JP2003140241A - カメラ及びカメラの制御方法 - Google Patents

カメラ及びカメラの制御方法

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JP2003140241A
JP2003140241A JP2001334870A JP2001334870A JP2003140241A JP 2003140241 A JP2003140241 A JP 2003140241A JP 2001334870 A JP2001334870 A JP 2001334870A JP 2001334870 A JP2001334870 A JP 2001334870A JP 2003140241 A JP2003140241 A JP 2003140241A
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camera
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shake
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Akira Tomitaka
朗 冨高
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラの電源がONの状態で放置されたり、
カメラ操作SWが押し込まれた状態で放置された場合で
あっても、消費電力を低減するカメラを提供する。 【解決手段】 カメラ本体1は、CPU2と、手振れセ
ンサ3と、EPROM22と、電源制御部23と、操作
入力部39と、計時部40とを備える。手振れセンサ3
は、カメラ本体1の振れ量を検出し、EPROM22
は、検出されたカメラ本体1の振れ量を記憶し、計時部
40は、操作入力部39が変更されていない時間を計時
する。CPU2は、計時された時間が所定時間以上のと
き、カメラの振れ量に基づいて撮影状態及び非撮影状態
のいずれかにあるかを判別する。電源制御部23は、非
撮影状態にあると判別されたとき、カメラの電力供給状
態を省電力状態へ移行するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、特に、手
振れ防止機能付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】非使用時にレンズを沈胴させるタイプで
ない一眼レフレックスカメラ等のカメラは、電源のON
/OFF状態が表示部の明るさの変化として現れるだけ
で認識しにくいため、特にカメラ電源の切り忘れを引き
起こし易かった。そこで、従来のカメラは、カメラ内の
各回路の電源マネジメントを細かく設定したり、一定時
間カメラが操作されなかった場合に自動的に電源をOF
Fにしたり、カメラの振れを検出することによりカメラ
が非撮影状態であることを認識して電源をOFFにする
等して(例えば、特開平8−190115号公報)、上
記のようにカメラの電源をOFFにし忘れた場合であっ
ても、無駄な電力消費を低減して、電池を長持ちさせて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
は、通常、実際に撮影に使用される時間より、放置され
ている時間の方が圧倒的に長く、カメラの電源がONの
状態で放置されたり、さらにカメラを収納した鞄内の他
の内容物等によりレリーズSW(R1〜R3SW)等の
カメラ操作SWが押し込まれた状態で放置されると電力
消費が大きくなり、電力を無駄に消費する状況が生じて
いた。
【0004】本発明の目的は、カメラの電源がONの状
態で放置されたり、カメラ操作SWが押し込まれた状態
で放置された場合であっても、消費電力を低減するカメ
ラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載のカメラは、カメラの振れ量を検出
する振れ量検出手段と、前記検出されたカメラの振れ量
に基づいて前記カメラが撮影状態及び非撮影状態のいず
れにあるかを判別する判別手段と、前記カメラの撮影動
作及び撮影条件を変更する変更手段と、前記変更手段に
よる前記変更がなされていない時間を計時する計時手段
と、前記カメラの電力供給状態を制御する電源制御手段
とを備えるカメラにおいて、前記電源制御手段は、前記
