JP2003087712A - スポーツ映像のダイジェスト作成方法およびダイジェスト作成装置 - Google Patents

スポーツ映像のダイジェスト作成方法およびダイジェスト作成装置

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JP2003087712A
JP2003087712A JP2001280832A JP2001280832A JP2003087712A JP 2003087712 A JP2003087712 A JP 2003087712A JP 2001280832 A JP2001280832 A JP 2001280832A JP 2001280832 A JP2001280832 A JP 2001280832A JP 2003087712 A JP2003087712 A JP 2003087712A
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sports video
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Takako Hashimoto
隆子 橋本
Atsushi Iizawa
篤志 飯沢
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Ricoh Co Ltd
Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho KK
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Ricoh Co Ltd
Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試合の経過を取り込んで事象の重要度を判定
することができるスポーツ映像のダイジェスト作成方法
およびダイジェスト作成装置を提供すること。 【解決手段】 あらかじめスポーツ映像における試合の
経過時間と想定される得点差との組み合わせに対応付け
て重要度値を算出するための関数またはテーブルを設定
する。次に、事象が発生した時点のスポーツ映像におけ
る試合の経過時間とその時点における得点差とに基づい
て関数またはテーブルを用いて重要度値を求め、求めた
重要度値を用いて事象の重要度を判定するものである。
このとき、重要度値は、試合の経過時間tとその時点に
おける得点差deltaが与えられた時に、ホームチームが
その試合に勝つ確率を示す値WPである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポーツ映像に付
加されたメタデータを利用し、当該スポーツ映像上で発
生した事象の重要度を判定してダイジェストを作成する
スポーツ映像のダイジェスト作成方法およびダイジェス
ト作成装置に関し、より詳細には、TV受信端末装置
や、インターネットサーバー等において、番組映像とメ
タデータを利用してダイジェストを動的に作成する際に
利用可能なスポーツ映像のダイジェスト作成方法および
ダイジェスト作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送のデジタル化が世界的規模で
急速に進展しており、日本でも2000年12月からB
S(Broadcast Satellite)デジタ
ル放送が開始されており、地上デジタル放送も2003
年の開始を目処としている。これによりテレビの視聴形
態も急激に変化し、従来のリアルタイム視聴だけでな
く、蓄積型視聴およびノンリニア視聴形態も可能とな
る。
【0003】ここで、本出願人らが、これまで提案して
きたノンリニア視聴形態におけるダイジェスト作成シス
テムについて説明する。本出願人らは、まず、補足情報
が映像インデックスなどの番組付加情報(メタデータ)
として付加された番組映像を対象として、その番組付加
情報を用いて重要場面と想定される映像シーンを検索
し、映像のダイジェスト版(ダイジェスト映像)を作成
するダイジェスト作成システムを考案した。このダイジ
ェスト作成システムにおいて、重要場面と判定された映
像シーンには音声解説も含まれているため、断面的なイ
ンデックスの概要を説明文として生成するだけで十分で
あるという考えから映像内容の説明文生成処理を考えて
きた。
【0004】なお、上記の技術の詳細は、以下の〜
によって明らかにされている。 橋本隆子、他:「番組インデックスを利用したダイ
ジェスト視聴方式の検討」、映像情報メディア学会放送
方式研究会予稿集、1999年3月、pp.7−12。 橋本隆子、他:「番組インデックスを利用したダイ
ジェスト作成方式の試作」、データ工学ワークショップ
(DEWS'99)予稿集CD−ROM、1999年3
月。 橋本隆子、他:「TV受信端末におけるダイジェス
ト作成方式の試作」、ADBS99予稿集、1999年
12月。 白田由香利、他:「ダイジェスト説明文生成方式に
ついての検討」、情報処理学会DBS研究会120−1
5、2000年1月、神戸。 橋本隆子、他:「サッカー番組のダイジェスト作成
システムの試作」、第11回データ工学ワークショップ
(DEWS'00)予稿集CD−ROM、2000年。
【0005】本出願人らは、これらの試作システムにお
いて、番組映像に付加された基本的な補足情報としての
