JP7476951B2 - 判断支援装置、判断支援方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、判断支援装置、これを用いたサービス提供方法に関し、これらを実現するためのプログラムに関する。
災害が発生したとき、自治体、消防、一般市民それぞれに適切な判断及び対処が求められる。災害発生時の判断及び対処を迅速かつ的確に行うことができるように、災害対応を支援するシステムが提案されている。
例えば特許文献1には、降雨による土砂災害に関して、コンピュータ及びネットワークを用いて行政当局と住民の情報交換を仲介する土砂災害危機管理システムが開示されている。かかるシステムでは、土砂災害関連情報と、予測された土砂災害発生危険度予測結果と地理情報とを組み合わせ、各地点における土砂災害発生危険度情報を地図上に割付し、住民及び関連する行政機関に伝達する。これにより、土砂災害が予測される状況において、関連する行政機関が入手した情報を一元的に収集管理してリアルタイムに行政機関及び住民が引き出すことを可能にし、土砂災害に対して迅速かつ的確な行政対応を実現している。
また、例えば特許文献2には、自動的に過去の履歴を学習しながら変動する状況から支援のために変動物理量と誘引物理量を用いて変動物理量の予測量を算出し、表示するとともに、追加学習を容易にかつ短時間に行う防災事業支援システムが開示されている。かかるシステムでは、状況の変化に追随し高い汎化能力を維持することを実現する。
特開2003-247238号公報 特開2005-301840号公報
ここで、自治体、消防、一般市民等の利用者によって、災害発生時に提供される情報の捉え方は異なる。例えば、倒木によって道路が塞がれている状況を想定した場合、道路障害情報として、一般市民に対しては「通行止め」であることを通知する必要があるが、消防に対しては「木を切り開いて通行可」と通知することが望ましいこともある。しかしながら、上記特許文献1、2等の従来のシステムでは、災害発生時に情報を提供する際にシステムの利用者は考慮されていない。
本発明の目的の一例は、災害発生時に情報の提供を受けるユーザに応じて、災害状況に対するユーザの判断を支援することが可能な、判断支援装置、判断支援方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面によれば、
災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて対象地域の災害状況を推定する災害状況推定部と、
少なくとも、推定された災害状況と、災害状況に対する判断を支援する判断支援情報の提示先とに基づいて、提示先に提示する判断支援情報を決定する決定部と、
を有する、判断支援装置が提供される。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面によれば、
災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて対象地域の災害状況を推定し、
少なくとも、推定された災害状況と、災害状況に対する判断を支援する判断支援情報の提示先とに基づいて、提示先に提示する判断支援情報を決定する、判断支援方法が提供される。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面によれば、
コンピュータ
災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて対象地域の災害状況を推定する災害状況推定部と、
少なくとも、推定された災害状況と、災害状況に対する判断を支援する判断支援情報の提示先とに基づいて、提示先に提示する判断支援情報を決定する、決定部と、
を有する、判断支援装置として機能させるためのプログラムが提供される。
以上のように本発明によれば、災害発生時に情報の提供を受けるユーザに応じて、災害状況に対するユーザの判断を支援することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る判断支援装置の一構成例を示すブロック図である。 図2は、同実施形態に係る判断支援装置による処理の概要を示す説明図である。 図3は、同実施形態に係る判断支援装置の一構成例を示すブロック図である。 図4は、同実施形態に係る判断支援方法の一例を示すフローチャートである。 図5は、判断支援情報の一提示例である。 図6は、提示先のユーザ属性が異なる場合の判断支援情報の提示例を示す。 図7は、提示先のユーザ属性は同一であるが特性が異なる場合の判断支援情報の提示例を示す。 図8は、同実施形態に係る判断支援装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
[1.概要]
まず、図1に基づいて、本発明の一実施形態に係る判断支援装置100の構成及び機能を説明する。図1は、本実施形態に係る判断支援装置100の一構成例を示すブロック図である。
