JP2003137167A - フロントディレーラ取付装置 - Google Patents

フロントディレーラ取付装置

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JP2003137167A
JP2003137167A JP2002317227A JP2002317227A JP2003137167A JP 2003137167 A JP2003137167 A JP 2003137167A JP 2002317227 A JP2002317227 A JP 2002317227A JP 2002317227 A JP2002317227 A JP 2002317227A JP 2003137167 A JP2003137167 A JP 2003137167A
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    • B62M9/04Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
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    • B62M9/12Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like the chain, belt, or the like being laterally shiftable, e.g. using a rear derailleur
    • B62M9/131Front derailleurs
    • B62M9/135Mounting the derailleur on the frame

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車フレームにボトムブラケット及びフロ
ントディレーラを取り付けやすくする。 【解決手段】 この装置は、ボトムブラケットチューブ
16及びフロントディレーラ取付ブラケット18を含
み、第1及び第2の相補型取付構造16c,18fを有
している。第1及び第2の相補型取付構造は、ボトムブ
ラケット20をボトムブラケットチューブ16の内部雌
ねじ通路16a内にねじ込む前に、ボトムブラケットチ
ューブ16の軸方向端縁部上でフロントディレーラ取付
ブラケットを予め定められた回転方向及び軸方向に保持
するように構成されている。第1の相補型取付構造はス
ロット16cとして形成されており、第2の相補型取付
構造はスロット16cに嵌合する突起18fとして形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用フロント
ディレーラ取付装置、特に、フロントディレーラをボト
ムブラケットに取り付けるフロントディレーラ取付装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車の利用は、交通手段としてだけで
なく、リクリエーションの一形態としてますます人気が
高まっている。さらに、自転車競技もプロアマを問わず
大変人気のあるスポーツとなっている。自転車の利用目
的がリクリエーション、交通、競技のいずれであって
も、自転車業界はそのさまざまな部品をたえず改良して
いる。自転車フレームには通常、さまざまな自転車部品
が取付られる。長年にわたり設計し直され続けている自
転車部品がフロントディレーラである。
【0003】一般に、フロントディレーラは通常、自転
車フレームのシートチューブ及び/またはボトムブラケ
ットに固定される。基本的に、フロントディレーラは、
自転車フレームに非可動に固定される固定部材と、連結
機構を介してその固定部材に対して可動に支持される可
動部材とを有する。この可動部材が、チェーンに接触す
る一対の垂直面を有するチェーンガイドを支持してい
る。
【0004】近年、自転車フレームには、リアサスペン
ションが設けられている。リアサスペンションを設けた
結果、リアサスペンションを収容するために自転車フレ
ームのシートチューブを取外すあるいは切断することも
しばしばである。シートチューブ型のリアディレーラ取
付装置を適合させるには、短いシートチューブを自転車
フレームに残すか追加しなければならないかのいずれか
である。しかしながら、フレーム材料の追加部品を、シ
ートチューブが通常配置されている場所に追加できない
場合もある。こうした場合、ボトムブラケット型フロン
トディレーラ取付装置を利用しなければならない。ボト
ムブラケット型フロントディレーラ取付装置における1
つの問題は、取付作業を行いにくい場合があるというこ
とである。言いかえれば、作業者は通常、フレームのボ
トムブラケットチューブ内にボトムブラケットを取り付
けている間、取付ブラケットを支えていなければならな
い。このため、作業者は、ボトムブラケットをシートチ
ューブ内にねじ込むために片方の手しか使えない。ボト
ムブラケットの取付にエアレンチを使うことが多く、こ
のエアレンチは重い及び/または片手では取扱いにくい
場合もあるため、片手での設置が難しい可能性がある。
【0005】上記を鑑みると、従来技術における上述の
問題を克服するフロントディレーラ取付装置が必要であ
る。本発明は、従来技術におけるこの要望ならびに、当
業者であれば以下の開示内容から明白になるであろう他
の要望に応えるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自転
車フレームにボトムブラケット及びフロントディレーラ
を取り付けやすくするフロントディレーラ取付装置を提
供することである。本発明の別の目的は、構造が比較的
単純であるため製造及び組立てが安価なフロントディレ
ーラ取付装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的は基本的に、
ボトムブラケットチューブとフロントディレーラ取付ブ
ラケットとを含むフロントディレーラ取付装置を提供す
ることにより達成できる。このボトムブラケットチュー
ブは、中心軸を有する内部雌ねじ通路と第1の相補型取
付構造とを備える。フロントディレーラ取付ブラケット
は、ボトムブラケット開口部及び第2の相補型取付構造
