JP2003137799A - ウコン含有ジアシルグリセロール溶液とその製造方法。 - Google Patents

ウコン含有ジアシルグリセロール溶液とその製造方法。

Info

Publication number
JP2003137799A
JP2003137799A JP2002083383A JP2002083383A JP2003137799A JP 2003137799 A JP2003137799 A JP 2003137799A JP 2002083383 A JP2002083383 A JP 2002083383A JP 2002083383 A JP2002083383 A JP 2002083383A JP 2003137799 A JP2003137799 A JP 2003137799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turmeric
diacylglycerol
solution
solvent
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002083383A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotoshi Oshiro
清利 大城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002083383A priority Critical patent/JP2003137799A/ja
Publication of JP2003137799A publication Critical patent/JP2003137799A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ジアシルグリセロールがウコン成分を高濃度
に溶出する能力の高い溶媒であること。ウコン成分を高
濃度に含有するウコン含有ジアシルグリセロール溶液
と、前記ウコン含有ジアシルグリセロール溶液を封入し
たソフトカプセルの提供を目的とする。 【解決手段】 ジアシルグリセロールを含む溶媒にウコ
ン粉末を浸漬してウコン成分を溶出させたウコン含有ジ
アシルグリセロール溶液と前記ウコン含有ジアシルグリ
セロール溶液を封入したソフトカプセル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジアシルグリセロ
ールがウコン成分を効率良く溶出できる強力な溶媒であ
ること、前記ジアシルグリセロール溶媒にウコン成分ク
ルクミン及び精油等を高濃度に溶出させて得られるウコ
ン含有ジアシルグリセロール溶液と、前記ウコン含有ジ
アシルグリセロール溶液を封入してなるソフトカプセル
等とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウコンは生ウコンの根茎部をおろ
し金でワサビのようにすりおろしたウコンおろしを水で
服用していた。また、ウコンを焼酎や泡盛などに漬けて
ウコン成分を浸出させたウコン酒を飲酒することが行わ
れている。
【0003】前記ウコンおろしやウコン酒は造るのに手
間がかかり面倒であった。最近では手軽さを求めて原料
ウコンを乾燥させて粉末化し、ウコン茶、粉剤又は錠剤
として湯又は水で服用するのが一般的な利用方法であ
る。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、従来の
ウコンの利用方法には次のような欠点、問題があった。
ウコン粉末、ウコン錠剤は、ウコン特有の苦みがあり飲
み難いのと、ウコンの有用成分クルクミンは脂(油)溶
性であり、水に不溶なのでウコン茶に湯を注いでもクル
クミンは湯に溶け出さない。また、ウコン粉末、錠剤を
水で飲んでもクルクミンは腸に吸収されにくい。一方、
クルクミンは水に不溶だがエタノールには容易に溶け
る。また、食用油脂には難溶であるが本発明による特別
な方法で溶ける。なお、人参のベータカロチン等の脂
(油)溶性の食品を油で炒めるなどして食用油脂に溶出
させると腸に吸収されやすくなることは公知である。そ
こで、ウコンをオリーブ油などの食用油脂にウコン成分
を溶出させることにより、クルクミンを腸に吸収されや
すくする本発明者出願の特願2000−209627が
ある。
【0005】クルクミンは食用油脂に溶ける、が高濃度
に容易に溶けるわけではない。後記の実施例1による
と、20gのウコン粉末を100gのオリーブ油に浸漬
し、加熱してオリーブ油に溶出させたクルクミン濃度は
オリーブ油100gに対し755mg。クルクミンがウ
コン粉末からオリーブ油に溶け出る溶出率は57.1%
である。この濃度でもクルクミンを摂取するには実用的
であるが、クルクミンの摂取量を増やすには、クルクミ
ンと共に摂取するオリーブ油の量を増やさねばならず、
摂取カロリーが気になるところである。又、後記するよ
うにウコン成分を溶出させたウコン含有のオリーブ油を
封入したソフトカプセル(以下単にカプセルという)を
製造することができる。しかしながら、オリーブ油に溶
出されるクルクミン濃度ではクルクミンの必要量を摂取
するためには摂取するカプセル数が多くなり、摂取しに
くい問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】一方、エタノールはウコ
ン成分のクルクミン、精油等を高濃度に効率良く溶か
し、溶出率100%の溶媒である。しかしながら、ウコ
ン成分を効率よく溶かすエタノールは、人体にとっては
有害な物質である。高濃度のクルクミンを摂取するため
に、有害なエタノール溶液を飲食物として直接飲食する
ことはできない。他方、溶媒が食用油脂であれば、高濃
