JP2005026837A - スポーツ映像インデックス生成装置、その方法、そのプログラム及びスポーツ中継アナウンスデータ生成装置並びにスポーツダイジェスト映像生成装置 - Google Patents

スポーツ映像インデックス生成装置、その方法、そのプログラム及びスポーツ中継アナウンスデータ生成装置並びにスポーツダイジェスト映像生成装置 Download PDF

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英樹 住吉
Masaki Sano
雅規 佐野
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正啓 柴田
Nobuyuki Yagi
伸行 八木
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Abstract

【課題】種々のスポーツの、種々のプレーパターンに対応したインデックスを生成する。
【解決手段】スポーツ映像の中から抽出したイベントの種類を特定するイベントデータなどである複数の物理データを記憶している物理データ記憶手段11と、プレーパターンを前記複数の物理データの組み合わせによって前記識別情報とともにテンプレートとして記憶しているテンプレート記憶手段12と、物理データ記憶手段11に記録されている複数の物理データを時系列に読み出して、前記テンプレートにおける複数の物理データの組み合わせに合致するかどうかを判定するテンプレート合致判定手段14と、合致すると判定した場合に、前記プレーパターンを構成する物理データのイベント発生時刻を前記プレーパターンの発生した時刻として、かつ前記テンプレートに対応する前記識別情報とともに、インデックスとして生成するインデックス生成手段15とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スポーツ映像からインデックスを生成することで、スポーツ番組の制作を支援する番組制作技術に関する。
【0002】
【従来技術】
通常、テレビジョン放送のニュース番組やスポーツニュースの番組などにおいて、スポーツの試合を放送する場合に、スポーツの試合について全ての場面を放送するのではなく、スポーツの試合のダイジェスト映像、主として、得点が入った場面を中心とするダイジェスト映像が放送される。
例えば、ニュース番組で野球の試合を放送する場合には、打者がホームランを打った場面やタイムリーヒットを打った場面などを中心とするダイジェスト映像が放送される。また、サッカーの試合を放送する場合には、プレーヤがゴールを決めた場面を中心とするダイジェスト映像が放送される。
そのため、テレビジョン放送のニュース番組やスポーツニュースの番組などにおいて、スポーツの試合を放送するために、スポーツの試合の映像をコンピュータの記憶装置や磁気テープなどに記憶する場合には、得点が入った場面を記録した映像を抽出し、その映像にインデックスが付加されていた。
【0003】
ところが、近年、テレビジョン放送のニュース番組やスポーツニュースの番組などにおいて、得点が入った場面だけでなく、得点に絡まない場面についても、放送が行われることが増えてきている。
例えば、ニュース番組で野球の試合を放送する場合には、ある特定の打者の打席や、ある特定の回についての映像が放送される。
そのため、抽出した映像にインデックスを付加するのではなく、スポーツの試合の映像そのものにインデックスを付加して、インデックスに基づいて、スポーツの試合の映像から特定の場面の映像を抽出できる技術が開発されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−261754号公報(段落[0029]〜[0033]、[0040]〜[0045]、(図1))
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、野球のようにプレーが断片的で、比較的細分化された区間に容易に分解可能であり、しかもスコアブックという統一された記述方式があるようなスポーツでは、前記従来技術でも、選手、回、イニング、打席などに基づいたインデックスを付加することは可能であるが、サッカー、ラグビー、ホッケーなどのように、多人数が同時に動き、かつ連続的に攻守の切り替えが行われるスポーツでは、種々のプレーに対応したインデックスを付加することは困難である。
【0006】
そのため、サッカー、ラグビー、ホッケーなどのスポーツの試合についてのダイジェスト映像を生成する場合には、人間が映像を見ながら、手作業で映像の編集をして、ダイジェスト映像を生成していた。
【0007】
本発明は、前記問題点に鑑み、創案されたものであり、種々のスポーツの、種々のプレーパターンに対応したインデックスを生成できるスポーツ映像インデックス生成装置、その方法及びそのプログラム並びに当該インデックスを利用したスポーツ中継アナウンスデータ生成装置及びスポーツダイジェスト映像生成装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、スポーツ映像において、選手の行為でありかつ1つの特定の意味を持つ予め決められた区切りの動作であるイベントが連続したプレーパターンを特定する識別情報を、プレーパターンが発生した時刻とともに、スポーツ映像のインデックスとして生成するスポーツ映像インデックス生成装置であって、物理データ記憶手段と、テンプレート記憶手段と、テンプレート合致判定手段と、インデックス生成手段と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、スポーツ映像インデックス生成装置は、物理データ記憶手段に記憶されている、スポーツ映像の中から抽出したイベントの種類を特定するイベントデータ、イベントを行った選手を特定する選手データ、イベントを行った選手の位置を特定する選手位置データ及びイベントが行われた時刻であるイベント発生時刻を特定するイベント発生時刻データである物理データを時系列に読み出して、テンプレート記憶手段に記憶されているプレーパターンを、複数の物理データの組み合わせによって識別情報とともに定義したテンプレートと合致するかどうかを判定する。
【0010】
また、物理データ記憶手段から読み出された複数の物理データの組み合わせが、テンプレートと合致する場合に、プレーパターンを構成する物理データのイベント発生時刻をプレーパターンの発生した時刻として、かつテンプレートに対応する識別情報とともにインデックスとして生成する。
【0011】
