JP2003142426A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JP2003142426A
JP2003142426A JP2001341424A JP2001341424A JP2003142426A JP 2003142426 A JP2003142426 A JP 2003142426A JP 2001341424 A JP2001341424 A JP 2001341424A JP 2001341424 A JP2001341424 A JP 2001341424A JP 2003142426 A JP2003142426 A JP 2003142426A
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insulating film
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groove
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Touta Yonetani
統多 米谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メッキ法により形成される配線の抵抗を低減
し、半導体集積回路装置の特性の向上を図る。 【解決手段】 半導体基板1上に形成された絶縁膜中の
配線溝上に、銅膜M1bをメッキ法により形成した後、
半導体基板1(ウエハ)を、アニール装置のヒータステ
ージHSに搭載し、その裏面から熱を加えアニールする
際、半導体基板1の表面(銅膜M1bが形成されている
面)を、冷却ヘッドFHにより冷却する。その結果、溝
内部の結晶粒の成長を促進させ、また、銅膜M1bの表
面から再結晶化を抑制することにより、溝内部の結晶粒
を大きく成長させることができ、配線等の高抵抗化を防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造技術に関し、特に、メッキ法を用いて配線等の
導電性部を形成する半導体集積回路装置に適用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置における配線
の微細化および多層化に伴い、例えば、絶縁膜中に配線
用の溝を形成後、導電性膜を溝内部に埋め込むことによ
り配線等を形成する、いわゆるダマシン技術が検討され
ている。この際、導電性膜として抵抗値の小さい銅膜等
が用いられ、この銅膜の形成方法としてメッキ法が採用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、メッキ法
で銅等の金属膜を形成した後には、熱処理(アニール)
によりその結晶粒を大きくし、配線や、配線と配線もし
くは配線と半導体素子とを接続する接続部(プラグ)を
構成する金属膜の低抵抗化が図られている。
【0004】しかしながら、素子の微細化に伴い、溝の
幅やプラグ径が小さくなるにつれ、配線抵抗やプラグの
抵抗が上昇する傾向がみられた。
【0005】本発明者が、かかる抵抗上昇の原因につい
て検討した結果、追って詳細に説明するように、溝の底
部とその上部における結晶粒の成長の程度が異なること
が原因ではないかとの結論に達した。すなわち、追って
詳細に説明するように溝の底部においては、結晶粒の成
長が阻害され、小さい結晶粒の集合となり、かかる部分
の抵抗が大きくなってしまう。
【0006】本発明の目的は、メッキ法により形成され
る配線やプラグの抵抗を低減することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、配線やプラグ
の抵抗を低減することにより、半導体集積回路装置の特
性を向上させることにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、配線やプラグ
の抵抗を低減することにより、半導体集積回路装置の歩
留まりを向上させることにある。
【0009】本発明の目的ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0011】(1)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、(a)半導体基板上に形成された絶縁膜上に、
金属膜をメッキ法により形成する工程と、(b)前記金
属膜の表面を冷却しつつ、その裏面を半導体基板を介し
て熱する工程と、を有する。
【0012】(2)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、(a)半導体基板上に形成された絶縁膜上に、
溝を形成する工程と、(b)前記溝内を含む前記絶縁膜
上に、メッキ法により金属膜を形成する工程と、(c)
前記金属膜の表面を冷却しつつ、その裏面を半導体基板
