JP2003139591A - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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JP2003139591A
JP2003139591A JP2001340242A JP2001340242A JP2003139591A JP 2003139591 A JP2003139591 A JP 2003139591A JP 2001340242 A JP2001340242 A JP 2001340242A JP 2001340242 A JP2001340242 A JP 2001340242A JP 2003139591 A JP2003139591 A JP 2003139591A
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JP2001340242A
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Masahiko Hashimoto
雅彦 橋本
Kazuhiko Hashimoto
和彦 橋本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量計測部の流路内部の流れを乱すことな
く、極少量の流量計測にも対応できる高感度な超音波流
量計を提供する。 【解決手段】 被測定流体の流路を規定する内壁を有す
る流量測定部4と、流量測定部4の内壁40に囲まれた
流路空間9の外側に設けられ、超音波の送信および/ま
たは受信を行う超音波送受波器1a、1bと、超音波の
伝搬経路6を形成する伝搬媒質部3a、3bとを備えて
おり、伝搬媒質部3の密度ρ1および音速C1、ならび
に被測定流体の密度ρ2および音速C2の相互関係が適
切に設定されることにより、被測定流体中への超音波の
伝搬損失がほぼゼロに低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波により流体
の流量を計測する超音波流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、所定の伝搬路を超音波が伝達する
時間を計測することにより、流体の移動速度を測定し、
その測定値から流量を計測する超音波流量計がガスメー
タや化学反応の制御等に利用されつつある。
【0003】以下、図6を参照しながら、従来の超音波
流量計の測定原理を説明する。図示されている超音波流
量計では、管内の流体が速度Vにて図中の矢印で示す方
向に流れている。超音波流量計の管壁103には、一対
の超音波送受波器101および102が相対して設置さ
れている。超音波送受波器101および102の各々
は、電気エネルギを機械エネルギに変換するとともに、
機械エネルギを電気エネルギに変化する変換素子(トラ
ンスデューサ)を備えている。この変換素子は、例え
ば、圧電セラミック等の圧電振動子で構成され、圧電ブ
ザーや圧電発振子と同様に共振特性を示す。
【0004】まず、超音波送受波器101を超音波の送
波器として用い、超音波送受波器102を超音波の受波
器として用いる場合について、超音波流量計の動作を説
明する。
【0005】超音波送受波器101の共振周波数近傍に
おける周波数を持つ交流電圧を超音波送受波器101の
圧電振動子に印加すると、超音波送受波器101は管内
の流体中に超音波を放射する。この超音波は、伝搬経路
L1に沿って伝搬し、超音波送受波器102に到達す
る。超音波送受波器102の圧電振動子は、この超音波
を受けて電圧信号を出力する。
【0006】この後、超音波送受波器102を超音波の
送波器として動作させる。具体的には、超音波送受波器
102の共振周波数近傍における周波数を持つ交流電圧
を超音波送受波器102の圧電振動子に印加することに
より、超音波送受波器102は管内の流体中に超音波を
放射する。超音波は伝搬経路L2に沿って伝搬し、超音
波送受波器101に到達する。超音波送受波器101の
圧電振動子は、この超音波を受けて電圧信号を出力す
る。
【0007】このように、超音波送受波器101および
102は、それぞれ、1つの超音波振動子でありなが
ら、受波器としての機能と送波器としての機能を果たす