ここでイベントとは、選手の行為であり、かつ1つの特定の意味を持つ区切りの動作をいい、例えば、サッカーでは、選手が行うボールを蹴るなどといった行動が該当する。また、個々のイベントが連続したプレーパターンとは、複数のイベントを連続して組み合わせることよりなる、1つの特定の意味を持つイベント群をいう。例えば、Aチームの選手のボールを蹴るというイベントと、Aチームの選手のボールを受け取るというイベントを組み合わせることにより、パスの成功というプレーパターンとなる。
【0012】
物理データとは、イベントの種類を特定するイベントデータ、イベントを行った選手を特定する選手データ、イベントを行った選手のイベント発生時刻の位置を特定する選手位置データ及びイベントが行われた時刻であるイベント発生時刻を特定するイベント発生時刻データからなる。また、プレーパターンは、複数のイベントの組み合わせから定義される。従って、プレーパターンは、複数の物理データから特定され、このプレーパターンを特定する複数の物理データが識別情報とともにテンプレートとして記憶されることとなる。
【0013】
また、スポーツ映像インデックス生成装置は、プレーヤ属性データ記憶手段を備えた構成としても良い(請求項2)。
かかる構成によれば、スポーツ映像インデックス生成装置は、スポーツ映像内における個々のプレーヤの固有情報である属性データをプレーヤ属性データ記憶手段に記憶している。また、テンプレート記憶手段に記憶されているテンプレートは、プレーヤの固有情報に関連付けて、イベントを定義している。
【0014】
従って、プレーヤ及びプレーパターン毎のインデックスを生成できる。ここで、属性データとは、プレーヤの所属するチーム名、背番号、ポジションなどいった、個々のプレーヤ特有の情報をいう。
【0015】
請求項3に係る発明は、スポーツ映像の内容を実況中継したアナウンスデータを生成するスポーツ中継アナウンスデータ生成装置であって、請求項1又は請求項2に記載のスポーツ映像インデックス生成装置と、アナウンス用コメント記憶手段と、コメント検索手段と、アナウンスデータ抽出手段と、を備えていることを特徴とする。
【0016】
かかる構成によれば、スポーツ中継アナウンスデータ生成装置は、テンプレート記憶手段に記憶されているプレーパターンの識別情報と、プレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントとを関連付けてアナウンス用コメント記憶手段に記憶している。また、コメント検索手段により、インデックス生成手段で生成されるインデックスに含まれる識別情報に基づいて、アナウンス用コメント記憶手段からアナウンス用コメントを検索する。また、アナウンスデータ抽出手段により、コメント検索手段で検出されたアナウンス用コメントをアナウンスデータとして読み出す。
従って、人間が映像を見ながら、アナウンス用コメントを生成する必要をなくすことができる。
【0017】
ここで、アナウンス用コメントとは、アナウンサ又は解説者が説明したプレーパターンの解説を文字として記憶した文字データ、または、アナウンサ又は解説者が説明したイベントの解説を音声として記憶した音声データをいう。
【0018】
請求項4に係る発明によれば、スポーツのプレーパターンを入力することで、スポーツ映像から、プレーパターンの映像を抽出したダイジェスト映像を生成するスポーツダイジェスト映像生成装置であって、請求項1又は請求項2に記載のスポーツ映像インデックス生成装置と、インデックス記憶手段と、プレーパターン受付手段と、インデックス検索手段と、映像抽出手段と、を備えていることを特徴とする。
【0019】
かかる構成によれば、スポーツダイジェスト映像生成装置は、インデックス生成手段で生成されたインデックスをインデックス記憶手段に記憶する。また、プレーパターン受付手段により、予め定めたイベントの種類を特定する識別情報を受け付ける。また、インデックス検索手段により、プレーパターン受付手段で受け付けた識別情報に基づいて、インデックス記憶手段に記憶されているインデックスの中から識別情報に該当するインデックスを検索する。そして、映像抽出手段により、インデックス検索手段で検索されたインデックスで示されるイベント発生時刻に基づいて、スポーツ映像からダイジェスト映像を抽出する。
【0020】
従って、人間が映像を見ながら、手作業で映像の編集をして、ダイジェスト映像を生成する必要をなくすことができる。
【0021】
請求項5に係る発明によれば、スポーツ映像において、選手の行為でありかつ1つの特定の意味を持つ予め決められた区切りの動作であるイベントが連続したプレーパターンを特定する識別情報を、プレーパターンが発生した時刻とともに、スポーツ映像のインデックスとして生成するスポーツ映像インデックス生成方法であって、テンプレート合致判定ステップと、インデックス生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0022】
かかる方法によれば、スポーツ映像インデックス生成方法は、テンプレート合致判定ステップにより、物理データ記憶手段に、記憶されている、スポーツ映像の中から抽出したイベントの種類を特定するイベントデータ、イベントを行った選手を特定する選手データ、イベントを行った選手の位置を特定する選手位置データ及びイベントが行われた時刻であるイベント発生時刻を特定するイベント発生時刻データである物理データを時系列に読み出して、テンプレート記憶手段に記憶されている、プレーパターンを複数の物理データの組み合わせによって識別情報とともに定義したテンプレートと合致するかどうかを判定する。また、インデックス生成ステップにより、テンプレート合致判定ステップの判定結果において、物理データ記憶手段から読み出された複数の物理データの組み合わせが、テンプレートと合致する場合に、プレーパターンを構成する物理データのイベント発生時刻をプレーパターンの発生した時刻として、かつテンプレートに対応する識別情報とともにインデックスとして生成する。
【0023】
従って、予め定めたプレーパターンを特定する識別情報に基づいて、インデックスを検索し、このインデックスで示されるイベント発生時刻に基づいて、スポーツ映像からダイジェスト映像を抽出できるインデックスを得ることができるので、人間が映像を見ながら、手作業で映像の編集をして、ダイジェスト映像を生成する必要をなくすことができ、種々のスポーツにおいて、プレーパターン毎のインデックスを生成できる。
【0024】