本実施形態に係る判断支援装置100は、ユーザによる災害時の状況判断を支援する装置である。災害が発生したとき、ユーザは、気象情報や地理情報、人流情報、ハザード情報等の、空間的、時間的に多くの災害関連情報に基づき、災害の状況把握及び意思決定を行う。ここで、自治体、消防、一般市民等の利用者のユーザ属性によって、災害発生時に提供される情報の捉え方は異なる。本実施形態に係る判断支援装置100では、災害状況と、災害状況に対する判断を支援する判断支援情報の提示先とに基づいて、提示する判断支援情報を決定することで、ユーザによる災害時の状況判断を支援する。
より詳細には、判断支援装置100は、図1に示すように、災害状況推定部110と、決定部120とを有する。災害状況推定部110は、少なくとも、災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて対象地域の災害状況を推定する。決定部120は、災害状況推定部110による推定された災害状況と、判断支援情報の提示先とに基づいて、提示先に提示する判断支援情報を決定する。
判断支援情報の提示先としては、例えば、自治体、消防、一般市民等の利用者といった、ユーザ属性の異なるユーザが考えられる。あるいは、例えば自治体というユーザ属性は同一であっても、地理的特性、社会的特性等の自治体特性が異なる場合には、それぞれ異なる提示先として考えられる。この場合、判断支援装置100は、各自治体に応じた判断支援情報を提示する。
これにより、判断支援装置100は、判断支援情報の提示先に応じて、適切な判断支援情報を提示することができる。その結果、同一の災害状況に対する見方が異なるユーザそれぞれに対して、適切な判断支援情報が提示される。その結果、ユーザは、災害対応を適切かつスムーズに行うことができる。
[2.装置構成]
図2及び図3に基づいて、本実施形態に係る判断支援装置100の構成及びその機能について説明する。図2は、本実施形態に係る判断支援装置100による処理の概要を示す説明図である。図3は、本実施形態に係る判断支援装置100の一構成例を示すブロック図である。
本実施形態に係る判断支援装置100は、図2に示すように、災害関連情報を分析して対象地域の災害状況を推定し、推定した災害状況と判断支援情報の提示先とに基づき、提示先に応じた判断支援情報を提示する。災害関連情報としては、例えば、気象情報や人流情報、消防機関への緊急通報に関する情報、避難所情報、ライフライン情報、ハザードマップ、重要施設情報、災害関連SNS(social networking service)等がある。
気象情報は、例えば、雨量情報、雨雲情報、積雪情報、風速情報、気温情報等である。人流情報は、時々刻々と変化する人の流れを表す情報であり、例えば人の動線により表される。消防機関への緊急通報に関する情報には、例えば、緊急通報件数や、通報による消防の出動履歴等の情報がある。避難所情報には、例えば、避難所の所在地や収容可能人数、現在の収容人数等の情報がある。ライフライン情報は、電気、水道、ガス、通信等のインフラ設備の被災に関する情報である。ハザードマップは、洪水土砂災害や津波のリスク情報、道路防災情報を地理情報と関連付けて表した情報である。重要施設情報は、病院等、被災時に重要な機関となる施設に関する情報である。災害関連SNSは、例えば、災害発生時に投稿されたSNSの投稿件数や投稿写真等である。
災害関連情報は、例えば、エリア毎に、時系列データとして取得されてもよい。時系列データは、時間的に連続であってもよく不連続であってもよい。なお、判断支援装置100は、災害関連情報に加え、例えば、標高等の地形的情報を分析に用いてもよい。
判断支援装置100は、災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて推定された災害状況から、当該災害状況に対する提示先に応じた判断支援情報を、提示先に提示する。例えば、推定された災害状況に対して、判断支援装置100は、提示先a(例えば、消防)に対しては判断支援情報Aを提示し、提示先b(例えば、一般市民)に対しては判断支援情報Bを提示する。このように、同一の災害状況に対する見方が異なる提示先それぞれに対して、適切な判断支援情報が提示される。
本実施形態に係る判断支援装置100の構成についてより詳細に説明する。判断支援装置100は、図3に示すように、災害状況推定部110と、決定部120と、災害関連情報取得部130と、出力処理部140と、記憶部150とを有する。
災害状況推定部110は、図1にて説明したように、災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて対象地域の災害状況を推定する。災害状況推定部110は、後述する災害関連情報取得部130から災害関連情報が入力されると、災害関連情報を分析し、対象地域の災害状況を推定する。災害状況推定部110は、予め、過去に発生した災害時に取得された災害関連情報を用いて機械学習により生成された災害状況推定モデルを用いて、災害状況を推定する。