ことができる。この超音波流量計では、連続的に交流電
圧を印加すると超音波送受波器から連続的に超音波が放
射されて伝搬時間を測定することが困難になるので、通
常はパルス信号を搬送波とするバースト電圧信号を駆動
電圧として用いる。
【0008】駆動用のバースト電圧信号を超音波送受波
器101に印加して超音波送受波器101から超音波バ
ースト信号を放射すると、この超音波バースト信号は距
離がLの伝搬経路L1を伝搬してt時間後に超音波送受
波器102に到達する。
【0009】超音波送受波器102では伝達して来た超
音波バースト信号のみを高いS/N比で電気バースト信
号に変換することができる。この電気バースト信号をト
リガとして、再び超音波送受波器101に駆動用バース
ト電圧信号を印加して超音波バースト信号を放射する。
【0010】このような装置を「シング・アラウンド装
置」と呼ぶ。また、超音波パルスが超音波送受波器10
1から超音波送受波器102に到達するまでに要する時
間を「シング・アラウンド周期」といい、その逆数を
「シング・アラウンド周波数」という。
【0011】図6の超音波流量計において、管の中を流
れる流体の流速をV、流体中の超音波の速度をC、流体
の流れる方向と超音波パルスの伝搬方向の角度をθとす
る。更に、超音波送受波器101を送波器、超音波送受
波器102を受波器として用いたとき、超音波送受波器
101から出た超音波パルスが超音波送受波器102に
到達する時間(シング・アラウンド周期)をt1、シン
グ・アラウンド周波数f1とする。このとき、次式
(1)が成立する。 f1=1/t1=(C+Vcosθ)/L ・・・(1)
【0012】逆に、超音波送受波器102を送波器とし
て、超音波送受波器101を受波器として用いたときの
シング・アラウンド周期をt2、シング・アラウンド周
波数f2とすれば、次式(2)の関係が成立する。 f2=1/t2=(C−Vcosθ)/L ・・・(2)
【0013】上記式(1)および(2)に基づいて、両
シング・アラウンド周波数の周波数差Δfは、次式
(3)で示される。 Δf=f1−f2=2Vcosθ/L ・・・(3)
【0014】式(3)からわかるように、超音波の伝搬
経路の距離Lおよび周波数差Δfから、流体の流速Vを
求めることができる。そして、流速Vから流量を決定す
ることができる。
【0015】図6の超音波流量計では、超音波送受波器
の圧電振動子における超音波の送受波面に整合層(不図
示)が設けられている。これは、測定対象となる流体と
圧電素子との間にある固有音響インピーダンス(以下、
「音響インピーダンス」と称する)の差異を中間的な音
響インピーダンスを持つ層(整合層)で緩和し、異なる
音響インピーダンスを持つ媒質間の界面における超音波
の反射を抑制するためである。超音波の伝搬経路中に音
響インピーダンスの差が大きな界面が存在すると、超音
波送受波器から出た超音波が測定対象の流体中に充分に
進入しないという不都合が生じ、流量の測定が不能にな
るか、または、測定精度が大きく低下してしまうことに
なる。従って、このような不都合を避け、超音波流量計
の測定精度を向上させるためには、整合層の音響インピ
ーダンスを適切に設定することが重要となる。なお、音
響インピーダンスは、一般に、次式(4)で定義され
る。 音響インピーダンス=(密度)×(音速) ・・・・(4)
【0016】超音波振動を発生する圧電振動子の音響イ
ンピーダンスは、例えば、30×106kg・m-2・s
-1)程度であり、空気の音響インピーダンスは400k
g・m-2・s-1)程度である。空気の流速を測定する場
合、整合層の音響インピーダンスは0.11×106
g・m-2・s-1)程度に設定されることが好ましい。
【0017】従来、圧電振動子および空気の中間的な音
響インピーダンスを持つ整合層を形成するため、密度が
比較的小さな材料(例えばガラスバルーンやプラスチッ
クバルーン)を樹脂で固めた材料が使用されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような整合層を用いても、圧電振動子から空気などの気
体中に超音波を伝搬させる場合には、どうしても伝搬損
失が生じ、測定感度が低下するという問題があった。超
音波を固体から気体へ効率よく伝搬させることが難しい
理由は、固体の音響インピーダンスに比べて気体の音響
