JP2003137080A - ブレーキ液圧保持機構 - Google Patents
ブレーキ液圧保持機構Info
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Abstract
合の両方において、車両を円滑に進行させることができ
るブレーキ液圧保持機構を提供する。 【解決手段】 ブレーキペダルの踏み込みを解除して
も、ホイールシリンダ内のブレーキ液圧を所定の時間保
持するブレーキ液圧保持機構であって、車両が前進中で
あることを検出しかつそのときの車速が予め設定してお
いた第1設定速度以上である場合、あるいは車両が後退
中であることを検出しかつそのときの車速が上記第1設
定速度よりも大なる第2設定速度以上である場合には、
ブレーキ液圧の保持を解除するように構成されているこ
とを特徴とする。
Description
の踏み込みを解除しても、ホイールシリンダ内のブレー
キ液圧を所定の時間保持するように構成されたブレーキ
液圧保持機構に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、自動車には、制動装置内に、
上り坂に停車させた車両を前進させる際に車両が誤って
後退してしまうのを防止するブレーキ液圧保持機構が備
えられているものがある。図5は、従来のブレーキ液圧
保持機構の一例を示す概略図、図6は、図5における電
子制御ユニットの動作処理を示す図、図7は、図5に示
すブレーキ液圧保持機構の動作処理手順を示すフローチ
ャートである。 【0003】図5に示すように、制動装置100Bは、
油圧(ブレーキ液圧)式のものであって、ブレーキペダ
ル1と、ブレーキペダル1に作動させられるマスタシリ
ンダ2と、各ホイールWの近傍に配置されたホイールシ
リンダ3と、マスタシリンダ2と各ホイールシリンダ3
とを接続する配管Pとを備えており、これらの内部は、
ブレーキ液で満たされている。この制動装置100B
は、ブレーキペダル1を踏み込めば、マスタシリンダ2
内のブレーキ液圧が上昇し、これにともなって、ブレー
キ液が配管Pを介してホイールシリンダ3内に流入する
ことにより、各ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧が
上昇して、各ホイールWにブレーキ力が作用するように
構成されている。また、制動装置100Bは、ブレーキ
ペダル1の踏み込みを解除した際には、マスタシリンダ
2内のブレーキ液圧が元に戻り、これにより、ホイール
シリンダ3内のブレーキ液が配管Pを介して再びマスタ
シリンダ2内に流入して、ホイールシリンダ2内のブレ
ーキ液圧が元に戻るように構成されている。 【0004】ブレーキ液圧保持機構100は、ブレーキ
ペダル1の踏み込みを解除してもホイールシリンダ3内
のブレーキ液圧を所定の時間保持するように構成された
ものであって、電子制御ユニット(ECU)105と、
電子制御ユニット105からの電気信号に基づいてON
およびOFFされる電磁弁41を有する液流規制手段4
とを備えている。電子制御ユニット105は、図6に示
すように、アクセルが操作されておらずかつブレーキが
操作されているとともに、車速が0であることを検出し
た場合は、電磁弁41をONにする一方、車速が、予め
設定しておいた設定速度α以上である場合、フットブレ
ーキの操作が解除されてからT1秒経過した場合、そし
て、アクセルが操作されてからT2秒経過した場合のう
ちのいずれかを検出すれば、電磁弁41をOFFにす
る。電磁弁41がONされた際には、配管P内のブレー
キ液の流動が規制され、これにより、ブレーキペダル1
の踏み込みを解除しても、ホイールシリンダ内のブレー
キ液圧を保持することができる。一方、電磁弁41がO
FFされた際には、配管P内のブレーキ液の流動が許容
され、これにより、ホイールシリンダ内におけるブレー
キ液圧の保持を解除することができる。 【0005】このようなブレーキ液圧保持機構100が
備えられた車両を走行状態から停止させるには、ブレー
キペダル1を踏み込むことにより、ホイールシリンダ3
内のブレーキ液圧を上昇させる。このとき、アクセルが
操作されておらずかつブレーキが操作されているととも
に、車速が0となるので、電磁弁41がONされて、ホ
イールシリンダ内のブレーキ液圧が保持される。これに
より、上り坂に停止させた車両を前進させる際、アクセ
ルペダルを踏み込むためにブレーキペダル1の踏み込み
を解除しても、各ホイールWにブレーキ力が生じたまま
の状態とすることができる。したがって、車両が上り坂
