JP2003141670A - 河川情報の危険度評価・判断支援システム - Google Patents

河川情報の危険度評価・判断支援システム

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JP2003141670A
JP2003141670A JP2001336446A JP2001336446A JP2003141670A JP 2003141670 A JP2003141670 A JP 2003141670A JP 2001336446 A JP2001336446 A JP 2001336446A JP 2001336446 A JP2001336446 A JP 2001336446A JP 2003141670 A JP2003141670 A JP 2003141670A
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rainfall
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basin
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】提供される情報が都道府県、地方ブロック等の
行政界などに着目したものであるため、的確に危険性を
判断することができない。 【解決手段】水系・流域、区間、地点等の地域を選定す
る地域選定手段1と、それぞれの地域の危険度をリアル
タイムに評価する地域危険度評価手段2と、該地域危険
度評価手段2に基づいて水系・流域、区間、地点等の地
域毎に危険度を判断しランキングして支援する危険度ラ
ンキング手段3と、全国・地方・県・市町村・特別区な
どに区分したエリア毎に警戒値を超過した観測所及びデ
ータ(予測・解析、現況、過去)を検索する警戒値超過
検索手段4と、水系・流域、区間、地点等の地域毎に水
防警報、洪水予報、ダム貯水状況、気象庁予警報、地震
情報、積雪情報等を検索する警報状況検索手段5と、見
たい詳細画面へ瞬時に切り換える画面登録・切換手段6
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水系・流域、区
間、地点等の地域に重点を置いた河川情報を配信するた
めに、水系・流域、区間、地点等の地域に関する数値地
図データを基に水系・流域、区間、地点等の地域を画面
表示し、グラフィカルなユーザインターフェイスを用い
てそれぞれの全国・地方・県・市町村・特別区などに区
分したエリアを簡単な操作で選定し、水系・流域、区
間、地点等の地域毎にテレメータ雨量及び/又はレーダ
雨量などと組み合わせて算出した流域平均雨量等の大き
さから判定された生値や、テレメータ水位データ等か
ら、指定(通報)水位・警戒水位・危険水位・計画高水
位・堤防高等の政策的水位や危険レベルに対し算出され
た危険指数データから自動的に観測所及びデータ(予測
・解析、現況、過去)をランキングしたり、警戒値の超
過検索ができること、水系・流域、区間、地点等の地域
毎に水防警報、洪水予報、ダム貯水状況、気象庁予警
報、地震情報、積雪情報等の警報状況を検索できるこ
と、更に個別の水系・流域、ハイドログラフ、ハイエイ
トグラフなどの見たい詳細画面に瞬時に到達することが
できる河川情報の危険度評価・判断支援システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、テレメータ雨量・水位に係るデー
タは、全国から集められる気象・水文状況を観測するテ
レメータ観測データ、レーダにより降雨状況を観測する
レーダ雨量観測データ、光ファイバ網の観測局で水位等
を観測する光ファイバー観測データ等の予測・解析、現
況、過去からなる多種データであり、量的には5000
データを越えるなど大量に存在すると共に、年々増加し
ており、しかも、日本全国に分布して多岐にわたってい
る。
【0003】また、上述したテレメータ観測データ、レ
ーダ雨量観測データ、光ファイバー観測データなどの河
川情報は、都道府県や地方ブロック等の行政界などに着
目して提供されており、未だ水系・流域、区間、地点等
の地域に対してピンポイントで河川災害に係る危険を知
らせるシステムがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のテレメータ観測データ、レーダ雨量観測デー
タ、光ファイバー観測データなどの河川情報に関して
は、提供される情報が都道府県、地方ブロック等の行政
界などに着目したものであるため、的確に危険性を判断
することができないといった問題がある。
【0005】また、従前の河川情報は、大量の河川情
報(予測・解析、過去)を正確・迅速に伝えること、
特定観測ポイントでの絶対的な評価に主眼が置かれてい
ることから、そのままでは「どこ(水系・流域、区間、
地点等の地域)が、どのくらい危険なのか(状態)?、
危険になるのか(動向)?」といった水害の危険度を的
確に判断することができない。
【0006】換言すれば、水系・流域、区間、地域等の
地域は、それぞれに地形、地質、土地利用、河川の大き
さ、堤防の高低等が異なるなど千差万別であるため、単
なる雨量・水位の情報だけでは、どこが、どのくらい危
険なのか(状態)、どこが一番危険になるのか、どこが
一番早く災害を引き起こす可能性があるのか等々の動向
を的確に判断することができない。
【0007】更には、現況に過去の履歴(履歴からの視
覚的将来トレンドを含む)、将来予測(数値解析など)
の視点を勘案した(時空間的見地から相対的な)雨量・
水位の危険度評価、ランキング化などの「危険度評価・
判断支援情報」はシステム的に例がなく、河川情報を受
けた個人の判断に委ねられているため下述の問題を有す
る。
【0008】提供される河川情報(テレメータ時間雨
量、レーダ時間雨量、テレメータ累加雨量、レーダ累加
雨量、雨域移動解析結果、テレメータ水位などの情報)
等の多種多様のデータから押し迫る水害の危険性を時空
間的に、相対的に判断することができない。 これら河川情報だけでは、どのあたりにどれくらいの
強さの雨が降っているのか、どこの水位がどれくらい高
いかは概ね把握できても、水系・流域、区間、地点等の
地域を基本単位とする河川情報でないため、地域の危険
度指標との相対的な比較ができず、水害の危険性を的確
に判断することは難しい。 また、とりわけ提供される大量の情報を、流域界を踏
まえ各市町村などへのピンポイントで必要な情報に加工
することも不可能で、身近な水害の危険性を判断するこ
とはできない。
【0009】更に、水系一貫の下で河川管理が行われて
いるため、河川情報を必要とするエリアにおいて、水害
の危険性を判断するには、流域に降った雨量等から河川
への流出、水位の動向、内水氾濫の可能性に着目した時
間雨量、累加雨量、水位などの情報が必要であり、水害
の危険性を判断するのに極めて重要な情報となる。とり
