JP4922511B2 - 流域情報生成システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流域に重点を置いた河川情報を配信するために流域に関する数値地図データを元に単位流域を画面表示し、グラフィカルなユーザインターフェイスを用いてそれぞれの市町村、特別区などの地域に対して洪水災害の危険度を判断するのに適切な大、中、小の流域界を簡単な操作で作成し、テレメータ雨量及び/又はレーダ雨量と組み合わせて算出した流域平均雨量と水位を基にそれぞれの流域の危険度をリアルタイムに判断し表示する流域情報生成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、台風情報や梅雨時の長期滞在型前線を伴う大雨などの河川情報は、都道府県や地方ブロック等の行政界などに着目して提供されており、未だ市町村等の小エリアに対してピンポイントで河川災害に係る危険を知らせるシステムがない。
【0003】
また、河川洪水管理に係わる主な情報として、テレメータ時間雨量、レーダ時間雨量、テレメータ累加雨量、レーダ累加雨量、雨域移動解析結果、テレメータ水位などの情報が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の台風情報や梅雨時の長期滞在型前線を伴う大雨などの河川情報に関しては、提供される情報が都道府県、地方ブロック等の行政界などに着目したものであるため、情報を必要とする地域にとって不必要なものが含まれ、的確に危険性を判断することができないといった問題がある。
【0005】
更に、従来の情報(テレメータ時間雨量、レーダ時間雨量、テレメータ累加雨量、レーダ累加雨量、雨域移動解析結果、テレメータ水位などの情報)だけでは、どのあたりにどれくらいの強さの雨が降っているのか、どこの水位がどれくらい高いかは概ね把握できても、河川情報を必要とする地域にとっては自分の関係する範囲がどこで、自分の必要な情報は何かが分からないことから、水害の危険性を的確に判断することは難しい。また、とりわけ提供される情報から、ピンポイントで必要な情報に加工することは難しく、身近な水害の危険性を判断することは至難である。
【0006】
更に、河川情報を必要とする地域において、水害の危険性を判断するには、水系一貫の下で、河川管理が行われていること、大小様々な流域が存在するが、流域内に降った雨が河川へ流出することから、水位の動向、内水氾濫の可能性を予測するには流域単位に着目した時間雨量、累加雨量、水位などの情報が必要であり、水害の危険性を判断するのに極めて重要な情報である。とりわけ全国を網羅しているレーダ雨量と小流域とを重ね合わせた情報は、河川情報を必要とする地域にとってピンポイントで危険を予見することができ、極めて重要である。
【0007】
また、流域単位に着目した時間雨量、累加雨量、水位などは、自分のいる場所に関係する範囲、自分のいる場所にとって必要な情報が明確になることから、一般国民にとっても、自ら水害の危険性を予見するに極めて重要な情報である。
【0008】
本発明はこのような従来の問題点及び予見の重要性に鑑みてなされたもので、グラフィカルなユーザインターフェイスを用いてそれぞれの市町村、特別区などの地域に対して適切な大きさ(大、中、小)の流域界を簡単な操作で作成し、レーダ雨量等と組み合わせて算出した流域平均雨量と水位とを基にそれぞれの流域の危険度をリアルタイムに判断し表示する流域情報生成システムを提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とする構成は、流域に重点をおいた河川情報を所定のプラットフォームに配信する河川情報システムにおいて、それぞれの市町村、特別区などの地域に対し、その地域にとって洪水災害の恐れのある河川を選定し洪水災害の危険度を判断するのに適切な流域界を作成する流域操作手段と、流域操作手段が流域界を作成或いは変更するにあたり、それぞれの流域規模に適した縮尺の地図或いは地形図を表示する機能を有するマップ表示手段と、流域界とテレメータ雨量及び/又はレーダ雨量と組み合わせて流域平均雨量を算出する流域平均雨量算出手段と、算出した流域平均雨量と水位とを基にそれぞれの流域の危険度をリアルタイムに判断し表示する流域危険度表示手段とを備えてなる流域情報生成システムに存する。
【0010】
また、前記流域操作手段は、単位流域を選択する流域選択機能と、選択した単位流域を統合し一つの流域として定義する流域統合機能と、選択した単位流域を定義済みの流域から分離する流域分離機能と、定義した流域名を変更する流域名変更機能と、流域の削除機能並びに流域のインポート機能とを有するのが良い。
【0011】
更に、前記流域平均雨量算出手段は、作成した流域界とレーダ雨量とを組み合わせて流域内に降った平均雨量及び/又は雨域の移動解析により今後降ると計算される平均雨量を算出する機能を有するのが良い。