を介して熱する工程と、(d)前記絶縁膜上の金属膜を
除去することにより前記溝内に前記金属膜を残存させる
工程と、を有する。
【0013】(3)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は(a)半導体基板上に形成された絶縁膜上に、配
線溝を形成する工程と、(b)前記配線溝内を含む前記
絶縁膜上に、メッキ法により金属膜を形成する工程と、
(c)前記金属膜の表面を冷却しつつ、その裏面を半導
体基板を介して熱する工程と、(d)前記絶縁膜上の金
属膜を除去することにより前記配線溝内に前記金属膜を
残存させ、配線を形成する工程と、を有する。
【0014】前記金属膜は、例えば、銅膜である。ま
た、前記金属膜を形成する工程の第1段階は、所定の電
流密度でメッキを施し、前記第1段階に続く第2段階に
おいては、前記所定の電流密度以上の電流密度でメッキ
を施してもよい。
【0015】また、後述する「発明の詳細な説明」の欄
を考慮すれば、本発明の課題を解決するためには、次の
ような手段も考え得る。
【0016】(4)(a)半導体基板が搭載されるステ
ージであって、加熱手段に接続されたステージと、
(b)前記ステージの上部に配置され、前記ステージ上
に搭載された半導体基板をその表面から冷却する冷却手
段と、を有することを特徴とする半導体装置の製造装
置。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)次に、本発明の
実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法につい
て説明する。図1〜図7は、本発明の実施の形態である
半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面
図である。
【0018】まず、図1に示すように、例えば、半導体
素子の一例としてnチャネル型MISFETQnおよび
pチャネル型MISFETQpを形成する。これらのM
ISFETは、通常のMISFET形成プロセスにより
形成する。
【0019】通常のMISFET形成プロセスの一例を
以下に示す。
【0020】まず、p型の単結晶シリコンからなる半導
体基板(ウエハ)1をエッチングすることにより溝を形
成し、溝の内部に酸化シリコン膜7を埋め込むことによ
り素子分離2を形成する。
【0021】次に、半導体基板(以下、単に「基板」と
いう)1にp型不純物およびn型不純物をイオン打ち込
みした後、熱処理により不純物を拡散させることによっ
て、p型ウエル3およびn型ウエル4を形成し、その
後、熱酸化によりp型ウエル3およびn型ウエル4のそ
れぞれの表面に清浄なゲート酸化膜8を形成する。
【0022】次に、ゲート酸化膜8の上部にリンをドー
プした低抵抗多結晶シリコン膜9aをCVD(Chemical
Vapor deposition)法で堆積した後、その上部にスパ
ッタリング法で薄いWN膜(図示せず)とW膜9cとを
堆積し、さらにその上部にCVD法で窒化シリコン膜1
0を堆積する。
【0023】次に、窒化シリコン膜10をドライエッチ
ングすることにより、ゲート電極を形成する領域に窒化
シリコン膜10を残し、窒化シリコン膜10をマスクに
してW膜9c、WN膜(図示せず)および多結晶シリコ
ン膜9aをドライエッチングすることにより、多結晶シ
リコン膜9a、WN膜(図示せず)およびW膜9cから
なるゲート電極9を形成する。
【0024】次に、ゲート電極9の両側のp型ウエル3
にn型不純物をイオン打ち込みすることによってn-
半導体領域11を形成し、n型ウエル4にp型不純物を
イオン打ち込みすることによってp-型半導体領域12
を形成する。
【0025】次に、基板1上にCVD法で窒化シリコン
膜を堆積した後、異方的にエッチングすることによっ
て、ゲート電極9の側壁にサイドウォールスペーサ13
を形成する。
【0026】次に、p型ウエル3にn型不純物をイオン
打ち込みすることによってn+型半導体領域14(ソー
ス、ドレイン)を形成し、n型ウエル4にp型不純物を
イオン打ち込みすることによってp+型半導体領域15
(ソース、ドレイン)を形成する。
【0027】ここまでの工程で、LDD(Lightly Doped
Drain)構造のソース、ドレインを備えたnチャネル型
MISFETQnおよびpチャネル型MISFETQp
が形成される。
【0028】この後、MISFETQnおよびQpと電
気的に接続される銅配線を形成するのであるが、以下、
その工程について説明する。
【0029】まず、図2に示すようにMISFETQn
およびQp上にCVD法で酸化シリコン膜を堆積した
後、酸化シリコン膜を化学的機械研磨(CMP;Chemic
al Mechanical Polishing)法で研磨してその表面を平
坦化することによって層間絶縁膜TH1を形成する。
【0030】次に、層間絶縁膜TH1上にフォトレジス
