JP2003141970A - スイッチ機構 - Google Patents

スイッチ機構

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JP2003141970A
JP2003141970A JP2001340736A JP2001340736A JP2003141970A JP 2003141970 A JP2003141970 A JP 2003141970A JP 2001340736 A JP2001340736 A JP 2001340736A JP 2001340736 A JP2001340736 A JP 2001340736A JP 2003141970 A JP2003141970 A JP 2003141970A
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operating member
fixed electrode
movable contact
switch mechanism
switch
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JP2001340736A
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Takeshi Kitagawa
剛 北川
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケースに対する操作部材の支持精度を高くし
なくとも、操作部材の操作を確実に精度高く判別できる
スイッチ機構を合理的に構成する。 【解決手段】 複数の固定電極と複数の可動接点36と
を備えて成るスイッチ部を備えた基板32をケース10
の内部に備えると共に、このケース10に対して軸芯Z
周りで捻り操作自在に、かつ、押込み位置と引出し位置
とに操作自在な操作リング16を備え、この操作リング
16と一体的に作動する押圧部材25を備え、この操作
リング16を押込み位置と引出し位置との何れかに設定
した状態で捻り操作した場合に、押圧部材25で可動接
点36を押圧して固定電極に接触させて電気的な導通状
態を現出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ機構に関
し、詳しくは、ケースに対して捻り操作自在に支持され
た操作部材を備えたスイッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯可能なMDプレーヤやCDプレーヤ
を制御するためのスイッチ機構を例に挙げると、プレー
ヤ本体や、そのリモートコントローラは、プレーヤ本体
に内蔵したモータの制御や、出力される音量を制御する
ためのスイッチ機構を備えており、このスイッチ機構と
して、操作部材を捻り操作することにより電気的な導通
状態に達する構造のものが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】操作部材の捻り操作を
検出する構成のスイッチ機構として、前述したリモート
コントローラに使用されるものを考えると、スイッチ機
構は小型軽量で、しかも低廉であることが望ましい。
又、小型のものであっても既製のリミットスイッチのよ
うに完成したスイッチ類を使用することは、軽量化や低
廉化に限界があり望ましくない。そこで、ケースの内部
に電極を有する基板を配置し、操作部材と一体作動する
電気接点を操作部材の側に支持し、操作部材の捻り操作
時には基板の電極に対して電気接点を接触させて電気的
な導通状態を作り出す構成を着想するに至った。
【0004】しかしながら、前述したようにケースの側
に電極を有する基板を支持し、操作部材の側に電気接点
を支持したものでは、部品の兼用等による部品点数の減
少による小型軽量化と同時に低廉化が可能である反面、
ケースに支持される操作部材の位置の誤差が、基板に形
成した電極と、操作部材に備えた電気接点との相対的な
位置関係のズレとなって現れることから、ケースに対し
て高い精度で基板を支持し、かつ、ケースに対して高い
精度で操作部材を支持する必要があり、製造が困難な面
もある。
