JPH0772818B2 - ラベル保護用シールおよびその製造方法 - Google Patents

ラベル保護用シールおよびその製造方法

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JPH0772818B2
JPH0772818B2 JP11564993A JP11564993A JPH0772818B2 JP H0772818 B2 JPH0772818 B2 JP H0772818B2 JP 11564993 A JP11564993 A JP 11564993A JP 11564993 A JP11564993 A JP 11564993A JP H0772818 B2 JPH0772818 B2 JP H0772818B2
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享男 山本
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享男 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば商品のラベル
にプリントされた文字やパターンを保護するためのラベ
ル保護用シールおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】商品のラベルには、商品名や図柄等が印
刷機によって印刷されているが、これらの商品名や図柄
等は、簡単に剥げたり、にじむことがないので、特別な
保護を必要としない。
【0003】ところが、商品の出荷に際し、商品のラベ
ルにプリントされる製造年月日や値段は、保護するのが
好ましい。これは、製造年月日等のプリントには、感熱
プリンタや、インクジェットプリンタが利用されるが、
これらのプリンタによる文字やパターンは、剥げたり、
にじみ易いからである。このためコーティング液をラベ
ルに塗布したり、フィルム片をラベルに貼っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コーテ
ィング液をラベルに塗布する場合は、ラベルにプリント
された文字やパターンがコーティング液の塗布によって
剥げたり、にじむことがあった。また、フィルム片をラ
ベルに貼る場合は、大きめのフィルムをラベルに貼り、
この後にフィルムをプリント部位を残して打ち抜くよう
にしていたが、この打ち抜きを行うためのダイカットロ
ールを製作せねばならず、このための費用が非常に高か
った。
【0005】そこで、この発明の課題は、ラベルにプリ
ントされた文字やパターンを確実かつ安価に保護するこ
とが可能なラベル保護用シールおよびその製造方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明に係わるラベル保護用シールにおいては、
基材シートの裏面に、複数の保護用シート片を仮接着剤
層を介して配列し、これらの保護用シート片の裏面に接
着剤層を塗布している。
【0007】また、別の発明に係わるラベル保護用シー
ルの製造方法おいては、離型紙を粘着剤層を介して保護
用シートに貼着し、この保護用シートを打ち抜くことに
より、この離型紙上に、複数の保護用シート片を形成
し、基材シートを仮接着剤層を介して前記各保護用シー
ト片上に重ねている。
【0008】
【作用】この発明に係わるラベル保護用シールによれ
ば、複数の保護用シート片の裏面には、接着剤層が塗布
されているので、これらの保護用シート片を例えば複数
のラベルに順次貼着することができる。この後、基材シ
ートを各保護用シートから剥がせば、各ラベルには、各
保護用シートが貼着されたまま残る。
【0009】また、別の発明に係わる製造方法によれ
ば、離型紙上に、各保護用シート片を粘着剤層を介して
形成し、各保護用シート片上に、基材シートを仮接着剤
層を介して重ねているので、各保護用シート片が離型紙
と基材シート間に挟み込まれる。この離型紙を剥がす
と、各保護用シート片の一面の粘着剤層が露出する。こ
の状態で、各保護用シート片を複数のラベルに順次貼着
し、基材シートを各保護用シートから剥がして、各保護
用シートを貼着したまま残す。
【0010】
【実施例】図1は、この発明に係わるラベル保護用シー
ルの一実施例を示す断面図であり、図2は、この実施例
のシールの平面図である。これらの図に示すように、こ
の実施例のラベル保護用シール1は、離型紙2の上に、
複数の保護用シート片3をそれぞれの粘着剤層4を介し
て配列し、これらの保護用シート片3の上に、基材シー
ト5をそれぞれの仮接着剤層6を介して重ねて構成され
る。
【0011】各保護用シート片3としては、例えば透明
な合成樹脂シートが利用され、また基材シート5として
は、他の種類の合成樹脂シートが利用される。
【0012】仮接着剤層6は、基材シート5を各保護用
シート片3に仮接着するためのものであり、各保護用シ
ート片3に対しては強固に接着し、基材シート5に対し
ては比較的弱く接着している。この仮接着剤層6として
は、紫外線硬化性接着剤、熱硬化性接着剤等、種々のも
のを適用して構わない。
【0013】図3には、複数の商品ラベル7を連ねたラ
ベルシート8が示されており、これらの商品ラベル7
は、各商品に貼られるときに一枚ずつに切り離される。
これらの商品ラベル7には、製造年月日を記入する記入
欄7aがそれぞれ設けられている。この実施例のラベル
保護用シール1では、各保護用シート片3の間隔が各商
品ラベル7の記入欄7aの間隔に一致しており、これら
の保護用シート片3が後述するように各商品ラベル7の
記入欄7aにそれぞれ貼着される。
【0014】さて、図4に示すような装置において、ラ
ベルシート8は、ラベルシート送り出しローラ11に巻
