JP2003139588A - ガスメーター - Google Patents

ガスメーター

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JP2003139588A
JP2003139588A JP2001337684A JP2001337684A JP2003139588A JP 2003139588 A JP2003139588 A JP 2003139588A JP 2001337684 A JP2001337684 A JP 2001337684A JP 2001337684 A JP2001337684 A JP 2001337684A JP 2003139588 A JP2003139588 A JP 2003139588A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニオンナットの緩みを防止すると共に、い
たずらによって緩められたり出来ないようにすること。 【解決手段】 供給用ガス管5、配給用ガス管6を貫通
する穴を有し、ユニオンナット7およびガスメーター8
を覆うカバー10を設け、また該カバーはガスメーター
8の外郭に固定する固定手段9を備えている。これによ
って、いたずら等によるユニオンナットの緩みを防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスの使用量を積
算表示するガスメーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のガスメーター8は、図5に
示すような構成になっている。すなわち、設置工事時に
は、ガスメーター8の入口口金1とガスを送り込む供給
用ガス管5及び出口口金2とガス機器に送る配給用ガス
管6をユニオンナット7で接続する。ここで配給用ガス
管6の経路にガス漏れがあった場合、フルイディック
式、超音波式では瞬時的に検知が可能であり、漏洩検知
機能によりガスを遮断することができる。また膜式ガス
メーターでは3L/h程度の微小流量の検知に30分以
上かかるものの漏洩検知機能が働き同様にガスを遮断す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
入口口金とガスを送り込む供給用ガス管及び出口口金と
ガス機器に送る配給用ガス管をユニオンナットで接続す
るガスメーターでは、いたずらによってユニオンナット
が緩められたり、また外部から強い衝撃を受けて配管接
続部がずれたり変形したりしてガス漏れするという課題
を有していた。このためガスメーター、供給用ガス管、
配管用ガス管を金属製のボックスで囲ったり、あるいは
パイプシャフトの中に入れたりする等の対策が採られて
いる。しかしこの場合には工事性が悪くなたったり、工
事費がかさんだり、又メーターの視認性が悪くなるとい
う課題を有していた。
【0004】また、感震器を内臓するガスメーターは、
強い衝撃を受けると感震器が検知し遮断弁を閉止するた
め配給用ガス管にはガスが流れないが、入口口金と供給
用ガス管の接続部が外れた場合はガスメーターでは遮断
することは出来ず、また、圧力センサを内蔵するものに
あっては、例えば入口口金と供給用ガス管の接続部が外
れ供給圧が100Pa以下になった時に異常を検出する
ものがあるが、異常を検出しても報知または表示するこ
とはできるが遮断することは出来ないという課題を有し
ていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、供給用ガス管、配給用ガス管を貫通する穴
を有しユニオンナットおよびガスメーターを覆うカバー
を設け、該カバーはガスメーター外郭に固定する固定手
段を備えたものである。上記発明によれば、いたずらに
よってユニオンナットが緩められることを防止できる。
また外部から強い衝撃を受けても配管接続部周辺を保護
でき接続部がずれたり変形したりしてガス漏れするのを
防止できる。専用工具以外では周り止め部材の取り外し
が困難であり周り止め部材が外せないとカバーを外すこ
とは出来ないため、工事業者以外の者がいたずらによっ
てユニオンナットを緩めることはできない。従ってガス
漏れに対する安全を確保することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
供給用ガス管、配給用ガス管を貫通する穴を有しユニオ
ンナットおよびガスメーターを覆うカバーを設け、該カ
バーはガスメーター外郭に固定する固定手段を備えてい
るため、いたずらによってユニオンナットが緩められる
ことを防止できる。また外部から強い衝撃を受けてカバ
ーに大きな外力が加わっても、貫通穴周辺はバーリング
加工を施しているため広い面積で分散できるため配管表
面には応力が集中することがなく配管の変形を防止で
き、配管接続部周辺を保護でき接続部がずれたり変形し
たりしてガス漏れするのを防止できる。カバーを外さな
いとユニオンナットが露出しないため、容易にユニオン
ナットを緩めることはできない。従ってガス漏れに対す
る安全を確保することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、固定手段を周り止
め構造とし周り止め部材は特殊な頭部を有するネジで専
用工具以外では取り外しができない。周り止め部材が外
せないとカバーを外すことは出来ないため、工事業者以
外の者がいたずら等でユニオンナットを緩めることはで
きない。
【0008】請求項3記載の発明は、固定手段の周り止
め部材は六角の星型穴の頭部を有するネジで、前記カバ
ーには該ネジの頭部が入る凹部を設けているためプライ
ヤー、ペンチ等では前記ネジ頭部がつかめない。専用工
具以外では該ネジの取り外しが困難でありカバーを外す
ことは出来ないため、工事業者以外の者がいたずら等で
ユニオンナットを緩めることはできない。
【0009】請求項4記載の発明は、固定手段の周り止
め部材は楕円形の頭部を有するネジで、前記カバーには
ネジの頭部及び専用のボックスドライバーが入る凹部を
設けているためプライヤー、ペンチ等では前記楕円形ネ
ジ頭部がつかめない。専用工具以外では取り外しが困難
でありカバーを外すことは出来ないため工事業者以外の
者がいたずら等でユニオンナットを緩めることはできな
い。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。なお、従来例と同一部品には同一番号を付し