わけ全国を網羅しているレーダ雨量と小流域界とそこに
存在する水位とを重ね合わせ、累加雨量分布、水位動向
・状態も表示した情報は、ピンポイントで河川情報を必
要とするエリアにとって危険を予見することができるこ
とになり、極めて重要である。
【0010】また、流域単位に着目した時間雨量、累加
雨量、水位などは、自分のいる場所に関係するエリア、
自分のいる場所にとって必要な情報を明確にすることか
ら、一般国民にとっても、自ら水害の危険性を予見する
に極めて重要な情報である。
【0011】本発明はこのような従来の問題点及び予見
の重要性に鑑みてなされたもので、水系・流域、区間、
地点等の地域毎に危険度をランキングしたり、警戒値の
超過検索ができること、水系・流域、区間、地点等の地
域毎に水防警報、洪水予報、ダム貯水状況、気象庁予警
報、地震情報、積雪情報等の警報状況を検索できるこ
と、更に個別の水系・流域、ハイドログラフ、ハイエイ
トグラフなどの見たい詳細画面に瞬時に到達することが
できる河川情報の危険度評価・判断支援システムを提供
することを目的としたものであり、どこが、どのくらい
危険なのか(状態)?、危険になるのか(動向)?を瞬
時に解析・計算し、危険度を地図上に色別表して分かり
易く提供することなどができる有用な河川情報の危険度
評価・判断支援システムを提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、河川情報を所定のプラットフォームに配信す
る河川情報システムにおいて、全国・地方・県・市町村
・特別区などに区分したエリアに対し、全国から集めら
れる気象・水文状況を観測するテレメータ観測データ、
レーダにより降雨状況を観測するレーダ雨量観測デー
タ、光ファイバ網の観測局で水位等を観測する光ファイ
バー観測データ等の予測・解析データ、現況データ、過
去データから、そのエリアにとって洪水災害の恐れのあ
る水系・流域、区間、地点等の地域を選定する地域選定
手段と、それぞれの水系・流域、区間、地点等の地域の
危険度をリアルタイムに評価する地域危険度評価手段
と、該地域危険度評価手段に基づいて水系・流域、区
間、地点等の地域毎に全国・地方・県・市町村・特別区
などに区分したエリアに対し危険度を判断し、観測所及
びデータ(予測・解析、現況、過去)をランキングして
支援する危険度ランキング手段と、全国・地方・県・市
町村・特別区などに区分したエリア毎に警戒値を超過し
た観測所及びデータ(予測・解析、現況、過去)を検索
する警戒値超過検索手段と、水系・流域、区間、地点等
の地域毎に水防警報、洪水予報、ダム貯水状況、気象庁
予警報、地震情報、積雪情報等を検索する警報状況検索
手段と、見たい画面や詳細情報へ瞬時に切り換える画面
登録・切換手段との全て又は何れかを選択又は組み合わ
せて、どこがどれくらい危険なのか(状態)危険になる
のか(動向)を自動的に判断・支援する河川情報の危険
度評価・判断支援システムに存する。
【0013】また、前記地域危険度評価手段は、水系・
流域、区間、地点等の地域の雨量・流域平均雨量・水位
の予測・解析、現況、過去等のデータを受信するデータ
受信機能、水系・流域、区間、地点等の地域の雨量、流
域平均雨量等の生値から値の大きさを判定する生値判定
機能、指定(通報)水位・警戒水位・危険水位・計画高
水位・堤防高等の政策的水位や危険レベルに対し危険指
数を算出する危険指数算出機能、判定された生値及び算
出された危険指数のデータを保持する生値・危険指数デ
ータ保持機能、全ての保持データをソートして水系・流
域、区間、地点等の地域毎に危険度を自動的に評価する
危険度評価機能の全て又は何れかを選択又は組み合わせ
るのが良い。
【0014】更に、前記危険度ランキング手段は、全国
から集められる気象・水文状況を観測するテレメータ観
測データ、レーダにより降雨状況を観測するレーダ雨量
観測データ、光ファイバ網の観測局で水位等を観測する
光ファイバー観測データ等の予測・解析データ、現況デ
ータ、過去データから、洪水災害の発生する危険性のあ
る雨量・流域平均雨量・水位等を対象に大小を比較し、
地域危険度評価手段で得た危険度上位を自動的に全国・
地方・県・市町村・特別区など毎にランキングして画面
に表示する雨量・水位ランキング機能を備えるのが良
い。
【0015】また、前記雨量・水位ランキング機能は、
水系・流域、区間、地点等の地域内に存するテレメータ
水位(予測・解析、現況、過去)のランキング機能、テ
レメータ時間雨量(予測・解析、現況、過去)のランキ
ング機能、テレメータ累加雨量(予測・解析、現況、過
去)のランキング機能、小流域界レーダ平均時間雨量
(予測・解析、現況、過去)等のランキング機能の全て
又は何れかを選択又は組み合わせるのが良い。
【0016】更に、前記警戒値超過検索手段は、全国か
ら集められる気象・水文状況を観測するテレメータ観測
データ、レーダにより降雨状況を観測するレーダ雨量観
測データ、光ファイバ網の観測局で水位等を観測する光
ファイバー観測データ等の予測・解析データ、現況デー
タ、過去データから、全国・地方・県・市町村・特別区
などに区分したエリア毎に警戒値を超過した観測所及び
データ(予測・解析、現況、過去)を検索する雨量・水
位超過一覧検索機能を備えるのが良い。
【0017】また、前記雨量・水位超過一覧検索機能
は、テレメータ水位(予測・解析、現況、過去)の超過
一覧機能、テレメータ時間雨量(予測・解析、現況、過
去)の超過一覧機能、テレメータ累加雨量(予測・解
析、現況、過去)の超過一覧機能、小流域界レーダ平均
時間雨量(予測・解析、現況、過去)等の超過一覧機能
の全て又は何れかを選択又は組み合わせるのが良い。
【0018】更に、前記地域選定手段は、小流域等の地
域を選定する地域選定機能と、選定した小流域等の地域
を統合し一つの大・中流域等の地域として定義する地域
統合機能を有するのが良い。
【0019】また、前記警報状況検索手段は、水系・流
域、区間、地点等の地域毎に、水防警報と洪水予報とダ
ム貯水状況と気象庁予警報と地震情報と積雪情報とをそ
れぞれに、全国・地方・県・市町村・特別区などに区分
したエリアに対し、流域界等の地図と重ね合わせて水系
・流域、区間、地点等の地域内の警報等の評価・判断・
支援を行うのが良い。
【0020】更に、前記水防警報と洪水予報とは、作成
した水系等の地域概略図に対象水位観測所を重ね横書き
し、区間毎の水防警報及び/又は洪水予報について状況
に合わせた色替えを行い、観測所とリアルタイムな水位
データとその上昇・下降状況等(予測・解析、過去)
と、政策的水位等も重ね合わせて、予警報状況が一見で
分かる一元化機能を有するのが良い。
【0021】また、前記画面登録・切換手段は、観測所
及び/又はデータを検索することで、更に個別の水系・
流域、ハイドログラフ、ハイエイトグラフなどの見たい
詳細画面に瞬時に到達する機能を有するのが良い。
【0022】このように構成される本発明の河川情報の
危険度評価・判断支援システムは、河川情報を所定のプ
