JP2003138276A - 共役ジエンの分離精製方法および分離精製装置 - Google Patents
共役ジエンの分離精製方法および分離精製装置Info
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Abstract
混合物から共役ジエンを分離精製する方法と装置を改良
して、重合禁止剤投入時の操作性が良好で、投入量の定
量性を確保でき、しかも抽出蒸留塔などの装置に腐食劣
化を起こすことのない共役ジエンの分離精製方法及び分
離精製装置を提供する。 【解決手段】 共役ジエンを含有する炭化水素混合物
を、亜硝酸塩を含む重合禁止剤の存在下に抽出蒸留して
共役ジエンを分離精製する方法において、該亜硝酸塩を
極性溶媒溶液として炭化水素混合物へ供給する方法。共
役ジエンを含有する炭化水素混合物を抽出蒸留して第1
缶出分を得る抽出蒸留塔と、前記第1缶出分を蒸留して
第2缶出分を得る放散塔と、前記第2缶出分を回収して
前記抽出蒸留塔に供給する第1の供給系と、亜硝酸塩を
極性溶媒溶液として前記抽出蒸留塔に供給する第2の供
給系とを有する分離精製装置。
Description
プレン、ブタジエンなどの共役ジエンを分離精製する際
に、精製装置内部におけるゴム状物質の発生を効率的に
抑制できる共役ジエンの分離精製方法及び分離精製装置
に関する。
共役ジエンは、例えば、ナフサ分解ガスや製油所ガスか
らメタン、水素、窒素などを取り除いた後のC2以上の
炭化水素混合物;エチレンを低温分留法などの方法で分
離した後のC3以上の炭化水素混合物;C4炭化水素留
分;C5炭化水素留分;などに含まれている。また、か
かる炭化水素混合物を原料として、高純度な共役ジエン
を分離精製する方法が工業的規模で実施され、その分離
精製装置も各種のものが実用に供されている。
製する装置においては、共役ジエンが重合したと考えら
れるゴム状物質が内壁面など付着して詰まりを生じ易
い。とりわけ、炭化水素混合物が高温にさらされる蒸発
缶や蒸留塔底部に詰まりが発生しやすいため、定期的に
あるいは不定期に該装置を停止し、内部を清掃して詰ま
りを取り除かなければならなかった。
ンの重合を防止し、詰まりを生じにくくする方法につい
て種々の検討がなされている。例えば、重合禁止剤であ
るジ低級アルキルヒドロキシルアミンの存在下にC5炭
化水素を蒸留する方法(特開昭50―112304号公
報);フルフラールおよびフルフラール縮合体を抽出溶
媒中に存在させて、C4及びC5炭化水素を抽出蒸留す
る方法(特開昭56―81526号公報);有機リン酸
エステル化合物を添加して共役ジエン炭化水素の重合を
防止する方法(特公昭49―6886号公報);などが
提案されている。
の詰まり防止効果は十分に満足のいくものとは言いがた
い。また、ゴム状物質の生成を抑制するために多量の重
合禁止剤を添加することがあり、装置や設備が腐食した
り、分離精製コストが高くなったりするという問題もあ
った。
エンの分離精製方法及び分離精製装置を提供することを
目的とする。
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、亜硝酸塩を水等の
極性溶媒に溶解して液体の状態で炭化水素混合物へ供給
しても、極性溶媒に起因する装置腐食の問題は発生せ
ず、亜硝酸塩投入の操作性および定量性が著しく向上す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
方法は、共役ジエンを含有する炭化水素混合物を、亜硝
酸塩を含む重合禁止剤の存在下に抽出蒸留して共役ジエ
ンを分離精製する方法において、該亜硝酸塩を極性溶媒
溶液として炭化水素混合物へ供給することを特徴とす
る。
する炭化水素混合物を抽出蒸留塔にて抽出蒸留して第1
缶出分を得る工程(A)と、前記第1缶出分を放散塔に
て蒸留して第2缶出分を得る工程(B)と、前記第2缶
