JP2003137306A - 自動包装用袋と、その自動包装用袋による被包装物の包装方法 - Google Patents
自動包装用袋と、その自動包装用袋による被包装物の包装方法Info
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Abstract
部が形成され、それぞれの収容部に異なる被包装物を収
容して機械等により自動的に包装を行う自動包装用袋
と、その自動包装用袋による被包装物の包装方法に関
し、従来の自動包装用袋のような吸着孔の穿設作業を不
要とすることによって全体の袋の製造作業を簡易化し、
しかも吸着盤の吸引力を好適に作用させることができ、
それによって袋の開口作業を確実に行わせることができ
る自動包装用袋を提供することを課題とする。 【解決手段】 上部に開口部5を有する袋本体1を構成
する1対の外側シート2a,2b の間に、前記袋本体1の内
部を区画する区画シート3が設けられた自動包装用袋に
おいて、前記区画シート3の上部が、前記外側シート2
a,2b の開口部5の端縁よりも上方に延出されて、吸着
具が吸着されうる寸法に形成された延長片6を形成した
ことを特徴とする。
Description
の自動包装用袋を用いた被包装物の包装方法、さらに詳
しくは、袋本体が区画シートで区画されて2個の収納部
が形成され、それぞれの収容部に異なる被包装物を収納
して機械等により自動的に包装を行う自動包装用袋と、
その袋を用いた包装方法に関する。
収納する包装用袋として、袋本体が区画シートで区画さ
れて2個の収納部が形成された包装用袋が用いられてい
る。
開口作業や被収納物の収納作業を手作業で行わなければ
ならず、作業性が悪く、生産能力の向上が図れないとい
う問題点があった。
に、特開平7−291230号に記載された自動包装用袋が開
発されている。
外側フィルムに吸着孔を穿設した構成からなるものであ
る。
包装する場合には、先ず一方の外側フィルムに対して吸
着孔から外れた位置に吸着盤をあてがって該一方の外側
フィルムのみを吸着し、他方の外側フィルムに対して吸
着孔を被う位置に吸着盤をあてがって該他方の外側フィ
ルムと区画フィルムとを同時に吸引して一方の収納室を
開口させて被包装物を収納する。
を被う位置に吸着盤をあてがって該一方の外側フィルム
と区画フィルムとを同時に吸引し、他方の外側フィルム
に対して吸着孔から外れた位置に吸着盤をあてがって該
他方の外側フィルムのみを吸着することによって、他方
の収納室を開口させて被包装物を収納する。
なる種類の被包装物が機械等により自動的に収納される
こととなるのである。
来の自動包装用袋は、1対の外側フィルムに吸着孔を穿
設しなければならないため、そのような吸着孔を穿設す
る作業が必要となるので、その分、全体の袋の製造作業
が煩雑になるという問題点があった。
る際に、外側フィルムに対して吸着孔を被う位置に吸着
盤をあてがい、吸着孔を介して区画フィルムに吸引力を
作用させることで、外側フィルムと区画フィルムとを同
時に吸引して一方の収納室を開口させるため、吸着盤の
吸引力が面積の小さい吸着孔から区画フィルム側に有効
に作用しない場合もあり、その場合には一方の収納室の
みの開口作業を確実に行うことができないという問題点
があった。
ためになされたもので、従来の自動包装用袋のように吸
着孔の穿設作業を不要とすることによって全体の袋の製
造作業を簡易化し、しかも吸着盤の吸引力を好適に作用
させることができ、それによって袋の開口作業を確実に
行わせることができる自動包装用袋を提供することを課
題とするものである。
題を解決するために、自動包装用袋と、その自動包装用
袋による被包装物の包装方法としてなされたもので、自
動包装用袋としての特徴は、上部に開口部5を有する袋
本体1を構成する1対の外側シート2a,2b の間に、前記
袋本体1の内部を区画する区画シート3が設けられた自
動包装用袋において、前記区画シート3の上部が、前記
外側シート2a,2b の開口部5の端縁よりも上方に延出さ
れて、吸着具が吸着されうる寸法に形成された延長片6
が形成されてなることである。
方法としての特徴は、上記のような自動包装用袋の区画
シート3の延長片6に吸着具を吸着して一方の外側シー
ト2a側に吸引することにより、区画シート3と他方の外
側シート2bとの開口端縁を開口させて、該区画シート3
と他方の外側シート2bとの間に被包装物を収納し、次に
区画シート3の延長片6に吸着具を吸着して他方の外側
シート2b側に吸引することにより、区画シート3と一方
の外側シート2bとの開口端縁を開口させて、該区画シー
ト3と他方の外側シート2bとの間に被包装物を収納し、
その後、袋本体1の開口部5を閉塞して被包装物を包装
することである。
ト3の上部には、好ましくはミシン目7が形成される。
図面に従って説明する。
リプロピレン等の合成樹脂製フィルムからなる1対の外
側シート2a,2b と、該外側シート2a,2b 間に介装されて
袋本体1を区画するポリプロピレン等の合成樹脂製フィ
ルムからなる区画シート3とで構成されている。
ト2a,2b 間に介装された区画シート3は、両側縁4a,4b
及び底縁4cの三方が熱シールされて、上縁に開口部5が
形成されている。
3の端縁が、前記外側シート2a,2bの開口部5における