で後退してしまうのを防止することができる。 【0006】ここで、車両を停止させた道が下り坂であ
る場合、ドライバはアクセル操作を行うことなくブレー
キ操作を解除することによって、車両の自重により下り
坂を降坂しようとすることがある。このとき、ホイール
シリンダ3内のブレーキ液圧が保持され続ければ、ホイ
ールWにブレーキ力が作用したままの状態になり、いわ
ゆるブレーキの引きずり感が大となってしまう。このよ
うな問題を解決すべく、このブレーキ液圧保持機構10
0では、図7中の経路f1′→f2′に示すように、ブレ
ーキペダル1の踏み込みを解除してT1時間経過した際
にホイールシリンダ3内のブレーキ液圧の保持が解除さ
れるように制御している。 【0007】また、ブレーキ操作を解除するとともにア
クセル操作を行うことにより、停止中の車両を前進させ
る場合にも、ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧が保
持され続ければ、ブレーキの引きずり感が大となってし
まう。特に、車両を上り坂に停止している場合には、下
り坂によって車両が後退してしまう力に反して、車両を
前進させなければならないため、アクセル操作を開始し
てホイールに駆動力が伝えらればすぐに、ホイールシリ
ンダ3内におけるブレーキ液圧の保持が解除されなけれ
ば、ブレーキの引きずり感が大となるだけでなく、円滑
な登坂発進ができなくなる。そこで、このブレーキ液圧
保持機構100では、図7中の経路f3′→f4′に示す
ように、アクセル操作を開始してT2時間経過した際に
ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧の保持が解除され
るように制御している。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】さらに、このブレーキ
液圧保持機構100では、図7中の経路f6′に示すよ
うに、車速が設定速度α以上となった場合に電磁弁41
がOFFされることにより、ホイールシリンダ3内にお
けるブレーキ液圧の保持が解除されるように構成されて
いる。ここで、設定速度αを比較的小(4km/h〜5
km/h)としておけば、アクセル操作をしなくともあ
るいはアクセル操作を開始してT2時間経過していなく
とも、ホイールシリンダ3内におけるブレーキ液圧の保
持を解除することも可能であるので、停止している車両
を迅速に前進させることができる。 【0009】しかしながら、上記したように設定速度α
を比較的小とした場合では、上り坂に停止させている車
両を前進させるために、ブレーキペダル1の踏み込みを
解除した際に、ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧の
保持が解除されてしまい、車両が後退することがあっ
た。これでは、ブレーキ液圧保持機構100本来の目的
が果たせなくなる。 【0010】逆に、設定速度αを比較的大(20km/
h〜30km/h)としておけば、車両を迅速に前進さ
せる際に、ブレーキの引きずり感を低減することができ
なくなる。 【0011】本願発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、停止している車両を前進および後
退させる場合の両方において、車両を円滑に進行させる
ことができるブレーキ液圧保持機構を提供することをそ
の課題とする。 【0012】 【発明の開示】上記課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。 【0013】すなわち、本願発明により提供されるブレ
ーキ液圧保持機構は、ブレーキペダルの踏み込みを解除
しても、ホイールシリンダ内のブレーキ液圧を所定の時
間保持するブレーキ液圧保持機構であって、車両が前進
中であることを検出しかつそのときの車速が予め設定し
ておいた第1設定速度以上である場合、あるいは車両が
後退中であることを検出しかつそのときの車速が上記第
1設定速度よりも大なる第2設定速度以上である場合に
は、ブレーキ液圧の保持を解除するように構成されてい
ることを特徴としている。 【0014】本願発明においては、車両が上記第1設定
速度以上で前進する場合には、ブレーキ液圧の保持が解
除されるので、この第1設定速度を比較的小としておく
ことにより、停止している車両を迅速に前進させる際に
ブレーキの引きずり感が大となるのを防止することが可
能となる。一方、車両が上記第2設定速度以上で後退す
る場合にはブレーキ液圧の保持が解除されない。換言す
