JP2003138963A - 多気筒内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

多気筒内燃機関の空燃比制御装置

Info

Publication number
JP2003138963A
JP2003138963A JP2001331271A JP2001331271A JP2003138963A JP 2003138963 A JP2003138963 A JP 2003138963A JP 2001331271 A JP2001331271 A JP 2001331271A JP 2001331271 A JP2001331271 A JP 2001331271A JP 2003138963 A JP2003138963 A JP 2003138963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
fuel ratio
air
exhaust
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001331271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3912488B2 (ja
Inventor
Yasuki Tamura
保樹 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2001331271A priority Critical patent/JP3912488B2/ja
Publication of JP2003138963A publication Critical patent/JP2003138963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3912488B2 publication Critical patent/JP3912488B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デュアルエキマニシステムに複数の触媒コン
バータを並列に設ける場合において、単一の空燃比セン
サでコストアップなく各触媒コンバータに流入する排気
空燃比の平準化を図り、適正に空燃比フィードバック制
御を実施可能な多気筒内燃機関の空燃比制御装置を提供
する。 【解決手段】 デュアルエキマニシステムの気筒群毎
(#1、#4気筒群及び#2、#3気筒群)に配設され
た複数の排気通路(22a,22b)にそれぞれ触媒コンバータ
(24,26)を並列に設け、気筒群毎に休筒運転可能な多気
筒内燃機関の空燃比制御装置において、複数の排気通路
の集合部(27)に配設された1つの排気センサ(29)からの
排気空燃比情報に基づき燃焼空燃比のフィードバック補
正を行うとともに運転状態に応じて気筒群毎に休筒運転
を行い、この際フィードバック補正した燃焼気筒群の燃
焼空燃比に基づき、燃焼空燃比を気筒群毎に学習する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、多気筒内燃機関の
空燃比制御装置に係り、詳しくは、デュアルエキマニシ
ステムに複数の触媒コンバータを並列に設ける場合の空
燃比フィードバック制御技術に関する。 【0002】 【関連する背景技術】内燃機関(エンジン)では、排気
干渉を小さくし、排気脈動を利用することにより、出力
を向上させることが可能である。そこで、例えば、4気
筒エンジンにおいて、4本からなる排気通路を燃焼順序
が連続しない気筒群からの排気通路を纏めて2本とし、
これら2本の排気通路をさらに1本に纏めるようにした
4−2−1型の排気マニホールドシステム、即ち4−2
−1デュアルエキマニシステムが知られている。 【0003】また一方、排気中の有害物質(HC、C
O、NOx等)を低減させることを目的として触媒コン
バータを利用した排気浄化技術が知られている。かかる
触媒コンバータは、一定の活性温度に達しないと十分に
機能しないことから、極力エンジン近傍に配置すること
が要求されており、例えば、触媒コンバータ(マニホー
ルドキャタライザコンバータまたはフロントキャタライ
ザコンバータ、以下それぞれMCC、FCCと略す)を
排気マニホールドに介装した排気浄化システムが採用さ
れている。 【0004】そして、上記4−2−1デュアルエキマニ
システムにおいてMCC或いはFCCを配設する場合、
極力エンジン近傍に配置することを考慮すれば、MCC
等を例えば上記2本の排気通路部分にそれぞれ個別に2
個配設することが望ましい。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、触媒コンバ
