JP2003140862A - 印刷方法、電子装置およびプログラム - Google Patents

印刷方法、電子装置およびプログラム

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JP2003140862A
JP2003140862A JP2001318216A JP2001318216A JP2003140862A JP 2003140862 A JP2003140862 A JP 2003140862A JP 2001318216 A JP2001318216 A JP 2001318216A JP 2001318216 A JP2001318216 A JP 2001318216A JP 2003140862 A JP2003140862 A JP 2003140862A
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Katsuhiro Toyofuku
豊福克博
Kimio Kurishita
栗下仁男
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International Business Machines Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタの混雑等による印刷待ちを解消す
る。 【解決手段】 アプリケーション・プログラム101か
らの印刷データを予め優先順位を決めて複数のプリンタ
を登録しておいた仮想プリンタ102で受け取る。仮想
プリンタ102では、各プリンタ206〜208の動作
状態を確認し、印刷可能で且つ優先順位の最上位にある
プリンタを選択する。そして、仮想プリンタ102か
ら、印刷可能で且つ優先順位の最上位にあるプリンタの
プリンタドライバに印刷データを送り、印刷を実行させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続された複数のプリンタを用いて印刷を行う方法に関す
る。また、本発明は、上述した印刷を実行できる電子装
置に関する。また、本発明は、上述した印刷をコンピュ
ータに実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、オフィス等では、複数のパーソナ
ル・コンピュータがLAN(Local Area Network)で接
続され、そのネットワークに複数のプリンタが接続され
ている。
【0003】LANに接続されている複数のプリンタ
は、メーカまたは型番が異なる場合が多い。通常、この
ような環境において、各パーソナル・コンピュータは、
予め特定のプリンタを用いて印刷を行うように設定され
ている。
【0004】このような環境において、以下に述べるよ
うな事態がよく発生する。まず、あるユーザがパーソナ
ル・コンピュータで作成した文書をプリンタから印刷し
ようとしたとする。この時、そのプリンタにおいて、他
のパーソナル・コンピュータからの印刷作業が行なわれ
ている場合がある。この場合、プリンタサーバまたはプ
リンタ内に印刷データは一旦記録され、先に行なわれて
いる印刷が終了するのを待って印刷が行なわれる。
【0005】このような状況において、この印刷を急ぎ
行いたいので、他のプリンタに切り換えて印刷を行いた
い場合がある。しかし、この他のプリンタに切り換えて
印刷を行う操作が煩雑であった。以下、この操作の一例
を説明する。まず、ユーザは、印刷を指示したプリンタ
を制御するプリンタドライバがインストールしてあるパ
ーソナル・コンピュータ、あるいはプリンタサーバが置
かれている場所に行き、印刷中止の操作を行う。そし
て、ユーザは、その後あらためて印刷文書を作成したパ
ーソナル・コンピュータの場所に戻り、新たなプリンタ
の設定操作を行い、そのプリンタへの印刷を指示する。
若しくはデータがまだプリンタのスプールに入っていな
ければ、パーソナル・コンピュータの「マイコンピュー
タ」のアイコンからプリンタのアイコンをクリックしさ
らに該当プリンタのアイコンをダブルクリックし印刷ジ
ョブの削除を行う。
【0006】プリンタのスプールに印刷データが入った
後の印刷のキャンセル作業は極めて煩雑であった。特に
広いオフィス等でLANが構築されている場合や、プリ
ンタドライバをインストールしたパーソナル・コンピュ
ータが他の使用者によって使われている場合には、極め
て煩雑な作業となり、不便であった。
【0007】この問題を改善する方法として、特殊なソ
フトウェアを備えた専用のプリンタサーバと、専用のハ
ードウェアとソフトウェアを備えたプリンタを用いる方
法がある。しかし、この方法は、専用のプリンタにしか