回されており、この送り出しローラ11から送り出さ
れ、ローラ12→各圧接ローラ13,14間→ローラ1
5という経路で搬送され、ラベルシート巻き取りローラ
16に巻き取られる。このラベルシート8の搬送に際
し、各商品ラベル7の記入欄7aには、プリンタ17に
よって製造年月日が順次プリントされる。
【0015】一方、ラベル保護用シール1は、シール送
り出しローラ21に巻回されており、ラベルシート8の
搬送に伴って、この送り出しローラ21から送り出され
る。このラベル保護用シール1は、送り出しローラ21
から送り出されると、その搬送途中で離型紙2が剥がさ
れる。この離型紙2は、ローラ22を介して離型紙巻き
取りローラ23に巻き取られる。これにより、各保護用
シート片3の下面の粘着剤層4が露出する。この状態
で、ラベル保護用シール1は、ローラ24→各圧接ロー
ラ13,14間→ローラ25という経路で搬送される。
この搬送に際し、各圧接ローラ13,14間では、各保
護用シート片3がそれぞれの粘着剤層4を介してラベル
シート8に逐次圧接され、これらの保護用シート片3が
ラベルシート8に順次接着される。これに伴い、基材シ
ート5がローラ25を介して基材シート巻き取りローラ
18に巻き取られる。
【0016】ここで、先に述べたように各保護用シート
片3の間隔が各商品ラベル7の記入欄7aの間隔に一致
しているので、各保護用シート片3は、各商品ラベル7
の記入欄7aに接着されることとなる。この結果、図5
に示すように各商品ラベル7の記入欄7aにプリントさ
れたそれぞれの製造年月日が各保護用シート片3によっ
て保護される。
【0017】このように上記実施例では、各保護用シー
ト片3を各商品ラベル7の記入欄7aに貼着しているの
で、これらの商品ラベル7の記入欄7aにプリントされ
た製造年月日が剥げたり、にじむことを確実に防止でき
る。しかも、その作業は、比較的簡単であり、図4に示
すような装置を利用しなくても、人手のみによって行う
ことができる。また、ダイカットロールを用いる必要が
なく、低いコストで実現することができる。
【0018】ところで、図1に示すように保護用シート
片3の範囲において、残余部分26を囲む切り込み26
aを離型紙2に予め形成しておいても良い。この場合、
離型紙2を剥がして、保護用シート片3を商品ラベル7
に貼着すると、図6(a)に示すように保護用シート片
3と商品ラベル7間に残余部分26が残るので、図6
(b)に示すように保護用シート片3を残余部分26の
部位で捲ることができる。ここを捲って、例えば判を押
し、残余部分26を剥がして、この部位を商品ラベル7
に押し付ければ、保護用シート片3によって製造年月日
並びに判が保護される。したがって、商品ラベル7の記
入欄に2度記入することができる。
【0019】また、上記実施例では、保護用シート片3
の材質として透明な合成樹脂シートを例示したが、不透
明な材質のものを利用することもある。例えば、図7に
示すように商品ラベル27が透明で、この商品ラベル2
7の裏側に製造年月日(裏返しの文字を用いる)がプリ
ントされる場合は、不透明な保護用シート片28を商品
ラベル27の裏側に貼着しても、この商品ラベル27を
表側から見るので、保護用シート片28が邪魔になるこ
とはない。なお、この保護用シート片28は、不透明で
あることから、その材質として多様なものを適用するこ
とができ、例えば紙であっても良い。
【0020】さらに、上記実施例では、矩形の各保護用
シート片を一列に配列したラベル保護用シールを例示し
たが、これに限定されるものでなく、保護すべき部分の
形状と位置に応じて、種々の形状の保護用シート片を適
宜に配列したラベル保護用シールを形成しても構わな
い。また、ラベルだけでなく、剥げたり、にじみ易い文
字やパターンが記入されたものであれば、この発明のラ
ベル保護用シールを適用することができる。
【0021】なお、上記実施例のラベル保護用シールで
は、離型紙2を用いているが、各保護用シート片3の一
面に粘着剤層を塗布する代わりに、接着剤層を塗布し、
離型紙2を省略しても構わない。この場合、図8に示す
ように基材シート31の下面に仮接着剤層32を介して
各保護用シート片33を配列し、これらの保護用シート
片33の下面に接着剤層34を塗布した断面構造とな
る。この接着剤層34としては、熱、光、圧力に応じて
融解して接着力を生じるものが好ましい。また、ここで
は、各保護用シート片33毎に、仮接着剤層32が分離
してないので、保護用シート片33を剥がしたときに、
仮接着剤層32が基材シート31側に残るようにしてお
く。このために、仮接着剤層32が基材シート31に対
しては強固に接着し、かつ各保護用シート片33に対し
ては比較的弱く接着するように、基材シートと保護用シ
ート片の材質を予め選択する。
【0022】次に、別の発明に係わるラベル保護用シー
ルの製造方法を述べる。
【0023】図9は、この別の発明に係わる製造方法の
一実施例を適用した製造装置を概略的に示している。な
お、この実施例の製造装置は、図1および図2に示した
ラベル保護用シール1を製造するためのものである。
【0024】この製造装置において、離型紙送り出しロ
ーラ41には、離型紙2が巻回されており、ここから送
りだされた離型紙2は、ローラ42を介して搬送され
る。また、保護用シート送り出しローラ43には、一面
に粘着剤が塗布された保護用シート44が巻回されてお
り、ここから送り出された保護用シート44は、粘着剤
層を下に向け、ローラ45を介して搬送され、離型紙2
に重ね合わされる。
【0025】この保護用シート44の上面には、その搬
送途中で、印刷装置46によって例えば紫外線硬化性イ
ンクが塗布され、このインクが乾燥装置47によって乾
