JP2005309810A - 事象情報システム及び方法 - Google Patents

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秀雄 長友
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Abstract

【課題】時間と共に変化する事象について、多様な資料から、この事象を理解し、さらに、事象が現在進行中である場合、この事象に迅速かつ適切に対処することが容易に行えるようにすること。
【解決手段】
個々の事象に係わる情報をデータベースに保管しているシステムであって、
個々の事象ごとに別けて、個々の事象に係わる情報の発生を、情報のカテゴリーごとに、アイコンで、時間軸上に表示する機能と、
アイコンをクリックさせる機能と、
クリックされたアイコンで発生が示される情報の内容を表示する機能とを有することを特徴とする事象情報システム。
【選択図】なし

Description

本発明は、個々の事象に係わる情報を活用する技術に関する
従来、コンピュータによる資料情報検索には、例えば、資料の中の文字列を対象に、条件検索、キーワード検索や、全文検索にて当該資料を探し出すものがあった。また例えば、従来、当該資料データより、関連情報をタグ等にてリンクし、リンク先を探し出すという検索もあった。また例えば、従来、地図上に配された文字列やアイコンといった特定の文字列などのオブジェクトのリンクにて特定資料の検索を行うものもあった。
このような従来の検索は、1つの資料の特定や個別の情報の理解に適しても、高水、洪水、渇水などの災害のように、時間と共に変化する事象について、多様な資料から、この事象を理解し、さらに、事象が現在進行中である場合、この事象に迅速かつ適切に対処するには適さなかった。災害では、資料として、例えば、天気図、河川水位、災害活動の記録、新聞やテレビ映像の記録など、災害に係わる多様な情報を多面的に取り扱う。ここで、河川水位は、複数の観測点で計測されたものである(例えば特許文献1参照)。
そのため、高水、洪水、渇水などの災害、火災、歴史上の出来事のように、時間と共に変化する事象について、多様な資料から、この事象を理解し、さらに、事象が現在進行中である場合、この事象に迅速かつ適切に対処することができるまでには、数多くの学習と経験とを必要とした。
特開平9−161076号
本発明は斯かる背景技術の欠点に鑑みてなされたもので、時間と共に変化する事象について、多様な資料から、この事象を理解し、さらに、事象が現在進行中である場合、この事象に迅速かつ適切に対処することが容易に行えるようにすることを課題とする。
本発明において上記の課題を達成するために、まず請求項1の発明では、個々の事象に係わる情報をデータベースに保管しているシステムであって、
個々の事象ごとに別けて、個々の事象に係わる情報の発生を、情報のカテゴリーごとに、アイコンで、時間軸上に表示する機能と、
アイコンを指定させる機能と、
指定されたアイコンで発生が示される情報の内容を表示する機能とを有することを特徴とする事象情報システムとしたものである。
また請求項2の発明では、上記アイコンを複数選択させ、指定された各々のアイコンで発生が示される情報の内容を表示する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の事象情報システムとしたものである。
また請求項3の発明では、新たに発生した情報がデータベースに登録されると、この情報の発生を示すアイコンを、時間軸上に表示する機能と、
この新たに発生した情報の内容の参照を促す表示をする機能とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の事象情報システムとしたものである。
また請求項4の発明では、個々の事象ごとに別けて、個々の事象に係わる情報が得られた場所を、地図上に表示する機能と、
個々の事象に係わる情報が得られた場所を地図上で指定させる機能と、
情報のカテゴリーを指定させる機能と、
時間軸上のインジケータで時間を指定させる機能と、
指定された場所で得られた情報であって、指定された情報のカテゴリーに属し、指定された時間に対応するものを表示する機能とを有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに1項に記載の事象情報システムとしたものである。
また請求項5の発明では、ある場所で得られた新たな情報がデータベースに登録される際に、この情報の中に、事象の状況の変化を示す情報が含まれている場合、この場所を地図上で示す機能と、
この事象の状況の変化を示す情報の参照を促す表示をする機能とを有することを特徴とする請求項4に記載の事象情報システムとしたものである。
また請求項6の発明では、現在進行中の事象の現時点までの情報と予測情報とを組み合わせたものに近い順に、過去の事象での情報を順序付して、この組み合わせたものと対比して表示する機能を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の事象情報システムとしたものである。
また請求項7の発明では、時間軸上にインジケータを表示する機能と、
時間軸上のインジケータを移動する速度を指定させる機能と、