【0012】
また、前記流域危険度表示手段は、洪水災害の発生する危険性のある雨量と流域平均雨量とを比較し、該流域平均雨量が前記危険性のある雨量を上回る際に、水位情報と合わせてその危険度を画面に表示する機能を有するのが良い。
【0013】
また、マップ表示手段により表示したマップを縮尺指定で拡大・縮小若しくは倍率指定で拡大するマップの拡大・縮小機能と、マップの表示位置を移動する表示位置の移動機能と、指定した河川の流域界をマップ上に表示する河川流域界の表示機能と、マウスのポインタをマップ上の河川や観測所に当てることにより名称を表示する指定属性情報の表示機能とを有するマップ操作手段を備えるのが良い。
【0014】
更に、流域の情報を規定のフォーマットでファイル出力をする流域データ出力機能と、開示しているマップのイメージ図をビットマップファイルとして出力するイメージファイル出力機能とを有するファイル出力手段を備えるのが良い。
【0015】
また、流域データを登録するユーザ登録機能と、登録したユーザを削除する登録ユーザ削除機能と、登録したユーザを変更する登録ユーザ変更機能とを有するユーザ登録手段を備えるのが良い。
【0016】
更に、画面の表示内容を印刷する表示画面印刷機能と、画面の表示内容の印刷プレビューを表示する印刷プレビュー機能とを有する印刷手段を備えるのが良い。
【0017】
このように構成される本発明の流域情報生成システムは、流域に重点をおいた河川情報を所定のプラットフォームに配信する河川情報システムにおいて、それぞれの市町村、特別区などの地域に対し、その地域にとって洪水災害の恐れのある河川を選定し洪水災害の危険度を判断するのに適切な流域界を作成する流域操作手段と、流域操作手段が流域界を作成或いは変更するにあたり、それぞれの流域規模に適した縮尺の地図或いは地形図を表示する機能を有するマップ表示手段と、流域界とテレメータ雨量及び/又はレーダ雨量と組み合わせて流域平均雨量を算出する流域平均雨量算出手段と、算出した流域平均雨量と水位とを基にそれぞれの流域の危険度をリアルタイムに判断し表示する流域危険度表示手段とを備えてなることによって、水系一貫の下で河川管理が行われることとなり、流域単位に着目した時間雨量、累加雨量、水位など、自分のいる場所に関係する範囲、自分のいる場所にとって必要な情報が明確になり、自ら水害の危険性を予見するのに極めて重要な情報を提供し得ることとなる。とりわけ、全国を網羅しているレーダ雨量等と小流域とを重ね合わせた情報(水位の動向、内水氾濫の可能性)を提供でき、河川情報を必要とする市町村等の地域にとってピンポイントで危険を予見し得ることとなる。更に、流域の特性に合わせて流域界の作成が頗る容易に行えることとなる。
【0018】
また、前記流域操作手段が、単位流域を選択する流域選択機能と、選択した単位流域を統合し一つの流域として定義する流域統合機能と、選択した単位流域を定義済みの流域から分離する流域分離機能と、定義した流域名を変更する流域名変更機能と、流域の削除機能並びに流域のインポート機能とを有することにより、流域界の作成を容易に、かつ、効率的に行えることとなる。
【0019】
更に、前記流域平均雨量算出手段が、作成した流域界とレーダ雨量とを組み合わせて流域内に降った平均雨量及び/又は雨域の移動解析により今後降ると計算される平均雨量を算出する機能を有することにより、市町村ユーザに必要な流域の危険度を判断する基本データが得られることとなる。
【0020】
また、前記流域危険度表示手段が、洪水災害の発生する危険性のある雨量と流域平均雨量とを比較し、該流域平均雨量が前記危険性のある雨量を上回る際に、水位情報と合わせてその危険度を画面に表示する機能を有することにより、市町村ユーザにとって最も重要な情報を作成し得ることとなる。
【0021】
また、前記マップ操作手段が、マップ表示手段により表示したマップを縮尺指定で拡大・縮小若しくは倍率指定で拡大するマップの拡大・縮小機能と、マップの表示位置を移動する表示位置の移動機能と、指定した河川の流域界をマップ上に表示する河川流域界の表示機能と、マウスのポインタをマップ上の河川や観測所に当てることにより名称を表示する指定属性情報の表示機能とを有することにより、流域界の作成が効率的に行えることとなる。
【0022】
更に、前記ファイル出力手段が、流域の情報を規定のフォーマットでファイル出力をする流域データ出力機能と、開示しているマップのイメージ図をビットマップファイルとして出力するイメージファイル出力機能とを有することによって、流域平均雨量を計算する手段へデータを引き渡し得ることとなる。
【0023】
また、前記ユーザ登録手段が、流域データを登録するユーザ登録機能と、登録したユーザを削除する登録ユーザ削除機能と、登録したユーザを変更する登録ユーザ変更機能とを有することにより、ユーザ管理が容易に行えることとなる。
【0024】
