JP2003140583A - ループ広告配信システムならびにその最適化方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者属性や視聴者が選択中の番組属性等広
告主が指定する条件に適合した特定のターゲットに広告
を配信する。また、広告を繰返し配信する間に視聴者の
気分に合わせて配信する広告を最適化して広告効果を高
める。 【解決手段】 広告配信条件／広告属性データベース４
を構築し、広告主端末装置７からそのデータベースに広
告データＩＤと広告を配信するターゲットを選定するた
めの広告配信条件を蓄積する。また、同じデータベース
に広告属性を蓄積し、視聴者のアクセス開始時、番組終
了時に、視聴者属性と共に広告配信条件を照合し、最適
な広告を選択してグループを編成し、繰り返し配信す
る。また、広告グループを繰返し配信する間に、随時、
視聴者からの要求に従って不要な広告を削除し、スキッ
プし、あるいは追加して配信中の広告グループを最適化
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、番組が配信されて
いない空き時間にあらかじめ登録された広告を配信する
ループ配信広告システムならびにその最適化方法に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】テレビジョン放送における広告は、不特
定多数に均一に行われるのに対し、インターネット放送
では視聴者に応じたターゲット広告が可能であり、広告
配信方法を工夫することにより広告効果を更に高めるこ
とができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記したように、イン
ターネット上で配信される映像ストリーミング広告は視
聴者属性等に応じて最適な広告を配信することができ、
広告主がターゲットとする視聴者に的確に配信すること
が可能である。しかしながら、視聴者の属性は事前の自
己申告に基づくため、必ずしも視聴中視聴者の要望がリ
アルタイムに反映されているとは限らない。広告効果
は、視聴中の視聴者の気持ちに大きく左右されることか
ら、視聴者の欲求を視聴中に反映できる広告配信システ
ムの出現が望まれていた。

【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、あらかじめ登録済みの複数の広告から最適な広告
グループを選択して繰返し配信することにより、広告効
果を高めたループ広告配信システムならびにその最適化
方法を提供することを目的とする。また、広告を繰り返
し配信する間に視聴者の要望を広告グループの選択に反
映させることによって最適化をはかり、広告効果を一層
高めることのできる、ループ広告配信システムならびに
その最適化方法を提供することも目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明は、番組が配信されていない空き時間にあ
らかじめ登録された広告を繰返し配信するループ広告配
信システムであって、前記ループ広告に1以上の広告グ
ループを設定し、前記設定された広告グループのそれぞ
れに登録される１以上の広告を、前記ループ広告配信シ
ステムとは通信ネットワークを介して接続された広告主
端末装置により登録される、前記広告を配信する条件を
指定する広告配信条件に応じて選択し、前記広告グルー
プ単位で選択されたそれぞれの広告を順次繰り返し配信
するループ広告配信手段を備えたことを特徴とする。上
記構成により、ループ広告配信手段がループ広告内にお
いて広告グループ単位で選択されたそれぞれの広告を繰
返し配信するため、広告主単位で均等、かつ視聴者属性
に応じてターゲット広告配信可能なループ広告配信シテ
スムを提供することができ、このことにより、広告効果
が高まる。なお、「ループ広告」とは、番組が配信され
ていない空き時間に繰り返し広告を行なう広告群をい
い、また、「視聴者属性から成る広告配信条件」とは、
視聴者の性別、年代、趣味嗜好、視聴履歴等、あらかじ
め視聴者属性データベースに定義された個人情報他をい
う。

【０００６】また、本発明において、前記広告配信条件
として、前記ループ広告配信システムとは通信ネットワ
ークを介して接続された視聴者端末装置によって設定さ
れる選択中の番組属性が含まれ、前記ループ広告配信手
段は、当該選択中の番組配信後に前記番組属性に応じた
広告を選択出力することを特徴とする。

【０００７】また、本発明において、前記広告配信条件
として、前記広告主端末装置によって広告毎に設定され
る広告優先度が含まれ、前記ループ広告配信手段は、前
記広告配信条件が異なるカテゴリ間で競合した場合、前
記広告優先度を参照することにより一方を優先して選択
出力することを特徴とする。

【０００８】また、本発明において、前記広告配信条件
の他に、前記広告主端末装置を介して広告属性が登録さ
れ、前記ループ広告配信手段は、前記視聴者端末装置に
表示される前記広告属性から選択操作に基づいて指定さ
れた前記広告属性を前記広告グループ単位の広告選択に
反映させることを特徴とする。上記構成により、ループ
広告配信手段が視聴者による広告属性の変更指示を広告
グループ単位の広告選択に反映させることで、広告を繰
返し配信する間に、視聴者の気分に合わせて配信する広
告を最適化するループ広告配信システムを提供すること
ができる。なお、「広告属性」とは、対象製品やサービ
ス、出演者、ロケ地、ＢＧＭ等を、例えば、訴求ポイン
ト、映像キー、音声キーにより表現した情報をいう。

【０００９】また、本発明において、前記ループ広告配
信手段は、前記視聴者端末装置を介して前記広告属性が
選択された場合、その広告グループ内で広告毎に付され
たフラグが有効となっている広告を選択し、前記広告属
性が選択されていない広告グループ内では前記広告配信
条件に応じて広告を選択することを特徴とする。