ラットフォームに配信する河川情報システムにおいて、
全国・地方・県・市町村・特別区などに区分したエリア
に対し、全国から集められる気象・水文状況を観測する
テレメータ観測データ、レーダにより降雨状況を観測す
るレーダ雨量観測データ、光ファイバ網の観測局で水位
等を観測する光ファイバー観測データ等の予測・解析デ
ータ、現況データ、過去データから、そのエリアにとっ
て洪水災害の恐れのある水系・流域、区間、地点等の地
域を選定する地域選定手段と、それぞれの水系・流域、
区間、地点等の地域の危険度をリアルタイムに評価する
地域危険度評価手段と、該地域危険度評価手段に基づい
て水系・流域、区間、地点等の地域毎に全国・地方・県
・市町村・特別区などに区分したエリアに対し危険度を
判断し、観測所及びデータ(予測・解析、現況、過去)
をランキングして支援する危険度ランキング手段と、全
国・地方・県・市町村・特別区などに区分したエリア毎
に警戒値を超過した観測所及びデータ(予測・解析、現
況、過去)を検索する警戒値超過検索手段と、水系・流
域、区間、地点等の地域毎に水防警報、洪水予報、ダム
貯水状況、気象庁予警報、地震情報、積雪情報等を検索
する警報状況検索手段と、見たい画面や詳細情報へ瞬時
に切り換える画面登録・切換手段との全て又は何れかを
選択又は組み合わせて、どこがどれくらい危険なのか
(状態)危険になるのか(動向)を自動的に判断・支援
することによって、水系一貫の下で河川管理が行われる
など、流域単位等の地域に着目した時間雨量、累加雨
量、水位など、自分のいる場所に関係する範囲、自分の
いる場所にとって必要な情報が明確になり、例えば、上
流等の地域の予測・解析、現況、過去のデータに対して
自ら水害等の危険性を予見するのに極めて重要な情報を
提供し得ることとなる。
【0023】とりわけ、全国を網羅しているレーダ雨量
等と小流域界とそこに存在する水位とを重ね合わせ、累
加雨量分布・水位動向・状態も表示した情報の提供は、
水系・流域、区間、地点を配慮したピンポイントで予測
・解析、現況、過去のデータの河川情報を必要とする市
町村等のエリアにとって危険を予見し得ることとなる。
【0024】また、前記地域危険度評価手段は、水系・
流域、区間、地点等の地域の雨量・流域平均雨量・水位
の予測・解析、現況、過去等のデータを受信するデータ
受信機能、水系・流域、区間、地点等の地域の雨量、流
域平均雨量等の生値から値の大きさを判定する生値判定
機能、指定(通報)水位・警戒水位・危険水位・計画高
水位・堤防高等の政策的水位や危険レベルに対し危険指
数を算出する危険指数算出機能、判定された生値及び算
出された危険指数のデータを保持する生値・危険指数デ
ータ保持機能、全ての保持データをソートして水系・流
域、区間、地点等の地域毎に危険度を自動的に評価する
危険度評価機能の全て又は何れかを選択又は組み合わせ
てなることによって、水系・流域、区間、地点等の地域
がそれぞれに地形、地質、土地利用、河川の大きさ、堤
防の高低等の如き河川構造が異なるなど千差万別である
のに対し、どこが、どのくらい危険なのか(状態)、危
険になるのか(動向)を瞬時に解析・計算し得ると共
に、瞬時に危険な水系・流域、区間、地点等の地域を検
索し、更に詳細な情報(ハイドログラフなど)にもアク
セスし得ることとなる。
【0025】更に、前記危険度ランキング手段が、全国
から集められる気象・水文状況を観測するテレメータ観
測データ、レーダにより降雨状況を観測するレーダ雨量
観測データ、光ファイバ網の観測局で水位等を観測する
光ファイバー観測データ等の予測・解析データ、現況デ
ータ、過去データから、洪水災害の発生する危険性のあ
る雨量・流域平均雨量・水位等を対象に大小を比較し、
地域危険度評価手段で得た危険度上位を自動的に全国・
地方・県・市町村・特別区など毎にランキングして画面
に表示する雨量・水位ランキング機能を備えてなること
によって、上述したように、雨量・水位情報とその水系
・流域等の地域の河川構造との関係を判断して、どこ
が、どのくらい危険なのか(状態)、どこが一番危険に
なるのか、どこが一番早く災害を引き起こす可能性があ
るのかなど、千差万別の水系や流域の中から、最も危険
が差し迫っている水系・流域・区間、地点にランキング
し、更に詳細な情報(ハイドログラフなど)にもアクセ
スすることが可能となり、市町村等、現場の第一線のみ
ならず、都道府県の本庁、地方整備局の本局、更には中
央官庁などの防災機関にとって最も重要な情報を提供し
得ることとなる。
【0026】また、前記雨量・水位ランキング機能が、
水系・流域、区間、地点等の地域内に存するテレメータ
水位(予測・解析、現況、過去)のランキング機能、テ
レメータ時間雨量(予測・解析、現況、過去)のランキ
ング機能、テレメータ累加雨量(予測・解析、現況、過
去)のランキング機能、小流域界レーダ平均時間雨量
(予測・解析、現況、過去)等のランキング機能の全て
又は何れかを選択又は組み合わせてなることによって、
市町村ユーザに必要な小流域単位の雨量・流域平均雨量
・水位等の流域・水系・河川・観測所に関する上位危険
度ランキングがピンポイントで得られることとなる。
【0027】更に、前記警戒値超過検索手段が、全国か
ら集められる気象・水文状況を観測するテレメータ観測
データ、レーダにより降雨状況を観測するレーダ雨量観
測データ、光ファイバ網の観測局で水位等を観測する光
ファイバー観測データ等の予測・解析データ、現況デー
タ、過去データから、全国・地方・県・市町村・特別区
などに区分したエリア毎に警戒値を超過した観測所及び
データ(予測・解析、現況、過去)を検索する雨量・水
位超過一覧検索機能を備えることによって、水系一貫の
下で管理しながら危険が差し迫っている(危険度の高
い)水系・流域、区間、地点等の地域から危険度や動向
を検索・表示し得ることとなる。
【0028】また、前記雨量・水位超過一覧検索機能
が、テレメータ水位(予測・解析、現況、過去)の超過
一覧機能、テレメータ時間雨量(予測・解析、現況、過
去)の超過一覧機能、テレメータ累加雨量(予測・解
析、現況、過去)の超過一覧機能、小流域界レーダ平均
時間雨量(予測・解析、現況、過去)等の超過一覧機能
の全て又は何れかを選択又は組み合わせてなることによ
って、雨量・流域平均雨量・水位等の流域・水系・河川
・観測所に関する警戒値を超過した箇所の検索が可能と
なる。
【0029】更に、前記地域選定手段が、小流域等の地
域を選定する地域選定機能と、選定した小流域等の地域
を統合し一つの大・中流域等の地域として定義する地域
統合機能を有することによって、流域界の作成を容易
に、かつ、効率的に行えることとなる。
【0030】また、前記警報状況検索手段が、水系・流
域、区間、地点等の地域毎に、水防警報と洪水予報とダ
ム貯水状況と気象庁予警報と地震情報と積雪情報とをそ
れぞれに、全国・地方・県・市町村・特別区などに区分
したエリアに対し、流域界等の地図と重ね合わせて水系