指定された速度で、インジケータを移動させて、インジケータが移動する過程で、インジケータの指示した時間に発生した情報の内容を表示する機能とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の事象情報システムとしたものである。
また請求項8の発明では、時間軸上に移動可能なインジケータを表示する機能と、
インジケータが移動させられると、インジケータが移動する過程で、インジケータの指示した時間に発生した情報の内容を表示する機能とを有することを特徴とする請求項1又は2或は7に記載の事象情報システムとしたものである。
また請求項9の発明では、個々の事象に係わる情報をデータベースに保管しているシステムが実行する方法であって、
個々の事象ごとに別けて、個々の事象に係わる情報の発生を、情報のカテゴリーごとに、アイコンで、時間軸上に表示する工程と、
アイコンを指定させる工程と、
指定されたアイコンで発生が示される情報の内容を表示する工程とを含むことを特徴とする事象情報方法としたものである。
また請求項10の発明では、上記アイコンを複数選択させ、指定された各々のアイコンで発生が示される情報の内容を表示する工程を含むことを特徴とする請求項9に記載の事象情報方法としたものである。
また請求項11の発明では、新たに発生した情報がデータベースに登録されると、この情報の発生を示すアイコンを、時間軸上に表示する工程と、
この新たに発生した情報の内容の参照を促す表示をする工程とを含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の事象情報方法としたものである。
また請求項12の発明では、個々の事象ごとに別けて、個々の事象に係わる情報が得ら
れた場所を、地図上に表示する工程と、
個々の事象に係わる情報が得られた場所を地図上で指定させる工程と、
情報のカテゴリーを指定させる工程と、
時間軸上のインジケータで時間を指定させる工程と、
指定された場所で得られた情報であって、指定された情報のカテゴリーに属し、指定された時間に対応するものを表示する工程とを含むことを特徴とする請求項9〜11の何れかに1項に記載の事象情報方法としたものである。
また請求項13の発明では、ある場所で得られた新たな情報がデータベースに登録される際に、この情報の中に、事象の状況の変化を示す情報が含まれている場合、この場所を地図上で示す工程と、
この事象の状況の変化を示す情報の参照を促す表示をする工程とを含むことを特徴とする請求項12に記載の事象情報方法としたものである。
また請求項14の発明では、現在進行中の事象の現時点までの情報と予測情報とを組み合わせたものに近い順に、過去の事象での情報を順序付して、この組み合わせたものと対比して表示する工程を含むことを特徴とする請求項9〜13の何れか1項に記載の事象情報方法としたものである。
また請求項15の発明では、時間軸上にインジケータを表示する工程と、
時間軸上のインジケータを移動する速度を指定させる工程と、
指定された速度で、インジケータを移動させて、インジケータが移動する過程で、インジケータの指示した時間に発生した情報の内容を表示する工程とを含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の事象情報方法としたものである。
また請求項16の発明では、時間軸上に移動可能なインジケータを表示する工程と、
インジケータが移動させられると、インジケータが移動する過程で、インジケータの指示した時間に発生した情報の内容を表示する工程とを含むことを特徴とする請求項9又は10或は15に記載の事象情報方法としたものである。
請求項1及び9の発明では、各々の事象について、どのような情報が、何時発生したのかが一目瞭然であり、さらに情報の内容を詳しく確かめることができるという効果がある。
請求項2及び10の発明では、各々の事象について、特定の事象に係わる情報を複数同時に表示できるという効果がある。
請求項3及び11の発明では、新たな情報の発生が即座に分かり、その内容を見逃さないようにすることができるという効果がある。
請求項4及び12の発明では、各々の事象について、任意の場所で得られた、任意の情報で、任意の時間に対応するものを、この位置とその周辺の地形とを地図上で確認しながら、見ることができるという効果がある。
請求項5及び13の発明では、例えば、河川の水位が、指定水位、警戒水位、危険水位、或は、計画水位を超えたなど、事象の状況の変化を示す情報の発生が即座に分かり、その情報を見逃さないようにすることができるという効果がある。
請求項6及び14の発明では、現在進行中の事象と近い順に、過去の事象を参照するこ
とができるという効果がある。
請求項7及び15の発明では、各々の事象について、任意の時間帯に発生した情報の内容を、発生順に詳しく確かめることが効率良く行えるという効果がある。
請求項8及び16の発明では、各々の事象について、事象の開始から終了に至るまでに発生した情報の内容を、発生順に詳しく確かめることが効率良く行えるという効果がある。
以上、本発明では、時間と共に変化する事象について、多様な資料から、この事象を理解し、さらに、事象が現在進行中である場合、この事象に迅速かつ適切に対処することが容易に行えるという効果がある。特に本発明には、時間と共に変化する事象について、状況を大づかみにし、全体像を容易に把握することができるという効果がある。
本実施形態のシステムは、1つの災害を、1つの事象と捉え、個々の災害に係わる情報を、個々の災害ごとにまとめて、データベースに保管しているコンピュータシステムである。