利用できず、製造メーカや型番が異なるプリンタには対
応できない。これは、製造メーカや型番によって(特に
製造メーカによって)プリンタを制御するための制御デ
ータや印刷データの構造(これらをまとめてデータスト
リームと称する)が異なることに原因がある。
【0008】また、上述した問題を改善する方法とし
て、特開平8−123638号公報に記載された方法が
知られている。この方法は、パーソナル・コンピュータ
等から出力された印刷データをプリンタそれぞれに合っ
た複数のデータ構造に同時に変換するプリンタ制御部を
用意するものである。
【0009】しかし、この方法では、データ変換のため
の専用のソフトウェアが必要であり、高コストとなる問
題がある。また、新しいプリンタドライバやプリンタで
扱うデータ構造が開発された場合に対応できないという
問題がある。市場には新型のプリンタが続々と投入され
ており、新しいプリンタドライバやプリンタで扱うデー
タ構造が採用される場合も少なくない。従って、上述し
た方法は、適当でない。また、外部から個人的に持ち込
んだプリンタをLANに接続するような場合に対応でき
ない、あるいは簡単に対応できない、という問題があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数の異な
るメーカのプリンタや異なる種類のプリンタがネットワ
ークに接続された環境において、手動での煩雑なプリン
タの切り換えを行わなくても空いているプリンタから印
刷が自動的に行なわれる印刷方法を特別なハードウェア
を導入することなく低コストで実現するのを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の発明の概略を説明
すれば、以下の通りである。即ち、本発明は、予め優先
順序が決められた複数のプリンタが登録された仮想プリ
ンタにおいて、印刷可能で前記優先順位が最上位である
プリンタを選択する第1選択ステップと、前記選択され
たプリンタを制御するプリンタドライバへ印刷データを
送るステップと、を含む印刷方法である。
【0012】上記発明によれば、優先順位上位のプリン
タが他のユーザによって使用されていても、自動的に次
の優先順位のプリンタが選択されて、印刷が実行され
る。上記発明では、印刷可能なプリンタのプリンタドラ
イバに対して印刷データが送られるので、プリンタドラ
イバにおける印刷データ構造の違いに発明の実施が制限
されない。換言すると、本発明では、プリンタドライバ
の動作自体には関与せず、どのプリンタドライバに印刷
データを送り、印刷を実行させるかを選択する。このた
め、プリンタの種類やデータ構造の違いを考慮すること
なく、自動的に印刷可能なプリンタを選択して、印刷を
速やかに実行できる。
【0013】また、上記発明において、選択されたプリ
ンタでの印刷が実行されるかを判断するステップと、前
記判断するステップが偽である場合に前記選択されたプ
リンタの次の優先順位にあるプリンタを選択する第2選
択ステップと、前記第2選択ステップで選択されたプリ
ンタを制御するプリンタドライバへ印刷データを送るス
テップと、をさらに含んでもよい。
【0014】この場合、選択したプリンタに印刷を実行
させようとしても印刷条件を実行できない等の理由によ
り、印刷が実行できない時に、次の優先順位にあるプリ
ンタが選択され、印刷が実行される。
【0015】本発明では、各プリンタを制御するプリン
タドライバをそのまま利用でき、プリンタ毎の制御デー
タ構造の違いに制限されない。本発明の実施にあたって
は、上述した機能を各パーソナル・コンピュータまたは
プリンタサーバで実現できるようにしておけばよく、特
別なハードウェアの導入は必要ない。また、異なるメー
カや種類のプリンタをそのままLAN環境に接続して利
用できる。
【0016】本発明は、システムあるいはプログラムと
しも把握できる。システムとして把握する場合には、本
発明は、上述した各ステップを実行する手段を備えた電
子装置として把握される。プログラムとして把握する場
合には、本発明は、上述した各ステップの手順をコンピ
ュータに実行させるプログラムとして把握される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異
なる態様で実施することが可能であり、本実施の形態の
記載内容に限定して解釈すべきではない。なお、実施の
形態の全体を通して同じ要素には同じ番号を付するもの
とする。
【0018】図1は、本発明の印刷方法を実施する場合
におけるデータの流れを例示する図である。本実施の形
態では、ワードプロセッサや表計算ソフト等のアプリケ
ーション・プログラム101からの印刷データは、仮想
プリンタ102で受け取られる。仮想プリンタ102で
