JP2003139713A - シート材料 - Google Patents
シート材料Info
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- JP2003139713A JP2003139713A JP2001332782A JP2001332782A JP2003139713A JP 2003139713 A JP2003139713 A JP 2003139713A JP 2001332782 A JP2001332782 A JP 2001332782A JP 2001332782 A JP2001332782 A JP 2001332782A JP 2003139713 A JP2003139713 A JP 2003139713A
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- sheet material
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- sheet
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工されて個々の部品や製品とされた後であ
っても欠陥の存在を容易に識別することができるシート
材料を提供する。 【解決手段】 薄い帯状のシート材料20の表面または
内部に存在する欠陥4に重ねてまたはその近傍に欠陥4
の存在を示すマークMを設けた。
っても欠陥の存在を容易に識別することができるシート
材料を提供する。 【解決手段】 薄い帯状のシート材料20の表面または
内部に存在する欠陥4に重ねてまたはその近傍に欠陥4
の存在を示すマークMを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺フィルム状の
シート材料に係り、欠陥の存在を簡単に識別できるよう
にしたシート材料に関する。
シート材料に係り、欠陥の存在を簡単に識別できるよう
にしたシート材料に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルム、紙、金属箔など
のシート材料は、製造された後にロール状に巻回され、
たとえば出荷先の工場において種々の加工に供される。
この場合、シート材料の製造元では、シート材料の表面
に塗装ムラ、キズ、汚れなどの欠陥がないかどうかを検
査し、欠陥が見つかるとその部位に目印を付けることが
行われている。
のシート材料は、製造された後にロール状に巻回され、
たとえば出荷先の工場において種々の加工に供される。
この場合、シート材料の製造元では、シート材料の表面
に塗装ムラ、キズ、汚れなどの欠陥がないかどうかを検
査し、欠陥が見つかるとその部位に目印を付けることが
行われている。
【0003】上記のような検査では、たとえば、シート
材料をその長手方向へ送りながら表面を撮影して画像解
析し、欠陥の大きさ等が所定のレベルを超えると欠陥有
りと判定し、シート材料の端部の欠陥に対応する位置に
ラベルを自動的に添付している。したがって、シート材
料を加工に供する工場では、ロール状にされたシート材
料(原反ロール)を巻き出したときに、シート材料のど
の部位に欠陥が存在するかを知ることができる。
材料をその長手方向へ送りながら表面を撮影して画像解
析し、欠陥の大きさ等が所定のレベルを超えると欠陥有
りと判定し、シート材料の端部の欠陥に対応する位置に
ラベルを自動的に添付している。したがって、シート材
料を加工に供する工場では、ロール状にされたシート材
料(原反ロール)を巻き出したときに、シート材料のど
の部位に欠陥が存在するかを知ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シート材料
は、原反ロールを自動加工ラインの材料供給機構に設置
し、必要に応じて他のシート材料と張り合わせるなどし
た後、所望の形態にプレス打抜き加工を施される場合が
ある。その場合、打ち抜かれた部品ないし製品は欠陥を
示す端部のラベルとは切り離されてしまうので、どの製
品に欠陥が生じているか判らなくなってしまう。このた
め、同じ欠陥に対する検査を製品に対しても行わなけれ
ばならず、製造工数に無駄があるという問題があった。
は、原反ロールを自動加工ラインの材料供給機構に設置
し、必要に応じて他のシート材料と張り合わせるなどし
た後、所望の形態にプレス打抜き加工を施される場合が
ある。その場合、打ち抜かれた部品ないし製品は欠陥を
示す端部のラベルとは切り離されてしまうので、どの製
品に欠陥が生じているか判らなくなってしまう。このた