請求項6に係る発明によれば、スポーツ映像において、選手の行為でありかつ1つの特定の意味を持つ予め決められた区切りの動作であるイベントが連続したプレーパターンを特定する識別情報を、プレーパターンが発生した時刻とともに、スポーツ映像のインデックスとして生成するために、コンピュータを、テンプレート合致判定手段、インデックス生成手段として機能させる構成とした。
【0025】
かかる構成によれば、スポーツ映像インデックス生成プログラムは、テンプレート合致判定手段により、物理データ記憶手段に、記憶されている、スポーツ映像の中から抽出したイベントの種類を特定するイベントデータ、イベントを行った選手を特定する選手データ、イベントを行った選手の位置を特定する選手データ及びイベントが行われた時刻であるイベント発生時刻を特定するイベント発生時刻データである物理データを時系列に読み出して、テンプレート記憶手段に記憶されている、プレーパターンを複数の物理データの組み合わせによって識別情報とともに定義したテンプレートと合致するかどうかを判定する。また、インデックス生成手段により、テンプレート合致判定ステップの判定結果において、物理データ記憶手段から読み出された複数の物理データの組み合わせが、テンプレートと合致する場合に、プレーパターンを構成する物理データのイベント発生時刻をプレーパターンの発生した時刻として、かつテンプレートに対応する識別情報とともにインデックスとして生成する。
【0026】
従って、予め定めたプレーパターンを特定する識別情報に基づいて、インデックスを検索し、このインデックスで示されるイベント発生時刻に基づいて、スポーツ映像からダイジェスト映像を抽出できるインデックスを得ることができるので、人間が映像を見ながら、手作業で映像の編集をして、ダイジェスト映像を生成する必要をなくすことができ、種々のスポーツにおいて、プレーパターン毎のインデックスを生成できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図1は、本発明に係るスポーツ映像インデックス生成装置を示すブロック図である。図2は、本発明に係るスポーツ映像インデックス生成装置の動作を示すフローチャートである。図3は、選手がボールを離し、同じチームの選手がボールをキャッチした場合(パスが成功した場合)を表す模式図である。
図1に示すように、スポーツ映像蓄積手段2は、スポーツ(サッカー)の試合の映像を記憶している記録媒体であり、例えば、ハードディスクなどが該当する。
【0028】
選手位置データ入力手段3は、スポーツ映像インデックス生成装置10のスポーツ内容記述データ記憶手段11に、選手位置データを入力し、スポーツ映像インデックス生成装置10のスポーツ内容記述データ記憶手段11に選手位置データを書き込むものであり、パーソナルコンピュータのキーボードなどが該当する。ここで、選手位置データとは、各選手の時間ごとの位置を表したデータである。例えば、以下のようなデータとなる。
形式:時刻(時:分:秒:映像のフレーム番号),選手(識別子〜例えば、背番号),位置x,位置y,選手(識別子),位置x,位置y・・・人数分
例:00:00:10:00,1,x,y,2,x2,y2・・・
00:00:10:01,1,x,y,2,x2,y2・・・
また、時刻については、映像のフレーム(1/30秒)以外にもフィールド(1/60秒)などを単位として測定して記憶される。
【0029】
イベントデータ入力手段4は、スポーツ映像インデックス生成装置10のスポーツ内容記述データ記憶手段11に、イベントデータ、イベント発生時刻データ及び選手データを入力し、スポーツ映像インデックス生成装置10のスポーツ内容記述データ記憶手段11にイベントデータ、イベント発生時刻データ及び選手データを書き込むものであり、パーソナルコンピュータのキーボードなどが該当する。例えば、イベントデータ、イベント発生時刻データ及び選手データは、以下のようなデータとなる。
形式:イベント番号,イベントタイプ(種類),イベント発生時刻(時:分:秒:映像のフレーム番号),イベントを行った選手(識別子)
例:a,release,00:00:10:00,1
b,catch,00:00:10:06,2
また、時刻については、イベントが開始された時刻、例えば、イベントがボールを離すこと(例えば、ボールを蹴ること、ボールをヘディングすることなど)である場合には、選手がボールを離す動作に入った瞬間の時刻が該当する。
【0030】
インデックス記憶手段5は、後記するスポーツ映像インデックス生成装置10のインデックス生成手段15で生成されたインデックスを記憶するものであり、例えば、ハードディスクなどの記憶媒体が該当する。
【0031】
スポーツ映像インデックス生成装置10は、スポーツ映像のインデックスを生成するものであり、スポーツ内容記述データ記憶手段11、テンプレート記憶手段12、選手属性データ記憶手段13、テンプレート合致判定手段14及びインデックス生成手段15からなる。
【0032】
スポーツ内容記述データ記憶手段11(物理データ記憶手段)は、イベントデータ入力手段4により入力されたイベントデータ、イベント発生時刻データ及び選手データと、選手位置データ入力手段3により入力された選手位置データを記憶するものであり、例えば、ハードディスクなどの記憶媒体が該当する。また、スポーツ内容記述データ記憶手段11は、記憶されているイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データを、テンプレート合致判定手段14とインデックス生成手段15により読み出されるものである。
【0033】
テンプレート記憶手段12は、予めテンプレートとプレーパターンを特定する識別情報を記憶してあるものであり、記憶してあるテンプレートとプレーパターンを特定する識別情報を、テンプレート合致判定手段14に読み出されるものである。テンプレート記憶手段12は、例えば、ハードディスクなどの記憶媒体が該当する。ここで、テンプレートとは、イベントデータで特定されるイベントの種類(タイプ)、イベント発生時刻データで特定されるイベント発生時刻及び選手データで特定されるイベントを行った選手から定義してプレーパターンを定めたルールを記憶したデータである。
【0034】
例えば、図3に示すように、選手がボールを離し、同じチームの選手がボールをキャッチした場合には、パスが成功したと定義する。また、図示しないが、選手がボールを離し、違うチームの選手がボールをキャッチした場合には、パスミスと定義する。さらに、選手がボールを離し、同じチームの選手がボールをキャッチした場合であって、ボールを離した選手の位置とボールをキャッチした選手の位置が離れている場合には、ロングパスが成功したと定義する。