更に、前記印刷手段が、画面の表示内容を印刷する表示画面印刷機能と、画面の表示内容の印刷プレビューを表示する印刷プレビュー機能とを有することによって、生成した流域界をユーザに確認したり、紙面で整理し得ることとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Aは、本発明に係る流域情報生成システムであり、この流域情報生成システムAは、流域に関する数値地図データを基に単位流域を結合或いは分離することにより、それぞれの市町村、特別区などの地域に対し、洪水災害の危険性を判断するのに適切な大きさの流域を作成し、レーダ雨量等と組み合わせて流域平均雨量を算出し、流域に視点を置いた河川情報を提供するものであり、図1に示すように、マップ表示手段1と、マップ操作手段2と、流域操作手段3と、河川の表示・非表示手段4と、ファイル出力手段5と、ユーザ登録手段6、印刷手段7と、流域平均雨量算出手段8と、流域危険度表示手段9とを備えている。
【0026】
前記数値地図データは、国土地理院が提供している数値地図(KS-270,KS-271,KS-272,KS-273)データは、単位流域の境界線の座標を数値化したものであり、ポリゴンとはなっておらず、このままでは結合或いは分離処理ができないため、全国約37,000個の単位流域のポリゴン化を実施したものである。
【0027】
マップ表示手段1は、それぞれの市町村、特別区などの地域にとって洪水災害の危険度を判断するのに必要な大流域界、中流域界、小流域界を作成或いは変更するにあたり、それぞれの流域規模に適した縮尺の地図或いは地形図を表示するものであり、(1)マップを開くマップ開示機能、マップ上に単位流域界や河川などの属性情報を表示する(2)属性表示機能、背景として地形図を表示する(3)地形表示機能、市販の地図データを背景として読み込む(4)背景表示機能を有する。
【0028】
また、(1)マップ開示機能は、ユーザ登録手段6で登録したユーザを選択し、流域界種別を指定するといった二段階の操作を行うものである。具体的には、図2乃至図3に示すように、メニュー画面から「マップを開く」欄を選択し、登録センター名1aを選択後、流域を登録するユーザを一覧1eから選択した後、作業する流域界種別1fをクリックし、「地図を開く」ボタン1gをクリックする。因に、図中1bはユーザ作成ボタン、1cはユーザ名、1dはタイトルである。
【0029】
更に、(2)属性表示機能としては、マップの縮尺により異なるが、例えば、下表1の如く大別して大マップ、中マップ、小マップの三種類が挙げられる。
【表1】
Figure 0004922511
【0030】
(3)地形表示機能は、背景として地形図を表示し、(4)背景表示機能は、市販地図データを読み込み背景図とする。また、背景の表示は、地形図表示と背景地図表示を切り替えて表示できるようにしている。
【0031】
一方、マップ操作手段2としては、例えば、マップ表示手段1により表示したマップを縮尺指定で拡大・縮小或いはマップを倍率指定で拡大する(1)マップの拡大・縮小機能と、マップの表示位置を移動する(2)表示位置の移動機能と、指定した河川の流域界をマップ上に表示する(3)河川流域界の表示機能と、マウスのポインタをマップ上の河川や観測所にあてることにより名称を表示する(4)指定属性情報の表示機能とが挙げられる。
【0032】
(1)マップの拡大・縮小機能は、縮尺を5万分の1から300万の1の間の14段階から作業に適した縮尺を選択することができると共に、現在の縮尺の2〜8倍の任意の倍率に変えることができる。
【0033】
(2)表示位置の移動機能は、マウス右クリック&ドラッグで可能となり、マウス右ダブルクリックで指定した位置を画面の中心に移動できるようにプログラムされている。
【0034】
(3)河川流域界の表示機能は、流域選択の利便性を図るために、選択した河川の流域界をマップ上に表示するものであり、図4に示すように、メニューを選択し、ポップアップメニュー2aから「河川流域界表示」欄2bをクリックすることにより、選択した河川の流域界が表示される。尚、表示する河川名は、選択された画面内の水系に属する河川とし、マップ上に同時に表示できる流域界は一つのみとする。
【0035】
(4)指定属性情報の表示機能としては、「河川名の表示」と「観測所名の表示」とがあり、「河川名の表示」は、図5 (a)に示すように、メニューから「河川名表示」欄2cを選択してダブルクリックし、次いで、「表示」ボタン2dをクリックすることで河川名2eを表示できる。
【0036】
また、「観測所名の表示」は、図5(b)に示すように、メニューから「観測所名表示」欄2fを選択してダブルクリックし、次いで、「表示」ボタン2dをクリックすることで観測所名2gが表示できる。
【0037】