計時された時間が所定時間以上経過した場合において前
記判別より前記カメラが非撮影状態にあるときは、前記
カメラの電力供給状態を省電力状態へ移行するよう制御
することを特徴とする。
【0006】請求項2記載のカメラは、請求項1記載の
カメラにおいて、前記判別手段は、前記検出されたカメ
ラの振れ量が前記カメラの起動後静止状態時の振れ量で
あるとき、前記カメラが非撮影状態にあると判別するこ
とを特徴とする。
【0007】請求項3記載のカメラは、請求項1又は2
記載のカメラにおいて、前記判別手段は、前記検出され
たカメラの振れ量が周期的に変動するとき、前記カメラ
が非撮影状態にあると判別することを特徴とする。
【0008】請求項4記載のカメラは、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載のカメラにおいて、前記振れ量検
出手段は振動ジャイロであることを特徴とする。
【0009】請求項5記載のカメラの制御方法は、前記
カメラの撮影動作及び撮影条件を変更する変更手段を備
えるカメラの制御方法であって、カメラの振れ量を検出
する振れ量検出工程と、前記検出されたカメラの振れ量
に基づいて前記カメラが撮影状態及び非撮影状態のいず
れにあるかを判別する判別工程と、前記変更手段による
前記変更がなされていない時間を計時する計時工程と、
前記カメラの電力供給状態を制御する電源制御工程とを
備えるカメラの制御方法において、前記電源制御工程
は、前記計時された時間が所定時間以上経過した場合に
おいて前記判別より前記カメラが非撮影状態にあるとき
は、前記カメラの電力供給状態を省電力状態へ移行する
よう制御することを特徴とする。
【0010】請求項6記載のカメラの制御方法は、請求
項5記載のカメラの制御方法において、前記判別工程
は、前記検出されたカメラの振れ量が前記カメラの起動
後静止状態時の振れ量であるとき、前記カメラが非撮影
状態にあると判別することを特徴とする。
【0011】請求項7記載のカメラの制御方法は、請求
項5又は6記載のカメラの制御方法において、前記判別
工程は、前記検出されたカメラの振れ量が周期的に変動
するとき、前記カメラが非撮影状態にあると判別するこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
カメラを詳述する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態に係るカメラ
及び交換レンズからなるカメラシステムの構成図であ
る。
【0014】図1において、カメラシステムは、カメラ
本体1と交換レンズ8から成る。図1において、カメラ
システムは、カメラ本体1と、カメラ本体1に装着され
る交換レンズ8とを備える。
【0015】カメラ本体1は、接眼部5と、接眼部5付
近に内蔵されたペンタプリズム4と、交換レンズ8から
の撮像光をペンタプリズム4に反射させる主ミラー6
と、カメラ本体1の制御を司るCPU2と、CPU2に
接続され、カメラ本体1のピッチ方向及びヨー方向の振
れを検出する一対の手振れセンサ3とを有する。
【0016】交換レンズ8は、振れ補正系9と、振れ補
正系9を介して撮像光を受容する撮像光学系10と、振
れ補正系9をピッチ方向に駆動するドライバ回路13
と、振れ補正系9をヨー方向に駆動するドライバ回路1
4と、振れ補正系9自体のピッチ方向の絶対位置を検出
する位置検出センサ15と、振れ補正系9自体のヨー方
向の絶対位置を検出する位置検出センサ16と、ドライ
バ回路13,14及び位置検出センサ15,16に接続
されたCPU11とを備える。CPU11は、シリアル
バスライン7を介してCPU2に接続され、CPU2と
の間で情報を交換する。
【0017】CPU2は、取り込まれた手振れセンサ3
の出力を、交換レンズ8からの情報を基に振れ補正レン
ズ駆動量を演算し、振れ補正レンズ駆動量のデータをシ
リアルバスライン7を介して、CPU11に転送する。
CPU11は、振れ補正系9自体の絶対位置を検出する
位置検出センサ15及び16の出力を取り込み、カメラ
1からの振れ補正レンズ駆動量のデータとこの振れ補正
系9の位置から補正量とを算出し、ドライバー回路13
及び14を介して振れ補正系9を駆動し、像振れを補正
する。レンズ8を通過してきた光束は、主ミラー6で上
方へ反射され、公知のペンタプリズム4と接眼部5とか