【0035】
また、テンプレートは、例えば、以下のようなデータとなる。
パスミス:
event N=release p(teamP) && event N+1=catch q(teamQ) && teamP!=teamQ
Pチーム(teamP)の選手(p)がボールを蹴る(release、event N)。そして、Qチーム(teamQ)の選手(q)がボールをキャッチする(catch、event N+1)。PチームとQチームが異なるので(teamP!=teamQ)、パスミスと定義する。
シュート失敗:
event N=release p(teamP) && event N+1=catch q(teamQ) && teamP!=teamQ && q =GK
Pチーム(teamP)の選手(p)がボールを蹴る(release、event N)。そして、Qチーム(teamQ)の選手(q)がボールをキャッチする(catch、event N+1)。PチームとQチームが異なり(teamP!=teamQ)、キャッチした選手(q)がゴールキーパであるから(q=GK)、シュート失敗と定義する。
パス成功:
event N=release p(teamP) && event N+1=catch q(teamQ) && teamP=teamQ
Pチーム(teamP)の選手(p)がボールを蹴る(release、event N)。そして、Qチーム(teamQ)の選手(q)がボールをキャッチする(catch、event N+1)。PチームとQチームが同じであるので(teamP=teamQ)、パスの成功と定義する。
ショートパス成功:
event N=release p(teamP) && event N+1=catch q(teamQ) && teamP=teamQ &&((event N+1(time)−event N(time))≦0.5)
Pチーム(teamP)の選手(p)がボールを蹴る(release、event N)。そして、Qチーム(teamQ)の選手(q)がボールをキャッチする(catch、event N+1)。PチームとQチームが同じで(teamP=teamQ)、イベントNからイベントN+1までにかかった時間が0.5秒以内であれば、ショートパスと定義する。
ロングパス成功:
event N=release p(teamP) && event N+1=catch q(teamQ) && teamP=teamQ &&((event N+1(q position)−event N(p position))≧20)
Pチーム(teamP)の選手(p)がボールを蹴る(release、event N)。そして、Qチーム(teamQ)の選手(q)がボールをキャッチする(catch、event N+1)。PチームとQチームが同じで(teamP=teamQ)、イベントNの発生時刻の選手(p)の位置からイベントN+1の発生時刻の選手(q)の位置まで距離が20m以上であれば、ロングパスと定義する。
【0036】
選手属性データ記憶手段(プレーヤ属性データ記憶手段)13は、予め選手属性データを記憶したものであり、例えば、ハードディスクなどの記憶媒体が該当する。この選手属性データ記憶手段13に記憶してある選手属性データは、テンプレート合致判定手段14により読み出されるものである。ここで、選手属性データ(属性データ)とは、プレーヤの所属するチーム名、背番号、ポジションなどといった、個々のプレーヤ特有の情報を記憶したデータをいう。例えば、以下のようなデータとなる。
形式:選手(識別子),チーム,ポジション
例:1,A,DF
識別番号1(1)の選手がチームA(A)に所属し、ポジションがディフェンダ(DF)であることを示している。
2,A,GK
識別番号2(2)の選手がチームA(A)に所属し、ポジションがゴールキーパ(GK)であることを示している。
3,A,FW
識別番号3(3)の選手がチームA(A)に所属し、ポジションがフォワード(FW)であることを示している。
12,B,DF
識別番号12(12)の選手がチームB(B)に所属し、ポジションがディフェンダ(DF)であることを示している。
【0037】
テンプレート合致判定手段14は、時系列に、スポーツ内容記述データ記憶手段11に記憶されているイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データを読み出すものである。また、テンプレート合致判定手段14は、テンプレート記憶手段12に記憶されているテンプレートとプレーパターンを特定する識別情報と、選手属性データ記憶手段13に記録されている選手属性データを読み出すものである。また、テンプレート合致判定手段14は、イベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ、選手位置データ及び選手属性データと、テンプレートとが合致するか判定するものである。
【0038】
イベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ、選手位置データ及び選手属性データと、テンプレートとが合致すると判定した場合には、そのイベントの組み合わせがプレーパターンとみなされる。そして、テンプレート合致判定手段14は、このプレーパターンを特定する識別情報をインデックス生成手段15に送信する。
【0039】
インデックス生成手段15とは、スポーツ内容記述データ記憶手段11から読み出すイベント発生時刻データと、テンプレート合致判定手段14から送信されるプレーパターンを特定する識別情報と選手属性データを受信し、受信したイベント発生時刻データ、プレーパターンを特定する識別情報及び選手属性データからインデックスを生成するものである。また、インデックス生成手段15は、生成したインデックスをインデックス記憶手段5に書き込むものである。
なお、スポーツ映像インデックス生成装置10内に図示する各構成部の機能は、図示しない記憶手段に格納されたプログラム(スポーツ映像インデックス生成プログラム)に基づいて、図示しないCPUが演算処理を行うことで実行される。
【0040】
次に、スポーツ映像インデックス生成装置10の動作について、図面を参照して説明する。
