JP2004007371A - パーソナルダイジェスト配信システムおよび方法 - Google Patents

パーソナルダイジェスト配信システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現し、かつよりクオリティの高い映像を配信することができるパーソナルダイジェスト配信システムを提供する。
【解決手段】現場にあってメタデータおよびダイジェスト候補シーンを作成し、外部に送信する現場処理装置101、メタデータを受信し、メタデータと利用者の嗜好情報とからパーソナルダイジェストを作成して利用者に提示するダイジェスト処理装置104、パーソナルダイジェストにそってダイジェスト候補シーンを編集して動画データとし、利用者の携帯式情報端末100aに配信する動画配信処理装置111をパーソナルダイジェスト配信システムに備える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばスポーツの中継映像などのダイジェストシーンをモバイル式の情報端末に配信するダイジェスト配信システムおよび方法にかかり、特に利用者ごとに各人の嗜好に合わせたダイジェストを配信できるパーソナルダイジェスト配信システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)といった携帯式(モバイル式)の情報端末装置(携帯端末)の普及がめざましい。試験的に運用されている次世代の携帯端末の中には、最大384Kpsというネットワーク帯域でテキストや静止画像ばかりでなく、動画像の受信が可能なものがある。このような携帯端末においては、今後さらに、音声読み上げなどの高度な機能が実装可能になると考えられている。
【0003】
ところで、現在では、携帯端末を利用して、野球やサッカーといったスポーツの試合速報を配信するサービスが行われている。現在行われているサービスは、サービスの提供者が、例えば「1回裏、チームG:3得点−チームC:1得点、チームG、T選手のタイムリーヒットによりチームGが逆転」といった文字列を得点の取得といった事象の発生、あるいはイニング終了といったタイミングに応じて作成する。そして、作成された文字列を、利用者の携帯端末にメールとして送信するというものである。このような、サービスによれば、利用者は、移動中であっても試合の状況を知ることができる。
【0004】
現在行われているサービスでは、試合の状況を主に文字によって利用者に伝えているが、このような試合のダイジェストシーンを動画として配信する技術も知られており(例えば、特許文献1参照)。今後は、携帯端末の機能の向上によって試合状況が動画として配信されることも予想される。
【0005】
また、特にスポーツの試合状況を配信する場合、利用者によって見たいチームや選手が異なるなど、利用者が望む情報は同一のものではない。したがって、利用者ごとに個人化されたものが送られてくることが予想される。このため、現在、利用者ごとの好きなチームや状況といった利用者の嗜好を反映したシーンを自動的に抽出するとともに、抽出されたシーンを説明するための文字列を作成する技術も提唱されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−251581号公報(第6−11頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の配信サービスでは、一連の流れを持つ1本の映像の一部を利用者に配信している。このため、配信される映像は、冗長な場面が含まれている、あるいは選手の表情がわかるシーンが含まれていないといったクオリティの低いものにならざるを得なかった。
【0008】
また、従来の技術では、利用者の嗜好を反映して抽出されたシーンと文字列とを携帯端末に配信するサービスのシステムを構築するためのネットワーク上のプログラムやデータの配置に改善の余地があった。
【0009】
また、表示領域等制限の多いモバイル環境においては、表示領域の制限や、操作性の悪さから、従来のインターネットにおいて設定できるような詳細なプロファイル設定ができないが、従来の技術では利用者の嗜好情報が十分に設定されていることを前提としているため、利用者の嗜好を反映したダイジェストを効率的に作成することができないという問題点があった。
【0010】
本発明は上述の問題点を解決するために成されたものであり、その第1の目的は、利用者の嗜好を反映して抽出されたシーンと文字列とを携帯端末に配信するサービスにおいて、よりクオリティの高い映像を配信することができるパーソナルダイジェスト配信システムおよび方法を提供することである。
【0011】
また、その第2の目的は、利用者の嗜好を反映して抽出されたシーンと文字列とを携帯端末に配信するサービスにおいて、処理効率をより高めるために好適なプログラムやデータの配置を持つパーソナルダイジェスト配信システムを提供することである。
【0012】
また、その第3の目的は、表示領域等制限の多いモバイル環境において、利用者の嗜好を反映したダイジェストを効率的に作成することができるパーソナルダイジェスト配信システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、携帯式情報端末に映像のパーソナルダイジェストを配信するパーソナルダイジェスト配信システムであって、映像の対象となる事柄が発生する現場に配置され、前記映像のメタデータを生成するメタデータ生成部、前記映像の一部を切り出してダイジェスト候補シーンを作成するダイジェスト候補シーン作成部、前記メタデータと前記ダイジェスト候補シーンとを送信するメタデータ・ダイジェスト候補シーン送信部を有する現場処理装置と、前記メタデータ・ダイジェスト候補シーン送信部によって送信された前記メタデータを受信するメタデータ受信部、前記メタデータと、利用者の嗜好情報とに基づいて、各利用者向けのパーソナルダイジェストを作成するパーソナルダイジェスト作成部、前記パーソナルダイジェストを利用者に提示するパーソナルダイジェスト提示部、前記パーソナルダイジェスト提示部が前記パーソナルダイジェストを提示した前記利用者から動画配信のリクエストを受け付ける受付部とを有するダイジェスト処理装置と、前記現場処理装置から前記ダイジェスト候補シーンを受信するダイジェスト候補シーン受信部、前記ダイジェスト候補シーンの少なくとも一部によって作成される動画データを、前記利用者の携帯式情報端末に配信する動画データ配信部を有する動画配信処理装置とを備えてなることを特徴とする。
【0014】
この請求項1に記載の発明によれば、映像の対象となる事柄が発生する現場に配置された現場処理装置が、メタデータおよびダイジェスト候補シーンを生成して送信すると、ダイジェスト処理装置が、ダイジェスト候補シーンと予め登録されている各利用者の嗜好情報とに基づいて、各利用者向けのパーソナルダイジェストを生成し、動画配信処理装置が、ダイジェスト処理装置で作成したパーソナルダイジェストを各利用者に提示するため、モバイル環境において、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現するパーソナルダイジェスト配信システムを提供することができる。さらに、利用者からのリクエストに応じて、動画データも配信することができる。
【0015】
また、現場処理装置、ダイジェスト処理装置、動画配信処理装置でなされる送受信、配信をネットワークを介して行うことにより、映像の意味内容を解析してメタデータを作成する、あるいはダイジェスト候補シーンを切り出すための情報、利用者の嗜好に関する情報、作成されたダイジェストに関する情報、さらに以上の情報を作成するプログラムなどをネットワーク上に配置し、動的にパーソナルダイジェストを作成、送信することができる。
【0016】
請求項2にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項1に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記ダイジェスト処理装置は、前記メタデータ受信部が受信した前記メタデータを蓄積するメタデータ蓄積部、前記利用者の前記嗜好情報を予め蓄積する嗜好情報蓄積部をさらに有し、前記パーソナルダイジェスト作成部は、前記メタデータ蓄積部に蓄積された前記メタデータと前記嗜好情報蓄積部に蓄積された前記嗜好情報とから前記パーソナルダイジェストを作成することを特徴とする。
【0017】