番組付加情報を利用した映像内容の意味解析、利用者の
嗜好を反映させた重要場面の判定および切り出し(映像
の抽出)を可能とし、また、それに対する説明文の生成
機能を実現している。
【0006】上述した本出願人らの提案したダイジェス
ト作成方法によれば、例えば、スポーツ映像が野球の場
合、その映像と映像に付加されたメタデータとを用い
て、メタデータの発生パターンに基づいて事象の重要度
を算出し、逆転ゴールやホームラン、タイムリーヒット
などの実際に発生した事象に対して、その重要度を算出
することが可能である。
【0007】ところで、試合の流れを反映させたダイジ
ェストを作成するためには、スポーツ映像上で発生した
事象の重要度をより正確に判定し、その事象が試合の経
過に対してどのような影響を及ぼしたかを考慮する必要
がある。このため、試合の経過を考慮して各事象の重要
度を判定することが望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のダイジェスト作成方法によれば、試合の経過を考慮
して、換言すれば、試合における時間の概念を取り込ん
で、事象の重要性を考慮するための仕組みが提供されて
いないため、試合開始直後の加点と終了直前の加点の重
要度に差をつけることができず、結果として、試合の経
過を取り込んで事象の重要度を判定することはできなか
った。例えば、同じ加点でも試合開始直後や終了間際で
は重要度が異なるし、点差が開いた状態における加点
と、1対0のときの加点では自ずとその重要度が異なっ
てくる。また、例えば、ホームチームの合計8点の加点
のうち、どの加点が試合の経過(試合の流れ)において
重要であったかをランキングをすることも不可能であっ
た。
【0009】また、上記従来のダイジェスト作成方法で
は、実際に発生した事象の発生パターンのみで重要度を
算出していたため、得点にはならなかったが惜しかった
シュートや惜しかったフライといった事象に対する重要
度算出も不可能であった。換言すれば、スポーツ映像上
の事象が試合の経過に与える影響を考慮した重要度の判
定を行うことはできなかった。
【0010】なお、惜しかったとは、その事象が発生し
た直後に得点の変化が起こり得る事象(ここでは、シュ
ートや、フライ)が、成功または失敗することにより、
得点の変化がなかった場合を示している。例えば、8対
2で終了したサッカーの試合があったとする。この試合
においてはホームチームの8点目のゴールよりも、2対
2の時点で、アウェイチームがシュートに失敗し、逆転
のチャンスを逃した事象(シュート:失敗)のほうがよ
り重要である。従来のダイジェスト作成方法における重
要度の算出では、この惜しかったシュートの重要度を算
出することはできなかった。
【0011】さらに、上記従来の技術で作成したダイジ
ェストと放送局などで人手によって作成したダイジェス
トとを比較すると、得点が変化した事象(例えば、ゴー
ル:加点)に関しては一致度が高いが、失敗した事象
(例えば、惜しかったシュート)に関しては殆ど抽出さ
れていないため、一致度が極めて低いという結果が得ら
れた。換言すれば、失敗した事象の重要度をどのように
算出するかが、より人間の感覚にあったダイジェストを
作成するための課題であることが明らかである。
【0012】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、試合の経過を取り込んで事象の重要度を判定するこ
とができるスポーツ映像のダイジェスト作成方法および
ダイジェスト作成装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって、スポーツ映像上の事象が試合の経過に与える
影響を考慮した重要度の判定を行えるスポーツ映像のダ
イジェスト作成方法およびダイジェスト作成装置を提供
することを目的とする。
【0014】また、本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって、その事象が発生した直後に得点の変化が起こ
り得る事象が成功または失敗することで得点の変化がな
かった場合でも、その事象が試合に与える影響を考慮し
て重要度を算出し、事象のランキングをより正確に行う
ことができるスポーツ映像のダイジェスト作成方法およ
びダイジェスト作成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係るスポーツ映像のダイジェスト作成
方法は、スポーツ映像に付加されたメタデータを利用
し、前記スポーツ映像上で発生した事象の重要度を判定
してダイジェストを作成するスポーツ映像のダイジェス
ト作成方法において、あらかじめ前記スポーツ映像にお
ける試合の経過時間に対応付けて重要度値を算出するた
めの関数またはテーブルを設定し、前記事象が発生した
時点の前記スポーツ映像における試合の経過時間に基づ
いて前記関数またはテーブルを用いて重要度値を求め、
前記求めた重要度値を用いて前記事象の重要度を判定す
ることを特徴とする。
【0016】また、請求項2に係るスポーツ映像のダイ
ジェスト作成方法は、スポーツ映像に付加されたメタデ
ータを利用し、前記スポーツ映像上で発生した事象の重
要度を判定してダイジェストを作成するスポーツ映像の
ダイジェスト作成方法において、あらかじめ前記スポー