【００１０】また、本発明において、前記ループ広告配
信手段は、前記繰り返し配信を行う同じループ広告内で
選択された広告につき、同じ頻度で配信するようにその
配信順序をランダムに設定することを徴とする。上記構
成により、ループ広告配信手段が同一ループ広告内で選
択された広告を同一頻度で配信するため、広告主単位で
広告を均一化できる。

【００１１】上記した課題を解決するために本発明は、
番組が配信されていない空き時間にあらかじめ登録され
た広告を繰返し配信するループ広告配信システムのため
のループ広告配信最適化方法であって、前記ループ広告
に1以上の広告グループを設定し、前記設定された広告
グループのそれぞれに登録される１以上の広告を前記広
告を配信する条件を指定する広告配信条件に応じて選択
し、前記広告グループ単位で選択されたそれぞれの広告
を順次繰り返し配信することを特徴とする。

【００１２】また、本発明において、前記広告配信条件
の他に、前記ループ広告配信システムとは通信ネットワ
ークを介して接続された広告主端末装置により登録さ
れ、前記通信ネットワークを介して接続された視聴者端
末装置による指定に基づいて選択される広告属性を、前
記広告グループ単位の広告選択に反映させることを特徴
とする。

【００１３】上記した課題を解決するために本発明は、
番組が配信されていない空き時間にあらかじめ登録され
た広告を繰返し配信するループ広告配信システムに用い
られるループ広告配信プログラムであって、前記ループ
広告に1以上の広告グループを設定し、前記設定された
広告グループのそれぞれに登録される１以上の広告を、
前記ループ広告配信システムとは通信ネットワークを介
して接続された広告主端末装置により登録される前記広
告を配信する条件を指定する広告配信条件に応じて選択
するステップと、前記広告グループ単位で選択されたそ
れぞれの広告を前記視聴者端末装置に順次繰り返し配信
するステップと、をコンピュータに実行させることを特
徴とする。

【００１４】また、本発明において、更に、前記広告主
端末装置により登録され、前記視聴者端末装置に表示さ
れる広告属性情報から選択操作に基づいて指定される前
記広告属性を前記広告グループ単位の広告選択に反映さ
せるステップ、をコンピュータに実行させることを特徴
とする。

【００１５】上記した課題を解決するために本発明は、
番組が配信されていない空き時間にあらかじめ登録され
た広告を繰返し配信するループ広告配信システムに通信
ネットワークを介して接続された視聴者端末装置に用い
られる端末プログラムであって、前記繰り返し配信され
る広告のリストと、前記広告毎、前記ループ広告配信シ
ステムとは通信ネットワーク介して接続された広告主端
末装置により設定された広告属性とを入手するステップ
と、前記広告のリストに従い順次該当する広告の配信を
得て再生するステップと、前記入手した広告属性を参照
して所望の項目情報を設定し、前記ループ広告配信シス
テムに対して広告のリスト変更を促がすステップと、を
コンピュータに実行させることを特徴とする。

【００１６】上記した課題を解決するために本発明は、
番組が配信されていない空き時間にあらかじめ登録され
た広告を繰返し配信するループ広告配信システムに通信
ネットワークを介して接続された視聴者端末装置に用い
られる端末プログラムを記録したコンピュータ読取り可
能な記録媒体であって、前記繰り返し配信される広告の
リストと、前記広告毎、前記ループ広告配信システムと
は通信ネットワーク介して接続された広告主端末装置に
より設定された広告属性情報とを入手するステップと、
前記広告のリストに従い順次該当する広告の配信を得て
再生するステップと、前記入手した広告属性を参照して
所望の項目情報を設定し、前記ループ広告配信システム
に対して広告のリスト変更を促がすステップと、をコン
ピュータに実行させる端末プログラムを記録したことを
特徴とする。

【００１７】

【発明の実施の形態】図１は、本発明のループ広告配信
システムのシステム構成を説明するために引用した図で
ある。図１において、１は視聴者端末装置、２は視聴者
ウェブサーバ、５は広告配信サーバ、６は番組配信サー
バ、７は広告主端末装置、８は広告主ウェブサーバであ
り、いずれもＩＰ（Internet Protocol）ネットワーク
１０を介して接続される。３は視聴者属性データベー
ス、４は広告配信条件／広告属性データベースであり、
視聴者属性データベース３は視聴者ウェブサーバ2に、
広告配信条件／広告属性データベース４は、視聴者ウェ
ブサーバ２および広告主ウェブサーバ８の両方に接続さ
れ、管理される。

【００１８】視聴者端末装置１は、視聴者が希望する広
告属性を入力すると共に、視聴者に対して番組や広告を
表示する装置であり、その画面構成の一例が図１７に例
示されている。視聴者端末装置１は、視聴者ウェブサー
バ２から広告リストを受信し、広告リストに従って広告
配信サーバ５から順次呼び出し広告データを取得する。
視聴者ウェブサーバ２は、視聴者端末装置１から広告リ
ストおよび広告属性リスト編成要求を受信し、視聴者属
性データベース３と広告配信条件／広告属性データベー
ス４に順次問い合わせることにより、最適化された広告
リストと広告属性リストを生成して視聴者端末装置１に
送信する。このとき、視聴者が選択中の番組があれば、
視聴者端末装置１から選択中の番組ＩＤを含めた広告リ
ストおよび広告属性リスト編成要求が送信される。