図2に示すように、利用者がスポーツ映像を参照しながら、イベントデータ入力手段4によって、イベントデータ、イベント発生時刻データ及び選手データを入力し、スポーツ映像インデックス生成装置10のスポーツ内容記述データ記憶手段11にイベントデータ、イベント発生時刻データ及び選手データを書き込む(記憶する)(ステップS1)。次に、利用者がスポーツ映像を参照しながら、選手位置データ入力手段3により、選手位置データを入力し、スポーツ映像インデックス生成装置10のスポーツ内容記述データ記憶手段11に選手位置データを書き込む(記憶する、ステップS2)。
【0041】
そして、テンプレート合致判定手段14が、テンプレート記憶手段12に予め記憶されているテンプレートとプレーパターンを特定する識別情報と、選手属性データ記憶手段13に予め記憶されている選手属性データを読み出す(ステップS3)。また、テンプレート合致判定手段14が、スポーツ内容記述データ記憶手段11に記憶されている、テンプレートに対応した数のイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データを時系列に読み出す(ステップS4)。ここで、テンプレートに対応した数のイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データとは、プレーパターンを構成するために必要とされる数のイベントのイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データをいう。例えば、プレーパターンがパスの成功の場合には、選手がボールを離したことと選手がボールをキャッチしたことという2つのイベントが必要となるので、テンプレートに対応した数のイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データは、2つのイベントデータ、2つのイベント発生時刻データ、2つの選手データ及び2つの選手位置データとなる。
【0042】
そして、テンプレート合致判定手段14が、イベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ、選手位置データ及び選手属性データと、テンプレートとが合致するか判定する(ステップS5、テンプレート合致判定ステップ)。イベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ、選手位置データ及び選手属性データと、テンプレートとが合致すると判定された場合(ステップS5で、Yes)には、このイベントの組み合わせがプレーパターンとみなされ、インデックス生成手段15が、スポーツ内容記述データ記憶手段11から読み出すイベント発生時刻データと、テンプレート合致判定手段14から送信されるプレーパターンを特定する識別情報と選手属性データを受け取り、イベント発生時刻をプレーパターンの発生時刻とみなして、読み出したイベント発生時刻データと受け取ったプレーパターンを特定する識別情報と選手属性データからインデックスを生成する(ステップS6、インデックス生成ステップ)。一方、イベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ、選手位置データ及び選手属性データと、テンプレートとが合致しないと判定された場合(ステップS5で、No)には、イベントの組み合わせがプレーパターンとみなされず、ステップS4に戻り、再度、テンプレート合致判定手段14が、スポーツ内容記述データ記憶手段11に記憶されている、テンプレートに対応した数のイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データを時系列に読み出す。
【0043】
また、インデックスの生成後、読み出したテンプレートに対して、全てのイベントのイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データを読み出して、イベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ、選手位置データ及び選手属性データと、テンプレートとが合致するか判断したかどうか判定される(ステップS7)。読み出したテンプレートに対して、全てのイベントのイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データを読み出して、イベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ、選手位置データ及び選手属性データと、テンプレートとが合致するかどうか判断したと判定された場合(Yes)には、全てのテンプレートを読み出したかどうか判定する(ステップS8)。
【0044】
一方、読み出したテンプレートに対して、全てのイベントのイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データを読み出して、イベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ、選手位置データ及び選手属性データと、テンプレートとが合致するかどうか判断していないと判定した場合(ステップS7で、No)には、ステップ4に戻り、再度、テンプレート合致判定手段14が、スポーツ内容記述データ記憶手段11に記憶されている、テンプレートに対応した数のイベントデータ、イベント発生時刻データ、選手データ及び選手位置データを読み出す。
【0045】
また、全てのテンプレートを読み出したと判断した場合(ステップS8で、Yes)には、処理を終了する(エンド)。一方、全てのテンプレートを読み出していないと判断した場合(ステップS8で、No)には、ステップS3に戻り、再度、テンプレート合致判定手段14が、テンプレート記憶手段12に予め記憶されているテンプレートと選手属性データ記憶手段13に予め記憶されている選手属性データを読み出す。
従って、第1の実施形態によれば、プレーヤ及びプレーパターン毎のインデックスが生成できる。
【0046】
なお、本発明の実施の形態では、サッカーを例に説明したが、本発明はサッカーのインデックスに限られるものではなく、それ以外のスポーツ(ラクビー、ホッケー、バレーボール、バスケット、アメリカンフットボール、体操など)のインデックスにも、応用可能である。また、本実施の形態では、イベントデータのイベント発生時刻についてのデータと識別情報と選手属性データからインデックスを生成したが、イベントデータのイベント発生時刻についてのデータと識別情報からインデックスを生成しても良い。
