JP2003136472A - ゴム切断機 - Google Patents

ゴム切断機

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JP2003136472A JP2001329478A JP2001329478A JP2003136472A JP 2003136472 A JP2003136472 A JP 2003136472A JP 2001329478 A JP2001329478 A JP 2001329478A JP 2001329478 A JP2001329478 A JP 2001329478A JP 2003136472 A JP2003136472 A JP 2003136472A
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Yasuo Yada
田 泰 雄 矢
Tatsuo Yada
田 龍 生 矢
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SUZUKA ENG KK
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SUZUKA ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断刃の刃先を刃受け部材に食い込ませるこ
となく、また、これらの切断刃や刃受け部材の損傷等を
生じることなく、ゴムを短時間で確実に切断することが
できるゴム切断機を得る。 【解決手段】 ゴム塊を切断するための切断刃1の刃先
1aを受ける刃受け部材2に、上記切断刃1の刃先1a
が食い込まない硬さと該刃先1a全体が密に接する平行
度とを持つように仕上げられた刃受け面2aを形成し、
該刃受け部材2を、台座3に形成した取付溝3a内に、
ゴム塊切断時の衝撃を緩衝するためのクッション部材6
を介して取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴムや加硫ゴム
等を切断するためのゴム切断機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、生ゴム等のゴム塊を切断するた
めの切断機として、従来、鋼製の切断刃を機体に上下動
自在に支持させると共に、流体圧シリンダや電動機等か
らなる推進手段に取付け、この推進手段で切断刃を台座
上のゴム塊に押し付けることによって該ゴム塊を切断す
るように構成されたものは公知である。
【0003】この種の切断機においては、上記台座に、
切断刃の刃先を受けるための一般に「俎」と称される刃
受け部材が取付けられていて、ゴムの切断時に、上記切
断刃の刃先がこの刃受け部材に当接するようになってい
る。このため上記刃受け部材には、切断刃の刃先を痛め
ないように、例えばエンジニアリングプラスチックのよ
うな、該切断刃よりは柔らかいがプラスチックとしては
硬質の素材が使用され、この刃受け部材に刃先が食い込
む程度に切断刃が押し付けられる。
【0004】このように、切断刃を刃受け部材に刃先が
食い込むまで押し付けるのは、ゴムが特有の弾性や粘性
を有していて、切断刃を柔軟な刃受け部材の表面に単に
押し付けただけでは、この刃受け部材の表面の微細な変
形によってゴムが皮一枚で連なった状態になり、完全に
切り離すことができないためである。そこで上述したよ
うに、切断刃を刃先が刃受け部材に食い込むまで押し付
け、その状態を数秒間維持してゴムが切り離されるのを
待つのが一般的である。
【0005】ところが、上述したように切断刃を刃受け
部材に食い込ませると、刃受け部材の表面がささくれ状
態になり易く、そのささくれた部分が千切れて切り屑状
となり、その切り屑がゴム塊に混入して製品の品質を低
下させるという問題があった。また、傷付いた刃受け部
材を度々交換する必要もあった。さらに、上記切断刃を
刃受け部材に食い込ませた状態を数秒間維持したあと、
切断刃を上昇させなければならないため、作業サイクル
が長く、切断作業に時間がかかるという問題もあった。
【0006】上記刃受け部材を硬質の素材で形成して、
その表面に切断刃の刃先を強く押し付けるようにすれ
ば、薄皮の切れ残り状態をなくしてゴムを一気に切り離
すことができるが、刃受け部材に線状の傷が付いたり、
切断刃の刃先が欠損するなどの不都合を生じ易い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、切断刃の刃先を刃受け部材に食い込ませることな
く、また、これらの切断刃や刃受け部材の損傷等を生じ