ツ映像における試合の経過時間と想定される得点差との
組み合わせに対応付けて重要度値を算出するための関数
またはテーブルを設定し、前記事象が発生した時点の前
記スポーツ映像における試合の経過時間とその時点にお
ける得点差とに基づいて前記関数またはテーブルを用い
て重要度値を求め、前記求めた重要度値を用いて前記事
象の重要度を判定することを特徴とする。
【0017】また、請求項3に係るスポーツ映像のダイ
ジェスト作成方法は、請求項2に記載のスポーツ映像の
ダイジェスト作成方法において、前記重要度値が、試合
の経過時間tとその時点における得点差deltaが与えられ
た時に、ホームチームがその試合に勝つ確率を示す値WP
であることを特徴とする。
【0018】また、請求項4に係るスポーツ映像のダイ
ジェスト作成方法は、請求項3に記載のスポーツ映像の
ダイジェスト作成方法において、前記事象によって指定
される試合の経過時間tとその時点における得点差delta
に基づいて試合の経過に伴う全ての値WPを求め、値WPを
大きく変化させた事象を重要度の高い事象として判定す
ることを特徴とする。
【0019】また、請求項5に係るスポーツ映像のダイ
ジェスト作成方法は、スポーツ映像に付加されたメタデ
ータを利用し、前記スポーツ映像上で発生した事象の重
要度を判定してダイジェストを作成するスポーツ映像の
ダイジェスト作成方法において、その事象が発生した直
後に得点の変化が起こり得る事象を対象事象と定義し、
あらかじめ前記スポーツ映像における試合の経過時間と
想定される得点差との組み合わせに対応付けて重要度値
を算出するための関数またはテーブルを設定し、前記対
象事象が発生した直後に得点の変化があった場合、前記
対象事象が発生した時点の前記スポーツ映像における試
合の経過時間とその時点における得点差とに基づいて前
記関数またはテーブルを用いて第1の重要度値を求め、
前記対象事象が発生した直後に得点の変化がなかった場
合に、前記対象事象が発生した時点の前記スポーツ映像
における試合の経過時間と得点が変化したと仮定した場
合のその時点における得点差とに基づいて前記関数また
はテーブルを用いて第2の重要度値を求め、前記第1の
重要度値および第2の重要度値を用いて前記事象の重要
度を判定することを特徴とする。
【0020】また、請求項6に係るスポーツ映像のダイ
ジェスト作成方法は、請求項5に記載のスポーツ映像の
ダイジェスト作成方法において、前記第1の重要度値お
よび第2の重要度値に基づいて対象事象をランキング
し、前記対象事象の重要度を判定することを特徴とす
る。
【0021】また、請求項7に係るダイジェスト作成装
置は、スポーツ映像に付加されたメタデータを利用し、
前記スポーツ映像上で発生した事象の重要度を判定して
ダイジェストを作成するダイジェスト作成装置におい
て、あらかじめ前記スポーツ映像における試合の経過時
間に対応付けて重要度値を算出するための関数またはテ
ーブルを記憶した記憶手段と、前記事象が発生した時点
の前記スポーツ映像における試合の経過時間に基づいて
前記関数またはテーブルを用いて重要度値を決定する重
要度値決定手段と、前記重要度値決定手段で決定した重
要度値を用いて前記事象の重要度を判定する重要度判定
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0022】また、請求項8に係るダイジェスト作成装
置は、スポーツ映像に付加されたメタデータを利用し、
前記スポーツ映像上で発生した事象の重要度を判定して
ダイジェストを作成するダイジェスト作成装置におい
て、あらかじめ前記スポーツ映像における試合の経過時
間と想定される得点差との組み合わせに対応付けて重要
度値を算出するための関数またはテーブルを記憶した記
憶手段と、前記事象が発生した時点の前記スポーツ映像
における試合の経過時間とその時点における得点差とに
基づいて前記関数またはテーブルを用いて重要度値を決
定する重要度値決定手段と、前記重要度値決定手段で決
定した重要度値を用いて前記事象の重要度を判定する重
要度判定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】また、請求項9に係るダイジェスト作成装
置は、請求項8に記載のダイジェスト作成装置におい
て、前記重要度値が、試合の経過時間tとその時点にお
ける得点差deltaが与えられた時に、ホームチームがそ
の試合に勝つ確率を示す値WPであることを特徴とする。
【0024】また、請求項10に係るダイジェスト作成
装置は、請求項9に記載のダイジェスト作成装置におい
て、前記事象によって指定される試合の経過時間tとそ
の時点における得点差deltaに基づいて試合の経過に伴
う全ての値WPを求め、値WPを大きく変化させた事象を重
要度の高い事象として判定することを特徴とする。
【0025】また、請求項11に係るダイジェスト作成
装置は、スポーツ映像に付加されたメタデータを利用
し、前記スポーツ映像上で発生した事象の重要度を判定
してダイジェストを作成するダイジェスト作成装置にお
いて、あらかじめ前記スポーツ映像における試合の経過
時間と想定される得点差との組み合わせに対応付けて重
要度値を算出するための関数またはテーブルを記憶した
記憶手段と、その事象が発生した直後に得点の変化が起
こり得る事象を対象事象と定義し、前記対象事象が発生