を備えた下方装着部分と、下方装着部分から延出した上
方ディレーラ支持部分とを含む。この上方ディレーラ支
持部分は、ディレーラ取付部分を備えている。第1及び
第2の相補型取付構造の一方をスロットを形成するよう
に構成し、第1及び第2の相補型取付構造の他方を突起
を形成するように構成する。この突起がスロットと嵌合
して、ボトムブラケットをボトムブラケットチューブの
内部雌ねじ通路内にねじ込む前に、フロントディレーラ
取付ブラケットをボトムブラケットチューブの軸方向端
縁部上の予め定められた回転方向位置及び予め定められ
た軸方向位置に保持する。
【0008】以上のみならず、本発明の他の目的、特
徴、態様及び利点が、添付の図面と合わせて本発明の好
適実施形態を開示する以下の詳述から当業者には明白に
なるであろう。
【0009】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]まず図1〜図3
には、フレーム12を有する自転車10が示されてお
り、ここでは、本発明の第1実施形態によるフロントデ
ィレーラ取付ブラケットあるいはプレート18により、
フレーム12のボトムブラケットチューブ16にフロン
トディレーラ14が固着されて連結されている。以下に
説明するように、フロントディレーラ取付ブラケット1
8は、フロントディレーラ14の取り付けを補助するよ
うに設計されている。また、このフロントディレーラ取
付ブラケット18は、本明細書で例示するフレーム12
などのシートチューブを具備しない自転車フレームに特
に有用である。言いかえれば、フロントディレーラ取付
ブラケット18は、ボトムブラケット20により、フレ
ーム12のボトムブラケットチューブ16に固着した状
態で固定される。
【0010】自転車及びそのさまざまな部品は従来技術
において周知であるため、本発明に関連する部品以外、
本明細書では自転車10とそのさまざまな部品について
の詳しい説明及び例示を省略する。言いかえれば、本明
細書では、フロントディレーラ14及びそれに関連する
部品のみを説明かつ/または例示する。本明細書で使用
する用語「自転車に向かって横向き」、「自転車とは反
対側で横向き」、「上部」、「下部」、「前方」、「後
方」、「上向き」、「上方」、「下向き」、「下方」、
「横方向」とは、フロントディレーラ14をフロントデ
ィレーラ取付ブラケットあるいはプレート18により装
着する、自転車に通常に乗った位置における自転車の方
向を指している。したがって、これらの用語は、請求の
範囲においてフロントディレーラ14の説明に用いてい
るように、自転車10の通常の乗車位置における自転車
10に対するものとして解釈すべきものである。言いか
えれば、本明細書で使用するこれらの用語は、図1及び
図2で特定する方向であり、前方あるいは正面方向は図
1及び図2の右側方向であり、後方あるいは背面方向は
図1及び図2の左側方向である。
【0011】図3で明らかなように、フロントディレー
ラ14は基本的に、フロントディレーラ14を自転車フ
レーム12に取り付けるための固定基部部材22と、チ
ェーンガイド30を支持する可動部材26と、可動部材
26を基部部材22に連結するための連結機構34とを
具備している。チェーンガイド30は、周知のとおり作
動アーム48にディレーラケーブル(図示せず)から加
えられる張力に応じて、チェーン38を小型スプロケッ
ト40、中型スプロケット42及び大型スプロケット4
4の間で移動させるガイドとしての役割を果たす。フロ
ントディレーラ14は従来通りシフティングユニット
(図示せず)の動作により操作される。フロントディレ
ーラは従来技術において周知の従来型部品である。フロ
ントディレーラが従来技術において周知であるため、本
明細書ではフロントディレーラ14についての詳しい説
明及び例示を省略する。図2は、以下に説明するよう
に、本発明による取付プレート18を用いてフロントデ
ィレーラ14を取り付けたボトムブラケットチューブ1
6を含むフレーム12の一部を示す側面図である。
【0012】図2及び図4で明らかなように、フレーム
12のボトムブラケットチューブ16は、長手方向中心
軸Xを有する内部通路を備えた中空管状部材である。ボ
トムブラケットチューブ16の各端部はそれぞれ雌ねじ
部分16a及び16bであり、この中にボトムブラケッ
ト20を固定する。ボトムブラケットは従来技術におい
て周知の従来型部品である。ボトムブラケットが従来技
術において周知であるため、本明細書ではボトムブラケ
ット20についての詳しい説明及び例示を省略する。雌
ねじ部分16aを左ねじ、雌ねじ部分16bを右ねじに
すると好ましい。雌ねじ部分16aは、ボトムブラケッ
ト20の左ねじ20aと螺合し、雌ねじ部分16bは、
ボトムブラケット20の右ねじ20bと螺合する。ボト
ムブラケット20にはフランジ20cがあり、これは、
ボトムブラケット20をボトムブラケットチューブ16
の開口内にねじ込んでフロントディレーラ取付ブラケッ
ト18をフレーム12のボトムブラケットチューブ16
に固定すると、フロントディレーラ取付ブラケット18
に接触する。
【0013】図6及び図7で明らかなように、フレーム
12のボトムブラケットチューブ16は、ボトムブラケ
ット20及びフロントディレーラ取付ブラケット18を
ボトムブラケットチューブ16に組み合わせやすくす
る、第1の相補型取付構造を形成するスロット16cを
有する。以下に詳述するように、ボトムブラケット20
をボトムブラケットチューブ16の内部雌ねじ通路内に
ねじ込む前に、フロントディレーラ取付ブラケット18
をボトムブラケットチューブ16の軸方向端縁部に接触
した状態で予め定められた回転方向位置及び予め定めら
れた軸方向位置に保持するように、スロット16cを構
成する。これにより、取付作業者は、ボトムブラケット
20の一方の端部をボトムブラケットチューブ16の内
部雌ねじ通路内に挿入するだけで、フロントディレーラ
取付ブラケット18を適正な向きに支持することができ
る。したがって、作業者は、フロントディレーラ取付ブ
ラケット18から手を離し、エアレンチを使いながら両
手でボトムブラケット20をボトムブラケットチューブ
16の内部の雌ねじ通路内に取り付けることができる。