インピーダンスが格段に小さく、中間に整合層を介在さ
せても界面で超音波の強い反射が生じてしまうためであ
る。
【0019】また、図6に示すタイプの超音波流量計で
は、超音波送受波器を配置するための空洞部が流量測定
部の流路内部に必要であり、この空洞部の存在が被測定
流体の流れの乱れの原因となる場合がある。また、微量
化学分析のためには、流量自体が極微量となるため、流
路を微細化する必要がある。そのような場合、従来の構
成では、超音波送受波器を流路内に配置できないため、
極少量の流量測定には適用できないという問題があっ
た。
【0020】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、流量計測部である流
路内部の流れを乱すことなく、極少量の流量計測にも対
応できる高感度な超音波流量計を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による超音波流量
計は、被測定流体の流路を規定する内壁を有する流量測
定部と、前記流量測定部の内壁に囲まれた流路空間の外
側に設けられ、超音波の送信および/または受信を行う
少なくとも1つの超音波振動子と、前記超音波振動子と
前記流路空間との間に配置され、前記超音波の伝搬経路
を形成する伝搬媒質部とを備えた超音波流量計であっ
て、前記伝搬媒質部の密度ρ1、前記伝搬媒質部におけ
る音速C1、前記被測定流体の密度ρ2、および前記被
測定流体における音速C2が、(ρ2/ρ1)<(C1
/C2)<1の関係を満足する。
【0022】好ましい実施形態において、前記超音波振
動子の数は複数であり、前記複数の超音波振動子のうち
の第1の超音波振動子は、前記複数の超音波振動子のう
ちの第2の超音波振動子に対して超音波を出射するよう
に配置され、前記第2の超音波振動子は、前記第1の超
音波振動子に対して超音波を出射するように配置されて
いる。
【0023】好ましい実施形態において、前記伝搬媒質
部は、前記超音波振動子の超音波振動面に対向する第1
表面領域と、前記流路空間に対向する第2表面領域とを
有しており、前記伝搬媒質部の前記第2表面領域は、前
記第1表面領域に対して平行ではない。
【0024】好ましい実施形態において、前記伝搬媒質
部の第1表面領域は、前記流路空間内における前記被測
定流体の流速方向に対して傾斜し、前記第2表面領域
は、前記流路空間内における前記被測定流体の流速方向
に対して平行である。
【0025】好ましい実施形態において、前記伝搬媒質
部の第2表面領域は、前記流量測定部の前記内壁との間
で段差を実質的に形成していない。
【0026】好ましい実施形態において、前記伝搬媒質
部の密度ρ1、前記伝搬媒質部と前記被測定流体との界
面への超音波の入射角Θ1、前記被測定流体の密度ρ
2、および、前記界面から前記被測定流体への前記超音
波の進入角Θ2が、ρ2/ρ1=cotΘ2/cotΘ
1の関係をほぼ満足している。
【0027】好ましい実施形態において、前記被測定流
体は、固有音響インピーダンスが300kg・m-2・s
-1)以下の気体である。
【0028】好ましい実施形態において、前記伝搬媒質
部は、無機酸化物または有機高分子の乾燥ゲルから形成
されている。
【0029】好ましい実施形態において、前記乾燥ゲル
の固体骨格部は疎水化されている。
【0030】好ましい実施形態において、前記乾燥ゲル
の密度は、500kg/m3以下であり、前記乾燥ゲル
の平均細孔直径は、100nm以下である。
【0031】好ましい実施形態において、前記超音波振
動子と前記伝搬媒質部との間に設けられ、前記超音波振
動子と前記伝搬媒質部とを音響的に整合させる整合層を
有している。
【0032】好ましい実施形態において、前記被測定流
体の流速方向に垂直な方向に測定した前記流速測定部に
おける流路空間のサイズは、前記超音波の中心周波数に
おける前記被測定流体中の波長の1/2以下である。
【0033】好ましい実施形態において、前記超音波振
動子は、収束音場を形成するように構成されている。
【0034】好ましい実施形態において、前記伝搬媒質
部の第1表面領域は、レンズ面を形成するように湾曲し
ている。
【0035】本発明による超音波流量計は、ガスの流路
を規定する内壁を有する流量測定部と、前記流量測定部
の内壁に囲まれた流路空間の外側に設けられ、超音波の