この請求項2に記載の発明によれば、ダイジェスト処理装置は、利用者の嗜好情報として利用者の識別子と嗜好項目の情報を嗜好情報蓄積部に予め蓄積している。そして、パーソナルダイジェスト作成部は、メタデータと嗜好情報蓄積部に蓄積された嗜好情報とに基づいてパーソナルダイジェストを作成するので、利用者の嗜好を反映したパーソナルダイジェストを効率的に作成し、利用者に提供することができる。
【0018】
また、請求項3にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項1または2に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記動画配信処理装置は、前記ダイジェスト候補シーン受信部が受信した前記ダイジェスト候補シーンを蓄積するダイジェスト候補シーン蓄積部をさらに有し、前記動画データ配信部は、前記ダイジェスト候補シーン蓄積部に蓄積される前記ダイジェスト候補シーンから作成される前記動画データを前記利用者に配信することを特徴とする。
【0019】
この請求項3に記載の発明によれば、ダイジェストシーン蓄積部に蓄積されるダイジェストシーンから生成される動画データを利用者に配信することができる。
【0020】
また、請求項4にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項1から3のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記動画データ配信部は、前記ダイジェスト処理装置の前記受付部が前記動画配信のリクエストを受け付けた場合に、前記パーソナルダイジェストに基づいて前記ダイジェスト候補シーンを読み出し、当該ダイジェスト候補シーンを編集して作成された前記動画データを、当該リクエストを出した利用者の携帯式情報端末に配信することを特徴とする。
【0021】
この請求項4に記載の発明によれば、映像の対象となる事柄が発生する現場に配置された現場処理装置で切り出されたダイジェスト候補シーンを、ダイジェスト処理装置で作成された利用者の嗜好に沿うパーソナルダイジェストに基づいて編集し、動画配信処理装置から利用者の携帯式情報端末に動画データとして配信することができる。また、リクエストを受け付けた場合に、リクエストを出した利用者の携帯式情報端末に動画データを配信することができるので、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現することができる。
【0022】
また、請求項5にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項1から4のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記現場処理装置は、サッカーや野球などのスポーツ番組の中継場所に配置され、前記スポーツ番組のメタデータを生成することを特徴とする。
【0023】
モバイル環境において、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現するパーソナルダイジェスト配信システムが望まれている。これに対し、請求項5に記載の発明によれば、現場処理装置は、スポーツ番組の中継場所に設置されているので、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現することができる。
【0024】
また、請求項6にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項5に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記現場処理装置が生成した前記番組のメタデータおよび前記ダイジェスト候補シーンをリアルタイムで、または前記スポーツ番組の区切りのタイミングで、前記ダイジェスト処理装置に送信することを特徴とする。
【0025】
この請求項6に記載の発明によれば、現場処理装置がリアルタイムまたはスポーツ番組の区切りのタイミングで、番組メタデータおよびダイジェスト候補シーンをダイジェスト処理装置へ送信するので、スポーツ番組の実況と大きな遅延なく番組内容の解析が可能となる。
【0026】
また、請求項7にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項1から6のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記現場処理装置が生成する前記メタデータは、前記ダイジェスト候補シーンを説明した内容記述データであることを特徴とする。
【0027】
この請求項7に記載の発明によれば、現場処理装置は、メタデータとしてダイジェスト候補シーンを説明した内容記述データを作成するので、メタデータからダイジェスト候補シーンの内容を容易に解析できる。なお、ここで作成される内容記述データはインデックス情報のような簡単な記述であってもよい。
【0028】
また、請求項8にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項1から7のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記ダイジェスト処理装置は、前記メタデータ蓄積部に蓄積された前記メタデータの情報に基づいて、前記ダイジェスト候補シーンの重要度を解析し、解析結果を前記メタデータ蓄積部に書き込むダイジェストサーバをさらに備えたことを特徴とする。
【0029】
モバイル環境において、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現するためには、番組上で発生した事象を含むダイジェスト候補シーンの重要度をできるだけ素早く、自動的に判定する機能を提供する必要があるが、このような機能は提供されていなかった。
【0030】
これに対して、請求項8に記載の発明によれば、ダイジェスト処理装置は、メタデータ蓄積部に蓄積されたメタデータに基づいて、ダイジェスト候補シーンの重要度を解析し、現場処理装置から送信されてくるダイジェスト候補シーンを蓄積するので、現場処理装置からのデータ受信と、番組解析とを平行して行うことができる。
【0031】
また、請求項9にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項8に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記ダイジェストサーバは、定期的に前記メタデータの更新をチェックし、前記メタデータが更新された場合には、ただちに前記ダイジェスト候補シーンの重要度を解析し、解析結果を前記メタデータ蓄積部に書き込むことを特徴とする。
【0032】
この請求項9に記載の発明によれば、ダイジェスト処理装置は、データの更新があった場合、直ちにダイジェスト候補シーンの重要度を解析し、その解析結果をメタデータ蓄積部に書き込むので、メタデータの更新に対して大きな遅延なく、解析結果を更新することができる。
【0033】
また、請求項10にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項1から9のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記ダイジェスト処理装置は、前記嗜好情報を利用してダイジェスト候補シーンのランキングを行う機能を有するシーンランキングモジュールをさらに有することを特徴とする。
【0034】
この請求項10に記載の発明によれば、ダイジェスト処理装置のシーンランキングモジュールで、嗜好情報蓄積部の嗜好情報に基づいてダイジェスト候補シーンのランキングを行うため、ダイジェスト処理とは独立に利用者ごとのシーンのランキングを行うことが可能となる。
【0035】
また、請求項11にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項2から10のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記ダイジェスト処理装置は、前記利用者の嗜好情報として利用者の識別子と嗜好項目の情報を前記嗜好情報蓄積部に蓄積することを特徴とする。
【0036】
この請求項11に記載の発明によれば、ダイジェスト処理装置が、利用者の嗜好情報として利用者の識別子と嗜好項目の情報を嗜好情報蓄積部に蓄積するので、利用者の嗜好情報を項目ごとに分けて登録することにより、一つ一つの嗜好情報に対応したダイジェスト柔軟性の高い嗜好処理が可能となる。この情報を用いて利用者毎のパーソナルなダイジェストの作成が可能となる。