め、同じ欠陥に対する検査を製品に対しても行わなけれ
ばならず、製造工数に無駄があるという問題があった。
【0005】ここで、ラベルを利用して、欠陥を示すラ
ベルの存在する部分から製造された製品等を不良品とし
て自動加工ラインから分離することが考えられる。たと
えば、ラベルのある部分がプレス打抜き加工される直前
に、プレス金型の下側に不良品回収用のシューターやト
レイを挿入することが考えられる。しかしながら、シー
ト材料の幅方向で複数の製品を製造する場合を考える
と、1個の不良品のために多くの良品が選り分けられる
ことになり、いずれにしてもその中から不良品を選別す
るという作業が必要となる。なお、欠陥を示すラベルの
部分の手前で打抜き加工を止めて、欠陥部分を除去した
後、再度打抜き加工をスタートすることは、生産性が著
しく損なわれて現実的でない。したがって、本発明は、
加工されて個々の部品や製品とされた後であっても欠陥
の存在を容易に識別することができ、これにより製造工
数を低減することができるため、歩留りや生産性に優れ
たシート材料を提供することを目的としている。
ベルの存在する部分から製造された製品等を不良品とし
て自動加工ラインから分離することが考えられる。たと
えば、ラベルのある部分がプレス打抜き加工される直前
に、プレス金型の下側に不良品回収用のシューターやト
レイを挿入することが考えられる。しかしながら、シー
ト材料の幅方向で複数の製品を製造する場合を考える
と、1個の不良品のために多くの良品が選り分けられる
ことになり、いずれにしてもその中から不良品を選別す
るという作業が必要となる。なお、欠陥を示すラベルの
部分の手前で打抜き加工を止めて、欠陥部分を除去した
後、再度打抜き加工をスタートすることは、生産性が著
しく損なわれて現実的でない。したがって、本発明は、
加工されて個々の部品や製品とされた後であっても欠陥
の存在を容易に識別することができ、これにより製造工
数を低減することができるため、歩留りや生産性に優れ
たシート材料を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のシート材料は、
薄い帯状のシート材料において、その表面または内部に
存在する欠陥に重ねてまたはその近傍に欠陥の存在を示
すマークを設けたことを特徴としている。
薄い帯状のシート材料において、その表面または内部に
存在する欠陥に重ねてまたはその近傍に欠陥の存在を示
すマークを設けたことを特徴としている。
【0007】上記構成のシート材料にあっては、シート
材料に存在する欠陥に重ねてまたはその近傍に欠陥の存
在を示すマークを設けているから、シート材料が部品や
製品に加工された後であってもマークによって欠陥の存
在を識別することができる。したがって、検査作業員や
検査装置は、マークの有無のみを識別すれば良いから作
業は簡単であり、よって製造工数を低減することができ
る。また、マークにより欠陥がシート材料を製造する過
程でできたものであることが判るので、不良対策を講じ
るのに便利である。
材料に存在する欠陥に重ねてまたはその近傍に欠陥の存
在を示すマークを設けているから、シート材料が部品や
製品に加工された後であってもマークによって欠陥の存
在を識別することができる。したがって、検査作業員や
検査装置は、マークの有無のみを識別すれば良いから作
業は簡単であり、よって製造工数を低減することができ
る。また、マークにより欠陥がシート材料を製造する過
程でできたものであることが判るので、不良対策を講じ
るのに便利である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について説明する。マークの大きさや形態は任意である
が、欠陥の全体に亘るようなマークが好ましい。たとえ
ば、マークを欠陥を囲うように設けたり、欠陥全体を塗
りつぶすように設けることができる。
について説明する。マークの大きさや形態は任意である
が、欠陥の全体に亘るようなマークが好ましい。たとえ
ば、マークを欠陥を囲うように設けたり、欠陥全体を塗
りつぶすように設けることができる。
【0009】シート材料の透明度不良などのように欠陥
が広範囲に広がる場合にシート材料から製品を製造する
と、連続して多数の不良品が製造されてしまう。このた
め、製品を製造した後に不良品を選別するよりも、加工
される前にシート材料を切断する等の処置を講ずること
が望ましい。したがって、そのような場合には、マーク
は、シート材料の幅方向および長手方向に亘って延在す
ることで欠陥の範囲を示すように設けることが望まし
い。これにより広範囲の欠陥が生じていることが認識し
易くなり、上記のような処置を迅速に採ることができ