本実施形態のシステムに情報が保管される災害には、過去の災害と、現在進行中の災害とが含まれる。ここで、過去の災害とは、既に終息した災害のことであり、現在進行中の災害とは、終息には至っていない災害のことである。
個々の災害に係わる情報は、水情報国土データ管理センター、気象業務支援センター、気象台、警察署、消防署、水防団、自治体防災課、消防庁、放送局、新聞社などの外部機関から、オンライン又はオフラインで提供されるものである。災害が現在進行中の場合、外部機関から提供される情報には、予測情報も含まれる。
以下に、本発明の2つの実施形態を順に説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態のシステムは、1つの災害に対して、この災害に係わる情報を、データベースから検索するためのインターフェース画面を1つ表示する。逆に、1つのインターフェース画面は、1つの災害に係わる情報を検索するための画面である。
ここで、第1の実施形態のシステムにおいて、インターフェース画面の例を、図1に示す。図1に示すインターフェース画面は、平成14年7月10〜11日に千曲川・犀川で起こった高水という災害に係わる情報を検索するための画面である。
災害メニュー1は、インタフェース画面の対象とする災害を表示し、また、▼をマウスで押すと、災害の一覧が表示され、その中から、1つの災害を選択すると、選択した災害に係わる情報を検索するためのインターフェース画面が表示されるプルダウンメニューである。図1に示すインターフェース画面は、平成14年7月10〜11日に千曲川・犀川で起こった高水という災害に係わる情報を検索するための画面であるので、災害メニュー1には、「千曲川犀川 高水 H14/07/10−11」と表示されている。
情報カレンダー上段2は、時間軸上に個々の災害の期間を表示するものであって、インタフェース画面の対象とする災害の期間は必ず表示される。図1に示すインターフェース画面は、平成14年7月10〜11日に千曲川・犀川で起こった高水という災害を対象とするので、この高水の発生から終息までの期間が、情報カレンダー上段2の時間軸上に表示されている。
情報カレンダー下段3は、インタフェース画面の対象とする災害を中心にして、情報カレンダー上段2を拡大したものである。情報カレンダー下段3は、インターフェース画面の対象とする災害に係わる個々の情報の発生を、情報のカテゴリーごとに、時間軸上にアイコンで表示している。アイコンをクリックすることにより指定すると、このアイコンにより発生が示されている情報の内容を表示する情報ウインドウが開かれる。複数のアイコンを指定可能で、指定された各々のアイコンにより発生が示されている情報の内容を表示する各々の情報ウインドウが開かれる。情報カレンダー下段3のインジケータ4は、時間軸上で時間を指示するもので、マウスなどで時間軸上を移動させることが可能である。
図1に示すインターフェース画面の情報カレンダー下段3では、情報のカテゴリーとして、注意報・警報、台風情報、洪水予報、水防警報、水防活動、出水(水位)がある。注意報・警報は、長野地方気象台発表の注意報・警報であって、灰色のアイコンは注意報、黒色のアイコンは警報、白色のアイコンは解除の発表を表す。台風情報は、長野地方気象台発表の台風情報である。洪水予報は、千曲川工事事務所と長野地方気象台との共同発表の洪水予報であって、灰色のアイコンは洪水注意報、黒色のアイコンは洪水情報、白色のアイコンは解除の発表を表す。水防警報は、千曲川工事事務所発表の水防警報であって、灰色のアイコンは準備および状況、黒色のアイコンは出動、白色のアイコンは解除の発表を表す。水防活動は、千曲川工事事務所発表の水防活動である。出水(水位)は、千曲川工事事務所発表の出水(水位)データであって、灰色のアイコンは指定水位超過、黒色のアイコンは最高水位、白色のアイコンは指定水位以下の発表を表す。
観測所アイコン表示/非表示指示5は、観測所のカテゴリーごとに、チェックボックスを並べたものである。これらの観測所は、インタフェース画面の対象とする災害に係わる情報を、観測により得ることのできる観測所である。各チェックボックスをオン又はオフにすることで、情報マップ6に、各カテゴリーに属する各観測所の場所を示すアイコンを表示するか又は非表示にするかを指示する。
図1に示すインターフェース画面の観測所アイコン表示/非表示指示5では、観測所のカテゴリーとして、水位・流量観測所、雨量観測所、アメダス、CCTVがある。水位・流量観測所は、国土交通省の観測所の中で、河川の水位及び流量、並びに流域平均雨量を観察している観測所である。また雨量観測所は、国土交通省の観測所の中で、雨量を観測している観測所である。またアメダスは、アメダスと呼ばれる気象庁の地域気象観測システムにおいて、雨量、気温、風、日照などについて、気象を観測する観測所のことである。またCCTVは、河川の様子を、CCTV(Closed Circuit TeleVision)で観測している観測所である。
また図1に示すインターフェース画面の観測所アイコン表示/非表示指示5では、オンのチェックボックスに対応するカテゴリーの各観測所の場所を、このチェックボックスと同じ色のアイコンで、情報マップ6に表示する。他方、オフのチェックボックスに対応するカテゴリーの各観測所の場所は、情報マップ6に表示しない。