ト膜を形成し(図示せず)、このフォトレジスト膜をマ
スクに層間絶縁膜TH1をエッチングすることにより半
導体基板1主面のn+型半導体領域14およびp+型半導
体領域15上にコンタクトホールC1を形成する。
【0031】次いで、コンタクトホールC1内を含む層
間絶縁膜TH1上に、CVD法によりタングステン
(W)膜を堆積し、このタングステン膜を層間絶縁膜T
H1が露出するまでCMP法により研磨することによっ
てコンタクトホールC1内にプラグP1を形成する。な
お、プラグP1を、窒化チタン(TiN)膜等からなる
バリア膜とタングステン膜との積層構造としてもよい。
【0032】次いで、図3に示すように、層間絶縁膜T
H1およびプラグP1上に、窒化シリコン膜H1aおよ
び酸化シリコン膜H1bをCVD法により順次堆積し、
これらの膜から成る配線溝用絶縁膜H1を形成する。第
1層配線形成予定領域の配線溝用絶縁膜H1をエッチン
グすることにより配線溝HM1を形成する。なお、窒化
シリコン膜H1aは、前記エッチングの際のエッチング
ストッパーとして利用される。
【0033】次に、図4に示すように、配線溝HM1内
を含む配線溝用絶縁膜H1上に窒化チタン、窒化タンタ
ル(TaN)、タンタル(Ta)もしくは窒化タンタル
シリサイド(TaNSi)からなるバリア層M1aをス
パッタ法もしくはCVD法により堆積し、スパッタ法で
薄い銅膜(銅シード層、図示せず)を形成する。次い
で、この薄い銅膜上に、銅膜M1bを電解メッキ法によ
り形成する。この際、電界メッキの初期には、比較的低
い電流密度(例えば、0.5〜1A/dm2)で、メッ
キを施し、即ち、銅を成膜し、電界メッキの後期におい
ては、前記電流密度よりも高い電流密度(例えば、1〜
2.5A/dm2)で、メッキを施す。これは、配線溝
底部からゆっくりと結晶粒を析出させることにより、配
線溝内にボイド(空孔)ができるのを防止するためであ
る。即ち、図14に示すように、電界メッキの初期段階
から電流密度を高くすると、結晶粒の析出速度は速くな
るが、配線溝用絶縁膜H1上の銅膜の成長によって、配
線溝内に、空孔Bが生じてしまう。
【0034】次に、銅膜M1bが形成された基板1(ウ
エハ)を、図5に示すアニール装置に設置し、アニール
(熱処理)を行う。即ち、基板1をヒータステージHS
に搭載し、その裏面から熱を加える。このアニールによ
って、電界メッキにより析出した結晶粒が大きくなる
(再結晶化)する。
【0035】この際、基板1の表面(銅膜M1bが形成
されている面)は、冷却ヘッドFHにより冷却されてい
る。
【0036】このアニールに用いられるアニール装置
は、加熱手段に接続されたヒータステージHSと、その
上部に配置された冷却ヘッドFHとを有し、基板1をそ
の裏面から加熱し、その表面(メッキ膜が施されている
面)から冷却することができる。
【0037】このように、本実施の形態においては、電
界メッキにより形成した銅膜M1bをアニールする際、
その表面から冷却したので、配線溝の内部とその上部
で、結晶粒の大きさをほぼ均一とすることができ、配線
の高抵抗化を防止することができる。
【0038】例えば、銅膜M1bが形成された基板1
(ウエハ)を、をヒータステージHSに搭載し、その裏
面から熱を加えると、結晶粒が多く存在する銅膜M1b
の表面から再結晶化が起こる。図12に結晶成長の様子
を模式的に表す。この際、溝の底部に向かって結晶が成
長するが、配線溝用絶縁膜H1上の豊富な銅粒が再結晶
化し終わってしまうと、結晶の成長が律速し、溝底部の
結晶粒が成長しなくなる。従って、かかる箇所において
抵抗が大きくなってしまう。特に、配線溝が細くなる
と、溝底部の結晶粒の再結晶化が起こりにくくなり、抵
抗が大きくなってしまう。例えば、0.18μmの幅の
配線と、0.25μmの配線との配線の抵抗を比較した
ところ、幅の小さい配線の抵抗値が高めにばらつく傾向
があった。
【0039】配線溝底部の結晶粒の再結晶化を促進する
ために、アニール温度を上昇させることも考え得るが、
あまり急速に再結晶化させると、配線溝用絶縁膜上の豊
富な銅粒が急速に再結晶化し、溝内部の結晶粒を吸い上
げながら結晶化してしまい、銅膜がはがれ、溝底部に空
孔が生じてしまう。その結果、導通不良が生じてしま
う。
【0040】しかしながら、本実施の形態によれば、前
述したように、基板1をその裏面から加熱し溝内部の結
晶粒の成長を促進させ、また、その表面から冷却するこ
とにより銅膜M1bの表面からの再結晶化を抑制するこ
とにより、溝内部の結晶粒を大きく成長させることがで
きる。図13に、本実施の形態の場合に、結晶成長の様
子を模式的に表す。
【0041】このように、本実施の形態によれば、配線
の高抵抗化を防止することができる。また、配線の高抵
抗化によって起こるエレクトロマイグレーションやスト
レスマイグレーションの発生を低減することができ、製
品性能の向上や、製品歩留まりの向上を図ることができ
る。