る。
が広範囲に広がる場合にシート材料から製品を製造する
と、連続して多数の不良品が製造されてしまう。このた
め、製品を製造した後に不良品を選別するよりも、加工
される前にシート材料を切断する等の処置を講ずること
が望ましい。したがって、そのような場合には、マーク
は、シート材料の幅方向および長手方向に亘って延在す
ることで欠陥の範囲を示すように設けることが望まし
い。これにより広範囲の欠陥が生じていることが認識し
易くなり、上記のような処置を迅速に採ることができ
る。
【0010】マークは、たとえばインクジェットプリン
タによってシート材料に印字することができ、そのイン
クとして紫外線発光インクを用いれば、製品への加工後
も加工前であってもマークを簡単に識別することができ
る。なお、マーキング装置としては特に限定されるもの
ではなく、インクジェット方式、レーザー方式、スタン
プ方式等を適宜用いることができるが、中でもインクジ
ェット方式が非接触で印字され、装置が小型軽量であ
り、カラー化も容易であることなどから好適である。
タによってシート材料に印字することができ、そのイン
クとして紫外線発光インクを用いれば、製品への加工後
も加工前であってもマークを簡単に識別することができ
る。なお、マーキング装置としては特に限定されるもの
ではなく、インクジェット方式、レーザー方式、スタン
プ方式等を適宜用いることができるが、中でもインクジ
ェット方式が非接触で印字され、装置が小型軽量であ
り、カラー化も容易であることなどから好適である。
【0011】シート材料の材質によっては水性インクを
はじいてしまうものがある。たとえば、シート材料が透
明基板の表面に必要に応じて防眩層を設けた後、反射防
止層を設けた透明な反射防止フィルムであるような場合
には、最表面(この場合、反射防止層)が撥水性のある
層であることが多い。したがって、この場合には、マー
クは、透明基板の裏面に設けることが望ましく、そのマ
ークは表面側から認識することができる。
はじいてしまうものがある。たとえば、シート材料が透
明基板の表面に必要に応じて防眩層を設けた後、反射防
止層を設けた透明な反射防止フィルムであるような場合
には、最表面(この場合、反射防止層)が撥水性のある
層であることが多い。したがって、この場合には、マー
クは、透明基板の裏面に設けることが望ましく、そのマ
ークは表面側から認識することができる。
【0012】以下、本発明の実施形態のシート材料を図
1〜5を参照して詳細に説明する。図1は実施形態の一
例としてのシート材料20を示す平面図である。この図
に示すシート材料20は、液晶ディスプレイ、CRT、
プラズマディスプレイ等のパネルの表面部材として使用
される反射防止フィルムの原反であり、けん化TACフ
ィルム、ポリエステルフィルム等からなる透明基板21
の表面に、防眩層22および反射防止層23が塗工され
てなるものである(図4参照)。
1〜5を参照して詳細に説明する。図1は実施形態の一
例としてのシート材料20を示す平面図である。この図
に示すシート材料20は、液晶ディスプレイ、CRT、
プラズマディスプレイ等のパネルの表面部材として使用
される反射防止フィルムの原反であり、けん化TACフ
ィルム、ポリエステルフィルム等からなる透明基板21
の表面に、防眩層22および反射防止層23が塗工され
てなるものである(図4参照)。
【0013】図4(B)に示すように、シート材料20
には、たとえば粘着剤層25を介して偏光板フィルム2
6が張り合わせられ、その後、ディスプレイの大きさに
合わせてシート34がプレス打抜きされる。図1におい
て符号4は欠陥であり、この欠陥4は例えば異物やピン
ホールなどである。シート材料20には、この欠陥4を
囲むようにしてマークMが印刷されている。
には、たとえば粘着剤層25を介して偏光板フィルム2
6が張り合わせられ、その後、ディスプレイの大きさに
合わせてシート34がプレス打抜きされる。図1におい
て符号4は欠陥であり、この欠陥4は例えば異物やピン
ホールなどである。シート材料20には、この欠陥4を
囲むようにしてマークMが印刷されている。
【0014】次に、マークMを印刷するマーキング装置
を図5を参照して説明する。このマーキング装置は、シ
ート材料に光を照射するライト(図示略)と、検査部6
と、この検査部6よりも下流側に配置されたマーキング
部9と、制御部10とから概略構成されている。
を図5を参照して説明する。このマーキング装置は、シ
ート材料に光を照射するライト(図示略)と、検査部6
と、この検査部6よりも下流側に配置されたマーキング
部9と、制御部10とから概略構成されている。