【0005】特に、前述したMDプレーヤやCDプレー
ヤを制御するために用いられるスイッチ機構のように、
再生、停止、頭出しや早送り等のモータ類の制御の他に
音量の調節のように多機能を要求されるものでは、電
極、あるいは、電気接点を複数個必要とするものとな
り、一層高い精度が要求されるものとなる。
【0006】本発明の目的は、ケースに対する操作部材
の支持精度を高くしなくとも、操作部材の操作を確実に
精度高く判別し得るスイッチ機構を合理的に構成する点
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
スイッチ機構の特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕ケースに対し所定の軸芯周りで捻り自在に操作
部材を備えると共に、基板に形成した固定電極と、基板
に対して一端側を固定し、かつ、他端側を前記固定電極
と対向する位置に離間配置した弾性変形自在な可動接点
とを有するスイッチ部をケースの内部に配置し、前記操
作部材の捻り操作時に前記可動接点を押圧して、この可
動接点を前記固定電極に接触させる押圧片を操作部材に
備えている点にある。
【0008】〔作用・効果〕上記特徴によると、スイッ
チ部が基板に形成した固定電極と、基板に一端側を固定
し他端側を固定電極と対向する位置に配置した弾性変形
可能な可動接点とで構成されているので、操作部材を捻
り操作した場合には、この操作部材に備えた押圧片が可
動接点を押圧し、この可動接点を弾性変形させることで
固定電極に接触させて電気的な導通状態に達し、この操
作を電気的に判別でき、操作部材の捻り操作を解除した
場合には可動接点が弾性力により復元して可動接点と固
定電極とを離間させて電気的に非導通状態となる。つま
り、基板に対して固定電極を形成し、この固定電極と対
向する位置に可動接点を配置したので、固定電極と可動
接点との相対的な位置関係を高い精度で設定でき、ケー
スに対する操作部材の支持精度をあまり高くする必要も
ない。その結果、ケースに対する操作部材の支持精度を
高くしなくとも、操作部材の操作を確実に精度高く判別
するスイッチ機構が合理的に構成されたのである。
【0009】本発明の請求項2に係るスイッチ機構の特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1記載のスイッチ機構において、前記操
作部材が、中立姿勢を基準にして前記軸芯周りで正方向
と逆方向とに捻り操作自在に支持され、かつ、非操作時
には付勢手段によって中立姿勢に保持されるよう付勢さ
れると共に、この操作部材が正方向に操作された際に前
記押圧片で押圧操作され固定電極に接触する第1の可動
接点と、この操作部材が逆方向に操作された際に前記押
圧片に押圧操作され固定電極と接触する第2の可動接点
との少なくとも2つの可動接点を備えて前記スイッチ部
が構成されている点にある。
【0010】〔作用・効果〕上記特徴によると、操作部
材が中立姿勢を基準にして正方向と逆方向とに操作自在
で、かつ、付勢手段によって中立姿勢に復帰するよう付
勢され、この操作部材を正方向と逆方向とに操作した際
に対応する第1と第2との可動接点が対応する固定電極
と接触するようスイッチ部が構成されているので、正逆
何れの方向への操作部材の操作も電気的に判別できる。
その結果、プリント配線の技術で比較的容易に形成でき
る固定電極を基板に形成し、この基板に対して少なくと
も2つの可動接点を備える簡単な構造でありながら操作
部材の2方向への操作を判別できるものとなった。
【0011】本発明の請求項3に係るスイッチ機構の特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1又は2記載のスイッチ機構において、
前記操作部材が前記軸芯に沿う方向の複数のセット位置
に設定自在に構成されると共に、前記スイッチ部が夫々
のセット位置に対応する位置に可動接点を配置して成
り、前記操作部材を夫々のセット位置において捻り操作
した場合に対応する可動接点を前記押圧片で押圧操作し
て固定電極と接触させるよう構成してある点にある。
【0012】〔作用・効果〕上記特徴によると、操作部
材を軸芯に沿う複数のセット位置の何れかに設定した状