スロット16Cは、ボトムブラケットチューブ16の軸
方向端縁部に形成されたL字型ノッチである。すなわ
ち、L字型スロット16Cが、ボトムブラケットチュー
ブ16の軸方向端縁部に位置する開口端部16c’と、
そのボトムブラケットチューブ16の軸方向端縁部から
離間して位置する閉じた端部16c”とを備えたノッチ
を形成している。L字型スロット16Cの開口端部16
c’は軸方向に延在し、L字型スロット16Cの閉じた
端部16c”は周方向に延在する。このため、L字型ス
ロット16Cの開口端部16c'は第1の周方向幅を有
し、L字型スロット16Cの閉じた端部16c”は、第
1の周方向幅以上の第2の周方向幅を有する。
【0014】図5及び図6を参照すると、フロントディ
レーラ取付ブラケット18は基本的に、プレート状の保
持本体を含む。この本体は、自転車フレーム12に向か
って横向きに対面する第1の側部18aと、自転車フレ
ーム12とは反対側で横向きに対面する第2の側部18
bとを具備している。第1の側部18aを図5に例示
し、第2の側部18bを図6に例示する。フロントディ
レーラ取付ブラケット18を、下部装着部分18cとそ
の下部装着部分18cから延出した上部ディレーラ支持
部分18dとを備えたワンピース単一部材にすると好ま
しい。下部装着部分18cはボトムブラケット開口部1
8eと取付突起18fとを有する。上部ディレーラ支持
部分18dは、下部装着部分18cから上方に延出して
いる。この上部ディレーラ支持部分18dに、ディレー
ラ取付部分となる1対の孔18gを設けている。具体的
にいえば、固定基部部材22が、この孔18gを貫通し
て延在する1対の締結部材(図示せず)により、上部デ
ィレーラ支持部分18dに固着した状態で固定される。
フロントディレーラ取付ブラケット18は、プラスチッ
ク、ガラス繊維、アルミニウム、鋼鉄などを含み、これ
らに限定されない適した材料であればいずれからも形成
可能である。
【0015】保持本体の下部装着部分18cには、ボト
ムブラケット20が配置されるボトムブラケット開口部
18eが形成されている。この実施形態では、ボトムブ
ラケット開口部18eの直径は、自転車フレーム12の
ボトムブラケットチューブ16が具備する内部通路の対
応開口部と実質的に同じである。いずれの場合も、フロ
ントディレーラ取付ブラケット18を自転車フレーム1
2に取り付けると、下部装着部分18cの第1の側部1
8aがボトムブラケットチューブ16に当接する。
【0016】取付突起18fが、ボトムブラケット20
及びフロントディレーラ取付ブラケット18をボトムブ
ラケットチューブ16に組み合わせやすくする第2の相
補型取付構造となっている。ボトムブラケット20をボ
トムブラケットチューブ16の内部の雌ねじ通路内にね
じ込む前に、フロントディレーラ取付ブラケット18を
ボトムブラケットチューブ16の軸方向端縁部に接触し
た状態で予め定められた回転方向位置及び予め定められ
た軸方向位置に保持するように、取付突起18fを構成
する。これにより、作業者は、ボトムブラケット20の
一方の端部をボトムブラケットチューブ16の内部雌ね
じ通路内に挿入するだけで、フロントディレーラ取付ブ
ラケット18を適正な向きに支持することができる。し
たがって、作業者はフロントディレーラ取付ブラケット
18から手を離し、エアレンチを使って両手でボトムブ
ラケット20をボトムブラケットチューブ16の内部の
通路内に組み付けることができる。
【0017】取付突起18fを、ボトムブラケットチュ
ーブ16の軸方向端縁部に形成されたL字型スロット1
6cと係合するように、フロントディレーラ取付ブラケ
ット18の側部18aから軸方向に延出するL字型部材
あるいはフランジにすると好ましい。言いかえれば、L
字型突起18fを、L字型ノッチあるいはスロット16
cと実質的に同じ形状にする。したがって、L字型突起
18fは、L字型スロット16cの開口端部16c’に
対応する第1の軸方向延出部分18f’と、L字型スロ
ット16cの閉じた端部16c”に対応する第2の周方
向延出部分18f”とを有する。具体的に言えば、第1
の軸方向延出部分18f’の第1の周方向幅は、L字型
スロット16cが含む開口端部16’の周方向幅よりも
わずかに狭い。第2の周方向延出部分18f”の第1の
周方向幅は、L字型スロット16cが含む閉じた端部1
6”の周方向幅よりもわずかに狭い。第2の周方向延出
部分18f”は、フロントディレーラ取付ブラケット1
8の側部18aから軸方向に離間している。L字型突起
18fを、フロントディレーラ取付ブラケット18のワ
ンピース単一部分として形成すると好ましい。
【0018】さらに図5及び図6を参照すると、フロン
トディレーラ取付ブラケット18は、一体成形されたチ
ェーン案内当接部18hを具備している。この構成によ
り、チェーン38が小型スプロケット40とフロントデ
ィレーラ取付プレート18との間に落下しないように防
止する。具体的に言えば、このチェーン38案内当接部
18hを、中型スプロケット42の歯よりわずかに下に
配置し、チェーン38に対する案内当接部18hの上面
を小型スプロケット40側に傾斜させる。このチェーン
案内当接部18hを、第2の側部18bが含む上部ディ
レーラ支持部分18d上のワンピースとして形成して、
チェーン38を小型スプロケット40に案内し、このチ
ェーン38が中型スプロケット42から小型スプロケッ
ト40にシフトする際に小型スプロケット40から落下
しないようにする。図2に示すように、チェーン案内当
接部18hは、小型スプロケット40の歯が画成する円
の上方に配置され、ボトムブラケット開口部18fの中
央を中心とする正確な形状を有している。この実施形態
では、チェーン案内当接部18hの半径方向位置は、小
型スプロケット40の歯が画成する円からおよそ6.0
ミリメートルであり、好ましくはこれを6.4ミリメー
トルとする。また、チェーン案内当接部18hの側方に
最も外側の縁部は、静止状態のフレーム装着部分88の
弓状内周面に中心を合わせ、ボトムブラケット開口部1
8fの中央に交差する垂直軸に垂直な水平軸から反時計
回りに約45度〜約85度延在している。チェーン案内
当接部18hが、この水平軸から反時計回りに少なくと
もおよそ66度に位置する部分を有すると好ましい。こ