らなるファインダ部にて観察できる。
【0018】図2は、図1におけるカメラ本体1の内部
構成を示すブロック図である。
【0019】図2において、カメラ本体1は、前述の一
対の手振れセンサ3に加えて、手振れセンサ3より得ら
れるカメラ本体1の振れ出力及び各種設定項目を記憶す
るEPROM22と、カメラ本体1の電源を制御する電
源制御部23と、フィルムへの露光動作を行うシャッタ
24と、撮影したフィルムを次の駒へ送る給送回路25
と、撮影時の合焦距離を測定する測距回路26と、撮影
時のフィルムへの露光量を演算するための光量を測定す
る測光回路27と、外部LCD29、ファインダ内LC
D30、及び外部LCD29とファインダ内LCD30
を駆動する表示回路28からなる表示部38と、R1S
W31、R2SW32、露出補正SW33,及び電子ダ
イヤル34からなる操作入力部39と、所定の時間を計
時するタイマA35,タイマB36、及びタイマC37
からなる計時部40とを有し、これらはCPU2に接続
されている。
【0020】ファインダ内LCD30は、表示動作時フ
ァインダ内を照明するバックライト部(不図示)を有
し、通常撮影時には後述する図8の表示状態となる。ま
た、ファインダ内の表示を非表示とするときは、ファイ
ンダ内LCD30の駆動が停止されると共に、バックラ
イト部も消灯され、ファインダ内の表示がされるとき
は、ファインダ内LCD30は駆動されると共に、バッ
クライト部も点灯する。
【0021】図8は、図2におけるファインダ内LCD
30の通常撮影時の表示状態図である。
【0022】図8において、ファインダ内LCD30に
は、シャッタ速度表示51と、絞り表示52と、現在選
択されている露出補正値を示すインジケータ表示53a
と、露出補正用段数表示53bとがなされている。
【0023】図2に戻り、外部LCD29は、カメラ本
体1の外装に設けられ、通常撮影時には後述する図9、
省電力状態時には後述する図10、撮影待機時には後述
する図11の表示状態となる。
【0024】図9は、図2における外部LCD29の通
常撮影時の表示状態図である。
【0025】図9において、外部LCD29は、シャッ
タ速度表示51と、絞り表示52と、露出補正用段数表
示53b及び現在選択されている露出補正値を示すイン
ジケータ表示53aで構成される露出補正情報表示63
と、駒番号表示部64と、フィルムが挿入されていれば
表示され挿入されていなければ非表示となるフィルム表
示65と、巻き上げモード表示66と、バッテリ表示6
7とがなされている。
【0026】図10は、図2における外部LCD29の
省電力状態時の表示状態図である。
【0027】図10において、外部LCD29は、駒番
号表示64及びフィルム表示65がなされている。
【0028】図11は、図2における外部LCD29の
撮影待機時の表示状態図である。
【0029】図11において、外部LCD29は、イン
ジケータ表示53aと、露出補正用段数表示53bと、
駒番号表示64と、フィルム表示65と、巻き上げモー
ド表示66と、バッテリ表示67とがなされている。
【0030】図2に戻り、電子ダイヤル34は、任意の
回転軸を中心に回動するエンドレスタイプのダイヤルで
あり、既定角度毎にクリックが設けられ、所定方向への
等角度の回転毎に設定値が所定段づつ増加し、反対方向
への等角度の回転毎に設定値が所定段づつ減少する。
【0031】また、上記カメラシステムは、露出補正S
W33の入力において、露出補正SW33が押された状
態で電子ダイヤル34が操作されることで、電子ダイヤ
ル34が操作された段数分の補正を行うと共に、露出補
正情報表示部53の表示を切り替えるように構成され、
また、一端、露出補正SW33が押された後、例えば操
作を間違えて押された場合は、露出補正SW33が押さ
れた後すぐにOFFにして、タイマC37に設定された
時間分入力待ちを行い、撮影処理を行うように構成され
ている。
【0032】図3は、図1における手振れセンサ3の概
略構成を示す回路図である。
【0033】図3において、一対の手振れセンサ3の各
々は、振動ジャイロ70と、振動ジャイロ70を共振駆
動する同期検波回路71と、コンデンサ74及び抵抗7
5で構成されるハイパスフィルタ82と、オペアンプ7
3、抵抗76及び77で構成される増幅回路83と、オ
ペアンプ78、抵抗79,80及びコンデンサ81で構