ータにおいて排気中の有害物質を効果的に触媒反応させ
るためには、触媒コンバータに流入する排気空燃比を所
定空燃比近傍に制御する必要があり、通常は、触媒コン
バータの上流側に排気センサ(λセンサ等)を設け、当
該排気センサからの空燃比情報に基づいて内燃機関の燃
焼空燃比、即ち吸入空気量と燃料噴射量を適正なものに
調節する空燃比フィードバック制御を行うようにしてい
る。 【0006】しかしながら、このように排気センサを触
媒コンバータの上流側に配設するようにすると、上記の
如く4−2−1デュアルエキマニシステムにMCCを2
個設ける場合には、各MCCの上流にそれぞれ排気セン
サを設けることになり、コストアップに繋がり好ましい
ことではない。そこで、空燃比センサをMCCの下流の
排気通路が集合して1本となる部分に1個だけ設けるこ
とが考えられるが、単一の空燃比センサで如何にして気
筒群毎の燃焼空燃比の適正化を図り、各触媒コンバータ
に流入する排気空燃比の平準化を図るかが課題となる。 【0007】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、デュアル
エキマニシステムに複数の触媒コンバータを並列に設け
る場合において、単一の空燃比センサでコストアップな
く各触媒コンバータに流入する排気空燃比の平準化を図
り、適正に空燃比フィードバック制御を実施可能な多気
筒内燃機関の空燃比制御装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明では、多気筒内燃機関の各気筒
のうち燃焼の連続しない複数の気筒からなる気筒群毎に
設けられた複数の排気通路と、前記複数の排気通路にそ
れぞれ配設された複数の触媒コンバータと、排気流方向
でみて前記複数の触媒コンバータよりも下流の前記複数
の排気通路の集合部に設けられ、排気空燃比を検出する
排気センサと、前記排気センサにより検出される排気空
燃比情報に基づき、平均排気空燃比が所定空燃比となる
よう燃焼空燃比をフィードバック補正する燃焼空燃比制
御手段と、運転状態に応じて前記気筒群毎に前記複数の
気筒の少なくとも排気弁を閉弁するとともに燃料供給を
停止して休筒運転を行う休筒手段と、前記休筒手段によ
り休筒運転を行う気筒群を順次切り換える休筒気筒群切
換手段と、前記燃焼空燃比制御手段によりフィードバッ
ク補正を行い且つ前記休筒手段により休筒運転を行うと
き、該燃焼空燃比制御手段によりフィードバック補正し
た燃焼気筒群の燃焼空燃比を気筒群毎に記憶し学習する
燃焼空燃比学習手段とを備えることを特徴としている。 【0009】つまり、多気筒内燃機関(例えば、4気筒
エンジン)に例えばデュアルエキマニシステムを採用す
るとともに当該デュアルエキマニシステムの複数の排気
通路にそれぞれ触媒コンバータを並列に設け、複数の排
気通路毎、即ち気筒群毎に休筒運転可能な多気筒内燃機
関の空燃比制御装置において、複数の排気通路の集合部
に排気センサを1つだけ設け、該1つの排気センサから
の排気空燃比情報に基づき燃焼空燃比のフィードバック
補正を行うとともに休筒運転する気筒群を切り換えなが
ら運転状態に応じて気筒群毎に休筒運転を行い、この
際、上記1つの排気センサからの排気空燃比情報により
フィードバック補正される燃焼気筒群の燃焼空燃比に基
づき、燃焼空燃比を気筒群毎に学習するようにしてい
る。 【0010】これにより、複数の排気通路にそれぞれ触
媒コンバータを並列に有したデュアルエキマニシステム
において、複数の排気通路の集合部に排気センサを1つ
だけ設けた場合であっても、気筒群毎の燃焼空燃比の適
正化を図り、確実に各触媒コンバータに流入する排気空
燃比の平準化を図ることができ、全体として空燃比フィ
ードバック制御を適正に実施可能である。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。図1を参照すると、本発明に係る
多気筒内燃機関の空燃比制御装置の概略構成図が示され
ており、以下、当該空燃比制御装置の構成を説明する。
同図に示すように、多気筒内燃機関であるエンジン本体
(以下、単にエンジンという)1としては、例えば、燃
料噴射モードを切り換えることで吸気行程での燃料噴射
(吸気行程噴射)とともに圧縮行程での燃料噴射(圧縮
行程噴射)を実施可能な筒内噴射型火花点火式4サイク
ル4気筒ガソリンエンジンが採用される。この筒内噴射
型のエンジン1は、理論空燃比(ストイキオ)での運転
の他、リッチ空燃比での運転(リッチ空燃比運転)やリ
ーン空燃比での運転(リーン空燃比運転)を実現可能で
ある。 【0012】同図に示すように、エンジン1のシリンダ
ヘッド2には、各気筒毎に点火プラグ4とともに電磁式