れにより、チェーンガイド30を移動してチェーン38
を中型スプロケット42から小型スプロケット40に切
り換える場合、中型スプロケット42から離脱したチェ
ーンはチェーン案内当接部18hに接触し、その上面に
より小型スプロケット40に案内される。こうして、チ
ェーン38は、小型スプロケット40上を移動して、ス
プロケット40とフロントディレーラ取付ブラケット1
8との間に落下することなく、高い信頼性で小型スプロ
ケット40に移動する。
【0019】[第2実施形態]次に、図8及び図9を参
照し、第2実施形態によるフロントディレーラ取付装置
を形成している変更型ボトムブラケットチューブ216
及び変更型フロントディレーラ取付ブラケット218に
ついて説明する。ボトムブラケットチューブ216及び
フロントディレーラ取付プレート218は、第1実施形
態と同様にフロントディレーラ14及びボトムブラケッ
ト20と併用するように設計されている。第1及び第2
実施形態が類似していることから、簡潔にするために、
第1実施形態の部品と同じ第2実施形態の部品に関する
説明は省略する場合がある。
【0020】この実施形態において、ボトムブラケット
チューブ216は、閉じたスロット216cを内部に形
成した雌ねじ部分216aを具備している。閉じたスロ
ット216cが、ボトムブラケット20及びフロントデ
ィレーラ取付ブラケット218をボトムブラケットチュ
ーブ216に組み合わせやすくする第1の相補型取付構
造である。ボトムブラケット20をボトムブラケットチ
ューブの内部雌ねじ通路内にねじ込む前に、フロントデ
ィレーラ取付ブラケット218をボトムブラケットチュ
ーブ216の軸方向端縁部に接触した状態で予め定めら
れた回転方向位置及び予め定められた軸方向位置に保持
するように、このスロット216cを構成する。スロッ
ト216cを孔として図示しているが、くぼみを形成し
ても良い。さらに、スロット216cを、ボトムブラケ
ットチューブ216の壁部を完全に貫通して延在させて
も、貫通させずに壁部の途中まで延在させてもよい。
【0021】フロントディレーラ取付ブラケット218
を、下部装着部分218cとその下部装着部分218c
から延在する上部ディレーラ支持部分218dとを含む
ワンピース単一部材とすると好ましい。下部装着部分2
18cは、ボトムブラケット開口部18eと取付突起1
8fとを具備する。上部ディレーラ支持部分218d
は、下部装着部分218cから上方に延出している。こ
の上部ディレーラ支持部分218dにディレーラ取付部
分となる1対の孔218gを設ける。
【0022】この実施形態では、取付突起218fが、
ボトムブラケット20及びフロントディレーラ取付ブラ
ケット218をボトムブラケットチューブ216に組み
合わせやすくする第2の相補型取付構造となっている。
ボトムブラケット20をボトムブラケットチューブ21
6の内部の雌ねじ通路内にねじ込む前に、フロントディ
レーラ取付ブラケット218をボトムブラケットチュー
ブ216の軸方向端縁部に接触した状態で予め定められ
た回転位置及び予め定められた軸方向位置に保持するよ
うに、取付突起218fを構成する。
【0023】ボトムブラケットチューブ216に形成し
たL字型スロット216cを係合するように、取付突起
218fをフロントディレーラ取付ブラケット218か
ら軸方向に延出するL字型部材あるいはフランジにする
と好ましい。したがって、L字型突起218fは、第1
の軸方向延出部分218f’と、216c内に進入する
第2の半径方向延出部分218f”とを有する。具体的
にいえば、第1の軸方向延出部分218f’の長さは、
第2の半径方向延出部分218f”がスロット216c
内に進入するように、ボトムブラケットチューブ216
の軸方向端縁部とスロット216cとの間の距離に実質
的に等しい。
【0024】[第3実施形態]次に、図10及び図11
を参照し、第3実施形態によるフロントディレーラ取付
装置を形成する変更型ボトムブラケットチューブ316
及び変更型フロントディレーラ取付ブラケット318に
ついて説明する。ボトムブラケットチューブ316及び
フロントディレーラ取付ブラケット318は、第1実施
形態と同様にフロントディレーラ14及びボトムブラケ
ット20と併用するように設計されている。第1及び第
3実施形態が類似していることから、簡潔にするため
に、第1実施形態の部品と同じ第3実施形態の部品に関
する説明は省略する場合がある。
【0025】この実施形態において、ボトムブラケット
チューブ316は、雌ねじ部分316aを具備してお
り、突起316cがボトムブラケットチューブ316の
外側から半径方向外向きに延出している。この突起31
6cが、ボトムブラケット20及びフロントディレーラ
取付ブラケット318をボトムブラケットチューブ31
6に組み合わせやすくする第1の相補型取付構造であ
る。ボトムブラケット20をボトムブラケットチューブ
の内部雌ねじ通路内にねじ込む前に、フロントディレー
ラ取付ブラケット318をボトムブラケットチューブ3
16の軸方向端縁部に接触した状態で予め定められた回
転方向位置及び予め定められた軸方向位置に保持するよ
うに、この突起316cを構成する。突起316cを矩
形突起として図示しているが、矩形状に限定されない。
さらに、突起316cを、ボトムブラケットチューブ3
16の壁部と合体した単一部品として一体形成すること
も、別個の構成要素としてそこに装着することもでき
る。突起316cを別個の構成要素とする場合、突起3
16cをボトムブラケットチューブ316に永久的に装
着しておくことも、着脱自在に装着することも可能であ
る。突起316cをボトムブラケットチューブ316に
着脱自在に装着する場合、突起316cを軸方向に調節
するように形成することができる。
【0026】フロントディレーラ取付ブラケット318
を、下部装着部分318cとその下部装着部分318c
から延在する上部ディレーラ支持部分318dとを有す
るワンピース単一部材とすると好ましい。下部装着部分
318cは、ボトムブラケット開口部318eと、スロ
ットあるいは凹部318f’を設けた取付突起318f
とを具備する。上部ディレーラ支持部分318dは下部
装着部分318cから上方に延出している。この上部デ