【００１９】視聴者端末装置１が視聴者ウェブサーバ２
に広告リストおよび広告属性リスト編成要求を送信する
のは、アクセス開始時、番組配信サーバ６から番組配信
終了信号（End of Streaming）を受信したとき、視聴
者が広告属性を選択したときのいずれかである。なお、
番組配信サーバ６は、視聴者端末装置１から番組配信要
求を受信して配信する装置である。広告主端末装置７
は、広告主が広告データや広告配信条件、広告属性を登
録設定する装置である。広告主ウェブサーバ８は、広告
主端末装置７から受信した広告配信条件／広告属性を、
広告ＩＤと共に、広告配信条件／広告属性データベース
４に転送し、また、広告データを広告ＩＤと共に広告配
信サーバ５に転送する装置である。

【００２０】図２から図５は、図１に示す、それぞれ、
広告主ウェブサーバ８、視聴者ウェブサーバ２、広告配
信条件／広告属性データベース４、視聴者端末装置１の
内部構成を周辺構成と共に機能展開して示したブロック
図であり、いずれも本発明のループ広告配信システムを
実現するループ広告配信手段に相当するブロックのみを
抽出して示してある。なお、図中、図１と同一番号が付
されたブロックは、図１に示すそれと同じとする。

【００２１】図２において、広告主ウェブサーバ８は、
信号送受信部８１と、広告ＩＤ付与部８２で構成され
る。信号送受信部８１は、広告配信条件／広告属性デー
タベース４、広告配信サーバ５、および広告主端末装置
７間の接続インタフェースを司り、例えばＴＣＰ／ＩＰ
（Transport Control Protocol／Internet Protoco
l）を実装する。また、広告ＩＤ付与部８２は、広告主
端末装置７によって登録される広告データ、広告配信条
件、広告属性のそれぞれに関し信号送受信部８１を介し
て受信し、それぞれに同じ広告ＩＤを付与し、広告デー
タを広告配信サーバ６へ、広告配信条件および広告属性
を、広告配信条件／広告属性データベース４へ、それぞ
れ信号送受信部８１を介して転送する。

【００２２】図３において、視聴者ウェブサーバ２は、
信号送受信部２１、視聴者属性取得部２２、番組属性取
得部２３、広告リスト、広告属性リスト取得部２４で構
成される。信号送受信部２１は、視聴者端末装置１、視
聴者属性データベース３、広告配信条件／広告属性デー
タベース４間の接続インタフェースを司る。また、視聴
者属性制御部２２は、視聴者端末装置１から広告リスト
および広告属性リスト要求を受信し、視聴者属性データ
ベース３へ視聴者属性取得要求を発して視聴者属性を
得、番組属性取得部２３に対して選択中番組属性データ
を含む視聴者属性データを転送する。あるいは、視聴者
による属性選択時、選択した広告属性を番組属性取得部
２３へ転送する。広告リスト、広告属性リスト取得部２
４は、広告配信条件／広告属性データベース４を検索す
ることによって広告リストおよび広告属性を得、信号送
受信部２１を介して視聴者端末装置１へ転送する。

【００２３】なお、視聴者が視聴者端末装置１を介して
視聴者ウェブサーバ２に広告リストおよび広告属性リス
ト編成要求を送信するのは、ログイン時、番組終了時、
広告属性を選択したときのいずれかであり、このとき、
視聴者端末装置１から視聴者属性取得部２２に対し、ユ
ーザＩＤ、ユーザＩＤと選択中番組ＩＤ、ユーザＩＤと
選択中番組ＩＤと選択した広告属性、のそれぞれが転送
され、また、番組属性取得部２３を介して、広告リス
ト、広告属性リスト取得部２４に対し、視聴者属性、視
聴者属性と選択中番組ＩＤ、視聴者属性と選択中番組Ｉ
Ｄと選択した広告属性のそれぞれが転送される。詳細は
後述する。

【００２４】図４において、広告配信条件／広告属性デ
ータベース４は、信号送受信部４１と、広告枠生成部４
２と、広告枠蓄積部４３と、広告リスト、広告属性リス
ト生成部４４で構成される。信号送受信部４１は、視聴
者ウェブサーバ２、広告主ウェブサーバ８との接続イン
タフェースを司る。広告枠生成部４２は、広告主ウェブ
サーバ８から広告配信条件と広告属性データを受信する
ことにより、例えば、図８に一例が示されている広告枠
テーブルを作成して広告枠蓄積部４３に保存する。

【００２５】図８に示されるように、広告枠テーブル
は、ループ広告ＩＤ、選択（広告）グループ、広告Ｉ
Ｄ、広告配信条件、広告属性、デフォルト表示フラグの
各データフィールドで構成される。ループ広告ＩＤは、
番組が配信されていない空き時間に繰り返し配信される
広告群Ａ、Ｂに付されるＩＤ、Ａａａ、Ｂｂｂであり、
選択グループとは、ループ広告内に所属する１以上の広
告グループを示し、広告ＩＤとは、更にその選択グルー
プに属する１以上の広告のそれぞれに付されるＩＤであ
る。なお、同一ループ広告ＩＤ内で選択された広告は、
同一頻度で配信されものとし、このとき、配信順序は基
本的に完全シャッフルされることとする。例えば、順序
がランダム、順送り（同じ順序でループ開始広告も同
じ）、シークシャツフル（同じ順序で繰り返されるが、
ループ開始広告がその都度異なる）等、選択事項とす
る。