出分を回収して前記抽出蒸留塔に供給する工程(C)と
を有し、前記(A)〜(C)のいずれかの工程へ亜硝酸
塩を供給することが好ましく、前記工程(A)へ供給す
ることがより好ましい。
を含有する炭化水素混合物を第一抽出蒸留塔にて抽出蒸
留して第1缶出分を得る工程(A1)と、前記第1缶出
分を第一放散塔にて蒸留して第2缶出分および留出分を
得る工程(B1)と、前記留出分を第二抽出蒸留塔にて
抽出蒸留して第3缶出分を得る工程(A2)と、前記第
3缶出分を第二放散塔にて蒸留して第4缶出分を得る工
程(B2)と、前記第2缶出分および第4缶出分を回収
して前記第一抽出蒸留塔および/または第二抽出蒸留塔
に供給する工程(C1および/またはC2)を有し、こ
れら各工程のいずれかへ亜硝酸塩を供給することが好ま
しい。さらに前記(A1)および/または(A2)工程
へ亜硝酸塩を供給することが特に好ましい。
役ジエンを含有する炭化水素混合物を抽出蒸留して第1
缶出分を得る抽出蒸留塔と、前記第1缶出分を蒸留して
第2缶出分を得る放散塔と、前記第2缶出分を回収して
前記抽出蒸留塔に供給する第1の供給系と、亜硝酸塩を
極性溶媒溶液として前記抽出蒸留塔に供給する第2の供
給系とを有するものである。
を含有する炭化水素混合物を抽出蒸留して第1缶出分を
得る第一抽出蒸留塔と、前記第1缶出分を蒸留して第2
缶出分と留出分を得る第一放散塔と、前記留出分を抽出
蒸留して第3缶出分を得る第二抽出蒸留塔と、前記第3
缶出分を蒸留して第4缶出分を得る第二放散塔と、前記
第2缶出分および第4缶出分を回収して前記第一抽出蒸
留塔および/または前記第二抽出蒸留塔に供給する第1
の供給系と、亜硝酸塩を極性溶媒溶液として前記第一抽
出蒸留塔および/または第二抽出蒸留塔に供給する第2
の供給系とを有するものも好ましい。
炭化水素混合物は、特に限定されないが、通常、ナフサ
をクラッキングし、エチレンやプロピレンなどのC2お
よびC3炭化水素を分離して得られるC4以上の炭化水
素混合物であり、好ましくはC4炭化水素留分またはC
5炭化水素留分、より好ましくはブタジエンを含有する
C4炭化水素留分またはイソプレンを含有するC5炭化
水素留分である。
硝酸塩であることが必須であり、該亜硝酸塩を極性溶媒
溶液として前記炭化水素混合物へ供給することが必須で
ある。亜硝酸塩としては、例えば、亜硝酸ナトリウム、
亜硝酸カリウムなどが挙げられる。亜硝酸塩の使用量は
特に限定されないが、共役ジエン類を含有する炭化水素
混合物の重量を基準にして、通常0.1〜2000pp
mである。
法は特に限定されない。例えば、攪拌機付きの溶解タン
クに粉状の亜硝酸塩と極性溶媒を添加し攪拌混合するこ
とにより均一溶液とし、これを定量ポンプで供給する方
法またはポンプで昇圧後に供給量調節バルブで流量をコ
ントロールする方法などが挙げられる。亜硝酸塩の溶液
濃度は特に限定されないが、通常2〜30重量%であ
る。
例えば、水、ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリ
ドン、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。これらの
中でも、亜硝酸塩の溶解度の観点から水の使用が特に好
ましい。また、水以外の有機溶媒を使用する場合は、分
離コストのかさむ第3成分の混入防止の観点から、抽出
蒸留に用いる抽出溶媒と同じものを選択することが好ま
しい。
量は、抽出溶媒供給段における抽出溶媒中の水分濃度が
重量基準で、通常3000ppm以下、好ましくは15
00ppm以下、特に好ましくは500ppm以下であ
る。水の量が多すぎると、装置の腐食が促進され、好ま
しくない影響を与える。
炭化水素混合物を抽出蒸留塔にて抽出蒸留して第1缶出
分を得る工程(A)と、前記第1缶出分を放散塔にて蒸
留して第2缶出分を得る工程(B)と、前記第2缶出分
を回収して前記抽出蒸留塔に供給する工程(C)におい