災害状況推定モデルは、例えば、決定木や多変量解析等の機械学習を用いて生成してもよい。なお、機械学習には、分析結果を説明可能なアルゴリズムを適用することが望ましい。具体的には、災害状況推定部110は、例えば、「X小学校に避難者150人」、「X小学校の裏山Yに亀裂発生」、「今後1時間以内に雨が降る」という災害関連情報が災害状況推定モデルに入力されると、災害状況として「X小学校(避難所)が被災する可能性あり」との情報が出力される。
また、本実施形態に係る判断支援装置100で用いる災害状況推定モデルの構築には、上述の災害関連情報を用いているが、災害関連情報として人流情報が含まれることで、被災状況をより的確に分析することができる。例えば、多くの人がある地域から離れる人の流れがある場合には、人が流出する地域にて大きな災害が発生していると考えられる。また、例えば、気象情報やハザードマップから災害が発生している可能性が高い地域にいる人がほとんど動いていない場合、道路が不通になり、孤立している人がいると考えられる。このように、人流情報を考慮して災害状況推定モデルを構築することで、判断支援装置100は、被災状況をより的確に推定することができる。災害状況推定部110は、対象地域の災害状況の推定結果を、決定部120へ出力する。
決定部120は、図1にて説明したように、少なくとも、災害状況推定部110による推定された災害状況と、判断支援情報の提示先とに基づいて、提示先に提示する判断支援情報を決定する。決定部120は、判断支援情報の提示先を取得する。提示先は、例えば、ユーザが判断支援装置100を利用するにあたり、提示先それぞれに対して予め設定されたユーザIDに基づき特定可能である。
決定部120は、提示先を取得すると、推定された災害状況と取得した提示先とに基づき、提示する判断支援情報を決定する。決定部120は、提示する判断支援情報を、例えば、予め取得された提示先と判断支援情報との対応関係を表す提示情報テーブルを参照して、決定してもよい。提示情報テーブルは、予め提示先にヒアリング等を実施して得られた回答に基づく災害状況に対する判断を、提示先毎にまとめた情報である。提示情報テーブルは、例えば、後述する記憶部150に記録されている。
あるいは、決定部120は、提示する判断支援情報を決定するための提示情報決定モデルを用いて、提示する判断支援情報を決定してもよい。提示情報決定モデルは、例えば、推定された災害状況あるいは災害関連情報を入力情報とし、予め提示先にヒアリング等を実施して得られた回答に基づく災害状況に対する判断を出力情報として、機械学習により生成してもよい。提示情報決定モデルの構築においても、例えば、決定木や多変量解析等の機械学習を用いてもよい。
さらに、決定部120は、推定された災害状況と取得した提示先とに加え、対象地域の実際の状況を表す画像データまたは映像データを考慮して、提示先に提示する判断支援情報を決定してもよい。災害状況推定部110により災害状況が推定されるが、その災害状況の捉え方は提示先によって異なることもあり得る。そこで、決定部120は、実際の状況を表す画像データまたは映像データを考慮して、提示先に提示する判断支援情報を決定することで、より適切な情報を提示することができる。決定部120は、提示先に提示する判断支援情報を決定すると、出力処理部140へ当該情報を出力する。
災害関連情報取得部130は、判断支援装置100とネットワークを介して接続されたサーバ等から、災害関連情報を取得する。災害関連情報取得部130は、例えば、国や地方公共団体の行政機関やインフラ設備を提供する企業の発信する情報を収集したり、住民から発信されたSNSを収集したりする。災害関連情報取得部130は、定期的に災害関連情報を取得し、災害状況推定部110へ出力する。災害関連情報の取得タイミングは、ユーザによって適宜設定可能である。
出力処理部140は、出力装置300に判断支援情報を提示させるための処理を行う。出力処理部140は、判断支援情報を、予め設定された提示形式で、あるいは、ユーザが入力装置200により指定した提示形式で、出力装置300に提示するための処理を行う。例えば、出力処理部140は、判断支援情報を、災害関連情報あるいは推定された災害状況とともに提示してもよい。推定された災害状況が地図データ上に提示されるときには、出力処理部140は、判断支援情報を、ポップアップウィンドウ等により地図データ上に提示させてもよく、地図とは別の表示ウィンドウに提示させてもよい。出力処理部140は、出力処理した情報を、出力装置300に出力する。
記憶部150は、判断支援装置100により実施される処理において必要となる各種情報を記憶する。記憶部150は、例えば、提示情報テーブルを記憶する。また、記憶部150は、判断支援情報及びその他のユーザに提示される情報の提示形式等の情報を記憶する。これらの情報は、ユーザが任意のタイミングで、入力装置200より更新可能であってもよい。記憶部150に記録された情報は、判断支援装置100を構成する各機能部により参照可能である。