した直後に得点の変化があった場合、前記対象事象が発
生した時点の前記スポーツ映像における試合の経過時間
とその時点における得点差とに基づいて前記関数または
テーブルを用いて第1の重要度値を求め、前記対象事象
が発生した直後に得点の変化がなかった場合に、前記対
象事象が発生した時点の前記スポーツ映像における試合
の経過時間と得点が変化したと仮定した場合のその時点
における得点差とに基づいて前記関数またはテーブルを
用いて第2の重要度値を求める重要度値決定手段と、前
記重要度値決定手段で求めた前記第1の重要度値および
第2の重要度値を用いて前記事象の重要度を判定する重
要度判定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0026】また、請求項12に係るダイジェスト作成
装置は、請求項11に記載のダイジェスト作成装置にお
いて、前記重要度判定手段が、前記第1の重要度値およ
び第2の重要度値に基づいて対象事象をランキングし、
前記対象事象の重要度を判定することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスポーツ映像のダ
イジェスト作成方法およびダイジェスト作成装置につい
て、[実施の形態1]、[実施の形態2]の順で添付の
図面を参照して詳細に説明する。
【0028】[実施の形態1]実施の形態1のスポーツ
映像のダイジェスト作成方法の概要について説明する。
実施の形態1は、スポーツ映像に付加されたメタデータ
を利用し、スポーツ映像上で発生した事象の重要度を判
定してダイジェストを作成するスポーツ映像のダイジェ
スト作成方法を対象としている。まず、あらかじめスポ
ーツ映像における試合の経過時間と想定される得点差と
の組み合わせに対応付けて重要度値を算出するための関
数またはテーブルを設定する。次に、事象が発生した時
点のスポーツ映像における試合の経過時間とその時点に
おける得点差とに基づいて関数またはテーブルを用いて
重要度値を求め、求めた重要度値を用いて事象の重要度
を判定するものである。このとき、重要度値は、試合の
経過時間tとその時点における得点差deltaが与えられた
時に、ホームチームがその試合に勝つ確率を示す値WPで
ある。
【0029】実施の形態1は、重要度値を求める関数ま
たはテーブルに、試合の経過時間tを有するので、換言
すれば、時間の概念を取り込んでいるので、ある事象が
試合のどの時点で発生したかによって重要度(重要度
値)に差をつけることができる。
【0030】また、重要度値を求める関数またはテーブ
ルに、事象が発生した時点における得点差deltaを有す
るので、ある事象がどのような試合の状況(得点状況)
で発生したかによって重要度(重要度値)に差をつける
ことができる。
【0031】さらに、実施の形態1では、事象によって
指定される試合の経過時間tとその時点における得点差d
eltaに基づいて試合の経過に伴う全ての値WPを求め、値
WPを大きく変化させた事象を重要度の高い事象として判
定する。このように全ての値WPを求めることで、試合の
流れ(試合の経過)をより正確に判定することができ
る。
【0032】さらに、ある事象が発生した直後に得点の
変化が起こり得る事象を対象事象と定義し、対象事象が
発生した直後に得点の変化があった場合、対象事象が発
生した時点のスポーツ映像における試合の経過時間とそ
の時点における得点差とに基づいて関数またはテーブル
を用いて第1の重要度値を求め、対象事象が発生した直
後に得点の変化がなかった場合に、対象事象が発生した
時点のスポーツ映像における試合の経過時間と得点が変
化したと仮定した場合のその時点における得点差とに基
づいて関数またはテーブルを用いて第2の重要度値を求
め、第1の重要度値および第2の重要度値を用いて事象
の重要度を判定することで、その事象が発生した直後に
得点の変化が起こり得る事象が成功または失敗すること
で得点の変化がなかった場合でも、その事象が試合に与
える影響を考慮して重要度を算出し、事象のランキング
をより正確に行うことができるようにする。
【0033】図1は、実施の形態1のダイジェスト作成
装置100の構成を示す説明図である。ここでは、説明
を分かりやすくするために、ダイジェスト作成装置10
0と共に、スポーツ映像にメタデータを付加して配信す
るメタデータ付加・配信装置200を同時に図示してい
る。また、ダイジェスト作成装置100は必ずしも受信
機能を有した受信端末である必要はなく、DVD、CD
−RW等の光記録媒体からスポーツ映像とメタデータと
を入力する端末装置であっても良い。
【0034】メタデータ付加・配信装置200は、少な
くともCPU(中央演算処理装置)、ディスプレー、メタ
データ入力端末、磁気ディスクを備え、磁気ディスクに
は、映像データ、メタデータが永続的に記録される。映
像データおよびメタデータは、メタデータ中に定義され
ているタイムコードにより、関連付けられる。
【0035】メタデータ付加・配信装置200では、リ
アルタイムに映像のメタデータ付加、配信を実現するた
めに、二次記憶アクセス制御部、メタデータ付加部およ
びインデックスデータの配信部がプログラムとして実装
される。
【0036】ダイジェスト作成装置100は、少なくと
もCPU(中央演算処理装置)、ディスプレー、メタデー
タ解釈端末および磁気ディスクを備えており、磁気ディ