ィレーラ支持部分318dにディレーラ取付部分となる
1対の孔318gを設ける。
【0027】この実施形態では、取付突起318fのス
ロット318f’が、ボトムブラケット20及びフロン
トディレーラ取付ブラケット318をボトムブラケット
チューブ316に組み合わせやすくする第2の相補型取
付構造となっている。ボトムブラケット20をボトムブ
ラケットチューブの内部雌ねじ通路内にねじ込む前に、
フロントディレーラ取付ブラケット318をボトムブラ
ケットチューブ316の軸方向端縁部に接触した状態で
予め定められた回転方向位置及び予め定められた軸方向
位置に保持するように、この取付ブラケット318のス
ロット318f’を構成する。
【0028】取付突起318fと下部装着部分318c
とを、スロットあるいは凹部318f’を取付突起31
8fの下向きに対面している表面上に形成して、逆さま
にしたカップ状部材を形成するように配置すると好まし
い。ボトムブラケットチューブ316に形成した突起3
16cが取付突起318fのスロットあるいは凹部31
8f’と係合するように、取付突起318fをフロント
ディレーラ取付ブラケット318から軸方向に延在させ
る。こうすることにより、フロントディレーラ取付ブラ
ケット318をボトムブラケットチューブ316周囲に
保持して、軸方向あるいは周方向の移動を防止する。
【0029】[第4実施形態]次に、図12及び図13
を参照し、第4実施形態によるフロントディレーラ取付
装置を形成する変更型ボトムブラケットチューブ416
及び変更型フロントディレーラ取付ブラケット418に
ついて説明する。ボトムブラケットチューブ416及び
フロントディレーラ取付ブラケット418は、第1実施
形態と同様にフロントディレーラ14及びボトムブラケ
ット20と併用するように設計されている。第1及び第
4実施形態が類似していることから、簡潔にするため
に、第1実施形態の部品と同じ第4実施形態の部品に関
する説明は省略する場合がある。
【0030】この実施形態において、ボトムブラケット
チューブ416は、雌ねじ部分416aを有しており、
突起416cがボトムブラケットチューブ416の外側
から半径方向外向きに延出している。この突起416c
が、ボトムブラケット20及びフロントディレーラ取付
ブラケット418をボトムブラケットチューブ416に
組み合わせやすくする第1の相補型取付構造である。ボ
トムブラケット20をボトムブラケットチューブの内部
雌ねじ通路内にねじ込む前に、フロントディレーラ取付
ブラケット418をボトムブラケットチューブ416の
軸方向端縁部に接触した状態で予め定められた回転方向
位置及び予め定められた軸方向位置に保持するように、
この突起416cを構成する。突起416cを矩形突起
として図示しているが、矩形形状に限定されない。さら
に、突起416cを、ボトムブラケットチューブ416
の壁部と合体した単一部品として一体形成することも、
別個の構成要素としてそこに装着することもできる。突
起416cを別個の構成要素とする場合、突起416c
をボトムブラケットチューブ416に永久的に装着して
おくことも、着脱自在に装着することも可能である。突
起416cをボトムブラケットチューブ416に着脱自
在に装着する場合、突起416cを軸方向に調節するよ
うに形成することができる。
【0031】フロントディレーラ取付ブラケット418
を、下部装着部分418cとその下部装着部分418c
から延在する上部ディレーラ支持部分418dとを含む
ワンピース単一部材とすると好ましい。下部装着部分4
18cは、ボトムブラケット開口部418eと、スロッ
ト418f’を設けた取付用フランジ418fとを具備
する。上部ディレーラ支持部分418dは下部装着部分
418cから上方に延出している。この上部ディレーラ
支持部分418dに、ディレーラ取付部分となる1対の
孔418gを設ける。
【0032】この実施形態では、取付用フランジ418
fのスロット418f’が、ボトムブラケット20及び
フロントディレーラ取付ブラケット418をボトムブラ
ケットチューブ416に組み合わせやすくする第2の相
補型取付構造となっている。ボトムブラケット20をボ
トムブラケットチューブの内部雌ねじ通路内にねじ込む
前に、フロントディレーラ取付ブラケット418をボト
ムブラケットチューブ416の軸方向端縁部に接触した
状態で予め定められた回転方向位置及び予め定められた
軸方向位置に保持するように、取付用フランジ418f
のスロット418f’を構成する。
【0033】ボトムブラケットチューブ416上に形成
した突起416cが取付用フランジ418fに形成した
スロット418f’と係合するように、取付用フランジ
418fをフロントディレーラ取付ブラケット418か
ら軸方向に延在するL字型部材にすると好ましい。こう
することにより、フロントディレーラ取付ブラケット4
18をボトムブラケットチューブ416周囲に保持し
て、軸方向あるいは周方向の移動を防止する。
【0034】[第5実施形態]次に、図14及び図15
を参照し、第5実施形態によるフロントディレーラ取付
装置を形成する変更型ボトムブラケットチューブ516
及び変更型フロントディレーラ取付ブラケット518に
ついて説明する。ボトムブラケットチューブ516及び
フロントディレーラ取付ブラケット518は、第1実施
形態と同様にフロントディレーラ14及びボトムブラケ
ット20と併用するように設計されている。第1及び第
5実施形態が類似していることから、簡潔にするため
に、第1実施形態の部品と同じ第5実施形態の部品に関
する説明は省略する場合がある。
【0035】この実施形態において、ボトムブラケット
チューブ516は雌ねじ部分516aを有しており、突
起516cがボトムブラケットチューブ516の外側か
ら半径方向外向きに延出している。この突起516c
が、ボトムブラケット20及びフロントディレーラ取付
ブラケット518をボトムブラケットチューブ516に
組み合わせやすくする第1の相補型取付構造である。ボ
トムブラケット20をボトムブラケットチューブの内部
雌ねじ通路内にねじ込む前に、フロントディレーラ取付
ブラケット518をボトムブラケットチューブ516の
軸方向端縁部に接触した状態で予め定められた回転方向
位置及び予め定められた軸方向位置に保持するように、