は、登録された複数のプリンタ206〜208の中か
ら、印刷可能で且つ予め決められた優先順位が最上位の
プリンタを選択する。各プリンタ206〜208は、プ
リンタドライバ103〜105によって、それぞれ制御
される。仮想プリンタ102は、上記選択されたプリン
タのプリンタドライバに対して印刷データを送る。印刷
データを受け取ったプリンタドライバは、自身が制御す
べきプリンタを制御して印刷を実行する。
【0019】図2は、本発明の印刷方法を実施するネッ
トワーク環境を例示した図である。LAN201には、
パーソナル・コンピュータ202、203、204およ
び205が接続されている。また、LAN201には、
プリンタ206および207が接続されている。また、
パーソナル・コンピュータ205には、プリンタ208
が接続されている。
【0020】LAN201としては、Ethernet(インサ
ーネット)、トークンリング、FDDI(Fiber Distrib
uted Date Interface)、TCP/IPプロトコル(Transmissi
on Control Protocol/Internet Protocol)を用いたも
の等が採用される。また、ネットワークを構築する手段
として、有線によるもの、無線によるもの、あるいは有
線と無線の混在したものを利用できる。
【0021】パーソナル・コンピュータ202、20
3、204および205は、同じ種類であってもよい
し、異なる種類であってもよい。図2は、パーソナル・
コンピュータ202の概略の構成が記載されている。な
お、パーソナル・コンピュータ203、204および2
05については、その構成に関する記載が省略されてい
るが、パーソナル・コンピュータ202と同様な構成を
含んでいる。
【0022】各パーソナル・コンピュータには、仮想プ
リンタ102の機能を実行するための仮想プリンタドラ
イバのプログラムがインストールされている。また、各
パーソナル・コンピュータには、適当なアプリケーショ
ン・プログラム101がインストールされている。
【0023】プリンタ206とプリンタ207は、自身
でプリンタドライバを備え、LANに直接接続できる機
能を有している。プリンタ208は、パーソナル・コン
ピュータ205に接続され、パーソナル・コンピュータ
205にインストールされたプリンタドライバによって
印刷動作が制御される。
【0024】パーソナル・コンピュータ202は、CP
U210、RAM211、ROM212、入出力部21
3、ディスク・コントローラ214、ディスク・コント
ローラ214で制御されるハードディスク装置215、
入力操作部228、ディスプレイ・コントローラ21
6、ディスプレイ・コントローラ216で制御されるデ
ィスプレイ217および各デバイスを接続するバス配線
218を含んでいる。
【0025】ここで、CPUは「central processing u
nit」、RAMは「random access memory」、ROMは
「read only memory」の略である。
【0026】プリンタ206は、CPU219、RAM
220、印刷部インターフェース221、印刷部22
2、入出力部223、ROM224、ディスク・コント
ローラ225、ディスク・コントローラ225で制御さ
れるハードディスク装置226および各デバイスを接続
するバス配線227を含んでいる。
【0027】CPU210は、パーソナル・コンピュー
タ202に含まれる各デバイスを制御および統括し、ま
たパーソナル・コンピュータ202の機能を実行させる
機能を有する。RAM211は、パーソナル・コンピュ
ータ202の機能の実行に必要な情報を一時的に記録す
る機能を有する。ROM212は、パーソナル・コンピ
ュータ202の機能の実行に必要な情報が記録されてい
る。入出力部213は、パーソナル・コンピュータ20
2をLAN201に接続し、LAN201に接続された
他のパーソナル・コンピュータと必要な情報のやり取り
を行う。また、入出力部213は、LAN201に接続
されたプリンタを使用して、印刷を行うためのデータを
LAN201経由で送り出す機能を有する。なお、ここ
では詳述しないが、入出力部213は、LAN201を
介してインターネットに接続し、LAN201との間で
必要な情報のやり取りを行う機能を有する。
【0028】ハードディスク装置215は、パーソナル
・コンピュータ202で実行される各種のアプリケーシ
ョンソフトやパーソナル・コンピュータ202の機能の
実行に必要な情報が記憶される。また、ハードディスク
装置215は、後述する仮想プリンタ機能を実行するた
めの仮想プリンタドライバのプログラムを記録してい
る。ディスプレイ217には、パーソナル・コンピュー
タ202のユーザに対する必要な情報が表示される。入