送信および/または受信を行う一対の超音波振動子と、
前記一対の超音波振動子の各々と前記流路空間との間に
配置され、前記超音波の伝搬経路を屈折させる一対の伝
搬媒質部とを備え、前記伝搬媒質部は、前記超音波振動
子の超音波振動面に対向する第1表面領域と、前記流路
空間に対向する第2表面領域とを有しており、前記伝搬
媒質部の第1表面領域は、前記流路空間内における前記
ガスの流速方向に対して傾斜し、前記第2表面領域は、
前記流路空間内における前記ガスの流速方向に対してほ
ぼ平行である。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明者は、適切な材料からなる
伝搬媒質部を用いて超音波を適切に屈折させれば、界面
における損失をほとんど発生させることなく、固体から
流体(特に気体)へ超音波を伝搬させることができるこ
とを見出して、本発明を想到するに到った。
【0037】本発明の好ましい実施形態では、被測定流
体の流れ方向に対して傾斜した面(第1表面領域)と、
被測定流体の流れ方向にほぼ平行な面(第2表面領域)
とを有する伝搬媒質部を超音波振動子と被測定流体との
間に配置する。伝搬媒質部の第2表面領域は、好ましく
は、流体の流れを撹乱しないように流体の流路を規定す
る面に整合させられている。
【0038】以下、図面を参照しながら、本発明の好ま
しい実施形態を説明する。
【0039】(実施形態1)まず、図1(a)および
(b)を参照しながら、本発明による超音波流量計の最
初の実施形態を説明する。図1(a)は、本実施形態に
おける超音波流量計10の長手方向に沿った断面を示
し、図1(b)は、超音波流量計10の長手方向とB−
B線で直交する断面を示している。
【0040】図示されている超音波流量計10は、被測
定流体の流路を規定する内壁40を有する流量測定部4
と、流量測定部4の内壁40に囲まれた流路空間9の外
側に設けられ、超音波の送信および/または受信を行う
一対の超音波送受波器(超音波振動子)1aおよび1b
と、超音波送受波器1aおよび1bと流路空間9との間
に配置され、超音波の伝搬経路を形成する伝搬媒質部3
a、3bとを備えている。被測定流体は、流量測定部4
の内壁40に囲まれた流路空間9の内部を矢印5の方向
に流れるものとする。
【0041】本実施形態では、超音波送受波器1aの超
音波放射面が被測定流体の流れ方向5に対して傾斜して
おり、超音波送受波器1aから出た超音波は、流量測定
部4の内壁に対して斜めに入射する。そして、超音波
は、伝搬媒質部3aと被測定流体との界面で屈折し、伝
搬経路6を通って一方の超音波送受波器1bで受けとら
れる。
【0042】本実施形態における流路空間9の断面(流
れ方向5に垂直な断面)は、図1(b)に示されるよう
に矩形である。本実施形態の流量測定部4は、部品4a
および4bをシール材4cによって固着することによっ
て作製される。なお、流路空間の6の形状は、図示され
ているものに限定されず、他の形状(例えば円形)であ
ってもよい。
【0043】伝搬媒質部3a、3bは、超音波送受波器
1aおよび1bの超音波振動面に対向する第1表面領域
31と、流路空間9に対向する第2表面領域32とを有
している。本実施形態では、伝搬媒質部3a、3bの密
度をρ1、伝搬媒質部3a、3bの音速をC1、被測定
流体の密度をρ2、被測定流体の音速をC2としたと
き、以下の(数1)に示す関係が満足されるように、伝
搬媒質部3a、3bの材料を選択している。
【0044】
【数1】
【0045】気体の流量を測定対象とする場合、上記条
件を満足する材料を見つけることは難しい。その理由
は、気体の音速C2よりも音速C1が小さな固体材料が
少ないからである。本実施形態では、上記条件を満足す
る伝搬媒質部3a、3bを実現するため、無機酸化物ま
たは有機高分子の乾燥ゲルから伝搬媒質部3a、3bを
形成している。本実施形態で用いる乾燥ゲルの固体骨格
部は疎水化されており、その密度は500kg/m3
下である。この乾燥ゲルは、平均細孔直径が100nm
以下のナノ多孔体乾燥ゲル(ナノ多孔質乾燥ゲル)であ
る。
【0046】なお、無機酸化物の乾燥ゲルの固体骨格部
は、少なくとも酸化ケイ素(シリカ)または酸化アルミ
ニウム(アルミナ)を成分とすることが好ましい。ま
た、有機高分子の乾燥ゲルの固体骨格部は、一般的な熱
硬化性樹脂、熱可塑性樹脂により構成することができ