情報マップ6は、観測所の場所を、観測所のカテゴリーごとに異なるアイコンで表示し、また、アイコンが表示された観測所の中から、特定の観測所を指定するための地図である。この地図は、拡大表示、縮小表示が可能なものであっても良い。観測所の指定は、情報マップ6上の観測所のアイコンをクリックすることで行い、複数の観測所が指定されても良い。
図1に示すインターフェース画面では、情報マップ6は、千曲川犀川流域の地図である。
情報ウィンドウ表示/非表示指示7は、インタフェース画面の対象とする災害に係わる情報のカテゴリーごとに、チェックボックスを並べたものである。観測所での観測により得られる情報のカテゴリーに対応するチェックボックスの場合、このチェックボックスをオン又はオフにすることで、表示ボタン8をクリックしたときに、情報マップ6で指定された観測所での観測により得られた、このカテゴリーの情報について、インジケータ4で指示された時間に対応するものを、情報ウインドウで表示するか又は非表示にするかを指示する。他方、観測所での観測により得られる情報とは異なる情報のカテゴリーに対応するチェックボックスの場合、このチェックボックスをオン又はオフにすることで、表示ボタン8をクリックしたときに、このカテゴリーの情報について、インジケータ4で指示された時間に対応するものを、情報ウインドウで表示するか又は非表示にするかを指示する。
図1に示すインターフェース画面の情報ウインドウ表示/非表示指示7では、情報のカテゴリーとして、水位、流量、雨量、流域平均雨量、アメダス、CCTV、レーダー雨量、天気図がある。水位、流量、流域平均雨量は、水位・流量観測所の観測により得られたものである。雨量は、雨量観測所の観測より得られたものである。アメダスは、アメダスの観測所の観測より得られた雨量である。CCTVは、CCTVで河川の様子を観測している観測所の観測により得られたこの河川の様子を表す映像である。レーダー雨量は、聖高原を中心とするレーダー雨量図である。天気図は、全国の天気図である。水位、流量、雨量、流域平均雨量、アメダス、CCTVについては、それぞれ、情報マップ6で指定された観測所の観察により得られたものが表示される。
図1に示すインターフェース画面において、観測所アイコン表示/非表示指示5で、雨量観測所のチェックボックスをオンにして、雨量観測所の場所を示すアイコンを、情報マップ6に表示した後に、ある雨量観測所を指定し、インジケータ4で時間を指示し、さらに、情報ウインドウ表示/非表示指示7で、雨量のチェックボックスをオンにして、表示ボタン8をクリックしたときに開かれる情報ウインドウの例を、図2に示す。図2に示す情報ウインドウでは、信濃坂の雨量観測所での観測により得られた、時間雨量(ミリメートル/1時間)の棒グラフと累加雨量(ミリメートル)の折れ線グラフとを、インジケータ4で指示する7月9日14時24分に対応するものについて、表示している。また図2に示す情報ウインドウでは、プロダウンメニュー11は、▼をマウスで押すと、当該観測所の観測で得られた情報のカテゴリーの一覧が表示され、その中から、1つを選択すると、選択されたカテゴリーの情報について、インジケータ4で指示された時間に対応するものを表示する情報ウインドウが開かれるプルダウンメニューである。また図2に示す情報ウインドウでは、閉じるボタン12をクリックすると、この情報ウインドウが閉じる。
インジケータ4を移動させて、インジケータ4で指示された時間を変更すると、表示ボタン8をクリックすることで情報ウインドウに表示された情報も、変更された時間に対応するものに変更される。
例えば、インジケータ4で指示された時間を変更すると、図2に示す情報ウインドウでは、変更された時間に応じて、グラフのスタート位置13が変更される。
インターフェース画面の対象とする災害が、現在進行中の災害である場合、このインターフェース画面は、ある種の情報について、現時点までの情報に予測情報を組み合わせ、この組み合わせたものを過去の災害での情報と比較し、この組み合わせたものに近い順に、過去の災害での情報を順序付けして、この組み合わせたものと対比して表示する機能を提供する。
例えば、雨量、河川の流量、河川の水位などのように、情報が数値データの場合には、、図3に示すように、現時点までの実績データと、今後の予測データとを組合わせ、ある基準時間からn時間後までの数値データを作成する。この組み合せて作成した数値データと、過去の災害での数値データとを比較して、過去の災害での数値データを、この組み合せて作成した数値データに近い順に順位付けて、この組み合せて作成した数値データと対比して表示する。近さの判断は、この組み合せて作成した数値データと、過去の災害での数値データとの差を集計し、値の小さいものから順に近いものとする。
また例えば、台風の経路については、図4に示すように、現在の台風の進路予想と、過去の台風の進路とを比較して、過去の台風の進路を、現在の台風の進路予想進路に近い順に順位付けて、現在の台風の進路予想とを対比して、地図上に表示する。
現在進行中の災害の場合、新たに情報が発生すると、この新たに発生した情報が、速やかに、外部機関から提供されて、データベースに登録される。この登録の際に、この災害を対象とするインターフェース画面において、この情報が、情報カレンダー下段3の時間軸上に発生をアイコンで示す情報のカテゴリーに属すならば、この情報の発生を示すアイコンが新たに時間軸上に追加される。このとき、新たに時間軸上に追加されたアイコンを点滅させると同時に、新たに発生した情報の参照を促すメッセージを表示しても良い。図5に、このメッセージの例を示す。点滅するアイコンをクリックして、新たに発生した情報の内容を表示する情報ウインドウを開くと、点滅が解除される。