力操作部228は、キーボードやマウスを使用しての情
報の入力や処理実行の指示を受け付ける機能を有する。
【0029】図2には、プリンタ206の概略の構成が
示されているが、プリンタ207およびプリンタ208
も同様な構成を含んでいる。CPU219は、プリンタ
206に含まれる各デバイスの機能を制御および統括
し、プリンタ205の機能を実行させる機能を有する。
RAM220には、プリンタ206の動作に必要な情報
が一時的に記録される。印刷部インターフェース221
は、プリンタドライバから送られてきた印刷データを基
に印刷部222を制御するデータを作成し、印刷部22
2に印刷を実行させる機能を有する。入出力部223
は、プリンタ206をLAN201に接続させる機能を
有する。ROM224は、プリンタ206の動作に必要
な情報が記録されている。ハードディスク装置226
は、プリンタ206の動作に必要な情報が記録される。
【0030】ハードディスク装置226には、プリンタ
207の印刷動作を制御するプリンタドライバのプログ
ラムが記録される。このプログラムは、CPU219で
読み取られ、所定の機能が実行される。また、プリンタ
207の図示しないハードディスク装置にもプリンタ2
07のプリンタドライバのプログラムが記録されてい
る。なお、プリンタ208のプリンタドライバのプログ
ラムは、パーソナル・コンピュータ205にインストー
ルされている。従って、プリンタ208は、パーソナル
・コンピュータ205にインストールされているプリン
タドライバによってその動作が制御される。
【0031】以下、実際の印刷動作の具体例を説明す
る。ここでは、ユーザがパーソナル・コンピュータ20
2を操作して印刷を行う場合を例に挙げて説明を行う。
【0032】まずユーザは、パーソナル・コンピュータ
202の入力操作部228を操作して、仮想プリンタの
設定を行う。図3は、本発明の印刷方法を実施する際に
おける仮想プリンタの設定画面を例示した図である。ユ
ーザは、パーソナル・コンピュータ202の入力操作部
228を操作して、図3に例示するような仮想プリンタ
設定画面をディスプレイ216に表示し、そこで優先順
位を付けてプリンタを登録する。印刷処理実行時には、
この優先順位に従って、より上位で且つ印刷可能なプリ
ンタから印刷が行われる。
【0033】図3には、LANに接続されたプリンタA
〜プリンタCが表示されている。ここで、プリンタAが
図2のプリンタ206に対応し、プリンタbがプリンタ
207に対応し、プリンタcがプリンタ208に対応す
る。なお、図3に例示する画面において、実際のプリン
タ名としては、メーカで付された型番等が表示されても
よい。
【0034】ユーザは、図3に例示する画面上におい
て、優先順位を付けてプリンタを選択する。なお、選択
しないプリンタがあってもよい。また、仮想プリンタは
1つのみでなく複数設定できる。
【0035】仮想プリンタへの登録における優先順位付
けは、ユーザがどのような印刷を行なわせたいか、によ
って多様な選択肢がある。例えば、印刷速度順にプリン
タを登録する、印字や印刷状態のきれいなもの順にプリ
ンタを登録する、ユーザの席に近い所から遠い所へと順
位付けをして登録する、オフィス内での使用頻度の多い
順に登録する、といった選択肢がある。また、この選択
肢の複数を仮想プリンタとして設定し、状況によって使
い分けることもできる。
【0036】以下において、実際の印刷手順の一例につ
いて詳細に説明する。図4は、本発明の印刷方法を利用
して印刷を行う際にパーソナル・コンピュータのディス
プレイに表示される画面を例示した図である。図5は、
本発明の印刷方法の一実施態様を説明するためのフロー
チャートである。
【0037】ユーザは、パーソナル・コンピュータ20
2の入力操作部228を操作して、印刷処理を開始する
(ステップ301)。次にユーザは、仮想プリンタを選
択する(ステップ302)。ここでは、ユーザは、仮想
プリンタでなく通常の印刷のように、プリンタを直接選
択することも可能である。また、仮想プリンタが複数設
定されている場合には、ユーザは、その中の一つを選択
する。
【0038】さらにユーザは、用紙サイズ等の印刷条件
を指定し(ステップ303)、印刷の実行を指示する
(ステップ304)。ステップ302〜304は、例え
ば図4に例示する画面において行われる。
【0039】印刷の実行が指示されると、ハードディス
ク装置215に記録された仮想プリンタドライバのプロ
グラムがCPU210によって読み取られ、パーソナル
・コンピュータ202において、仮想プリンタドライバ
の機能が実行される。
【0040】まず、仮想プリンタドライバは、仮想プリ
ンタに優先順位を付けて登録されている一番優先順位の