他方、流域操作手段3としては、単位流域を選択する(1)流域の選択機能と、選択した単位流域を統合し一つの流域として定義する(2)流域の統合機能と、選択した単位流域を定義済みの流域から分離する(3)流域の分離機能と、定義した流域名を変更する(4)流域名の変更機能と、(5)流域の削除機能と、(6)流域のインポート機能とが挙げられる。
【0038】
(1)流域の選択機能としては、下表2に示すように、大別して「範囲指定」による方法と単位流域を直接指定する「個別指定」とが挙げられる。
【0039】
「範囲指定」による方法では、水系域、河川流域界、全ての単位流域の三種類を選択することができる。また、範囲指定と個別指定とはお互いに組み合わせて選択していくことができることは云うまでもない。
【表2】
Figure 0004922511
【0040】
「範囲指定」の操作方法としては、例えば、図6に示すように、マップ3aを表示し、選択する範囲3bをマウスで指定した後、水系域3c、河川流域界3d、全単位流域3eのメニューをクリックすることで区別できる。
【0041】
また、「個別指定」の操作方法としては、例えば、図7に示すように、マップの倍率を調整し、単位流域の表示されたマップ3fにした後、マウスで「単位流域」欄をクリックするだけで単位流域3gが選択された状態になり、また、SHIFTキーを押しながらマウスで「単位流域」欄をクリックすれば、複数の単位流域3hが選択された状態になるものである。
【0042】
更に、(2)流域の統合機能としては、「流域の登録」と「流域の追加」がある。「流域の登録機能」は、流域の新規登録をするものであり、図8(a)に示すように、メニュー3iから「流域の登録」欄3jを選択するだけで簡単にできるものであり、登録された流域内の内部の単位流域界は点線3kで表示される。
【0043】
また、「流域の追加機能」は、登録済みの流域に対して新たに選択された単位流域を追加するものであり、図8(b)に示すように、メニュー3iから「単位流域の追加」欄3lを選択するだけで簡単に、既存の流域に選択された単位流域3mを追加することができる。
【0044】
更に、(3)流域の分離機能は、図9(a)に示すように、分離する単位流域3oが選択された状態でメニュー3iの「単位流域の分離」欄3pをクリックするだけで、簡単に単位流域3oが分離されるものである。尚、自動的に流域の情報は更新され、分離操作によって定義流域内に単位流域がなくなる場合には、その旨、ユーザに知らせる。
【0045】
また、(4)流域名の変更機能は、登録済みの流域の名称を変更するものであり、図9(b)に示すように、メニューから「流域名の変更」欄3qを選択し、次いで、変更したい流域名3rを選択して「名称変更」ボタン3sをクリックするだけで簡単に行うことができる。
【0046】
更に、(5)流域の削除機能は、登録済みの流域情報を削除するものであり、図10に示すように、メニュー3iから「流域名の削除」欄3tを選択し、次いで、削除したい流域名3uを選択して「削除」ボタン3vをクリックするだけで簡単に行うことができる。
【0047】
また、(6)流域のインポート機能は、既に別ユーザで定義されている流域(以下、単に既定義の流域という)をインポートするものであり、図11に示すように、メニュー3iから「流域のインポート」欄3wを選択し、次いで、「インポート」ボタン3xをクリックするだけで、既定義の流域3yがインポートされる。
【0048】
一方、河川の表示・非表示手段4は、既定義の流域内の河川について、表示・非表示を設定するものであり、大別して(1)河川の「選択表示・非表示機能」と(2)河川次数及び流路区分での「一括表示・非表示機能」とが挙げられる。
【0049】
(1)河川の「選択表示・非表示機能」は、ユーザが選択した河川について、表示、非表示を設定するものであり、表示、非表示する河川を選択するためには、まず、マウスモードを「河川流路」にして以下の操作を行うものである。
【0050】
河川の「選択・非表示」は、河川を選択し、選択した河川と同じ河川コードの線分を非表示にするものであり、図12(a)に示すように、マウスをクリックして河川4aを選択し、同じ河川コード(河川名)を持つ河川が選択され、次いで、メニューから「河川流路→選択非表示」を選択する(図10(b)参照)。
【0051】
次いで、非表示選択をした河川を目立たない色に変更し、図10(c)に示すように、細線及び点線4bで表示する(非表示状態の河川)。反対に、河川の選択表示は、逆の順番で選択した非表示状態の河川を表示にするものである。
【0052】
更に、(2)河川次数及び流路区分での「一括表示・非表示機能」は、図13に示すように、非表示にする河川次数4c又は級数4dのチェックを外して「OK」ボタン4eをクリックするだけで簡単にできるものであり、チェックされていない分類に属する河川が非表示状態になる。
【0053】
また、ファイル出力手段5は、例えば、RMSシステムで統合された流域データを他のシステムに受け渡すために、(1)規定のフォーマットでファイル出力する流域データ出力機能と、(2)開示しているマップのイメージ図をビットマップファイルとして出力するイメージファイル出力機能とを有する。