【００２６】また、広告配信条件は、視聴者属性、選択
中番組属性、広告優先度の各小フィールドから成り、こ
こで、広告優先度とは、広告配信条件が異なるカテゴリ
間で競合した場合、ここに設定されている数値により高
い方を優先して選択出力するために付加される。なお、
優先される順序が指定されれば数値である必然性はな
い。広告属性は、対象製品・サービス、出演者、ロケ
地、ＢＧＭ等から成る訴求ポイント、映像キー、音声キ
ーの各情報から成り、視聴者端末装置１からの要求に基
づき転送され、視聴者が広告リストの変更を指示すると
きの元データとなる。デフォルト表示とは、選択グルー
プに属する広告毎、初期の時点で選択配信される広告に
付されるフラグであり、条件設定登録時にあらかじめ広
告主により広告主端末装置７を操作することにより設定
登録される。

【００２７】図４の説明に戻る。視聴者ウェブサーバ２
から発せられる広告リスト要求は、広告リスト、広告属
性リスト生成部４４に供給され、広告リスト、広告リス
ト生成部４４では、その広告リスト抽出条件に従い、要
求された広告リストおよび広告属性データを生成して出
力する。なお、視聴者ウェブサーバ２から発せられる広
告リスト要求は、同時に広告枠蓄積部４３にも供給され
（広告枠データ送出トリガ）、広告枠蓄積部４３から出
力される広告枠データは、広告リスト、広告属性リスト
生成部４４にあらかじめ転送されているものとする。

【００２８】図５において、視聴者端末装置１は、信号
送受信部１１と、ユーザ入力インタフェース部１２と、
広告リスト／広告属性リスト編成要求部１３と、番組選
択部１４と、広告リスト蓄積部１５と、広告属性選択部
１６と、広告データ呼出部１７と、ストリーミング表示
部１８と、広告属性表示部１９で構成される。信号送受
信部１１は、視聴者ウェブサーバ２、広告配信サーバ
５、番組配信サーバ６とのインタフェースを司る、例え
ばＴＣＰ／ＩＰが実装され、また、ユーザ入力インタフ
ェース部１２は、視聴者とのインタフェースを司るＧＵ
Ｉ（Graphical User Interface）である。

【００２９】視聴者端末装置１が視聴者ウェブサーバ２
に対して広告リスト、広告属性リスト編成要求を発行す
るのは、上記したように、ログインによるアクセス開始
時、番組配信終了信号受信時、広告属性選択時のいずれ
かである。広告リスト／広告属性リスト編成要求部１３
は、いずれかのトリガを受信すると番組選択部１４に対
して選択中の番組ＩＤを要求し、番組選択部１４は、あ
ればこの要求に対して選択中番組ＩＤを応答する。視聴
者ウェブサーバ２は、この広告リスト／広告属性編成要
求に対し、広告リストと広告属性を、それぞれ、広告リ
スト蓄積部１５、広告属性選択部１６へ返信する。

【００３０】視聴者端末装置１は、その広告リストを広
告リスト蓄積部１５に保存し、広告データ呼出部１７に
対して広告配信トリガを送る。また、広告リスト蓄積部
１５は、広告データ呼出部１７から呼出広告ＩＤ要求を
受信すると、都度、呼出した広告ＩＤを広告データ呼出
部１７へ送信する。広告データ呼出部１７が広告リスト
蓄積部１６に呼出広告ＩＤ要求を送信するのは、視聴者
ウェブサーバ２から広告リスト要求（広告配信トリガ）
を受信したとき、広告配信サーバ６からストリーミング
に含まれる広告配信終了信号を受信したときである。広
告データ呼出部１７は、呼出広告ＩＤを受信すると、広
告配信サーバ５に広告データ要求を発行し、得られる広
告データに関し、ストリーミング表示部１８を介して広
告配信を開始させる。このように、受信した広告ＩＤに
基づき広告配信サーバ２から順次広告データを呼出すこ
とでループ広告を再生することができる。なお、広告デ
ータ呼出部１７が広告ＩＤの呼出を停止するのは、番組
が選択されたとき、またはアクセス終了時である。

【００３１】一方、視聴者がユーザ入力インタフェース
部１２を介して番組属性を選択する意思表示を行なった
場合、広告属性選択部１６が起動され、広告リスト／広
告属性リスト編成要求部１３を介してウェブサーバ２か
ら広告属性データが検索出力され、広告属性表示部１９
を介して表示される。ここで、ユーザ入力インタフェー
ス部１２を介して視聴者による広告属性の選択入力操作
が行なわれ、番組視聴中の視聴者の気持ちが以降の広告
選択に反映される。詳細は後述する。

【００３２】図６、図７は、図１〜図５に示す本発明実
施形態の動作を説明するために引用した動作シーケンス
チャートである。以下、図６、図７に示す動作シーケン
スチャートを参照しながら、図１〜図５に示す本発明実
施形態の動作について詳細に説明する。