・流域、区間、地点等の地域内の警報等の評価・判断・
支援を行うことによって、ピンポイントで現状の把握を
的確に得ることが可能となり、迅速な避難・誘導等の対
策をとり得ることとなる。
【0031】更に、前記水防警報と洪水予報とが、作成
した水系等の地域概略図に対象水位観測所を重ね横書き
し、区間毎の水防警報及び/又は洪水予報について状況
に合わせた色替えを行い、観測所とリアルタイムな水位
データとその上昇・下降状況等(予測・解析、過去)
と、政策的水位等も重ね合わせて、予警報状況が一見で
分かる一元化機能を有することによって、一瞥して全体
の状況を把握し得ると共に、どこが一番危険なのか等の
情報をも全体を把握しながらいち早く知り得ることとな
り、危険・災害に対して迅速かつ的確な対応を図り得る
こととなる。
【0032】また、前記画面登録・切換手段は、観測所
及び/又はデータを検索することで、更に個別の水系・
流域、ハイドログラフ、ハイエイトグラフなどの見たい
詳細画面に瞬時に到達し得ることとなる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一例を図面
を参照しながら説明する。図中Aは、本発明に係る河川
情報の危険度評価・判断支援システムであり、この河川
情報の危険度評価・判断支援システムAは、図1に示す
ように、水系・流域、区間、地点等の地域を選定する地
域選定手段1と、それぞれの地域の危険度をリアルタイ
ムに評価する地域危険度評価手段2と、該地域危険度評
価手段2に基づいて水系・流域、区間、地点等の地域毎
に危険度を判断しランキングして支援する危険度ランキ
ング手段3と、全国・地方・県・市町村・特別区などに
区分したエリア毎に警戒値を超過した観測所及びデータ
(予測・解析、現況、過去)を検索する警戒値超過検索
手段4と、水系・流域、区間、地点等の地域毎に水防警
報、洪水予報、ダム貯水状況、気象庁予警報、地震情
報、積雪情報等を検索する警報状況検索手段5と、見た
い詳細画面へ瞬時に切り換える画面登録・切換手段6と
を備えている。
【0034】地域選定手段1は、全国・地方・県・市町
村・特別区などに区分したエリアに対し、洪水災害の危
険性を判断するのに適切な大きさの流域界図を重ね合わ
せたものであり、特に水系・流域、区間、地点等の地域
に視点を置いた河川情報を提供するものである。
【0035】斯かる地域選定手段1としては、例えば、
水系・流域、区間、地点等の地域を選定する地域選定
機能と、選定した小流域等の地域を統合し一つの大・中
流域等の地域として定義する地域統合機能とが挙げら
れる(図1参照)。
【0036】地域選定機能としては、大別して「範囲
指定」による方法と小流域等の地域を直接指定する「個
別指定」とが挙げられる。
【0037】「範囲指定」による方法では、例えば、水
系域、河川流域、全ての小流域の三種類を選定すること
ができる。また、範囲指定と個別指定とはお互いに組み
合わせて選定していくことができることは云うまでもな
い。
【0038】「範囲指定」の操作方法としては、例え
ば、マップを表示し、選定する範囲をマウスで指定した
後、水系域、河川流域、全小流域等の地域メニューをク
リックすることで区別できる。
【0039】また、「個別指定」の操作方法としては、
例えば、マウスで「小流域」欄をクリックするだけで簡
単に小流域が選定された状態になり、また、SHIFT
キーを押しながらマウスで「小流域」欄をクリックすれ
ば、複数の小流域が選定された状態になる。
【0040】更に、流域等の地域統合機能としては、
例えば、メニューから「流域結合」欄を選定するだけで
簡単にできるものであり、統合された流域内の内部の単
位小流域界は点線で表示される。
【0041】一方、地域危険度評価手段2は、水位デー
タに関して、図2に示すように、集配信サーバ等から水
位の予測・解析、現況、過去等のデータを受信するデ
ータ受信機能2aと、水位データに関して全国・地方・
県・市町村・特別区などに区分したエリアに対する対象
観測所を取得する対象観測所取得機能2bと、水系・
流域、区間、地点等の地域毎内の対象観測所の水位を判
定する対象観測所水位判定機能2cと、指定水位を越
えているかを判断する対象観測所水位判断機能2d
と、政策的水位や危険レベルに対し危険指数を算出する
危険指数算出機能2e、2f、2gと、算出された危
険指数のデータを保持する生値・危険指数データ保持
機能2hとを備えている。
【0042】また、地域危険度評価手段2は、雨量デー
タに関して、図3に示すように、集配信サーバ等から雨
量・流域平均雨量の予測・解析・現況、過去等のデータ
を受信するデータ受信機能2aと、雨量データに関し
て全国・地方・県・市町村・特別区などに区分したエリ
アに対する対象観測所又は流域を取得する対象観測所
取得機能2bと、水系・流域、区間、地点等の地域毎内
の対象観測所の雨量又は流域平均雨量を判定する雨量
判定機能2iと、設定値を越えているか否かを判断する
雨量判断機能2jと、判定された生値のデータを保持
する生値・危険指数データ保持機能2hとを備えてい
る。
【0043】因に、上述の危険指数算出機能は、指定
(通報)水位を超過し警戒水位を超過していない場合(危
険指数算出機能2e)は、次下の数式で危険指数を算出
し、その水位割合を、図5乃至図6に示すように、表グ
ラフでも示すと共に、次位レベルまでの残高さを数値
(m)で表示する。
【0044】また、警戒水位を超過し危険水位を超過し
ていない場合(危険指数算出機能2f)は、次下の数式
で危険指数を算出し、その水位割合を、図5乃至図6に
示すように、表グラフでも示すと共に、次位レベルまで
の残高さを数値(m)で表示する。
【0045】更に、危険水位を超過している場合(危険
指数算出機能2g)は、次下の数式で危険指数を算出
し、その水位割合を、図5乃至図6に示すように、表グ
ラフで示すと共に、次位レベルまでの残高さを数値
(m)で表示する。
【0046】他方、危険度ランキング手段3は、全国か
ら集められる気象・水文状況を観測するテレメータ観測
データ、レーダにより降雨状況を観測するレーダ雨量観
測データ、光ファイバ網の観測局で水位等を観測する光
ファイバー観測データ等の予測・解析データ、現況デー
タ、過去データから雨量・流域平均雨量・水位等を対象
に大小を比較し、地域危険度評価手段2で得た危険度上
位を自動的に全国・地方・県・市町村・特別区など毎に
ランキングして、プラットホームの画面に表示するもの
である(雨量・水位ランキング機能)。
【0047】例えば、図4に示すように、総合メニュー
画面6の雨量・水位ランキングボタン7と、雨量・水位
超過一覧検索ボタン8をクリックすることで、それぞれ
雨量・水位ランキング画面9(図5参照)、警戒超過一
覧詳細画面10(図6、図7参照)に切り換えできる。
【0048】また、雨量・水位ランキング機能として
は、例えば、図5に示すように、水系・流域内に存する
水防警報対象観測所のテレメータ水位(予測・解析、