て、前記第2缶出分に含まれる重合禁止剤の濃度を測定
し、前記測定された重合禁止剤の濃度に応じて抽出蒸留
塔に対する亜硝酸塩の供給量を変化させて、前記第2缶
出分に含まれる重合禁止剤の濃度を制御することが好ま
しい。
有する炭化水素混合物を第一抽出蒸留塔にて抽出蒸留し
て第1缶出分を得る工程(A1)と、前記第1缶出分を
第一放散塔にて蒸留して第2缶出分および留出分を得る
工程(B1)と、前記留出分を第二抽出蒸留塔にて抽出
蒸留して第3缶出分を得る工程(A2)と、前記第3缶
出分を第二放散塔にて蒸留して第4缶出分を得る工程
(B2)と、前記第2缶出分および第4缶出分を回収し
て前記第一抽出蒸留塔および/または第二抽出蒸留塔に
供給する工程(C1および/またはC2)において、前
記第2缶出分および/または第4缶出分に含まれる重合
禁止剤の濃度を測定し、前記測定された重合禁止剤の濃
度に応じて前記第一抽出蒸留塔および/または第二抽出
蒸留塔に対する亜硝酸塩の供給量を変化させて、前記第
2缶出分および/または第4缶出分に含まれる重合禁止
剤の濃度を制御することが好ましい。
分析装置、液体クロマトグラフ分析装置、ガスクロマト
グラフ分析装置などの分析装置を用いて測定することが
出来るが、液体クロマトグラフを用いることがより好ま
しい。
例えば、ジ低級ヒドロキシルアミン、リン含有化合物な
どを併用してもよい。液状の化合物はそのまま供給でき
るが、固体状または粉末状の化合物は作業性や定量性の
観点から極性溶媒で均一溶液にした後に供給することが
好ましい。極性溶媒としては、前記の亜硝酸塩を溶解さ
せる溶媒と同様のものが挙げられる。
しては、例えば、ジエチルヒドロキシルアミン、ジメチ
ルヒドロキシルアミン、メチルエチルヒドロキシルアミ
ン、ジプロピルヒドロキシルアミン、ジブチルヒドロキ
シルアミン、ジペンチルヒドロキシルアミンなどが挙げ
られる。
ン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸、ジホスホン酸、二リ
ン酸、トリポリリン酸、およびメタリン酸から選ばれる
リン酸化合物;リン酸二水素アルキルエステル化合物;
リン酸水素ジアルキルエステル化合物;リン酸トリアル
キルエステル化合物;などが挙げられる。これらの中で
も、リン酸化合物およびリン酸化合物のアルカリ金属塩
が好ましく、より好ましくはリン酸二水素アルカリ金属
塩である。
ン類を溶解抽出できるものであれば特に限定されず、た
とえば、水、アセトン、メチルエチルケトン、ジオキサ
ン、イソプレンサイクリックサルホン、アセトニトリ
ル、アルコール、グリコール、N−メチルロールダミ
ン、N−エチルコハク酸イミド、N−メチルピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、ヒドロキシルエチル
ピロリドン、N−メチル−5−メチルピロリドン、フル
フラール、2−ヘプテノン、ジメチルホルムアミド(D
MF)、ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセ
トン酢酸アミド、モルホリン、N−ホルミルモルホリ
ン、N−メチルモルホリン−3−オン、スルホラン、メ
チルカルビトール、テトラヒドロフラン、アニリン、N
−メチルオキサゾリドン、N−メチルイミダゾール、
N,N’−ジメチルイミダゾリン−2−オン、1−オキ
ソ−1−メチルフォスホリン、メチルシアノアセテー
ト、エチルアセトアセテート、エチルアセテート、マロ
ン酸ジメチルエステル、プロピレンカーボネート、メチ
ルカービトール、トリエチルホスフェート、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、ジメチルスルホキシ
ド、γ−ブチロラクトンなどが挙げられるが、好ましく
はアミド化合物であり、より好ましくはジメチルホルム
アミド(DMF)である。これらの抽出溶媒は、それぞ
れ単独で、または2つ以上を組み合わせて使用できる。