【００３３】まず、広告主は、広告主端末装置７を操作
して広告ウェブサーバ８へ、広告配信条件、広告属性、
広告データのそれぞれを登録する（ステップＳ６１）。
このとき利用される条件設定登録画面構成の展開例の一
例を図９〜図１１に示し、また、広告主による条件設定
登録の操作手順を図１２にフローチャートで示す。ここ
では、まず、広告主端末装置７に、図９に示される広告
枠予約設定画面が表示される。ここでは、行方向にルー
プ広告ＩＤ、列方向に選択グループがマトリクスで示さ
れ、広告主が空いている枠を選択して広告主端末装置７
を操作して予約設定する（ステップＳ６１１、Ｓ６１
２）。図中、ハッチングが付された枠は既に予約済みと
する。

【００３４】枠選択が行なわれると、チェックボックス
にループ広告ＩＤおよび選択グループ番号が示され、広
告主はその選択グループに登録する広告数を入力する
（ステップＳ６１３）。ここで、登録する広告数とは、
後述するデフォルトと利用者の属性に応じて選択される
広告を含む数である。以上操作のうえ、予約ボタンをク
リックする（ステップＳ６１４）。

【００３５】予約ボタンをクリックすれば、図１０に示
される広告登録画面が表示される。ここでは、先に登録
した広告数毎に登録ＩＤが自動的に付されてチェックボ
ックスに表示され、広告主は、広告名、広告属性、広告
配信条件、広告データファイル名のそれぞれを設定入力
する（ステップＳ６１５）。なお、番組選択中であれば
その選択中番組ＩＤも設定され、以上の項目を先に登録
した広告数分だけ繰り返して行なう（ステップＳ６１
６）。そして、図１１に示される広告優先度／デフォル
ト設定画面が表示され、広告主は、広告主端末装置７を
操作することにより、広告毎に露出優先度データ（１〜
１００）を入力し、また、デフォルトを決定する（ステ
ップＳ６１７）。以上で条件登録設定操作を終了する。

【００３６】図６の説明に戻る。広告主ウェブサーバ８
は、広告主端末装置７によって登録された広告データお
よび広告配信条件、広告属性に対して同じ広告ＩＤを付
し、広告データを広告配信サーバ５へ転送し（ステップ
Ｓ６２）、広告配信条件と広告属性を広告配信条件／広
告属性データベース４へ転送する（ステップＳ６３）。
広告配信条件／広告属性データベース４では、用意され
た広告枠テーブル（図８）に、広告ＩＤと広告配信条
件、広告属性を登録する。なお、それぞれのループ広告
枠は、ループ広告ＩＤによって管理されることとする。

【００３７】次に、視聴者ウェブサーバ２は、視聴者端
末装置１がログインしてアクセスを開始（ステップＳ６
４：広告リスト、広告属性リスト要求発行）すれば、視
聴者属性データベース３に視聴者属性要求を送信し（ス
テップＳ６５）、当該視聴者の属性データの検索と検索
結果の送信を指示する。視聴者ウェブサーバ２は、視聴
者属性データベース３から視聴者属性を受信すると（ス
テップＳ６６）、広告リスト要求にその情報をのせて広
告配信条件／広告属性データベース４に転送して広告リ
スト作成を指示する（ステップＳ６７）。

【００３８】広告配信条件／広告属性データベース４で
は、有効なループ広告枠の広告配信条件と受信した視聴
者属性とを照合することにより最適な広告リスト、広告
属性リストを作成し、視聴者ウェブサーバ２へ送信する
（ステップＳ６８）。これを受けた視聴者ウェブサーバ
２では、広告配信条件／広告属性データベース４から受
信した広告リストおよび広告属性リストを要求のあった
視聴者端末装置１へ転送する（ステップＳ６９）。視聴
者端末装置１は、受信した広告リストの広告ＩＤにより
広告配信サーバ５から広告データを順次呼出すことによ
りループ広告を再生することができる（ステップＳ７０
〜Ｓ７３）。

【００３９】視聴者端末装置１が視聴者ウェブサーバ２
に対し、広告リスト、広告属性リスト要求を発行するの
は、上記したログインによるアクセス開始時の他に、番
組配信終了信号受信時、あるいは広告属性選択時が考え
られる。視聴者端末装置１は、上記したログインによる
アクセス開始時、番組配信終了信号受信時のうちいずれ
かのトリガを受信して広告配信サーバ５に対して広告デ
ータを要求し、広告データの配信を受け、これを繰り返
し行なうことでループ広告表示を行なうことができる。
また、番組配信終了信号受信時においては、上記シーケ
ンス中に、選択中の番組ＩＤを要求し、あればこの要求
に対して選択中番組ＩＤを応答するステップ（ステップ
Ｓ７４）も含まれる。このことにより、広告配信停止指
示を送信する（ステップＳ７５）まで、受信した広告リ
ストの広告ＩＤに基づき広告配信サーバ５から広告デー
タを順次呼出しループ広告を再生することができる。