度にウコン成分を溶出させた食用油脂を直接飲食するこ
とができる。
【0007】そこで、数多くの食用油脂でクルクミンの
溶出試験をした結果、ジアシルグリセロールを高い比率
で含む食用油脂ほどクルクミンを高濃度に溶出して溶出
率も高く、ジアシルグリセロールが高い溶出能力を持つ
溶媒であること、又、ウコン以外の生薬に対してもウコ
ン同様高い溶出能力を持つことが判明し、本発明を完成
するに至ったものである。
【0008】本発明において、ジアシルグリセロールと
は単に物質としてのジアシルグリセロールを言い。ジア
シルグリセロール溶媒とは、ジアシルグリセロール、ト
リアシルグリセロール、モノアシルグリセロール、グリ
セリン、脂肪酸から選ばれる1又は複数の混合液と、ジ
アシルグリセロールと、からなる溶媒を言う。
【0009】食用油脂にリパーゼのような脂肪分解酵素
を加えると食用油脂が加水分解されて、最終的にグリセ
リンと脂肪酸に分解される。分解される途中の中間生成
物としてトリアシルグリセロール、ジアシルグリセロー
ル、モノアシルグリセロール、グリセリン及び脂肪酸の
混合液が生成される。この混合液をジアシルグリセロー
ル溶媒として使用することができる。
【0010】本発明では、クルクミン、精油等のウコン
成分を含有するジアシルグリセロール溶液をウコン含有
ジアシルグリセロール溶液という。又、ウコン以外の生
薬から選ばれる1又は複数の生薬成分を含有するジアシ
ルグリセロール溶液を生薬含有ジアシルグリセロール溶
液という。
【0011】ウコン成分をジアシルグリセロール溶媒に
効率良く溶出させる方法を以下に述べる。 1、 まず、ウコン粉末をジアシルグリセロール溶媒に
浸漬した混合液を70〜120℃で10〜60分程加熱
して溶出させる方法。 2、 また、前記混合液を加熱、加圧して短時間にウコ
ン成分を溶出させる方法。この方法は加熱によって失わ
れる揮発成分の揮発を、加圧して抑制することができ
る。 3、 また、前記混合液に超音波をあててウコン成分を
溶出させる方法。 4、 また、前記混合液に遠赤外線を照射してウコン成
分を溶出させる方法がある。 5、 ウコンからエタノール抽出した濃縮ウコン成分を
ジアシルグリセロール溶媒に混合し、前記加熱、遠赤外
線照射などの方法によってウコン成分をジアシルグリセ
ロール溶媒に溶解させる方法がある。 6、 あるいは、単に前記混合液を数ヶ月間放置して経
時的にウコン成分を溶出させる方法がある。この方法は
後記するカプセル製造においては、浸漬混合液をカプセ
ルに封入するのではなく、単にウコン粉末とジアシルグ
リセロール溶媒とをカプセルに封入して数ヶ月間放置す
れば、経時的にウコン成分がジアシルグリセロール溶媒
に溶け出して、結果的に浸漬混合液を封入したカプセル
となる製造方法である。 尚、浸漬混合液とは、ウコン粉末をジアシルグリセロー
ル溶媒に混ぜた混合液や、ウコンからエタノール抽出し
た濃縮ウコン成分をジアシルグリセロール溶媒に混ぜた
混合液、及びそれら混合液をその後、放置、加熱、又は
遠赤外線照射し、ウコン成分が溶出している混合液等を
含むものである。
【0012】前記いずれかの溶出方法の内、ウコン粉末
を浸漬した混合液を短時間80〜120℃に加熱して成
分の1部を先に溶出させた後、遠赤外線を照射する方法
によって十分時間をかけて溶出させれば、60〜80℃
程度の温度で溶出できるので、加熱によって失われる有
用成分の損失を抑制することができて好ましい製品を得
ることができる。さらに、遠赤外線照射によってウコン
成分中の高分子物質が低分子に分解され、新たなる有用
成分が生成されるのと、吸収されやすくなる効果が生じ
る。
【0013】前記ウコンは、前処理として十分に乾燥さ
せた後、微粉砕したウコン粉末であり、微粉砕すること
により表面積が大きくなってウコン成分が溶出しやすく
なる。
【0014】本発明で使用するジアシルグリセロール溶
媒は0.5〜100%のジアシルグリセロールを含有す
る食用油脂である。ジアシルグリセロール溶媒に対し、
ジアシルグリセロールの比率が高い程クルクミンをよく
溶かすことが判明した。
【0015】一般の食用油脂の主成分は、トリアシルグ
リセロールであるが、表1に示すようにわずかながらジ
アシルグリセロールが含まれている。
【0016】
【表1】食用油脂中のジアシルグリセロール、トリアシ
ルグリセロール含有率(%) ※表を含め本文中の%はすべて重量%を示す。 ※表中某社食用油を以下ジアシル油と言う。
【0017】トリアシルグリセロールはグリセリン骨格
に脂肪酸が3つついた形をしているのに対し、ジアシル
グリセロールは脂肪酸が2つついた形をしている。な
お、ジアシルグリセロールには、1,2及び1,3ジア
シルグリセロールの2つの異性体が存在し、その比率は
3:7である。また、モノアシルグリセロールはグリセ
リンに脂肪酸が1つついた形をしている。
【0018】なお、本発明実施例のジアシルグリセロー
ル溶媒は、ジアシルグリセロールを5.5%含有する表
1のオリーブ油と、ジアシルグリセロール80%を含有
する表1のジアシル油を使用した。実施例に使用したジ
アシルグリセロールを30%、55%の各比率で含有す
る溶媒は、前記オリーブ油とジアシル油のそれぞれの適
量を混合して調整した。
【0019】ウコンを含め、生薬には脂(油)溶性成分
と水溶性成分が含まれている。ジアシルグリセロール、
モノアシルグリセロールは親油基と親水基とを合わせ持
つので、脂(油)溶性成分と共に水溶性成分も溶出する
ことができる。
【0020】本発明における生薬とは、例えば朝鮮人
参、五加皮、ツルドクダミ、ネズミモチ、五味、杜仲、
大棗、天麻、生姜、田七人参、ウコンなどの漢方生薬。
さらに、例えば、クコ、グアバ、ギムネマ、ハママー
チ、椎茸、アガリクス茸、茸の菌糸体、プロポリス、酵