成される積分回路84とを有し、これらは、直列的に接
続されている。
【0034】さらに、手振れセンサ3は、振動ジャイロ
70と同期検波回路71に接続されており、振動ジャイ
ロ70の出力を所定の角速度出力に変換する駆動回路7
2を有する。上記所定の角速度出力は、通常不必要なD
Cオフセットを含み、このDCオフセットはハイパスフ
ィルタ82で取り除かれ、残りの振れ信号のみが増幅器
83で増幅される。増幅された出力は積分回路84で積
分され、振れ変位に比例した出力に変換される。この積
分出力は、A/Dコンバータを介してCPU2へ入力さ
れる。
【0035】手振れセンサ3は、図12に示す振れ検出
信号を出力する。この振れ検出信号は、時間Dに振動ジ
ャイロ70の電源をONにすると、カメラ1が静止して
いるときは、基準電位V(図12におけるA部)で安定
状態となり、一方、カメラ自体に振動が加わるときは、
変化する(図12におけるB部)。実際には、ハイパス
フィルタ82で除去できなかったDCオフセットすなわ
ち残留ノイズ成分(図13)が図12におけるA部及び
B部に加わって出力されている。しかし、この残留ノイ
ズ成分は実際の手振れを検出する電位レベルから見ると
十分に小さく、手振れの検出に影響がないため、静止状
態と手振れ状態とを判別することができる。また手振れ
自体は電位の周期及び変動が一定でなく絶えずふらつい
た状態(図15)である。このため手振れセンサ3の出
力が明らかに実際の手振れでは現れにくい周期的な変動
状態(図14)又は基準電位Vでの安定状態(図13)
であるときは、歩行中又は放置中等の非撮影状態である
と想定することができる。
【0036】以上のような構成のカメラシステムは、所
定の撮影動作が終了し、次の撮影状態への移行時に、以
下に述べる図4の処理を実行する。
【0037】図4は、図2のカメラ本体1で実行される
撮影処理のフローチャートである。
【0038】図4において、まず、タイマA35をリセ
ットした(S101)後、カメラ本体1のR1SW31
又は露出補正SW33が操作されたか否かを判別する
(ステップS102)。
【0039】ステップS102の判別の結果、R1SW
31又は露出補正SW33の操作がないときは、タイマ
A35で設定された所定時間が経過した(ステップS1
12でYES)後、カメラシステム全体の電力消費を抑
える省電力状態へ移行して(ステップS113)、本処
理を終了する。
【0040】一方、ステップS102の判別の結果、R
1SW31又は露出補正SW33の操作がなされたとき
は、EPROM22をリセットし(ステップS10
3)、タイマB36をリセットし、次いで、R1SW3
1が操作されたか否かを判別する(ステップS10
5)。
【0041】ステップS105の判別の結果、R1SW
31が操作されたときは、後述する図5の動作処理Aを
行う(ステップS106)。
【0042】続くステップS107では、タイマBに設
定されている所定時間が経過したか否かを判別し、ステ
ップS107の判別の結果、所定時間が経過していない
ときは、R2SW32が操作されたか否かを判別する
(ステップS108)。ステップS108の判別の結
果、R2SW32が操作されていたときは(ステップS
108でYES)、シャッタを走行させて、フィルムを
露光し(ステップS109)、未露光部が開口部に相対
する位置まで給送回路25を駆動させてフィルムを給送
し(ステップS110)、外部LCD29を図11の撮
影待機時の表示状態に変更する命令をすると共にファイ
ンダ内LCD30を非表示にし(ステップS111)、
本処理を終了する。
【0043】ステップS105の判別の結果、R1SW
31が操作されていないときは、後述する図6の動作処
理Bを行って(ステップS114)、本処理を終了す
る。また、ステップS107の判別の結果、タイマBに
設定されている所定時間が経過しているときは、後述す
る図7の動作処理Cを行って(ステップS115)、本
処理を終了する。
【0044】図4の撮影処理によれば、R1SW31又
は露出補正SW33の操作がなく(ステップS102で
NO)、タイマA35で設定された所定時間以上経過し
ていたときに(ステップS112でYES)、カメラの
電力供給状態を省電力状態に移行するので(ステップS
113)、カメラ本体1の消費電力を低減することがで
きる。
【0045】図5は、図4のステップS106で実行さ