かかる判断支援装置100は、入力装置200及び出力装置300と接続されている。入力装置200は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ及びレバー等の、ユーザが情報を入力するために操作するインターフェイスである。出力装置300は、ユーザに情報を提示するための装置であり、例えば、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置等の表示装置であってもよい。あるいは、出力装置300は、プリンターや移動通信端末、ファクシミリ等であってもよく、音声により情報を出力するスピーカー等の音声出力機能を備えていてもよい。
[3.判断支援方法]
[3-1.処理内容]
以下、図4及び図5に基づいて、本実施形態に係る判断支援方法について説明する。図4は、本実施形態に係る判断支援方法の一例を示すフローチャートである。図5は、判断支援情報の一提示例である。本実施形態に係る判断支援方法は、判断支援装置100を動作させることによって実施される。
(S100:災害関連情報取得)
本実施形態に係る判断支援方法では、図4に示すように、まず、災害関連情報取得部130により、災害関連情報が取得される(S100)。災害関連情報取得部130は、所定のタイミングで、判断支援装置100とネットワークを介して接続されたサーバ等から、災害関連情報を取得する。災害関連情報取得部130は、取得した災害関連情報を災害状況推定部110へ出力する。取得した災害関連情報は、記憶部150に記録されてもよい。
(S110:災害状況推定)
次いで、災害状況推定部110は、災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて対象地域の災害状況を推定する(S110)。災害状況推定部110は、ステップS100にて災害関連情報が取得されると、災害状況推定モデルを用いて災害関連情報を分析し、対象地域の災害状況を推定する。災害状況推定部110は、対象地域の災害状況の推定結果を、決定部120へ出力する。
(S120:判断支援情報決定)
ステップS110にて災害状況が推定されると、ステップS110にて推定された災害状況と、判断支援情報の提示先とに基づいて、提示先に提示する判断支援情報を決定する(S120)。
まず、決定部120は、判断支援装置100を利用するユーザのユーザIDを取得し、判断支援情報の提示先を取得する。次いで、決定部120は、取得した提示先と、ステップS110にて推定された災害状況に基づき、提示する判断支援情報を決定する。具体的には、決定部120は、例えば記憶部150に記録されている提示情報テーブルを参照し、提示先(例えば、ユーザID)と対応付けられた判断支援情報を提示するようにしてもよい。あるいは、決定部120は、提示情報決定モデルを用いて、提示する判断支援情報を決定してもよい。さらに、決定部120は、推定された災害状況と取得した提示先とに加え、対象地域の実際の状況を表す画像データまたは映像データを考慮して、提示先に提示する判断支援情報を決定してもよい。決定部120は、提示先に提示する判断支援情報を決定すると、出力処理部140へ当該情報を出力する。
(S130:情報提示)
そして、出力処理部140は、ステップS10にて決定された判断支援情報を、出力装置300に提示させる(S130)。出力処理部140は、判断支援情報を、予め設定された提示形式で、あるいは、ユーザが入力装置200により指定した提示形式で、出力装置300に提示するための処理を行う。出力処理部140は、出力処理した情報を、出力装置300に出力する。出力装置300は、出力処理部140から入力された情報を出力し、ユーザに提示する。
ここで、図5に、出力装置300に提示される情報500の一提示例を示す。図5に示す情報500は、災害関連情報510と、判断支援情報520とが並列に配置されている。
災害関連情報510は、判断支援情報520を推定するために用いられた1または複数の情報である。図5に示す例では、消防機関への緊急通報に関する情報511、人流情報512、雨雲情報513、避難場所情報514が提示されている。
判断支援情報520は、提示された災害関連情報511~514を含む災害関連情報に基づいて得られた、災害対応に対するユーザの判断を支援するための情報である。判断支援情報520は、同一の災害関連情報510に基づく情報であっても、かかる情報500を提示する提示先に応じて提示される内容が異なる。判断支援情報520として、図5には、ステップS110にて推定された災害状況を表した状況把握マップ521と、災害状況に関する補足情報523とが提示されている。
状況把握マップ521には、例えば、災害関連情報から被害が大きいと推定されるエリアや、今後災害が発生する可能性の高いエリア等が、地図データ上に表示される。補足情報523は、状況把握マップ521に提示されている災害状況に関して、ユーザに対して通知すべきより詳細な情報である。例えば、ユーザが入力装置200を用いて状況把握マップ521上の所定の位置を指定すると、指定された位置に関する情報が補足情報523に提示されるようにしてもよい。