【0042】次いで、図6に示すように、配線溝HM1
外部の銅膜M1bおよびバリア層M1aをCMP法によ
り除去することにより銅膜M1bおよびバリア層M1a
から成る第1層配線M1を形成する。
【0043】次に、図7に示すように第1層配線M1上
に、CVD法によりシリコン窒化膜を堆積することによ
り銅拡散防止用絶縁膜D1を形成した後、層間絶縁膜T
H2を形成する。層間絶縁膜TH2は、前記層間絶縁膜
TH1と同様に形成する。
【0044】次いで、層間絶縁膜TH2上に第1層配線
M1のコンタクト領域上が開孔したレジスト膜(図示せ
ず)をマスクに、第1層配線M1の表面が露出するま
で、層間絶縁膜TH2および銅拡散防止用絶縁膜D1を
異方的にエッチングし、コンタクトホールC2を形成す
る。
【0045】次いで、このコンタクトホールC2内にプ
ラグP2を形成する。このプラグP2を形成するには、
コンタクトホールC2内を含む層間絶縁膜TH2上に、
TiN、TaNもしくはWNなどの高融点金属の窒化物
を堆積することによりバリア層P2aを形成する。次い
で、バリア層P2a上に、CVD法によりタングステン
膜P2bを堆積する。なお、タングステン膜P2bは、
コンタクトホールC2内を完全に埋め込むよう形成す
る。
【0046】続いて、コンタクトホールC2外のタング
ステン膜P2bおよびバリア層P2aをCMPにより除
去することにより、タングステン膜P2bおよびバリア
層P2aから成るプラグP2を形成する。なお、ここで
は、タングステン膜等を用いてプラグP2を形成した
が、第1層配線M1と同様に、メッキ法により銅膜等を
埋め込むことによりプラグP2を形成してもよい。
【0047】次いで、プラグP2上に第2層配線M2
を、第1層配線M1と同様に形成する。
【0048】さらに、層間絶縁膜、プラグおよび配線等
の形成を繰り返すことにより多層の配線を形成してもよ
い。
【0049】(実施の形態2)実施の形態1において
は、図5を参照しながら説明したアニール装置を用いた
が、図8もしくは図9に示すアニール装置を用いて処理
を行ってもよい。
【0050】図8に示す装置は、図5に示した装置に、
ヘリウム(He)ガスや窒素(N2)ガスの供給手段G
を設けたものである。このガス供給手段によって、ヘリ
ウムガス等が、ヒートステージHSと冷却ヘッドFHと
の間に供給され、メッキ膜の酸化を防止することができ
る。
【0051】また、図9に示す装置は、基板の表面(メ
ッキ膜が形成されている面)を下側とし、冷却媒体Fに
浸漬することにより冷却するものである。この際、基板
の裏面は、冷却部FPの上部に位置するアニール用ラン
プARにより熱せられる。
【0052】なお、図5、図8および図9に示したアニ
ール装置を、図15に示すように、メッキ装置中のモジ
ュール装置として用いてもよい。即ち、メッキ部MP、
洗浄・乾燥部WD等を有するメッキ装置50に、アニー
ル部APを設け前述のアニール装置を組み込んでもよ
い。
【0053】(実施の形態3)また、実施の形態1にお
いては、プラグP2と第2層配線M2を別工程で形成す
る、いわゆるシングルダマシン法を用いてプラグと配線
を形成したが、いわゆる、デュアルダマシン法を用い
て、プラグ部と配線部を同時に形成してもよい。
【0054】なお、第1層配線M1の形成工程までは、
図6を参照しながら説明した実施の形態1の場合と同様
であるため、その説明を省略する。
【0055】図10に示すように、第1層配線M1上
に、CVD法によりシリコン窒化膜を堆積することによ
り銅拡散防止用絶縁膜D1を形成した後、CVD法で酸
化シリコン膜を堆積し、酸化シリコン膜をCMP法で研
磨してその表面を平坦化することによって層間絶縁膜T
H2を形成する。
【0056】次いで、層間絶縁膜TH2上に、窒化シリ
コン膜H2aおよび酸化シリコン膜H2bをCVD法に
より順次堆積し、これらの膜から成る配線溝用絶縁膜H
2を形成する。
【0057】次いで、第2層配線形成予定領域の配線溝
用絶縁膜H2をエッチングすることにより配線溝HM2
を形成する。なお、窒化シリコン膜H2aは、前記エッ
チングの際のエッチングストッパーとして利用される。
【0058】次に、配線溝HM2内を含む配線溝用絶縁
膜上にレジスト膜を形成し、エッチバックすることによ
り配線溝HM2の内部にレジスト膜(図示せず)を埋め
込む。次いで、第1層配線M1上のレジスト膜および層
間絶縁膜TH2および銅拡散防止用絶縁膜D1をエッチ
ングすることによりコンタクトホールC2を形成する。
【0059】その後、レジスト膜を除去し、図11に示
すように、配線溝HM2およびコンタクトホールC2内
を含む配線溝用絶縁膜H2上に、実施の形態1と同様
に、例えば窒化チタンからなるバリア層M2aをスパッ
タ法もしくはCVD法により堆積し、次いで、バリア層
M2a上に、銅膜M2bを電解メッキ法により形成す
る。
【0060】さらに、実施の形態1と同様に、電界メッ