れば、後退するときの車速が上記第2設定速度以上とな
らない限りブレーキ液圧が保持され続けるので、上り坂
に停止中の車両を前進させる際にブレーキペダルの踏み
込みを解除しても、車両が後退してしまうのを確実に防
止することができる。すなわち、停止している車両を前
進および後退させる場合の両方において、車両を円滑に
進行させることができる 【0015】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照して具体的に説明する。 【0017】図1は、本願発明に係るブレーキ液圧保持
機構の一例を示す概略図である。図2(a)は、図1に
おける前後進検出手段の一例を示す図であり、図2
(b)は、車両が前進しているか後進しているかを検出
する方法を説明するための図である。また、図3は、図
1における電子制御ユニットの動作処理を示す図であ
り、図4は、図1に示すブレーキ液圧保持機構の動作処
理手順を示すフローチャートである。なお、これらの図
において、従来例を示す図5ないし図7に表された部
材、部分等と同等のものにはそれぞれ同一の符号を付し
てある。 【0018】図1に表れているように、このブレーキ液
圧保持機構Aは、上り坂に停止している車両を前進させ
る際に、車両が誤って後退してしまうのを防止するため
のものであって、原動機を搭載した車両に備えられてい
る制動装置(フットブレーキ)B内に組み込まれて使用
される。本実施形態では、制動装置として、油圧(ブレ
ーキ液圧)式のものが採用されており、このような制動
装置Bは、ブレーキペダル1に作動させられるマスタシ
リンダ2と、各ホイールWの近傍に配置されたホイール
シリンダ3と、マスタシリンダ2と各ホイールシリンダ
3とを接続する配管Pとを備えており、これらの内部は
ブレーキ液で満たされている。 【0019】マスタシリンダ2は、ピストン21と、こ
のピストン21をブレーキペダル1側に付勢するバネ2
2とを内部に備えており、ドライバがブレーキペダル1
を踏み込んだ際に、ピストン21がバネ22の付勢力に
反して押されることによって、マスタシリンダ2内のブ
レーキ液圧が上昇し、これにより、配管P内のブレーキ
液をホイールシリンダ3内に流入させて、ホイールシリ
ンダ3内のブレーキ液圧を上昇させるように構成されて
いる。一方、ドライバがブレーキペダル1の踏み込みを
解除した際には、ピストン21がバネ22の付勢力によ
り原点復帰することによって、マスタシリンダ2内のブ
レーキ液圧が元に戻り、これにより、ホイールシリンダ
3内のブレーキ液が配管Pを介して再びマスタシリンダ
2内に流入して、ホイールシリンダ2内のブレーキ液圧
が元に戻るように構成されている。 【0020】ホイールシリンダ3は、その内部にピスト
ン(図示略)が備えられており、内部のブレーキ液圧が
上昇した際に、ピストンが押されることによって、ブレ
ーキパッドあるいはブレーキシューを作動させて、ホイ
ールWを制動させるブレーキ力を作り出すように構成さ
れている。なお、この制動装置Bは、フェイルアンドセ
ーフの観点から、右前輪WFRに配置されたホイールシリ
ンダ3aと左後輪WBLに配置されたホイールシリンダ3
bとが一本の配管P1を介してマスタシリンダ2に接続
され、かつ左前輪WFLに配置されたホイールシリンダ3
cと右後輪WBRに配置されたホイールシリンダ3dとが
もう一本の配管P2を介してマスタシリンダ2に接続さ
れている2系統のブレーキ液圧回路を有している。 【0021】上記ブレーキ液圧保持機構Aは、ブレーキ
ペダルの踏み込みを解除しても、ホイールシリンダ内の
ブレーキ液圧を所定の時間保持するように構成されたも
のであって、上記配管P内のブレーキ液の流量や流動方
向などを規制する液流規制手段4と、この液流規制手段
4に電気的に接続された電子制御ユニット(ECU)5
とを備えている。 【0022】上記液流規制手段4は、電磁弁41と、ワ
ンウェイバルブ42と、リリーフバルブ43と、オリフ
ィス44とを備えており、上記2系統のブレーキ液圧回
路(配管P1,P2)のそれぞれに設けられている。 【0023】上記電磁弁41は、電子制御ユニット5か
らの電気信号に基づいてONまたはOFFされることに
よりブレーキ液圧回路を閉じたり開いたりするように構
成されている。より詳細には、電磁弁41は、ONされ
た際に、ブレーキ液圧回路を閉じることにより、配管P
内のブレーキ液の流動を規制してホイールシリンダ3内
にブレーキ液圧を保持させる一方、OFFされた際に
は、ブレーキ液圧回路を開くことにより、配管P内のブ