なお、災害関連情報510と判断支援情報520とを並列に配置して提示することで、ユーザは、実際に発生している情報(災害関連情報510)とこれらより推測される情報(判断支援情報520)との対応関係を容易に把握することができる。また、提示される災害関連情報510及び判断支援情報520は、図5に示すように、同一縮尺の地図を用いて提示してもよい。これにより、ユーザは、災害関連情報510と判断支援情報520との対比をより容易に行うことができる。ただし、災害関連情報及び判断支援情報の提示の仕方、災害関連情報の提示数等は、図5に示す例に限定されるものではない。
[3-2.提示先に応じた判断支援情報の提示]
図6及び図7に基づいて、提示先に応じて提示される判断支援情報の具体例を説明する。
(1)提示先のユーザ属性が異なる場合
まず、図6に基づいて、提示先のユーザ属性が異なる場合の判断支援情報の提示例を説明する。本例における判断支援情報の提示先は、例えば、自治体、消防、一般市民等の利用者といった、ユーザ属性の異なるユーザを想定する。一例として、消防(提示先a)と一般市民(提示先b)とが判断支援情報の提示先である場合を考える。
図6に示す例では、判断支援装置100の災害状況推定部110が、災害関連情報に基づき、道路Zは通行止めにする必要があると推定したとする。そして、道路Zに関し、実際の状況を表す画像データとして、倒木によって道路を通れないように見える画像5が取得されているとする。
このとき、決定部120は、例えば提示情報テーブルを参照して、消防であれば倒木を切り開いて通行可能と判定すると、消防に対しては「道路Zは通行可能」と提示する。一方、一般市民に対しては、決定部120は、例えば提示情報テーブルを参照して、倒木があれば通行不可と判定すると、「道路Zは通行不可」と提示する。このように、判断支援装置100は、同一の災害状況であっても、実際の状況を表す画像データに基づき、判断支援情報の提示先に応じて適切な判断支援情報を提示することができる。
(2)提示先のユーザ属性は同一であるが、特性が異なる場合
次に、図7に基づいて、提示先のユーザ属性は同一であるが特性が異なる場合の判断支援情報の提示例を説明する。本例における判断支援情報の提示先は、自治体を例に説明すると、自治体というユーザ属性は同一であっても、地理的特性、社会的特性等の自治体特性が異なる自治体を想定している。ここで、地理的特性とは、山岳地帯、海沿い、大規模ダムが上流にある河川沿い、といった、地理的な特徴を表しており、例えば標高等の地形的情報により特定することができる。また、社会的特性とは、人口分布(高齢者の多い地域、過疎地域等)や、都市部、地方部といった地域の区分け、主要交通手段等を意味している。
風水害における被災1つをとっても、自治体の地形的特性あるいは社会的特性に基づき1つの事象から想定されるリスクは多様である。具体的な災害リスクとして、例えば、都市部での交通機関マヒ、過疎地域での住民孤立、河川上流の大規模ダムの有無による河川氾濫、等が考えられる。
そこで、本実施形態に係る判断支援装置100は、災害リスクに影響を与える程度に応じて自治体特性をパラメータ化し、決定部120により提示先に提示する判断支援情報を決定する際に、当該パラメータを考慮する。すなわち、提示情報決定モデルの構築において、入力情報としてパラメータ化された自治体特性を用いる。これにより、自治体特性を考慮した判断支援情報を出力する提示情報決定モデルが得られる。自治体特性のパラメータ化は、自治体特性の各指標を0~1の値に表すことにより行ってもよい。例えば、高齢者の多い地域のパラメータは、全体の人口に対する75歳以上の人口の割合で表すことができる。
なお、パラメータ化された自治体特性は、上述のように提示情報決定モデルの構築時の入力情報として用いてもよく、提示情報決定モデルの出力に対する重み情報として用いてもよい。
図7に示す例では、判断支援装置100の災害状況推定部110が、例えば、「X小学校に避難者150人」、「X小学校の裏に山Yがある」、「山Yに亀裂発生」、「今後1時間以内に雨が降る」という災害関連情報に基づき、「X小学校(避難所)が被災する可能性あり」と推定したとする。決定部120は、指定された災害状況に対する判断支援情報を受けて、提示情報決定モデルを用いて、提示先である自治体に対して提示する判断支援情報を決定する。
ここで、例えば、判断支援情報の提示先である自治体が高齢者の割合の多い地域である場合には、X小学校の避難者が各自で避難することは難しいと考えられる。この場合、決定部120は、判断支援情報として、例えばX小学校の避難者を移動させるための車両を手配することを提示してもよい。一方、例えば、判断支援情報の提示先である自治体が高齢者の割合の少ない地域である場合には、X小学校の避難者が各自で避難することも可能と考えられる。この場合、決定部120は、判断支援情報として、例えばX小学校の避難者に対して別の安全な避難所への移動を通知することを提示してもよい。