端縁よりも上方に延出されて延長片6が形成されてい
る。この延長片6は、後述する吸着具が吸着されうるに
十分な寸法に形成されている。
ト3の上部には、ミシン目7が形成されている。
成からなり、次に、このような構成からなる自動包装袋
を用いて被包装物を包装する方法について説明する。
図示はしないが、一般に用いられている自動包装装置と
同様に、間欠回転するテーブルの周囲に、上記のような
自動包装用袋を、複数個略等間隔に位置する状態で保持
できるような構造となっている。そして、自動包装装置
に具備された吸着具を自動包装用袋の開口部の近辺に吸
着させることによって被包装物を収納するのである。
図4に示すように、一方の吸着具8aを区画シート3の延
長片6の一面側に吸着させ、他方の吸着具8bを一方の外
側シート2aの外面側に吸着させて、それぞれ外向きに吸
引させる。
させるために、一方の吸着具8aと他方の吸着具8bとは、
図4に示すように、それぞれ縦に2個ずつ配置されるこ
ととなる。或いは、図示しないが、横に2個ずつ配置す
ることも可能である。
に吸引される区画シート3に押し広げられることとな
り、その結果、図4に示すように袋本体1の一方の収納
室9aが開口することとなる。
である乾燥材10を、前記開口した一方の収納室9a内に収
納する。
を他方の外側シート2bの外面側に吸着させ、他方の吸着
具8bを区画シート3の延長片6の他面側に吸着させて、
それぞれ外向きに吸引させる。
方の吸着具8bとは、図6に示すように、それぞれ縦に2
個ずつ配置されることとなり、或いは、図示しないが、
横に2個ずつ配置されることとなる。
に吸引される区画シート3に押し広げられることとな
り、その結果、図6に示すように袋本体1の他方の収納
室9bが開口することとなる。
あるふりかけ11を、前記開口した他方の収納室9b内に収
納する。
る開口部5の近辺の両外側シート2a,2bと区画シート3
との三者を熱シールする。
位置を切断することによって、延長片6が除去されるこ
ととなり、図10に示すような四法がシールされた包装体
12が得られることとなる。
ト3で区画された一方の収納室9aに乾燥材10が収納さ
れ、他方の収納室9bにふりかけ11が収納されている。
け11と、補助的な被包装物である乾燥材10とを別々に収
納することにより、ふりかけが湿気を帯びるのが好適に
防止されることとなる。
ルムを用いた場合には、湿気防止効果がより好適とな
る。
個の収納室9a,9b を形成すべく袋本体1を区画している
区画シート3の上部が、両外側シート2a,2b の開口端縁
より上側に延長されて延長片6が形成されているため、
その区画シート3の延長片6と一方の外側シート2aとに
それぞれ吸着具を吸着させ、相互に外側に吸引すること
によって、延長片6によって他方の外側シート2bを外向
きに押し広げることができ、袋本体1の一方の収納室9a
を好適に開口させることがきる。
もに、他方の外側シート2bを外向きに吸引させることに
よって、一方の外側シート2aが外向きに押し広げられる
こととなり、他方の収納室9bを好適に開口させることが
きる。
吸着具を吸着させ、いずれかの方向に吸引することよっ
て、いずれかの外側シートが押し広げられるので、従来
のような孔を穿設しなくとも、2個の収納部を開口させ
て異なる被包装物を収納することができるのである。
ート2a,2b 及び区画シート3の上部に、ミシン目7を形
成したため、被包装物を収納し、袋本体1の上部をシー
ルした後に、上記ミシン目7を介して延長片6を切除す
ることで該延長片6を容易に除去することができるとい
う好ましい効果が得られたが、このようなミシン目7を
形成することは、本発明に必須の要件ではない。
で切断することによって、延長片6の部分を除去しても
よい。
プロピレンで構成されていたが、袋本体1の材質はこれ
に限定されるものではなく、たとえばポリエチレンやポ
リエチレンテレフタレート等の他の合成樹脂製フィルム
を用いることも可能である。
方向より横方向の寸法の方が長い、いわゆる横長の包装
用袋を用いる場合について説明したが、縦長の形態とす
ることも可能である。
の収納室9aに乾燥材10を収納し、他方の収納室9bにふり
かけ11を収納する場合について説明したが、被包装物の
種類はこれに限定されるものではなく、たとえば、一方
に収納室9aにうどんやそば等の麺を収納し、他方の収納
室に麺つゆの素を収納することも可能である。
装物を包装するのに適用することも可能である。
ことによって袋本体1の開口部5を閉塞したが、これ以
外の閉塞手段によって開口部5を閉塞することも可能で
ある。
2個の収納室に異種の被包装物を収納することを主眼と
するものであるが、同種の被包装物を収納することも可
能である。
を有する袋本体を構成する1対の外側シートの間に、前
記袋本体の内部を区画する区画シートが設けられた自動
包装用袋において、前記区画シートの開口部の端縁が、
前記外側シートの開口部端縁よりも上方に延出されて、
吸着具が吸着されうる寸法に形成された延長片が形成さ
れてなるものであるため、その延長片と一方の外側シー
トとにそれぞれ吸着具を吸着させ、相互に外側に吸引す
ることによって、延長片によって他方の外側シートを外
向きに押し広げて袋本体の収納室を好適に開口させるこ
とができる。
具を吸着させ、いずれかの方向に吸引することよって、