【0054】
(1)流域データ出力機能としては、例えば、流域コード、流域名、流域界種別、センター種別、流域面積などの流域の基本情報を出力する流域基本データ出力と、流域の面データを出力する流域面データ出力と、流域界の線データを出力する流域界線データ出力と、定義された流域内の河川の流路位置データを出力する河川データ出力とが挙げられる。
【0055】
(2)イメージファイル出力機能は、現在開示しているマップファイルをBMPファイルとして出力するものである。
【0056】
他方、ユーザ登録手段6は、流域データを登録する(1)ユーザ登録機能と、登録したユーザを削除する(2)登録ユーザ削除機能と、登録したユーザを変更する(3)登録ユーザ変更機能とを有する。
【0057】
ユーザ一覧の画面としては、図14に示すように、センター名の一覧を表示するセンター名欄6aと、ユーザをセンター毎に表示するユーザ一覧6bとがあり、該ユーザ一覧6bの画面で、処理対象のユーザを指定してから前述した流域界の編集に進むものである。
【0058】
また、画面の右側にある「地図を開く」ボタン6cは、ユーザ一覧6bでユーザを選択している時のみ有効とするものであり、ユーザデータの登録・編集のために地図を開くものである。
【0059】
表示される地図は、大流域定義用、中流域定義用、小流域定義用の何れかであり、どの地図を表示するかは流域界種別6dで選択されているセル又はチェックボックスのチェックに依存するものである。
【0060】
因に、「ユーザ詳細」ボタン6eは、ユーザ毎に登録された内容を見るもので、マウスでクリックすることにより「ユーザ内容確認」画面(図16参照)に移り、かつ、「ユーザ作成」ボタン6fは、ユーザを新規作成するもので、同ボタン6fをクリックすることにより次の「ユーザ情報編集」画面(図15参照)に移行するものである。
【0061】
また、「変更」ボタン6gは、リスト内に表示されているユーザの登録内容を変更するものであり、選択されているユーザが対象となる。
【0062】
「削除」ボタン6hは、選択されているユーザを削除するものであり、ユーザに登録されている流域データも削除するものである。
【0063】
「ユーザ情報編集」画面は、図15に示すように、ユーザ名を入力するためのユーザ名欄6i、大流域を定義する画面タイトルを入力・変更するための大流域界タイトル欄6j、中流域を定義する画面タイトルを入力・変更するための中流域界タイトル欄6k、小流域を定義する画面タイトルを入力・変更するための小流域界タイトル欄6lとを備えている。
【0064】
「ユーザ内容確認」画面は、個々のユーザに登録されている流域界データを確認するものであり、図16に示すように、流域界種別欄6mの他、コメント欄6o並びに流域名欄6pとを備えている。
【0065】
流域界種別欄6mは、表示したい流域界(大流域界、中流域界、小流域界)を選択し、選択された流域界種別によりコメント欄6oと流域名欄6pの表示を切り替えるものである。
【0066】
コメント欄6oは、流域界毎にコメントを入力するものであり、また、流域名欄6pは、登録されている流域を流域界種別毎に表示する。更に、流域の複製画面(図示せず)に切り替えて、既に定義してある流域を複製登録することもできることは云うまでもない(流域の複製登録機能)。
【0067】
他方、印刷手段7は、画面の表示内容を印刷する表示画面印刷機能と、画面の表示内容の印刷プレビューを表示する印刷プレビュー機能とを有する。例えば、図17に示すように、現在開いている画面10についての印刷プレビュー7aを表示するものであり、生成した流域界をユーザに確認したり、紙面で整理することができる。
【0068】
更に、流域平均雨量算出手段8は、作成した流域界とレーダ雨量とを組み合わせて流域内に降った平均雨量及び/又は雨域の移動解析により今後降ると計算される平均雨量を算出するものである。具体的には、図18に示すように、流域8a内に位置するレーダ雨量計の観測単位(1km×1kmの面)8b、8b…の雨量数値(mm/時間)を加算することにより、流域8a内の平均雨量を算出することができるものであり、これにより市町村ユーザに必要な流域8aの雨量データ(基本データ)をピンポイントで得ることができる。
【0069】
また、この流域平均雨量算出手段8の正確を期すため、レーダ雨量補正システム(図示せず)からの雨量データ(以下、単に補正レーダ雨量データという)をリアルタイムに取得しながら流域8a内の平均雨量数値を算出できるようにプログラムしても良い。
【0070】
レーダ雨量補正システムとは、後述のキャリブレーション手段によって雨量強度に応じてテレメータ(テレメータ観測所の数)を適宜変化させながらレーダ雨量データの補正を行うものである。
【0071】