ることなく、ゴムを短時間で確実に切断することができ
るゴム切断機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のゴム切断機は、ゴム塊を切断するの直線状
の刃先を備えた切断刃と、該切断刃の刃先を受けるため
の刃受け部材と、該刃受け部材を取り付けるための台座
と、上記切断刃をゴム塊に押し付けるための切断用推進
手段とを備え、上記刃受け部材が、上記切断刃の刃先が
食い込まない硬さと該刃先全体が密に接する平行度とを
持つように仕上げられた刃受け面を有していて、上記台
座に形成された取付溝内に、ゴム塊切断時の衝撃を緩衝
するためのクッション部材を介して取り付けられている
ことを特徴とするものである。
【0009】上記構成を有するゴム切断機は、台座上に
切断すべきゴムを置いたあと、推進手段により切断刃を
その刃先が刃受け部材に当接する位置まで押し下げるこ
とにより、上記ゴムを切断する。このとき、上記刃受け
部材の刃受け面が、上記切断刃の刃先が食い込まない硬
さと該刃先全体が密に接する平行度とを持つように仕上
げられているため、この刃受け面に切断刃の刃先が強く
押し付けられることにより、上記ゴムが、柔軟な刃受け
部材を使用した場合のような該刃受け部材の微細な変形
に起因する薄皮の切れ残り状態を呈することなく、一気
に切り離されることになる。
【0010】ここで、上記刃受け部材がクッション部材
を介して台座の取付溝内に取付けられているため、ゴム
の切断時に切断刃の刃先が刃受け部材に強く当接して
も、このクッション部材によりその衝撃が吸収、緩和さ
れ、切断刃の刃先が損傷したり、刃受け部材に傷が付い
たりすることがない。また、切断刃が刃受け部材の刃受
け面に食い込まないため、この刃受け部材がささくれ状
態になることがなく、従来のような切り屑も発生しない
ため、ゴムに異物が付着、混入することがない。
【0011】本発明においては、上記刃受け部材を角柱
状に形成すると共に、上記取付溝を角溝状に形成するこ
とができる。この場合、上記刃受け部材が台座に、該刃
受け部材とクッション部材とを貫通して取付溝の溝底に
ねじ付けられたボルトにより固定され、このボルトは、
最大ねじ込み位置を規定するストッパを有していて、最
大ねじ込み位置において上記クッション部材を圧縮する
ことなく上記刃受け部材とクッション部材とを固定可能
である。
【0012】また、本発明においては、上記刃受け部材
が円柱状をなすと共に、上記取付溝が断面半円状をなし
ていて、該取付溝内に上記刃受け部材が、頂部を刃受け
面として外部に露出させた状態で押え板により取り付け
られた構成とすることができる。
【0013】さらに本発明においては、上記クッション
部材の横幅を取付溝の溝幅より狭く形成すると共に、該
取付溝内におけるクッション部材の幅方向両側の部分
に、該クッション部材の圧縮による伸長分を吸収させる
ための空隙部を設けることが望ましい。また、上記切断
刃は、切断用推進手段に、該切断刃の刃先を含む面内で
回動自在なるように連結することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明のゴム切断機の第1
実施例を示すもので、この第1実施例の切断機は、生ゴ
ムや加硫ゴム等のゴムGを切断するための切断刃1と、
該切断刃1の刃先1aを受けるための刃受け部材2と、
該刃受け部材2を取付けるための台座3と、上記切断刃
1をゴムGに押し付けるための切断用推進手段4とを備
えている。
【0015】上記切断刃1は、高速度鋼(SKH鋼)の
ような高硬質の材料によって略四角形のプレート状に形
成されていて、その下端部にゴム切断のための直線状を
した上記刃先1aを備えており、図2からも分かるよう
に、この切断刃1の上端部は、保持板5の下端部に固定
されている。この切断刃1の両板面には、上記刃先1a
の付近を除き、ゴム切断時に該ゴムとの接触面積を小さ
くして摩擦抵抗を減少させるための複数の溝1bを、縦
方向即ちゴムを切断する方向に形成することができる。
【0016】上記台座3は、図3〜図5からも分かるよ
うに、上記切断刃1の刃先1aに沿う方向に長い略直方
体状をしたもので、その上面中央に該台座3の長手方向
に延びる角溝状の取付溝3aが形成され、この取付溝3
a内に上記刃受け部材2が、クッション部材6を介して
取付けられている。
【0017】上記刃受け部材2は、全体として角柱状を
なすもので、上記取付溝3aの内部にほぼぴったりと嵌
り込むように、この取付溝3aの溝幅より僅かに小さい
横幅を有している。この刃受け部材2は、金属製の母材