このように、判断支援装置100は、同一の災害状況であり、提示先のユーザが同一のユーザ属性を有する場合であっても、その特性に応じて適切な判断支援情報を提示することができる。
以上、本実施形態に係る判断支援装置100及びこれを用いた判断支援方法について説明した。本実施形態によれば、判断支援装置100は、少なくとも、災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて対象地域の災害状況を推定し、少なくとも推定された災害状況と判断支援情報の提示先とに基づいて、提示先に提示する判断支援情報を決定する。これにより、判断支援装置100は、判断支援情報の提示先に応じて、適切な判断支援情報を提示することができる。その結果、同一の災害状況に対する見方が異なるユーザそれぞれに対して、適切な判断支援情報が提示される。その結果、ユーザは、災害対応を適切かつスムーズに行うことができる。
[4.プログラム]
本実施形態に係るプログラムは、コンピュータを、図1または図3に示す機能部として実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施形態に係る判断支援装置100と判断支援方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、判断支援装置100の災害状況推定部110、決定部120、さらには災害関連情報取得部130、出力処理部140として機能し、処理を行う。
また、本実施形態では、記憶部150は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって実現されていてもよいし、別のコンピュータの記憶装置によって実現されていてもよい。コンピュータとしては、汎用のPCの他に、スマートフォン、タブレット型端末装置が挙げられる。
さらに、本実施形態に係るプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、災害状況推定部110、決定部120、災害関連情報取得部130、出力処理部140のいずれかとして機能してもよい。
[5.物理構成]
上記実施形態に係るプログラムを実行することによって、判断支援装置100を実現するコンピュータの物理構成について、図8を用いて説明する。図8は、本実施形態に係る判断支援装置100を実現するコンピュータ900の一例を示すブロック図である。
図8に示すように、コンピュータ900は、CPU(Central Processing Unit)901と、メインメモリ902と、記憶装置903と、入力インターフェイス904と、表示コントローラ905と、データリーダ/ライタ906と、通信インターフェイス907とを備える。これらの各部は、バス911を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
また、コンピュータ900は、CPU901に加えて、又はCPU901に代えて、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていてもよい。この態様では、GPU又はFPGAが、上記実施形態におけるプログラムを実行することができる。
CPU901は、記憶装置903に格納された、コード群で構成された実施の形態におけるプログラムをメインメモリ902に展開し、各コードを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ902は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。
また、上記実施形態に係るプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体910に格納された状態で提供される。なお、上記実施形態におけるプログラムは、通信インターフェイス907を介して接続されたインターネット上で流通するものであってもよい。
また、記憶装置903の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス904は、CPU901と、キーボード及びマウスといった入力機器908との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ905は、ディスプレイ装置909と接続され、ディスプレイ装置909での表示を制御する。
データリーダ/ライタ906は、CPU901と記録媒体910との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体910からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ900における処理結果の記録媒体910への書き込みを実行する。通信インターフェイス907は、CPU901と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体910の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体が挙げられる。