更に詳しくは、レーダ観測局、テレメータ、水位、雨量観測局等の雨量観測手段(図示せず)からのレーダ雨量データに基づいて、雨量強度に応じて計算に用いるテレメータ観測所の数を適宜変化させて雨量データの補正を行うダイナミックウインドウ法によるキャリブレーション手段(図示せず)を用い、該キャリブレーション手段により計算した補正レーダ雨量データを他のシステムに配信するデータ配信手段(図示せず)とを組み合わせてプログラムするのが良い。
【0072】
例えば、補正しようとするレーダ雨量計のあるメッシュと、該メッシュから所定の距離だけ離れたそれぞれの場所に、複数の地上雨量計が配置されている観測範囲である場合、雨量強度が弱い時は、各地上雨量計の3カ所の補正値f1、f2、f3を用いた平均値を使用し、雨量強度がやや強くなった時は地上雨量計2カ所の補正値f1、f2を用いた平均値を使用し、雨量強度が最も強い時は3カ所の地上雨量計の中で最も強い雨量を測定した地上雨量計の補正値を用いるというように、雨量強度に応じてレーダ雨量の補正計算に用いるテレメータ(地上雨量計)の数を適宜変化させることにより、補正レーダ雨量データを生成するものである。
【0073】
尚、生成された補正レーダ雨量データは、データ配信手段(図示せず)により前記観測手段に返送したり、インターネットや携帯電話網などの通信ネットワークやGPSを介して接続されるパソコン、携帯電話機、カーナビゲーション、情報家電、携帯情報端末(モバイル端末)等のプラットホームへリアルタイムに配信される。
【0074】
従って、流域平均雨量算出手段8は、斯かるレーダ雨量補正システムとの組み合わせによって、テレメータ及びレーダ雨量計で測定した雨量に基づき、降雨の強さに応じて補正された正確なレーダ雨量データを基に流域8a内の平均雨量を算出できるものであり、レーダ雨量実況値、累加雨量値、雨域移動解析による予測雨量値の他、レーダ雨量を用いた洪水予測システムにも活用できる。
【0075】
一方、流域危険度表示手段9は、洪水災害の発生する危険性のある雨量と流域平均雨量とを比較し、該流域平均雨量が前記危険性のある雨量を上回る際に、水位情報と合わせてその危険度をプラットホームの画面に表示するものである。具体的には、図19に示すように、各流域内の流域平均レーダの時間雨量が1〜29mmの場合は青色9aで、30〜49mmの場合は黄色9bで、50mm以上の場合は赤色9cで画面10に表示するものであり、各流域の危険度をユーザーの視覚に訴えることができ、一瞥して現状を判断することができる。
【0076】
更に、図20に示すように、流域内の流域平均レーダ雨量について時間雨量が1〜29mm或いは3時間累加雨量が1〜49mmの場合は青色の円筒グラフ9dで、時間雨量が30〜49mm或いは3時間累加雨量が50〜79mmの場合は黄色の円筒グラフ9eで、時間雨量が50mm以上或いは3時間累加雨量が80mm以上の場合は赤色の円筒グラフ9fで立体的に表示しても良い。因に、左半筒部分は時間雨量を、右半筒部分は3時間累加雨量を示すものである。
【0077】
このように構成される本発明の流域情報生成システムは、市町村、特別区などの地域に対して適切な大きさの流域に着目して時間雨量、累加雨量、水位などの河川情報をリアルタイムに配信するため、防災担当者のみならず、一般人にとっても、自分の関係範囲、自分に必要な情報が分かる(ワン・ツウ・ワン)と共に、水害の危険性を降雨などからピンポイントで予見、解釈できるなど、極めて効果的である。
【0078】
また、国土地理院発行の数値地図(KS-270,KS-271,KS-272,KS-273)データを元に単位流域を画面表示することができるため、統合された流域の情報は一元管理され、流域情報のファイルへの出力や画面上での情報表示が可能になる。
【0079】
尚、本発明の流域情報生成システムは、本実施例に限定されることなく、本発明の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本発明はそれらの全てを包摂するものである。
【0080】
例えば、単位流域に着目した時間雨量、累加雨量などの河川情報は、雨量や水位等のテレメータデータ、光ファイバー網の観測局で測定したデータ、レーダで測定した雨量等の河川データ解析手段(図示せず)と、該解析手段より得られた河川情報をサーバより自動的に発信させる河川データ配信手段(図示せず)とを組み合わせて、インターネット、パソコン通信、ネットワークが利用できる固定端末(例えば、パソコン、カーナビ、その他、メールやインターネットができる情報家電等)や、モバイル・携帯情報端末(携帯電話機/PHSを含む)等のプラットフォームに対して自動的に発信せしめるのが好ましい(PUSH型)。
【0081】
特に、防災担当者にとっては、水防計画書に定められている気象予警報が発令されたときなどをトリガーとして、必要な情報が自動的に配信されてくることは極めて安堵感があり、利便性が高いものである。このことは、普段、災害を意識しない一般人はもとより、高齢化社会を迎えた昨今にあっては、高齢者等の災害弱者にとっても便宜であることは云うまでもない。