【００４０】図１３に、広告配信条件／広告属性データ
ベース４の具体的データ構成例が、図１４に、２０代男
性がログインした直後に配信されるループ広告、および
表示される広告属性の例が、図１５に、２０代男性がス
ポーツ番組を視聴した後に配信されるループ広告、およ
び表示される広告属性の例がそれぞれ示されている。す
なわち、図１４に示す例では、選択グループ４において
のみ視聴者属性“２０代”が一致するため、選択グルー
プ“０”、“１”、“２”、“３”のそれぞれにはデフ
ォルト設定された広告ＩＤが、選択グループ“４”につ
いてのみ広告ＩＤ“ＣＭ１１３”が選択され、配信され
る。また、図１５に示す例では、２０代男性がスポーツ
番組を視聴していたため、選択グループ“１”では、デ
フォルトで選択されていた“ＣＭ１０８”から“ＣＭ１
０５”に変更され、選択、配信される。他は、図１４に
示す例と変わらない。

【００４１】説明を図７に戻す。番組配信開始またはア
クセス終了までに広告リストに従う広告データの配信が
一巡すると、特に、視聴者端末装置１から視聴者ウェブ
サーバ２に対して広告リストの変更を指示しない限り、
視聴者端末装置１は、再度同一の広告リストに基づき広
告配信サーバ５から広告データを読み出し、順次再生す
る（ステップＳ７７〜Ｓ８６）。

【００４２】一方、視聴者が広告視聴中に視聴者端末装
置１を介し視聴者ウェブサーバ２に対して広告リストの
変更を指示することにより（ステップＳ８７）、視聴者
の広告属性選択による、視聴者の気分に合わせて配信を
最適化することが可能となる。すなわち、繰り返し広告
を配信する間に、随時視聴者の要望を広告グループの選
択、編成に反映させることができる。この場合、視聴者
ウェブサーバ２は、視聴者ユーザ端末１からの変更指示
に基づき、広告配信条件／広告属性データベース４を参
照し、そのときの視聴者の要望に最適な広告グループを
再編成して新しい広告リスト、広告属性リストを生成
し、視聴者端末装置１へ通知する。視聴者端末装置１
は、新しい広告リストに従って広告配信サーバ５から広
告データを呼出して広告グループを再生する（ステップ
Ｓ７２〜Ｓ７４）。最後に、視聴者端末装置１でログア
ウト処理を行なうことにより、広告配信サーバ５に対し
て広告配信停止示を発行して終了する（ステップＳ７
５）。

【００４３】視聴者が広告属性を選択した場合に配信さ
れるループ広告と、表示される広告属性について、図１
６を引用して説明する。図１６において、図１５に示す
例との差異は、選択グループ“４”において選択された
広告“ＣＭ１２”にある。すなわち、図１３に示す広告
配信条件／広告属性データベース４の中で“視聴者から
の選択有フラグ”がＯＮになっている広告ＩＤが選択さ
れている。なお、選択フラグのＯＮ／ＯＦＦは、以下の
ように制御され、設定される。

【００４４】図１７に視聴者端末装置１の表示画面構成
例が示されている。ここに示される視聴者端末装置１の
表示画面構成例によれば、広告映像表示エリアと、番組
表表示エリアと、広告属性表示エリアの３つにエリア区
分されている。ここでは、広告属性表示エリアに注目し
て説明する。広告属性表示エリアには、視聴者の気分に
あったキーワード選択を促がすメッセージが表示されて
おり、また、広告属性毎のチェックボックスが割り付け
られ、更に、ＣＭスキップのための各ボタンが割り付け
られている。チェックボックスは、選択グループ毎に出
力され、適当なチェックボタンをクリックすることによ
ってキーワードが列挙されたプルダウンメニューが表示
され、プルダウンメニューとして表示されるキーワード
のいずれかを選択することで広告属性が選択設定され、
このことにより、該当する広告の選択フラグがＯＮにな
り、視聴者ウェブサーバ２に対して属性変更の指示が発
行される仕組みになっている。視聴者が広告属性を選択
している場合、広告属性が選択された選択グループ内で
は、選択フラグがＯＮになっている広告が選択され、広
告属性が選択されていない選択グループ内では、広告配
信条件に応じて広告が選択される。

【００４５】なお、広告グループを繰り返し配信する間
に、随時視聴者からの要求に従い不要な広告を排除した
り、追加したりすることが可能となるが、広告をスキッ
プするためのボタン（ＣＭをスキップ）をクリックする
ことにより、不要な広告をスキップすることも可能とな
る。広告をスキップする処理は、視聴者端末装置１で行
われることとし、このとき、スキップされた広告につい
ては、視聴者ウェブサーバ１に通知して視聴者ウェブサ
ーバ２内でログを記録することが考えられる。また、上
記プルダウンメニューによるキーワードの設定に関し、
同じ条件が他のキーワードの項目にあれば、他の項目も
指導設定されるようになっても良い。更に、上記したよ
うにプルダウンメニューが選択される毎に送信しても、
あるいは複数選択して図示せぬ送信ボタンをクリックし
てはじめて送信することも可能である。後者によれば視
聴者ウェブサーバ２の負荷軽減がはかれる。また、図示
せぬリセットボタンをクリックすることにより、キーワ
ードの設定がクリアされ、配信に変更を要しない初期状
態に戻すことも可能である。