スクには、映像データおよびメタデータが永続的に記録
される。また、ダイジェスト作成装置100は、リアル
タイムに映像およびメタデータを受信し、シーンを抽出
し、事象の重要度を算出するために、二次記憶アクセス
制御部、映像/メタデータ受信部、シーン抽出部および
重要度算出部がプログラムとして実装される。メタデー
タ受信部では、配信されたメタデータを解釈し、シーン
抽出部、重要度算出部にイベントとして情報を発行す
る。シーン抽出部では、メタデータの情報からシーンを
抽出し、検索を行う各種の機能を実現するプログラムが
実装される。重要度算出部では、メタデータの情報から
事象の重要度を算出し、シーン抽出部にシーンの属性値
として通知する機能を持つプログラムが実装される。
【0037】次に、図2を参照して、ダイジェスト作成
装置100のシステム構成の概略を示す。ダイジェスト
作成装置100は、映像に付加されたメタデータを解析
し、その発生情報をイベントとして発行するMeta Data
Analysis処理部101と、メタデータの情報から、映像
内容を意味付けする情報(annotation) を生成し、シー
ン(scene)を抽出するScene Extraction処理部102
と、メタデータおよび映像内容の意味付けの情報から、
後述するWP、GWP、SGWPの値を算出し、映像上で発生し
た事象の重要度をパラメタ(status paremter)として算
出するParameter Calculation処理部103とを備えて
いる。なお、Scene Extraction処理部102は、映像内
容の意味付け情報が生成された場合には、その情報をイ
ベントとして発行する。
【0038】また、上記処理部において生成されたシー
ン(scene)、アノテーション(annotation)、ステイ
タスパラメタ(status parameter)は、本システムにお
いて意味的構造DB(semantic structure DB)に蓄積され
る。なお、シーン(scene)、アノテーション(annotat
ion)、ステイタスパラメタ(status parameter)は本
発明と直接的に関係するものではないため、その詳細な
説明を省略する。
【0039】次に、実施の形態1で重要な役割を果た
す、勝つ確率(Winning Probability,以降、 WPと記載す
る) 、試合ごとの勝つ確率 (Game Instance's Winning
Probability, 以降、GWPと記載する)、仮想的GWP (supp
ositional GWP, 以降、SGWPと記載する)についてその定
義を示す。
【0040】WP は、試合の経過時間tとその時点におけ
る得点差deltaから算出される値であり、あるtとあるde
ltaが与えられた時に、ホームチームが最終的にその試
合に勝つ確率を示している。すなわち、WPはtとdelta
を引数とする次の関数として表される。 wp(t, delta) 上記WPの値は、実施の形態1では過去の試合経過のデー
タから統計的に求めている。
【0041】図3は2000年に開催されたサッカーリ
ーグディビジョンの240試合に関して、WPを算出した例
である。WPの値は下記のような傾向を示している。 (1)得点差(ホームチームの得点 minus アウェイチーム
の得点)が大きければ大きいほど(小さければ小さいほ
ど)、WPの値は大きくなる(小さくなる)。 (2)得点差が >0(<0)ならば、残り時間が少なくな
るにつれ、WPの値は大きくなる(小さくなる)傾向にあ
る。
【0042】図3において、WPは試合の経過時間と得点
差によって90分以内(延長せず)にホームチームが勝つ
確率を3次元的に表したものである。これ以外に延長し
て勝つ確率、引き分ける確率等を求めている。図4は、
延長して勝つ確率を示している。なお、図3のデータは
2000年に開催されたサッカーリーグの試合結果から
算出しており、得点差(delta)が3の時の結果で、最初
が100%で、その後に一度値が下がっているが、これ
は、開始直後に3点差になる試合数が少なかったためで
ある。そこで、試合数の少ないデータを確度の低いデー
タとし、それらの値を除いた値に対して,多項式近似を
行いWPとして値を求めた。
【0043】GWP(実際に開催された試合ごとの勝つ確
率)はWPを利用して次のように定義できる。 gwp(t, gameID) = wp(t, get_delta(t, gameID)) 上記定義のget_deltaは、gameIDで指定される試合に対
して、試合の経過時間tにおける得点差を返す関数であ
る。
【0044】図5は、2001年3月3日に国立競技場
で開催された某サッカーカップに関して、GWPを算出し
た例である。この試合は、アウェイチームが試合開始後
16分、56分、58分に3点得点して0対3で勝利し
た試合である。最もGWPが大きく変化しているのは、試
合開始後16分における最初の得点である。その後、2
点、3点目にもGWPは大きく変化している。このGWPの変
化値(差)はゴールなどの成功したプレイが試合の経過
に与えた影響を示している。このGWPの変化値をsuccess
ful play importance と呼ぶことにする。
【0045】次に、SGWPについて説明する。失敗した事
象(失敗したシュートや、ホームランになりそこなった