【0082】
また、防災担当者の中には、スペシャリストだけではなくジェネラリストが含まれているため、数値、グラフ情報だけではなく、水防警報、洪水予報文などを参考としたサポート・解説情報も併せてタイムリーに配信すれば、水防活動、避難活動などが的確に行うことができるなど、極めて効果的である。
【0083】
尚、PUSH型で伝える情報では、全ての関連情報を伝えられない場合を考慮し、要点をPUSH型で伝えて注意を喚起し、次に、利用者がPULL型で詳細(関連)情報を得ることができるシステムにしても良い。
【0084】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成され、水系一貫の下で河川管理が行われるため、大小様々な流域が存在しても、流域に降った雨量等から河川への流出、水位の動向、また、内水氾濫の可能性の目安を予見することができるといった効果を奏するものであり、また、市町村に対しての適切な大きさの単位流域に着目して時間雨量、累加雨量、水位などの河川情報を配信するため、防災担当者のみならず、一般国民にとっても、自分の関係範囲、自分が必要なものが分かる(ワン・ツウ・ワン)と共に、水害の危険性を降雨などから予見、解釈できるなど、極めて効果的である。
【0085】
しかも、防災担当者などが時々刻々と変わる雨量、水位などの河川情報から的確なる水防活動を行うために必要な系統だった情報、画面の集合的情報を配信できること、換言すれば、水害の危険性を判断するのに適切な論理、シナリオ性を有し、(できるだけ短い)一定の更新周期で自動変遷していく情報をリアルタイムに配信できるため、災害対策上、極めて効率的かつ効果的である。
【0086】
また、総合的な河川情報提供システムの表示画面において、必要不可欠な流域界を容易に作成でき、かつ、国土地理院の数値地図を基データにすることから、一流域あたり10〜30分あれば作業できるなど、全国規模で展開できるといった効果を奏するものである。
【0087】
更に、分布型流出予測システム及び汎用版洪水予測システム(集中型モデル)における補助流域界も容易に作成できる汎用性を有することから、時間と経費の大幅な節減が図れ、今後の各種コンテンツ開発にも活用できるといった効果を奏するものである。
【0088】
このように本発明は、市町村、特別区などの地域に対して適切な大きさの流域に着目して時間雨量、累加雨量、水位などの河川情報をリアルタイムに配信するため、防災担当者のみならず、一般人にとっても、自分の関係範囲、自分が必要な情報が入手できると共に(ワン・ツウ・ワン)、水害の危険性を降雨などから予見、解釈でき、また、ジェネラリストが多い市町村水防担当者が判断するに際して、タイムリーのみならず即地的なコメント欄によるメッセージ・サポート情報は、極めて有効であり、河川、流域の状況に応じて精通した河川専門家を活用したマン・システムを機動的に作用させることが期待されるなど、本発明を実施することはその実益的価値が甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流域情報生成システムの手段と機能を示す説明図である。
【図2】同流域情報生成システムのマップ開示機能を示す説明図である。
【図3】流域を登録するユーザを一覧から選択し、作業する流域界種別をクリックして地図を開く状態を示す説明図である。
【図4】河川流域界の表示を示す説明図である。
【図5】図5(a)は指定属性情報の表示を示す説明図、図5(b)は観測所名の表示を示す説明図である。
【図6】流域の範囲指定(水系域、河川流域界、全単位流域)を示す説明図である。
【図7】流域の個別指定を示す説明図である。
【図8】図8(a)は流域の登録を示す説明図、図8(b)は流域の追加を示す説明図である。
【図9】図9(a)は流域の分離を示す説明図、図9(b)は流域の変更を示す説明図である。
【図10】流域の削除を示す説明図である。
【図11】流域のインポートを示す説明図である。
【図12】河川の選択非表示を示す説明図である。
【図13】河川次数及び流路区分での一括表示・非表示を示す説明図である。
【図14】ユーザ一覧画面を示す説明図である。
【図15】ユーザ情報編集画面を示す説明図である。
【図16】ユーザ内容確認画面を示す説明図である。
【図17】本実施例で使用する印刷手段を示す印刷プレビューのイメージ図である。
【図18】本実施例で使用する流域平均雨量算出手段を示す説明図である。
【図19】本実施例で使用する流域危険度表示手段を各流域の流域平均雨量(時間雨量)毎の色分けで示す説明図である。
【図20】本実施例で使用する流域危険度表示手段を流域平均レーダ雨量の円筒グラフと色分けで示す説明図である。
【符号の説明】
1 マップ表示手段
1a 登録センター名
1b ユーザ作成ボタン
1c ユーザ名