態で捻り操作した場合に、対応する可動接点が固定電極
に接触することにより、捻り操作を電気的に判別できる
ものとなる。その結果、基板に固定電極を形成し、その
基板に対しセット位置に対応して可動接点を配置する簡
単な構成で、複数のセット位置での操作部材の捻り操作
を判別できるものとなった。特に、請求項2のように操
作部材を正逆両方向に捻り操作自在に構成したものと組
み合わせることで、一層多機能なスイッチ機構を構成で
きる。
【0013】本発明の請求項4に係るスイッチ機構の特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項3記載のスイッチ機構において、前記操
作部材を前記複数のセット位置に操作した際に、係合状
態に達して操作部材の前記軸芯に沿う方向への変位を抑
制する保持機構を備えると共に、この操作部材を前記複
数のセット位置の中間に位置させた状態で捻り操作を行
おうとした際に、この捻り操作を阻止する規制機構を備
えている点にある。
【0014】〔作用・効果〕上記特徴によると、操作部
材をセット位置に設定した状態では保持機構が係合状態
に達することにより、操作部材がセット位置に達したこ
とを感触で知ることが可能で、しかも、保持機構によっ
て操作部材がセット位置に保持されるものとなる。又、
操作部材をセット位置の中間に位置させた状態で捻り操
作しようとした場合には規制機構が捻り操作を阻止する
ので、不適正に可動接点を押圧する不都合も解消でき
る。その結果、操作部材を適正なセット位置に設定した
状態での捻り操作を可能にするものとなった。
【0015】本発明の請求項5に係るスイッチ機構の特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1〜4のいずれか1項に記載のスイッチ
機構において、前記ケースの端部に対して前記軸芯を中
心とする筒状部を形成し、この筒状部に外嵌する状態で
前記軸芯を中心として捻り操作自在となるよう前記操作
部材を構成すると共に、前記筒状部の外端部に対し、前
記軸芯に沿う方向へ押し込み操作自在な押込み片を備
え、この押込み片の押込み操作を判別するスイッチ体を
前記基板に備えている点にある。
【0016】〔作用・効果〕上記特徴によると、操作部
材を筒状部の外周に外嵌する状態で捻り操作できるの
で、捻り操作を安定的に行えるものとなり、この筒状部
の外端部に備えた押込み片の押込み操作を、基板に備え
たスイッチ体で判別するものとなる。その結果、操作部
材の捻り操作を安定的に行えるばかりでなく、筒状部の
内部の空間を有効に利用して押込み片の押込み操作も判
別可能となった。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1にはMDプレーヤやCDプレ
ーヤで代表される携帯型のオーディオプレーヤPと、こ
のプレーヤPに対して接続、及び、分離自在なコントロ
ーラCと、このコントローラCに対して接続、及び、分
離自在なイヤホンEとを示している。このコントローラ
CはプレーヤPの制御とイヤホンEの音量の調節とを可
能にすると共に、イヤホンE、あるいは、ヘッドホン
(図示せず)の中継手段として機能する。
【0018】プレーヤPは、筐体1に対してMDやCD
等のメディアの挿抜を可能にするよう開閉自在となる蓋
体2を備えると共に、メディアを駆動するドライブを内
蔵し、筐体1の所定の側面には停止、再生、巻戻し、早
送り等の制御、及び、これらの制御の他に音量の調節を
行うスイッチ類の操作を行う操作片3を備えている。こ
の筐体1の異なる側面には前記コントローラCのコント
ローラプラグ5の挿入を許すコントローラジャック4が
形成されている。前記イヤホンEは、イヤホンプラグ6
に接続するコード7から分岐するコードの先端に一対の
イヤホン本体8、8を備え、この一対のイヤホン本体
8、8に音声信号を伝えるよう構成されている。
【0019】図1及び図2に示すように、コントローラ
Cは略角柱状となる本体ケース10の一方の端部に前記
コントローラプラグ5に接続するコード11を備え、該
本体ケース10の外面に対して、プレーヤPの制御を行
うために本体ケース10に内蔵された複数のスイッチ