母などの健康食品と称されているもの。その他、ハーブ
類、ケシ、唐辛子、胡椒、山椒などの香辛料又はスパイ
スと称されるもの、又は以上のものに限らずエタノール
によって抽出される有用成分を含有する動植物体を示
す。
【0021】本発明で使用するウコンとは、生姜科に属
するクルクマ属の仲間で、世界中に約30〜50種が認
められている。高温多湿を好みアジア、アフリカ、イン
ド、中南米の各大陸の熱帯から亜熱帯にかけて広く分布
自生し、又栽培されている。日本では沖縄県、鹿児島県
が主な産地となっている。日本で栽培されているウコン
と総称(クルクマ属ウコンのすべてを指す)されている
クルクマ属の仲間で特になじみの深いのがウコン(学
名:Curucumalonga)、キョウオウ(学
名:Curucuma aromatica)、ガジツ
(学名:Curukuma zedoaria)の3種
である。
【0022】公知文献によれば、ウコンはその根茎部の
粉末をカレー料理に、またタクアンの黄色染料、化粧
品、薬品、健康食品などに広く使用されている。特に肝
臓病、胃腸病、糖尿病、高血圧などの生活習慣病、最近
では癌の抑止に薬理効果があるとして日本をはじめ、台
湾、アメリカでも研究が進められている。特にクルクミ
ンは、その強力な抗酸化作用が注目を集めている。ウコ
ンの成分、薬理効果については次の文献に開示されてい
る。「自然薬草ウコンの克力」尾崎寿著 現代書林。
【0023】さらに詳しく言えば、ウコン(Curuc
uma longa)(以下紛らわしいので秋ウコンと
いう)の乾物には、クルクミンが約3.6%、精油が1
〜6%含まれている。また、キョウオウ(以下春ウコン
という)には、クルクミンが約0.3%、精油が約6%
含まれている。ガジツ(紫ウコン)には、クルクミンが
0%、精油が1〜1.5%含まれている。また、ミャン
マーで自生しているクルクマ属ウコンの仲間にはクルク
ミンが6.6〜9.7%、精油が7.22%も含まれて
いるとのデータもある。以上の如く、同じクルクマ属の
ウコンといってもかなりの違いが見られる。
【0024】クルクミン及び精油に代表されるウコン成
分の中には性質の異なる多種類の成分が含まれており、
数百の成分が含まれているとの研究もある。
【0025】ちなみに、クルクミンとは、C21H20
O6=368.融点183℃.オレンジ色柱状昌。ジケ
トン類の一つである。精油分の主成分は、秋ウコンの場
合、セスキテルペン類(ターメロン・デヒドロターメロ
ン・ジンギベレン等)。モノテルペン類(シネオール
等)。春ウコンの場合、セスキテルペン類(ターメロン
・クルクモール・β−エレメン等)。モノテルペン類
(カンファー・カンフェン等)。ガジツの場合、セスキ
テルペン類(クルクメノール・クルクモール・クルクマ
ジオール・クルコロン・クルゼレン・アズレンセデロン
等)。モノテルペン類(カンファー・カンフェン・シネ
オール・フラノゼエノン・ピネン等)である。
【0026】クルクミンも精油も共に健康増進に効果が
あるのは公知であるが、秋ウコン、春ウコン、ガジツ等
に含有される成分はそれぞれ異なる薬理効果を有するの
で、ウコンをそれぞれ単独で使用するよりは、所要の分
量のウコンを一緒に混ぜて摂取した方が成分同士の相互
作用によって、より大きな薬理効果を得ることができる
との医学的な報告がある。
【0027】ウコン含有ジアシルグリセロール溶液に数
種類のウコン成分を含有させるためには、秋ウコン、春
ウコン、ガジツなどクルクマ属から選ばれる1種又は複
数の混合粉末の適量をジアシルグリセロール溶媒に浸漬
して溶出させる方法の他、前記ウコンのそれぞれの成分
を含有する溶液を製造しておき、得られたそれぞれの溶
液の所要量を混合して目的とする比率の製品を得ること
ができる。
【0028】また、ウコン含有ジアシルグリセロール溶
液に、例えば朝鮮人参、田七人参、アガリクス等のウコ
ン以外の生薬成分を加えることによって、ウコン成分と
加えた生薬成分が相乗的に作用して、薬理効果のより大
きい製品を製造することができる。ウコン成分と生薬成
分とを含有する溶液を得るためには、ウコン粉末と共
に、生薬から選ばれる1種又は複数の生薬粉末をジアシ
ルグリセロール溶媒に浸漬して、ウコン成分と共に生薬
成分を溶出させる方法の他、前記生薬のそれぞれの成分
を含有する溶液を製造しておき、得られたそれぞれの溶
液の所要量をウコン含有ジアシルグリセロール溶液に加
えて目的とする比率の製品を得ることができる。
【0029】ウコン含有ジアシルグリセロール溶液を食
品の素材の一つとして加工食品に加えることができる。
ウコン含有ジアシルグリセロール溶液は、そのままで調
理に使用するほか、他の食用油脂に加えてより高級感の
ある食用油脂にすることができる。加える相手の食用油
脂は、ジアシル油、オリーブ油、シソ油、胡麻油、落花
生油、菜種油、コーン油、大豆油などの植物油、若しく
はラード、牛脂、魚油などの動物油である。ジアシルグ
リセロール溶液を加える食用油脂は、単品若しくは選ば
れた数種の混合油でもよく、使用する調理の材料、調理
人の好みに応じて使い分けることができる。さらに、香
味を付けるために、予めウコン含有ジアシルグリセロー
ル溶液にスパイス、ハーブ等の成分を含有させておく
と、好ましい香味の付いた食用油脂を得ることができ
る。
【0030】また、ウコン含有ジアシルグリセロール溶
液を機能性を有する食用油脂、例えばスクアレン、DH
A、DEP、卵油、馬油、カンキツ油等のようにそれ自
体が薬理効果を有する油脂から選ばれる1種または複数
種の油脂に含有させることにより、ウコン成分とこれら
の機能性を有する食用油脂との相乗効果により、より薬
理効果を高めた食用油脂を得ることができる。
【0031】また、クリーム、チーズ、バターなどの乳