【0047】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図4は、本発明に係るスポーツダイジェスト映像生成装置を示すブロック図である。図5は、本発明に係るスポーツダイジェスト映像生成装置の動作を示すフローチャートである。なお、第1の実施形態と同じ構成については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0048】
図4に示すように、スポーツダイジェスト映像生成装置20は、スポーツ映像インデックス生成装置10において生成されるインデックスに関するスポーツ映像を生成するものであり、スポーツ映像インデックス生成装置10、インデックス記憶手段5、プレーパターン入力手段21、インデックス検索手段22及び映像抽出手段23からなる。
インデックス記憶手段5は、インデックス生成手段15で生成されたインデックスを記憶するものであり、例えば、ハードディスクなどの記憶媒体が該当する。インデックス記憶手段5に記憶されているインデックスは、インデックス検索手段22により読み出されるものである。
【0049】
プレーパターン入力手段(プレーパターン受付手段)21は、映像の抽出を希望するプレーパターンを特定するための識別情報を入力するものであり、入力された識別情報をインデックス検索手段22に送信するものである。プレーパターン入力手段21は、キーボードやマウスなどが該当する。プレーパターン入力手段21は、例えば、図示しないディスプレイに表示された複数のインデックスをマウスカーソルで指し示して、映像の抽出を希望するプレーパターンを特定するための識別情報を入力するものである。
【0050】
インデックス検索手段22は、プレーパターン入力手段21から送信されるプレーパターンを特定する識別情報を受信し、インデックス記憶手段5に記憶されているインデックスを読み出して、受信した識別情報を含むインデックスを検索するものである。また、インデックス検索手段22は、検索したインデックスを映像抽出手段23に送信するものである。
【0051】
映像抽出手段23は、インデックス検索手段22から送信されるインデックスを受信し、受信したインデックスが示すイベント発生時刻に基づいて特定した映像を、スポーツ映像蓄積手段2から抽出するものである。
【0052】
次に、スポーツダイジェスト映像生成装置の動作について、図面を参照して説明する。
図5に示すように、プレーパターン入力手段21が、映像の抽出を希望するプレーパターンを特定する識別情報を入力する(ステップS11)。また、プレーパターン入力手段21がインデックス検索手段22に、入力された識別情報を送信する。インデックス検索手段22が、プレーパターン入力手段21から送信される識別情報を受信し、インデックス記憶手段5に記憶されているインデックスを読み出して、受信した識別情報に対応するインデックスを検索する(ステップS12)。
【0053】
また、インデックス検索手段22が、映像抽出手段23に、検索したインデックスを送信する。そして、映像抽出手段23が、インデックス検索手段22から送信されるインデックスを受信し、受信したインデックスが示すイベント発生時刻に基づいて特定した映像を、スポーツ映像蓄積手段2から抽出する(ステップS13)。
【0054】
従って、第2の実施形態によれば、人間が映像を見ながら、手作業で映像の編集をして、ダイジェスト映像を生成する必要をなくすことができる。
なお、本発明の実施の形態では、サッカーを例に説明したが、本発明はサッカーに関するものに限られるものではなく、それ以外のスポーツに関するものにも、応用可能である。また、本実施の形態では、イベントデータのイベント発生時刻についてのデータと識別情報と選手属性データから生成したインデックスを用いて、映像を抽出したが、イベントデータのイベント発生時刻についてのデータと識別情報から生成したインデックスを用いて映像を抽出しても良い。
【0055】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図6は、本発明に係るアナウンス用コメント生成装置を示すブロック図である。図7は、本発明に係るアナウンス用コメント生成装置の動作を示すフローチャートである。なお、第1の実施形態と同じ構成については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0056】
図6に示すように、アナウンス用コメント生成装置30は、インデックス記憶手段5、スポーツ映像インデックス生成装置10、アナウンス用コメント入力手段31、アナウンス用コメント記憶手段32、アナウンス用コメント検索手段33、アナウンス用コメント抽出手段34及び選手名等付加手段35からなる。
【0057】
アナウンス用コメント入力手段31は、テンプレート記憶手段12に記憶されているアナウンス用コメント(アナウンスデータ)を入力し、アナウンス用コメント記憶手段32にアナウンス用コメントを書き込むものである。ここで、アナウンス用コメント(アナウンスデータ)とは、アナウンサ又は解説者が説明したプレーパターンの解説を文字として記憶した文字データ、または、アナウンサ又は解説者が説明したイベントの解説を音声として記憶した音声データをいう。また、プレーパターンの識別情報と、プレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントは関連付けて記憶されるものである。また、アナウンス用コメント入力手段31は、キーボードやマイクなどが該当する。
【0058】
アナウンス用コメント記憶手段32は、アナウンス用コメント入力手段31により、書き込まれるプレーパターンの識別情報と、プレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントを記憶するものである。また、アナウンス用コメント記憶手段32は、アナウンス用コメント検索手段33により、記憶しているプレーパターンの識別情報と、プレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントを検索されるものである。また、アナウンス用コメント記憶手段32は、文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントを、アナウンス用コメント抽出手段34により抽出されるものである。アナウンス用コメント記憶手段32は、例えば、ハードディスクなどの記憶媒体が該当する。
【0059】