また現在進行中の災害の場合、継続的に、各観測所の観測により新しい情報が得られ、得られた新しい情報は、速やかに、外部機関から提供されて、データベースに登録される。この登録に際に、ある観測所の観測により得られた新しい情報の中に、災害の状況の変化を示す情報が含まれている場合、この災害を対象とするインターフェース画面において、この観測所の場所が点滅するアイコンで情報マップ6に表示されると同時に、この災害の状況の変化を示す情報の発生を伝えるメッセージが表示されても良い。例えば、河川の水位が、指定水位、警戒水位、危険水位、或は、計画水位を超えた場合、この河川の水位を観測している水位・流量観測所の場所が、点滅するアイコンで情報マップ6に表示されると同時に、河川の水位が、指定水位、警戒水位、危険水位、或は、計画水位を超えたことを伝えるメッセージが表示される。
<第2の実施形態>
第2の実施形態のシステムは、複数の災害に対して、これら災害に係わる情報を、データベースから検索するための共通のインターフェース画面を表示する。
ここで、第2の実施形態のシステムにおいて、インターフェース画面の例を、図6に示す。
時間軸(大)は、個々の災害について、発生時間と、期間とを表示するための時間軸である。図6に示すインターフェース画面では、災害Aと、災害Bとについて、発生時間と、期間とが、時間軸(大)に表示されている。インジケータ21は、時間軸(大)上で時間を指示するもので、マウスなどで移動させることが可能である。
インジケータ21が、時間軸(大)で、ある災害の期間に含まれる時間を指示している場合、時間軸(詳細)に、この災害に係わる個々の情報の発生が、情報のカテゴリーごとに、アイコンで表示される。アイコンをクリックすると、このアイコンにより発生が示されている情報の内容を表示する情報ウインドウが開かれる。複数のアイコンを指定可能で、指定された各々のアイコンにより発生が示されている情報の内容を表示する各々の情報ウインドウが開かれる。
図6に示すインターフェース画面では、時間軸(詳細)に、災害Aに係わる個々の情報の発生が、情報のカテゴリーとして、災害発生・本部等、注意報・警報、消防車出動、救助活動ごとに、アイコンで表示される。災害発生・本部等は、災害発生を、底辺を上にした二等辺三角形のアイコンで表し、本部等の活動等の発生を、その活動等の内容の種別に従って色を変えて、上が丸で下が長方形のアイコンで表す。注意報・警報は、災害の注意報又は警報の発表を、その内容の種別に従って、色を変えたアイコンで表す。
インジケータ22は、インジケータ21が時間軸(大)に指示するのと同じ時間を、時間軸(詳細)上で指示するもので、マウスなどで移動させることが可能である。
インジケータ22を、時間軸(詳細)上で移動させると、インジケータ22が時間軸(詳細)に指示するのと同じ時間を、時間軸(大)で指示するように、インジケータ21が移動する。逆に、インジケータ21を、時間軸(大)上で移動させると、インジケータ21が時間軸(大)に指示するのと同じ時間を、時間軸(詳細)で指示するように、インジケータ22が移動する。
インジケーター21又は22を、時間を進める方向に、移動させると、インジケータ22が移動する過程で、インジケータ21及び22の指示した時間に発生した情報の内容が、情報ウインドウで表示(再生)される。
自動再生ボタン23を、マウスなどでクリックすると、インジケータ21及び22が、時間を進める方向に、再生速度調整スライダー24が指示する再生速度で自動的に移動し、インジケータ21及び22の指示する時間が、災害の期間を過ぎると、共に停止する。インジケータ21及び22が移動する過程で、インジケータ21及び22の指示した時間に発生した情報の内容が、順次、情報ウインドウで表示(再生)される。再生速度調整スライダー24が指示する再生速度は、このスライダーを、マウスなどで動かすことにより、調整される。
ここで、第2の実施形態のシステムにおいて、その構成例を、図7に示す。
災害DBは、図8に示すような表で、災害データを保管しているデータベースである。1つの災害データは、1つの災害を表し、災害ID、災害名、開始時期、終了時期、災害エリア(1)、災害エリア(2)…の各項目についてのデータからなる。ここで、災害IDは、災害を唯一に識別するデータである。災害名は、災害の名称である。開始時期は、災害が発生したときを、年月日時分で表したものである。終了時期は、災害が終了したときを、年月日時分で表したものである。災害エリア(1)、災害エリア(2)…は、災害に関連した情報が発生した場所の範囲を、経度と緯度などで、指定するものである。
情報発生DBは、図9に示すような表で、情報発生データを保管しているデータベースである。1つの情報発生データは、1つの情報の発生を表し、情報ID、発生時間、アイコン種別、情報のカテゴリー、災害IDの各項目についてのデータからなる。情報IDは、発生した情報を唯一に識別するデータである。発生時間は、情報が発生したときを、年月日時分で表したものである。発生場所は、情報が発生した場所を、緯度と経度などで表したものである。アイコン種別は、時間軸(詳細)に、情報の発生を表示するアイコンの種別である。情報のカテゴリーは、発生した情報の属するカテゴリーである。災害IDは、この災害IDで唯一に識別される災害において、情報が発生したことを示すものである。