する炭化水素混合物100重量部に対して、通常100
〜1000重量部、好ましくは200〜800重量部で
ある。抽出溶媒は、共役ジエンを含有する炭化水素混合
物を供給する段(石油留分供給段)よりも、上段の位置
に設けられた抽出溶媒供給段から抽出蒸留塔に供給する
ことが好ましい。
止するために(重合体の生起をさらに防止するため
に)、抽出溶媒中に、複素環式アルデヒド、芳香族ニト
ロ化合物または芳香族アルデヒドが添加してあることが
好ましい。
アルデヒドのことであり、例えば、フルフラール、5−
メチルフルフラール、5−(ヒドロキシメチル)フルフ
ラール;チオフェンカルバルデヒド;ニコチンアルデヒ
ド、ピリドキサールなどが挙げられる。好ましくは、フ
ルフラールである。
ニトロ化合物のことであり、例えば、ニトロベンゼン、
ニトロトルエン、α−ニトロトルエン、ニトロキシレ
ン、ニトロメシチレン、ジニトロベンゼン、ジニトロト
ルエン、ジニトロキシレン、トリニトロベンゼン、トリ
ニトロキシレンなどが挙げられる。好ましくはニトロベ
ンゼンである。
ルデヒドのことであり、例えば、ベンズアルデヒド、ト
ルアルデヒド、クミンアルデヒド、フェニルアセトアル
デヒド、シンナムアルデヒド、フタルアルデヒド、イソ
フタルアルデヒド、テレフタルアルデヒドなどが挙げら
れる。好ましくはベンズアルデヒドである
ロ化合物または芳香族アルデヒドの濃度は、抽出溶媒供
給段における抽出溶媒に対して、通常0.01〜10重
量%、好ましくは0.05〜5重量%である。
デヒド、芳香族ニトロ化合物または芳香族アルデヒドが
添加してある場合において、重合体の生起をさらに防止
するために、抽出溶媒中に、複素環式アルデヒドまたは
芳香族アルデヒドの重縮合体などのタールを含有してい
ることがより好ましい。これら重縮合体の濃度は、抽出
溶媒供給段における抽出溶媒に対して、通常0.5〜1
0重量%、好ましくは1〜5重量%である。重縮合体の
度が高くなりすぎると抽出効率が低下傾向になり、低く
なりすぎるとジメチルホルムアミド中の複素環式アルデ
ヒドまたは芳香族アルデヒドが多量に消費され不経済で
ある。
エン類の分離精製方法では、亜硝酸塩を含む重合禁止剤
を用い、該亜硝酸塩を水等の極性溶媒に溶解して液状で
供給する。このため、亜硝酸塩を粉状で供給する場合と
比較して投入時の操業性、定量性が向上し、必要な亜硝
酸塩を過不足なく供給でき、ゴム状物質の生成を効率よ
く、安定的に抑制できる。その結果、従来に比べて共役
ジエン類の分離精製コストを低減でき、しかも精製共役
ジエン中の重合禁止剤濃度を低く抑えることができる。
分離精製方法および分離精製装置を図面に示す実施形態
に基づき詳細に説明する。なお、本実施形態では、共役
ジエンの分離精製装置の一例として、C4炭化水素留分
から、C4の炭化水素化合物を分離し、ブタジエンを精
製するために用いる分離精製装置を取り上げて説明す
る。
を適用する分離精製システムの一例を示すブロック図で
ある。
テムは、第一抽出蒸留塔4と、第一放散塔6と、第二抽
出蒸留塔8と、第二放散塔9とを有する。
第1段目の抽出蒸留を行い、第1留出分および第1缶出
分を取り出すための塔であり、後述する第一放散塔6と
ライン6aにより接続している。第一抽出蒸留塔4の上
段近傍には、ライン4cを通じた亜硝酸塩を含む重合禁
止剤溶液を供給すべきライン4bが接続してある。ライ
ン4c上には、重合禁止剤の供給量を調整するための供
給量調整バルブ4dが設けてあり、制御装置10から送
出される出力信号に基づき、重合禁止剤溶液の供給量を
調整可能としてある。亜硝酸塩は水に完全に溶解させ、
重合禁止剤タンクに貯蔵され、ライン4c、ライン8
f、供給量調整バルブ4d及び供給量調整バルブ8gを
通じて定量性良く供給出来るようにしてある。
と、この塔本体の塔頂から排出される蒸気を冷却して液
化する凝縮器と、この凝縮器により液化された留分を貯