アナウンス用コメント検索手段33(コメント検索手段)は、インデックス記憶手段5に記憶されているインデックスを読み出して、アナウンス用コメント記憶手段32に記憶されている、この読み出したインデックスに含まれる識別情報に関連付けられて記憶されている、プレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントを検索するものである。
【0060】
アナウンス用コメント抽出手段34(アナウンスデータ検出手段)は、アナウンス用コメント検索手段33により、検索されたプレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントを、アナウンス用コメント記憶手段32から抽出するものである。
【0061】
選手名等付加手段35は、読み出したインデックスに対応する選手属性データを、選手属性データ記憶手段13から読み出し、選手属性データに含まれる選手名などのデータを、アナウンス用コメント抽出手段34により読み出された、プレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントに付加して、選手名等付加アナウンス用コメント(選手名等付加アナウンスデータ)を生成するものである。
【0062】
次に、アナウンス用コメント生成装置の動作について、図面を参照して説明する。
図7に示すように、アナウンス用コメント検索手段33が、インデックス記憶手段5に記憶されているインデックスを読み出す(ステップS21)。アナウンス用コメント検索手段33が、アナウンス用コメント記憶手段32に記憶されている、この読み出したインデックスに含まれる識別情報に関連付けられて記憶されている、プレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントを検索する(ステップS22)。
【0063】
また、アナウンス用コメント抽出手段34が、アナウンス用コメント検索手段33により、検索されたプレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントを、アナウンス用コメント記憶手段32から読み出す(ステップS23)。また、選手名等付加手段35が、読み出したインデックスに対応する選手属性データを、選手属性データ記憶手段13から読み出す(ステップS24)。そして、選手名等付加手段35が、選手属性データに含まれる選手名などのデータを、アナウンス用コメント抽出手段34により読み出された、プレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントに付加して、選手名等付加アナウンス用コメントを生成する。(ステップS25)。
【0064】
さらに、アナウンス用コメント検索手段33が、全てのインデックスを読み出したか判断する(ステップS26)。アナウンス用コメント検索手段33が、全てのインデックスを読み出したと判断した場合には(ステップS26で、Yes)、アナウンス用コメントの生成の処理を終了する(エンド)。一方、アナウンス用コメント検索手段33が、全てのインデックスを読み出していないと判断した場合には(ステップS26で、No)、ステップS21に戻り、再度、アナウンス用コメント検索手段33が、インデックスを読み出す。
従って、人間が映像を見ながら、映像に合致したアナウンス用のコメントを生成する必要をなくすことができる。
【0065】
なお、本発明の実施の形態では、サッカーを例に説明したが、本発明はサッカーに関するものに限られるものではなく、それ以外のスポーツの試合に関するものにも、応用可能である。また、本実施の形態では、イベントデータのイベント発生時刻についてのデータと識別情報と選手属性データから生成したインデックスを用いて、選手名等付加アナウンス用コメントを生成したが、イベントデータのイベント発生時刻についてのデータと識別情報から生成したインデックスを用いてアナウンス用コメント生成しても良い。
【0066】
【発明の効果】
請求項1、請求項5および請求項6に係る発明によれば、種々のスポーツの映像において、プレーパターン毎のインデックスを生成することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、種々のスポーツの映像において、プレーヤ及びプレーパターン毎のインデックスを生成することができる。
請求項3に係る発明によれば、人間が映像を見ながらアナウンス用コメントを生成する必要をなくすることができる。
請求項4に係る発明によれば、人間が映像を見ながら、手作業で映像の編集をして、ダイジェスト映像を生成する必要をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスポーツ映像インデックス生成装置を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るスポーツ映像インデックス生成装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】選手がボールを離し、同じチームの選手がボールをキャッチした場合(パスが成功した場合)を表す模式図である。
【図4】本発明に係るスポーツダイジェスト映像生成装置を示すブロック図である。
【図5】本発明に係るスポーツダイジェスト映像生成装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るアナウンス用コメント生成装置を示すブロック図である。
【図7】本発明に係るアナウンス用コメント生成装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 インデックス記憶手段
10 スポーツ映像インデックス生成装置
11 スポーツ内容記述データ記憶手段(物理データ記憶手段)
12 テンプレート記憶手段
13 選手属性データ記憶手段(プレーヤ属性データ記憶手段)
14 テンプレート合致判定手段
15 インデックス生成手段
20 スポーツダイジェスト映像生成装置
21 プレーパターン入力手段(プレーパターン受付手段)
22 インデックス検索手段
23 映像抽出手段
30 アナウンス用コメント生成装置
32 アナウンス用コメント記憶手段
33 アナウンス用コメント検索手段(コメント検索手段)
34 アナウンス用コメント抽出手段

Claims (6)

  1. スポーツ映像において、選手の行為でありかつ1つの特定の意味を持つ予め決められた区切りの動作であるイベントが連続したプレーパターンを特定する識別情報を、そのプレーパターンが発生した時刻とともに、前記スポーツ映像のインデックスとして生成するスポーツ映像インデックス生成装置であって、