なお、上記実施形態に係る判断支援装置100は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。さらに、判断支援装置100は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)~(付記24)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて対象地域の災害状況を推定する災害状況推定部と、
少なくとも、推定された災害状況と、前記災害状況に対する判断を支援する判断支援情報の提示先とに基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する決定部と、を有する、判断支援装置。
(付記2)
前記決定部は、前記推定された災害状況と、前記提示先であるユーザのユーザ属性とに基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する、付記1に記載の判断支援装置。
(付記3)
前記決定部は、さらに、前記対象地域の画像データまたは映像データを考慮して、前記判断支援情報を決定する、付記2に記載の判断支援装置。
(付記4)
前記決定部は、推定された災害状況と、前記提示先である自治体の自治体特性に基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する、付記1~3のいずれか1項に記載の判断支援装置。
(付記5)
前記自治体特性は、災害リスクへの影響の程度に応じてパラメータ化されている、付記4に記載の判断支援装置。
(付記6)
前記判断支援情報を出力装置に出力する出力処理部を有する、付記1~5のいずれか1項に記載の判断支援装置。
(付記7)
前記出力処理部は、前記判断支援情報を地図データ上に表示させる、付記6に記載の判断支援装置。
(付記8)
前記災害関連情報は、少なくとも人流情報を含む、付記1~7のいずれか1項に記載の判断支援装置。
(付記9)
災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて対象地域の災害状況を推定し、
少なくとも、推定された災害状況と、前記災害状況に対する判断を支援する判断支援情報の提示先とに基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する、判断支援方法。
(付記10)
前記推定された災害状況と、前記提示先であるユーザのユーザ属性とに基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する、付記9に記載の判断支援方法。
(付記11)
さらに、前記対象地域の画像データまたは映像データを考慮して、前記判断支援情報を決定する、付記10に記載の判断支援方法。
(付記12)
推定された災害状況と、前記提示先である自治体の自治体特性に基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する、付記9~11のいずれか1項に記載の判断支援方法。
(付記13)
前記自治体特性は、災害リスクへの影響の程度に応じてパラメータ化されている、付記12に記載の判断支援方法。
(付記14)
前記判断支援情報を出力装置に出力する、付記9~13のいずれか1項に記載の判断支援方法。
(付記15)
前記判断支援情報を地図データ上に表示させる、付記14に記載の判断支援方法。
(付記16)
前記災害関連情報は、少なくとも人流情報を含む、付記9~15のいずれか1項に記載の判断支援方法。
(付記17)
コンピュータ
災害関連情報から災害状況推定モデルを用いて対象地域の災害状況を推定する災害状況推定部と、
少なくとも、推定された災害状況と、前記災害状況に対する判断を支援する判断支援情報の提示先とに基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する、決定部と、
を有する、判断支援装置として機能させるためのプログラム。
(付記18)
記決定部、前記推定された災害状況と、前記提示先であるユーザのユーザ属性とに基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する付記17に記載のプログラム
(付記19)
記決定部、さらに、前記対象地域の画像データまたは映像データを考慮して、前記判断支援情報を決定する付記18に記載のプログラム
(付記20)
記決定部、推定された災害状況と、前記提示先である自治体の自治体特性に基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する付記17~19のいずれか1項に記載のプログラム
(付記21)
前記自治体特性は、災害リスクへの影響の程度に応じてパラメータ化されている、付記20に記載のプログラム