の燃料噴射弁6が取り付けられており、これにより、燃
料を燃焼室内に直接噴射可能である。点火プラグ4には
高電圧を出力する点火コイル8が接続されている。ま
た、燃料噴射弁6には、燃料パイプ7を介して燃料タン
クを擁した燃料供給装置(図示せず)が接続されてい
る。より詳しくは、燃料供給装置には、低圧燃料ポンプ
と高圧燃料ポンプとが設けられており、これにより、燃
料タンク内の燃料を燃料噴射弁6に対し低燃圧或いは高
燃圧で供給し、該燃料を燃料噴射弁6から燃焼室内に向
けて所望の燃圧で噴射可能である。 【0013】シリンダヘッド2には、各気筒毎に略直立
方向に吸気ポートが形成されており、各吸気ポートと連
通するようにして吸気マニホールド10の一端がそれぞ
れ接続されている。なお、吸気マニホールド10には吸
入空気量を調節する電磁式のスロットル弁14が設けら
れている。また、シリンダヘッド2には、各気筒毎に略
水平方向に排気ポートが形成されており、各排気ポート
と連通するようにして排気マニホールド20の一端がそ
れぞれ接続されている。排気マニホールド20として
は、ここでは、図2に示すようなデュアル型エキゾース
トマニホールドシステムが採用される。 【0014】デュアル型エキゾーストマニホールドシス
テムからなる排気マニホールド20では、#1気筒から
の排気通路20aと#4気筒からの排気通路20d及び
#2気筒からの排気通路20bと#3気筒からの排気通
路20cがそれぞれ合流するように構成されている(燃
焼順序が#1→#3→#4→#2の場合)。つまり、燃
焼が連続しない#1気筒と#4気筒を一の気筒群(#
1、#4気筒群)としてまとめ、やはり燃焼が連続しな
い#2気筒と#3気筒を他の気筒群(#2、#3気筒
群)としてまとめるようにしている。これにより、当該
排気マニホールド20では、上述したように、排気干渉
が少なくされ、排気慣性或いは排気脈動の大きな効果が
得られる。 【0015】排気マニホールド20の他端には、集合管
22を介して排気管28が接続されており、集合管22
は、排気通路20a及び排気通路20dからの排ガスが
流通する集合管22aと排気通路20b及び排気通路2
0cからの排ガスが流通する集合管22bの2本の管路
(デュアル管路)から構成されている。つまり、集合管
22は、#1気筒と#4気筒からなる一の気筒群からの
排ガスが集合管22aを流れ、#2気筒と#3気筒から
なる他の気筒群からの排ガスが集合管22bを流れるよ
うに構成されている。 【0016】そして、集合管22aには、前段触媒コン
バータとして三元触媒(マニホールドキャタライザコン
バータ、以下MCCと略す)24が介装され、同様に、
集合管22bには、前段触媒として三元触媒(以下MC
Cと略す)26が介装されている。このようにMCC2
4、26が集合管22a及び集合管22bに介装されて
いると、エンジン1に近い位置であることから、エンジ
ン1が冷態状態であってもMCC24、26の早期活性
化が図られ、運転状態に拘わらず排気中の有害物質(H
C、CO、NOx等)を良好に浄化可能である。 【0017】また、集合管22から排気管28への移行
部分、即ち集合管22aと集合管22bとの集合部27
には、排気センサとして、リニア空燃比センサ(λセン
サ、以下LAFSと略す)29が1つ設けられている。
排気管28には、さらに、後段触媒コンバータとして三
元触媒(アンダーフロアキャタライザコンバータ、以下
UCCと略す)30が介装されている。このように上記
MCC24、26の下流にさらにUCC30が介装され
ていると、排気中の有害物質(HC、CO、NOx等)
をより一層良好に浄化可能である。 【0018】また、エンジン1は、気筒群毎(#1、#
4気筒群及び#2、#3気筒群毎)に休筒運転を実施可
能に構成されている。つまり、エンジン1は、気筒群毎
に各気筒の排気弁を閉弁状態に維持するとともに燃料噴
射弁6からの燃料供給を停止可能に構成されている(休
筒手段)。具体的には、エンジン1は排気弁を閉弁状態
に維持すべく例えば可変カム機構を有しているが、当該
可変カム機構は公知であり、その詳細についてはここで
は説明を省略する。これにより、それほど高い出力の要
求されない低中負荷運転時において、一部の気筒への燃
料供給を停止して燃費の向上を図ることができる。 【0019】電子コントロールユニット(ECU)60
は、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性
RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ
等を備えており、当該ECU60により、エンジン1を
含めた空燃比制御装置の総合的な制御が行われる。EC