【0037】
また、請求項12にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項11に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記ダイジェスト処理装置は、利用者のアクセス情報から利用者の識別子を抽出し、予め登録されている利用者の嗜好情報と前記メタデータ蓄積部に蓄積されている前記メタデータとに基づいて、前記利用者ごとに提示すべきパーソナルダイジェストの項目を決定し、決定したパーソナルダイジェストの項目に基づいて、前記シーンランキングモジュールにダイジェスト作成リクエストを発行し、パーソナルなダイジェストを作成することを特徴とする。
【0038】
この請求項12に記載の発明によれば、ダイジェスト処理装置が、利用者のアクセス情報から利用者の識別子を抽出し、予め登録されている利用者の嗜好情報とメタデータ蓄積部に蓄積されている番組メタデータとから利用者ごとに提示すべきパーソナルダイジェストの項目を決定し、決定したパーソナルダイジェストの項目に基づいて、前記シーンランキングモジュールにダイジェスト作成リクエストを発行し、パーソナルなダイジェストを作成するため、表示領域等制限の多いモバイル環境において、利用者の嗜好を反映したダイジェストを効率的に作成することができる。
【0039】
また、請求項13にかかるパーソナルダイジェスト配信システムは、請求項1から12のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システムであって、前記現場処理装置を複数備え、複数の前記現場処理装置の各々は、複数の異なる現場の各々に配置されて各現場で発生する事柄を対象とする映像を処理することを特徴とする。
【0040】
この請求項13に記載の発明によれば、複数の現場処理装置の各々が、複数の異なる現場の各々で発生する事柄を対象とする映像を処理することができる。
【0041】
また、請求項14にかかるパーソナルダイジェスト配信方法は、携帯式情報端末に映像のパーソナルダイジェストを配信するパーソナルダイジェスト配信方法であって、映像の対象となる事柄が発生する現場において、前記映像のメタデータを生成するメタデータ生成工程と、前記映像の一部を切り出してダイジェスト候補シーンを作成するダイジェスト候補シーン作成工程と、前記メタデータと、利用者の嗜好情報とに基づいて、各利用者向けのパーソナルダイジェストを作成するパーソナルダイジェスト作成工程と、前記パーソナルダイジェストを利用者に提示するパーソナルダイジェスト提示工程と、前記ダイジェスト候補シーンの少なくとも一部によって作成される動画データを、前記利用者の携帯端末に配信する動画データ配信工程とを含むことを特徴とする。
【0042】
この請求項14に記載の発明によれば、映像の対象となる事柄が発生する現場において、メタデータおよびダイジェスト候補シーンを生成し、ダイジェスト候補シーンと予め登録されている各利用者の嗜好情報とに基づいて、各利用者向けのパーソナルダイジェストを生成し、各利用者に提示するため、モバイル環境において、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるパーソナルダイジェスト配信システムおよび方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、パーソナルダイジェスト配信システムをスポーツの中継映像のパーソナルダイジェスト配信に適用した例について述べる。
【0044】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1のパーソナルダイジェスト配信システムを説明するための図であって、システムを構築する各装置を説明している。本実施形態のパーソナルダイジェスト配信システムは、利用者の携帯端末(携帯電話あるいはPHSとする)100a、100b…に映像のパーソナルダイジェストを配信するパーソナルダイジェスト配信システムである。パーソナルダイジェスト配信システムは、映像の対象となる事柄が発生する現場に配置される現場処理装置101、利用者ごとの嗜好を反映したパーソナルダイジェストを作成し、利用者に提示するダイジェスト処理装置104、利用者にパーソナルダイジェストに沿う動画を配信する動画配信処理装置111を備えている。
【0045】
本実施の形態でいう映像の対象となる事柄とはスポーツの試合であり、発生する現場とは試合の中継場所を指す。異なる現場で中継される複数の異なる試合に対応するため、現場処理装置101は、複数の現場のそれぞれに配置されている。このため、本実施の形態のパーソナルダイジェスト配信システムは、複数の現場処理装置101a、101b…を備えることになる。ただし、以降本明細書では、特に複数の現場処理装置の各々を区別する必要がない場合、単に現場処理装置101と記し、複数ある現場処理装置101a、101b…のうちのいずれを特定するものかを示さないものとする。
【0046】
現場処理装置101は、映像のメタデータを生成するメタデータ作成処理部102、映像の一部を切り出してダイジェスト候補シーンを作成するダイジェスト候補シーン切出処理部103、メタデータをダイジェスト処理装置104に送信し、ダイジェスト候補シーンを動画配信処理装置111に送信するネットワークNおよびハッカーの侵入を防ぐFW(fire wall)107を備えている。なお、各現場処理装置101において複数のメタデータ作成処理部102a、102b…を備えれば、複数の映像のメタデータを同時に作成することができる。ただし、本明細書では、特に必要がない場合にはメタデータ作成処理部102a、102b…のいずれをも単にメタデータ作成処理部102と記すものとする。
【0047】
また、ダイジェスト処理装置104は、ネットワークNによって送信されたメタデータを受信する、例えばWWW(World−Wide Web)サーバ(登録商標)などのWebサーバ106、受信されたメタデータを蓄積するメタデータデータ・ベース(DB)109、利用者の嗜好に関する嗜好情報を予め蓄積しておくユーザ管理DB110、メタデータと嗜好情報とからパーソナルダイジェストを作成するダイジェストサーバ105を備えている。作成されたパーソナルダイジェストは、Webサーバ106によって携帯端末100a、100b…の利用者にパーソナルダイジェストデータd1として提示される。また、メタデータDB109、ユーザ管理DB110は、DBサーバ108を介してダイジェストサーバ105と接続している。ここで、ユーザ管理DB110は、本発明の嗜好情報蓄積部を構成している。また、Webサーバ106は、本発明のパーソナルダイジェスト提示部および受付部を構成している。
【0048】
さらに、動画配信処理装置111は、現場処理装置101から送信されたダイジェスト候補シーンを受信する動画サーバ112、受信されたダイジェスト候補シーンを蓄積する動画DB113を備えている。動画DB113に蓄積されたダイジェスト候補シーンの少なくとも一部によって作成される動画データd3は、動画サーバ112によって利用者に配信される。ここで、動画サーバ112は、本発明のダイジェスト候補シーン受信部を構成する。また、動画DB113は、本発明のダイジェスト候補シーン蓄積部を構成する。
【0049】
以上述べたパーソナルダイジェスト配信システムにおいて、動画配信処理装置111は、ダイジェストサーバ105によって作成されたパーソナルダイジェストにそってダイジェスト候補シーン蓄積部からダイジェスト候補シーンを読み出すと共に編集して動画データd3を作成する。
【0050】
パーソナルダイジェストの提示を受けた利用者は、パーソナルダイジェストを参照して動画の配信をリクエストするか否か決定する。そして、リクエストする場合、それぞれの携帯端末(例えば100a)からWebサーバ106にリクエストデータd2を送信する。ダイジェスト処理装置104は、リクエストデータd2を受けつけ、動画配信処理装置111に通知すると共にパーソナルダイジェストを送信する。動画配信処理装置111の動画サーバ112は、パーソナルダイジェストにそって動画DB113からダイジェスト候補シーンを読み出すと共に編集して動画データd3とする。そして、動画配信をリクエストした利用者の携帯端末100aに動画データd3を配信する。
【0051】
図2は、以上述べたパーソナルダイジェスト配信システムにおいてなされる処理の概要を、より具体的に説明するための図である。現場処理装置101のメタデータ作成処理部102は、スポーツ中継の映像からほぼリアルタイムにメタデータを作成する。