地震発生・本部等DBは、地震発生・本部等というカテゴリーに属する各情報について、情報IDと、その内容とを保管しているデータベースである。
注意報・警報DBは、注意報・警報というカテゴリーに属する各情報について、情報IDと、その内容とを保管しているデータベースである。
消防車出動DBは、消防車出動というカテゴリーに属する各情報について、情報IDと、その内容を地図上に表すためのデータとを保管しているデータベースである。
救助活動DBは、救助活動というカテゴリーに属する各情報について、情報IDと、その内容を表す数値情報とを保管しているデータベースである。
地図DBは、地図を保管しているデータベースである。
時間軸表示部は、時間軸(大)及び時間軸(詳細)での表示に係わる処理を行う。例えば、時間軸表示部は、災害DBに保管されている災害データに基づいて、時間軸(大)における表示を行い、情報発生DBに保管されている情報発生データとに基づいて、時間軸(詳細)における表示を行う。また例えば、時間軸表示部は、自動再生ボタン23がクリックされたか否かを、常時監視している。また例えば、時間軸表示部は、インジケータ21、又は、インジケータ22が、マウスなどで移動させられたか否かを、常時監視している。また例えば、時間軸表示部は、アイコンが、マウスなどでクリックされたか否かを常時監視している。そして、自動再生ボタン23がクリックされたとき、或は、インジケータ21、又は、インジケータ22が移動させられたとき、若しくは、アイコンがクリックされたとき、時間軸表示部は、情報ウインドウで内容が表示されるべき情報を判断し、情報表示部に、その情報の情報IDと、その情報のカテゴリーとを送信して、その情報の内容を情報ウインドウで表示するよう依頼する。
情報表示部は、情報ウインドウでの情報の表示に係わる処理を行う。例えば、情報表示部は、時間軸表示部から、情報IDと、その情報IDで識別される情報のカテゴリーとを受信し、その情報の内容を、情報ウインドウで表示する。情報表示部は、時間軸表示部から受信したカテゴリーが、地震発生・本部等である場合、時間軸表示部から受信した情報IDで識別される情報の内容を、地震発生・本部等DBから読み出して、情報ウインドウで表示する。また情報表示部は、時間軸表示部から受信したカテゴリーが、注意報・警報である場合、時間軸表示部から受信した情報IDで識別される情報の内容を、注意報・警報DBから読み出して、情報ウインドウで表示する。また情報表示部は、時間軸表示部から受信したカテゴリーが、消防車出動である場合、時間軸表示部から受信した情報IDを情報マッピング部に送信し、時間軸表示部から受信した情報IDで識別される情報の内容を地図上で表したものを情報マッピング部から受信して、情報ウインドウで表示する。また情報表示部は、時間軸表示部から受信したカテゴリーが、救助活動である場合、時間軸表示部から受信した情報IDを数値グラフ描画部に送信し、時間軸表示部から受信した情報IDで識別される情報の内容を表すグラフを数値情報グラフ描画部から受信して、情報ウインドウで表示する。
情報マッピング部は、情報表示部から情報IDを受信し、この情報IDで識別される情報の内容を地図上に表すためのデータを、消防車出動DBから読み出し、また、地図DBから地図を読み出して、この情報IDで識別される情報の内容を地図上で表したものを作成して、情報表示部に返信する。
数値情報グラフ描画部は、情報表示部から情報IDを受信し、この情報IDで識別される情報の内容を表す数値情報を、救助活動DBから読み出して、グラフを描画し、このグラフを情報表示部に返信する。
以下に、自動再生ボタン23がクリックされたときに、第2の実施形態のシステムが実行する処理の流れの例を、図10のフローチャートに従って、説明する。
S(STEP)1;
時間軸表示部は、再生速度調整スライダー24が指示する再生速度に従って、インジケータ21、インジケータ22、それぞれを一度に移動させる各々の移動量を計算する。
S(STEP)2;
時間軸表示部は、インジケータ21及びインジケータ22が、今現在指示している時間を、記憶する。
S(STEP)3;
時間軸表示部は、インジケータ21、インジケータ22、それぞれを、それぞれの移動量だけ、時間の進む方向に進める。
S(STEP)4;
時間軸表示部は、災害DBを参照することにより、インジケータ21及びインジケータ22の指示する時間が、災害の終了期間を超えたか否かを確かめ、
超えた場合、ENDに進み、
超えない場合、STEP5に進む。
S(STEP)5;
時間軸表示部は、記憶している時間と、移動後にインジケータ21及びインジケータ22が指示している時間との間に発生した情報の情報発生データを、情報発生DBから検索する。
S(STEP)6;
検索できなかった場合、STEP2に戻り、
検索できた場合、STEP7に進む。
S(STEP)7;
時間軸表示部は、検索により取得された情報発生データに含まれる情報IDと情報のカテゴリーとを、情報表示部に送信して、その情報IDで識別される情報の内容を表示するよう依頼する。
S(STEP)8;
情報表示部は、時間軸表示部から、情報IDと、その情報IDで識別される情報のカテゴリーとを受信し、その情報の内容を、情報ウインドウで表示する。そしてSTEP2に戻る。
以下に、インジケータ21、又はインジケータ22が、時間の進む方向に移動させられたときに、第2の実施形態のシステムが実行する処理の流れの例を、図11のフローチャートに従って、説明する。