U60の入力側には、上述したLAFS29の他、クラ
ンク角センサ62等の各種センサ類が接続されており、
これらセンサ類からの検出情報が入力される。なお、ク
ランク角センサ62によってクランク角が検出される
と、当該クランク角に基づいて、現在の燃焼気筒が判別
され、また、エンジン回転速度Neが検出される。 【0020】一方、ECU60の出力側には、上述の燃
料噴射弁6、点火コイル8、スロットル弁14等の各種
出力デバイスが接続されており、これら各種出力デバイ
スには各種センサ類からの検出情報に基づき演算された
燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期等がそれぞれ出力
され、これにより、燃料噴射弁6から適正量の燃料が適
正なタイミングで噴射され、点火プラグ4により適正な
タイミングで火花点火が実施される。 【0021】そして、当該エンジン1では、理論空燃比
(ストイキオ)で運転しているときには、排気空燃比が
理論空燃比(所定空燃比)となるように燃焼空燃比のフ
ィードバック補正(以下F/B補正という)を行うよう
にしている(燃焼空燃比制御手段)。詳しくは、通常当
該F/B補正では、LAFS29からの排気空燃比情報
に基づき、排気空燃比が所定空燃比(例えば、理論空燃
比)となるように、燃焼空燃比を燃焼気筒順(#1→#
3→#4→#2)に補正するようにしている(後述の図
4参照)。なお、目標となる所定空燃比は理論空燃比で
なくてもよく、例えばスライトリーン或いはスライトリ
ッチ空燃比であってもよい。 【0022】ところで、当該F/B補正は、全体として
平均排気空燃比を理論空燃比に制御することはできる
が、実際には各気筒毎に燃焼空燃比はばらついており、
故にMCC24、26を有する集合管22a及び集合管
22b内の排気空燃比も正確には理論空燃比とはなって
おらず、ばらついている場合が多い。このように、集合
管22a及び集合管22b内の排気空燃比がばらついて
いると、上述したように、MCC24、26において排
気中の有害物質を効果的に触媒反応させることができず
好ましいことではない。 【0023】そこで、本発明に係る空燃比制御装置で
は、F/B補正に加え、さらに、集合管22a及び集合
管22b内の排気空燃比のばらつきを抑制し、一の気筒
群と他の気筒群から排出される排ガスの空燃比の平準化
を図るようにしている。図3を参照すると、本発明に係
る燃焼空燃比の気筒群別学習制御、即ち気筒群別A/F
学習制御の制御ルーチンがフローチャートで示されてお
り、以下当該フローチャートに沿い説明する。 【0024】先ず、ステップS1では、F/B補正を実
施している状況か否かを判別する。判別結果が偽(N
o)で、F/B補正を実施している状況ではないと判定
された場合には、何もせず当該ルーチンを抜け、一方判
別結果が真(Yes)で、F/B補正中と判定された場
合には、次にステップS10に進む。ステップS10で
は、現在休筒制御モードであるか否か、即ち一の気筒群
(#1、#4気筒群)及び他の気筒群(#2、#3気筒
群)のいずれか一方について排気弁を閉弁し且つ燃料供
給を停止しているか否かを判別する。実際には、エンジ
ン負荷が比較的小さいときには休筒運転を実施するよう
にしており、ここでは、例えば、アクセル開度等に基づ
き、エンジン負荷が所定値以下であるか否かを判別す
る。判別結果が偽(No)の場合には、そのまま当該ル
ーチンを抜ける。なお、この場合には、通常通りF/B
補正が実施される。一方、判別結果が真(Yes)で、
現在休筒制御モード中と判定された場合には、次にステ
ップS12に進む。 【0025】ステップS12では、前回実施された休筒
運転における休筒気筒群が一の気筒群(#1、#4気筒
群)であるか否かを判別する。判別結果が真(Yes)
で、前回の休筒気筒群が#1、#4気筒群であると判定
された場合には、次にステップS14に進む。一方、判
別結果が偽(No)で、前回の休筒気筒群が#1、#4
気筒群ではなく#2、#3気筒群であると判定された場
合には、次にステップS20に進む。 【0026】つまり、ステップS12では、休筒運転す
る気筒群を交互に切り換えるようにしている(休筒気筒
群切換手段)。ステップS14では、他の気筒群(#
2、#3気筒群)について休筒運転を行う。つまり、前
回休筒した気筒群と異なる#2、#3気筒群について休
筒運転を行い、#1、#4気筒群についてのみ燃焼運転
を行う。 【0027】ステップS16では、F/B補正の上記目
標となる所定空燃比(理論空燃比)と現在の平均排気空
燃比、即ち#1、#4気筒群についての現在の平均排気
空燃比との誤差e#1,4を検出する。そして、ステップS
18では、このように検出した誤差e#1,4に基づいて、