    前記スポーツ映像の中から抽出した前記イベントの種類を特定するイベントデータ、前記イベントを行った選手を特定する選手データ、前記イベントを行った選手の位置を特定する選手位置データ及び前記イベントが行われた時刻であるイベント発生時刻を特定するイベント発生時刻データを物理データとして記憶している物理データ記憶手段と、
    前記プレーパターンを前記複数の物理データの組み合わせによって前記識別情報とともにテンプレートとして記憶しているテンプレート記憶手段と、
    前記物理データ記憶手段に記憶されている複数の物理データを時系列に読み出して、前記テンプレート記憶手段に記憶されているテンプレートにおける複数の物理データの組み合わせに合致するかどうかを判定するテンプレート合致判定手段と、
    このテンプレート合致判定手段の判定結果において、前記物理データ記憶手段から読み出された複数の物理データの組み合わせが、前記テンプレートと合致する場合に、前記プレーパターンを構成する物理データのイベント発生時刻を前記プレーパターンの発生した時刻として、かつ前記テンプレートに対応する前記識別情報とともに、インデックスとして生成するインデックス生成手段と、
    を備えていることを特徴とするスポーツ映像インデックス生成装置。
  2. 前記スポーツ映像内における個々のプレーヤの固有情報である属性データを記憶しているプレーヤ属性データ記憶手段を備え、
    前記テンプレート記憶手段に記憶されているテンプレートは、前記プレーヤの属性データに関連付けて、前記プレーパターンを定義していることを特徴とする請求項1に記載のスポーツ映像インデックス生成装置。
  3. スポーツ映像の内容を実況中継したアナウンスデータを生成するスポーツ中継アナウンスデータ生成装置であって、
    請求項1又は請求項2に記載のスポーツ映像インデックス生成装置と、
    前記テンプレート記憶手段に記憶されているプレーパターンの識別情報と、前記プレーパターンを説明した文字データ又は音声データであるアナウンス用コメントとを関連付けて記憶しているアナウンス用コメント記憶手段と、
    前記インデックス生成手段で生成されるインデックスに含まれる識別情報に基づいて、前記アナウンス用コメント記憶手段から前記アナウンス用コメントを検索するコメント検索手段と、
    このコメント検索手段で検索されたアナウンス用コメントを前記アナウンスデータとして読み出すアナウンスデータ抽出手段と、
    を備えていることを特徴とするスポーツ中継アナウンスデータ生成装置。
  4. スポーツのプレーパターンを入力することで、スポーツ映像から、前記プレーパターンの映像を抽出したダイジェスト映像を生成するスポーツダイジェスト映像生成装置であって、
    請求項1又は請求項2に記載のスポーツ映像インデックス生成装置と、
    前記インデックス生成手段で生成されたインデックスを記憶するインデックス記憶手段と、
    予め定めた前記プレーパターンを特定する識別情報を受け付けるプレーパターン受付手段と、
    このプレーパターン受付手段で受け付けた識別情報に基づいて、前記インデックス記憶手段に記憶されているインデックスの中から前記識別情報に該当するインデックスを検索するインデックス検索手段と、
    このインデックス検索手段で検索されたインデックスで示されるイベント発生時刻に基づいて、前記スポーツ映像からダイジェスト映像を抽出する映像抽出手段と、
    を備えていることを特徴とするスポーツダイジェスト映像生成装置。
  5. スポーツ映像において、選手の行為でありかつ1つの特定の意味を持つ予め決められた区切りの動作であるイベントが連続したプレーパターンを特定する識別情報を、そのプレーパターンが発生した時刻とともに、前記スポーツ映像のインデックスとして生成するスポーツ映像インデックス生成方法であって、
    物理データ記憶手段に、記憶されている、前記スポーツ映像の中から抽出したイベントの種類を特定するイベントデータ、前記イベントを行った選手を特定する選手データ、前記イベントを行った選手の位置を特定する選手位置データ及び前記イベントが行われた時刻であるイベント発生時刻を特定するイベント発生時刻データである物理データを時系列に読み出して、テンプレート記憶手段に記憶されている、前記プレーパターンを前記複数の物理データの組み合わせによって前記識別情報とともに定義したテンプレートと合致するかどうかを判定するテンプレート合致判定ステップと、
    このテンプレート合致判定ステップの判定結果において、前記物理データ記憶手段から読み出された複数の物理データの組み合わせが、前記テンプレートと合致する場合に、前記プレーパターンを構成する物理データのイベント発生時刻を前記プレーパターンの発生した時刻として、かつ前記テンプレートに対応する前記識別情報とともにインデックスとして生成するインデックス生成ステップと、
    を含んでいることを特徴とするスポーツ映像インデックス生成方法。
  6. スポーツ映像において、選手の行為でありかつ1つの特定の意味を持つ予め決められた区切りの動作であるイベントが連続したプレーパターンを特定する識別情報を、そのイベントが発生した時刻とともに、前記スポーツ映像のインデックスとして生成するために、コンピュータを、
    物理データ記憶手段に、イベント発生時刻に関連付けて記憶されている、前記スポーツ映像の中から抽出したイベントの種類を特定するイベントデータ、前記イベントを行った選手を特定する選手データ、前記イベントを行った選手の位置を特定する選手位置データ及び前記イベントが行われた時刻であるイベント発生時刻を特定するイベント発生時刻データである物理データを時系列に読み出して、テンプレート記憶手段に記憶されている、前記プレーパターンを前記複数の物理データの組み合わせによって前記識別情報とともに定義したテンプレートと合致するかどうかを判定するテンプレート合致判定手段、
    このテンプレート合致判定手段の判定結果において、前記物理データ記憶手段から読み出された複数の物理データの組み合わせが、前記テンプレートと合致する場合に、前記プレーパターンを構成する物理データのイベント発生時刻を前記プレーパターンの発生した時刻として、かつ前記テンプレートに対応する前記識別情報とともにインデックスとして生成するインデックス生成手段、
    として機能させることを特徴とするスポーツ映像インデックス生成プログラム。
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