【0015】図において符号3は、シート材料20から
の透過光または反射光を画像信号として取り込むカメ
ラ、符号5は、画像信号を画像処理してシート材料20
上にある欠陥4を検出し、シート材料20上における欠
陥4の幅方向の位置および移動方向の位置を算出する画
像処理部5であり、これらカメラ3および画像処理部5
により検査部6が構成されている。
の透過光または反射光を画像信号として取り込むカメ
ラ、符号5は、画像信号を画像処理してシート材料20
上にある欠陥4を検出し、シート材料20上における欠
陥4の幅方向の位置および移動方向の位置を算出する画
像処理部5であり、これらカメラ3および画像処理部5
により検査部6が構成されている。
【0016】図において符号7,8は、シート材料20
の幅方向に移動可能な印字ヘッドであり、これらはヘッ
ド走行部11,12にそれぞれ支持されている。また、
符号16,17は、制御部10からの指示に基づいて印
字ヘッド7,8からインクを吐出させるインクジェット
プリンタ本体である。また、制御部10は、画像処理部
5から出力される欠陥4の幅方向の位置および移動方向
の位置に基づいて印字ヘッド7,8の幅方向の位置と印
刷のタイミングとを算出して、インクジェットプリンタ
での印字を制御するものである。
の幅方向に移動可能な印字ヘッドであり、これらはヘッ
ド走行部11,12にそれぞれ支持されている。また、
符号16,17は、制御部10からの指示に基づいて印
字ヘッド7,8からインクを吐出させるインクジェット
プリンタ本体である。また、制御部10は、画像処理部
5から出力される欠陥4の幅方向の位置および移動方向
の位置に基づいて印字ヘッド7,8の幅方向の位置と印
刷のタイミングとを算出して、インクジェットプリンタ
での印字を制御するものである。
【0017】図1(B)に示すマークMは、印字ヘッド
7,8からのインクの吐出で印字されたものであり、そ
のドットマトリクスのうち矩形状に並んだものが使用さ
れている。そして、このようなマークMは、図4(B)
に示す層構成が透明であるため、シート材料20の表裏
面側から識別可能である。
7,8からのインクの吐出で印字されたものであり、そ
のドットマトリクスのうち矩形状に並んだものが使用さ
れている。そして、このようなマークMは、図4(B)
に示す層構成が透明であるため、シート材料20の表裏
面側から識別可能である。
【0018】上記のようなシート材料20は、図4
(B)に示すように偏光板フィルム26が張り合わせら
れた後、ディスプレイの大きさのシート34にプレス打
抜きされる。したがって、プレス加工装置から取り出さ
れたフィルムには、欠陥4を含むものと含まないものと
が混在している。上記シート材料20にあっては、欠陥
4を囲むようにマークMを設けているから、シート材料
20が部品や製品に加工された後であってもマークMに
よって欠陥4の存在を識別することができる。したがっ
て、検査作業員や検査装置は、マークMの有無のみを識
別すれば良いから作業は簡単であり、よって製造工数を
低減することができる。また、マークMにより欠陥4が
シート材料20を製造する過程でできたものであること
が判るので、不良対策を講じるのに便利である。
(B)に示すように偏光板フィルム26が張り合わせら
れた後、ディスプレイの大きさのシート34にプレス打
抜きされる。したがって、プレス加工装置から取り出さ
れたフィルムには、欠陥4を含むものと含まないものと
が混在している。上記シート材料20にあっては、欠陥
4を囲むようにマークMを設けているから、シート材料
20が部品や製品に加工された後であってもマークMに
よって欠陥4の存在を識別することができる。したがっ
て、検査作業員や検査装置は、マークMの有無のみを識
別すれば良いから作業は簡単であり、よって製造工数を
低減することができる。また、マークMにより欠陥4が
シート材料20を製造する過程でできたものであること
が判るので、不良対策を講じるのに便利である。
【0019】次に、図2および図3は本発明の他の実施
形態を示す図である。図2はシート材料20の透明度不
良などのように欠陥が広範囲に広がる場合のマークMの
例である。この実施形態では、欠陥がシート材料20の
範囲Lに亘っており、マークMは、範囲Lを完全にカバ
ーするようにシート材料20の移動方向を沿ってジグザ
グに形成されている。
形態を示す図である。図2はシート材料20の透明度不
良などのように欠陥が広範囲に広がる場合のマークMの
例である。この実施形態では、欠陥がシート材料20の
範囲Lに亘っており、マークMは、範囲Lを完全にカバ
ーするようにシート材料20の移動方向を沿ってジグザ