現況、過去)のランキング機能3aと、テレメータ時
間雨量(30mm/h以上)のランキング機能3bと、
小流域界レーダ平均時間雨量(30mm/h以上)の
ランキング機能3cと、テレメータ累加雨量(50m
m/h以上)のランキング機能3dとが挙げられる。
【0049】更に、危険度ランキング手段3は、全ての
保持データをソートして水系・流域、区間、地点等の地
域毎に危険度をランキングする危険度ランキング機能3
Aと、結果を書き出しグラフ化する危険度表示機能3B
とを備えている(図2参照)。
【0050】一方、警戒値超過検索手段4は、全国から
集められる気象・水文状況を観測するテレメータ観測デ
ータ、レーダにより降雨状況を観測するレーダ雨量観測
データ、光ファイバ網の観測局で水位等を観測する光フ
ァイバー観測データ等の予測・解析データ、現況デー
タ、過去データから、全国・地方・県・市町村・特別区
などに区分したエリア毎に警戒値を超過した観測所及び
データ(予測・解析、現況、過去)を検索する雨量・水
位超過一覧検索機能を備えており、水系一貫の下で管理
しながら危険が差し迫っている(危険度の高い)水系・
流域から危険度や動向を検索・表示できる。
【0051】この警戒値超過検索手段4としては、図6
に示すように、例えばテレメータ水位(指定水位以
上)の超過一覧機能4a、4bと、テレメータ時間雨
量(30mm/h以上)の超過一覧機能4cと、テレ
メータ累加雨量(50mm/h以上)の超過一覧機能4
dと、小流域界レーダ平均時間雨量(30mm/h以
上)の超過一覧機能4eとが挙げられる。水位は、最新
値、その前の最新値、その前々の最新値を並べてグラフ
表示することで、水位の状況や増減の動向が一目で分か
るように表示される。
【0052】また、雨量・水位超過一覧検索では、図8
に示すように、全国・ブロック(地方)・都道府県の地
図を呼び出し、第一階層である全国画面11から任意の
ブロックをクイックして、第二階層のブロック画面12
を展開し、次いで、任意の水系をクリックすることによ
り第三階層の水系内観測所一覧画面13及び水系・流域
画面14に展開される。
【0053】次いで、任意の水系・流域又は市町村又は
小流域をクリックすることにより、第四階層のブロック
内観測所画面15に展開され、各水系毎の時間雨量を上
流観測所から観測所名と共に表示することもでき、各階
層毎に色別で表示されるものである(図5参照)。
【0054】他方、警報状況検索手段5は、水系・流域
毎に必要な予警報情報、例えば、水防警報、洪水予報、
ダム貯水状況、気象庁予警報、地震情報、積雪情報等を
それぞれに、全国・地方・県・市町村・特別区などに区
分したエリアに対し、流域界等の地図と重ね合わせて水
系・流域内の予警報等の評価・判断・支援を行うもので
ある。
【0055】この警報状況検索手段5としては、例え
ば、水防警報状況検索機能、洪水予報状況検索機
能、ダム貯水状況検索機能、気象庁予警報状況検索
機能、地震情報状況検索機能が挙げられる(図1参
照)。
【0056】例えば、気象庁予警報状況覧検索機能は、
図9に示すように、全国・ブロック(地方)・都道府県
の地図から、第一階層である全国ブロック画面16から
任意の県をクリックして、第二階層のブロック表示画面
17を展開し、次いで、同様に任意のブロックをクリッ
クすることにより第三階層の注意報警報状況一覧画面1
8に展開される。次いで、任意の注意報警報欄をクリッ
クすることにより第四階層の注意報警報履歴画面19に
展開される。
【0057】また、洪水予報状況検索機能は、同図に示
すように、全国・ブロック(地方)・都道府県の地図か
ら、第一階層である全国ブロック画面16から任意の県
をクリックして、第二階層のブロック表示画面17を展
開し、次いで、任意の水系図上をクリックすることによ
り水系画面20が展開される。次いで、ブロック表示画
面17、水系画面20からは、画面上の「詳細へ」をク
リックすることにより、それぞれ第三階層の洪水予報発
表状況一覧画面21に展開される。次いで、任意の洪水
予報発表状況欄をクリックすることにより第四階層の洪
水予報発表履歴画面22並びに洪水予報発表詳細文章欄
23に展開される。
【0058】次に、水防警報状況検索機能は、図10
(a)に示すように、全国・ブロック(地方)・都道府県
の地図から、第一階層である全国ブロック画面16から
任意の県をクリックして、第二階層のブロック表示画面
17を展開し、次いで、任意の水系図上をクリックする
ことにより水系画面20が展開される。ブロック表示画
面17、水系画面20からは、画面上の「詳細へ」をク
リックすることにより、それぞれ第三階層の水防警報発
令状況一覧画面24に展開される。次いで、任意の水防
警報発令状況欄をクリックすることにより、第四階層の
水防警報発令履歴画面25並びに水防警報発令詳細文章
欄26に展開される。
【0059】同様に、ダム放流通知状況一覧検索機能の
場合は、図10(b)に示すように、第一階層である全国
ブロック画面27から任意の県をクリックして第二階層
のブロック表示画面28を展開し、次いで、任意の水系
画面上をクリックすることにより水系画面29が展開さ
れる。次いで、ブロック表示画面28、水系画面29か
らは「詳細へ」をクリックすることにより、それぞれ第
三階層のダム放流通知状況一覧画面30に展開される。
次いで、任意のダム放流通知状況一覧画面30をクリッ
クすることにより第四階層のダム放流通知履歴画面31
並びにダム放流通知詳細文章欄32に展開される。
【0060】また、水防警報及び洪水予報は、作成した
水系等の地域概略図に対象水位観測所を重ねて横書き
し、区間毎の水防警報及び/又は洪水予報について状況
に合わせた色替えを行い、観測所とリアルタイムな水位
データとその上昇・下降状況等(予測・解析、過去)
と、政策的水位等も重ね合わせて、予警報状況が一見で
分かる一元化機能を有する。
【0061】図11は、水防警報の全国画面であり、出
動33、準備34、待機35、発令なし36が色分けで
表示される。次いで、水防警報が出ている任意の県をク
リックすることにより、図12図に示す水系・流域界毎
の水防警報状況地図にアクセスすることができる。
【0062】更に、水防警報状況地図(関東)は、図1
2に示すように、水系・流域界毎に区画(ブロック化)
され、出動33、準備34、待機35、発令なし36が
色分けで表示されている。
【0063】次いで、任意の水系・流域界をクリックす
ることにより、図13に示す水系・流域、区間、地点等
の地域毎の水防警報状況一覧にアクセスすることができ
る。例えば、この水防警報状況一覧(利根川)は、水
系、河川名、基準観測所名を示す水防警報発表状況欄3
9と、日時・時刻欄40と、出動33・準備34・待機
35を示すタイムベルト41とが表示されており、何
時、どの水系の河川に、待機、準備、出動の命令が出た
かが一目瞭然に分かるようになっている。
【0064】更に、水系別に全体の水防状況を把握した