高いプリンタの状態情報を入手する(ステップ30
5)。例えば、待機中、印刷中、エラーといった情報を
入手する。この情報の入手は、プリンタのMIB(Mana
gement Information Base)情報を入手することで行わ
れる。
【0041】次にステップ305で入手した情報から、
印刷可能かどうかが判断される(ステップ306)。ス
テップ306の判断が偽の場合、ステップ313に進
む。ステップ313では、ステップ306で偽と判断さ
れたプリンタが優先順位の最下位か、を判断する。ステ
ップ313の判断が真である場合、そのプリンタより下
位に位置するプリンタは存在しないのであるから、全て
のプリンタが印刷可能でない旨のメッセージを表示し、
ステップ302の前段階に戻る。そして、ユーザに再度
仮想プリンタの選択を行わせる。ステップ313の判断
が偽である場合、まだ優先順位の下位に位置するプリン
タが存在するのであるから、ステップ305を再度実行
し、次の優先順位にあるプリンタのプリンタ情報を入手
する。そして再度ステップ306を実行する。
【0042】こうして、優先順位の一番高いプリンタが
印刷中あるいはエラー等で印刷出来ないときには、次の
優先順位のプリンタに対してプリンタの状態を調査する
手順が実行される。この手順は、仮想プリンタ中で定め
られた優先順位に従って、印刷可能なプリンタが見つか
るまで繰り返し行われる。ステップ302で選択した仮
想プリンタに登録されているプリンタの全てが印刷不可
能であれば、ステップ313の判断が真となり、仮想プ
リンタに登録された全てのプリンタが印刷可能でない旨
のメッセージを表示し、処理はステップ302の前段階
に戻る。
【0043】そして、印刷可能なプリンタが見つかった
場合には、ステップ306の判断が真となり、印刷可能
なプリンタで且つ優先順位の最上位にあるプリンタの選
択が行われる(ステップ307)。即ち、待機中で印刷
可能であるプリンタがある場合、そのプリンタの中で優
先順位が最上位にあるプリンタの選択が行われる(ステ
ップ307)。そして、ステップ307で選択されたプ
リンタのプリンタドライバに対して印刷データが送信さ
れる(ステップ308)。
【0044】ステップ308の後、印刷データの送信先
のプリンタドライバによって制御されるプリンタでの印
刷実行可能か、が判断される(ステップ309)。例え
ば、印刷途中で用紙切れ、ジャム等のエラーが発生した
場合、ステップ309の判断は偽となり、その旨のエラ
ー情報の表示をパーソナル・コンピュータ202のディ
スプレイ217にポップアップウィンドウで表示する
(ステップ314)。
【0045】ステップ309の判断が真の場合、印刷を
行うプリンタ名をパーソナル・コンピュータ202のデ
ィスプレイ217にポップアップウィンドウで表示する
(ステップ310)。こうして、ユーザに対して、印刷
を実行させるプリンタ名が知らされる。さらに選択され
たプリンタでの印刷が実行される(ステップ311)。
こうして、印刷処理終了となる(ステップ312)。
【0046】本実施の形態では、優先順位上位にあるプ
リンタから、印刷が実行できるか、が順に判断されてゆ
くので、仮想プリンタに登録したプリンタ中に印刷可能
なプリンタがあれば、自動的にそのプリンタが選択さ
れ、印刷が行われる。
【0047】本実施の形態では、印刷可能なプリンタが
自動的に選択され、速やかに印刷が行われる。ユーザ
は、印刷を行ったプリンタ名を知ることができるので、
印刷物を速やかに手にできる。本実施の形態は、上述し
た仮想プリンタ機能をパーソナル・コンピュータに実行
させる仮想プリンタドライバを開発し、それをパーソナ
ル・コンピュータにインストールするだけで実現でき
る。
【0048】仮想プリンタドライバで行われる処理は、
印刷可能なプリンタの選択とそのプリンタのプリンタド
ライバに対する印刷データの送信であるので、その機能
は、各プリンタのプリンタドライバで扱うデータ構造
(データストリーム)に依存しない。従って、仮想プリ
ンタドライバは、多様な機種のプリンタあるいは新たに
開発されたプリンタにも対応できる。本実施の形態を実
施するには、本実施の形態で説明したステップを実行さ
せるための仮想プリンタドライバを開発すればよく、各
プリンタで取り扱うデータ構造に対応した特別なソフト
ウェアやハードウェアは必要とされない。また、本実施
の形態を適用するに当たり、各プリンタのプリンタドラ
イバのインストールされている機器が限定される、ある
いは各プリンタのプリンタドライバを新たにインストー
ルし直す必要がある、といった煩雑さはなく、従来から
使用されている状態をそのまま活用できる。このよう
に、本実施形態は、低コストで実施できる。