製品、ショートニング、マーガリン等の加工油脂、味
噌、ソース、ドレッシング等の調味料、うどんのめん、
即席めん、即席そばめん、即席ラーメン、即席汁などの
即席料理、穀物の加工品、菓子あるいはパンなどに加え
ることによってウコン成分を強調した加工食品ができ
る。後記するウコン含有ジアシルグリセロール溶液又は
浸漬混合液を封入したカプセルを前記即席料理の加薬の
一つとして、予め容器(カップ)の中に封入しておき、
お湯を注ぐとカプセルが破れて中身のウコン含有ジアシ
ルグリセロール溶液が溶け出るようにすることができ
る。
【0032】また、スクアラン、ゼラチン、ワセリン、
粘土などの液体又はゲル状、あるいは、泥状の化粧品基
材にウコン含有ジアシルグリセロール溶液又は浸漬混合
液を配合したウコン含有化粧品を得ることができる。た
だ、クルクミンは黄色染料なので、化粧品を使用すると
肌が黄色に染まる。これを避けるには、クルクミン含有
量の少ない春ウコン、あるいはクルクミン含有量0%の
ガジツを原料としたウコン含有ジアシルグリセロール溶
液を配合すると好ましい化粧品を得ることができる。
【0033】クルクミンは、強力な抗酸化物質なのでア
トピーなどの皮膚病の治療に効果があるとの報告があ
る。前記液状又はゲル状化粧品をそのままぬり薬として
使用できる。
【0034】特開平8−214825は、乳酸菌醗酵さ
せたウコンを得る製造方法である。この方法は、ウコン
粉末に米糠などの精穀残滓及び糖蜜類を加え、これに乳
酸菌を加えて醗酵させた後、加熱乾燥してウコン醗酵製
品を得る。しかしながら、醗酵によってもクルクミンや
精油等の脂溶性成分はエタノールに可溶であっても、湯
水に溶けることはない。
【0035】そこで、醗酵させたウコン粉末を本発明の
製造方法によってジアシルグリセロール溶媒に浸漬して
溶出すれば、クルクミンや精油と共に醗酵によって新た
に生成された有用成分も一緒に溶出され、薬理効果の大
きいウコン含有ジアシルグリセロール溶液を得ることが
できる。
【0036】ウコン粉末をジアシルグリセロール溶媒に
浸漬してウコン成分を溶出させた後の浸漬混合液を濾過
して得られるウコン含有ジアシルグリセロール溶液を封
入したカプセルを通常のカプセル加工によって製造する
ことができる。
【0037】また、ウコン粉末をジアシルグリセロール
溶媒に浸漬してウコン成分を溶出させた後得られる浸漬
混合液を濾過せずにそのまま封入したソフトカプセルを
製造することができる。この方が、濾過する工程を省く
ことができるのと濾過によって失われる溶液のロスを省
くことができる。さらに、浸漬混合液の粉末中に残って
いるクルクミン、精油、食物繊維、ミネラル等のウコン
に含まれる有用成分のすべてを含有するソフトカプセル
を製造できる。
【0038】本文中、ジアシルグリセロール溶媒にウコ
ン粉末を浸漬して、ウコン成分を溶出させた後の液体部
分をウコン含有ジアシルグリセロール溶液といい、液体
部分と粉末の混ざった濾過前の混合物を浸漬混合液とい
う。
【0039】ジアシルグリセロール溶媒に浸漬するウコ
ン粉末の量は、ウコン粉末のクルクミン含有量と目的と
する溶出濃度によって選択される。ジアシルグリセロー
ル溶媒に対するウコン量が少なければ、溶出率は高くな
るが、クルクミン濃度は高くない。一方、ウコン量が多
ければ、溶出率は低いが、濃度は高くなる。したがっ
て、浸漬するウコン量は、目的とされる濃度によって選
択される。ジアシルグリセロール溶媒100gに対して
ウコン粉末量が10〜100gの場合、好適な濃度が得
られる。
【0040】表2にジアシルグリセロール溶媒に占める
ジアシルグリセロールの各比率(以下ジアシル比率とい
う)の溶媒と溶媒100gに対してウコン粉末20gを
浸漬した時のクルクミンの溶出濃度及び溶出率を示す。
【0041】
【表2】 ※実施例に使用したウコン1g当りのクルクミン量は6
6.1mgである。 ※溶出濃度とは、溶液100gに対する溶出クルクミン量
(mg)。 ※溶出率とは、浸漬したウコン粉末の含有クルクミン量
に対する溶出クルクミン量の比率(%)。 ※ジアシル比率30%、55%の溶媒は、表1のジアシ
ル比率5.5%のオリーブ油とジアシル比率80%のジ
アシル油のそれぞれの適量を混合して調整した。
【0042】後記実施例1は、ジアシル比率5.5%の
オリーブ油100gに秋ウコン20gを浸漬して加熱溶
出したもので、分析の結果、溶出濃度755mg。溶出
率57.1%である。実施例4は、ジアシル比率80%
のジアシル油100gに秋ウコン20gを浸漬して加熱
溶出したもので、分析の結果、溶出濃度1,122m
g。溶出率85%である。実施例4のジアシル比率80
%のジアシル油の方が実施例1の5.5%の溶媒よりも
溶出能力が優れていることを示している。
【0043】また、溶媒中のジアシル比率を一定とした
場合は、浸漬するウコン量を多くした方がより高濃度の
ウコン含有ジアシルグリセロール溶液を得ることができ
る。表3にジアシル油に浸漬したウコン量と溶出濃度を
示す。
【0044】
【表3】
【0045】
【実施例1】秋ウコン粉末20gをジアシル比率5.5
%のオリーブ油100gに浸漬し、95℃で攪拌しなが
ら30分間加熱してクルクミン等のウコン成分を溶出さ
せた後、濾過して茶黄色を帯びたウコン含有ジアシルグ
リセロール溶液を得た。分析の結果、クルクミン溶出濃
度は、溶液100g中755mg、秋ウコン粉末のクル
クミン量1,322mgに対して溶出率は57.1%で
あった。
【0046】
【実施例2】表1のジアシル油100gにオリーブ油2
04gを混ぜてジアシル比率30%のジアシルグリセロ
ール溶媒とし、得られた溶媒100gに秋ウコン粉末2
0gを浸漬し、95℃で攪拌しながら30分間加熱して
クルクミン等のウコン成分を溶出させた後、濾過して茶