グに形成されている。
【0020】シート材料20に図2に示すようなマーク
Mが印刷されている場合には、工場の製造ラインを停止
させることもできる。その場合には、マークMが形成さ
れている部分を切断除去し、シート材料を再セットして
ラインの操業を開始すれば良い。これにより、多数の製
品不良の発生を未然に防止することができる。
Mが印刷されている場合には、工場の製造ラインを停止
させることもできる。その場合には、マークMが形成さ
れている部分を切断除去し、シート材料を再セットして
ラインの操業を開始すれば良い。これにより、多数の製
品不良の発生を未然に防止することができる。
【0021】図3はマークMの形状を種々変更した実施
形態である。図3(A)に示すように、欠陥4が細長い
場合には、図1(B)に示すマークMを複数並べて形成
することができる。また、同図(B)に示すように、欠
陥4を塗りつぶすようなマークMを形成することができ
る。あるいは、同図(C)に示すように、欠陥4を指し
示す矢印をマークMとして設けることができ、矢印の他
に種々の記号を印字することができる。
形態である。図3(A)に示すように、欠陥4が細長い
場合には、図1(B)に示すマークMを複数並べて形成
することができる。また、同図(B)に示すように、欠
陥4を塗りつぶすようなマークMを形成することができ
る。あるいは、同図(C)に示すように、欠陥4を指し
示す矢印をマークMとして設けることができ、矢印の他
に種々の記号を印字することができる。
【0022】なお、本発明における欠陥は、視覚的に識
別できるものに限定されるものではなく、たとえばシー
ト材料の厚さの不良、材質の変質、有害物質の含有等の
各種欠陥であって、センサー等で機械的に検出可能なも
のであれば、あらゆる欠陥が含まれる。また、シート材
料が透明のものに限定されないことは言うまでもない。
別できるものに限定されるものではなく、たとえばシー
ト材料の厚さの不良、材質の変質、有害物質の含有等の
各種欠陥であって、センサー等で機械的に検出可能なも
のであれば、あらゆる欠陥が含まれる。また、シート材
料が透明のものに限定されないことは言うまでもない。
【0023】本発明のシート材料は、反射防止フィルム
に限定されるものではなく、他の具体例としては、各種
の表面保護フィルム、帯電防止フィルム、赤外線カット
フィルム、近赤外線カットフィルム、紫外線カットフィ
ルム、ハードコートフィルム、ガラス用飛散防止フィル
ム、各種の印刷(記録)用シート材料(たとえば、グラ
ビア印刷、スクリーン印刷等の各種印刷用、インクジェ
ットプリンタ用、コピー用等)などが挙げられる。ま
た、これら各種用途のフィルム、紙、布帛、金属箔等か
らなるシート材料に適用されるものである。
に限定されるものではなく、他の具体例としては、各種
の表面保護フィルム、帯電防止フィルム、赤外線カット
フィルム、近赤外線カットフィルム、紫外線カットフィ
ルム、ハードコートフィルム、ガラス用飛散防止フィル
ム、各種の印刷(記録)用シート材料(たとえば、グラ
ビア印刷、スクリーン印刷等の各種印刷用、インクジェ
ットプリンタ用、コピー用等)などが挙げられる。ま
た、これら各種用途のフィルム、紙、布帛、金属箔等か
らなるシート材料に適用されるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシート材料
にあっては、薄い帯状のシート材料の表面または内部に
存在する欠陥に重ねてまたはその近傍に欠陥の存在を示
すマークを設けているから、加工されて個々の部品や製
品とされた後であっても欠陥の存在を容易に識別するこ
とができ、これにより製造工数を低減することができる
等の歩留り向上や生産性向上の効果が得られる。
にあっては、薄い帯状のシート材料の表面または内部に
存在する欠陥に重ねてまたはその近傍に欠陥の存在を示
すマークを設けているから、加工されて個々の部品や製
品とされた後であっても欠陥の存在を容易に識別するこ
とができ、これにより製造工数を低減することができる
等の歩留り向上や生産性向上の効果が得られる。
【図1】 (A)は本発明の実施形態のシート材料を示
す平面図、(B)はマークを拡大した平面図である。
す平面図、(B)はマークを拡大した平面図である。
【図2】 本発明の他の実施形態のシート材料を示す平
面図である。
面図である。
【図3】 (A)〜(C)はマークの変更例を示す平面
図である。
図である。
【図4】 (A)は実施形態のシート材料を示す断面
図、(B)はシート材料に他の材料を張り合わせたもの
の断面図である。
図、(B)はシート材料に他の材料を張り合わせたもの
の断面図である。