#1、#4気筒群(#1気筒及び#4気筒)の供給燃料
量を補正し、当該補正した供給燃料量、即ち燃焼空燃比
を記憶し学習する(燃焼空燃比学習手段)。 【0028】一方、ステップS20では、一の気筒群
(#1、#4気筒群)について休筒運転を行う。つま
り、前回休筒した気筒群と異なる#1、#4気筒群につ
いて休筒運転を行い、#2、#3気筒群についてのみ燃
焼運転を行う。ステップS22では、F/B補正の上記
目標となる所定空燃比と現在の平均排気空燃比、即ち#
2、#3気筒群についての現在の平均排気空燃比との誤
差e#2,3を検出する。 【0029】そして、ステップS24では、このように
検出した誤差e#2,3に基づいて、#2、#3気筒群(#
2気筒及び#3気筒)の供給燃料量を補正し、当該補正
した供給燃料量、即ち燃焼空燃比を記憶し学習する(燃
焼空燃比学習手段)。つまり、図4を参照すると、F/
B補正を実施し且つ休筒運転を実施したときの燃焼気筒
順(例えば、#1→#4或いは#2→#3)のLAFS
29の出力値(即ち、排気空燃比)の時間変化がタイム
チャートで示されており、同図には、目標となる所定空
燃比(理論空燃比)が実線で示され、学習前の平均排気
空燃比が破線で示されているが、これら所定空燃比(実
線)と平均排気空燃比(破線)との差を誤差e#1,4(ま
たは誤差e#2,3)として求めるようにし、当該誤差e#
1,4(または誤差e#2,3)に基づいて気筒群毎(#1、
#4気筒群及び#2、#3気筒群毎)に供給燃料量を補
正する。そして、当該補正した供給燃料量、即ち燃焼空
燃比を気筒群毎に記憶し学習する。 【0030】これにより、#1、#4気筒群に対応する
集合管22a内の排気空燃比と#2、#3気筒群に対応
する集合管22b内の排気空燃比がそれぞれ適正なもの
となり、気筒群間の排気空燃比のばらつきが抑制され、
一つのLAFS29によってコスト低減を図りながら、
MCC24、26に流入する排気空燃比の平準化を図る
ことができる。故に、MCC24、26において排気中
の有害物質を常に効果的に触媒反応させ、浄化させるこ
とができる。また、全体として空燃比フィードバック制
御を常に適正に実施することができることにもなるの
で、エンジン出力の安定化及び燃費の向上を図ることが
できる。 【0031】図5を参照すると、本発明の他の実施形態
に係る気筒群別A/F学習制御の制御ルーチンがフロー
チャートで示されており、以下当該フローチャートに沿
い他の実施形態について説明する。なお、図3と同一の
ステップについては同一の符号を付して説明を省略し、
ここでは上記実施形態と異なる部分についてのみ説明す
る。 【0032】ステップS1及びステップS10を経てス
テップS12aでは、他の気筒群(#2、#3気筒群)
についての休筒継続時間t#2,3が所定時間t1以下であ
るか否かを判別する。判別結果が真(Yes)、即ち休
筒気筒群が#2、#3気筒群であって、休筒継続時間t
#2,3が所定時間t1以下である場合には、ステップS1
4’に進む。一方、判別結果が偽(No)、即ち休筒気
筒群が#2、#3気筒群ではない場合、或いは休筒気筒
群が#2、#3気筒群であっても休筒継続時間t#2,3が
所定時間t1を越えている場合には、ステップS12b
に進む。 【0033】ステップS12bでは、一の気筒群(#
1、#4気筒群)についての休筒継続時間t#1,4が所定
時間t1以下であるか否かを判別する。判別結果が真
(Yes)、即ち休筒気筒群が#1、#4気筒群であっ
て、休筒継続時間t#1,4が所定時間t1以下である場合
には、ステップS20’に進む。一方、判別結果が偽
(No)の場合には、上記ステップS14’に進む。 【0034】つまり、これらステップS12a及びステ
ップS12bでは、休筒運転する気筒群を所定時間t1
毎に#1、#4気筒群と#2、#3気筒群との間で切り
換えるようにしている(休筒気筒群切換手段)。そし
て、ステップS14’では、他の気筒群(#2、#3気
筒群)について休筒運転を行い、以下上記同様に、ステ
ップS16においてF/B補正の上記目標となる所定空
燃比(理論空燃比)と#1、#4気筒群についての学習
前の平均排気空燃比との誤差e#1,4を検出し、ステップ
S18において、当該誤差e#1,4に基づき、#1、#4
気筒群(#1気筒及び#4気筒)の供給燃料量を補正
し、当該補正した供給燃料量、即ち燃焼空燃比を記憶し
学習する(燃焼空燃比学習手段)。なお、ステップS1
4’において、最初の実行時(t#1,4=t1となった直
後)には#1、#4気筒群の休筒継続時間t#1,4をリセ
ットし、次回の#1、#4気筒群の休筒運転に備える。 【0035】一方、ステップS20’では、一の気筒群