【0052】
また、ダイジェスト候補シーン切出処理部103は、試合の進行状態からダイジェストシーンになると思われるダイジェスト候補シーンを映像から順次切り出して行く。ダイジェスト候補シーンとしては、例えば、以下に示すデータが採用される。
【0053】
映像が野球の試合を対象とする場合
▲1▼各打席において打者に対して行われた最後の投球(三振、ヒットなどの結果が出た投球)
▲2▼盗塁や牽制球のシーン
▲3▼乱闘やエラーといったイレギュラーなシーン
【0054】
映像がサッカーの試合を対象とする場合
▲1▼シュートシーン
▲2▼ファインセーブのシーン
【0055】
本実施の形態では、上記したデータをダイジェストシーンの候補として切り出して編集することにより、注目すべきシーンだけをダイジェストシーンとすることができる。また、このようなシーンを利用者の嗜好に合わせて編集することにより、クオリティの高い動画データを作成することができる。
【0056】
また、本実施の形態では、さらに、ダイジェスト候補シーンを切り出す現場処理装置101で同時にメタデータの作成を行うため、比較的簡単に各ダイジェスト候補シーンに関連付けてメタデータを作成することが可能になる。
【0057】
現場処理装置101には、メタデータ、ダイジェスト候補シーンとを蓄積するDB(野球DB)201のレプリカ201aが作られる。メタデータとダイジェスト候補シーンとは、イニングが終了するごとにいったん野球DBのレプリカ201aに送信される。送信されたメタデータとダイジェスト候補シーンとは、ダイジェスト処理装置104の野球DB201に送信され、蓄積される。図2に示した野球DB201(映像が野球の試合中継である場合)は、メタデータDB109としての機能と、動画DB113としての機能とを持つデータベースである。
【0058】
また、ユーザ管理DB110は、利用者の嗜好情報のほか、アクセスログなどを蓄積、管理している。Webサーバ106がリクエストデータd2を受信すると、ダイジェストサーバ105は、リクエストデータd2を送信した利用者の嗜好情報をユーザ管理DB110から読み出す。そして、利用者が、例えばどのチームの選手の動画を見ることを希望している(どのチームのファンであるか)、ホームランのシーンを好むか、乱闘シーンを好むかといった嗜好に関する情報と野球DB201に保存されているメタデータとからパーソナルダイジェストを動的に作成する。
【0059】
パーソナルダイジェストは、ダイジェスト候補シーン、あるいはダイジェスト候補シーンを使って作成された動画の説明文字列とダイジェスト候補シーンを特定するためのIDナンバとによって作成される。作成されたパーソナルダイジェストは、利用者に提示される。図中にパーソナルダイジェストの一例を、パーソナルダイジェスト203として示す。パーソナルダイジェスト203は、対戦チーム名(チームY対チームG)や得点といったデータのほか、例えば4回表のチームGのT選手のソロHR、8回裏のチームYのP選手のソロHRといった動画の説明文字列を含んでいる。
【0060】
利用者がパーソナルダイジェストにある文字列を見て配信を希望する動画を選択した場合、野球DB201に蓄積されたダイジェスト候補シーンのうち、選択された動画を作成するために必要なダイジェスト候補シーンがダイジェストシーンサーバ202に送信され、蓄積される。Webサーバ106は、パーソナルダイジェスト203の情報とダイジェスト候補シーンとからWebページを作成し、動画サーバを介して動画をリクエストした利用者の携帯端末100a、100b…に配信する。図中、配信される動画の1シーンを符号204を付して示す。
【0061】
本実施の形態のパーソナルダイジェスト配信システムは、上記したように、嗜好に関する情報とメタデータとからダイジェスト処理装置104がパーソナルダイジェストを作成する。そして、動画の作成に用いられるダイジェスト候補シーンは、パーソナルダイジェストに沿って編集され、動画配信処理装置を構築する野球DB201(動画DB113)から配信される。このため、ダイジェスト処理装置104で映像自体を処理する必要がなく、ダイジェスト処理装置104の処理効率を高めることができる。
【0062】
次に、本発明のパーソナルダイジェスト配信システムにおいてなされる配信方法について、フローチャートを使って説明する。
【0063】
図3は現場処理装置101においてなされる処理を説明するための図であって、図4はそのフローチャートである。現場処理装置101では、メタデータ作成処理部102、ダイジェスト候補シーン切出処理部103が、スポーツの試合の番組の中継映像を入力する。このとき、映像は、DV(Digital Video)、AVI(Audio Video Interleaved)、MPEG(Moving Pictures Experts Group)といった技術や規格を採用して捕り込まれる(ステップS401)。
【0064】
メタデータ作成処理部102は、入力した映像のメタデータを作成する(ステップS402)。また、ダイジェスト候補シーン切出処理部103は、ダイジェストシーンとして利用できそうなダイジェスト候補シーンを切り出す(ステップS403)。そして、本実施の形態では、試合の各イニングが終了したか否か判断し(ステップS404)、イニングが終了した場合(ステップS404:Yes)、メタデータ作成処理部102によって作成されたメタデータをダイジェスト処理装置104のDBサーバ108に送信する(ステップS405)。また、切り出されたダイジェスト候補シーンを、動画配信処理装置111の動画サーバ112に送信する(ステップS406)。なお、イニングの途中であると判断された場合(ステップS404:No)、メタデータ、ダイジェスト候補シーンは、現場処理装置101内に保存される(ステップS408)。
【0065】
次に、現場処理装置101では、試合の中継が終了したか否かが判断される(ステップS407)。そして、中継が終了したと判断されなかった場合(ステップS407:No)、引き続き中継映像を入力して処理を続行する。また、中継が終了したと判断された場合(ステップS407:Yes)、処理を終了する。
【0066】
図5はダイジェスト処理装置104においてなされる処理を説明するための図であって、図6はそのフローチャートである。ダイジェスト処理装置104では、ダイジェストサーバ105がメタデータDB109の更新状態をチェックし(ステップS601)、メタデータを使ってダイジェスト作成用の解析データを作成する(ステップS602)。そして、作成されたダイジェスト作成用の解析データをDBサーバ108を介してメタデータDB109に書き込む(ステップS603)。なお、ダイジェスト作成用の解析データの具体的な内容は、本発明の発明者らがすでに提唱しているので、詳細な説明を省く。
【0067】
次に、ダイジェスト処理装置104は、1試合の中継映像すべてについてメタデータの更新チェック、ダイジェスト解析用データ作成といった処理を終了したか否か判断する(ステップS604)。判断の結果、処理が終了していない場合には(ステップS604:No)、メタデータ更新のチェックの処理を継続する。また、処理が終了したと判断された場合(ステップS604:Yes)、すべての処理を終了する。
【0068】
次に、利用者がアクセスした場合の本実施の形態のパーソナルダイジェスト配信システムの動作を、図7および図8のフローチャートを用いて説明する。Webサーバ106は、ダイジェストの作成リクエストを受信したか否か判断する(ステップS801)。利用者がパーソナルダイジェスト配信システムにアクセスしてダイジェストの作成をリクエストした場合、ステップS801において作成リクエストを受信したと判断される(ステップS801:Yes)。また、利用者がダイジェストの配信をリクエストしない場合(ステップS801:No)、ダイジェスト処理装置104は、ダイジェストのリクエストがあるまで待機する。
【0069】
ダイジェストの作成がリクエストされた場合、Webサーバ106は、ダイジェストサーバ105に通知し、ダイジェストの作成をリクエストする。続いて、DBサーバ108を介してユーザ管理DB110にアクセスし、ダイジェストの作成をリクエストした利用者の嗜好情報を読み出す(ステップS802)。ダイジェストサーバ105は、DBサーバ108を介してダイジェスト作成用の解析データを読み込み、嗜好情報と合わせて利用者の嗜好に合わせたパーソナルダイジェストを作成する(ステップS803)。
【0070】