【0049】本実施の形態は、プリンタの用紙切れにも
対応できる。この場合、ステップ309において、選択
されたプリンタでの印刷が実行されるかどうかを判断
し、該判断が偽である場合にステップ314に進めばよ
い。例えば、ステップ307で選択されたプリンタが用
紙切れの場合、ステップ309において印刷が実行され
ない旨の判断が行われ、ステップ314でエラー(用紙
切れ)の表示が行われる。プリンタでの印刷が実行され
るかの判断の方法としては、ステップ308の印刷デー
タの送信から印刷が実行されるまでの経過時間を計測
し、この経過時間が一定値以上となった場合に印刷が実
行されないと判断する方法が挙げられる。またステップ
308での印刷データの送信後MIBの情報を基に判断
する方法も挙げられる。
【0050】また、ステップ305において、各プリン
タの情報として、利用できる用紙の種類等に関する情報
を入手し、それをステップ306における判断に利用し
てもよい。また、印刷を行ったプリンタ名のユーザへの
表示は、印刷作業が終了した後に行ってもよい。
【0051】また、仮想プリンタは、複数設定しもよ
い。例えば、モノクロプリンタの群を仮想プリンタ1と
設定し、カラープリンタの群を仮想プリンタ2と設定
し、印刷内容によって、仮想プリンタ1と仮想プリンタ
2を適宜使い分けてもよい。仮想プリンタの設定は、ユ
ーザが適宜選択できる。
【0052】また、各プリンタのプリンタドライバ全て
をそれぞれのパーソナル・コンピュータにインストール
してもよい。また、仮想プリンタドライバをプリンタサ
ーバにインストールし、ユーザは、使用している端末か
らプリンタサーバを介して、プリンタを使用するように
してもよい。
【0053】以上本発明を実施の形態に基づき具体的に
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更することが
可能である。
【0054】例えば、本発明は、複数の同じプリンタを
集中的に配置し、その中の空いているプリンタを自動的
に選択し、速やかに印刷が行われるようなシステムに適
用することができる。
【0055】本実施の形態では、ユーザがパーソナル・
コンピュータを操作してプリンタから印刷を行う場合の
例を説明した。仮想プリンタドライバがインストールさ
れるのは、パーソナル・コンピュータに限定されず、各
種のサーバ、携帯情報処理端末、携帯電話、ワードプロ
セッサ専用機、計測器や精密機械機器の制御用コンピュ
ータ、その他プリンタドライバに印刷データを送信でき
る機能を有する電子装置が利用できる。また、複数のプ
リンタを一括して統括および制御するプリンタサーバに
仮想プリンタドライバをインストールし、端末からプリ
ンタサーバを介して印刷動作を実行してもよい。
【0056】
【発明の効果】本願で開示される発明のうち、代表的な
ものによって得られる効果は、以下の通りである。すな
わち、複数の異なるメーカのプリンタや異なる種類のプ
リンタがネットワークに接続された環境において、手動
での煩雑なプリンタの切り換えを行わなくても空いてい
るプリンタから印刷が自動的に行なわれる印刷方法を特
別なハードウェアを導入することなく低コストで実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印刷方法を実施する場合のデータの
流れを例示した図である。
【図2】 本発明の印刷方法を適用するネットワーク環
境を例示した図である。
【図3】 本発明の印刷方法を適用する際にパーソナル
・コンピュータのディスプレイに表示される仮想プリン
タの設定画面を例示した図である。
【図4】 本発明の印刷方法を適用する際にパーソナル
・コンピュータのディスプレイに表示される印刷条件の
設定画面を例示した図である。
【図5】 本発明の印刷方法の一例を例示したフローチ
ャートである。
【符号の説明】
101…アプリケーション・プログラム、102…仮想
プリンタ、103…プリンタドライバ、104…プリン
タドライバ、105…プリンタドライバ、201…LA
N、202…パーソナル・コンピュータ、203…パー
ソナル・コンピュータ、204…パーソナル・コンピュ
ータ、205…パーソナル・コンピュータ、206…プ
リンタ、207…プリンタ、208…プリンタ、210
…CPU、211…RAM、212…ROM、213…
入出力部、214…ディスク・コントローラ、215…
ハードディスク装置、216…ディスプレイ・コントロ
ーラ、217…ディスプレイ、218…バス配線、21
9…CPU、220…RAM、221…印刷部インター
フェース、222…印刷部、223…入出力部、224
…ROM、225…ディスク・コントローラ、226…
ハードディスク装置、227…バス配線、228…入力