黄色を帯びたウコン含有ジアシルグリセロール溶液を得
た。分析の結果、クルクミン溶出濃度は、溶液100g
中789mg、溶出率は59.7%であった。
【0047】
【実施例3】ジアシル油100gにオリーブ油50.5
gを混ぜてジアシル比率55%のジアシルグリセロール
溶媒とし、得られた溶媒100gに秋ウコン粉末20g
を浸漬し、95℃で攪拌しながら30分間加熱してクル
クミン等のウコン成分を溶出させた後、濾過して茶黄色
を帯びたウコン含有ジアシルグリセロール溶液を得た。
分析の結果、クルクミン溶出濃度は、溶液100g中8
78mg、溶出率は66.5%であった。
【0048】
【実施例4】ジアシル比率80%のジアシル油100g
に秋ウコン粉末20gを浸漬し、95℃で攪拌しながら
30分間加熱してクルクミン等のウコン成分を溶出させ
た後、濾過して濃い茶黄色を帯びたウコン含有ジアシル
グリセロール溶液を得た。分析の結果、クルクミン溶出
濃度は、溶液100g中1,122mg、溶出率は85
%であった。得られたウコン含有ジアシルグリセロール
溶液300mgを通常の方法でカプセルに封入してソフ
トカプセルを得た。
【0049】
【実施例5】秋ウコン粉末50gをジアシル比率80%
のジアシル油100gに浸漬し、95℃で攪拌しながら
30分間加熱してクルクミン等のウコン成分を溶出させ
た後、濾過して蛍光色を帯びた濃い茶緑色のウコン含有
ジアシルグリセロール溶液を得た。分析の結果、クルク
ミン溶出濃度は、溶液100g中1,577mgであっ
た。
【0050】
【実施例6】秋ウコン粉末70gをジアシル比率80%
のジアシル油100gに浸漬し、95℃で攪拌しながら
30分間加熱してクルクミン等のウコン成分を溶出させ
た後、濾過して蛍光色を帯びた濃い茶緑色のウコン含有
ジアシルグリセロール溶液を得た。分析の結果、クルク
ミン溶出濃度は、溶液100g中1,744mgであっ
た。
【0051】
【実施例7】秋ウコン粉末40g、春ウコン粉末10
g、ガジツ粉末5gを加えた混合粉末をジアシル油10
0gに浸漬し、95℃で攪拌しながら約30分間加熱し
た後、さらに、遠赤外線ヒーターを5時間照射してクル
クミン等のウコン成分を十分溶出させた。得られた浸漬
混合液に、浸漬混合液の約7%の蜜蝋を主とする分散安
定剤を添加混合して均一にし、その浸漬混合液300m
gを通常の方法でカプセルに封入してカプセルを得た。
なお、得られた浸漬混合液は苦みがあり、水溶性成分で
ある苦み成分が溶出していることが分かる。
【0052】
【実施例8】ガジツ粉末25gをジアシル油100gに
浸漬し、95℃で攪拌しながら約30分間加熱した後、
さらに、遠赤外線ヒーターを5時間照射してクルクミン
等のウコン成分を十分溶出させた。濾過して薄い茶色の
ガジツ成分を含有するウコン含有ジアシルグリセロール
溶液を得た。この溶液50gをスクアラン100gに混
合して、液状の化粧品を得た。
【0053】
【発明の効果】ジアシルグリセロール溶媒にウコン粉末
を浸漬して高濃度のクルクミン、精油の他、水溶性の苦
み成分も含有するウコン含有ジアシルグリセロール溶液
を得ることができた。前記ウコン含有ジアシルグリセロ
ール溶液を封入したソフトカプセルを製造すること、同
様に浸漬混合液をカプセルに封入することによって、高
濃度のクルクミン、精油等と共に食物繊維、ミネラル等
の成分も摂取できるソフトカプセルを製造できた。ま
た、ウコン含有ジアシルグリセロール溶液又は浸漬混合
液を素材の一つとして食品に加えることによりウコン含
有食用油、ドレッシングなどの調味料、即席ラーメンな
どの即席料理、ウコン成分入り化粧品、薬剤を製造でき
た。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 K 4C088 7/48 7/48 9/08 9/08 9/48 9/48 47/10 47/10 47/12 47/12 47/14 47/14 A61P 1/00 A61P 1/00 1/16 1/16 3/10 3/10 9/12 9/12 17/00 17/00 37/08 37/08 39/06 39/06 A23D 9/00 516 Fターム(参考) 4B018 MD08 MD61 MF01 4B026 DC05 DL05 4B047 LB03 LG06 LG43 LP01 4C076 AA12 AA56 BB01 BB31 CC11 CC16 CC18 DD38E DD41 DD46E EE53E FF15 4C083 AA111 AA112 AA122 AC121 AC241 AC421 AC422 CC02 DD23 DD30 EE12 4C088 AB81 AC01 BA08 BA14 CA07 MA07 MA17 MA37 MA52 MA63 NA05 ZA42 ZA66 ZA75 ZA89 ZB13 ZB21 ZC35

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジアシルグリセロールを含むジアシルグ
    リセロール溶媒にウコン成分を含有してなることを特徴
    とするウコン含有ジアシルグリセロール溶液。
  2. 【請求項2】 前記ジアシルグリセロール溶媒は、モノ
    アシルグリセロール、トリアシルグリセロール、グリセ
    リン、脂肪酸から選ばれる1又は複数の混合液と、ジア
    シルグリセロールと、からなることを特徴とする請求項
    1記載のウコン含有ジアシルグリセロール溶液。
  3. 【請求項3】 前記ウコン含有ジアシルグリセロール溶
    液にさらに他の1種又は複数種の生薬成分を含有させて
    なることを特徴とする請求項1又は2記載のウコン含有
    ジアシルグリセロール溶液。