2Aの上面に、上記切断刃1と同様の硬度を持った硬質
の素材、例えばSKH鋼または他の鋼材に同硬度の焼き
入れを施したものなどからなる薄板状の表面材2Bを溶
着、一体化し、この表面材2Bの上面を、ゴムの切断時
に上記切断刃1の刃先1aを受けるための刃受け面2a
としたものである。従ってこの刃受け面2aは、切断刃
1の刃先1aが強く当接しても食い込まない程度の硬さ
を有しており、それと同時にこの刃受け面2aは、上記
刃先1aが全体として密に接するように、該刃先1aに
対する精密な平行度を有するように仕上げられている。
【0018】上記クッション部材6は、ゴム切断時に切
断刃1の刃先1aが上記刃受け部材2の刃受け面2aに
強く当接したときの衝撃を吸収、緩和するもので、ゴム
や合成樹脂等の弾力性と圧縮性のある素材で薄板状に形
成されている。このクッション部材6は、上記取付溝3
aの溝幅(従って刃受け部材2の横幅)よりも小さい横
幅を有していて、上記取付溝3aの溝底と刃受け部材2
との間に、クッション部材6の幅方向の両側に空隙部
9,9を保った状態で介設され、刃受け部材2の両端部
において台座3にねじ付けられたボルト7により、この
刃受け部材2と一緒に上記取付溝3a内に取付けられて
いる。上記空隙部9,9は、クッション部材6が衝撃に
より圧縮されたときの伸長分を吸収させるためのもの
で、この空隙部9の大きさは、クッション部材6の材質
や厚さあるいは弾性力等により決定される。
【0019】上記ボルト7による刃受け部材2及びクッ
ション部材6の台座3への取付けは図5に示すようにし
て行われている。即ち、このボルト7は、六角穴付きの
頭部7aと、この頭部7aに連なる軸部7bと、この軸
部7bの先端に連なるねじ部7cとを備えたもので、こ
のねじ部7cを上記軸部7bより小径に形成することに
より、これらの軸部7bとねじ部7cとの境にある段部
を、最大ねじ込み位置を規定するストッパ7dとしてい
る。そして先端のねじ部7cを、上記刃受け部材2及び
クッション部材6を貫通させて上記台座3の取付溝3a
の溝底のねじ孔3bに、上記ストッパ7dが溝底に当接
する位置までねじ込むことにより、上記刃受け部材2と
クッション部材6とを取付けている。このとき、上記ボ
ルト7の頭部7aは、刃受け部材2の上面に形成された
座ぐり部10a内に位置し、ボルト7の軸部7bは、上
記刃受け部材2とクッション部材6とに形成された軸孔
部10b内に嵌合しているが、これらの軸部7bと軸孔
部10bとの長さを正確に等しく形成することにより、
ボルト7をストッパ7dが溝底に当接する位置まで最大
限ねじ込んだ状態で、上記刃受け部材2が、クッション
部材6を圧縮することなく該クッション部材6と共に固
定されるようにしている。
【0020】上記台座3には、アーチ型の機枠8が取付
けられている。この機枠8は、上記台座3の長手方向の
両端に下端部を固定された一対の脚部8a,8aと、こ
れらの脚部8a,8aの上端部同士を連結する梁部8b
とで構成され、この梁部8bに上記切断用推進手段4が
設置されている。
【0021】上記一対の脚部8a,8aは、その相対す
る内側面にそれぞれガイド溝8cが上下方向に設けられ
ていて、これらのガイド溝8c内に上記保持板5の左右
両側端部5a,5aが摺動自在に嵌合しており、この保
持板5を介して上記切断刃1が、上記一対の脚部8a,
8aによってゴムの切断時の上下動をガイドされるよう
になっている。
【0022】上記切断用推進手段4は、流体圧シリンダ
4aで構成されている。この流体圧シリンダ4aは、上
記機枠の梁部8bに固定されていて、この梁部8bから
下方に延出する伸縮自在のロッド4bを有し、このロッ
ド4bの下端に上記保持板5が、連結金具11を介して
連結されている。上記連結金具11は、上面にねじ孔1
1aを有すると共に、下面に嵌合溝11bを有するもの
で、上面のねじ孔11aに上記ロッド4bの下端のねじ
部4cがねじ込みにより連結され、下面の嵌合溝11b
に、上記保持板5の山形をした上端部がその頂部の位置
で嵌合し、ピン13によって刃先1aを含む鉛直な面内
で回動自在なるように連結されている。このように上記
ロッド4bに保持板5を自由度を持たせて連結するの
は、切断刃1の刃先1aと刃受け部材2の刃受け面2a
とが正確に平行に保たれていなくても、ゴムGの切断時
に、上記切断刃1が回動してその刃先1a全体が刃受け
面2aに密に当接できるようにするためである。
【0023】また、上記ロッド4bと連結金具11との
間には、それらを相互に固定するための止め金具12が
取付けられている。この止め金具12は、ロッド4bの