フライ等)に対して、もしその事象が成功していたなら
ば、その結果変化したであろう仮想的なGWPを「仮想的G
WP (suppositional GWP, SGWP)」として表現する。SGWP
は以下のように定義できる。 sgwp(gameID, eventID) =wp(get_suppositional_time(e
vent),get_suppositional_delta(gemaID,eventID))
【0046】上記定義のeventIDは失敗した事象のIdent
ifierであり、またget_suppositional_timeはeventIDで
示される事象が発生した後、結果として失敗となった時
間を返す関数である。get_suppositional_delta(gemaI
D, eventID)) はeventIDで示される事象がもし成功し
ていたならば結果としてなったであろう得点差を返す関
数である。
【0047】図5には、符号301で示すように、試合
開始後20分におけるホームチームの失敗したシュート
のSGWP値も示されている。このシュートがもし成功して
いたならば、得点差は0 (スコア: 1対1)になり、試
合の流れは大きく変化したかもしれない。図5における
点線302は、このシュートが成功し得点差が0になっ
ていたならば、それ以降たどったであろう試合経過を示
している。
【0048】図5において示されるSGWP302とGWP3
03との差は、失敗したプレイがもし成功していたなら
ば試合の経過に与えたであろう影響を示しており、misp
layimportanceと呼ぶことにする。
【0049】次に、実施の形態1における重要度につい
て説明する。事象の重要度は次のように表現することが
できる。 successful play importance misplay importance * prec(eventID) ここでprec(eventID)とはeventIDで示される事象の惜し
かった度合いを表現するものである。例えば、ボールの
スピード、ゴールポストからの距離に基づいて手動で設
定される。図6は、Preciseness Values (prec(eventI
D))の設定例を示す説明図である。
【0050】以上の構成において、実施の形態1の動作
について説明する。図7は、前述した某サッカーカップ
のメタデータに基づいて、実施の形態1によって算出さ
れたsuccessful play importance、misplay importanc
e、significanceの例を示している。なお、ここでは、
実施の形態1の有効性を検証するために、放送局が実際
に制作した3つのスポーツニュースを比較用として利用
した。
【0051】実施の形態1のダイジェスト作成装置10
0が重要事象として選択したシーンがスポーツニュース
のダイジェストに含まれているならば、実施の形態1は
動的なダイジェスト生成に効果があると認識できる。
【0052】図7に示すように、実施の形態1のダイジ
ェスト作成装置100によると、#4、#5、#11、
#10、#9の順に事象がランキングされている。Prog
ramBとCに関しては100%の適合率を達成しており、Progr
am Aに関しても89%の適合率を達成している。したが
って、実施の形態1のダイジェスト作成装置100は、
人手で判定した重要度とほぼ等しい重要度判定が実現で
きたと考えられる。
【0053】[実施の形態2]実施の形態2のスポーツ
映像のダイジェスト作成方法およびダイジェスト作成装
置は、あらかじめスポーツ映像における試合の経過時間
に対応付けて重要度値を算出するための関数またはテー
ブルを設定し、事象が発生した時点のスポーツ映像にお
ける試合の経過時間に基づいて関数またはテーブルを用
いて重要度値を求め、求めた重要度値を用いて事象の重
要度を判定する。すなわち、実施の形態2では、試合の
経過時間のみを引数とした関数を用いて、重要度値を求
め、事象の重要度を判定するものである。
【0054】したがって、実施の形態2のWP は、試合
の経過時間tのみから算出される値であり、あるtが与え
られた時に、ホームチームが最終的にその試合に勝つ確
率を示している。すなわち、WPはtのみを引数とする次
の関数として表される。wp(t)
【0055】最も簡略化した例ではあるが、このように
経過時間tのみでも、試合の経過を取り込んで事象の重
要度を判定することができる、
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスポーツ
映像のダイジェスト作成方法およびダイジェスト作成装
置によれば、あらかじめスポーツ映像における試合の経
過時間に対応付けて重要度値を算出するための関数また
はテーブルを設定し、事象が発生した時点のスポーツ映
像における試合の経過時間に基づいて関数またはテーブ
ルを用いて重要度値を求め、求めた重要度値を用いて事
象の重要度を判定するため、試合の経過を取り込んで事
象の重要度を判定することができる。
【0056】また、本発明のスポーツ映像のダイジェス
ト作成方法およびダイジェスト作成装置は、あらかじめ
スポーツ映像における試合の経過時間と想定される得点
差との組み合わせに対応付けて重要度値を算出するため
の関数またはテーブルを設定し、事象が発生した時点の
スポーツ映像における試合の経過時間とその時点におけ