作成されたパーソナルダイジェストは、Webサーバ106に送信され、また、DBサーバ108を通じてユーザ管理DB110に書き込まれた後、携帯端末100a、100bを通じて利用者に提示される(ステップS804)。次に、Webサーバ106は、パーソナルダイジェストの提示を受けた利用者による映像の再生のリクエストを受信したか否か判断する(ステップS805)。
【0071】
ステップS805の判断の結果、映像再生のリクエストを受信したと判断された場合(ステップS805:Yes)、Webサーバ106は、動画配信処理装置111の動画サーバ112に映像再生リクエストがあったことを通知する情報とパーソナルダイジェストとを送信する(ステップS806)。そして、パーソナルダイジェストに基づいて動画DB113に蓄積されているダイジェスト候補シーンを読み出して編集し、動画(映像)として利用者に配信する(ステップS807)。
【0072】
(実施の形態2)
実施の形態2にかかるシステムは、予め利用者が登録済みの嗜好情報を利用し、試合の経過に応じて、動的にパーソナルなダイジェストを作成し配信するシステムである。利用者の嗜好情報に基づいて、作成すべきパーソナルダイジェストの仕様が自動的に決定される。その仕様に基づいて、利用者ごとのダイジェスト候補シーンのランキングが決定され、それがパーソナルダイジェストの構成要素となる。
【0073】
すなわち、本発明のパーソナルダイジェスト配信システムは、スポーツ映像に対する基本的な内容記述を行う現場処理装置と、ダイジェスト化を行い、利用者向け画面および利用者のアクセスを制御するダイジェスト処理装置と、動画像を蓄積し配信する動画配信処理装置とから構成される。このうち現場処理装置において、実際にダイジェスト候補となるシーンの切り出しおよび編集を行う。このダイジェスト候補シーンに関する情報補足として、メタデータが生成される。切り出されたダイジェスト候補シーンとそれに対応するメタデータがリアルタイムにあるいは番組の区切りのタイミングで送信されることにより、受信後直ちにダイジェスト候補シーンの重要度が判定可能となる。
【0074】
また、利用者の嗜好情報として、利用者の識別子と嗜好項目を利用者DBに蓄積する。この情報およびメタデータDB109に蓄積されているダイジェスト候補シーンの情報を基に、利用者の嗜好項目に関連するシーンがあった場合、利用者ごとの重要度をあげることによって、パーソナルダイジェストを作成する。利用者はより少ない嗜好情報の設定によって、効率的にダイジェストを得ることが可能となる。
【0075】
図9は、本実施の形態のパーソナルダイジェスト配信システムの概略システム構成図である。本実施の形態のパーソナルダイジェスト配信システム100は、スポーツ番組の中継場所において番組メタデータおよびダイジェスト候補シーンを生成して送信する現場処理装置101と、現場処理装置101から送信された番組メタデータおよびダイジェスト候補シーンと予め登録されている各利用者の嗜好情報とに基づいて、各利用者向けのダイジェスト候補シーンを選択し、各利用者向けのパーソナルダイジェストを生成すると共に、各利用者のアクセス制御を行うダイジェスト処理装置104と、ダイジェスト処理装置104で作成したパーソナルダイジェストを蓄積して配信する動画配信処理装置111と、から構成される。なお、利用者の携帯端末と本システムとは有線または無線の通信回線およびネットワークを介して接続される。また、本システムの各装置は動画配信可能な通信環境で接続されていれば良いが、ここでは、現場処理装置101とダイジェスト処理装置104とは無線接続、ダイジェスト処理装置104と動画配信処理装置111とは専用回線で接続されているものとする。
【0076】
ここで、ダイジェスト処理装置104は、番組映像自体を処理するわけではなく、現場処理装置101が作成した番組メタデータを参照し、ダイジェスト候補シーン(これも現場処理装置101によって作成される)のランキングのみをするため、効率的なダイジェスト作成が実現できる。また、ダイジェスト処理装置104と動画配信処理装置111と分けることにより、それぞれの装置の負荷が分散され、動画配信処理の効率化を図ることができる。
【0077】
また、現場処理装置101は、各種の中継場所などに複数台配置され、番組の経過にしたがって番組メタデータを作成し、番組メタデータに対応するダイジェスト候補シーンの編集切り出しを行う。なお、番組メタデータの作成およびダイジェスト候補シーンの編集切り出しは、公知の技術を適用できるため、説明を省略する。また、番組メタデータとダイジェスト候補シーンの作成順序はどちらが先でもかまわない。さらに、図9に示すように、現場処理装置101は、それぞれ役割の異なる管理画面アクセス端末や、動画アップロード端末などで構成され、管理画面アクセス端末は番組メタデータの作成を担い、動画アップロード端末はダイジェスト候補シーンを編集してエンコードし、ダイジェスト処理装置104へアップロードする役割を担う。
【0078】
現場処理装置101によって作成された情報は、作成の都度直ちにダイジェスト処理装置104に送信されるか、あるいは番組の区切りのタイミングで送信される。ここで、番組の区切りのタイミングとは、例えば、野球番組の場合は、イニング終了時や打席終了時などを挙げることができる。
【0079】
ダイジェスト候補シーンに関する情報として番組メタデータを作成し、送信することで、効率的なメタデータ作成が実現できる。またリアルタイムに、あるいは番組の区切りのタイミングで番組メタデータおよびダイジェスト候補シーンを送信することにより、大きな遅延なく番組内容の解析をすることが可能となる。
【0080】
現場処理装置101において作成されるメタデータは、ダイジェスト候補シーンを説明している。具体的には、番組メタデータには、各ダイジェスト候補シーンにおいて、どのような登場人物が登場しているのか、何をしたか、どのような特徴があるかなどの情報が記述される。
【0081】
本実施の形態のダイジェストは、ダイジェスト候補シーンの利用者ごとのランキングとして表現することができる。前述したように番組メタデータがダイジェスト候補シーンを説明する情報として作成されているので、メタデータの内容を解析するだけで、効率的にダイジェスト生成のための解析処理を行うことができる。
【0082】
また、ダイジェスト処理装置104には、現場処理装置101から送信される野球やサッカーのメタデータを蓄積管理するメタデータDB109(メタデータデータベース)301と、その情報を入力するためのIF(インタフェース)とそれらの情報を管理する機能をもつ管理者用WWWサーバ302と、メタデータDB109に蓄積されたメタデータの情報を基に、ダイジェスト候補シーンの重要度を解析するダイジェストサーバ105と、現場処理装置101から送信されるダイジェスト候補シーンが蓄積される動画ストレージサーバ304とが存在する。
【0083】
図10は、番組メタデータおよびダイジェスト候補シーンを蓄積するデータの流れを示す説明図である。管理者用WWWサーバ302は、現場処理装置101からのデータを受信してメタデータDB109にデータを蓄積するとともに、その結果を現場処理装置101に返す。一方、現場処理装置101ではメタデータDB109上に蓄積されたデータの結果を見ながらメタデータ作成を行うことが可能となる。また、現場処理装置101からは、編集切り出しされたダイジェスト候補シーンが送信され、ダイジェスト処理装置104では、受信したダイジェスト候補シーンが動画ストレージサーバ304に蓄積される。
【0084】
ダイジェストサーバ105は、管理者用WWWサーバ302と別プロセスとして存在しており、管理者用WWWサーバ302の書き込んだDB上のデータを読み込むことによって解析処理を行う構成である。これにより、現場処理装置101からのデータ受信と、番組解析を平行して行うことが可能となる。なお、図11にダイジェストサーバ105による解析時のデータの流れを示す。
【0085】
なお、ダイジェストサーバ105は、メタデータの更新をチェックし、データの更新があった場合、ただちにダイジェスト候補シーンの重要度を解析するダイジェスト解析処理を開始し、その解析結果をメタデータDB109に書き込む構成である。このような処理により、ダイジェストサーバ105はメタデータの更新から大きな遅延なく、番組の解析を行い、ダイジェスト候補シーンの重要度を求めることが可能となる。
【0086】
さらに、ダイジェスト処理装置104は、利用者からのアクセス情報を管理し、利用者ごとのパーソナルダイジェストを提示する機能を持つ利用者用WWWサーバ305と、利用者の嗜好情報を管理するユーザDB(図示せず)と、そのデータ利用をしてダイジェスト候補シーンをランキングする機能をもつシーンランキングモジュールとから構成される。なお、このシーンランキングモジュールはダイジェストサーバ305の1プロセスとして存在している。