留する還流ドラムと、還流ドラムに貯留された前記留分
の一部を前記塔本体の塔頂近傍に再供給する還流ライン
と、前記塔本体の塔底に配置される再沸器(リボイラ
ー)とを有するが、本実施形態ではこれらを図示省略す
る。蒸留塔の形態としては、たとえば塔本体内を多くの
水平段板で区切り、液と蒸気との接触が段階的に行われ
るようにした棚段塔、または異相間の物質移動を能率良
く行うために塔内に充填物を詰めた充填塔などの何れの
形態であってもよい。棚段塔を用いる場合の棚段数は、
通常100〜300段、好ましくは150〜200段で
ある。蒸留の精度(沸点の近いものを分別する能力)
は、棚段数が大きい程優れているが、あまり大きなもの
はコストが増大するので、能力とコストのバランスを考
えて選択される。なお、図1中の符号「6b」は、還流
ドラム(図示省略)から、第1留出分が抜き出されるラ
インである。
される第1缶出分の蒸留を行い、第2留出分および第2
缶出分を取り出すための塔であり、後述する第二抽出蒸
留塔8とライン8aにより接続している。なお、本実施
形態では、ライン8a上にはコンプレッサー8bが設け
てある。第一放散塔6の塔底近傍には、第2缶出分を回
収可能なライン8cが接続してあり、このライン8c
は、循環可能なライン9a,9bに接続してある。ライ
ン9a上には、ここを流れる第2缶出分および後述する
第4缶出分に含まれる亜硝酸塩を含む重合禁止剤の濃度
を測定する液体クロマトグラフ分析装置(測定装置)1
2が設けてあり、測定された亜硝酸塩を含む重合禁止剤
の濃度は、所定の出力信号として制御装置(制御手段)
10に送出される。
この塔本体の塔頂から排出される蒸気を冷却して液化す
る凝縮器と、この凝縮器により液化された留分を貯留す
る還流ドラムと、還流ドラムに貯留された前記留分の一
部を前記塔本体の塔頂近傍に再供給する還流ラインと、
前記塔本体の塔底に配置される再沸器(リボイラー)と
を有するが、本実施形態では、第一抽出蒸留塔4の場合
と同様、これらを図示省略する。第一放散塔6の形態と
しては、棚段塔であっても、充填塔であってもよい。
供給される第2留出分の第2段目の抽出蒸留を行い、第
3留出分および第3缶出分を取り出すための塔であり、
後述する第二放散塔9とライン8dにより接続してい
る。第二抽出蒸留塔8の上段近傍には、ライン8fを通
じた亜硝酸塩を含む重合禁止剤を供給すべきライン9b
が接続してある。ライン8f上には、重合禁止剤の供給
量を調整するための供給量調整バルブ8gが設けてあ
り、制御装置10から送出される出力信号に基づき、亜
硝酸塩を含む重合禁止剤の供給量を調整可能としてあ
る。第二抽出蒸留塔8は、本実施形態では、上述した第
一抽出蒸留塔4と同様の構成を採用してあるが、本発明
では特に限定されない。なお、図1中の符号「8e」
は、還流ドラム(図示省略)から、第3留出分が抜き出
されるラインである。
される第3缶出分の蒸留を行い、第4留出分および第4
缶出分を取り出すための塔である。第二放散塔9の塔底
近傍には、第4缶出分を回収可能なライン9cが接続し
てあり、このライン9cは、循環可能なライン9a,9
bに接続してある。第二放散塔9は、本実施形態では、
上述した第一放散塔6と同様の構成を採用してあるが、
本発明では特に限定されない。なお、図1中の符号「9
d」は、還流ドラム(図示省略)から、第4留出分が抜
き出されるラインである。
てC4炭化水素留分が供給される。第一抽出蒸留塔4に
対するC4炭化水素留分の供給位置は、特に限定され
ず、通常、略中間段である。C4炭化水素留分の供給と
ともに、ライン4bから抽出溶媒を供給し、ここにライ
ン4cを通じて重合禁止剤を供給し、ライン4bの途中
で、均一溶液状の亜硝酸塩を含有する重合禁止剤を抽出
溶媒と混合させた後、第一抽出蒸留塔4に供給させる。
これらの供給とともに、第一抽出蒸留塔4の塔底に配置
してある再沸器(図示省略)で加熱して第1段目の抽出