(図示せず)に対応する操作片12と、各種情報を表示
する液晶ディスプレイ13と、このコントローラCを衣
服ポケットや襟等に留め付けるためにバネで閉じ姿勢に
付勢されたクリップ14と、この本体ケース10の長手
方向を基準にして傾斜する姿勢でイヤホンプラグ6の挿
入を許すジャックコネクタ15とを備え、又、この本体
ケース10の内部には、スイッチからの信号の処理や、
液晶ディスプレイ13を制御を行う制御回路(図示せ
ず)を備えている。更に、この本体ケース10の他方の
端部(反コード11側)に対して押込み片18を備える
と共に、この端部位置に対して押込み位置Aと、引出し
位置Bとの2位置に設定操作自在、かつ、夫々の位置
(セット位置)A、Bで捻り操作自在な操作部材として
の操作リング16を有するスイッチ機構SWを備えてい
る。
【0020】このスイッチ機構SWは、図2(イ)に示
すように、操作リング16を押込み位置Aにセットした
状態で一方に捻り操作することで、音声の再生を行い
(既に再生状態にある場合には早送りあるいは頭出しを
行い)、他方に捻り操作することで巻戻しを行い、(既
に再生状態にある場合には再生状態での巻戻しを行
い)、又、図2(ロ)に示すように、操作リング16を
引出し位置Bにセットした状態で一方に捻り操作するこ
とで音量の増大を行い、他方に捻り操作することで音量
の低減を行えるよう構成されている。
【0021】図3〜図10に示すように、前記本体ケー
ス10における前記他方の端部に対して、この本体ケー
ス10の長手方向に沿う姿勢の軸芯Zを中心とする円筒
状の筒状部としてのスリーブ17を本体ケース10に一
体形成し、このスリーブ17に対して、円筒状の前記操
作リング16を軸芯Zに沿う方向にセット操作自在、か
つ、軸芯Zを中心として捻り操作自在に外嵌してある。
このスリーブ17の外端部(反本体ケース側)にホルダ
19を係合固定することで該操作リング16を抜け止め
状態で保持しており、更に、このホルダ19の外端側
(反本体ケース側)に形成した開口19Aに嵌め込む位
置に前記押込み片18を備えている。尚、本体ケース1
0とスリーブ17とで本発明のケースが構成され、この
スリーブ17に外嵌する状態で操作リング16を備えて
いる。
【0022】詳述すると、スリーブ17の外周面に操作
リング16の内周面が摺接して芯ブレ無く安定的に回転
するよう寸法関係を設定すると共に、このスリーブ17
の開口側(外端側)には前記ホルダ19に形成した一対
の係合片19B、19Bが係入する一対の係合孔17
B、17Bを穿設し、スリーブ17の開口の端部に一対
の切り欠き部17A、17Aを形成し、押込み片18に
は軸芯Zに沿う姿勢の押し操作部18Aを一体形成して
ある。
【0023】前記操作リング16の内部には軸芯Zを中
心として放射方向(半径方向)に形成した一対のブリッ
ジ状部16A、16Aを介して筒状部21を一体形成し
てあり、この筒状部21の内端側(本体ケース側)に付
勢手段としてのトーションバネ22を係合保持すると共
に、このトーションバネ22と重ね合わせる状態でリン
グ状の回転部材23を係合保持し、更に、筒状部21と
回転部材23とを金属製の連結体28で連結してある。
又、スリーブ17の内面にはトーションバネ22の端部
が係合する係合溝17C、17Cを軸芯方向に沿って溝
状に形成している。
【0024】前記回転部材23の周部から軸芯Zの方向
に向けて支持体24を一体形成し、この支持体24の内
面側(軸芯Zに向かう側)に一対の押圧片25、25を
突設し、この支持体24の突出端の外面側(反軸芯側)
に対して回転規制片26を突設している。一対の押圧片
25は後述するように操作リング16を捻り操作した際
に可動接点を圧接するよう機能する。本体ケース10の
内面には回転規制片26が嵌り込むガイド溝27が形成
され、この回転規制片26とガイド溝27とで規制機構
Gが構成されている。この規制機構Gは操作リング16
を押込み位置Aと、引出し位置Bとの何れか一方の位置
に設定状態での捻り操作を許容し、この中間位置での捻
り操作を阻止し、かつ、捻り操作を行った状態で操作リ
ング16のシフト操作を阻止する。
【0025】前記連結体28は、図4に示す如くバネ板
材をプレス加工することによってリング状の本体に対し