レーキ液の流動を許容してホイールシリンダ3内におけ
るブレーキ液圧の保持を解除するように構成されてい
る。 【0024】上記ワンウェイバルブ42は、電磁弁41
と並列して接続されており、マスタシリンダ2内のブレ
ーキ液圧がホイールシリンダ3内のブレーキ液圧よりも
高くなった場合に、マスタシリンダ2からホイールシリ
ンダ3へ向かう一方向においてブレーキ液の流動を許容
するように構成されている。これにより、電磁弁41が
閉状態にある場合でも、ドライバがブレーキペダル1を
踏み増ししてマスタシリンダ2内のブレーキ液圧をさら
に上昇させることによって、このブレーキ液圧のさらな
る上昇分をホイールシリンダ3に伝えることができる。 【0025】上記リリーフバルブ43は、電磁弁41と
並列して接続されており、電磁弁41が閉状態にある場
合でも、ドライバがブレーキペダル1の踏み込みを解除
したり緩めたりすることによって、ホイールシリンダ3
内のブレーキ液圧が、予め設定された上り坂で車両が後
退しない程度の所定のブレーキ液圧まで急激に降下する
ように、ホイールシリンダ3からマスタシリンダ2へ向
かう一方向においてブレーキ液の流動を許容するように
構成されている。したがって、ドライバが車両を発進さ
せようとしてブレーキ液圧の保持が解除された際に、ホ
イールシリンダ3内のブレーキ液圧は、ブレーキペダル
1を踏み込んだときの比較的高圧な状態から降下するの
ではなく、上記所定のブレーキ液圧すなわち比較的低圧
な状態から降下することとなるので、ブレーキ力をすば
やく解除することができる。その結果、ブレーキの引き
ずり感などの不具合を解消することが可能となる。 【0026】上記オリフィス44は、電磁弁41と並列
して接続されており、マスタシリンダ2内のブレーキ液
圧とホイールシリンダ3内のブレーキ液圧との差によっ
て、電磁弁41の開閉状態とは無関係にマスタシリンダ
2とホイールシリンダ3との間の双方向においてブレー
キ液の流動をある程度許容するように構成されている。
このとき、オリフィス44内部を流動するブレーキ液の
流速が、電磁弁41で許容されるブレーキ液の流速より
も小さくなるように構成されている。これにより、電磁
弁41が閉状態にある場合でも、ドライバがブレーキペ
ダル1の踏み込みを解除したり緩めたりすることによっ
て、ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧を徐々に降下
させることができる。 【0027】上記電子制御ユニット5は、電磁弁41の
動作を制御するためのものであって、その入力側には、
フットブレーキが操作されているか否かを検知するブレ
ーキ操作検知手段11、アクセルが操作されているか否
かを検出するアクセル操作検知手段(図示略)、および
車両の速度を検出する車速検出手段6、そして車両が前
進中であるか後退中であるかを検出する前後進検出手段
7が接続されている。また、電子制御ユニット5の内部
には、メモリが備えられており、このメモリには、予め
設定された第1設定速度α1や、第1設定速度よりも大
となるように設定された第2設定速度α2などが記憶さ
れている。 【0028】ブレーキ操作検知手段11(およびアクセ
ル操作検知手段(図示略))としては、本実施形態で
は、ブレーキペダル1(アクセルペダル)の操作時にO
N動作となるブレーキスイッチ(アクセルスイッチ)が
用いられ、車速検出手段6としては、前進後退にかかわ
らず車両の速度を絶対値で検出する車速センサが用いら
れている。また、前後進検出手段7は、図2(a)に示
すように、ドライブシャフト9の周面に複数の突起91
を、それらの間の角度がたとえば3θ:2θ:1θとな
るように形成し、ドライブシャフト9の近傍の定位置に
設置したセンサ(図示略)などにより、ドライブシャフ
ト9の軸転にともなって移動する各突起91を検出する
ように構成されている。これにより、各突起91は、図
2(b)に示すように、それぞれ順に3t、2t、tの
周期で検知され、ドライブシャフト9がこれとは逆の方
向に軸転すれば、それぞれ順にt、2t、3tの周期で
検出される。したがって、車両が前進中であるか後退中
であるかを各突起91の検出周期から判断することがで
きる。 【0029】上記電子制御ユニット5は、図3に示すよ
うに、アクセルが操作されておらずかつブレーキが操作
されているとともに、車速が0である場合は、電磁弁4
1をONにする。また、電子制御ユニット5は、以下の
条件Iないし条件IVのうちのいずれかを検出した場合に
は、電磁弁41をOFFにする。すなわち、条件Iは、