る。例えば、ポリウレタン、ポリウレア、フェノール硬
化樹脂、ポリアクリルアミド、ポリメタクリル酸メチル
などを用いることができる。
【0047】伝搬媒質部3a、3bを、例えばシリカを
主成分とするナノ多孔体乾燥ゲルから形成する場合、そ
の密度ρ1が200kg/m3であれば、音速C1を1
00m/sから180m/s程度の範囲に設定すること
ができる。非測定流体が空気である場合、空気の密度ρ
2は1.22kg/m3、音速C2は340m/sであ
るので、上記の伝搬媒質部3a、3bを採用することに
より、ρ2<ρ1、および、C1<C2の関係を同時に
満足させ、かつ、(ρ2/ρ1)<(C1/C2)の関
係を満足させることができる。天然ガスなどの気体流量
を測定する場合、伝播媒質部3a、3bとしては、密度
ρ1が100〜300kg/m3、音速C1が100〜
300m/sの範囲にあることが好ましい。
【0048】超音波送受波器1a、1bは、超音波振動
子として機能する圧電体を有しており、超音波の送信お
よび/または受信を行うことができる。圧電体として
は、圧電セラミックスが好適に用いられる。
【0049】なお、本実施形態の超音波流量測定装置1
0では、伝搬媒質部3aと超音波送受波器1aとの間に
整合層2aを設け、伝搬媒質部3bと超音波送受波器1
bとの間に整合層2bを設けている。整合層2a、2b
は、超音波送受波器1a、1bの超音波発生源である圧
電セラミックス(音響インピーダンス:30×106
g・m-2・s-1))と伝搬媒質部3a、3bとの間にお
ける音響的整合を高める機能を有している。
【0050】シリカを主成分とするナノ多孔体乾燥ゲル
(音響インピーダンス3×104kg・m-2・s-1))
から伝搬媒質部3a、3bを形成する場合、音響インピ
ーダンスが1×106kg・m-2・s-1)付近の材料か
ら作製した整合層2a、2bを採用することにより、超
音波エネルギの伝搬効率をほぼ1、具体的には0.95
以上とすることができる。このような材料は、中空ガラ
ス球を樹脂材料で固めた複合材料で実現できる。整合層
2a、2bの厚さは、使用する超音波の1/4波長に設
定することが好ましい。
【0051】次に、図2を参照しながら、超音波が伝搬
媒質部3aから被測定流体中に伝搬する様子を詳細に説
明する。
【0052】前述した配置関係から、超音波は、伝搬媒
質部3aと被測定流体との界面Sの法線方向から傾斜し
た方向に沿って界面Sに入射する。界面との法線方向に
対する超音波の入射角をΘ1とする(0°<Θ1<90
°)。このとき、超音波は伝搬媒質部3aと被測定流体
との界面Sで屈折し、界面Sの法線方向に対する角度
(進入角)Θ2で被測定流体に進入することになる(Θ
1<Θ2)。
【0053】本実施形態では、被測定流体のρ2が与え
られたとき、以下の(数2)の関係をほぼ満足するよう
に各種のパラメータ(ρ1、Θ1、およびΘ2)が設定
されている。
【0054】
【数2】
【0055】このような設定により、超音波エネルギの
伝搬媒質部3aから被測定流体への伝搬効率は、ほぼ1
になる。このとき、入射角Θ1は次式で表される条件を
満足する。
【0056】
【数3】
【0057】従って、伝搬媒質部3aのρ1、C1、お
よび被測定流体のρ2、C2が定まったならば、入射角
Θ1は(数3)の式によって決定される。また、入射角
Θ1が決まれば、(数2)の式によって進入角Θ2も決
定される。
【0058】入射角Θ1および進入角Θ2が定まると、
伝搬媒質部3aの第1表面領域31の傾斜角度や2つの
超音波送受波器1a、1bの間隔なども決定できる。
【0059】以上のことは、超音波を受けとる場合に
も、そのまま適用される。
【0060】本実施形態では、前述した材料から伝搬媒
質部3a、3bを形成することにより、伝搬媒質部3
a、3bの音速C1を180m/s、密度ρ1を200
kg/m3に設定することができる。空気の流量を測定
する場合、被測定流体(空気)の密度ρ2は1.22k
g/m3、音速C2は340m/sであるので、(数
2)および(数3)の関係から、入射角Θ1は32°、
進入角Θ2は89°に設定すればよい。進入角Θ2は9
0°に近いため、被測定流体中の超音波は、流れ方向5
とほぼ平行な方向に伝搬することになる。
【0061】本実施形態における流量測定部4の内壁4