【図5】 実施形態において使用するマーキング装置を
示す平面図である。
示す平面図である。
4 欠陥
20 シート材料
M マーク
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2G051 AA34 AA37 AA40 AA41 AB02
AB20 CA04 CB01 CB02 DA06
DA15 EA12
3F048 AA05 AC04 BA08 BB04 CA00
CC01 DA06 DC11
4F100 AT00A BA02 BA07 GB90
JN01A JN06B JN30B
Claims (5)
- 【請求項1】 薄い帯状のシート材料において、その表
面または内部に存在する欠陥に重ねてまたはその近傍に
欠陥の存在を示すマークを設けたことを特徴とするシー
ト材料。 - 【請求項2】 前記マークは、欠陥を囲うように設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載のシート材
料。 - 【請求項3】 前記マークは、欠陥が広範囲に広がる場
合に、シート材料の幅方向および長手方向に亘って延在
することで欠陥の範囲を示すように設けられていること
を特徴とする請求項1に記載のシート材料。 - 【請求項4】 前記マークは、紫外線発光インクを用い
てシート材料に設けられていることを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載のシート材料。 - 【請求項5】 前記シート材料は、透明基板の表面に防
眩層および反射防止層が設けられたものであり、前記マ
ークは、上記透明基板の裏面に設けられていることを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシート材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001332782A JP2003139713A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | シート材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001332782A JP2003139713A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | シート材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003139713A true JP2003139713A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19148152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001332782A Pending JP2003139713A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | シート材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003139713A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2012177713A (ja) * | 2012-06-12 | 2012-09-13 | Nitto Denko Corp | シート状製品の検査システム及びシート状製品の検査方法 |
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CN102866168A (zh) * | 2011-06-28 | 2013-01-09 | 空中客车西班牙运营有限责任公司 | 在预浸渍材料中标记和识别缺陷 |
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JP7216385B1 (ja) | 2022-07-27 | 2023-02-01 | 株式会社浅野研究所 | シート加熱成形システム |
JP2023053294A (ja) * | 2020-02-28 | 2023-04-12 | 日東電工株式会社 | 光透過性積層体 |
-
2001
- 2001-10-30 JP JP2001332782A patent/JP2003139713A/ja active Pending
Cited By (17)
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