れる動作処理Aのフローチャートである。
【0046】図5の動作処理Aは、レンズの繰り出しと
手振れ補正に必要な情報をレンズ8のCPU11に送信
し、表示部28の表示状態を変更するものである。
【0047】図5において、測光回路27が光量を測定
し(ステップS201)、測光された光量から露出量を
演算し(ステップS202)、測距回路26が合焦距離
を測定し(ステップS203)、測定された合焦距離か
ら合焦データの演算し(ステップ204)、手振れセン
サ3の振れ出力値から手振れ演算し(ステップS20
5)、露出量、合焦データ及び手振れの演算結果をシリ
アルバス7からレンズ8のCPU11へ送信する(ステ
ップS206)。
【0048】ここで、レンズ8のCPU11では、カメ
ラ本体1からの情報をもとに、レンズ8内の各アクチュ
エータの位置情報から合焦位置までの移動量と露光動作
時の絞りと手振れ補正量を算出し、合焦位置までのレン
ズの繰り出しと手振れ補正を行う。
【0049】次いで、手振れ演算結果をEPROM22
で記憶し(ステップS207)、外部LCD29の表示
状態を図11の撮影待機時の表示状態から図9の通常撮
影時の表示状態に変更すると共に、ファインダ内LCD
30を図8の通常撮影時の表示状態にする(ステップS
208)。
【0050】図6は、図4のステップS114で実行さ
れる動作処理Bのフローチャートである。
【0051】図6において、まず、露出補正SW33が
ONになると(ステップS301でYES)、外部LC
D29の表示状態を図11の表示状態から図9の表示状
態に変更する共に、ファインダ内LCD30を図8の通
常撮影時の表示状態にする(ステップS302)。
【0052】次いで、タイマB36をリセットし(ステ
ップS303)、タイマC37をリセットした(ステッ
プS304)後、手振れセンサ3の出力値から手振れ演
算を行い(ステップS305)、その結果をEPROM
22に記憶させる(ステップS306)。
【0053】次に、再度露出補正SW33がONである
か否かを判別し(ステップS307)、露出補正SWが
ONでないときは、タイマC37の計時時間が所定時間
経過した(ステップS314でYES)後、外部LCD
29の表示状態を図11の表示状態にすると共に、ファ
インダ内LCD30を非表示にし(ステップS31
5)、本処理を終了する。
【0054】一方、ステップS307の判別の結果、露
出補正SW33がONであるときは、電子ダイヤル34
に入力があるか否かを判別し(ステップS308)、電
子ダイヤル34に入力があるとき、例えば、増加方向へ
2段分の入力があるときは、入力段数を確認し、EPR
OM22に設定段数を記憶させると共に、ファインダ内
LCD30及び外部LCD29の露出補正表示手段53
のインジケータ表示53aの表示位置を露出段数表示部
53bに変更する(ステップS309)。
【0055】一方、ステップS308の判別の結果、電
子ダイヤル34に入力がないときは、表示位置を変更す
ることなく、タイマB36に設定されている所定時間が
経過したか否かを判別する(ステップS310)。
【0056】ステップS310の判別の結果、タイマB
36の所定時間を経過しているときは、手振れセンサ3
の出力値が所定値以下であるか否かを判別し(ステップ
S311)、手振れセンサ3の出力値が所定値以上であ
るとき(ステップS311でNO)、タイマB36カウ
ントされた時間内の手振れセンサ3の出力値が周期的に
変動しているか否かを判別する(ステップS312)。
【0057】ステップS311の判別の結果、手振れセ
ンサ3の出力値が前記残留ノイズ分等で現れる電位変動
以内に推移していたときは(ステップS311でYE
S)、CPU2は静止した状態で置かれていると判断し
てステップS312の判別をすることなく、又は、ステ
ップS312の判別の結果、手振れセンサ3の出力値が
周期的に変動しているときは(ステップS312でYE
S)、電源制御部23を制御して省電力状態へ移行し
(ステップS313)、本処理を終了する。
【0058】ステップS312の判別の結果、手振れセ
ンサ3の出力値が周期的に変動していないときは、直ち
に本処理を終了する。
【0059】図6の動作処理Bによれば、タイマB36
で計時された時間が所定時間以上経過した場合において
(ステップS310でYES)、カメラ本体1の振れ量
