JP2001079811A - ベニヤ単板切削機及びノーズバー - Google Patents
ベニヤ単板切削機及びノーズバーInfo
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Abstract
し、ノーズバー取付台に複数のノーズバーをナイフの刃
先線方向に並んで取り付けた状態で、ノーズバーをナイ
フの刃先線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独
に撓ませて、ナイフの刃先近辺の原木を押圧するノーズ
バーの加圧部から、ナイフの刃先までの距離を、夫々の
ノーズバーで一定にできるベニヤ単板切削機及びノーズ
バーを提供する。 【解決手段】 ノーズバー21に形成されている雌ねじ
27に螺合されている六角穴付き止めねじ29を六角レ
ンチで回して、六角穴付き止めねじ29をノーズバー取
付台19側へ移動させ、ノーズバー21をナイフ17の
刃先線に直交する方向に撓ませることにより、ノーズバ
ー21の加圧部であるところのチップ31の加圧先端3
1aをナイフ17の刃先17a方向へ移動させ、該加圧
先端31aの夫々から、ナイフ17の刃先17aまでの
距離を一定にする。
Description
スライサー等のベニヤ単板切削機に於いて、ナイフの刃
先近辺で原木を押圧する加圧部を有する複数のノーズバ
ーが、ナイフの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に
取り付けられている状態で、ノーズバーをナイフの刃先
線に直交する方向の成分を含む方向に撓ませて、ノーズ
バーの加圧部を前記直交する方向の成分を含む方向へ移
動させる調整機構が設けられているベニヤ単板切削機及
びノーズバーに関する。尚、前記複数のノーズバーが、
ナイフの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取り付
けられている状態とは、各ノーズバー間に隙間がある場
合もない場合も含む。
にナイフ5が取り付けられ、また該ナイフ取付台3に対
し矢印で示す斜め右上方へ移動自在(図示せず)なノー
ズバー取付台9に、複数(図示せず)のノーズバー7が
ナイフ5の刃先線方向に並んで六角穴付きボルト10等
で取り付けられている。また該ノーズバー7は取付部7
a及びナイフ5の刃先5a近辺の原木を押圧する加圧部
であるところのチップ8を有していた。そして、チップ
8の加圧先端8aからナイフ5の刃先5aまでの距離
が、切削するベニヤ単板の厚さに対応する様に、ノーズ
バー取付台9を矢印方向に移動させていた。
は次のような問題が生じる。前記状態に於いて、ノーズ
バー取付台9をナイフ5に向けて移動させ、ナイフ5の
刃先5aに最も近いノーズバー7のチップ8の加圧先端
8aをナイフ5の刃先5aに一致させた(図1参照)
時、他のノーズバー7で、該ノーズバー7のチップ8の
加圧先端8aがナイフ5の刃先5aに一致しない(図2
参照)ノーズバー7がある。いわゆる、ナイフ取付台
3、ノーズバー取付台9、ノーズバー7、チップ8等の
加工誤差や組み付け誤差の集積により、夫々のノーズバ
ー7のチップ8の加圧先端8aからナイフ5の刃先5a
までの距離が同じではないのである。このようにノーズ
バー取付台9をナイフ5に対し任意の位置に待機させた
時、ナイフ5の刃先5aと各ノーズバー7のチップ8の
加圧先端8aとの間隔が異なった状態となっている。そ
の結果、仮にナイフ5の刃先5aとノーズバー7のチッ
プ8の加圧先端8aとの間隔が最小となっている箇所の
ノーズバー7(以下、最小間隔ノーズバー7という)の
チップ8の加圧先端8aとナイフ5の刃先5aとの間隔
を、切削して得るベニヤ単板の厚さの例えば90%とな
るように、言い換えれば最小間隔ノーズバー7のチップ
8の加圧先端8aが切削時に原木を表面から該厚さの1
0%の距離圧接する位置となるように、ノーズバー取付
台9を前記方向に移動させて切削すると、次のようにな
る。即ち得られたベニヤ単板で、該最小間隔ノーズバー
7のチップ8の加圧先端8aと、ナイフ5の刃先5aま
での間隔が最小間隔ノーズバー7とほぼ等しい他のノー
ズバー7のチップ8の加圧先端8aが圧接された箇所で
は、前記設定した数値とほぼ等しい条件となり、裏割れ
と呼ばれる割れの発生が少なくまた表面の凹凸も少ない
が、ベニヤ単板の前記以外の箇所では、ノーズバー7の
チップ8の加圧先端8aで原木を表面から圧接する距離
が希望する距離より小さいため、大きな裏割れが発生し
また表面に大きな凹凸が生じてしまう。このようなベニ
ヤ単板を用いて例えば合板を製造しても、外見上の欠点
となり商品価値の低いものとなってしまう。また逆に、
ナイフ5の刃先5aとノーズバー7のチップ8の加圧先
端8aとの間隔が最大となっているノーズバー7のチッ
プ8の加圧先端8aとナイフ5の刃先5aとの間隔を、
原木の表面から希望する距離圧接する位置となるように
ノーズバー取付台9を移動させて切削すると、最小間隔
ノーズバー7のチップ8の加圧先端8aと、ナイフ5の
刃先5aまでの間隔が最小間隔ノーズバー7のチップ8
の加圧先端8aとほぼ等しい他のノーズバー7のチップ
8の加圧先端8aが圧接された箇所では、原木を過度に
圧接することになり、該圧接された箇所のベニヤ単板の
厚さが極端に薄くなったり、また該箇所をベニヤ単板が