車両が前進中でありかつそのときの車速が上記第1設定
速度α1以上であることを検出した場合。条件IIは、車
両が後退中でありかつそのときの車速が上記第2設定速
度α2以上であることを検出した場合。条件IIIは、フッ
トブレーキの操作が解除されてからT1秒経過したこと
を検出した場合。条件IVは、アクセルが操作されてから
T2秒経過したことを検出した場合。 【0030】次に、上記構成を有するブレーキ液圧保持
機構Aの動作処理手順を図4を参照して説明する。な
お、図4および以下において、ブレーキ(アクセル)O
FFとは、ブレーキペダル1(アクセルペダル)の踏み
込みを解除することを指し、ブレーキ(アクセル)ON
とは、ブレーキペダル1(アクセルペダル)を踏み込ん
だり、踏み込んだブレーキペダル1(アクセルペダル)
を緩めた状態を指す。 【0031】走行中の車両を停止させる際には、ドライ
バは、ブレーキをONする。これにより、マスタシリン
ダ2内のブレーキ液圧が上昇し、配管P内にブレーキ液
が流入する。このとき、電磁弁41はOFFされてお
り、配管P内でのブレーキ液の流動が許容されているの
で、配管内のブレーキ液は、ホイールシリンダ3内に流
入してホイールシリンダ3内のブレーキ液圧を上昇させ
る。これにより、ブレーキ力が生じるため、車両は、減
速していき、やがて停止する。車両が停止した直後で
は、車速=0、ブレーキON、アクセルOFFの状態で
あるので、電磁弁41がONされることによって、配管
P内のブレーキ液の流動が規制され、ホイールシリンダ
3内のブレーキ液圧が保持される。 【0032】次いで、停止している車両を前進させる際
に、ドライバは、ブレーキをOFFするとともにアクセ
ルをONする。このとき、車両を停止させた道が下り坂
である場合、ドライバは、アクセルをONすることな
く、ブレーキペダル1を解除したり緩めたりすることに
よって、車両の自重により下り坂を降坂しようとするこ
とがある。車両が停止した直後では、上述したように、
電磁弁41がONされて配管P内のブレーキ液の流動が
規制されたままの状態となっているが、ホイールシリン
ダ3内のブレーキ液圧は、まず上記リリーフバルブ43
の作用により所定のブレーキ液圧まで急激に降下し、次
に上記オリフィス44の作用により徐々に降下していく
ため、ブレーキ力は徐々に低減していく。ここで、車両
の自重により下り坂を降坂しようとする降坂力が、低減
していくブレーキ力よりも大となれば、ドライバは、ア
クセルをONすることなく車両を前進させてこの下り坂
を降坂することができる。 【0033】このように、アクセルをONすることなく
下り坂を車両の自重により降坂しているような場合、電
磁弁41がONしたままの状態(ホイールシリンダ3内
のブレーキ液圧が保持されたままの状態)では、オリフ
ィス44がホイールシリンダ3内のブレーキ液圧を完全
に降下させるまで、車両にブレーキ力が作用したままの
状態となり、いわゆるブレーキの引きずり感が大となっ
てしまう。しかし、このブレーキ液圧保持機構Aでは、
上記条件IIIを検出すれば、すなわちブレーキがOFF
されてからT1秒経過すれば、電子制御ユニット5の作
用により電磁弁41がOFFされるので、ホイールシリ
ンダ3内のブレーキ液圧の保持が解除される(図4中の
経路f1→f2参照)。したがって、ブレーキ力が皆無と
なりブレーキの引きずり感を低減することができる。 【0034】なお、降坂中において、車両を減速させる
際には、ドライバは、フットブレーキ1を踏み増しする
ことによってブレーキ力を増加させようとする。このと
き、ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧の保持が解除
されている場合は、電磁弁41がOFFされているの
で、フットブレーキ1の踏み増しによりブレーキ力を増
加可能なことはいうまでもないが、このブレーキ液圧保
持機構Aでは、ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧の
保持が解除されていない場合においても、上記ワンウェ
イバルブ42の作用によって、フットブレーキ1を踏み
増ししたときのブレーキ液圧の上昇分がホイールシリン
ダ3に伝えられるので、ブレーキ力を増加させることが
可能となっている。 【0035】一方、ブレーキをOFFするとともにアク
セルをONすることにより車両を前進させる場合、ドラ
イバがアクセルをONした際には、原動機の出力により
ホイールWが回転し、車両を前進させようとする駆動力
が生じる。この駆動力(下り坂の場合では、駆動力と降