  4. 【請求項4】 モノアシルグリセロール、トリアシルグ
    リセロール、グリセリン、脂肪酸から選ばれる1又は複
    数の混合液と、ジアシルグリセロールと、からなるジア
    シルグリセロール溶媒にウコン成分を溶出させるウコン
    含有ジアシルグリセロール溶液の製造方法において、ウ
    コン粉末をジアシルグリセロール溶媒に浸漬した混合液
    から前記ウコン成分を溶出させることを特徴とするウコ
    ン含有ジアシルグリセロール溶液の製造方法。
  5. 【請求項5】 モノアシルグリセロール、トリアシルグ
    リセロール、グリセリン、脂肪酸から選ばれる1又は複
    数の混合液と、ジアシルグリセロールと、からなるジア
    シルグリセロール溶媒にウコン成分を溶出させるウコン
    含有ジアシルグリセロール溶液の製造方法において、ウ
    コン粉末をジアシルグリセロール溶媒に浸漬した混合液
    を加熱して前記ウコン成分を溶出させることを特徴とす
    るウコン含有ジアシルグリセロール溶液の製造方法。
  6. 【請求項6】 モノアシルグリセロール、トリアシルグ
    リセロール、グリセリン、脂肪酸から選ばれる1又は複
    数の混合液と、ジアシルグリセロールと、からなるジア
    シルグリセロール溶媒にウコン成分を溶出させるウコン
    含有ジアシルグリセロール溶液の製造方法において、ウ
    コンからエタノール抽出した濃縮ウコン成分を、ジアシ
    ルグリセロール溶媒に混ぜた混合液を加熱して前記ウコ
    ン成分を溶出させることを特徴とするウコン含有ジアシ
    ルグリセロール溶液の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記浸漬混合液に遠赤外線をさらに照射
    することを特徴とする請求項4、5、又は6記載のウコ
    ン含有ジアシルグリセロール溶液の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ジアシルグリセロール溶媒が、中性
    脂肪を脂肪分解酵素で加水分解して生じる中間生成であ
    ることを特徴とする請求項4、5、又は6記載のウコン
    含有ジアシルグリセロール溶液の製造方法。
  9. 【請求項9】 ウコン、キョウオウ、ガジツその他のク
    ルクマ属から選ばれる1又は複数から前記ウコン成分を
    溶出することを特徴とする請求項4、5、又は6記載の
    ウコン含有ジアシルグリセロール溶液の製造方法。
  10. 【請求項10】 醗酵されたウコンから前記ウコン成分
    を溶出することを特徴とする請求項4、5、又は6記載
    のウコン含有ジアシルグリセロール溶液の製造方法。
  11. 【請求項11】 モノアシルグリセロール、トリアシル
    グリセロール、グリセリン、脂肪酸から選ばれる1又は
    複数の混合液と、ジアシルグリセロールと、からなるジ
    アシルグリセロール溶媒とウコン粉末とを封入してなる
    ことを特徴とするカプセル。
  12. 【請求項12】 請求項4、5、又は6に記載の方法で
    製造されたウコン含有ジアシルグリセロール溶液、及び
    浸漬混合液の少なくとも1つを封入してなることを特徴
    とするカプセル。
  13. 【請求項13】 請求項4、5、又は6に記載の方法で
    製造されたウコン含有ジアシルグリセロール溶液、及び
    浸漬混合液の少なくとも1つを含有してなることを特徴
    とするウコン含有食用油脂。
  14. 【請求項14】 請求項4、5、又は6に記載の方法で
    製造されたウコン含有ジアシルグリセロール溶液、及び
    浸漬混合液の少なくとも1つを含有してなることを特徴
    とする調味料。
  15. 【請求項15】 請求項4、5、又は6に記載の方法で
    製造されたウコン含有ジアシルグリセロール溶液、及び
    浸漬混合液の少なくとも1つを封入したカプセルを容器
    に封入してなることを特徴とする即席料理。
  16. 【請求項16】 請求項4、5、又は6に記載の方法で
    製造されたウコン含有ジアシルグリセロール溶液、及び
    浸漬混合液の少なくとも1つを含有してなることを特徴
    とする化粧品。
  17. 【請求項17】 請求項4、5、又は6に記載の方法で
    製造されたウコン含有ジアシルグリセロール溶液、及び
    浸漬混合液の少なくとも1つを含有してなることを特徴
    とする薬剤。
JP2002083383A 2001-03-28 2002-03-25 ウコン含有ジアシルグリセロール溶液とその製造方法。 Withdrawn JP2003137799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002083383A JP2003137799A (ja) 2001-03-28 2002-03-25 ウコン含有ジアシルグリセロール溶液とその製造方法。

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-91904 2001-03-28
JP2001091904 2001-03-28
JP2001251801 2001-08-22
JP2001-251801 2001-08-22
JP2002083383A JP2003137799A (ja) 2001-03-28 2002-03-25 ウコン含有ジアシルグリセロール溶液とその製造方法。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003137799A true JP2003137799A (ja) 2003-05-14