0に囲まれた流路空間9のサイズH(図1(a)参照)
は、被測定流体における超音波の1/2波長以下、理想
的には1/4波長以下に設定することが好ましい。流路
空間9のサイズをこのような大きさに設定することによ
り、流路空間9での音波反射による伝搬モードの出現を
抑制し、時間計測の制度を上げることができる。例え
ば、用いる超音波の波長λが4mm程度である場合、流
路空間9のサイズHは2mm程度に設定され得る。この
場合、計測対象の最低流速が1mm/s、伝搬時間の計
測制度が1ns(ナノセカンド)であるとすると、超音
波送受波器1aおよび1bの横方向の間隔は120mm
程度に設定され得る。
【0062】本実施形態によれば、伝搬媒質部3a、3
bと被測定流体との界面Sで伝搬損失がほとんど生じな
いため、この界面Sにおいて双方の音響インピーダンス
を整合させる必要はない。
【0063】なお、伝搬媒質部3a、3bは、密度ρ1
および音速C1が全体に渡って均質な材料から構成され
ている必要はなく、密度ρ1および音速C1が異なる複
数種類の材料層が重ねられた積層構造を有していも良
い。このような積層構造を有している場合、超音波は伝
搬媒質部3a、3b中を直進しない場合があるが、問題
ない。重要な点は、伝搬媒質部3a、3bと被測定流体
との界面近傍領域において、前述の式を満足するように
伝搬媒質部3a、3bの密度ρ1および音速Cならびに
入射角Θ1が設定されることにある。
【0064】次に、本実施形態における超音波流量計の
動作を説明する。
【0065】まず、不図示の駆動回路から超音波送波器
1aに対して、共振周波数近傍(例えば100kHz〜
1MHz程度)の周波数を持つ交流電圧が印加される。
これにより、超音波送受波器1aは、整合層2aを通し
て伝搬媒質部3aにほぼ効率1の条件で超音波を放射す
る。
【0066】伝搬媒質部3aを伝搬した音波は、伝搬媒
質部3aと流路空間9との界面で屈折し、ほぼ効率1の
状態で流路空間9内に放射され、被測定流体の内部を伝
搬する。その後、超音波は、対向する側に設けられた伝
搬媒質部3bおよび整合層2bを通って超音波送受波器
1bに到達する。超音波送受波器1bは、受け取った超
音波を電圧に変換し、電圧信号(電気信号)を生成す
る。この電気信号に基づいて超音波の伝搬時間が計測さ
れ、流速から流量に換算される方法は、従来技術と同様
である。駆動回路の構成例は、特開平2000−298
045号公報および特開平2000−298047号公
報に記載されている。
【0067】本実施形態によれば、適切な密度ρ1およ
び音速C1を示す伝搬媒質部3a、3bを設け、超音波
を適切な角度に屈折させるため、物質の界面における伝
搬損失をほぼ0にし、良好なS/N比で流量測定を達成
することができる。そして、本実施形態によれば、従来
の超音波流量計では測定が極めて困難であった気体(例
えば水素ガスなど)の流量を容易に測定することが可能
になる。
【0068】更に、本実施形態によれば、流量計測部4
の流路空間9の内部に、流れを乱す大きな凹凸や段差が
存在せず、極めて安定した流量測定が可能になる。ま
た、超音波送受波器が流路空間9の外側に配置されてい
るため、超音波送受波器のサイズによらず、流路空間9
のサイズを任意に設計できる。その結果、流路空間9の
サイズを小さくして極少量の流量計測を行うことが可能
になる。
【0069】(実施形態2)図3を参照しながら、本発
明による超音波流量計の第2の実施形態を説明する。図
3は、本実施形態における超音波流量計20の長手方向
に沿った断面を示している。本実施形態と前述の実施形
態との間で共通する部材について同様の参照符号を与え
ている。
【0070】以下、本実施形態の超音波流量計20に特
徴的な点を説明し、実施形態1における超音波流量計1
0と同様の部分については説明を省略する。
【0071】本実施形態の超音波流量計20では、超音
送受波器1a、1bが収束音場を形成するように構成さ
れている。具体的には、伝搬媒質部8a、8bの第1表
面領域がレンズ面を形成するように湾曲している。これ
に伴って、整合層8における被測定流体側の表面が凹面
型になっている。このような構成により、超音波送受波
器1aから送波された超音波は伝搬媒質部8a内で収束
することになる。このの収束効果により、同一性能の超
音波振動子を用いて、より大きな音圧で超音波の送受波