操作部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊福克博 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 栗下仁男 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP02 HJ06 HK19 HQ12 HQ17 HR02 5B021 AA01 EE03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め優先順序が決められた複数のプリン
    タが登録された仮想プリンタにおいて、印刷可能で且つ
    前記優先順位が最上位であるプリンタを選択する第1選
    択ステップと、 前記選択されたプリンタを制御するプリンタドライバへ
    印刷データを送るステップと、 を含む印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記選択されたプリンタでの印刷が実行
    されるかを判断するステップと、 前記判断するステップが偽である場合に前記選択された
    プリンタの次の優先順位にあるプリンタを選択する第2
    選択ステップと、 前記第2選択ステップで選択されたプリンタを制御する
    プリンタドライバへ印刷データを送るステップと、 をさらに含む請求項1記載の印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記印刷データを送り印刷を実行させる
    プリンタ名をユーザに知らせるステップをさらに含む請
    求項1記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】 前記仮想プリンタが複数設定されている
    請求項1記載の印刷方法。
  5. 【請求項5】 予め優先順序が決められた複数のプリン
    タが登録された仮想プリンタにおいて、印刷可能で且つ
    前記優先順位が最上位であるプリンタを選択する第1選
    択手段と、 前記選択されたプリンタを制御するプリンタドライバへ
    印刷データを送る手段と、 を含む電子装置。
  6. 【請求項6】 前記選択されたプリンタでの印刷が実行
    されるかを判断する手段と、 前記判断が偽である場合に前記選択されたプリンタの次
    の優先順位にあるプリンタを選択する第2選択手段と、 前記第2選択手段で選択されたプリンタを制御するプリ
    ンタドライバへ印刷データを送る手段と、 をさらに含む請求項5記載の電子装置。
  7. 【請求項7】 前記印刷データを送り印刷を実行させる
    プリンタ名をユーザに知らせる手段をさらに含む請求項
    5記載の電子装置。
  8. 【請求項8】 前記仮想プリンタが複数設定されている
    請求項5記載の電子装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータで読み取り実行可能なプロ
    グラムであって、 予め優先順序が決められた複数のプリンタが登録された
    仮想プリンタにおいて、印刷可能で且つ前記優先順位が
    最上位であるプリンタを選択する第1選択手順と、 前記選択されたプリンタを制御するプリンタドライバへ
    印刷データを送る手順と、 をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 【請求項10】 前記選択されたプリンタでの印刷が実
    行されるかを判断する手順と、 前記判断する手順が偽である場合に前記選択されたプリ
    ンタの次の優先順位にあるプリンタを選択する第2選択
    手順と、 前記第2選択手順で選択されたプリンタを制御するプリ
    ンタドライバへ印刷データを送る手順と、 をさらにコンピュータに実行させる請求項9記載のプロ
    グラム。
  11. 【請求項11】 前記印刷データを送り印刷を実行させ
    るプリンタ名をユーザに知らせる手順をさらにコンピュ
    ータに実行させる請求項9記載のプログラム。
  12. 【請求項12】 前記仮想プリンタが複数設定されてい
    る請求項9記載のプログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189459A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Noritsu Koki Co Ltd プリント処理システム及び端末処理装置及び写真処理装置

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