S(STEP)1;
時間軸表示部は、移動させられたインジケータの移動量と、この移動量に対応して、移動させられていない他のインジケータを移動すべき移動量とを、計算する。
S(STEP)2;
時間軸表示部は、移動させられていない方のインジケータが、今現在指示する時間を、
記憶する。
S(STEP)3;
時間軸表示部は、移動させられていない方のインジケータを、計算された移動量だけ、時間が進む方向に、移動させる。
S(STEP)4;
時間軸表示部は、災害DBを参照することにより、インジケータ21及びインジケータ22の指示する時間が、災害の終了期間を超えたか否かを確かめ、
超えた場合、STEP5に進み、
超えない場合、STEP9に進む。
S(STEP)5;
情報表示部は、開かれている全ての情報ウインドウを閉じる。
S(STEP)6;
時間軸表示部は、災害DBを参照することにより、移動前のインジケータ21及びインジケータ22が指示する時間を期間に含む災害とは異なる災害の期間に、移動後のインジケータ21及びインジケータ22が指示する時間が含まれるか否かを確かめ、
含まれていない場合、ENDに進み、
含まれている場合、STEP7に進む。
S(STEP)7;
時間軸表示部は、記憶している時間を、移動後のインジケータ21及びインジケータ22が指示する時間を期間に含む災害の開始時期に、記憶し直す。
S(STEP)8;
時間軸表示部は、情報発生DBを参照することにより、時間軸(詳細)の表示を、移動後のインジケータ21及びインジケータ22が指示する時間を期間に含む災害に係わる情報の発生についての表示に切り替える。
S(STEP)9;
時間軸表示部は、記憶している時間と、移動後にインジケータ21及びインジケータ22が指示している時間との間に発生した情報の情報発生データを、情報発生DBから検索する。
S(STEP)10;
検索できなかった場合、ENDに進み、
検索できた場合、STEP11に進む。
S(STEP)11;
時間軸表示部は、検索により取得された情報発生データに含まれる情報IDと情報のカテゴリーとを、情報表示部に送信して、その情報IDで識別される情報の内容を表示するよう依頼する。
S(STEP)12;
情報表示部は、時間軸表示部から、情報IDと、その情報IDで識別される情報のカテゴリーとを受信し、その情報の内容を、情報ウインドウで表示する。そしてENDに進む。
以下に、アイコンがクリックされたときに、第2の実施形態のシステムが実行する処理の流れの例を、図12のフローチャートに従って、説明する。
S(STEP)1;
時間軸表示部は、クリックされたアイコンで発生が表示される情報の情報発生データを、情報発生DBから検索する。
S(STEP)2;
時間軸表示部は、検索により取得された情報発生データに含まれる情報IDと情報のカテゴリーとを、情報表示部に送信して、その情報IDで識別される情報の内容を表示するよう依頼する。
S(STEP)3;
情報表示部は、時間軸表示部から、情報IDと、その情報IDで識別される情報のカテゴリーとを受信し、その情報の内容を、情報ウインドウで表示する。そしてENDに進む。
第1の実施形態のシステムにおいて、インターフェース画面の例を示す図。 第1の実施形態のシステムにおいて、情報ウインドウの例を示す図。 第1の実施形態のシステムにおいて、現在進行中の災害と過去の災害との間での数値データの近さの判断基準を示す図。 第1の実施形態のシステムにおいて、現在の台風と過去の台風との間で経路の近さの判断基準を示す図。 第1の実施形態のシステムにおいて、新たに発生した情報の参照を促すメッセージの例を示す図。 第2の実施形態のシステムにおいて、インターフェース画面の例を示す図。 第2の実施形態のシステムにおいて、その構成例を示す図。 第2の実施形態のシステムにおいて、災害DBの具体例である災害データ表を示す図。 第2の実施形態のシステムにおいて、情報発生DBの具体例である情報発生データ表を示す図。 自動再生ボタン23がクリックされたときに、第2の実施形態のシステムが実行する処理の流れの例を示すフローチャート。 インジケータ21、又はインジケータ22が、時間の進む方向に移動させられたときに、第2の実施形態のシステムが実行する処理の流れの例を示すフローチャート。 アイコンがクリックされたときに、第2の実施形態のシステムが実行する処理の流れの例を示すフローチャート。
符号の説明
1…災害メニュー
2…情報カレンダー上段
3…情報カレンダー下段
4…インジケータ
5…情報マップ
6…観測所アイコン表示指示
7…情報ウインドウ表示指示
8…表示ボタン
11…プルダウンメニュー
12…閉じるボタン
13…スタート位置
21…インジケータ
22…インジケータ
23…自動再生ボタン
24…再生速度調整スライダー
A…災害
B…災害

Claims (16)

  1. 個々の事象に係わる情報をデータベースに保管しているシステムであって、
    個々の事象ごとに別けて、個々の事象に係わる情報の発生を、情報のカテゴリーごとに、アイコンで、時間軸上に表示する機能と、
    アイコンを指定させる機能と、
    指定されたアイコンで発生が示される情報の内容を表示する機能とを有することを特徴とする事象情報システム。
  2. 上記アイコンを複数選択させ、指定された各々のアイコンで発生が示される情報の内容を表示する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の事象情報システム。