(#1、#4気筒群)について休筒運転を行い、以下上
記同様に、ステップS22においてF/B補正の上記目
標となる所定空燃比と#2、#3気筒群についての学習
前の平均排気空燃比との誤差e#2,3を検出し、ステップ
S24において、当該誤差e#2,3に基づき、#2、#3
気筒群(#2気筒及び#3気筒)の供給燃料量を補正
し、当該補正した供給燃料量、即ち燃焼空燃比を記憶し
学習する(燃焼空燃比学習手段)。なお、ステップS1
4’と同様、ステップS20’において、最初の実行時
(t#2,3=t1となった直後)には#2、#3気筒群の
休筒継続時間t#2,3をリセットし、次回の#2、#3気
筒群の休筒運転に備える。 【0036】即ち、当該他の実施形態では、#1、#4
気筒群の休筒期間と#2、#3気筒群の休筒期間、即ち
#1、#4気筒群と#2、#3気筒群の各学習期間がバ
ランスよく確保される。これにより、上記同様、#1、
#4気筒群に対応する集合管22a内の排気空燃比と#
2、#3気筒群に対応する集合管22b内の排気空燃比
がそれぞれ適正なものとなり、気筒群間の排気空燃比の
ばらつきが抑制され、一つのLAFS29によってコス
ト低減を図りながら、MCC24、26に流入する排気
空燃比の平準化を図ることができ、MCC24、26に
おいて排気中の有害物質を常に効果的に触媒反応させ、
浄化させることができる。 【0037】以上で実施形態の説明を終えるが、本発明
は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上
記実施形態では、排気センサとしてLAFS29を用い
るようにしたが、O2センサを用いるようにしてもよ
い。また、上記実施形態では、エンジン1として筒内噴
射型火花点火式4サイクル4気筒ガソリンエンジンを用
いるようにしたが、吸気管噴射型ガソリンエンジン、2
サイクルガソリンエンジン、4気筒以外の多気筒エンジ
ン等であっても本発明を良好に適用可能である。 【0038】また、上記実施形態では、#1、#4気筒
群と#2、#3気筒群を交互に休筒させるようにした
が、いずれか一方のみを休筒させるようにしてもよい。
この場合、学習精度は低下するものの休筒システムが1
種類のみでよくなり、コスト低減というメリットが得ら
れる。 【0039】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1の多気筒内燃機関の空燃比制御装置によれば、多
気筒内燃機関(例えば、4気筒エンジン)に例えばデュ
アルエキマニシステムを採用するとともに当該デュアル
エキマニシステムの複数の排気通路にそれぞれ触媒コン
バータを並列に設け、当該複数の排気通路毎、即ち気筒
群毎に休筒運転可能な多気筒内燃機関の空燃比制御装置
において、複数の排気通路の集合部に排気センサを1つ
だけ設け、該1つの排気センサからの排気空燃比情報に
基づき燃焼空燃比のフィードバック補正を行うとともに
休筒運転する気筒群を切り換えながら運転状態に応じて
気筒群毎に休筒運転を行い、この際、上記1つの排気セ
ンサからの排気空燃比情報によりフィードバック補正さ
れる燃焼気筒群の燃焼空燃比に基づき燃焼空燃比を気筒
群毎に学習するようにしたので、複数の排気通路の集合
部に排気センサを1つだけ設けた場合であっても、気筒
群毎の燃焼空燃比の適正化を図り、確実に各触媒コンバ
ータに流入する排気空燃比の平準化を図ることができ、
全体として空燃比フィードバック制御を適正に実施する
ことができる。これにより、デュアルエキマニシステム
の複数の排気通路に設けた各触媒コンバータにおいて排
気中の有害物質を常に効果的に触媒反応させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る多気筒内燃機関の空燃比制御装置
の概略構成図である。 【図2】本発明に係るデュアル型エキゾーストマニホー
ルドシステムを示す図である。 【図3】本発明に係る気筒群別A/F学習制御の制御ル
ーチンを示すフローチャートである。 【図4】F/B補正を実施し且つ休筒運転を実施したと
きの燃焼気筒順(例えば、#1→#4或いは#2→#
3)のLAFSの出力値(即ち、排気空燃比)の時間変
化を示すタイムチャートである。 【図5】本発明の他の実施形態に係る気筒群別A/F学