て複数の連結片28Aと、一対の係合アーム29とを一
体形成してあり、図6に示す如く複数の連結片28Aの
端部を折り曲げることにより筒状部21と回転部材23
とを抱き込む形態で連結するよう機能し、係合アーム2
9の遊端部を湾曲成形して係脱部29Aを形成してあ
る。この係合アーム29は本体ケース10の内部に固設
した、一部が切り欠かれたリング状の位置決め部材30
の内周面に圧接するよう構成されている。この係合アー
ム29と位置決め部材30とで操作リング16を押込み
位置Aあるいは引出し位置Bに保持する保持機構Fを構
成しており、この保持機構Fは操作リング16の保持を
行うばかりで無く、操作リング16を押込み位置Aから
引出し位置Bに操作した場合、あるいは、この逆に操作
した場合に、操作リング16に対して適度の操作抵抗を
作用させてクリック感を現出して、指先に作用する感触
やクリック音から操作位置を確実に認識できるものにし
ている。特に、この保持機構Fは、位置決め部材30が
軸芯Zを中心とした円弧状に成形されているので、操作
リング16を捻り操作した場合に操作抵抗とならず円滑
な操作を現出するものにしている。
【0026】本体ケース10からスリーブ17の部位に
亘る内部空間にガラスエポキシ等の絶縁性の板状の基板
32を備えている。図5、図7に示すように、この基板
32の基板面に対してプリント配線の技術により良導体
で成る4つの固定電極33を形成し、この4つの固定電
極33の両側部にグランド電極34、34を形成し、夫
々グランド電極34、34に支持した銅合金等の良導体
で成る一対ずつの可動接点36、36を対応する固定電
極33と対向して離間する部位に配置してある。そし
て、この固定電極33と可動接点36とで本発明のスイ
ッチ部が構成され、これらが配置された基板面とは逆側
の基板面に対して、前記押込み片18に突設した押し操
作部18Aで操作されるプッシュスイッチDを備えてい
る。
【0027】前記一対の可動接点36、36は、銅合金
等の良導体で弾性変形可能な板状の導電材料を用いて単
一の基端部37に一体形成すると共に、夫々の可動電極
36、36を屈曲させることで容易に弾性変形させるよ
う構成し、かつ、夫々の可動接点36の中間部に接点部
36Aを形成し、揺動端側に被押圧部36Bを形成して
ある。そして、夫々の可動電極36を図9(イ)に示す
如く相対位置関係を設定した状態で、夫々の基端部37
をグランド電極34に対してハンダ付けの技術で導通状
態で固定することにより、夫々の可動電極36が弾性変
形して接点部36Aが固定電極33に接触した際には、
その固定電極33の電位をグランド電位まで低下させる
よう構成してある。更に、夫々の可動接点36の姿勢を
決める金属製の規制部材38を基板32に備えている。
この規制部材38は4つの可動接点36を、夫々の付勢
力に抗して押さえ込み可動接点36の姿勢を決めること
で、固定電極33と、可動接点36の接点部36Aとの
間の距離を設定値に維持すると同時に、可動接点36の
被押圧部36Bと押圧片25との間の距離を設定値に維
持するよう機能する。
【0028】4つの固定電極33は基板32に形成した
プリント配線によって対応する制御系と導通しており、
一対のグランド電極34はプリント配線によってグラン
ド電位に維持されている。
【0029】前記押圧片25、25は軸芯Zの方向に沿
って、4つの可動接点36の配設ピッチと一致するピッ
チで配置してあり、操作リング16を押込み位置Aに設
定した場合には、一対の押圧片25で図7に示す位置a
の一対の可動接点36、36の押圧が可能となり、操作
リング16を引出し位置Bに設定した場合には、一対の
押圧片25で図7に示す位置bの一対の可動接点36、
36の押圧が可能となるよう相対的な位置関係を設定し
てある。
【0030】スイッチ機構SWは、操作リング16と、
この操作リング16の捻り操作によって押圧片25、2
5を作動させる系と、スイッチ部(基板32に備えた固
定電極33、可動接点36、36)とを含んで構成さ
れ、このスイッチ機構SWを組み立てる際には、本体ケ
ース10の内部に基板32を配置し、位置決め部材30
を固定した状態で、トーションバネ22、回転部材2
3、連結体28を備えた操作リング16をスリーブ17