【００４６】なお、上記した本発明実施形態において
は、広告主ウェブサーバ８を構成する広告ＩＤ付与部８
２、視聴者ウェブサーバ２を構成する視聴者属性取得部
２２と番組属性制御部２３と広告リスト、広告属性リス
ト取得部２４、広告配信条件／広告属性データベース４
を構成する広告枠生成部４２と広告枠蓄積部４３と広告
リスト、広告属性リスト生成部４４、視聴者端末装置１
を構成する広告リスト／広告属性リスト編成要求部１３
と番組選択部１４と広告リスト蓄積部１５と広告属性選
択部１６と広告データ呼出部１７とストリーミング表示
部１８のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読取
り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録された
プログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行
することにより、本発明のループ広告配信システムが実
現されるものとする。ここでいうコンピュータシステム
とは、ＯＳや周辺機器等のハードウアを含むものであ
る。

【００４７】更に、「コンピュータシステム」は、ＷＷ
Ｗシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境（あるいは表示環境）も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、ＲＯ
Ｍの他に、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、Ｃ
Ｄ−ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵
されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さら
に「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、インタ
ーネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介
してプログラムが送信された場合のシステムやクライア
ントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ
（ＲＡＭ）のように、一定時間プログラムを保持してい
るものも含むものとする。

【００４８】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク（通信網）や電話回線等の通信回
線（通信線）のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル（差分プログラム）であっても良
い。

【００４９】以上、この発明の実施形態について図面を
参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態
に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない
範囲の設計等も含まれる。

【００５０】

【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、複数
の広告から視聴者属性に応じて最適な広告群を選択して
繰返し配信することにより、広告効果を高めることがで
きる。また、繰り返し配信する間に、更に、視聴者の要
望に従って最適な広告群を選択して最適化することで、
より広告効果を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明のループ広告配信システムのシステム
構成を説明するために引用した図である。

【図２】 図１に示す広告主ウェブサーバの内部構成を
機能展開して示したブロック図である。

【図３】 図１に示す視聴者ウェブサーバの内部構成を
機能展開して示したブロック図である。

【図４】 図１に示す広告配信条件／広告属性データベ
ースの内部構成を機能展開して示したブロック図であ
る。

【図５】 図１に示す視聴者端末装置の内部構成を機能
展開して示したブロック図である。

【図６】 図１〜図５に示す本発明実施形態の動作を説
明するために引用した動作シーケンスチャートである。

【図７】 図１〜図５に示す本発明実施形態の動作を説
明するために引用した動作シーケンスチャートである。

【図８】 本発明において使用される広告枠テーブルの
フィールド構造を説明するために引用した図である。

【図９】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、広告主端末装置による条件設定登録画面
構成の展開例の一例を示す図である。

【図１０】 本発明実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、広告主端末装置による条件設定登録画
面構成の展開例の一例を示す図である。

【図１１】 本発明実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、広告主端末装置による条件設定登録画
面構成の展開例の一例を示す図である。

【図１２】 広告主による条件設定登録の操作手順をフ
ローチャートで示した図である。

【図１３】 図１に示す広告配信条件／広告属性データ
ベースのデータ構造の一例を示す図である。

【図１４】 ２０代の男性がログインした直後に配信さ
れるループ広告、および表示される広告属性の一例を示
す図である。

【図１５】 ２０代の男性がスポーツ番組を視聴した後
に配信されるループ広告、および表示される広告属性の
一例を示す図である。

【図１６】 ２０代の男性が図１５に示す状態でループ
広告を視聴中に、広告属性を選択した場合に配信される
ループ広告、および表示される広告属性の一例を示す図
である。