(付記22)
コンピュータ、前記判断支援情報を出力装置に出力する出力処理部をさらに有する判断支援装置として機能させる付記17~21のいずれか1項に記載のプログラム
(付記23)
記出力処理部、前記判断支援情報を地図データ上に表示させる付記22に記載のプログラム
(付記24)
前記災害関連情報は、少なくとも人流情報を含む、付記17~23のいずれか1項に記載のプログラム
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
以上のように本発明によれば、災害発生時の対応を支援することができる。本発明は、災害対応支援分野に有用である。
100 判断支援装置
110 災害状況推定部
120 決定部
130 災害関連情報取得部
140 出力処理部
150 記憶部
200 入力装置
300 出力装置
900 コンピュータ
901 CPU
902 メインメモリ
903 記憶装置
904 入力インターフェイス
905 表示コントローラ
906 データリーダ/ライタ
907 通信インターフェイス
908 入力機器
909 ディスプレイ装置
910 記録媒体
911 バス

Claims (10)

  1. 過去に発生した災害時に取得された災害関連情報を用いて機械学習により生成された災害状況推定モデルを用いて、分析対象の災害関連情報から対象地域の災害状況を推定する災害状況推定手段と、
    少なくとも、前記災害状況推定モデルを用いて推定された災害状況と、前記災害状況に対する判断を支援する判断支援情報の提示先とに基づいて、予め取得されている前記判断支援情報の提示先と災害状況に対する判断との対応関係から、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する決定手段と、
    を有し、
    前記判断支援情報の提示先は、同一の災害状況に対して異なる捉え方をするものによって分類されている、判断支援装置。
  2. 前記決定手段は、前記推定された災害状況と、前記提示先であるユーザのユーザ属性とに基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する、請求項1に記載の判断支援装置。
  3. 前記決定手段は、さらに、前記対象地域の画像データまたは映像データを考慮して、前記判断支援情報を決定する、請求項2に記載の判断支援装置。
  4. 前記決定手段は、推定された災害状況と、前記提示先である自治体の自治体特性に基づいて、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する、請求項1~3のいずれか1項に記載の判断支援装置。
  5. 前記自治体特性は、災害リスクへの影響の程度に応じてパラメータ化されている、請求項4に記載の判断支援装置。
  6. 前記判断支援情報を出力装置に出力する出力処理手段を有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の判断支援装置。
  7. 前記出力処理手段は、前記判断支援情報を地図データ上に表示させる、請求項6に記載の判断支援装置。
  8. 前記災害関連情報は、少なくとも人流情報を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の判断支援装置。
  9. コンピュータにより、
    過去に発生した災害時に取得された災害関連情報を用いて機械学習により生成された災害状況推定モデルを用いて、分析対象の災害関連情報から対象地域の災害状況を推定し、
    少なくとも、推定された災害状況と、前記災害状況に対する判断を支援する判断支援情報の提示先とに基づいて、予め取得されている前記判断支援情報の提示先と災害状況に対する判断との対応関係から、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定し、
    前記判断支援情報の提示先は、同一の災害状況に対して異なる捉え方をするものによって分類されている、判断支援方法。
  10. コンピュータを、
    過去に発生した災害時に取得された災害関連情報を用いて機械学習により生成された災害状況推定モデルを用いて、分析対象の災害関連情報から対象地域の災害状況を推定する災害状況推定手段と、
    少なくとも、前記災害状況推定モデルを用いて推定された災害状況と、前記災害状況に対する判断を支援する判断支援情報の提示先とに基づいて、予め取得されている前記判断支援情報の提示先と災害状況に対する判断との対応関係から、前記提示先に提示する前記判断支援情報を決定する、決定手段と、
    を有し、
    前記判断支援情報の提示先は、同一の災害状況に対して異なる捉え方をするものによって分類されている、判断支援装置として機能させるためのプログラム。
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