る得点差とに基づいて関数またはテーブルを用いて重要
度値を求め、求めた重要度値を用いて事象の重要度を判
定するため、試合の経過を取り込んで事象の重要度を判
定することができると共に、スポーツ映像上の事象が試
合の経過に与える影響を考慮した重要度の判定を行うこ
とができる。
【0057】また、本発明のスポーツ映像のダイジェス
ト作成方法およびダイジェスト作成装置は、その事象が
発生した直後に得点の変化が起こり得る事象を対象事象
と定義し、あらかじめスポーツ映像における試合の経過
時間と想定される得点差との組み合わせに対応付けて重
要度値を算出するための関数またはテーブルを設定し、
対象事象が発生した直後に得点の変化があった場合、対
象事象が発生した時点のスポーツ映像における試合の経
過時間とその時点における得点差とに基づいて関数また
はテーブルを用いて第1の重要度値を求め、対象事象が
発生した直後に得点の変化がなかった場合に、対象事象
が発生した時点のスポーツ映像における試合の経過時間
と得点が変化したと仮定した場合のその時点における得
点差とに基づいて関数またはテーブルを用いて第2の重
要度値を求め、第1の重要度値および第2の重要度値を
用いて事象の重要度を判定するため、その事象が発生し
た直後に得点の変化が起こり得る事象が成功または失敗
することで得点の変化がなかった場合でも、その事象が
試合に与える影響を考慮して重要度を算出し、事象のラ
ンキングをより正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のダイジェスト作成装置の構成を
示す説明図である。
【図2】実施の形態1のダイジェスト作成装置のシステ
ム構成の概略を示す説明図である。
【図3】試合の経過時間tとその時点における得点差del
taから求められるWP(90分)の例を示す説明図であ
る。
【図4】延長して勝つ確率WPを示す説明図である。
【図5】2001年3月3日に国立競技場で開催された
某サッカーカップに関してGWPを算出した例を示す説明
図である。
【図6】Preciseness Values (prec(eventID))の設定例
を示す説明図である。
【図7】実施の形態1によって算出されたsuccessful p
lay importance、misplay importance、significanceの
例を参照して実施の形態1の効果を示す説明図である。
【符号の説明】
100 ダイジェスト作成装置 200 メタデータ付加・配信装置
フロントページの続き (72)発明者 飯沢 篤志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5C053 FA14 FA23 FA24 GB06 KA05 LA05 LA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポーツ映像に付加されたメタデータを
    利用し、前記スポーツ映像上で発生した事象の重要度を
    判定してダイジェストを作成するスポーツ映像のダイジ
    ェスト作成方法において、 あらかじめ前記スポーツ映像における試合の経過時間に
    対応付けて重要度値を算出するための関数またはテーブ
    ルを設定し、 前記事象が発生した時点の前記スポーツ映像における試
    合の経過時間に基づいて前記関数またはテーブルを用い
    て重要度値を求め、 前記求めた重要度値を用いて前記事象の重要度を判定す
    ることを特徴とするスポーツ映像のダイジェスト作成方
    法。
  2. 【請求項2】 スポーツ映像に付加されたメタデータを
    利用し、前記スポーツ映像上で発生した事象の重要度を
    判定してダイジェストを作成するスポーツ映像のダイジ
    ェスト作成方法において、 あらかじめ前記スポーツ映像における試合の経過時間と
    想定される得点差との組み合わせに対応付けて重要度値
    を算出するための関数またはテーブルを設定し、 前記事象が発生した時点の前記スポーツ映像における試
    合の経過時間とその時点における得点差とに基づいて前
    記関数またはテーブルを用いて重要度値を求め、 前記求めた重要度値を用いて前記事象の重要度を判定す
    ることを特徴とするスポーツ映像のダイジェスト作成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記重要度値は、試合の経過時間tとそ
    の時点における得点差deltaが与えられた時に、ホーム
    チームがその試合に勝つ確率を示す値WPであることを特
    徴とする請求項2に記載のスポーツ映像のダイジェスト
    作成方法。
  4. 【請求項4】 前記事象によって指定される試合の経過
    時間tとその時点における得点差deltaに基づいて試合の
    経過に伴う全ての値WPを求め、値WPを大きく変化させた
    事象を重要度の高い事象として判定することを特徴とす
    る請求項3に記載のスポーツ映像のダイジェスト作成方
    法。
  5. 【請求項5】 スポーツ映像に付加されたメタデータを
    利用し、前記スポーツ映像上で発生した事象の重要度を
    判定してダイジェストを作成するスポーツ映像のダイジ
    ェスト作成方法において、 その事象が発生した直後に得点の変化が起こり得る事象