い時は、図14に示す水防警報水系別状況図にアクセス
することができる。この水防警報水系別状況図は、水
系、河川の全体が線図化されて、出動33、準備34、
待機35、発令なし36を色分けすると共に、観測所名
(△)42、現在水位(m)43及び水位の動向を矢印
(↑↓→)44で表示することにより、水防警報発令状
況を水系一貫の下に管理することができる。
【0065】図15は、洪水予報の全国画面であり、洪
水予報45、洪水注意報46、発令なし47が色分けで
表示される。次いで、洪水予報が出ている任意の県をク
リックすることにより、水系・流域、区間、地点等の地
域毎の洪水予報状況図にアクセスすることができる。
【0066】更に、水系別に全体の洪水予報を把握した
い時は、図16に示すように、洪水予報水系別状況図に
アクセスすることができる。この洪水予報水系別状況図
(利根川)は、水系、河川の全体が線図化されて、洪水
予報45、洪水注意報46、発令なし47の洪水予報の
情報を色分けすると共に、観測所名(△)42、現在水
位(m)43及び水位動向を矢印(↑↓→)44で表示
することにより、洪水予報の発令状況を水系一貫の下に
管理することができる。また、観測所あるいは数値をク
リックすることにより、必要な水防警報対象観測所のハ
イドログラフなど詳細な情報を瞬時に見ることができ
る。
【0067】また、洪水予報状況図(関東)は、図17
に示すように、水系・流域、区間、地点等の地域毎に、
洪水予報45、洪水注意報46、発令なし47を色分け
して表示している。
【0068】次いで、任意の水系・流域界をクリックす
ることにより、図18に示す水系毎の洪水予報状況一覧
にアクセスすることができる。この洪水予報状況(関
東)は、河川名、予報種類、発表番号及び発表時刻を示
す洪水予報発表状況欄49と、洪水予報45、洪水注意
報46がいつ発令されたかを示す洪水予報発令履歴50
がタイムテーブル式に分かり易く表示されている。
【0069】図19は、気象庁予警報の全国画面であ
り、警報発令51、注意報発令52、その他の警報・注
意報53、発令なし54が色分けで表示される。
【0070】次いで、発令が出ている任意の県をクリッ
クすることにより、図20図に示す県単位の気象庁予警
報図にアクセスすることができる。この県単位の気象庁
予警報図は、県毎に区画(ブロック化)して、警報発令
51、注意報発令52、その他の警報・注意報53、発
令なし54を色分けして表示している。
【0071】画面登録・切換手段6は、前述の危険度ラ
ンキング手段3、警戒値超過検索手段4、警報状況検索
手段5で得た観測所又はデータをクリックすることによ
り、瞬時に詳細な情報(ハイドロクリック機能とハ
イエイトクリック機能)に展開(アクセス)することが
でき、その画面の展開までの過程における好きな画面を
登録できるマイメニュー化(マイメニュー化画面登録
機能)など、見たい画面や詳細情報へ瞬時に切り換えら
れる。
【0072】次いで、任意の県をクリックすることによ
り、図21に示す県毎の気象庁予警報一覧にアクセスす
ることができる。この気象庁予警報一覧(関東一覧)
は、県名55、地域名56、発表時刻57と共に、どの
ような警報、注意報が出ているかを色分けして表示する
ものである。
【0073】図22は、地震情報の全国画面であり、発
震時刻58、震中59、規模60、震度61を示す震源
地情報が表示されている。
【0074】次いで、任意の県をクリックすることによ
り、図23に示す流域地震情報図にアクセスすることが
できる。この流域地震情報図(関東流域)には、水系
界、流域界が示されており、水系・流域毎に区画(ブロ
ック化)して、各震度の分布を色分けして表示してい
る。
【0075】図24は、ダム貯水状況地図の利根川流域
画面であり、流域内の存する観測所名62、現貯水位量
(万m)63、貯水率64を表示するものである。
【0076】次いで、任意の観測所をクリックすること
により、図25図に示す詳細情報を示したテレメータダ
ム一覧表にアクセスすることができる。このテレメータ
ダム一覧表(利根川流域)は、ダム名65、水系名6
6、河川名67、管轄区分68、TM流域平均時間雨量
69、基準値70、TM流域平均累加雨量71、流入量
72、放流量73、貯水位74、現貯水量75及び貯水
率76を動向(↑→↓)と共に表示するものである。
【0077】次いで、任意のダム名65をクリックする
ことにより、図26に示す各テレメータダムのダム貯水
状況地図を表示することができる。このテレメータダム
貯水状況地図(矢木沢ダム)は、流域平均雨量(mm)
の時間と累加とを時間帯毎に棒グラフで示し、流入量7
2、放流量73を折れ線グラフで示している。尚、図2
7は、全国天気図画面であり、レーダ雨量情報77を一
緒に表示している。
【0078】尚、本発明の河川情報の危険度評価・判断
支援システムは、本実施例に限定されることなく、本発
明の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、
本発明はそれらの全てを包摂するものである。
【0079】例えば、水系・流域に着目した時間雨量、
累加雨量などの河川情報は、雨量や水位等のテレメータ
データ、光ファイバー網の観測局で測定したデータ、レ
ーダで測定した雨量等の河川データ解析手段(図示せ
ず)と、該解析手段より得られた河川情報をサーバより
自動的に発信させる河川データ配信手段(図示せず)と
を組み合わせて、インターネット、パソコン通信、ネッ
トワークが利用できる固定端末(例えば、パソコン、カ
ーナビ、その他、メールやインターネットができる情報
家電等)に河川情報を提供することができる。また、モ
バイル・携帯情報端末(携帯電話機/PHSを含む)等
のプラットフォームに対しては情報内容を絞り込むこと
で提供可能となる。
【0080】特に、防災担当者にとっては、水防計画書
に定められている気象予警報が発令されたときなどをト
リガーとして、どこが危険であるかなど、必要な情報が
自動的に配信されてくることは極めて安堵感があり、利
便性が高いものである。このことは、普段、災害を意識
しない一般人はもとより、高齢化社会を迎えた昨今にあ
っては、高齢者等の災害弱者にとっても便宜であること
は云うまでもない。
【0081】また、防災担当者の中には、スペシャリス
トだけではなくジェネラリストが含まれいるため、数
値、グラフ情報だけではなく、水防警報、洪水予報文な
どを併せてタイムリーに提供すれば、水防活動、避難活
動などを的確に行うことができるなど、極めて効果的で
ある。
【0082】
【発明の効果】本発明は上述のように構成され、水系一
貫の下で河川管理が行われるため、市町村などの行政界
に対して大小様々な水系や流域が存在しても、流域に降
った雨量等から河川への流出、水位の動向、また、内水
氾濫の可能性を一目で予見することができ、特に、水系
・流域、区間、地点等の地域毎に危険度をランキングし
て表示できるため、地形、地質、土地利用、河川の大
