ビーム物理蒸着装置、およびこの装置を用いた層状化の発生していない多成分凝縮物の製造方法
JP2010267750A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Ulvac Japan Ltd 真空搬送装置
JP2015121779A (ja) * 2013-11-21 2015-07-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 投写画像表示システム、投写画像表示方法及び投写型表示装置

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