が可能になるため、S/N比を更に向上させることがで
きる。
【0072】以上説明してきた実施形態では、いずれ
も、伝搬媒質部の第1表面領域31は、流路空間9にお
ける被測定流体の流速方向5に対して傾斜し、第2表面
領域32は、流路空間9における被測定流体の流速方向
5に対して平行であるが、本発明は、このような構成に
限定されるわけではない。例えば、図4(a)に示すよ
うに、伝搬媒質部3a、3bの第2表面領域32が流路
空間9における被測定流体の流速方向5に対して傾斜す
るような構成を採用しても良い。このような構成によれ
ば、2つの超音波送受波器の間隔を短縮することができ
る。ただし、図4(a)の構成では、流量測定部4の内
壁40と伝搬媒質部3a、3bの第2表面領域32との
間に段差が形成されている。この段差を低減または解消
するためには、例えば、図4(b)や図4(c)に示す
ように流量測定部4の内壁40の一部に傾斜面を形成
し、その傾斜面を伝搬媒質部3a、3bの第2表面領域
32と整合させればよい。
【0073】伝搬媒質部3a、3bの第2表面領域32
は、流量測定部4の内壁40との間で段差を実質的に形
成していないことが好ましいが、流れの乱れが大きな問
題にならない場合は、図5(a)および(b)に示すよ
うな段差または凹凸が存在しても良い。
【0074】上記いずれの実施形態でも、一対の超音波
送受波器の構成を実質的に同一なものとし、180°の
回転対称な配置構成を採用しているが、本発明は、この
ような構成に限定されない。一対の超音波送受波器の一
方については、上記実施形態における構成を適用し、他
方の超音波送受波器については、異なる構成(例えば図
4に示す構成)を与えてもよい。また、上記実施形態で
は、超音波振動子を超音波送受波器として用いることよ
り、超音波の送信だけではなく受信をも同じ超音波振動
子によって行っているが、本発明はこのような構成に限
定されない。送波用および受波用として、別々の超音波
振動子を用いても良い。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、被測定流量中へ超音波
を伝播する際の損失をほぼゼロに低減することができる
ため、気体を含む種々の流体の流量を高感度で測定する
ことができる。
【0076】また、本発明によれば、流路内部に段差や
凹凸を設ける必要がなくなるので、被測定流体の流れを
乱すことなく、極少量の流量計測にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明による超音波流量計の第1の
実施形態の長手方向に沿った断面図であり、(b)は、
第1の実施形態の長手方向に直交するB−B線断面図で
ある。
【図2】伝搬媒質部3aと被測定流体との界面における
超音波の屈折を示す図である。
【図3】本発明による超音波流量計の第2の実施形態の
断面図である。
【図4】(a)、(b)および(c)は、本発明による
超音波流量計の他の実施形態の断面図である。
【図5】(a)および(b)は、本発明による超音波流
量計の更に他の実施形態の断面図である。
【図6】従来の超音波流量計の断面図である。
【符号の説明】
1a、1b 超音波送受波器 2a、2b 整合層 3a、3b 伝搬媒質部 7a、7b 整合層 8a、8b 伝搬媒質部 4 流量測定部 5 流体の流れ方向 6 超音波の伝搬経路 9 流路空間 10 超音波流量計 20 超音波流量計 40 流量測定部の内壁

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定流体の流路を規定する内壁を有す
    る流量測定部と、 前記流量測定部の内壁に囲まれた流路空間の外側に設け
    られ、超音波の送信および/または受信を行う少なくと
    も1つの超音波振動子と、 前記超音波振動子と前記流路空間との間に配置され、前
    記超音波の伝搬経路を形成する伝搬媒質部と、を備えた
    超音波流量計であって、 前記伝搬媒質部の密度ρ1、前記伝搬媒質部における音
    速C1、前記被測定流体の密度ρ2、および前記被測定
    流体における音速C2が、(ρ2/ρ1)<(C1/C
    2)<1の関係を満足する超音波流量計。
  2. 【請求項2】 前記超音波振動子の数は複数であり、 前記複数の超音波振動子のうちの第1の超音波振動子