側面の凹部4dに係止する第1フック12aと、連結金
具11の側面の凹部11cに係止する第2フック12b
とを両端に有するもので、中間部の位置でねじ14によ
り上記連結金具11に固定されている。そして、この止
め金具12でロッド4bと連結金具11との相対的な回
転を規制することにより、該ロッド4bが回転により緩
んで連結金具11から外れ、切断刃1が落下するのを防
止している。
【0024】上記構成を有する第1実施例のゴム切断機
は、台座3上に切断すべきゴムGを置いたあと、推進手
段4により切断刃1をその刃先1aが刃受け部材2の刃
受け面2aに当接する位置まで押し下げることにより、
上記ゴムを切断する。このとき、上記刃受け面2aが、
上記切断刃1の刃先1aが食い込まない硬さと該刃先1
a全体が密に接する平行度とを持つように仕上げられて
いるため、この刃受け面2aに切断刃1の刃先1aが強
く押し付けられることにより、上記ゴムGが、柔軟な刃
受け部材2を使用した場合のような刃受け面2aの微細
な変形に起因する薄皮の切れ残り状態を呈することな
く、一気に切り離されることになる。
【0025】ここで、上記刃受け部材2がクッション部
材6を介して台座3の取付溝3a内に取付けられている
ため、ゴムの切断時に切断刃1の刃先1aが刃受け部材
2に強く当接しても、このクッション部材6によりその
衝撃が吸収、緩和され、切断刃1の刃先1aが損傷した
り、刃受け部材2に傷が付いたりすることがない。ま
た、切断刃1が刃受け面2aに食い込まないため、この
刃受け面2aがささくれ状態になることがなく、従来の
ような切り屑も発生しないため、ゴムに異物が付着、混
入することがない。
【0026】上記実施例においては、刃受け部材2を母
材2Aと表面材2Bとで形成して、この表面材2Bを切
断刃1が食い込まない硬さを有する硬質素材で形成して
いるが、刃受け部材2全体を、上記表面材2Bと同様の
硬度を持った一つの高硬度素材で形成してもよい。ま
た、上記実施例では、刃受け面2aを刃受け部材2の一
面のみに形成しているが、その反対側の面にも同様に設
けることができる。これにより、片面側の刃受け面2a
が損傷したときに、刃受け部材2を反転させることによ
って反対側の刃受け面2aを使用することができるた
め、刃受け部材2のライフが長くなる。また、このよう
に刃受け面2aを両面に設ける場合、刃受け部材2を母
材2Aと表面材2Bとで形成しても、一つの高硬度素材
のみで形成してもよい
【0027】図6は、本発明の第2実施例のゴム切断機
の要部を示すもので、この第2実施例においては、上記
第1実施例とは刃受け部材15の形状が異なっており、
また、それに伴って台座16の構成が変更されている。
【0028】即ち、この第2実施例のゴム切断機におい
ては、刃受け部材15が円柱状に形成されると共に、そ
の外周面全体に切断刃1が食い込まない硬さを有する高
硬質の刃受け面15aを有していて、上記台座16に、
外周の一部を外部に露出させた状態で軸線の回りに回転
自在なるように取付けられている。上記刃受け部材15
の外周面は、台座から露出する部分が刃受け面15aと
して機能するとき、その部分に切断刃1の刃先1aが刃
受け部材15の軸線方向に全長にわたり密に当接できる
ように、該刃先1aに対して高度の平行度を持つように
仕上げられている。
【0029】一方の上記台座16は、上面中央に上記刃
受け部材15をクッション部材19を介して収容するた
めの断面半円状の取付溝17aを備えた基台17と、該
取付溝17aに収容された上記刃受け部材15の上半周
部を両側から保持する左右一対の押え板18,18とで
構成されている。
【0030】上記押え板18,18は、刃受け部材15
と向かい合う内側端面に、該刃受け部材15の外周面と
摺接する円弧状の押え面18aを有するもので、ボルト
20で基台17に固定されている。
【0031】また、上記クッション部材19の横幅は、
上記取付溝17aの周方向の長さよりも短く形成され、
その両端部分に圧縮時の伸長分を吸収させるための空隙
部21,21が形成されている。
【0032】上記構成を有する第2実施例のゴム切断機
は、上記刃受け部材15を円柱状とし、台座16に回転
可能に取付けたことにより、ゴムを自動搬送によって順
次切断していく場合に、刃受け部材15が回転してその
搬送を補助し、スムーズな搬送が可能である。また、刃
受け部材15が回転しても、その外周面すべてを刃受け
面15aとしているため、切断刃1によるゴムの切断に
も支障をきたすことがない。
【0033】しかし、上記刃受け部材15は回転自在と
することなく固定とし、露出している刃受け面15aが