この突起516cを構成する。突起516cを矩形突起
として図示しているが、矩形形状に限定されない。さら
に、突起516cを、ビス517により着脱自在にボト
ムブラケットチューブ516に装着する。突起516c
を軸方向に調節できるように、突起516cにスロット
516c’を形成する。無論、突起516cを、ボトム
ブラケットチューブ516の壁部に合体した単一部分と
して一体形成することができる。
【0036】フロントディレーラ取付ブラケット518
を、下部装着部分518cとその下部装着部分518c
から延在する上部ディレーラ支持部分518dとを含む
ワンピース単一部材とすると好ましい。下部装着部分5
18cは、ボトムブラケット開口部518eと取付用ス
ロット518fとを具備する。上部ディレーラ支持部分
518dは下部装着部分518cから上方に延出してい
る。この上部ディレーラ支持部分518dに、ディレー
ラ取付部分となる1対の孔518gを設ける。
【0037】この実施形態では、取付用スロット518
fが、ボトムブラケット20及びフロントディレーラ取
付ブラケット518をボトムブラケットチューブ516
に組み合わせやすくする第2の相補型取付構造となって
いる。ボトムブラケット20をボトムブラケットチュー
ブ516の内部雌ねじ通路内にねじ込む前に、フロント
ディレーラ取付ブラケット518をボトムブラケットチ
ューブ516の軸方向端縁部に接触した状態で予め定め
られた回転方向位置及び予め定められた軸方向位置に保
持するように、スロット518fを構成する。
【0038】ボトムブラケットチューブ516上に形成
した突起516cがフロントディレーラ取付ブラケット
518に形成したスロット518fと係合するように、
516cを、ボトムブラケットチューブ516から軸方
向に延在させる。こうすることにより、フロントディレ
ーラ取付ブラケット518をボトムブラケットチューブ
516周囲に保持して、軸方向あるいは周方向の単独移
動を防止する。この実施形態における「単独軸方向移動
を防止」とは、自転車10が平らな地面に直立している
場合、重力以外の外力が加えられることなく軸方向に移
動することはないという意味である。
【0039】[第6実施形態]次に、図16及び図17
を参照しながら、第6実施形態によるフロントディレー
ラ取付装置を形成する変更型ボトムブラケットチューブ
616及び変更型フロントディレーラ取付ブラケット6
18について説明する。ボトムブラケットチューブ61
6及びフロントディレーラ取付ブラケット618は、第
1実施形態と同様にフロントディレーラ14及びボトム
ブラケット20と併用するように設計されている。第1
及び第6実施形態が類似していることから、簡潔にする
ために、第1実施形態の部品と同じ第6実施形態の部品
に関する説明は省略する場合がある。
【0040】この実施形態において、ボトムブラケット
チューブ616は雌ねじ部分616aを有しており、突
起616cがボトムブラケットチューブ616の外側か
ら半径方向外向きに延出している。この突起616c
が、ボトムブラケット20及びフロントディレーラ取付
ブラケット618をボトムブラケットチューブ616に
組み合わせやすくする第1の相補型取付構造である。ボ
トムブラケット20をボトムブラケットチューブの内部
雌ねじ通路内にねじ込む前に、フロントディレーラ取付
ブラケット618をボトムブラケットチューブ616の
軸方向端縁部に接触した状態で予め定められた回転方向
位置及び予め定められた軸方向位置に保持するように、
この突起616cを構成する。突起616cを矩形突起
として図示しているが、矩形形状に限定されない。さら
に、突起616cを、ボトムブラケットチューブ616
の壁部に合体した単一部品として一体形成することも、
別個の構成要素としてそこに装着することもできる。別
個の構成要素として形成する場合、突起616cを、ビ
ス617により着脱自在にボトムブラケットチューブ6
16に装着する。突起616cを軸方向に調節できるよ
うに、突起616cにスロット616c’を形成する。
無論、突起616cを、ボトムブラケットチューブ51
6の壁部に合体した単一部分として一体形成することも
できる。
【0041】フロントディレーラ取付プレート618
を、下部装着部分618cとその下部装着部分618c
から延在する上部ディレーラ支持部分618dとを含む
ワンピース単一部材とすると好ましい。下部装着部分6
18cは、ボトムブラケット開口部618eとスロット
618f’を設けた取付用フランジ618fとを具備す
る。上部ディレーラ支持部分618dは下部装着部分6
18cから上方に延出している。この上部ディレーラ支
持部分618dに、ディレーラ取付部分となる1対の孔
618gを設ける。
【0042】この実施形態では、取付用フランジ618
fのスロット618f’が、ボトムブラケット20及び
フロントディレーラ取付ブラケット618をボトムブラ
ケットチューブ616に組み合わせやすくする第2の相
補型取付構造となっている。ボトムブラケット20をボ
トムブラケットチューブ616の内部雌ねじ通路内にね
じ込む前に、フロントディレーラ取付ブラケット618
をボトムブラケットチューブ616の軸方向端縁部に接
触した状態で予め定められた回転方向位置及び予め定め
られた軸方向位置に保持するように、この取付用フラン
ジ618fのスロット618f’を構成する。
【0043】ボトムブラケットチューブ616上に形成
した突起616cが取付用フランジ618fに形成した
スロット618f’と係合するように、取付用フランジ
618fを、フロントディレーラ取付ブラケット618
から軸方向に延在するU字型部材あるいはフランジにす
ると好ましい。こうすることにより、フロントディレー
ラ取付ブラケット618をボトムブラケットチューブ6
16周囲に保持して、軸方向あるいは周方向の移動を防
止する。
【0044】本明細書でいう「実質的に」「約」及び
「およそ」などの程度を示す用語は、最終結果が大幅に
変化しない程度に、こうした用語に修飾された条件に妥
当量の偏差を含むことを意味している。こうした程度を
示す用語が、その用語で修飾する条件の意味を否定する
ものでない場合には、これらの用語を、修飾された条件
に対する少なくとも±5%の偏差を含むものとして解釈