    は、前記複数の超音波振動子のうちの第2の超音波振動
    子に対して超音波を出射するように配置され、 前記第2の超音波振動子は、前記第1の超音波振動子に
    対して超音波を出射するように配置されている、請求項
    1に記載の超音波流量計。
  3. 【請求項3】 前記伝搬媒質部は、前記超音波振動子の
    超音波振動面に対向する第1表面領域と、前記流路空間
    に対向する第2表面領域とを有しており、 前記伝搬媒質部の前記第2表面領域は、前記第1表面領
    域に対して平行ではない請求項1または2に記載の超音
    波流量計。
  4. 【請求項4】 前記伝搬媒質部の第1表面領域は、前記
    流路空間内における前記被測定流体の流速方向に対して
    傾斜し、前記第2表面領域は、前記流路空間内における
    前記被測定流体の流速方向に対して平行である請求項3
    に記載の超音波流量計。
  5. 【請求項5】 前記伝搬媒質部の第2表面領域は、前記
    流量測定部の前記内壁との間で段差を実質的に形成して
    いない、請求項3または4に記載の超音波流量計。
  6. 【請求項6】 前記伝搬媒質部の密度ρ1、前記伝搬媒
    質部と前記被測定流体との界面への超音波の入射角Θ
    1、前記被測定流体の密度ρ2、および、前記界面から
    前記被測定流体への前記超音波の進入角Θ2が、 ρ2/ρ1=cotΘ2/cotΘ1 の関係をほぼ満足する請求項1から4のいずれかに記載
    の超音波流量計。
  7. 【請求項7】 前記被測定流体は、固有音響インピーダ
    ンスが300kg・m -2・s-1)以下の気体である請求
    項1から4のいずれかに記載の超音波流量計。
  8. 【請求項8】 前記伝搬媒質部は、無機酸化物または有
    機高分子の乾燥ゲルから形成されている請求項1から7
    のいずれかに記載の超音波流量計。
  9. 【請求項9】 前記乾燥ゲルの固体骨格部は疎水化され
    ている請求項8に記載の超音波流量計。
  10. 【請求項10】 前記乾燥ゲルの密度は、500kg/
    3以下であり、 前記乾燥ゲルの平均細孔直径は、100nm以下である
    請求項9に記載の超音波流量計。
  11. 【請求項11】 前記超音波振動子と前記伝搬媒質部と
    の間に設けられ、前記超音波振動子と前記伝搬媒質部と
    を音響的に整合させる整合層を有している請求項1から
    10のいずれかに記載の超音波流量計。
  12. 【請求項12】 前記被測定流体の流速方向に垂直な方
    向に測定した、前記流速測定部における流路空間のサイ
    ズは、前記超音波の中心周波数における前記被測定流体
    中の波長の1/2以下である請求項1から11のいずれ
    かに記載の超音波流量計。
  13. 【請求項13】 前記超音波振動子は、収束音場を形成
    する請求項1から12のいずれかに記載の超音波流量
    計。
  14. 【請求項14】 前記伝搬媒質部の第1表面領域は、レ
    ンズ面を形成するように湾曲している請求項12に記載
    の超音波流量計。
  15. 【請求項15】 ガスの流路を規定する内壁を有する流
    量測定部と、 前記流量測定部の内壁に囲まれた流路空間の外側に設け
    られ、超音波の送信および/または受信を行う一対の超
    音波振動子と、 前記一対の超音波振動子の各々と前記流路空間との間に
    配置され、前記超音波の伝搬経路を屈折させる一対の伝
    搬媒質部と、 を備え、 前記伝搬媒質部は、前記超音波振動子の超音波振動面に
    対向する第1表面領域と、前記流路空間に対向する第2
    表面領域とを有しており、 前記伝搬媒質部の第1表面領域は、前記流路空間内にお
    ける前記ガスの流速方向に対して傾斜し、前記第2表面
    領域は、前記流路空間内における前記ガスの流速方向に
    対してほぼ平行である超音波流量計。
  16. 【請求項16】 請求項1から15のいずれかに記載の
    超音波流量計と、 前記超音波流量計に被測定流体を供給する管と、 前記超音波流量計によって測定された流量を表示する表
    示部と、を備えた装置。
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