習制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。 【符号の説明】 1 エンジン 6 燃料噴射弁 20 排気マニホールド 22a、22b 集合管(複数の排気通路) 24、26 三元触媒(MCC) 27 集合部 29 リニア空燃比センサ(排気センサ、LAFS) 30 三元触媒(UCC) 60 電子コントロールユニット(ECU) 62 クランク角センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/28 F01N 3/28 301H 301J F02D 17/02 F02D 17/02 G 41/02 330 41/02 330A 330C 45/00 340 45/00 340C // F02D 17/00 17/00 B Fターム(参考) 3G084 BA09 BA13 BA15 DA02 DA10 EA11 EB24 EB25 FA29 FA33 FA38 FA39 3G091 AA02 AA17 AA23 AA24 AA28 AB03 BA14 BA15 BA19 CB02 CB03 CB05 CB06 CB07 CB08 DA01 DA02 DB10 DC02 EA00 EA01 EA05 EA31 EA34 FA05 FB10 FB11 FB12 GA06 HA03 HA11 HA12 HA36 HA37 HB02 3G092 AA06 BA04 BA05 BA06 BB06 BB10 CA08 CB05 DE03S EA08 EB01 EB08 FA15 FA24 HB01X HB02X HD05Z HE01Z HE03Z HE05Z 3G301 HA04 HA07 JA02 JA21 LB04 MA01 MA11 MA19 NA01 NA08 NC08 ND01 ND21 NE14 NE15 PD04A PE01Z PE03Z PE05Z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 多気筒内燃機関の各気筒のうち燃焼の連
    続しない複数の気筒からなる気筒群毎に設けられた複数
    の排気通路と、 前記複数の排気通路にそれぞれ配設された複数の触媒コ
    ンバータと、 排気流方向でみて前記複数の触媒コンバータよりも下流
    の前記複数の排気通路の集合部に設けられ、排気空燃比
    を検出する排気センサと、 前記排気センサにより検出される排気空燃比情報に基づ
    き、平均排気空燃比が所定空燃比となるよう燃焼空燃比
    をフィードバック補正する燃焼空燃比制御手段と、 運転状態に応じて前記気筒群毎に前記複数の気筒の少な
    くとも排気弁を閉弁するとともに燃料供給を停止して休
    筒運転を行う休筒手段と、 前記休筒手段により休筒運転を行う気筒群を順次切り換
    える休筒気筒群切換手段と、 前記燃焼空燃比制御手段によりフィードバック補正を行
    い且つ前記休筒手段により休筒運転を行うとき、該燃焼
    空燃比制御手段によりフィードバック補正した燃焼気筒
    群の燃焼空燃比を気筒群毎に記憶し学習する燃焼空燃比
    学習手段と、を備えることを特徴とする多気筒内燃機関
    の空燃比制御装置。
JP2001331271A 2001-10-29 2001-10-29 多気筒内燃機関の空燃比制御装置 Expired - Fee Related JP3912488B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001331271A JP3912488B2 (ja) 2001-10-29 2001-10-29 多気筒内燃機関の空燃比制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001331271A JP3912488B2 (ja) 2001-10-29 2001-10-29 多気筒内燃機関の空燃比制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003138963A true JP2003138963A (ja) 2003-05-14
JP3912488B2 JP3912488B2 (ja) 2007-05-09

Family

ID=19146878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001331271A Expired - Fee Related JP3912488B2 (ja) 2001-10-29 2001-10-29 多気筒内燃機関の空燃比制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3912488B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008128110A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP2015036520A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 スズキ株式会社 エンジンの制御装置