    を対象事象と定義し、 あらかじめ前記スポーツ映像における試合の経過時間と
    想定される得点差との組み合わせに対応付けて重要度値
    を算出するための関数またはテーブルを設定し、 前記対象事象が発生した直後に得点の変化があった場
    合、前記対象事象が発生した時点の前記スポーツ映像に
    おける試合の経過時間とその時点における得点差とに基
    づいて前記関数またはテーブルを用いて第1の重要度値
    を求め、 前記対象事象が発生した直後に得点の変化がなかった場
    合に、前記対象事象が発生した時点の前記スポーツ映像
    における試合の経過時間と得点が変化したと仮定した場
    合のその時点における得点差とに基づいて前記関数また
    はテーブルを用いて第2の重要度値を求め、 前記第1の重要度値および第2の重要度値を用いて前記
    事象の重要度を判定することを特徴とするスポーツ映像
    のダイジェスト作成方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の重要度値および第2の重要度
    値に基づいて対象事象をランキングし、前記対象事象の
    重要度を判定することを特徴とする請求項5に記載のス
    ポーツ映像のダイジェスト作成方法。
  7. 【請求項7】 スポーツ映像に付加されたメタデータを
    利用し、前記スポーツ映像上で発生した事象の重要度を
    判定してダイジェストを作成するダイジェスト作成装置
    において、 あらかじめ前記スポーツ映像における試合の経過時間に
    対応付けて重要度値を算出するための関数またはテーブ
    ルを記憶した記憶手段と、 前記事象が発生した時点の前記スポーツ映像における試
    合の経過時間に基づいて前記関数またはテーブルを用い
    て重要度値を決定する重要度値決定手段と、 前記重要度値決定手段で決定した重要度値を用いて前記
    事象の重要度を判定する重要度判定手段と、 を備えたことを特徴とするダイジェスト作成装置。
  8. 【請求項8】 スポーツ映像に付加されたメタデータを
    利用し、前記スポーツ映像上で発生した事象の重要度を
    判定してダイジェストを作成するダイジェスト作成装置
    において、 あらかじめ前記スポーツ映像における試合の経過時間と
    想定される得点差との組み合わせに対応付けて重要度値
    を算出するための関数またはテーブルを記憶した記憶手
    段と、 前記事象が発生した時点の前記スポーツ映像における試
    合の経過時間とその時点における得点差とに基づいて前
    記関数またはテーブルを用いて重要度値を決定する重要
    度値決定手段と、 前記重要度値決定手段で決定した重要度値を用いて前記
    事象の重要度を判定する重要度判定手段と、 を備えたことを特徴とするダイジェスト作成装置。
  9. 【請求項9】 前記重要度値は、試合の経過時間tとそ
    の時点における得点差deltaが与えられた時に、ホーム
    チームがその試合に勝つ確率を示す値WPであることを特
    徴とする請求項8に記載のダイジェスト作成装置。
  10. 【請求項10】 前記事象によって指定される試合の経
    過時間tとその時点における得点差deltaに基づいて試合
    の経過に伴う全ての値WPを求め、値WPを大きく変化させ
    た事象を重要度の高い事象として判定することを特徴と
    する請求項9に記載のダイジェスト作成装置。
  11. 【請求項11】 スポーツ映像に付加されたメタデータ
    を利用し、前記スポーツ映像上で発生した事象の重要度
    を判定してダイジェストを作成するダイジェスト作成装
    置において、 あらかじめ前記スポーツ映像における試合の経過時間と
    想定される得点差との組み合わせに対応付けて重要度値
    を算出するための関数またはテーブルを記憶した記憶手
    段と、 その事象が発生した直後に得点の変化が起こり得る事象
    を対象事象と定義し、前記対象事象が発生した直後に得
    点の変化があった場合、前記対象事象が発生した時点の
    前記スポーツ映像における試合の経過時間とその時点に
    おける得点差とに基づいて前記関数またはテーブルを用
    いて第1の重要度値を求め、前記対象事象が発生した直
    後に得点の変化がなかった場合に、前記対象事象が発生
    した時点の前記スポーツ映像における試合の経過時間と
    得点が変化したと仮定した場合のその時点における得点
    差とに基づいて前記関数またはテーブルを用いて第2の
    重要度値を求める重要度値決定手段と、 前記重要度値決定手段で求めた前記第1の重要度値およ
    び第2の重要度値を用いて前記事象の重要度を判定する
    重要度判定手段と、 を備えたことを特徴とするダイジェスト作成装置。
  12. 【請求項12】 前記重要度判定手段は、前記第1の重
    要度値および第2の重要度値に基づいて対象事象をラン
    キングし、前記対象事象の重要度を判定することを特徴
    とする請求項11に記載のダイジェスト作成装置。
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