がカメラ本体1の起動後静止状態時の振れ量であるか
(ステップS311でYES)、又は、カメラ本体1の
振れ量が周期的に変動していれば(ステップS312で
YES)、非撮影状態にあると判別して電源制御部23
を制御して省電力状態へ移行するので(ステップS31
3)、カメラ本体1の消費電力を低減することができ
る。
【0060】図7は、図4のステップS115で実行さ
れる動作処理Cのフローチャートである。
【0061】図7において、まずR1SW31がONで
あると(ステップS401でYES)、手振れセンサ3
の出力値が所定値以下か否かを判別し(ステップS40
2)、一方、所定値以下でないときは、手振れセンサ3
の出力値が周期的に変動しているか否かを判別する(ス
テップS403)。
【0062】ステップS402の判別の結果、手振れセ
ンサ3の出力値が所定値以下であるときは、省電力状態
に移行して(ステップS404)、本処理を終了する。
【0063】ステップS402及びS403の判別の結
果、手振れセンサ3の出力値が所定値以上であって、且
つ手振れセンサ3の出力値が周期的に変動しているとき
は、省電力状態に移行した(ステップS404)後、一
方、手振れセンサ3の出力値が周期的に変動していない
ときは、直ちに本処理を終了する。
【0064】図7の動作処理Cによれば、カメラ本体1
の振れ量がカメラ本体1の起動後静止状態時の振れ量で
あるか(ステップS402でYES)、又は、カメラ本
体1の振れ量が周期的に変動していれば(ステップS4
03でYES)、非撮影状態にあると判別して省電力状
態に移行するので(ステップS404)、カメラ本体1
の消費電力を低減することができる。
【0065】本実施の形態によれば、撮影待機状態の
時、電源スイッチを切る操作をしなくとも、一定時間経
過時に停電力消費状態へカメラ自体が移行し電力消費が
抑えられる構成のため、例えば撮影が終了して鞄内にし
まった場合に不意に鞄内の他の内容物によりR1SW3
1もしくは露出補正SW33が押され、カメラ本体1の
内部の測距回路26、測光回路27及び表示部38等が
起動状態となってしまった場合であっても、手振れセン
サ3によりカメラの置かれている状態を確認し、非使用
状態である時は操作スイッチが押された状態であっても
省電力状態へ移行させることで無駄な電力消費をさけ、
電源の持ちを長くすることが可能になる。
【0066】また、本実施の形態では、カメラを操作す
るための入力手段をR1SW31、R2SW32、露出
補正SW33及び電子ダイヤル34としているが、この
ような入力部材はこれらに限られず、カメラに搭載され
る他の入力部材、例えば、カスタムファンクションを設
定するための入力部材であってもよい。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載のカメラによれば、計時された時間が所定時間以上で
あって、非撮影状態にあると判別されたとき、カメラの
電力供給状態を省電力状態へ移行するよう制御するの
で、カメラの電源がONの状態又はカメラ操作SWが押
し込まれた状態であっても、消費電力を低減することが
できる。
【0068】請求項2記載のカメラによれば、記憶され
たカメラの振れ量が静止状態時の振れ量であるとき、カ
メラが非撮影状態にあると判別するので、カメラの電源
がONの状態で放置されたり、カメラ操作SWが押し込
まれた状態で放置された場合であっても、非撮影状態で
あることを認識することができる。
【0069】請求項3記載のカメラによれば、記憶され
たカメラの振れ量が周期的に変動するとき、非撮影状態
にあると判別するので、カメラの電源がONの状態で持
ち運ばれたり、カメラ操作SWが押し込まれた状態で持
ち運ばれた場合であっても、非撮影状態であることを認
識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカメラ及び交換レン
ズからなるカメラシステムの構成図である。
【図2】図1におけるカメラ本体1の内部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1における手振れセンサ3の概略構成を示す
回路図である。
【図4】図2のカメラ本体1で実行される撮影処理のフ
ローチャートである。
【図5】図4のステップS106で実行される動作処理
Aのフローチャートである。