の部位に外嵌し、この後に、押込み片28を備えたホル
ダ19をスリーブ17の側に押込み操作してホルダ19
の係合片19B、19Bを、スリーブ17の係合孔17
B、17Bに係入させることで操作リング16が抜け止
め状態に保持されスイッチ機構SWが完成する。
【0031】この組み立て状態においてはスリーブ17
の切り欠き部17Aに対して操作リング16のブリッジ
状部16Aが入り込む形態となり、この切り欠き部17
Aとブリッジ状部16Aとの周方向での隙間に対応する
角度だけ本体ケース10に対して操作リング16が捻り
操作自在となると共に、切り欠き部17Aとブリッジ状
部16Aとの軸芯方向での隙間に対応する量だけ操作リ
ング16がシフト操作自在となる。そして、トーション
バネ22の両端部が筒状部21の凹部21A、21Aに
入り込んだ状態でスリーブ17の係合溝17C、17C
に係入することで操作リング16を、図9(イ)に示す
中立姿勢Nに付勢維持すると共に、この中立姿勢Nを基
準にして図9(ロ)に示す如く周方向に沿う両方向に捻
り操作出来、更に、操作リング16を軸芯に沿う方向に
シフト操作出来るものとなる。尚、この操作リング16
の一方(正方向)への捻り操作時に押圧片25で押圧操
作される可動接点36が第1の可動接点36に相当し、
この操作リング16の逆方向への操作時に押圧片25で
押圧操作される可動片36が第2の可動片36に相当す
るが、この第1、第2の可動片36、36は何れの側の
ものでも良く、第1、第2の可動片36、36の表現は
位置を特定するものでは無い。
【0032】操作リング16を中立姿勢Nから捻り操作
した場合には、図10(イ)、(ロ)に示すように、一
方の凹部21Aと係合溝17Cとの間においてトーショ
ンバネ22の端部が周方向に変位し得る量だけ操作リン
グ16の捻りが許されるものとなる。
【0033】このように、本発明では、基板32に対し
て4つの固定電極33と4つの可動接点36とを備える
ことにより、夫々の相対的な位置関係を高い精度で維持
して固定電極33と、対応する可動接点36とを確実に
接触させ得るものにしている。そして、操作リング16
が非操作状態にある場合には、トーションバネ22の付
勢力によって操作リング16を中立姿勢に維持すると共
に、固定電極33と可動電極36とを離間状態に維持
し、操作リング16を押込み位置Aあるいは引出し位置
Bの何れかの位置に設定して捻り操作した場合には、こ
の操作リング16と一体的に捻り作動する一対の押圧片
25、25によって対応する位置の可動接点36の被押
圧部36Bを押圧して、接点部36Aを対応する固定電
極33に確実に接触させ、その固定電極33の電位をグ
ランド電位まで低下させることで、どのような形態での
操作であるかを電気的に判別できるものにして、設定さ
れた制御を行うものにしている。
【0034】又、操作リング16を押込み位置Aあるい
は引出し位置Bに設定した状態では係合アーム29と位
置決め部材30とで成る保持機構Fが操作リング16の
位置を保持するものとなり、操作リング16を押込み位
置Aから引出し位置Bに操作した場合や、逆に操作した
場合にも適度のクリック感を現出して操作感覚から適正
な位置に操作されたことを認識させ得るものにしてい
る。更に、誤って押込み位置Aと引出し位置Bとの中間
位置で操作リング16の捻り操作を行おうとした場合で
も、回転規制片26とガイド溝27とで成る規制機構G
が、この中間位置での操作リング16の捻り操作を阻止
するので、押圧片25が誤った位置の可動接点36を押
圧操作することや、2つの可動接点36を同時に押圧操
作する不都合を解消する。
【0035】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、本発明のスイッチ機構をプレーヤ等の
本体に備えることが可能であり、操作部材のセット位置
を3箇所以上に設定することも可能である。又、コント
ローラCは円筒状とされた操作リング16にあわせた略
円柱状となる本体ケースとすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレーヤとコントローラとイヤホンとを示す全
体斜視図