【0087】
図12は、ダイジェスト処理装置104と動画配信処理装置111とのデータの流れを示す説明図である。利用者用WWWサーバ305は、ネットワークおよび動画配信処理装置111を介して、利用者(携帯端末)からのダイジェスト作成リクエストを入力すると、ユーザDBから該当する利用者の嗜好情報を読み出し、ダイジェストサーバ105へダイジェスト作成リクエストを出力する。このリクエストを受けるとダイジェストサーバ105がシーンランキングモジュールを実行して該当する利用者向けのパーソナルダイジェストを作成する。なお、動画ストレージサーバ304の蓄積されているダイジェスト候補シーンは、動画配信処理装置111のFTP(File Transfer Protocol)サーバによって所定時間おきに(例えば、5分おきに)アップロードされ、ダイジェスト処理装置104と動画配信処理装置111の同期処理がなされる。
【0088】
このように管理者用WWWサーバ302と利用者用WWWサーバ305とを分けることにより、管理作業と利用者のアクセス処理を独立のプロセスとして処理することが可能となる。また、別サーバとすることで、片方のサーバがダウンしている場合でも、もう片方の処理は行えるため、システムとしての信頼性の向上を図ることができる。さらに、ユーザDBに利用者の嗜好情報を蓄積し、シーンランキングモジュールでメタデータDB109とユーザDBの情報を読み込むことによりシーンのランキングを行うので、ダイジェストサーバ105でのダイジェスト解析処理とは独立に利用者ごとのシーンのランキングを行うことが可能となる。
【0089】
ダイジェスト処理装置104のユーザDBには、利用者の嗜好情報として利用者の識別子と嗜好項目の情報が蓄積されている。具体的には、番組が野球番組の場合、以下に蓄積されているデータを例として示すことができる。
利用者の嗜好情報の例:
(”利用者ID”、”好きなチームID”、”好きな選手ID):
(100、 1、 NULL)、 (100、 NULL、 2001)、(103、 NULL、 NULL),,,
【0090】
この例では、好きなチームまたは好きな選手のIDを嗜好項目として指定している。例えば、あるユーザ(利用者ID=100)が、巨仁(チームID=1)と松井選手(選手ID=2001)を好きだったとする。本発明における利用者DBには、上記のように(100、1、NULL)と(100、NULL、2001)の2つのレコードが蓄積される。この情報を利用して、パーソナルなシーン(ダイジェスト候補シーン)のランキングを行う。また、利用者の嗜好情報を項目ごとに分けて登録することにより、一つ一つの嗜好情報に対応したダイジェスト柔軟性の高い嗜好処理が可能となる。
【0091】
また、ダイジェスト処理装置104では、利用者のアクセス情報から利用者の識別子を抽出し、予め登録されている利用者の嗜好情報とメタデータDB109に蓄積されている番組の情報から、利用者ごとに提示すべきパーソナルダイジェストの項目を決定し、それに基づいて、シーンランキングモジュールにダイジェスト作成リクエストを発行し、パーソナルなダイジェストを作成する。
【0092】
ここで、図13のフローチャートを参照して、ダイジェスト処理装置104における利用者のアクセス処理について説明する。例えば、利用者ID=100であるような利用者が、本システムにアクセスしてきたとする(ステップS501)。まず、利用者IDを検索キーとして上記の嗜好情報を検索する(ステップS502)。本システムでは、基本的には既にユーザDBに前述したような嗜好情報が登録されているものとするが、登録されていない場合も存在する。
【0093】
次に、嗜好情報があるか否かを判定し(ステップS503)、ここで、嗜好情報が登録されていない場合(n=0)には、嗜好に無関係な項目(メニュー)を該当する利用者(携帯端末)に提示する(ステップS504)。登録されている嗜好情報がある場合には、嗜好情報毎にその時点でダイジェストとして配信可能な番組にどのようなものがあるかをチェックする(ステップS505、ステップS506)。配信可能なダイジェスト候補シーンの中に、利用者の嗜好情報に関連するものがあるかをチェックする(ステップS507)。もし関連するシーンがあった場合は、利用者の嗜好に合ったダイジェストを配信することが可能となるので、利用者ごとのお好みメニューとして利用者に提示する(ステップS508)。一方、配信可能な番組または配信可能なダイジェスト候補シーンがない場合には、嗜好に無関係な項目(メニュー)を該当する利用者(携帯端末)に提示する(ステップS509、ステップS510)。
【0094】
携帯端末に提示されたメニューの中から、利用者が見たいダイジェストを選択すると、利用者用WWWサーバ305は、ダイジェストサーバ105に利用者の嗜好を反映したダイジェスト作成リクエストを発行する。これにより利用者ごとのダイジェストメニューの提示と、ダイジェスト作成が自動的に実行できる。
【0095】
ダイジェスト処理装置104では、利用者のアクセス情報から、利用者の識別子を抽出し、予め登録されている利用者の嗜好情報とメタデータDB109に蓄積されている番組の情報から、利用者ごとに提示すべきパーソナルダイジェストの項目を決定し、それに基づいて、シーンランキングモジュールにダイジェスト作成リクエストを発行し、パーソナルなダイジェストを作成する。
【0096】
例えば、利用者ID=100であるような利用者が、本システムにアクセスしてきたとする。既にユーザDBには、前述したような嗜好情報が登録されている。本システムは、まず上記の嗜好情報を利用者IDを検索キーとして検索する。次にその時点でダイジェストとして配信可能な番組にどのようなものがあるかをチェックする。配信可能なダイジェストシーン(ダイジェスト候補シーン)の中に、利用者の嗜好情報に関連するものがあるかをチェックする。もし関連するシーンがあった場合は、利用者の嗜好に合ったダイジェストを配信することが可能となるので、利用者ごとのお好みメニューとして利用者に提示する。提示されたメニューの中から、利用者が見たいダイジェストを選択すると、WWWサーバは、ダイジェストサーバに利用者の嗜好を反映したダイジェスト作成リクエストを発行する。これにより利用者ごとのダイジェストメニューの提示と、ダイジェスト作成が自動的に実行できる。
【0097】
次に、図14を参照して、本実施の形態のパーソナルダイジェスト配信システムにおける動画(ダイジェスト候補シーン)およびメタデータの蓄積例について説明する。図において、符号601、602で示す領域が現場処理装置101に相当する。また、符号603で示す○×会社がダイジェスト処理装置104に相当する。
【0098】
ここで、パターンA(符号601)の場合、現場処理装置101の機能を、図示のごとく、画像伝送システムと収録・編集システムの2つに分けて、画像伝送システムを搭載した端末を各球場(現場)に配置し、各球場から画像伝送システムで元画像データ(映像)を別の場所に配置した収録・編集システムの端末に送信し、収録・編集システムを搭載した端末で、映像ソース(元画像データ)の収録および編集を行って、番組メタデータと編集済みダイジェスト(ダイジェスト候補シーン)とを生成して○×会社(ダイジェスト処理装置104)603へ送信している。したがって、パターンAでは、画像伝送システムを搭載した端末が各球場の数だけ必要となるが、収録・編集システムを搭載した端末は1箇所に統合できる可能性がある。
【0099】
パターンB(符号602)の場合、現場処理装置101の機能を、図示のごとく、収録・編集システムに集約して、収録・編集システムを搭載した端末を各球場(現場)に配置し、各球場で映像ソース(元画像データ)の収録および編集を行って、番組メタデータと編集済みダイジェスト(ダイジェスト候補シーン)とを生成して○×会社(ダイジェスト処理装置104)603へ送信している。したがって、パターンBでは、収録・編集システムを搭載した端末が各球場の数だけ必要となる。
【0100】
○×会社(ダイジェスト処理装置104)603では、ダイジェストサーバが試合数分(各球場分)起動され、各試合の解析がリアルタイムで行われる。このとき、仮に、ダイジェストサーバが落ちた場合でも、データベース内に蓄積されているメタデータを最初から読み出して再度解析することができる。動画ストレージサーバは、編集済みのダイジェストシーンを△△会社(動画配信処理装置111)内のサーバにファイル転送する。