説明する。
【0011】(実施例1)図1は本発明の実施例1のガ
スメーターの構造図である。図において、カバー10に
設けた穴に供給用ガス管5、配給用ガス管6を貫通し、
上方に寄せて保持する。この状態でユニオンナット7を
締め付け、ガス管を接続する。次に該カバー10をガス
メーター8の所定位置まで降ろし外郭にネジ9等の固定
手段で固定する。カバー10があることにより、簡単に
ユニオンナット7が緩められることを防止できるためガ
ス漏れに対する安全を確保することができる。また外部
から強い衝撃を受けてもカバー10の固定部材9での固
定と貫通穴のバーリング部が供給用ガス管5、配給用ガ
ス管6に当接することにより配管接続部周辺を保護でき
接続部がずれたり変形したりしてガス漏れするのを防止
できる。また、メンテナンスの必要が生じた時は固定部
材9を外しカバー10を外せば、ユニオンナット7が緩
められるためガスメーター8の着脱交換が容易にでき
る。
【0012】(実施例2)本発明の実施例2のガスメー
ターを同図2にて説明する。ここで固定手段の周り止め
部材9は特殊な頭部を有するネジとしている。専用工具
以外では取り外しが困難であり周り止め部材9が外せな
いとカバー10を外すことは出来ないため、工事業者以
外の者がいたずら等でユニオンナット7を緩めることは
できない。従ってガス漏れに対する安全を確保すること
が可能となる。
【0013】(実施例3)本発明の実施例3のガスメー
ターを同図2にて説明する。ここで固定手段の周り止め
部材9は六角の星型穴の頭部を有するトルクスと呼ばれ
るネジで前記カバーにはネジの頭部が入る凹部を設けて
いるためプライヤー、ペンチ等では前記楕円形ネジ頭部
がつかめない。専用工具以外では取り外しが困難であり
周り止め部材9が外せないとカバー10を外すことは出
来ないため、工事業者以外の者がいたずら等でユニオン
ナット7を緩めることはできない。従ってガス漏れに対
する安全を確保することができる。
【0014】(実施例4)本発明の実施例4のガスメー
ターを同図3、同図4にて説明する。ここで固定手段の
周り止め部材11は楕円形の頭部を有するトルクスと呼
ばれるネジで前記カバーにはネジの頭部及び専用のボッ
クスドライバーが入る凹部を設けているためプライヤ
ー、ペンチ等では前記楕円形ネジ頭部がつかめない。専
用工具12以外では取り外しが困難であり周り止め部材
11が外せないとカバー10を外すことは出来ないた
め、工事業者以外の者がいたずら等でユニオンナット7
を緩めることはできない。従ってガス漏れに対する安全
を確保することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入口口金
と供給用ガス管及び出口口金と配給用ガス管を接続する
ユニオンナットがいたずら等で緩められたり、また外部
から強い衝撃を受けて配管接続部がずれたり変形したり
してガス漏れすることが防止できる。またガスメータ
ー、供給用ガス管、配給用ガス管を金属製のボックスで
囲ったり、あるいはパイプシャフトの中に入れる等の必
要がなく、工事性の悪化、工事費の増加、メーターの視
認性が低下という問題がなくなる。
【0016】また、専用工具以外では周り止め部材の取
り外しが困難であり、周り止め部材が外せないとカバー
を外すことは出来ないため、工事業者以外の者がいたず
らによってユニオンナットを緩めることはできないとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のガスメーターの正面及び部
分断面図
【図2】本発明の実施例2、3のガスメーターのカバー
取り付けの途中の接続状態を示す正面及び部分断面図
【図3】本発明の実施例4のガスメーターにおける固定
部材の楕円頭ネジ及びボックスドライバーの装着状態を
示す正面及び部分断面図
【図4】同ガスメーターのカバー取り付け状態における
周り止め部材と専用工具との関係を示した図
【図5】従来のガスメーターの配管接続状態を示す正面
【符号の説明】
1 入口口金 2 出口口金 3 リセットボタン 4 表示部 5 供給用ガス管 6 配給用ガス管 7 ユニオンナット 8 ガスメーター 9、11 周り止め部材(固定手段) 10 カバー 12 ボックスドライバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口口金、ガスを送り込む供給用ガス
    管、出口口金及びガス機器に送る配給用ガス管とをユニ
    オンナットで接続するガスメーターにおいて、前記入口
    口金及び前記出口口金に対向した位置に、前記供給用ガ
    ス管及び前記配給用ガス管の外径より大きく前記ユニオ
    ンナットの外径より小さい貫通穴を有し、前記ユニオン
    ナット及び前記ガスメーターの外郭を覆うカバーを設
    け、該カバーは前記ガスメーターの外郭に固定する固定
    手段を備えたガスメーター。
  2. 【請求項2】 固定手段は、特殊工具でのみ着脱が可能
    な周り止め部材を備えた請求項1記載のガスメーター。
  3. 【請求項3】 周り止め部材の頭部は、星型の凹部を有
    するネジとし、カバーには前記ネジの頭部のみが入る凹
    部を設けた請求項2記載のガスメーター。
  4. 【請求項4】 周り止め部材の頭部外形を楕円形のネジ
    とし前記カバーにはネジの頭部外周に適合するボックス
    レンチのみが入る凹部を設けた請求項2記載のガスメー
    ター。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1478139A2 (en) 2003-05-16 2004-11-17 NTT DoCoMo, Inc. Packet communications system, base station and mobile station
JP2007086019A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Osaka Gas Co Ltd ガスメータ用保護カバー器具
JP2010133916A (ja) * 2008-10-23 2010-06-17 Panasonic Corp 流体遮断装置及び流体遮断装置を備えたガスメータ

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