【図2】操作部材を押込み位置と引出し位置とに設定し
た状態を示す図
【図3】スイッチ機構の分解斜視図
【図4】回転部材の連結構造を示す分解斜視図
【図5】基板の分解斜視図
【図6】スイッチ機構の縦断面図
【図7】基板の底面図
【図8】操作部材を押込み位置と引出し位置とに設定し
た状態におけるスイッチ機構の横断面図
【図9】操作部材が中立位置と捻り操作位置とにある状
態での縦断側面図
【図10】操作部材が押込み位置と引出し位置とにある
状態でのトーションバネの状態を示す縦断面図
【符号の説明】
16 操作部材 17 筒状部 18 押込み片 22 付勢手段 32 基板 33 固定電極 36 可動接点 F 保持機構 N 中立指定 Z 軸芯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに対し所定の軸芯周りで捻り自在
    に操作部材を備えると共に、基板に形成した固定電極
    と、基板に対して一端側を固定し、かつ、他端側を前記
    固定電極と対向する位置に離間配置した弾性変形自在な
    可動接点とを有するスイッチ部をケースの内部に配置
    し、前記操作部材の捻り操作時に前記可動接点を押圧し
    て、この可動接点を前記固定電極に接触させる押圧片を
    操作部材に備えているスイッチ機構。
  2. 【請求項2】 前記操作部材が、中立姿勢を基準にして
    前記軸芯周りで正方向と逆方向とに捻り操作自在に支持
    され、かつ、非操作時には付勢手段によって中立姿勢に
    保持されるよう付勢されると共に、この操作部材が正方
    向に操作された際に前記押圧片で押圧操作され固定電極
    に接触する第1の可動接点と、この操作部材が逆方向に
    操作された際に前記押圧片に押圧操作され固定電極と接
    触する第2の可動接点との少なくとも2つの可動接点を
    備えて前記スイッチ部が構成されている請求項1記載の
    スイッチ機構。
  3. 【請求項3】 前記操作部材が前記軸芯に沿う方向の複
    数のセット位置に設定自在に構成されると共に、前記ス
    イッチ部が夫々のセット位置に対応する位置に可動接点
    を配置して成り、前記操作部材を夫々のセット位置にお
    いて捻り操作した場合に対応する可動接点を前記押圧片
    で押圧操作して固定電極と接触させるよう構成してある
    請求項1又は2記載のスイッチ機構。
  4. 【請求項4】 前記操作部材を前記複数のセット位置に
    操作した際に、係合状態に達して操作部材の前記軸芯に
    沿う方向への変位を抑制する保持機構を備えると共に、
    この操作部材を前記複数のセット位置の中間に位置させ
    た状態で捻り操作を行おうとした際に、この捻り操作を
    阻止する規制機構を備えている請求項3記載のスイッチ
    機構。
  5. 【請求項5】 前記ケースの端部に対して前記軸芯を中
    心とする筒状部を形成し、この筒状部に外嵌する状態で
    前記軸芯を中心として捻り操作自在となるよう前記操作
    部材を構成すると共に、前記筒状部の外端部に対し、前
    記軸芯に沿う方向へ押し込み操作自在な押込み片を備
    え、この押込み片の押込み操作を判別するスイッチ体を
    前記基板に備えている請求項1〜4のいずれか1項に記
    載のスイッチ機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257998A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Tokai Rika Co Ltd ロータリースイッチ装置
JP2012190733A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Alps Electric Co Ltd 複合操作型電気部品
JP2014165119A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Panasonic Corp 回転操作型スイッチ

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