いずれかの外側シートが押し広げられるので、従来のよ
うな孔を穿設しなくとも、2個の収納部を開口させて被
収納物を収納することができることとなり、その結果、
従来のように外側フィルムに吸着孔を穿設する作業が不
要となり、その分、全体の袋の製造作業が従来に比べて
簡易になるという効果がある。
側に引っ張ることによって外側シートが押し広げられる
ので、従来のように、外側フィルムに対して吸着孔を被
う位置に吸着具をあてがい、吸着孔を介して区画フィル
ムに吸引力を作用させることで、外側フィルムと区画フ
ィルムとを同時に吸引して収納室を開口させる場合に比
べると、吸着具の吸引力を延長片に有効に作用させるこ
とができ、また延長片の外向きへの引張力によって外側
シートを押し広げることができるので、収納室の開口作
業を確実に行うことができるという効果がある。
トの上部にミシン目を形成した場合には、被包装物を収
納して袋本体の上部をシールした後に、ミシン目を介し
て延長片を切除することで、カッター等の用具を用いる
ことなく延長片を容易に除去することができるという効
果がある。
図。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 上部に開口部(5) を有する袋本体(1) を
構成する1対の外側シート(2a),(2b) の間に、前記袋本
体(1) の内部を区画する区画シート(3) が設けられた自
動包装用袋において、前記区画シート(3) の上部が、前
記外側シート(2a),(2b) の開口部(5) の端縁よりも上方
に延出されて、吸着具が吸着されうる寸法に形成された
延長片(6) が形成されてなることを特徴とする自動包装
用袋。 - 【請求項2】 袋本体(1) の外側シート(2a),(2b) 及び
区画シート(3) の上部に、ミシン目(7) が形成されてな
る請求項1記載の自動包装用袋。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の自動包装用
袋の区画シート(3) の延長片(6) に吸着具を吸着して一
方の外側シート(2a)側に吸引することにより、区画シー
ト(3) と他方の外側シート(2b)との開口端縁を開口させ
て、該区画シート(3) と他方の外側シート(2b)との間に
被包装物を収納し、次に区画シート(3)の延長片(6) に
吸着具を吸着して他方の外側シート(2b)側に吸引するこ
とにより、区画シート(3) と一方の外側シート(2b)との
開口端縁を開口させて、該区画シート(3) と他方の外側
シート(2b)との間に被包装物を収納し、その後、袋本体
(1) の開口部(5) を閉塞して被包装物を包装することを
特徴とする自動包装用袋による被包装物の包装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336377A JP2003137306A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 自動包装用袋と、その自動包装用袋による被包装物の包装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336377A JP2003137306A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 自動包装用袋と、その自動包装用袋による被包装物の包装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003137306A true JP2003137306A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19151215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001336377A Pending JP2003137306A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 自動包装用袋と、その自動包装用袋による被包装物の包装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003137306A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006282239A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-19 | Furukawa Mfg Co Ltd | ロータリ式袋詰め包装機における包袋の開口装置 |
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JP2020001717A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社フジシール | ジッパー付き袋 |
-
2001
- 2001-11-01 JP JP2001336377A patent/JP2003137306A/ja active Pending
Cited By (7)
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