Family

ID=27346373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002083383A Withdrawn JP2003137799A (ja) 2001-03-28 2002-03-25 ウコン含有ジアシルグリセロール溶液とその製造方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003137799A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005027949A1 (ja) * 2003-09-17 2005-03-31 Lequio Fharma Co., Ltd. ウコン含有組成物
JP2005126414A (ja) * 2003-09-11 2005-05-19 Kiyotoshi Oshiro 吸収を高める生薬成分含有組成物及びその製造方法。
JP2005179193A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Okinawa Hakko Kagaku:Kk 植物性抗腫瘍剤
JP2005213333A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 T Hasegawa Co Ltd 油溶性フレーバーの製造方法
WO2005084613A1 (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Veritas Ltd. 皮膚外用剤
WO2005097152A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Kaneka Corporation 粘結性が改善されたウコン抽出物含有組成物
JP2005295995A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Kao Corp 皮膚保湿用食品
JP2005295994A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Kao Corp 皮膚保湿用食品
CN100394977C (zh) * 2003-09-17 2008-06-18 雷金欧制药股份有限公司 含姜黄组成物
JP2015527361A (ja) * 2012-08-21 2015-09-17 カリフォルニア ノースステイト カレッジ オブ ファーマシー, エルエルシーCalifornia Northstate College Of Pharmacy, Llc ウコン属抽出物のための新規の処方物および使用

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126414A (ja) * 2003-09-11 2005-05-19 Kiyotoshi Oshiro 吸収を高める生薬成分含有組成物及びその製造方法。
WO2005027949A1 (ja) * 2003-09-17 2005-03-31 Lequio Fharma Co., Ltd. ウコン含有組成物
CN100394977C (zh) * 2003-09-17 2008-06-18 雷金欧制药股份有限公司 含姜黄组成物
JP2005179193A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Okinawa Hakko Kagaku:Kk 植物性抗腫瘍剤
JP2005213333A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 T Hasegawa Co Ltd 油溶性フレーバーの製造方法
JPWO2005084613A1 (ja) * 2004-03-04 2008-01-17 株式会社 ベリタス 皮膚外用剤
WO2005084613A1 (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Veritas Ltd. 皮膚外用剤
JP2005295995A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Kao Corp 皮膚保湿用食品
JP2005295994A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Kao Corp 皮膚保湿用食品
WO2005097152A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Kaneka Corporation 粘結性が改善されたウコン抽出物含有組成物
JP2015527361A (ja) * 2012-08-21 2015-09-17 カリフォルニア ノースステイト カレッジ オブ ファーマシー, エルエルシーCalifornia Northstate College Of Pharmacy, Llc ウコン属抽出物のための新規の処方物および使用
US10231940B2 (en) 2012-08-21 2019-03-19 California Northstate College Of Pharmacy, Llc Method of producing a safe, whole-extract of curcuma for oral and topical use
EP3636273A1 (en) * 2012-08-21 2020-04-15 California Northstate College Of Pharmacy, LLC Novel formulations and uses for curcuma extracts