【図１７】 本発明において使用される広告属性表示画
面構成の一例を示す図である。

【符号の説明】

１…視聴者端末装置、２…視聴者ウェブサーバ、３…視
聴者属性データベース、４…広告配信条件／広告属性デ
ータベース、５…広告配信サーバ、６…番組配信サー
バ、７…広告主端末装置、８…広告主ウェブサーバ、１
０…ＩＰネットワーク、１１（２１、４１、８１）…信
号送受信部、１２…ユーザ入力インタフェース部、１３
…広告リスト／広告属性リスト編成要求部、１４…番組
選択部、１５…広告リスト蓄積部、１６…広告属性選択
部、１７…広告データ呼出部、１８…ストリーミング表
示部、２２…視聴者属性取得部、２３…番組属性制御
部、２４…広告リスト、広告属性リスト取得部、４２…
広告枠生成部、４３…広告枠蓄積部、４４…広告リス
ト、広告属性リスト生成部、８２…広告ＩＤ付与部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 明男 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山崎 智章 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 鈴木 香奈子 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 飯塚 一貴 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 今泉 文利 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 今枝 壮介 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 宮林 聡 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内 (72)発明者 菊地 秀彦 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内 (72)発明者 中曽根 貴良 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内 (72)発明者 加藤 友規 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内 (72)発明者 村田 康博 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 番組が配信されていない空き時間にあら
   かじめ登録された広告を繰返し配信するループ広告配信
   システムであって、 前記ループ広告に1以上の広告グループを設定し、前記
   設定された広告グループのそれぞれに登録される１以上
   の広告を、前記ループ広告配信システムとは通信ネット
   ワークを介して接続された広告主端末装置により登録さ
   れる、前記広告を配信する条件を指定する広告配信条件
   に応じて選択し、前記広告グループ単位で選択されたそ
   れぞれの広告を順次繰り返し配信するループ広告配信手
   段を備えたことを特徴とするループ広告配信システム。
2. 【請求項２】 前記広告配信条件として、前記ループ広
   告配信システムとは通信ネットワークを介して接続され
   た視聴者端末装置によって設定される選択中の番組属性
   が含まれ、前記ループ広告配信手段は、当該選択中の番
   組配信後に前記番組属性に応じた広告を選択出力するこ
   とを特徴とする請求項１に記載の広告配信システム。
3. 【請求項３】 前記広告配信条件として、前記広告主端
   末装置によって広告毎に設定される広告優先度が含ま
   れ、前記ループ広告配信手段は、前記広告配信条件が異
   なるカテゴリ間で競合した場合、前記広告優先度を参照
   することにより一方を優先して選択出力することを特徴
   とする請求項１または２に記載の広告配信システム。
4. 【請求項４】 前記広告配信条件の他に、前記広告主端
   末装置を介して広告属性が登録され、前記ループ広告配
   信手段は、前記視聴者端末装置に表示される前記広告属
   性から選択操作に基づいて指定された前記広告属性を前
   記広告グループ単位の広告選択に反映させることを特徴
   とする請求項１から３のいずれか１項に記載のループ広
   告配信システム。
5. 【請求項５】 前記ループ広告配信手段は、前記視聴者
   端末装置を介して前記広告属性が選択された場合、その
   広告グループ内で広告毎に付されたフラグが有効となっ
   ている広告を選択し、前記広告属性が選択されていない
   広告グループ内では前記広告配信条件に応じて広告を選
   択することを特徴とする請求項１から４のいずれか１項
   に記載のループ広告配信システム。
6. 【請求項６】 前記ループ広告配信手段は、前記繰り返
   し配信を行う同じループ広告内で選択された広告につ
   き、同じ頻度で配信するようにその配信順序をランダム
   に設定することを特徴とする請求項１から５のいずれか
   1項に記載のループ広告配信システム。
7. 【請求項７】 番組が配信されていない空き時間にあら
   かじめ登録された広告を繰返し配信するループ広告配信
   システムのためのループ広告配信最適化方法であって、 前記ループ広告に1以上の広告グループを設定し、前記
   設定された広告グループのそれぞれに登録される１以上
   の広告を前記広告を配信する条件を指定する広告配信条
   件に応じて選択し、前記広告グループ単位で選択された
   それぞれの広告を順次繰り返し配信することを特徴とす
   るループ広告配信最適化方法。
8. 【請求項８】 前記広告配信条件の他に、前記ループ広
   告配信システムとは通信ネットワークを介して接続され
   た広告主端末装置により登録され、前記通信ネットワー
   クを介して接続された視聴者端末装置による指定に基づ
   いて選択される広告属性を、前記広告グループ単位の広
   告選択に反映させることを特徴とする請求項７に記載の
   ループ広告配信最適化方法。
9. 【請求項９】 番組が配信されていない空き時間にあら
   かじめ登録された広告を繰返し配信するループ広告配信
   システムに用いられるループ広告配信プログラムであっ
   て、 前記ループ広告に1以上の広告グループを設定し、前記
   設定された広告グループのそれぞれに登録される１以上
   の広告を、前記ループ広告配信システムとは通信ネット
   ワークを介して接続された広告主端末装置により登録さ
   れる前記広告を配信する条件を指定する広告配信条件に
   応じて選択するステップと、前記広告グループ単位で選
   択されたそれぞれの広告を前記視聴者端末装置に順次繰
   り返し配信するステップと、をコンピュータに実行させ
   るループ広告配信プログラム。
10. 【請求項１０】 更に、前記広告主端末装置により登録
    され、前記視聴者端末装置に表示される広告属性から選
    択操作に基づいて指定される前記広告属性情報を前記広
    告グループ単位の広告選択に反映させるステップ、をコ
    ンピュータに実行させる請求項９に記載のループ広告配
    信プログラム。
11. 【請求項１１】 番組が配信されていない空き時間にあ
    らかじめ登録された広告を繰返し配信するループ広告配
    信システムに通信ネットワークを介して接続された視聴
    者端末装置に用いられる端末プログラムであって、 前記繰り返し配信される広告のリストと、前記広告毎、
    前記ループ広告配信システムとは通信ネットワーク介し
    て接続された広告主端末装置により設定された広告属性
    とを入手するステップと、 前記広告のリストに従い順次該当する広告の配信を得て
    再生するステップと、前記入手した広告属性情報を参照
    して所望の項目情報を設定し、前記ループ広告配信シス
    テムに対して広告のリスト変更を促がすステップと、を
    コンピュータに実行させる端末プログラム。
12. 【請求項１２】 番組が配信されていない空き時間にあ
    らかじめ登録された広告を繰返し配信するループ広告配
    信システムに通信ネットワークを介して接続された視聴
    者端末装置に用いられる端末プログラムを記録したコン
    ピュータ読取り可能な記録媒体であって、 前記繰り返し配信される広告のリストと、前記広告毎、
    前記ループ広告配信システムとは通信ネットワーク介し
    て接続された広告主端末装置により設定された広告属性
    とを入手するステップと、 前記広告のリストに従い順次該当する広告の配信を得て
    再生するステップと、前記入手した広告属性を参照して
    所望の項目情報を設定し、前記ループ広告配信システム
    に対して広告のリスト変更を促がすステップと、をコン
    ピュータに実行させる端末プログラムを記録した記録媒
    体。