【図6】図4のステップS114で実行される動作処理
Bのフローチャートである。
【図7】図4のステップS115で実行される動作処理
Cのフローチャートである。
【図8】図2におけるファインダ内LCD30の通常撮
影時の表示状態図である。
【図9】図2における外部LCD29の通常撮影時の表
示状態図である。
【図10】図2における外部LCD29の省電力状態時
の表示状態図である。
【図11】図2における外部LCD29の撮影待機時の
表示状態図である。
【図12】図1における手振れセンサ3の出力状態を示
す図である。
【図13】図1における手振れセンサ3の出力の残留ノ
イズ成分を示す図である。
【図14】図1における手振れセンサ3の出力安定状態
を示す図である。
【図15】図1における手振れセンサ3の手振れ検出時
の出力波形を示す図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 CPU 3 手振れセンサ 22 EPROM 23 電源制御部 39 操作入力部 40 計時部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの振れ量を検出する振れ量検出手
    段と、前記検出されたカメラの振れ量に基づいて前記カ
    メラが撮影状態及び非撮影状態のいずれにあるかを判別
    する判別手段と、前記カメラの撮影動作及び撮影条件を
    変更する変更手段と、前記変更手段による前記変更がな
    されていない時間を計時する計時手段と、前記カメラの
    電力供給状態を制御する電源制御手段とを備えるカメラ
    において、前記電源制御手段は、前記計時された時間が
    所定時間以上経過した場合において前記判別より前記カ
    メラが非撮影状態にあるときは、前記カメラの電力供給
    状態を省電力状態へ移行するよう制御することを特徴と
    するカメラ。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、前記検出されたカメラ
    の振れ量が前記カメラの起動後静止状態時の振れ量であ
    るとき、前記カメラが非撮影状態にあると判別すること
    を特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、前記検出されたカメラ
    の振れ量が周期的に変動するとき、前記カメラが非撮影
    状態にあると判別することを特徴とする請求項1又は2
    記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記振れ量検出手段は振動ジャイロであ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記カメラの撮影動作及び撮影条件を変
    更する変更手段を備えるカメラの制御方法であって、カ
    メラの振れ量を検出する振れ量検出工程と、前記検出さ
    れたカメラの振れ量に基づいて前記カメラが撮影状態及
    び非撮影状態のいずれにあるかを判別する判別工程と、
    前記変更手段による前記変更がなされていない時間を計
    時する計時工程と、前記カメラの電力供給状態を制御す
    る電源制御工程とを備えるカメラの制御方法において、
    前記電源制御工程は、前記計時された時間が所定時間以
    上経過した場合において前記判別より前記カメラが非撮
    影状態にあるときは、前記カメラの電力供給状態を省電
    力状態へ移行するよう制御することを特徴とするカメラ
    の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記判別工程は、前記検出されたカメラ
    の振れ量が前記カメラの起動後静止状態時の振れ量であ
    るとき、前記カメラが非撮影状態にあると判別すること
    を特徴とする請求項5記載のカメラの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記判別工程は、前記検出されたカメラ
    の振れ量が周期的に変動するとき、前記カメラが非撮影
    状態にあると判別することを特徴とする請求項5又は6
    記載のカメラの制御方法。
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