坂力との総和)が、オリフィス44の作用によって徐々
に低減していくブレーキ力よりも大となれば、車両が前
進できるようになる。このとき、ブレーキをOFFして
からアクセルをONするまでの時間は、極めて短いが、
このブレーキ液圧保持機構Aでは、上記条件IVを検出す
れば、すなわちアクセルが操作されてからT2秒経過す
れば、電子制御ユニット5の作用により電磁弁41がO
FFされるので、ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧
の保持が解除され(図4中の経路f3→f4参照)、これ
により、ブレーキの引きずり感を低減することができ
る。 【0036】また、このブレーキ液圧保持機構Aでは、
停止している車両が前進して車速が上記第1設定速度α
1以上となった場合、すなわち上記前後進検出手段7に
より車両が前進中であることが検出され、かつ上記車速
検出手段6により車速が上記第1設定速度α1以上であ
ることが検出された場合、上記条件Iを満足するので、
電子制御ユニット5の作用により電磁弁41がOFFさ
れ、ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧の保持が解除
される(図4中の経路f5→f6参照)。ここで、上記第
1設定速度α1を比較的低い速度(たとえば、4km/
h〜5km/h)としておけば、アクセルがONされて
からT2秒経過するよりも前に、ホイールシリンダ3内
のブレーキ液圧の保持を解除することも可能となる(図
4中の経路f7参照)。したがって、ブレーキの引きず
り感をより低減することができるとともに、車両を迅速
に前進させることが可能となる。 【0037】このブレーキ液圧保持機構Aでは、上記よ
うな前進時の車速によりブレーキ液圧の保持を解除する
しくみは、ブレーキをOFFせず踏み込んだブレーキペ
ダル1を緩める(図4中の経路f8参照)ことによって
下り坂を降坂するような場合や、ブレーキをOFFした
後T1秒経過していないが、引き続き車両の自重により
降坂する場合(図4中の経路f9→f10参照)などにお
いても作用するように構成されており、これらの場合に
おいても、ブレーキの引きずり感を低減させかつ車両を
迅速に前進させることが可能となっている。 【0038】なお、このブレーキ液圧保持機構Aは、前
進中ではあるが車速が上記第1設定速度α1以下の場合
(図4中の経路f5→f11参照)、ドライバが引き続き
前進する意思がないものとみなして、ブレーキ液圧を保
持し続けるように構成されており、たとえば下り坂にお
いてブレーキペダル1を踏み外してしまった場合などで
も、車両が前進してしまったり車速が大となるのを防止
することができる。 【0039】ところで、停止中の車両を前進させる際、
車両を停止させた道が上り坂である場合では、ブレーキ
をOFFしてアクセルをONするまでの間に、上記降坂
力が車両に対して後退方向に作用してしまう。しかしな
がら、上述したように、車両を停止させた直後から、電
磁弁41の作用によりホイールシリンダ3内のブレーキ
液圧が保持されているので、ブレーキ力が生じたままの
状態となり、車両が上り坂を後退してしまうのを防止す
ることができる。換言すれば、このブレーキ液圧保持機
構Aは、車両が上り坂で後退してしまうのを防止するた
めに、ブレーキをOFFしてもホイールシリンダ3内の
ブレーキ液圧を保持するように構成されているのであ
る。 【0040】ただし、上り坂に限らず車両を後退させた
い場合には、車両の後退中にホイールシリンダ3内のブ
レーキ液圧の保持が解除されなければ、前進する場合と
同様に、ブレーキの引きずり感が大となってしまう。こ
こで、車両を後退させたいというドライバの意思は、ア
クセルがONされた状態がT2秒間継続しているかを確
認することによって判断することができる。したがっ
て、後退時においても、上記条件IVを満足した場合に、
ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧の保持が解除され
るように構成されていれば、後退時におけるブレーキの
引きずり感を低減することができる。 【0041】また、このブレーキ液圧保持機構Aでは、
上記条件IIを満足した場合、すなわち上記前後進検出手
段7により車両が後退中であることが検出され、かつ上
記車速検出手段6により車速が上記第2設定速度α2以
上であることが検出された場合、ホイールシリンダ3内
のブレーキ液圧の保持を解除するように構成されており
(図4中の経路f12→f13参照)、車両を迅速に後退さ