燥される。この後、保護用シート44が打ち抜き装置4
8によって打ち抜かれ、これにより保護用シート44
は、複数の保護用シート片3と、他の部分のカス49に
分けられる。このカス49は、ローラ51を介してカス
巻き取りローラ52に巻き取られる。このカス49の巻
き取りに伴い、離型紙2上には、複数の保護用シート片
3が残る。
【0026】なお、印刷装置46によって塗布された紫
外線硬化性インクは、印刷のためばかりでなく、各保護
用シート片3と基材シート5間の仮接着剤層として兼用
されるので、これらの保護用シート片3の上面に印刷を
行わない場合でも、無色透明の紫外線硬化性インクを塗
布する。また、この印刷としては、例えば各保護用シー
ト片3の縁を描くというものがある。
【0027】引き続き、離型紙2上の各保護用シート片
3には、基材シート5が重ね合わせられる。この基材シ
ート5は、シート送り出しローラ53から送り出され、
ローラ54を介して搬送され、各保護用シート片3に重
ねられる。このとき、各保護用シート片3と基材シート
5間に紫外線硬化性インクが介在するので、基材シート
5が各保護用シート片3に圧着される。これにより、離
型紙2と基材シート5間に各保護用シート片3が挟み込
まれ、ラベル保護用シール1が形成される。このラベル
保護用シール1は、ローラ55を介してシール巻き取り
ローラ56に至り、ここに巻き取られていく。
【0028】
【効果】以上説明したように、この発明によれば、離型
紙を剥がして、各保護用シート片を例えば複数のラベル
に順次貼着することにより、これらのラベルにプリント
された文字やパターンを確実に保護することができる。
また、ダイカットロールを用いる必要がないので、比較
的低いコストで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるラベル保護用シールの一実施
例を示す断面図
【図2】図1のラベル保護用シールを示す平面図
【図3】図1のラベル保護用シールが適用されるラベル
を示す図
【図4】図1のラベル保護用シールを利用するための装
置を示す図
【図5】図3のラベルに保護用シート片が貼着された状
態を示す図
【図6】ラベル保護用シールの変形例を示す図
【図7】ラベル保護用シールの他の変形例を示す図
【図8】ラベル保護用シールの別の変形例を示す断面図
【図9】別の発明に係わるラベル保護用シールの製造方
法の一実施例を適用した製造装置を概略的に示す図
【符号の説明】
1 ラベル保護用シール 2 離型紙 3 保護用シート片 4 粘着剤層 5 基材シート 6 仮接着剤層 7 商品ラベル 8 ラベルシート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの裏面に、複数の保護用シー
    ト片を仮接着剤層を介して配列し、これらの保護用シー
    ト片の裏面に接着剤層を塗布してなるラベル保護用シー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記各保護用シート片の裏面には、前記
    接着剤層として、粘着剤層がそれぞれ塗布され、これら
    の粘着剤層には、離型紙が重ねられ、この離型紙と前記
    基材シート間に、各保護用シート片を挟み込んでなる請
    求項1に記載のラベル保護用シール。
  3. 【請求項3】 離型紙を粘着剤層を介して保護用シート
    に貼着し、この保護用シートを打ち抜くことにより、こ
    の離型紙上に、複数の保護用シート片を形成し、 基材シートを仮接着剤層を介して前記各保護用シート片
    上に重ねるラベル保護用シールの製造方法。
JP11564993A 1993-05-18 1993-05-18 ラベル保護用シールおよびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0772818B2 (ja)

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JPH06332377A JPH06332377A (ja) 1994-12-02
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10464845B2 (en) 2015-03-13 2019-11-05 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Method for manufacturing glass panel unit, method for manufacturing glass window, and device for manufacturing glass substrate with spacer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10464845B2 (en) 2015-03-13 2019-11-05 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Method for manufacturing glass panel unit, method for manufacturing glass window, and device for manufacturing glass substrate with spacer

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JPH06332377A (ja) 1994-12-02

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