すべきである。
【0045】以上、選択した実施形態のみを用いて本発
明を例示してきたが、当業者であれば本開示内容から、
添付した請求の範囲に定められる本発明の範囲を逸脱す
ることなく、さまざまな変更及び修正を本明細書に加え
られることが明白であろう。さらに、本発明による実施
形態に関する上述は例示のみを目的とするものであっ
て、添付した請求の範囲及びその等価物によって定めら
れる本発明を何ら制限するものではない。したがって、
本発明の範囲は、開示した実施形態に限定されるもので
はない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明では、構造が比較的
単純で製造及び組立が安価な装置により、自転車フレー
ムへのボトムブラケット及びフロントディレーラ取付作
業を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用されたフロントディ
レーラを備えた自転車を示す側面図。
【図2】本発明の第1実施形態によるフロントディレー
ラ取付部材でフロントディレーラをボトムブラケットに
取付た自転車フレームの一部を示す拡大部分側面図。
【図3】図2に例示した自転車フレーム、フロントディ
レーラ及びフロントディレーラ取付部材を示す背面図。
【図4】図2及び図3に例示した本発明の第1実施形態
による自転車フレームの一部、ボトムブラケット及びフ
ロントディレーラ取付部材を示す後部から見た分解組立
図。
【図5】図2〜図4に例示した本発明の第1実施形態に
よるフロントディレーラ取付部材を示す内側正面図。
【図6】図2〜図5に例示した自転車フレームのボトム
ブラケットチューブ、フロントディレーラ取付部材及び
ボトムブラケットの一部を示す分解組立部分斜視図。
【図7】自転車フレームのボトムブラケットチューブの
一部を示す部分平面図であり、図2〜図6に例示したフ
ロントディレーラ取付部材を部分断面として示す図。
【図8】本発明の第2実施形態による、自転車フレーム
のボトムブラケットチューブの一部、フロントディレー
ラ取付部材及びボトムブラケットを示す分解組立部分斜
視図。
【図9】図8に例示した本発明の第2実施形態による、
自転車フレームのボトムブラケットチューブの一部を示
す部分底面図であり、フロントディレーラ取付部材を部
分断面として示す図。
【図10】本発明の第3実施形態による、自転車フレー
ムのボトムブラケットチューブの一部、フロントディレ
ーラ取付部材及びボトムブラケットを示す分解組立部分
斜視図。
【図11】図10に例示した本発明の第3実施形態によ
る、自転車フレームのボトムブラケットチューブの一部
を示す部分平面図であり、フロントディレーラ取付部材
を部分断面として示す図。
【図12】本発明の第4実施形態による、自転車フレー
ムのボトムブラケットチューブの一部、フロントディレ
ーラ取付部材及びボトムブラケットを示す分解組立部分
斜視図。
【図13】図12に例示した本発明の第4実施形態によ
る、自転車フレームのボトムブラケットチューブの一部
を示す部分平面図であり、フロントディレーラ取付部材
を部分断面として示す図。
【図14】本発明の第5実施形態による、自転車フレー
ムのボトムブラケットチューブの一部、フロントディレ
ーラ取付部材及びボトムブラケットを示す分解組立部分
斜視図。
【図15】図14に例示した本発明の第5実施形態によ
る、自転車フレームのボトムブラケットチューブの一部
を示す部分平面図であり、フロントディレーラ取付部材
を部分断面として示す図。
【図16】本発明の第6実施形態による、自転車フレー
ムのボトムブラケットチューブの一部、フロントディレ
ーラ取付部材及びボトムブラケットを示す分解組立部分
斜視図である。
【図17】図16に例示した本発明の第6実施形態によ
る、自転車フレームのボトムブラケットチューブの一部
を示す部分平面図であり、フロントディレーラ取付部材
を部分断面として示す図。
【符号の説明】
10 自転車 12 フレーム 14 フロントディレーラ 16,116,216,316,416,516,61
6 ボトムブラケットチューブ 16a,16b,116a,216a,316a,41
6a,516a,616a 雌ねじ部分 16c,216c スロット 16c’ 開口端部 16c” 閉じた端部 18,218,318,418,518,618 フ
ロントディレーラ取付ブラケット 18c,218c,318c,418c,518c,6
18c 下部装着部分 18d,218d,318d,418,518d,61
8d 上部ディレーラ支持部分 18e,218e,318e,418e,518e,6
18e ボトムブラケット開口部 18f,218f,318f,418f,618f
取付突起(取付用フランジ) 20 ボトムブラケット 316c,416c,516c,616c 突起 318f’,418f’,518f,618f’ ス
ロット

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸を有する内部雌ねじ通路及び第1の
    相補型取付構造を有するボトムブラケットチューブと、 ボトムブラケット開口部及び第2の相補型取付構造を有
    する下部装着部分と、前記下部装着部分から延在しディ
    レーラ取付部分を有する上部ディレーラ支持部分とを含
    むフロントディレーラ取付ブラケットと、を備えたフロ
    ントディレーラ取付装置であって、 前記第1及び第2の相補的取付構造の一方がスロットを
    形成する形状であり、前記第1及び第2の相補的取付構
    造の他方が、前記ボトムブラケットチューブの内部雌ね
    じ部通路内に前記ボトムブラケットをねじ込む前に、前
    記フロントディレーラ取付ブラケットを前記ボトムブラ
    ケットチューブの端縁部に接触した状態で予め定められ
    た回転方向及び予め定められた軸方向に保持するように
    前記スロットに嵌合する突起を形成するように構成され
    ている、フロントディレーラ取付装置。
  2. 【請求項2】前記第1の相補型取付構造が前記ボトムブ
    ラケットチューブ内に形成されたスロットであり、 前記第2の相補型取付構造が前記フロントディレーラ取
    付ブラケット上に形成された突起である、請求項1に記
    載のフロントディレーラ取付装置。
  3. 【請求項3】前記スロットが、前記ボトムブラケットチ
    ューブの前記軸方向端縁部に位置する開口端部と前記ボ
    トムブラケットチューブの前記軸方向端縁部から軸方向
    に離間している閉じた端部とを含むノッチを形成するよ
    うに、前記ボトムブラケットチューブの前記軸方向端縁
    部内に形成されている、請求項2に記載のフロントディ
    レーラ取付装置。
  4. 【請求項4】前記ノッチの前記開口端部が第1の周方向
    幅を有し、前記ノッチの前記閉じた端部が前記第1の周
    方向幅以上の第2の周方向幅を有する、請求項3に記載
    のフロントディレーラ取付装置。
  5. 【請求項5】前記第2の周方向幅が前記第1の周方向幅
    に等しい、請求項4に記載のフロントディレーラ取付装
    置。
  6. 【請求項6】前記ノッチの前記開口端部が第1の周方向
    幅を有し、前記ノッチの前記閉じた端部が前記第1の周
    方向幅より狭い第2の周方向幅を有する、請求項3に記
    載のフロントディレーラ取付装置。
  7. 【請求項7】前記突起が、前記下部装着部分から軸方向
    に延在する第1の部分と、前記第1の部分から周方向に
    延在し前記下部装着部材部材から軸方向に離間している
    第2の部分とを含み、 前記スロットが前記突起の前記第1及び第2の部分に実
    質的に対応する形状を有する、請求項3に記載のフロン
    トディレーラ取付装置。
  8. 【請求項8】前記スロットが前記ボトムブラケットチュ
    ーブの前記軸方向端縁部から離間した孔である、請求項
    2に記載のフロントディレーラ取付装置。
  9. 【請求項9】前記孔が前記ボトムブラケットチューブの
    壁部を貫通して延在している、請求項8に記載のフロン
    トディレーラ取付装置。
  10. 【請求項10】前記第1の相補型取付構造が前記ボトム
    ブラケットチューブ上に形成された前記突起であり、前
    記第2の相補型取付構造が前記フロントディレーラ取付
    ブラケット内に形成された前記スロットである、請求項
    1に記載のフロントディレーラ取付装置。
  11. 【請求項11】前記スロットが、軸方向に延在して、前
    記下部装着部分から軸方向に離間している開口端部と前
    記下部装着部分に隣接して形成された閉じた端部とを含
    むノッチを形成している、請求項10に記載のフロント
    ディレーラ取付装置。
  12. 【請求項12】前記ノッチの前記開口端部が第1の周方
    向幅を有し、前記ノッチの前記閉じた端部が前記第1の
    周方向幅以上の第2の周方向幅を有する、請求項11に
    記載のフロントディレーラ取付装置。
  13. 【請求項13】前記スロットが前記下部装着部分から軸
    方向に延在するフランジ内に形成された孔である、請求
    項10に記載のフロントディレーラ取付装置。
  14. 【請求項14】前記突起が前記ボトムブラケットチュー
    ブ上に永久的に固定されている、請求項10に記載のフ
    ロントディレーラ取付装置。
  15. 【請求項15】前記突起が前記ボトムブラケットチュー
    ブのワンピース単一部分として形成されている、請求項
    10に記載のフロントディレーラ取付装置。
  16. 【請求項16】前記突起が締結部材により前記ボトムブ
    ラケットチューブに着脱自在に固定されている、請求項
    10に記載のフロントディレーラ取付装置。
  17. 【請求項17】中心軸を有する内部雌ねじ通路及び第1
    の相補型取付構造を具備するボトムブラケットチューブ
    と併用するように適合されたフロントディレーラ取付装
    置であって、 ボトムブラケット開口部及び第2の相補型取付構造を具
    備する下部装着部分と、前記下部装着部分から延在しデ
    ィレーラ取付部分を有する上部ディレーラ支持部分とを
    含むフロントディレーラ取付ブラケットを含み、 前記第2の相補型構造体が前記ボトムブラケットチュー
    ブの内部雌ねじ通路内にボトムブラケットをねじ込む前
    に、前記フロントディレーラ取付ブラケットを前記ボト
    ムブラケットチューブの軸方向端縁部に接触した状態で
    予め定められた回転方向及び予め定められた軸方向に保
    持するように第1の相補型取付構造を嵌合するスロット
    及び突起の少なくとも一方を形成するように構成されて
    いる、フロントディレーラ取付装置。
  18. 【請求項18】前記第2の相補型取付構造が前記フロン
    トディレーラ取付ブラケット上に形成された前記突起で
    ある、請求項17に記載のフロントディレーラ取付装
    置。
  19. 【請求項19】前記突起が前記下部装着部分から軸方向
    に延在する第1の部分と、前記第1の部分から周方向に
    延在し前記下部装着部分から軸方向に離間している第2
    の部分とを含む、請求項18に記載のフロントディレー
    ラ取付装置。
  20. 【請求項20】前記第2の相補型取付構造が前記フロン
    トディレーラ取付ブラケットに形成された前記スロット
    である、請求項17に記載のフロントディレーラ取付装
    置。
  21. 【請求項21】前記スロットが軸方向に延在して、前記
    下部装着部分から軸方向に離間した開口端部と前記下部
    装着部分に隣接して形成された閉じた端部とを含むノッ
    チを形成している、請求項20に記載のフロントディレ
    ーラ取付装置。
  22. 【請求項22】前記ノッチの前記開口端部が第1の周方
    向幅を有し、前記ノッチの前記閉じた端部が前記第1の
    周方向幅以上の第2の周方向幅を有する、請求項21に
    記載のフロントディレーラ取付装置。
  23. 【請求項23】前記スロットが前記下部装着部分から軸
    方向に延在するフランジに形成された孔である、請求項
    20に記載のフロントディレーラ取付装置。
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