せることができるようにされている。この第2設定速度
α2が、前進時における設定速度、すなわち上記第1設
定速度α1のように4km/h〜5km/hとされてい
たのでは、ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧の保持
が容易に解除されてしまうこととなるため、上り坂を後
退してしまうのを防止することができなくなり、ブレー
キ液圧保持機構Aの本来の目的を果たせなくなる。した
がって、第2設定速度α2は、上記第1設定速度α1より
も大となるように設定されている。具体的には、第2設
定速度α2は、20km/h〜30km/h程度である
のが好ましい。 【0042】このように、このブレーキ液圧保持機構A
は、上記前後進検出手段7を有しているので、従来例と
は異なり、第2設定速度α2を、第1設定速度α1よりも
大となるように設定することができ、停止している車両
を前進および後退させる場合の両方において、車両を円
滑に進行させることができる 【0043】なお、このブレーキ液圧保持機構Aでは、
ブレーキがOFFされた状態がT1秒間継続している場
合、すなわち上記条件IIIを満足する場合にも、ホイー
ルシリンダ3内のブレーキ液圧の保持が解除されるよう
に構成されているが、後退時において条件IIIを検出し
た場合には、ホイールシリンダ3内のブレーキ液圧が保
持され続けるようにしてもよい。これにより、たとえ
ば、上り坂を停止中のマニュアル車を前進させる際にお
いてシフト操作を誤ったような場合にも、車両が後退し
てしまうのを防止することができる。 【0044】また、一般に、上り坂に停止した車両を前
進(登坂発進)させる場合において、ドライバがブレー
キペダル1をアクセルペダルに踏み替えて、車両が前進
して上り坂を登坂するのに充分な駆動力が得られるまで
の時間は、通常、約0.5秒程度とされているので、ブ
レーキ液圧保持機構Aは、0.5秒間程度、ホイールシ
リンダ3内のブレーキ液圧を保持できればよく、逆に、
この保持時間が長すぎれば、ブレーキの引きずり感が大
となるとともに、迅速な登坂発進ができなくなる。特に
上り坂に車両を停止させる際には、必要以上にブレーキ
ペダル1を踏み込む場合が多く、このような場合では、
オリフィス44の作用によりホイールシリンダ3内のブ
レーキ液圧を降下させるのに時間がかかりうる。このブ
レーキ液圧保持機構Aでは、さらに、上記リリーフバル
ブ43の作用によりホイールシリンダ3内のブレーキ圧
が必要以上に大となるのを防止し、これにより、オリフ
ィス44の作用によるホイールシリンダ3内のブレーキ
液圧の降下時間を短縮することができるように構成され
ている。 【0045】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
の形態に限定されるものではない。たとえば、本実施形
態では、液流規制手段4として、電磁弁41と、ワンウ
ェイバルブ42と、リリーフバルブ43と、オリフィス
44とが備えられたものが採用されているが、電磁弁4
1およびワンウェイバルブ42のみを有するものを採用
してもよい。
示す概略図である。 【図2】(a)は、図1における前後進検出手段の一例
を示す図であり、(b)は、車両が前進しているか後進
しているかを検出する方法を説明するための図である。 【図3】図1における電子制御ユニットの動作処理を示
す図である。 【図4】図1に示すブレーキ液圧保持機構の動作処理手
順を示すフローチャートである。 【図5】従来のブレーキ液圧保持機構の一例を示す概略
図である。 【図6】図5における電子制御ユニットの動作処理を示
す図である。 【図7】図5に示すブレーキ液圧保持機構の動作処理手
順を示すフローチャートである。 【符号の説明】 1 ブレーキペダル 3 ホイールシリンダ A ブレーキ液圧保持機構
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ブレーキペダルの踏み込みを解除して
も、ホイールシリンダ内のブレーキ液圧を所定の時間保
持するブレーキ液圧保持機構であって、 車両が前進中であることを検出しかつそのときの車速が
予め設定しておいた第1設定速度以上である場合、ある
いは車両が後退中であることを検出しかつそのときの車
速が上記第1設定速度よりも大なる第2設定速度以上で
ある場合には、ブレーキ液圧の保持を解除するように構
成されていることを特徴とする、ブレーキ液圧保持機
構。
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