蒸留を行う。第一抽出蒸留塔4内の圧力は、特に限定さ
れないが、通常1〜10気圧であり、塔底温度は、好ま
しくは100〜160℃である。蒸留塔4の塔頂近傍か
らは、ブタンやブテンなどを多く含む留分が取り出さ
れ、この留分は凝縮器(図示省略)にて凝縮され、その
一部は還流され、塔頂へ戻されるとともに、その残部は
第1留出分としてライン6bを通じて取り出される。そ
の一方、蒸留塔4の塔底からは、高級アセチレンおよび
アレン系炭化水素を多く含むブタジエン留分が第1缶出
分として取り出され、この第1缶出分はライン6aを通
じて第一放散塔6へ供給される。
置は、特に限定されず、通常、略中間段である。第1缶
出分の供給ともに、第一放散塔6の塔底に配置してある
再沸器(図示省略)で加熱して蒸留を行う。第一放散塔
6内の圧力は、通常1〜2気圧であり、塔底温度はその
圧力における沸点である。放散塔6の塔底からは、亜硝
酸塩を含む重合禁止剤および抽出溶媒を含む混合溶媒
(以下、単に、「混合溶媒」という場合がある)が第2
缶出分として取り出され、この第2缶出分はライン8
c,9a,4bを通じて第一抽出蒸留塔4へ、あるいは
ライン8c,9a,9bを通じて第二抽出蒸留塔8へそ
れぞれ循環され、再使用に供される。その一方、放散塔
6の塔頂からは、ブタジエン、高級アセチレンおよびア
レン系炭化水素を多く含む留分が取り出され、この留分
は凝縮器(図示省略)にて凝縮され、その一部は還流さ
れ、塔頂へ戻されるとともに、その残部は第2留出分と
して取り出され、この第2留出分はライン8aを通じて
第二抽出蒸留塔8へ供給される。
給位置は、特に限定されず、通常、下段近傍である。第
2留出分の供給とともに、ライン8fを通じてライン9
bに均一溶液状の亜硝酸塩を含む重合禁止剤を供給し、
ライン9bの途中で、亜硝酸塩を含む重合禁止剤を混合
溶媒と混合させた後、第二抽出蒸留塔8に供給する。こ
れらの供給とともに、第二抽出蒸留塔8の塔底に配置し
てある再沸器(図示省略)で加熱して第2段目の抽出蒸
留を行う。第二抽出蒸留塔8内の圧力は、特に限定され
ないが、通常1〜10気圧であり、塔底温度は、好まし
くは100〜160℃である。蒸留塔8の塔頂からは、
ブタジエンを多く含む留分が取り出され、この留分は凝
縮器(図示省略)にて凝縮され、その一部は還流され、
塔頂へ戻されるとともに、その残部は第3留出分として
ライン8eを通じて取り出される。ライン8eから取り
出された第3留出分は、その後、蒸留塔(図示省略)に
供給され、ここでさらなる蒸留処理が施され、ブタジエ
ンが高度に濃縮された形で取り出され、最終的には、高
純度のブタジエンとしてポリブタジエンなどの原料に供
される。その一方、蒸留塔8の塔底からは、混合溶媒を
多く含む留分が第3缶出分として取り出され、この第3
缶出分はライン8dを通じて第二放散塔9へ供給され
る。なお、図示省略してあるラインを通じて、第二抽出
蒸留塔8の塔頂近傍から亜硝酸ナトリウムなどの重合禁
止剤を所定量添加することとしてもよい。これにより、
第二抽出蒸留塔8内におけるポップコーンポリマーの発
生を効果的に防止できる。
置は、特に限定されず、通常、略中間段である。第3缶
出分の供給ともに、第二放散塔9の塔底に配置してある
再沸器(図示省略)で加熱して蒸留を行う。第二放散塔
9内の圧力は、通常1〜2気圧であり、塔底温度はその
圧力における沸点である。所定時間経過後に、放散塔9
の塔頂からは、廃棄物を多く含む留分が第4留出分とし
て取り出される。その一方、放散塔9の塔底からは、前
述した第一放散塔6と同様、亜硝酸塩を含む重合禁止剤
および抽出溶媒を含む混合溶媒が第4缶出分として取り
出され、この第4缶出分は前記第2缶出分と混合され、
ライン9c,9a,4bを通じて第一抽出蒸留塔4へ、
あるいはライン9c,9a,9bを通じて第二抽出蒸留
塔8へそれぞれ循環され、再使用に供される。
ン9aを流れる混合溶媒(第2缶出分および第4缶出