傷付いたような場合に、その固定を緩めて回転させるこ
とにより、新たな刃受け面15aを露出させるようにす
ることもできる。なお、その他の構成及び作用は上記第
1実施例と実質的に変わるところがないため、主要部分
に第1実施例と同一の符号を付してその説明は省略す
る。
【0034】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明のゴム切
断機によれば、切断刃の刃先が当接する刃受け部材に、
上記刃先が食い込まない硬さと該刃先全体が密に接する
平行度とを持つように仕上げられた刃受け面を形成し、
この刃受け部材を、上記台座に形成した取付溝内に、ゴ
ム塊切断時の衝撃を緩衝するためのクッション部材を介
して取り付けたので、軟質の刃受け部材を使用する場合
のように切断刃の刃先を該刃受け部材に食い込ませるこ
となく、また、これらの切断刃や刃受け部材の損傷等を
生じることなく、ゴムを短時間で確実に切断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴム切断機の第1実施例を示す要部斜
視図である。
【図2】切断刃と推進手段との連結の関係を示す要部断
面図である。
【図3】刃受け部材を取付けた台座の斜視図である。
【図4】図3の台座の中央位置での拡大断面図である。
【図5】図3の台座の刃受け部材固定位置での拡大断面
図である。
【図6】本発明のゴム切断機の第2実施例における要部
拡大断面図である。
【符号の説明】
G ゴム 1 切断刃 1a 刃先 2,15 刃受け部材 2a,15a 刃受け面 3,16 台座 3a,17a 取付溝 4 切断用推進手段 6,19 クッション部材 7 ボルト 7d ストッパ 9,21 空隙部 18 押え板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム塊を切断する直線状の刃先を備えた切
    断刃と、該切断刃の刃先を受けるための刃受け部材と、
    該刃受け部材を取り付けるための台座と、上記切断刃を
    ゴム塊に押し付けるための切断用推進手段とを備え、 上記刃受け部材が、上記切断刃の刃先が食い込まない硬
    さと該刃先全体が密に接する平行度とを持つように仕上
    げられた刃受け面を有していて、上記台座に形成された
    取付溝内に、ゴム塊切断時の衝撃を緩衝するためのクッ
    ション部材を介して取り付けられている、ことを特徴と
    するゴム切断機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のゴム切断機において、上
    記刃受け部材が角柱状をなすと共に、上記取付溝が角溝
    状をなすことを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のゴム切断機において、上
    記刃受け部材が台座に、該刃受け部材とクッション部材
    とを貫通して取付溝の溝底にねじ付けられたボルトによ
    り固定され、このボルトは、最大ねじ込み位置を規定す
    るストッパを有していて、最大ねじ込み位置において上
    記クッション部材を圧縮することなく上記刃受け部材と
    クッション部材とを固定可能であることを特徴とするも
    の。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のゴム切断機において、上
    記刃受け部材が円柱状をなすと共に、上記取付溝が断面
    半円状をなしていて、該取付溝内に上記刃受け部材が、
    頂部を刃受け面として外部に露出させた状態で押え板に
    より取り付けられていることを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項1から4までの何れかに記載のゴム
    切断機において、上記クッション部材の横幅を取付溝の
    溝幅より狭く形成すると共に、該取付溝内におけるクッ
    ション部材の幅方向両側の部分に、該クッション部材の
    圧縮による伸長分を吸収させるための空隙部を設けたこ
    とを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項1から5までの何れかに記載のゴム
    切断機において、上記切断刃が切断用推進手段に、該切
    断刃の刃先を含む面内で回動自在なるように連結されて
    いることを特徴とするもの。
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