小、堤防の高低等が異なる千差万別の水系・流域、区
間、地点等の地域であっても、どこが、どのくらい危険
なのか(状態)、どこが一番危険になるのか、どこが一
番早く災害を引き起こす可能性があるのか等々の動向を
も一目瞭然に判別することができるといった効果を奏す
るものである。
【0083】従って、防災担当者などが時々刻々と変わ
る雨量、水位などの河川情報から的確なる水防活動を行
うために必要な系統だった情報、画面の集合的、ランキ
ング情報を配信できること、換言すれば、水害の危険性
を判断・予見するのに一番適切な情報をリアルタイムに
提供できるため、災害対策上、極めて効率的かつ効果的
である。
【0084】このように本発明は、市町村、土木事務
所、工事事務所など現場第一線のみならず、都道府県の
本庁・地方整備局の本局、更には中央官庁、マスコミュ
ニケーションなど、情報連絡の階層上、上位の防災関係
各機関も含めて「危険度評価・判断支援情報」を多くの
機関・担当者がフラットな形でリアルタイムに、今どこ
が危険であるか、警戒値を越えているかの情報を共有化
することができ、必要な情報画面を登録することで簡単
に検索することができる。これより、迅速かつ総合的な
災害(連絡)対応・支援を行うことが可能になるなど、
本発明を実施することは、極めて重要かつ有益であり、
その実益的価値が甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る河川情報の危険度評価・判断支援
システムの手段と機能を示す説明図である。
【図2】同危険度評価・判断支援システムの水位データ
ステップを示すフローチャートである。
【図3】同危険度評価・判断支援システムの雨量データ
ステップを示すフローチャートである。
【図4】同危険度評価・判断支援システムの総合メニュ
ー画面を示す説明図である。
【図5】雨量・水位ランキング画面を示す説明図であ
る。
【図6】テレメータ水位の警戒超過一覧詳細画面を示す
説明図である。
【図7】テレメータ水位の警戒超過一覧詳細(表)を示
す説明図である。
【図8】雨量・水位超過一覧検索におけるテレメータ時
間雨量超過一覧のアクセス展開を示す説明図である。
【図9】気象庁予警報及び洪水予報検索における状況一
覧のアクセス展開を示す説明図である。
【図10】図10(a)は水防警報一覧検索のアクセス展開
を示す説明図、図10(b)はダム放流一覧検索のアクセス
展開を示す説明図である。
【図11】水防警報の画面(全国)を示す説明図であ
る。
【図12】水系・流域毎の水防警報状況図(関東)を示
す説明図である。
【図13】水防警報状況一覧(利根川)を示す説明図で
ある。
【図14】水防警報水系別状況図(利根川)を示す説明
図である。
【図15】洪水予報の画面(全国)を示す説明図であ
る。
【図16】洪水予報水系別状況図(利根川)を示す説明
図である。
【図17】水系・流域毎の洪水予報状況図(関東)を示
す説明図である。
【図18】洪水予報状況(関東)を示す説明図である。
【図19】気象庁予警報の画面(全国)を示す説明図で
ある。
【図20】気象庁予警報の画面(関東)を示す説明図で
ある。
【図21】気象庁予警報の関東一覧を示す説明図であ
る。
【図22】地震情報の画面(全国)を示す説明図であ
る。
【図23】地震情報の画面(関東流域)を示す説明図で
ある。
【図24】ダム貯水状況地図(利根川流域)を示す説明
図である。
【図25】テレメータダム一覧表(利根川流域)を示す
説明図である。
【図26】テレメータダム(矢木沢ダム)のダム貯水状
況地図を示す説明図である。
【図27】全国天気図とレーダ雨量とを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 地域選定手段 2 地域危険度評価手段 2a データ受信機能 2b 対象観測所取得機能 2c 水位判定機能 2d 危険指数算出機能 2e 危険指数算出機能 2f 危険指数算出機能 2g 危険指数算出機能 2h 生値・危険指数データ保持機能 2i 雨量判定機能 2j 雨量判断機能 3 危険度ランキング手段 3A 危険度ランキング機能 3B 危険度表示機能 3a 水防警報対象観測所の水位ランキング機能 3b テレメータ時間雨量のランキング機能 3c 小流域界レーダ平均時間雨量のランキング機能 3d テレメータ累加雨量のランキング欄 4 警戒値超過検索手段 4a テレメータ水位の超過一覧機能 4b テレメータ時間雨量の超過一覧機能 4c 小流域界レーダ平均時間雨量の超過一覧機能 4d テレメータ累加雨量の超過一覧機能 5 警報状況検索手段 6 画面登録・切換手段 7 雨量・水位ランキングボタン 8 雨量・水位超過一覧検索ボタン 9 雨量・水位ランキング画面 10 警戒超過一覧詳細画面 11 全国画面 12 ブロック画面 12 水系内観測所一覧画面 13 水系・流域画面 14 流域別水系内観測所画面 15 ブロック内観測所画面 16 全国画面 17 ブロック表示画面 18 注意報警報状況一覧画面 19 注意報警報履歴画面 20 水系画面 21 洪水予報発表状況一覧画面 22 洪水予報発表履歴画面 23 洪水予報発表詳細文章欄 24 水防警報発令状況一覧画面 25 水防警報発令履歴画面 26 水防警報発令詳細文章欄 27 ダム放流の全国図 28 ブロック図 29 水系画面 30 ダム放流通知状況一覧画面 31 ダム放流通知履歴画面 32 ダム放流通知詳細文章欄 33 出動 34 準備 35 待機 36 発令なし 39 水防警報発表状況欄 40 日時・時刻欄 41 タイムテーブル 42 観測所名 43 水位 44 矢印 45 洪水予報 46 洪水注意報 47 発令なし 49 洪水予報発表状況欄 50 洪水予報発令履歴 51 警報発令 52 注意報発令 53 その他の警報・注意報 54 発令なし 55 県名 56 エリア名 57 発表時刻 58 発震時刻 59 震中 60 規模 61 震度 62 観測所名 63 現貯水位量 64 貯水率 65 ダム名 66 水系名 67 河川名 68 管轄区分 69 TM流域平均時間雨量 70 基準値 71 TM流域平均累加雨量 72 流入量 73 放流量 74 貯水位 75 貯水量 76 貯水率 77 レーダ雨量情報

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】河川情報を所定のプラットフォームに配信
    する河川情報システムにおいて、全国・地方・県・市町
    村・特別区などに区分したエリアに対し、全国から集め
    られる気象・水文状況を観測するテレメータ観測デー
    タ、レーダにより降雨状況を観測するレーダ雨量観測デ
    ータ、光ファイバ網の観測局で水位等を観測する光ファ
    イバー観測データ等の予測・解析データ、現況データ、
    過去データから、そのエリアにとって洪水災害の恐れの
    ある水系・流域、区間、地点等の地域を選定する地域選