1d タイトル
1e ユーザ一覧
1f 流域界種別
1g 地図を開くボタン
2 マップ操作手段
2a ポップアップメニュー
2b 河川流域界表示欄
2c 河川名表示欄
2d 表示ボタン
2e 河川名
2f 観測所名表示欄
2g 観測所名
3 流域操作手段
3a マップ
3b 選択する範囲
3c 水系域
3d 河川流域界
3e 全単位流域
3f マップ
3g 単位流域
3h 複数の単位流域
3i メニュー
3j 流域の登録欄
3k 点線
3l 単位流域の追加欄
3m 単位流域
3o 分離単位流域
3p 単位流域の分離欄
3q 流域名の変更欄
3r 変更したい流域名
3s 名称変更ボタン
3t 流域名の削除欄
3u 削除したい流域名
3v 削除ボタン
3w 流域のインポート欄
3x インポートボタン
3y 既定義の流域
4 河川の表示・非表示手段
4a 河川
4b 細線及び点線
4c 河川次数
4d 河川級数
4e OKボタン
5 ファイル出力手段
6 ユーザ登録手段
6a センター名欄
6b ユーザ一覧
6c 地図を開くボタン
6d 流域界種別
6e ユーザ詳細ボタン
6f ユーザ作成ボタン
6g 変更ボタン
6h 削除ボタン
6i ユーザ名欄
6j 大流域界タイトル欄
6k 中流域界タイトル欄
6l 小流域界タイトル欄
6m 流域界種別欄
6o コメント欄
6p 流域名欄
7 印刷手段
7a 印刷プレビュー
8 流域平均雨量算出手段
8a 流域
8b レーダ雨量計の観測単位
9 流域危険度表示手段
9a 青色
9b 黄色
9c 赤色
9d 青色の円筒グラフ
9e 黄色の円筒グラフ
9f 赤色の円筒グラフ
10 画面
11 プリンタの設定画面

Claims (8)

  1. 流域に重点をおいた河川情報を所定のプラットフォームに配信する河川情報システムにおいて、
    それぞれの市町村、特別区などの地域に対し、その地域にとって洪水災害の恐れのある河川を選定し洪水災害の危険度を判断するのに適切な流域界を作成する流域操作手段と、
    該流域操作手段が流域界を作成或いは変更するにあたり、それぞれの流域規模に適した縮尺の地図或いは地形図を表示する機能を有するマップ表示手段と、
    流域界とテレメータ雨量及び/又はレーダ雨量と組み合わせて流域平均雨量を算出する流域平均雨量算出手段と、
    算出した流域平均雨量と水位とを基にそれぞれの流域の危険度をリアルタイムに判断し表示する流域危険度表示手段と
    を備えてなることを特徴とする流域情報生成システム。
  2. 前記流域操作手段は、単位流域を選択する流域選択機能と、選択した単位流域を統合し一つの流域として定義する流域統合機能と、選択した単位流域を定義済みの流域から分離する流域分離機能と、定義した流域名を変更する流域名変更機能と、流域の削除機能並びに流域のインポート機能とを有することを特徴とする請求項1に記載の流域情報生成システム。
  3. 前記流域平均雨量算出手段は、作成した流域界とレーダ雨量とを組み合わせて流域内に降った平均雨量及び/又は雨域の移動解析により今後降ると計算される平均雨量を算出する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の流域情報生成システム。
  4. 前記流域危険度表示手段は、洪水災害の発生する危険性のある雨量と流域平均雨量とを比較し、該流域平均雨量が前記危険性のある雨量を上回る際に、水位情報と合わせてその危険度を画面に表示する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の流域情報生成システム。
  5. マップ表示手段により表示したマップを縮尺指定で拡大・縮小若しくは倍率指定で拡大するマップの拡大・縮小機能と、マップの表示位置を移動する表示位置の移動機能と、指定した河川の流域界をマップ上に表示する河川流域界の表示機能と、マウスのポインタをマップ上の河川や観測所に当てることにより名称を表示する指定属性情報の表示機能とを有するマップ操作手段を備えた請求項1に記載の流域情報生成システム。
  6. 流域の情報を規定のフォーマットでファイル出力をする流域データ出力機能と、開示しているマップのイメージ図をビットマップファイルとして出力するイメージファイル出力機能とを有するファイル出力手段を備えた請求項1に記載の流域情報生成システム。
  7. 流域データを登録するユーザ登録機能と、登録したユーザを削除する登録ユーザ削除機能と、登録したユーザを変更する登録ユーザ変更機能とを有するユーザ登録手段を備えた請求項1に記載の流域情報生成システム。
  8. 画面の表示内容を印刷する表示画面印刷機能と、画面の表示内容の印刷プレビューを表示する印刷プレビュー機能とを有する印刷手段を備えた請求項1に記載の流域情報生成システム。
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