【0101】
次に、図15を参照して、利用者(携帯電話)のアクセスについて簡単に説明する。本システムにおいて、利用者からアクセスがある度に、△△会社(動画配信処理装置111)701の動画サーバ112から利用者ID(ユーザID)が○○会社(ダイジェスト処理装置104)702に送信される。○○会社702では、ダイジェスト作成システムがシーン選択プログラムを起動して、各利用者毎のダイジェスト作成リクエストに基づいて、利用者毎のダイジェスト候補シーンを選択し、WWWサーバに返す。WWWサーバは利用者毎の動的htmlページを作成し、該当する利用者へ返す。
【0102】
一方、動画ストレージサーバは、△△会社701のFTPサーバに編集済みダイジェスト(ダイジェスト候補シーン)を送信する。動画サーバ112では利用者毎の動的htmlページで利用者が選択した動画(ダイジェスト候補シーン)を利用者へ送信する。
【0103】
本実施の形態によれば、前述したように携帯電話などのモバイル環境において、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現するパーソナルダイジェスト配信システムを提供することができる。また、表示領域等制限の多いモバイル環境において、利用者の嗜好を反映したダイジェストを効率的に作成することができる。
【0104】
なお、図14および図15は、本発明のパーソナルダイジェスト配信システムを実現する具体的な構成例を示したものであり、本発明はこの構成によって特に限定されるものではない。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明は、映像の対象となる事柄が発生する現場に配置された現場処理装置が、メタデータおよびダイジェスト候補シーンを生成して送信すると、ダイジェスト処理装置が、ダイジェスト候補シーンと予め登録されている各利用者の嗜好情報とに基づいて、各利用者向けのパーソナルダイジェストを生成し、動画配信処理装置が、ダイジェスト処理装置で作成したパーソナルダイジェストを各利用者に提示するため、モバイル環境において、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現するパーソナルダイジェスト配信システムを提供することができる。さらに、利用者からのリクエストに応じて、動画データも配信することができるという効果を奏する。
【0106】
また、現場処理装置、ダイジェスト処理装置、動画配信処理装置でなされる送受信、配信をネットワークを介して行うことにより、映像の意味内容を解析してメタデータを作成する、あるいはダイジェスト候補シーンを切り出すための情報、利用者の嗜好に関する情報、作成されたダイジェストに関する情報、さらに以上の情報を作成するプログラムなどをネットワーク上に配置し、動的にパーソナルダイジェストを作成、送信することができるという効果を奏する。
【0107】
請求項2の発明は、ダイジェスト処理装置は、利用者の嗜好情報として利用者の識別子と嗜好項目の情報を嗜好情報蓄積部に予め蓄積している。そして、パーソナルダイジェスト作成部は、メタデータと嗜好情報蓄積部に蓄積された嗜好情報とに基づいてパーソナルダイジェストを作成するので、利用者の嗜好を反映したパーソナルダイジェストを効率的に作成し、利用者に提供することができるという効果を奏する。
【0108】
請求項3の発明は、ダイジェストシーン蓄積部に蓄積されるダイジェストシーンから生成される動画データを利用者に配信することができるという効果を奏する。
【0109】
請求項4の発明は、映像の対象となる事柄が発生する現場に配置された現場処理装置で切り出されたダイジェスト候補シーンを、ダイジェスト処理装置で作成された利用者の嗜好に沿うパーソナルダイジェストに基づいて編集し、動画配信処理装置から利用者の携帯式情報端末に動画データとして配信することができる。また、リクエストを受け付けた場合に、リクエストを出した利用者の携帯式情報端末に動画データを配信することができるので、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現することができるという効果を奏する。
【0110】
請求項5の発明は、現場処理装置は、スポーツ番組の中継場所に設置されているので、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現することができるという効果を奏する。
【0111】
請求項6の発明は、現場処理装置がリアルタイムまたはスポーツ番組の区切りのタイミングで、番組メタデータおよびダイジェスト候補シーンをダイジェスト処理装置へ送信するので、スポーツ番組の実況と大きな遅延なく番組内容の解析が可能となるという効果を奏する。
【0112】
請求項7の発明は、現場処理装置は、メタデータとしてダイジェスト候補シーンを説明した内容記述データを作成するので、メタデータからダイジェスト候補シーンの内容を容易に解析できるという効果を奏する。
【0113】
請求項8の発明は、ダイジェスト処理装置は、メタデータ蓄積部に蓄積されたメタデータに基づいて、ダイジェスト候補シーンの重要度を解析し、現場処理装置から送信されてくるダイジェスト候補シーンを蓄積するので、現場処理装置からのデータ受信と、番組解析とを平行して行うことができるという効果を奏する。
【0114】
請求項9の発明は、ダイジェスト処理装置は、データの更新があった場合、直ちにダイジェスト候補シーンの重要度を解析し、その解析結果をメタデータ蓄積部に書き込むので、メタデータの更新に対して大きな遅延なく、解析結果を更新することができるという効果を奏する。
【0115】
請求項10の発明は、ダイジェスト処理装置のシーンランキングモジュールで、嗜好情報蓄積部の嗜好情報に基づいてダイジェスト候補シーンのランキングを行うため、ダイジェスト処理とは独立に利用者ごとのシーンのランキングを行うことが可能となるという効果を奏する。
【0116】
請求項11の発明は、ダイジェスト処理装置が、利用者の嗜好情報として利用者の識別子と嗜好項目の情報を嗜好情報蓄積部に蓄積するので、利用者の嗜好情報を項目ごとに分けて登録することにより、一つ一つの嗜好情報に対応したダイジェスト柔軟性の高い嗜好処理が可能となる。この情報を用いて利用者毎のパーソナルなダイジェストの作成が可能となるという効果を奏する。
【0117】
請求項12の発明は、ダイジェスト処理装置が、利用者のアクセス情報から利用者の識別子を抽出し、予め登録されている利用者の嗜好情報とメタデータ蓄積部に蓄積されている番組メタデータとから利用者ごとに提示すべきパーソナルダイジェストの項目を決定し、決定したパーソナルダイジェストの項目に基づいて、前記シーンランキングモジュールにダイジェスト作成リクエストを発行し、パーソナルなダイジェストを作成するため、表示領域等制限の多いモバイル環境において、利用者の嗜好を反映したダイジェストを効率的に作成することができるという効果を奏する。
【0118】
請求項13の発明は、複数の現場処理装置の各々が、複数の異なる現場の各々で発生する事柄を対象とする映像を処理することができるという効果を奏する。
【0119】
この請求項14の発明は、映像の対象となる事柄が発生する現場において、メタデータおよびダイジェスト候補シーンを生成し、ダイジェスト候補シーンと予め登録されている各利用者の嗜好情報とに基づいて、各利用者向けのパーソナルダイジェストを生成し、各利用者に提示するため、モバイル環境において、速報性を重視した自動ダイジェスト生成を実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のパーソナルダイジェスト配信システムを説明するための図である。
【図2】図1に示したパーソナルダイジェスト配信システムにおいてなされる処理の概要を、より具体的に説明するための図である。
【図3】現場処理装置においてなされる処理を説明するための図である。
【図4】現場処理装置においてなされる処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】ダイジェスト処理装置においてなされる処理を説明するための図である。
【図6】ダイジェスト処理装置においてなされる処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】利用者のアクセスを受けた場合のパーソナルダイジェスト配信システムの動作を説明するための図である。