KR20160142120A (ko) * 2015-06-02 2016-12-12 현대오트론 주식회사 엔진의 기통 휴지패턴 제어 방법 및 장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4951573B2 (ja) * 2008-04-01 2012-06-13 本田技研工業株式会社 内燃機関の燃料圧制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008128110A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP2015036520A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 スズキ株式会社 エンジンの制御装置
KR20160142120A (ko) * 2015-06-02 2016-12-12 현대오트론 주식회사 엔진의 기통 휴지패턴 제어 방법 및 장치
KR101704206B1 (ko) * 2015-06-02 2017-02-07 현대오트론 주식회사 엔진의 기통 휴지패턴 제어 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3912488B2 (ja) 2007-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2048341B1 (en) Control for internal combustion engine provided with cylinder deactivating mechanism
US7246595B1 (en) Diesel engine with differential cylinder group operation
US8620564B2 (en) Abnormality detection apparatus and abnormality detection method for multi-cylinder internal combustion engine
US7343900B2 (en) Ignition timing controller of internal combustion engine
CN108240265B (zh) 用于内燃机的控制装置
JP3922091B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP4106529B2 (ja) 多気筒内燃機関の排気浄化装置
JP3912488B2 (ja) 多気筒内燃機関の空燃比制御装置
JP4583402B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2000097088A (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御装置
JP2003138962A (ja) 多気筒内燃機関の空燃比制御装置
JP2013002299A (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置
JP2000097014A (ja) 内燃機関の触媒温度検出装置及び触媒劣化検出装置
JP2910513B2 (ja) 多気筒エンジンの排気浄化装置
WO2023223504A1 (ja) 三元触媒の酸素ストレージ量制御方法および装置
JP4883000B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP5157672B2 (ja) 多気筒エンジンの空燃比制御方法
JP3161248B2 (ja) Egr装置付内燃機関の空燃比制御装置
JP5129214B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP3937712B2 (ja) エンジンの空燃比制御装置
JP3591270B2 (ja) 多気筒内燃機関の燃料噴射量制御装置
JP5140183B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4123093B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JPH077568Y2 (ja) エンジンの制御装置
JPS62178740A (ja) 多気筒エンジンの排気浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees