JP2003137124A - 車両の操舵装置 - Google Patents

車両の操舵装置

Info

Publication number
JP2003137124A
JP2003137124A JP2001340288A JP2001340288A JP2003137124A JP 2003137124 A JP2003137124 A JP 2003137124A JP 2001340288 A JP2001340288 A JP 2001340288A JP 2001340288 A JP2001340288 A JP 2001340288A JP 2003137124 A JP2003137124 A JP 2003137124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
reaction force
torque
rotation angle
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001340288A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Shono
彰一 庄野
Takehiro Yanaka
壮弘 谷中
Morihiro Matsuda
守弘 松田
Akira Hasegawa
晃 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2001340288A priority Critical patent/JP2003137124A/ja
Publication of JP2003137124A publication Critical patent/JP2003137124A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアバイワイヤ方式の車両の操舵装置にお
いて、操舵フィーリングを良好にする。 【解決手段】 電子制御装置55は、操舵ハンドル11
の回転に応じて操舵モータ15の回転を制御する。操舵
モータ15の回転力は、操舵力伝達機構16、操舵出力
軸17、ピニオンギヤ18およびラックバー19を介し
て左右前輪FW1,FWに伝達されて、左右前輪FW
1,FWを操舵する。電子制御装置55は、操舵出力軸
17に設けたトルクセンサ53によって検出されたトル
クに応じて、反力モータ14の回転を制御する。反力モ
ータ14の回転力は、反力伝達機構13を介して操舵ハ
ンドル11に伝達されて、操舵ハンドル11に操舵反力
を付与する。トルクセンサ53は、ピニオンギヤ18に
対して車輪と反対側に設けられているので、機械連結式
の操舵装置と同様な操舵反力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪を操舵するた
めの操作部と車輪との機械的な連結をなくして操作部の
操作に応じて車輪を操舵する車両の操舵装置、いわゆる
ステアバイワイヤ方式の車両の操舵装置に係り、特に操
作部の操作に対する反力の付与制御を改良した車両の操
舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のステアバイワイヤ方式の
操舵装置においては、例えば特開2000−10891
4号公報に示されているように、操舵ハンドルの回転角
を検出して、同検出した回転角に応じて操舵モータを駆
動制御し、操舵モータの回転によりラックバーを軸線方
向に変位させて車輪を操舵するようにしている。また、
この操舵装置においては、操舵ハンドルに操舵反力を付
与するための反力モータを備え、ラックバーに作用する
軸力を検出して、同検出した軸力に応じて反力モータの
作動を制御し、車輪の操舵に伴う操舵反力が操舵ハンド
ルに付与されるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、操舵モータの回転軸とラックバーとの間
には、回転運動を直線運動に変換するためのギヤ機構
(ラック・アンド・ピニオン機構)が設けられており、
このギヤ機構よりも車輪側部材に作用している力に対応
した操舵反力が操舵ハンドルに付与されることになる。
一方、従前の操舵ハンドルから車輪まで機械的に連結さ
れた操舵装置においては、操舵ハンドルには、車輪、ラ
ックバー、ギヤ機構(ラック・アンド・ピニオン機構)
および操舵軸を介して操舵反力が付与される。これらの
両操舵装置を比較すると、ステアバイワイヤ方式の操舵
装置においては、ギヤ機構よりも車輪側部材に作用して
いる力に対応した操舵反力が操舵ハンドルに付与される
点、すなわちギヤ機構による影響が反映されていない操
舵反力が操舵ハンドルに付与される点で、前記従前の操
舵装置とは異なる。これにより、前記従前の操舵装置を
有する車両の運転に慣れた運転者は、操舵ハンドルの操
作に違和感を覚え、操舵フィーリングが悪化する。
【0004】
【発明の概略】本発明は、前記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、操舵フィーリングが良好な
車両の操舵装置を提供することにある。
【0005】前記目的を達成するために、本発明の特徴
は、車輪を操舵するために操作される操作部と、操作部
の操作に対して反力を付与するための反力を発生する反
力アクチュエータと、操作部の操作に応じて車輪を操舵
するための回転力を発生する操舵アクチュエータと、操
舵アクチュエータによって回転駆動される回転軸と、回
転軸に回転運動を直線運動に変換するギヤ機構を介して
接続されて軸線方向の変位に応じて車輪を操舵するラッ
クバーとを備えた車両の操舵装置において、回転軸に付
与されるトルクを検出するトルク検出手段と、トルク検
出手段によって検出されたトルクに応じて反力アクチュ
エータの作動を制御して操作部に付与される反力を制御
する反力制御手段とを設けたことにある。この場合、前
記ギヤ機構は、例えばラック・アンド・ピニオン機構で
ある。
【0006】前記のように構成した本発明においては、
反力制御手段の作用により、ギヤ機構に対して車輪側と
は反対側に配置されている回転軸に作用するトルクに応
じた操舵反力が、操作部に付与される。したがって、本
発明によれば、ギヤ機構による影響を反映した操舵反力
が操舵ハンドルに付与されることになり、すなわち従前
の操舵ハンドルから車輪まで機械的に連結された操舵装
置における操舵反力と同様な操舵反力が操舵ハンドルに
付与されることになるので、前記従前の操舵装置を有す
る車両の運転に慣れた運転者も、操舵ハンドルの操作に
違和感を覚えることがなくなり、操舵フィーリングが良
好となる。
【0007】また、本発明の他の特徴は、前記反力制御
手段を、前記トルク検出手段によって検出されたトルク
の高周波数成分を除去するローパスフィルタ処理手段を
有するように構成したことにある。
【0008】これによれば、操舵ハンドルに付与される
操舵反力から、回転軸に作用しているトルクに含まれる
高周波数成分が除去される。その結果、路面の凹凸によ
るキックバック、タイヤのアンバランスに起因したフラ
ッタなどによる影響が除去され、操舵フィーリングがよ
り良好になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を用いて説明すると、図1は同実施形態に係る車
両の操舵装置を概略的に示している。
【0010】この操舵装置は、左右前輪FW1,FW2
を操舵するために、運転者によって回転操作される操作
部としての操舵ハンドル11を備えている。操舵ハンド
ル11は操舵入力軸12の上端に固定され、操舵入力軸
12はその下端にて反力伝達機構13に接続されてい
る。反力伝達機構13には、反力アクチュエータとして
の反力モータ14が接続されている。この構成により、
反力モータ14にて発生された反力が、反力伝達機構1
3および操舵入力軸12を介して、操舵ハンドル11に
伝達されるようになっている。
【0011】また、この操舵装置は、操舵アクチュエー
タとしての操舵モータ15を備えている。この操舵モー
タ15の操舵力は、操舵力伝達機構16、操舵出力軸1
7、ピニオンギヤ18およびラックバー19を介して左
右前輪FW1,FW2に伝達される。操舵力伝達機構1
6は、操舵モータ15の回転力を操舵出力軸17に伝達
して、操舵モータ15の回転に応じて操舵出力軸17を
回転させる。ピニオンギヤ18は、操舵出力軸17の下
端部に固定されていて、その回転によりラックバー19
を軸線方向に変位させる。ラックバー19は、その軸線
方向の変位に応じて左右前輪FW1,FW2を左右に操
舵する。
【0012】また、この操舵装置においては、反力モー
タ14、操舵モータ15またはそれらの電気制御装置に
異常が発生した場合に、操舵ハンドル11の回転操作を
左右前輪FW1,FW2に機械的に伝達することによ
り、操舵ハンドル11の回転操作に応じて左右前輪FW
1,FW2を操舵することを可能にするために、反力伝
達機構13と操舵力伝達機構16とを機械的に連結させ
ておく連結部21を有する。
【0013】このような操舵装置における反力伝達機構
13、操舵力伝達機構16および連結部21の具体的機
構について、一例を上げて説明しておく。この具体的機
構は、例えば図2に示すように、サンギヤ31、リング
ギヤ32、複数のプラネットギヤ33およびプラネット
キャリア34からなるプラネタリギヤ機構を備えてい
る。サンギヤ31およびリングギヤ32は、ハウジング
35内に同軸かつ独立して回転可能に支持されている。
複数のプラネットギヤ33は、プラネットキャリア34
にそれぞれ回転可能に支持され、サンギヤ31およびリ
ングギヤ32にそれぞれ噛み合っている。
【0014】サンギヤ31には、トーションバー36が
その一端にて同軸かつ一体回転するように接続されてい
る。このトーションバー36はハウジング35内に軸線
回りに回転可能に支持されていて、その他端は操舵入力
軸12に一体回転するように接続されている。リングギ
ヤ32の外周面上には、大ギヤ32aが設けられてい
る。この大ギヤ32aは、反力モータ14の回転軸の先
端部に設けた小ギヤ14aと噛み合っている。これによ
り、反力モータ14の回転は、小ギヤ14a、大ギヤ3
2a、リングギヤ32、プラネットギヤ33、サンギヤ
31およびトーションバー36を介して操舵入力軸12
に伝達される。したがって、これらの小ギヤ14a、大
ギヤ32a、リングギヤ32、プラネットギヤ33、サ
ンギヤ31およびトーションバー36が、図1の反力伝
達機構13を構成する。
【0015】プラネットキャリア34は、ハウジング3
5内に軸線回りに回転可能に支持されたシャフト37の
一端に一体的に接続されている。シャフト37の他端
は、操舵出力軸17に一体回転するように接続されてい
る。プラネットキャリア34の外周上には出力ギヤ38
が固定されており、同出力ギヤ38はシャフト39の外
周上に固定された中間ギヤ41に噛み合っている。シャ
フト39はハウジング35内に軸線回りに回転可能に支
持されており、その外周上には入力ホイール42も固定
されている。この入力ホイール42には、操舵モータ1
5の回転軸の先端に設けたウォームギヤ15aが噛み合
っている。
【0016】これにより、操舵モータ15の回転は、ウ
ォームギヤ15a、入力ホイール42、シャフト39、
中間ギヤ41、出力ギヤ38、プラネットキャリア34
およびシャフト37を介して操舵出力軸17に伝達され
る。したがって、これらウォームギヤ15a、入力ホイ
ール42、シャフト39、中間ギヤ41、出力ギヤ3
8、プラネットキャリア34およびシャフト37が、図
1の操舵力伝達機構16を構成する。なお、中間ギヤ4
1および出力ギヤ38は偏心しており、左右前輪FW
1,FW2が中立位置近くにあるときのステアリングギ
ヤ比が大きくなるとともに、左右前輪FW1,FW2が
左右に大きく操舵されるときのステアリングギヤ比が小
さくなるようになっている。
【0017】また、ハウジング35には、ロック機構4
3が組み付けられている。ロック機構43は、反力モー
タ14、操舵モータ15、電気制御装置などの異常時
に、スプリングなどの付勢力によってロックピン43a
を突出させてリングギヤ32をハウジング35に対して
ロックするものである。しかしながら、このロック機構
43によるリングギヤ32のロック状態については本発
明には直接関係しないので、説明を省略し、ロックピン
43aはロック機構43内に常に収納されて、リングギ
ヤ32は常に自由に回転するものとして説明する。
【0018】なお、リングギヤ32が自由な回転状態に
あって、操舵入力軸12(トーションバー36およびサ
ンギヤ31)と操舵出力軸17(シャフト37およびプ
ラネットキャリア34)との独立した回転が可能な状態
であっても、複数のプラネットギヤ33は、サンギヤ3
1の回転およびプラネットキャリア34の回転にそれぞ
れ連動して回転する。したがって、複数のプラネットギ
ヤ33が、図1の反力伝達機構13と操舵力伝達機構1
6とを機械的に連結させておく連結部21に相当する。
【0019】次に、これらの反力モータ14および操舵
モータ15の回転を制御する電気制御装置について説明
する。電気制御装置は、ハンドル回転角センサ51、操
舵回転角センサ52、トルクセンサ53および車速セン
サ54を備えている。
【0020】ハンドル回転角センサ51は、操舵入力軸
12に組み付けられて、操舵ハンドル11の基準位置か
らの回転角を検出してハンドル回転角θhとして出力す
る。操舵回転角センサ52は、操舵出力軸17に組み付
けられて、操舵出力軸17の基準位置からの回転角を検
出して操舵回転角θwとして出力する。なお、ハンドル
回転角θhおよび操舵回転角θwは、中立位置を「0」と
し、左方向の回転角を正の値で表すとともに、右方向の
回転角を負の値でそれぞれ表す。トルクセンサ53も、
操舵出力軸17に組み付けられて、操舵出力軸17に作
用するトルクを検出する。なお、トルクセンサ53が組
み付けられる操舵出力軸17の部分は捩れを伴うトーシ
ョンバーなどで構成しておくとよい。車速センサ54
は、車速Vを検出して出力する。
【0021】これらのセンサ51〜54は、電子制御装
置55に接続されている。電子制御装置55は、CP
U,ROM,RAMなどからなるマイクロコンピュータ
を主要構成部品とするもので、図3および図5のプログ
ラムを所定の短時間ごとにそれぞれ繰返し実行して、反
力モータ14および操舵モータ15の作動をそれぞれ制
御する。電子制御装置55の出力側には、反力モータ1
4および操舵モータ15を駆動するための駆動回路5
6,57がそれぞれ接続されている。
【0022】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を説明する。図示しないイグニッションスイッチのオ
ンにより、電子制御装置55は、図3の操舵制御プログ
ラムおよび図5の反力制御プログラムを所定の短時間ご
とにそれぞれ繰返し実行する。
【0023】操舵制御プログラムの実行はステップ10
0にて開始され、電子制御装置55は、ステップ102
にて、ハンドル回転角センサ51、操舵回転角センサ5
2および車速センサ54から、ハンドル回転角θh、操
舵回転角θwおよび車速Vをそれぞれ入力する。次に、
ステップ104にて、ギヤ比テーブルを参照して、前記
入力した車速Vに対応したステアリングギヤ比Gを決定
する。ギヤ比テーブルは、電子制御装置55内に予め用
意されたもので、ウォームギヤ15a、入力ホイール4
2、中間ギヤ41および出力ギヤ38の各ギヤ比を考慮
して決められており、図4に示すように車速Vに対する
ステアリングギヤ比Gの変化特性を表している。
【0024】前記ステップ104の処理後、電子制御装
置55は、ステップ106にて、前記決定したステアリ
ングギヤ比Gおよび前記入力したハンドル回転角θhを
用いた下記数1の演算を実行することにより、目標操舵
回転角θw*を計算する。
【0025】
【数1】
【0026】次に、ステップ108にて、前記計算した
目標操舵回転角θw*および前記入力した操舵回転角θw
を用いた下記数2の演算の実行により、操舵モータ15
の操舵制御量Twを計算する。なお、下記数2中、Cp,
Cd,Ciは、各項の制御量のゲインを示す係数で、予め
電子制御装置55内に記憶されている定数である。
【0027】
【数2】
【0028】前記ステップ108の処理後、電子制御装
置55は、ステップ110にて前記計算した操舵制御量
Twを駆動回路57に出力して、ステップ112にてこ
の操舵制御プログラムの実行を終了する。そして、所定
時間の経過ごとに、電子制御装置55は、前述した操舵
制御プログラムを繰返し実行して、前記操舵制御量Tw
を駆動回路57に繰返し出力する。
【0029】駆動回路57は、前記計算した操舵制御量
Twに対応した制御電流を操舵モータ15に流すことに
より、操舵出力軸17の操舵回転角θwが目標操舵回転
角θw*に等しくなるように操舵モータ15の回転を制御
する。この操舵モータ15の回転は、操舵力伝達機構1
6(ウォームギヤ15a、入力ホイール42、シャフト
39、中間ギヤ41、出力ギヤ38、プラネットキャリ
ア34およびシャフト37)を介して操舵出力軸17に
伝達されるので、操舵出力軸17の回転角は目標操舵回
転角θw*に設定される。そして、この操舵出力軸17の
回転は、ピニオンギヤ18を介してラックバー19に伝
達され、ラックバー19が、軸方向に変位して左右前輪
FW1,FW2を前記目標操舵回転角θw*に対応した操
舵角に操舵する。
【0030】次に、左右前輪FW1,FW2の操舵に応
じた操舵反力を操舵ハンドル11に付与する動作につい
て、図5の反力制御プログラムに沿って説明する。
【0031】反力制御プログラムの実行はステップ20
0にて開始され、電子制御装置55は、ステップ202
にて、ハンドル回転角センサ51、トルクセンサ53お
よび車速センサ54から、ハンドル回転角θh、トルク
Trおよび車速Vをそれぞれ入力する。次に、ステップ
204にて、係数テーブルを参照して、前記入力した車
速Vに対応したトルク係数Ktを決定する。係数テーブ
ルは、電子制御装置55内に予め用意されたもので、図
6に示すように、車速Vの増加に応じて増加するトルク
係数Ktの変化特性を表している。
【0032】前記ステップ204の処理後、電子制御装
置55は、ステップ206にて、前記入力したトルクT
rに高周波数成分を除去するローパスフィルタ処理を施
す。次に、ステップ208にて、前記入力したハンドル
回転角θh、前記決定したトルク係数Ktおよび前記ロー
パスフィルタ処理の施されたトルクTr'を用いた下記数
3の演算を実行することにより、反力制御量Thを計算
する。なお、下記数3中、K11,K12,K13は、各項の
制御量のゲインを示す係数で、予め電子制御装置55内
に記憶されている定数である。
【0033】
【数3】
【0034】この反力制御量Thは、左右前輪FW1,
FW2の操舵に応じた反力を操舵ハンドル11に付与す
るものである。そして、前記数3において、第1項は、
ハンドル回転角θhに応じた操舵反力を付与する項とし
て作用する。第2項は、操舵ハンドル11の振動を抑制
する項として作用する。第3項は、反力モータ14の慣
性モーメントの影響を抑制して、操舵ハンドル11の切
り始めの操舵感を調節する慣性項として作用する。ま
た、第4項は、路面から左右前輪FW1,FW2、ラッ
クバー19、ピニオンギヤ18および操舵出力軸17を
介して入力される操舵反力を付与する項として作用す
る。
【0035】前記ステップ208の処理後、ステップ2
10にて、前記計算した反力制御量Thを駆動回路56
に出力して、ステップ212にてこの反力制御プログラ
ムの実行を終了する。そして、所定時間の経過ごとに、
電子制御装置55は、前述して反力制御プログラムを繰
返し実行して、反力制御量Thを駆動回路56に繰返し
出力する。
【0036】駆動回路56は、反力制御量Thに対応し
た制御電流を反力モータ14に流すことにより、反力制
御量Thに対応した反力が操舵ハンドル11に付与され
るように反力モータ14の回転を制御する。この反力モ
ータ14の回転は、反力伝達機構13(小ギヤ14a、
大ギヤ32a、リングギヤ32、プラネットギヤ33、
サンギヤ31およびトーションバー36)を介して操舵
入力軸12に伝達されるので、操舵ハンドル11には反
力制御量Thに対応した反力が付与される。
【0037】前記作動説明のように、ステップ208に
て前記数3の演算の実行により反力制御量Thを計算す
るとともに、ステップ210の処理により操舵ハンドル
11に対して前記計算した反力制御量Thに対応した反
力を付与するようにした。したがって、操舵ハンドル1
1には、同操舵ハンドル11の操作および左右前輪FW
1,FW2の操舵に応じた適正な反力が付与されるの
で、操舵フィーリングが良好になる。特に、前記数3の
第4項は、トルクセンサ53によって検出されたトルク
Trに基づくもので、このトルクTrは、トーションバー
36、すなわちピニオンギヤ18およびラックバー19
からなるギヤ機構に対して左右前輪FW1,FW2とは
反対側に位置する操舵出力軸17に作用しているトルク
である。したがって、上記実施形態によれば、ギヤ機構
による影響が反映された操舵反力が操舵ハンドル11に
付与されることになり、すなわち従前の操舵ハンドルか
ら車輪まで機械的に連結された操舵装置における操舵反
力と同様な操舵反力が操舵ハンドルに付与されることに
なるので、前記従前の操舵装置を有する車両の運転に慣
れた運転者も、操舵ハンドルの操作に違和感を覚えるこ
とがなくなり、操舵フィーリングが良好となる。
【0038】また、この数3の反力制御量Thの計算に
利用されるトルクは、検出トルクTrをステップ206
にてローパスフィルタ処理したトルクTr'であるので、
操舵ハンドル11に付与される操舵反力は、操舵出力軸
17に作用しているトルクTrに含まれる高周波数成分
を除去したものとなる。その結果、上記実施形態によれ
ば、路面の凹凸によるキックバック、タイヤのアンバラ
ンスに起因したフラッタなどによる影響が除去され、操
舵フィーリングがより良好になる。
【0039】次に、上記ローパスフィルタ処理する対象
を変更した上記実施形態の変形例について説明する。こ
の変形例においては、上記図5の反力制御プログラムに
代えて、図7の反力制御プログラムが実行される。
【0040】この反力制御プログラムにおいては、上記
ステップ206の処理が削除され、電子制御装置55
は、ステップ208aにおいて、前記入力したハンドル
回転角θhおよびトルクTr、並びに前記決定したトルク
係数Ktを用いた下記数4の演算を実行することによ
り、反力制御量Thを計算する。なお、下記数4中の係
数K11,K12,K13も、各項の制御量のゲインを示す係
数で、予め電子制御装置55内に記憶されている定数で
ある。そして、ステップ220にて前記計算した反力制
御量Thをローパスフィルタ処理し、ステップ210a
にてこのローパスフィルタ処理の施された反力制御量T
h'を駆動回路57に出力する。
【0041】
【数4】
【0042】そして、駆動回路56が、反力制御量Th'
に対応した制御電流を反力モータ14に流すことによ
り、前記実施形態の場合と同様に、操舵ハンドル11に
は反力制御量Th'に対応した反力が付与される。したが
って、この場合も、操舵ハンドル11には、同操舵ハン
ドル11の操作および左右前輪FW1,FW2の操舵に
応じた適正な反力が付与されるので、操舵フィーリング
が良好になる。また、ステップ220のローパスフィル
タ処理により反力制御量Thの高周波数成分が除去され
るので、この変形例によっても、路面の凹凸によるキッ
クバック、タイヤのアンバランスに起因したフラッタな
どによる影響が除去され、操舵フィーリングがより良好
になる。
【0043】また、上記実施形態および変形例におい
て、ハンドル回転角θhと操舵回転角θwは同じ値になる
ように制御される。したがって、前記反力制御量Thを
計算するためのステップ208,208aにおける数
3,4において、ハンドル回転角θhに代えて操舵回転
角θwを用いるようにしてもほぼ同一の結果が得られ
る。
【0044】次に、路面摩擦係数μを推定して、左右前
輪FW1,FW2の操舵制御量Twを推定路面摩擦係数
μに応じて変更制御する上記実施形態の変形例について
説明する。この場合、図1に破線で示すように、駆動回
路57内に操舵モータ15に流れる電流値Iを検出する
電流センサ57aを設ける。また、電子制御装置55
は、上記図3の操舵制御プログラムに代えて、図8に示
す操舵制御プログラムを実行する。
【0045】この操舵制御プログラムの実行はステップ
150にて開始され、電子制御装置55は、ステップ1
52にて、ハンドル回転角センサ51、操舵回転角セン
サ52、車速センサ54および電流センサ57aから、
ハンドル回転角θh、操舵回転角θw、車速Vおよび電流
値Iをそれぞれ入力する。次に、ステップ154にて、
操舵回転角θwの絶対値|θw|が所定値θo以上である
かを判定することにより、車両が旋回中であるか否かを
判定する。また、ステップ156にて、今回、前回、前
々回などの処理時の操舵回転角θwを比較することによ
り、車両が定常旋回中であるか否かを判定する。この場
合、前記各操舵回転角θwの変化が小さいとき、車両が
定常旋回中であると判定される。
【0046】いま、車両が定常旋回中であれば、ステッ
プ154,156にて共に「Yes」と判定し、ステッ
プ158にて電流値Iを高周波数成分を除去するために
ローパスフィルタ処理する。このローパスフィルタ処理
により、電流値Iのノイズ成分が除去されるとともに、
過渡的な電流値Iの変化も除去される。前記ステップ1
58の処理後、ステップ160にて路面摩擦係数テーブ
ルを参照して、操舵回転角θwおよび電流値Iに対応した
路面摩擦係数μを計算するとともに、以前の路面摩擦係
数μを新たに計算した路面摩擦係数μに更新する。
【0047】路面摩擦係数テーブルは、電子制御装置5
5内に予め用意されたもので、図9に示すように、複数
種類の路面摩擦係数(例えば、μ=0.6,0.4,0.2)に
対して操舵回転角θwに応じた電流値Iの変化特性を3次
元マップ形式で記憶している。この変化特性は、路面摩
擦係数μが大きくなるに従って、操舵モータ15を回転
させるためのモータ駆動電流が大きくなることに基づい
ている。そして、路面摩擦係数μの具体的な計算におい
ては、操舵回転角θwと電流値Iとによって決まる図9の
座標上位置を特定し、同座標位置の両側に位置する曲線
の2つの路面摩擦係数を用いた補間演算により、路面摩
擦係数μを計算する。
【0048】前記ステップ160の処理後、ステップ1
62にて、ギヤ比テーブルを参照して、前記更新した路
面摩擦係数μおよび車速Vに対応したステアリングギヤ
比Gを計算する。このステアリングギヤ比テーブルは、
電子制御装置55内に予め用意されたもので、図10に
示すように、複数種類の路面摩擦係数(例えば、μ=0.
6,0.4,0.2)に対して車速Vに応じて変化するステア
リングギヤ比Gを3次元マップ形式で記憶している。こ
の場合、路面摩擦係数μが小さくなり、また車速Vが大
きくなるに従って、ステアリングギヤGは大きくすなわ
ち安定側の値になるように定められている。そして、ス
テアリングギヤ比Gの具体的計算においては、車速Vに
よって決まる線上であって、前記ステップ160の処理
によって計算した路面摩擦係数μに対応したステアリン
グギヤ比Gを補間演算により計算する。
【0049】そして、上述した図3のステップ106〜
110と同様なステップ164〜168の処理により、
目標操舵回転角θw*の計算処理、操舵制御量Twの計算
処理および操舵制御量Twの出力処理をそれぞれ実行し
て、ステップ170にてこの操舵制御プログラムの実行
を終了する。したがって、上記実施形態の場合と同様
に、左右前輪FW1,FW2はステップ164の処理に
よって計算した目標操舵回転角θw*に操舵される。
【0050】一方、車両が定常旋回中でない場合には、
ステップ154またはステップ156のいずれかにて
「No」と判定される。そして、ステップ162以降の
処理が実行される。この場合、前述したステップ160
の処理によって前回に更新された路面摩擦係数μが利用
されて、ステアリングギヤ比Gおよび目標操舵回転角θ
w*が計算されて、左右前輪FW1,FW2が前記計算し
た目標操舵回転角θw*に操舵される。
【0051】前記作動説明のように、この変形例におい
ては、前記ステップ158,160の処理により、操舵
モータ15に流れる電流値Iに応じて路面摩擦係数μが
計算され、ステップ162のステアリングギヤ比Gの決
定においては、路面摩擦係数μが小さくなるに従ってス
テアリングギヤ比Gが車両の安定側である大きな値に設
定される。したがって、この変形例によれば、車両の走
行安全性が良好になる。
【0052】なお、操舵モータ15に流れる電流値Iと
トルクTrはほぼ比例するので、この変形例における電
流値Iに代えて、トルクセンサ53によって検出された
トルクTrを用いることもできる。すなわち、図8にて
括弧書きで示したように、ステップ152,158,1
60における電流値Iを検出トルクTrで置換しても、前
記変形例と同様に車両の走行安定性が良好となる。
【0053】また、ハンドル回転角θhと操舵回転角θw
とはほぼ同じであるので、前記ステップ154,15
6,160の処理における操舵回転角θwを、ハンドル
回転角θhで置換することもできる。これによっても、
前記変形例とほぼ同等な効果が期待できる。
【0054】次に、前記推定路面摩擦係数μに応じて操
舵制御量Twの微分係数Cdを変更するようにした変形例
について説明する。この場合、電子制御装置55は、上
記図8の操舵制御プログラムに代えて、図11に示す操
舵制御プログラムを実行する。
【0055】この操舵制御プログラムの実行もステップ
150にて開始され、電子制御装置55は、ステップ1
52にて、前記と同様に、ハンドル回転角θh、操舵回
転角θw、車速Vおよび電流値Iをそれぞれ入力する。
そして、ステップ180にてステアリングギヤ比Gを決
定するとともに、ステップ182にて目標操舵回転角θ
w*を計算する。ただし、この場合には、路面摩擦係数μ
を考慮することなく、上記実施形態の図3のステップ1
04,106の処理と同様な処理により、ステアリング
ギヤ比Gおよび目標操舵回転角θw*を計算する。
【0056】前記ステップ182の処理後、前述したス
テップ154〜160の処理により、路面摩擦係数μを
計算するとともに更新する。そして、ステップ184に
て、微分係数テーブルを参照して、前記更新した路面摩
擦係数μに応じて上記数2における微分係数Cdを決定
する。この微分係数テーブルは電子制御装置55内に予
め用意されたもので、図12に示すように、路面摩擦係
数μの増加に従って増加する微分係数Cdを記憶してい
る。
【0057】前記微分係数Cdの決定後、ステップ16
6にて、前記と同様に、上記数2を用いた操舵制御量T
wを計算する。ただし、この操舵制御量Twの計算におい
ては、前記ステップ184の処理によって決定した微分
係数Cdが利用される。他の係数Cp,Ciに関しては、
前記場合と同様に、電子制御装置55に予め記憶された
定数が用いられる。そして、ステップ168にて前記と
同様に操舵制御量Twを出力して、ステップ170にて
この操舵制御プログラムの実行を終了する。したがっ
て、上記実施形態の場合と同様に、左右前輪FW1,F
W2はステップ164の処理によって計算した目標操舵
回転角θw*に操舵される。
【0058】この変形例においても、前記ステップ15
8,160の処理により、操舵モータ15に流れる電流
値Iに応じて路面摩擦係数μが計算される。そして、ス
テップ184の処理により、路面摩擦係数μが小さくな
るに従って、微分係数Cdが車両の安定側である小さな
値に設定される。したがって、この変形例によっても、
車両の走行安全性が良好になる。
【0059】なお、この変形例においても、前述の場合
と同様に、図11にて括弧書きで示したように、ステッ
プ152,158,160における電流値Iを検出トル
クTrで置換しても、前記変形例と同様に車両の走行安
定性が良好となる。また、前記ステップ154,15
6,160の処理における操舵回転角θwを、ハンドル
回転角θhで置換することもできる。さらに、前述のよ
うにして推定した路面摩擦係数μに応じて、ステアリン
グギヤ比Gおよび微分係数Cdの両者を変更するように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る車両の操舵装置の
概略図である。
【図2】 図1の一点鎖線で囲んだ機構部分の一例を示
す断面図である。
【図3】 図1の電子制御装置によって実行される操舵
制御プログラムのフローチャートである。
【図4】 車速とステアリングギヤ比との関係を示すグ
ラフである。
【図5】 図1の電子制御装置によって実行される反力
制御プログラムのフローチャートである。
【図6】 車速とトルク係数との関係を示すグラフであ
る。
【図7】 前記実施形態の変形例に係る反力制御プログ
ラムのフローチャートである。
【図8】 前記実施形態の他の変形例に係る操舵制御プ
ログラムのフローチャートである。
【図9】 操舵回転角、電流値および路面摩擦係数の関
係を示すグラフである。
【図10】 車速、ステアリングギヤ比および路面摩擦
係数の関係を示すグラフである。
【図11】 前記実施形態の他の変形例に係る操舵制御
プログラムのフローチャートである。
【図12】 路面摩擦係数と微分係数との関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
FW1,FW2…前輪、11…操舵ハンドル、12…操
舵入力軸、13…反力伝達機構、14…反力モータ、1
5…操舵モータ、16…操舵力伝達機構、17…操舵出
力軸、18…ピニオンギヤ、19…ラックバー、51…
ハンドル回転角センサ、52…操舵回転角センサ、53
…トルクセンサ、54…車速センサ、55…電子制御装
置、57a…電流センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 守弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 長谷川 晃 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC08 DA03 DA15 DA23 EB05 EB12 EC23 EC31 3D033 CA13 CA16 CA17 CA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪を操舵するために操作される操作部
    と、前記操作部の操作に対して反力を付与するための反
    力を発生する反力アクチュエータと、前記操作部の操作
    に応じて車輪を操舵するための回転力を発生する操舵ア
    クチュエータと、前記操舵アクチュエータによって回転
    駆動される回転軸と、前記回転軸に回転運動を直線運動
    に変換するギヤ機構を介して接続されて軸線方向の変位
    に応じて車輪を操舵するラックバーとを備えた車両の操
    舵装置において、 前記回転軸に付与されるトルクを検出するトルク検出手
    段と、 前記トルク検出手段によって検出されたトルクに応じて
    前記反力アクチュエータの作動を制御して前記操作部に
    付与される反力を制御する反力制御手段とを設けたこと
    を特徴とする車両の操舵装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載した車両の操舵装置に
    おいて、 前記反力制御手段は、前記トルク検出手段によって検出
    されたトルクの高周波数成分を除去するローパスフィル
    タ処理手段を有することを特徴とする車両の操舵装置。
JP2001340288A 2001-11-06 2001-11-06 車両の操舵装置 Pending JP2003137124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001340288A JP2003137124A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 車両の操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001340288A JP2003137124A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 車両の操舵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003137124A true JP2003137124A (ja) 2003-05-14

Family

ID=19154514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001340288A Pending JP2003137124A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 車両の操舵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003137124A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335587A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用操舵装置
JP2006051910A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Koyo Seiko Co Ltd 車両制御装置
US7137476B2 (en) 2004-03-26 2006-11-21 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vehicle steering apparatus and mounting structure for mounting the apparatus on vehicle
JP2007302197A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Jtekt Corp 車両用操舵装置
JP2008044578A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Toyota Motor Corp 車両の操舵装置
EP1939066A1 (en) 2006-12-28 2008-07-02 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle Steering Controller
CN102490779A (zh) * 2011-11-18 2012-06-13 上海交通大学 带力反馈的数字转向盘系统
CN106515843A (zh) * 2016-11-10 2017-03-22 北京理工大学 一种混合型线控转向系统
KR20200056500A (ko) * 2018-11-13 2020-05-25 현대자동차주식회사 차량의 노면 마찰계수 추정방법
CN114852162A (zh) * 2022-03-25 2022-08-05 盐城工业职业技术学院 一种新型农用拖拉机电动转向机构

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7137476B2 (en) 2004-03-26 2006-11-21 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vehicle steering apparatus and mounting structure for mounting the apparatus on vehicle
DE102005013826B4 (de) * 2004-03-26 2008-04-24 Tokai Rubber Industries, Ltd., Komaki Steer-by-Wire-Fahrzeuglenkgerät und Montagestruktur zum Montieren des Geräts an einem Fahrzeug
JP4608948B2 (ja) * 2004-05-27 2011-01-12 日産自動車株式会社 車両用操舵装置
JP2005335587A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用操舵装置
JP2006051910A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Koyo Seiko Co Ltd 車両制御装置
JP2007302197A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Jtekt Corp 車両用操舵装置
JP4678524B2 (ja) * 2006-05-15 2011-04-27 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置
JP2008044578A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Toyota Motor Corp 車両の操舵装置
EP1939066A1 (en) 2006-12-28 2008-07-02 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle Steering Controller
US8010254B2 (en) 2006-12-28 2011-08-30 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle steering controller
CN102490779A (zh) * 2011-11-18 2012-06-13 上海交通大学 带力反馈的数字转向盘系统
CN102490779B (zh) * 2011-11-18 2013-03-13 上海交通大学 带力反馈的数字转向盘系统
CN106515843A (zh) * 2016-11-10 2017-03-22 北京理工大学 一种混合型线控转向系统
KR20200056500A (ko) * 2018-11-13 2020-05-25 현대자동차주식회사 차량의 노면 마찰계수 추정방법
KR102554927B1 (ko) * 2018-11-13 2023-07-13 현대자동차주식회사 차량의 노면 마찰계수 추정방법
CN114852162A (zh) * 2022-03-25 2022-08-05 盐城工业职业技术学院 一种新型农用拖拉机电动转向机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7520367B2 (en) Vehicle steering apparatus
JPH10217998A (ja) 操舵制御装置
JP2008184004A (ja) 車両用操舵装置
JP6592067B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2003276635A (ja) 電動パワーステアリング装置および絶対舵角検出装置
JP2007314082A (ja) パワーステアリング装置
JP2005041283A (ja) 操舵制御装置
JP4807164B2 (ja) 車両の操舵装置
JP2003137124A (ja) 車両の操舵装置
JP3409838B2 (ja) 車両用操舵装置
JP4906333B2 (ja) 車両の操舵装置
JP4058505B2 (ja) 車両の運動制御方法および車両の運動制御装置
JP3580658B2 (ja) 操舵制御装置
JP2007090924A (ja) 車両の操舵装置
JP4013783B2 (ja) 車両のパワーステアリング装置
JP5975242B2 (ja) 舵角比可変操舵装置
JP2009126421A (ja) 車両用操舵特性制御装置及び車両用操舵特性制御方法
JP3758556B2 (ja) 車両の操舵装置
JP2004224234A (ja) 車両用操舵装置
JP4730577B2 (ja) 車両用操舵装置
JP4438132B2 (ja) 車両用操舵制御装置
JP4375554B2 (ja) 車両の操舵装置
JP2005112024A (ja) 操舵制御装置
JP2000159134A (ja) 車両用操舵制御装置
JP2001058577A (ja) 車両用操舵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040819

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050629

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050712

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051109