US10973778B2 (en) 2012-08-21 2021-04-13 California Northstate College Of Pharmacy, Llc Using edible carriers to produce Curcuma extracts for oral and topical use
EP3981418A1 (en) * 2012-08-21 2022-04-13 California Northstate College Of Pharmacy, LLC Novel formulations and uses for curcuma extracts
EP4147707A1 (en) * 2012-08-21 2023-03-15 California Northstate College Of Pharmacy, LLC Novel formulations and uses for curcuma extracts

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6497908B1 (en) Turmeric-containing cooking oils and fats
Anilakumar et al. Nutritional, medicinal and industrial uses of sesame (Sesamum indicum L.) seeds-an overview
Sorrenti et al. Recent advances in health benefits of bioactive compounds from food wastes and by-products: Biochemical aspects
JP2005008572A (ja) リパーゼ阻害剤
Rahim et al. A narrative review on various oil extraction methods, encapsulation processes, fatty acid profiles, oxidative stability, and medicinal properties of black seed (Nigella sativa)
Cárdenas-Castro et al. Sauces: An undiscovered healthy complement in Mexican cuisine
CN103931919A (zh) 一种提高肉鸡机体免疫力的复合饲料
CN1742983B (zh) 促进吸收的含草药成分的组合物及其制备方法
JP2003137799A (ja) ウコン含有ジアシルグリセロール溶液とその製造方法。
Dahiya et al. Current status and future prospects of bioactive molecules delivered through sustainable encapsulation techniques for food fortification
Srivastava et al. A comprehensive review on processing, therapeutic benefits, challenges, and economic scenario of unconventional oils
JP2001086931A (ja) ウコン含有食用油脂とその製造方法。
US11260097B2 (en) Immunomodulatory composition to treat and/or prevent COVID-19 illness
KR20150066757A (ko) 솔잎효소와 지장수를 이용한 육가공방법
Ody Turmeric: Nature's Miracle Healer: Fact or Fiction
RU2683862C1 (ru) Продукт пищевой жировой животного происхождения с экстрактом жгучих перцев
Rajkumar et al. Water chestnut: Growing conditions, nutritional and phytochemical composition, novel extraction methods and health properties
CN105249387A (zh) 一种具有浓郁香味儿的腰果酱
Aziz et al. Pumpkin and Pumpkin Byproducts: Phytochemical Constitutes, Food Application and Health Benefits
KR100242730B1 (ko) 당근잎을 이용한 소스 및 그 제조방법
KR20160130111A (ko) 강황이 함유된 식용유 및 그 제조방법
KR101735666B1 (ko) 동충하초 식용유 및 그 제조방법
KR101752547B1 (ko) 비타민 c를 이용한 생강류 발효물의 제조방법.
Uguru et al. Effectiveness of plant oil in stabilizing the antioxidants, phenolic compounds and antimicrobial effects of groundnut (Arachis hypogaea L) oil
KR20090027439A (ko) 감귤 겉껍질을 함유한 감귤 고추장 제조방법 및 그 고추장

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061214