キにより形成した銅膜M2bをアニールするのである
が、その際、その表面から冷却しながらアニールを行
う。
【0061】この後、銅膜M2b等をCMP法で研磨す
ることにより、第2層配線M2と第2層配線と第1層配
線M1とを接続する接続部(プラグ)P2を形成する
が、以降の工程は、実施の形態1と同様であるため、そ
の詳細な説明を省略する。
【0062】このように、デュアルダマシン法を用い
て、配線部および接続部を同時に形成する場合にも、本
発明のアニール方法を用いることができる。
【0063】特に、デュアルダマシン法を用いた場合に
は、配線溝とその下部の微細なコンタクトホール(ビ
ア)を同時にメッキ膜で埋め込み、アニールするので、
基板の裏面からの加熱のみでは、実施の形態1で説明し
た結晶粒の再結晶化が起こりにくい。従って、本発明の
アニール方法を用いて最適である。
【0064】(実施の形態4)また、実施の形態1およ
び2においては、電界メッキの初期には、比較的低い電
流密度(例えば、0.5〜1A/dm2)で、メッキを
施し、電界メッキの後期においては、前記電流密度より
も高い電流密度(例えば、1〜2.5A/dm2)で、
メッキを施したが、電界メッキの後期における電流密度
を電界メッキ初期のそれと、同等もしくは、それ以下と
してもよい。
【0065】この場合、メッキの成長速度は遅くなる
が、絶縁膜上部にも結晶核が多く形成されるため、絶縁
膜上の結晶成長(再結晶化)を遅くすることができる。
【0066】その結果、配線溝底部の再結晶化が律速す
る段階を遅らせることができ、配線底部の結晶粒の大き
さを確保することができる。
【0067】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0068】特に、前記本実施の形態においては、銅膜
をメッキ法で形成したが、銅の他、金等メッキ法で形成
することができる金属膜に広く適用することができる。
また、半導体素子の例としてMISFETQnおよびQ
pを挙げたが、これらMISFETに限られず、バイポ
ーラトランジスタ等他の素子を形成することもできる。
【0069】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0070】半導体基板上に形成された絶縁膜上に、金
属膜をメッキ法により形成した後、この金属膜の表面を
冷却しつつ、その裏面を半導体基板を介して熱したの
で、結晶粒の大きさをほぼ均一とすることができ、金属
膜の高抵抗化を防止することができる。
【0071】特に、微細な溝内の金属膜の再結晶化を促
進することができ、かかる溝内に形成される配線や接続
部の高抵抗化を防止することができる。
【0072】その結果、半導体集積回路装置の特性を向
上させることができる。また、半導体集積回路装置の歩
留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示した基板の要部断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示した基板の要部断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示した基板の要部断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示した基板の要部断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置のアニール方法を示した図である。
【図6】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示した基板の要部断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示した基板の要部断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2である半導体集積回路装
置のアニール方法を示した図である。
【図9】本発明の実施の形態2である半導体集積回路装
置のアニール方法を示した図である。
【図10】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。
【図11】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。
【図12】本発明の効果を説明するための図である。
【図13】本発明の効果を説明するための図である。
【図14】本発明の効果を説明するための図である。
【図15】本発明の実施の形態である半導体集積回路装