  3. 新たに発生した情報がデータベースに登録されると、この情報の発生を示すアイコンを、時間軸上に表示する機能と、
    この新たに発生した情報の内容の参照を促す表示をする機能とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の事象情報システム。
  4. 個々の事象ごとに別けて、個々の事象に係わる情報が得られた場所を、地図上に表示する機能と、
    個々の事象に係わる情報が得られた場所を地図上で指定させる機能と、
    情報のカテゴリーを指定させる機能と、
    時間軸上のインジケータで時間を指定させる機能と、
    指定された場所で得られた情報であって、指定された情報のカテゴリーに属し、指定された時間に対応するものを表示する機能とを有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに1項に記載の事象情報システム。
  5. ある場所で得られた新たな情報がデータベースに登録される際に、この情報の中に、事象の状況の変化を示す情報が含まれている場合、この場所を地図上で示す機能と、
    この事象の状況の変化を示す情報の参照を促す表示をする機能とを有することを特徴とする請求項4に記載の事象情報システム。
  6. 現在進行中の事象の現時点までの情報と予測情報とを組み合わせたものに近い順に、過去の事象での情報を順序付して、この組み合わせたものと対比して表示する機能を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の事象情報システム。
  7. 時間軸上にインジケータを表示する機能と、
    時間軸上のインジケータを移動する速度を指定させる機能と、
    指定された速度で、インジケータを移動させて、インジケータが移動する過程で、インジケータの指示した時間に発生した情報の内容を表示する機能とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の事象情報システム。
  8. 時間軸上に移動可能なインジケータを表示する機能と、
    インジケータが移動させられると、インジケータが移動する過程で、インジケータの指示した時間に発生した情報の内容を表示する機能とを有することを特徴とする請求項1又は2或は7に記載の事象情報システム。
  9. 個々の事象に係わる情報をデータベースに保管しているシステムが実行する方法であって、
    個々の事象ごとに別けて、個々の事象に係わる情報の発生を、情報のカテゴリーごとに、アイコンで、時間軸上に表示する工程と、
    アイコンを指定させる工程と、
    指定されたアイコンで発生が示される情報の内容を表示する工程とを含むことを特徴とする事象情報方法。
  10. 上記アイコンを複数選択させ、指定された各々のアイコンで発生が示される情報の内容を表示する工程を含むことを特徴とする請求項9に記載の事象情報方法。
  11. 新たに発生した情報がデータベースに登録されると、この情報の発生を示すアイコンを、時間軸上に表示する工程と、
    この新たに発生した情報の内容の参照を促す表示をする工程とを含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の事象情報方法。
  12. 個々の事象ごとに別けて、個々の事象に係わる情報が得られた場所を、地図上に表示する工程と、
    個々の事象に係わる情報が得られた場所を地図上で指定させる工程と、
    情報のカテゴリーを指定させる工程と、
    時間軸上のインジケータで時間を指定させる工程と、
    指定された場所で得られた情報であって、指定された情報のカテゴリーに属し、指定された時間に対応するものを表示する工程とを含むことを特徴とする請求項9〜11の何れかに1項に記載の事象情報方法。
  13. ある場所で得られた新たな情報がデータベースに登録される際に、この情報の中に、事象の状況の変化を示す情報が含まれている場合、この場所を地図上で示す工程と、
    この事象の状況の変化を示す情報の参照を促す表示をする工程とを含むことを特徴とする請求項12に記載の事象情報方法。
  14. 現在進行中の事象の現時点までの情報と予測情報とを組み合わせたものに近い順に、過去の事象での情報を順序付して、この組み合わせたものと対比して表示する工程を含むことを特徴とする請求項9〜13の何れか1項に記載の事象情報方法。
  15. 時間軸上にインジケータを表示する工程と、
    時間軸上のインジケータを移動する速度を指定させる工程と、
    指定された速度で、インジケータを移動させて、インジケータが移動する過程で、インジケータの指示した時間に発生した情報の内容を表示する工程とを含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の事象情報方法。
  16. 時間軸上に移動可能なインジケータを表示する工程と、
    インジケータが移動させられると、インジケータが移動する過程で、インジケータの指示した時間に発生した情報の内容を表示する工程とを含むことを特徴とする請求項9又は10或は15に記載の事象情報方法。
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