【図8】利用者のアクセスを受けた場合のパーソナルダイジェスト配信システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】実施の形態2にかかるパーソナルダイジェスト配信システムの概略システム構成図である。
【図10】実施の形態2における番組メタデータおよびダイジェスト候補シーンを蓄積するデータの流れを示す説明図である。
【図11】実施の形態2のダイジェストサーバによる解析時のデータの流れを示す説明図である。
【図12】実施の形態2のダイジェスト処理装置と動画配信処理装置とのデータの流れを示す説明図である。
【図13】実施の形態2のダイジェスト処理装置における利用者のアクセス処理のフローチャートである。
【図14】実施の形態2のパーソナルダイジェスト配信システムにおける動画(ダイジェス候補シーン)およびメタデータの蓄積例を示す説明図である。
【図15】実施の形態2における利用者(携帯端末)のアクセスを示す説明図である。
【符号の説明】
100a、100b…携帯端末
101 現場処理装置
102 メタデータ作成処理部
103 ダイジェスト候補シーン切出処理部
104 ダイジェスト処理装置
105 ダイジェストサーバ
106 Webサーバ
108 DBサーバ
109 メタデータDB
110 ユーザ管理DB
111 動画配信処理装置
112 動画サーバ
113 動画DB
201 野球DB
202 ダイジェストシーンサーバ
203 パーソナルダイジェスト

Claims (14)

  1. 携帯式情報端末に映像のパーソナルダイジェストを配信するパーソナルダイジェスト配信システムであって、
    映像の対象となる事柄が発生する現場に配置され、前記映像のメタデータを生成するメタデータ生成部、
    前記映像の一部を切り出してダイジェスト候補シーンを作成するダイジェスト候補シーン作成部、
    前記メタデータと前記ダイジェスト候補シーンとを送信するメタデータ・ダイジェスト候補シーン送信部
    を有する現場処理装置と、
    前記メタデータ・ダイジェスト候補シーン送信部によって送信された前記メタデータを受信するメタデータ受信部、
    前記メタデータと、利用者の嗜好情報とに基づいて、各利用者向けのパーソナルダイジェストを作成するパーソナルダイジェスト作成部、
    前記パーソナルダイジェストを利用者に提示するパーソナルダイジェスト提示部、
    前記パーソナルダイジェスト提示部が前記パーソナルダイジェストを提示した前記利用者から動画配信のリクエストを受け付ける受付部と
    を有するダイジェスト処理装置と、
    前記現場処理装置から前記ダイジェスト候補シーンを受信するダイジェスト候補シーン受信部、
    前記ダイジェスト候補シーンの少なくとも一部によって作成される動画データを、前記利用者の携帯式情報端末に配信する動画データ配信部
    を有する動画配信処理装置と
    を備えてなることを特徴とするパーソナルダイジェスト配信システム。
  2. 前記ダイジェスト処理装置は、
    前記メタデータ受信部が受信した前記メタデータを蓄積するメタデータ蓄積部、
    前記利用者の前記嗜好情報を予め蓄積する嗜好情報蓄積部
    をさらに有し、
    前記パーソナルダイジェスト作成部は、前記メタデータ蓄積部に蓄積された前記メタデータと前記嗜好情報蓄積部に蓄積された前記嗜好情報とから前記パーソナルダイジェストを作成することを特徴とする請求項1に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  3. 前記動画配信処理装置は、前記ダイジェスト候補シーン受信部が受信した前記ダイジェスト候補シーンを蓄積するダイジェスト候補シーン蓄積部をさらに有し、
    前記動画データ配信部は、前記ダイジェスト候補シーン蓄積部に蓄積される前記ダイジェスト候補シーンから作成される前記動画データを前記利用者に配信することを特徴とする請求項1または2に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  4. 前記動画データ配信部は、前記ダイジェスト処理装置の前記受付部が前記動画配信のリクエストを受け付けた場合に、前記パーソナルダイジェストに基づいて前記ダイジェスト候補シーンを読み出し、当該ダイジェスト候補シーンを編集して作成された前記動画データを、当該リクエストを出した利用者の携帯式情報端末に配信することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  5. 前記現場処理装置は、サッカーや野球などのスポーツ番組の中継場所に配置され、前記スポーツ番組のメタデータを生成することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  6. 前記現場処理装置は、前記番組のメタデータおよび前記ダイジェスト候補シーンをリアルタイムで、または前記スポーツ番組の区切りのタイミングで、前記ダイジェスト処理装置に送信することを特徴とする請求項5に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  7. 前記現場処理装置が生成する前記メタデータは、前記ダイジェスト候補シーンを説明した内容記述データであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  8. 前記ダイジェスト処理装置は、前記メタデータ蓄積部に蓄積された前記メタデータの情報に基づいて、前記ダイジェスト候補シーンの重要度を解析し、解析結果を前記メタデータ蓄積部に書き込むダイジェストサーバをさらに備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  9. 前記ダイジェストサーバは、定期的に前記メタデータの更新をチェックし、前記メタデータが更新された場合には、ただちに前記ダイジェスト候補シーンの重要度を解析し、解析結果を前記メタデータ蓄積部に書き込むことを特徴とする請求項8に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  10. 前記ダイジェスト処理装置は、前記嗜好情報を利用してダイジェスト候補シーンのランキングを行う機能を有するシーンランキングモジュールをさらに有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  11. 前記ダイジェスト処理装置は、前記利用者の嗜好情報として利用者の識別子と嗜好項目の情報を前記嗜好情報蓄積部に蓄積することを特徴とする請求項2から10のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  12. 前記ダイジェスト処理装置は、利用者のアクセス情報から利用者の識別子を抽出し、予め登録されている利用者の嗜好情報と前記メタデータ蓄積部に蓄積されている前記メタデータとに基づいて、前記利用者ごとに提示すべきパーソナルダイジェストの項目を決定し、決定したパーソナルダイジェストの項目に基づいて、前記シーンランキングモジュールにダイジェスト作成リクエストを発行し、パーソナルなダイジェストを作成することを特徴とする請求項11に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  13. 前記現場処理装置を複数備え、複数の前記現場処理装置の各々は、複数の異なる現場の各々に配置されて各現場で発生する事柄を対象とする映像を処理することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載のパーソナルダイジェスト配信システム。
  14. 携帯式情報端末に映像のパーソナルダイジェストを配信するパーソナルダイジェスト配信方法であって、
    映像の対象となる事柄が発生する現場において、前記映像のメタデータを生成するメタデータ生成工程と、
    前記映像の一部を切り出してダイジェスト候補シーンを作成するダイジェスト候補シーン作成工程と、
    前記メタデータと、利用者の嗜好情報とに基づいて、各利用者向けのパーソナルダイジェストを作成するパーソナルダイジェスト作成工程と、
    前記パーソナルダイジェストを利用者に提示するパーソナルダイジェスト提示工程と、
    前記ダイジェスト候補シーンの少なくとも一部によって作成される動画データを、前記利用者の携帯端末に配信する動画データ配信工程と
    を含むことを特徴とするパーソナルダイジェスト配信方法。
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