置の製造装置(アニール装置)の一例を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離 3 p型ウエル 4 n型ウエル 7 酸化シリコン膜 8 ゲート酸化膜 9 ゲート電極 9a 多結晶シリコン膜 9c W膜 10 窒化シリコン膜 11 n-型半導体領域 12 p-型半導体領域 13 サイドウォールスペーサ 14 n+型半導体領域 15 p+型半導体領域 AP アニール部 AR アニール用ランプ B 空孔 C1 コンタクトホール C2 コンタクトホール D1 銅拡散防止用絶縁膜 F 冷却媒体 FH 冷却ヘッド FP 冷却部 G ガス供給手段 H1 配線溝用絶縁膜 H1a 窒化シリコン膜 H1b 酸化シリコン膜 H2 配線溝用絶縁膜 H2a 窒化シリコン膜 H2b 酸化シリコン膜 HM1 配線溝 HM2 配線溝 HS ヒータステージ M1 第1層配線 M1a バリア層 M1b 銅膜 M2 第2層配線 M2a バリア層 M2b 銅膜 MP メッキ部 P1 プラグ P2 プラグ P2a バリア層 P2b タングステン膜 Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET TH1 層間絶縁膜 TH2 層間絶縁膜 WD 洗浄・乾燥部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/28 301 H01L 21/28 301Z 21/3205 21/90 A 21/768 C 21/88 M Fターム(参考) 4K024 AA09 AB01 BB12 CA06 DB01 GA16 4M104 AA01 BB01 BB04 BB17 BB18 BB27 BB30 BB32 BB33 BB37 BB40 CC01 CC05 DD04 DD07 DD16 DD17 DD37 DD43 DD52 DD65 DD75 DD78 DD80 EE08 EE14 EE17 FF17 FF18 FF22 GG09 GG10 GG14 GG15 HH01 HH02 HH05 HH12 HH14 HH16 HH20 5F033 HH04 HH11 HH13 HH19 HH21 HH30 HH32 HH33 HH34 JJ11 JJ13 JJ18 JJ19 JJ21 JJ30 JJ32 JJ33 KK01 KK11 KK13 KK21 KK30 KK32 KK33 LL04 LL08 MM01 MM08 MM12 MM13 NN06 NN07 PP06 PP15 PP27 PP33 QQ08 QQ09 QQ10 QQ11 QQ16 QQ25 QQ37 QQ48 QQ58 QQ65 QQ73 QQ82 QQ88 RR04 RR06 SS11 TT02 TT08 XX00 XX01 XX05 XX06 XX10 XX20 XX28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体基板上に形成された絶縁膜
    上に、金属膜をメッキ法により形成する工程と、 (b)前記金属膜の表面を冷却しつつ、その裏面を半導
    体基板を介して熱する工程と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 (a)半導体基板上に形成された絶縁膜
    中に、溝を形成する工程と、 (b)前記溝内を含む前記絶縁膜上に、メッキ法により
    金属膜を形成する工程と、 (c)前記金属膜の表面を冷却しつつ、その裏面を半導
    体基板を介して熱する工程と、 (d)前記絶縁膜上の金属膜を除去することにより前記
    溝内に前記金属膜を残存させる工程と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 (a)半導体基板上に形成された絶縁膜
    中に、配線溝を形成する工程と、 (b)前記配線溝内を含む前記絶縁膜上に、メッキ法に
    より金属膜を形成する工程と、 (c)前記金属膜の表面を冷却しつつ、その裏面を半導
    体基板を介して熱する工程と、 (d)前記絶縁膜上の金属膜を除去することにより前記
    配線溝内に前記金属膜を残存させ、配線を形成する工程
    と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記金属膜は、銅膜であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体集積回
    路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記金属膜を形成する工程の第1段階
    は、所定の電流密度でメッキを施し、前記第1段階に続
    く第2段階においては、前記所定の電流密度以上の電流
    密度でメッキを施すことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか一項に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
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