    定手段と、それぞれの水系・流域、区間、地点等の地域
    の危険度をリアルタイムに評価する地域危険度評価手段
    と、該地域危険度評価手段に基づいて水系・流域、区
    間、地点等の地域毎に全国・地方・県・市町村・特別区
    などに区分したエリアに対し危険度を判断し、観測所及
    びデータ(予測・解析、現況、過去)をランキングして
    支援する危険度ランキング手段と、全国・地方・県・市
    町村・特別区などに区分したエリア毎に警戒値を超過し
    た観測所及びデータ(予測・解析、現況、過去)を検索
    する警戒値超過検索手段と、水系・流域、区間、地点等
    の地域毎に水防警報、洪水予報、ダム貯水状況、気象庁
    予警報、地震情報、積雪情報等を検索する警報状況検索
    手段と、見たい画面や詳細情報へ瞬時に切り換える画面
    登録・切換手段との全て又は何れかを選択又は組み合わ
    せて、どこがどれくらい危険なのか(状態)危険になる
    のか(動向)を自動的に判断・支援することを特徴とす
    る河川情報の危険度評価・判断支援システム。
  2. 【請求項2】前記地域危険度評価手段は、水系・流域、
    区間、地点等の地域の雨量・流域平均雨量・水位の予測
    ・解析、現況、過去等のデータを受信するデータ受信機
    能、水系・流域、区間、地点等の地域の雨量、流域平均
    雨量等の生値から値の大きさを判定する生値判定機能、
    指定(通報)水位・警戒水位・危険水位・計画高水位・
    堤防高等の政策的水位や危険レベルに対し危険指数を算
    出する危険指数算出機能、判定された生値及び算出され
    た危険指数のデータを保持する生値・危険指数データ保
    持機能、全ての保持データをソートして水系・流域、区
    間、地点等の地域毎に危険度を自動的に評価する危険度
    評価機能の全て又は何れかを選択又は組み合わせてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の河川情報の危険度評
    価・判断支援システム。
  3. 【請求項3】前記危険度ランキング手段は、全国から集
    められる気象・水文状況を観測するテレメータ観測デー
    タ、レーダにより降雨状況を観測するレーダ雨量観測デ
    ータ、光ファイバ網の観測局で水位等を観測する光ファ
    イバー観測データ等の予測・解析データ、現況データ、
    過去データから、地域危険度評価手段で得た危険度上位
    を自動的に全国・地方・県・市町村・特別区など毎にラ
    ンキングして画面に表示する雨量・水位ランキング機能
    を有し、市町村・土木事務所・工事事務所など現場の第
    一線のみならず、都道府県の本庁・地方整備局の本局、
    更には中央官庁、マスコミュニケーション、防災関係各
    機関なども含めて、多くの機関・担当者がフラットな形
    でリアルタイムに共有することができることを特徴とす
    る請求項1に記載の河川情報の危険度評価・判断支援シ
    ステム。
  4. 【請求項4】前記雨量・水位ランキング機能は、水系・
    流域、区間、地点等の地域内に存するテレメータ水位
    (予測・解析、現況、過去)のランキング機能、テレメ
    ータ時間雨量(予測・解析、現況、過去)のランキング
    機能、テレメータ累加雨量(予測・解析、現況、過去)
    のランキング機能、小流域界レーダ平均時間雨量(予測
    ・解析、現況、過去)等のランキング機能の全て又は何
    れかを選択又は組み合わせてなることを特徴とする請求
    項3に記載の河川情報の危険度評価・判断支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記警戒値超過検索手段は、全国から集め
    られる気象・水文状況を観測するテレメータ観測デー
    タ、レーダにより降雨状況を観測するレーダ雨量観測デ
    ータ、光ファイバ網の観測局で水位等を観測する光ファ
    イバー観測データ等の予測・解析データ、現況データ、
    過去データから、全国・地方・県・市町村・特別区など
    に区分したエリア毎に警戒値を超過した観測所及びデー
    タ(予測・解析、現況、過去)を検索する雨量・水位超
    過一覧検索機能を備えてなることを特徴とする請求項1
    に記載の河川情報の危険度評価・判断支援システム。
  6. 【請求項6】前記雨量・水位超過一覧検索機能は、テレ
    メータ水位(予測・解析、現況、過去)の超過一覧機
    能、テレメータ時間雨量(予測・解析、現況、過去)の
    超過一覧機能、テレメータ累加雨量(予測・解析、現
    況、過去)の超過一覧機能、小流域界レーダ平均時間雨
    量(予測・解析、現況、過去)等の超過一覧機能の全て
    又は何れかを選択又は組み合わせてなることを特徴とす
    る請求項5に記載の河川情報の危険度評価・判断支援シ
    ステム。
  7. 【請求項7】前記地域選定手段は、小流域等の地域を選
    定する地域選定機能と、選定した小流域等の地域を統合
    し一つの大・中流域等の地域として定義する地域統合機
    能とを有することを特徴とする請求項1に記載の河川情
    報の危険度評価・判断支援システム。
  8. 【請求項8】前記警報状況検索手段は、水系・流域、区
    間、地点等の地域毎に、水防警報と洪水予報とダム貯水
    状況と気象庁予警報と地震情報と積雪情報とをそれぞれ
    に、全国・地方・県・市町村・特別区などに区分したエ
    リアに対し、流域界等の地図と重ね合わせて水系・流
    域、区間、地点等の地域内の警報等の評価・判断・支援
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の河川情報の危
    険度評価・判断支援システム。
  9. 【請求項9】前記水防警報と洪水予報とは、作成した水
    系等の地域概略図に対象水位観測所を重ね横書きし、区
    間毎の水防警報及び/又は洪水予報について、状況に合
    わせた色替えを行い、観測所とリアルタイムな水位デー
    タとその上昇・下降状況等(予測・解析、過去)と、政
    策的水位等も重ね合わせて、予警報状況が一見で分かる
    一元化機能を有することを特徴とする請求項1に記載の
    河川情報の危険度評価・判断支援システム。
  10. 【請求項10】前記画面登録・切換手段は、観測所及び
    /又はデータを検索することで、更に個別の水系・流
    域、ハイドログラフ、ハイエイトグラフなどの見たい詳
    細画面に瞬時に到達することを特徴とする請求項1に記
    載の河川情報の危険度評価・判断支援システム。
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