分)に含まれる亜硝酸塩を含む重合禁止剤の濃度を測定
するための液体クロマトグラフ分析装置(測定装置)1
2が設けてある。測定された亜硝酸塩を含む重合禁止剤
の濃度は、出力信号(濃度値)として制御装置10に送
出され、ここで、この濃度値と基準範囲(所定範囲内の
濃度)とが比較される。ここで基準範囲の濃度は、好ま
しくは0.1〜20ppm、より好ましくは0.5〜1
0ppmである。その結果、実測された濃度値が基準範
囲との比較で高すぎると判断される場合には、制御装置
10は、第一抽出蒸留塔4および第二抽出蒸留塔8に対
する前記重合禁止剤の供給量を減少させるような信号を
バルブ4d,8gに対して送出する。逆に、ライン9a
を流れている混合溶媒に含まれる重合禁止剤の濃度が基
準範囲との比較で低すぎると判断される場合には、制御
装置10は、第一抽出蒸留塔4および第二抽出蒸留塔8
に対する前記重合禁止剤の供給量を増加させるような信
号をバルブ4d,8gに対して送出する。
ン9aを流れる混合溶媒に含まれる亜硝酸塩を含む重合
禁止剤の濃度を基準範囲内におさめるようにオンオフ制
御しているが、他の制御アルゴリズム、たとえば比例制
御、比例積分制御、比例積分微分制御、ファジー制御、
適応制御などによって制御してもよい。なお、分析装置
(測定装置)12はライン上にある必要はなく、ライン
から混合溶媒を少量抜きだし、この抜き出しサンプルを
オフラインで測定し、その測定結果を制御装置10に入
力して制御してもよい。
ば、ゴム状物質の生成を抑制するために必要な亜硝酸塩
を含む重合禁止剤を定量性良く供給できるため、重合禁
止剤の量に過不足が生じずゴム状物質の生成を効率よく
安定的に抑制できる。
きたが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
水素留分からC4の炭化水素化合物を分離しブタジエン
を精製することとしているが、C5炭化水素留分からC
5の炭化水素化合物を分離しイソプレンを精製すること
としてもよい。
ンの分離精製方法および装置は、ゴム状物質の生成を抑
制するために必要な亜硝酸塩を含む重合禁止剤を定量性
良く供給できるため、重合禁止剤の量に過不足が生じ
ず、ゴム状物質の生成を効率よく安定的に抑制できる。
離精製システムの一例を示すブロック図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 亜硝酸塩を含む重合禁止剤の存在下に共
役ジエンを含有する炭化水素混合物を抽出蒸留して共役
ジエンを分離精製する方法において、該亜硝酸塩を極性
溶媒溶液として炭化水素混合物へ供給することを特徴と
する共役ジエンの分離精製方法。 - 【請求項2】 共役ジエンを含有する炭化水素混合物を
抽出蒸留塔にて抽出蒸留して第1缶出分を得る工程
(A)と、前記第1缶出分を放散塔にて蒸留して第2缶
出分を得る工程(B)と、前記第2缶出分を回収して前
記抽出蒸留塔に供給する工程(C)とを有し、前記
(A)〜(C)の少なくともいずれかの工程において、
亜硝酸塩を供給する請求項1記載の分離精製方法。 - 【請求項3】 前記工程(A)において亜硝酸塩を供給
する請求項2記載の分離精製方法。 - 【請求項4】 第2缶出分に含まれる重合禁止剤の濃度
を測定し、前記測定された重合禁止剤の濃度に応じて抽
出蒸留塔に対する亜硝酸塩の供給量を変化させて、前記
第2缶出分に含まれる重合禁止剤の濃度を制御する請求
項2記載の分離精製方法。 - 【請求項5】 共役ジエンを含有する炭化水素混合物
を、抽出蒸留して第1缶出分を得る抽出蒸留塔と、前記
第1缶出分を蒸留して第2缶出分を得る放散塔と、前記
第2缶出分を回収して前記抽出蒸留塔に供給する第1の
供給系と、該亜硝酸塩を極性溶媒溶液として前記抽出蒸
留塔に供給する第2の供給系とを有する共役ジエンの分
離精製装置。
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