通過できず破れてしまい、同じく商品価値が低くなった
り、歩留りが低下してしまう。特にこのような問題は、
切削して得るベニヤ単板の厚さが薄い場合に顕著に生じ
る。即ち例えば厚さ0.3mmベニヤ単板を切削する場
合、ノーズバー7のチップ8の加圧先端8aにより原木
を表面から厚さの10%の距離圧接するとすると該距離
は0.03mmとなり、該距離に設定されたノーズバー
7以外のノーズバー7のチップ8の加圧先端8aは、前
記加工誤差等により、全く原木を圧接しなかったり逆に
過度に圧接してしまい易い。そのため、ナイフ取付台
3、ノーズバー取付台9、ノーズバー7、チップ8等の
加工精度を厳しくすると、加工時間が長くなったり、特
殊な加工機械が必要になったりして、加工コストが高く
なる等の問題が生じる。また、複数のノーズバーが、ナ
イフの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取り付け
られているベニヤ単板切削機の1例としてのベニヤレー
スのスピンドル(図示せず)で支持させるべく原木を供
給する際に、誤って原木をノーズバーに当てたりするこ
とで、ノーズバーの下方先端を、刃物の刃先から遠ざか
る方向即ち図2で右方向に曲げて塑性変形させてしまう
ことがある。このように塑性変形したノーズバーは、前
記と同様の問題が生じてしまう。
すべく、ナイフの刃先近辺で原木を押圧する加圧部を有
する複数のノーズバーが、ナイフの刃先線方向に並んで
ノーズバー取付台に取り付けられているベニヤ単板切削
機に於いて、複数のノーズバーの内の少なくとも1個の
ノーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃先
線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に移動さ
せる調整機構が、適宜位置に設けられていることを特徴
とするベニヤ単板切削機と、ナイフの刃先近辺で原木を
押圧する加圧部を有する複数のノーズバーが、ナイフの
刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取り付けられて
いるベニヤ単板切削機に於いて、複数のノーズバーの内
の少なくとも1個のノーズバーを、ノーズバー取付台に
対し、ナイフの刃先線に直交する方向の成分を含む方向
に各々単独に撓ませてノーズバーの加圧部を前記直交す
る成分を含む方向に移動させる調整機構が、適宜位置に
設けられていることを特徴とするベニヤ単板切削機と、
ナイフの刃先近辺で原木を押圧する加圧部を有する複数
のノーズバーが、ナイフの刃先線方向に並んでノーズバ
ー取付台に取り付けられているベニヤ単板切削機に於い
て、複数のノーズバーの内の少なくとも1個のノーズバ
ーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃先線に直交
する方向の成分を含む方向に各々単独に撓ませてノーズ
バーの加圧部を前記直交する成分を含む方向に移動させ
る調整機構が、該ノーズバーに設けられていることを特
徴とするベニヤ単板切削機と、ナイフの刃先近辺で原木
を押圧する加圧部を有する複数のノーズバーが、ナイフ
の刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取り付けられ
ているベニヤ単板切削機に於いて、複数のノーズバーの
内の少なくとも1個のノーズバーを、ノーズバー取付台
に対し、ナイフの刃先線に直交する方向の成分を含む方
向に各々単独に撓ませてノーズバーの加圧部を前記直交
する成分を含む方向に移動させる調整機構が、ノーズバ
ー取付台に設けられていることを特徴とするベニヤ単板
切削機と、ナイフの刃先近辺で原木を押圧する加圧部を
有する複数のノーズバーが、ナイフの刃先線方向に並ん
でノーズバー取付台に取り付けられているベニヤ単板切
削機に於いて、複数のノーズバーの内の少なくとも1個
のノーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃
先線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に撓ま
せてノーズバーの加圧部を前記直交する成分を含む方向
に移動させる調整機構が、該ノーズバーとノーズバー取
付台に設けられていることを特徴とするベニヤ単板切削
機と、一端が自由端であってナイフの刃先近辺で原木を
押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取付台に取り
付ける取付部である複数のノーズバーが、ナイフの刃先
線方向に並んでノーズバー取付台に取付部材で取り付け
られているベニヤ単板切削機に於いて、複数のノーズバ
ーの内の少なくとも1個のノーズバーには、取付部材よ
り加圧部側に、ナイフの刃先線に直交する方向の成分を
含む方向に貫通する雌ねじが少なくとも1個形成されて
おり、該雌ねじには正逆回転させられることにより前記
直交する方向の成分を含む方向で往復動自在であり且つ
回転によりナイフの刃先から遠ざかる方向に移動した時
ベニヤ単板切削機の適宜箇所に圧接されることでノーズ
バーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃先線に直
交する方向の成分を含む方向に各々単独に撓ませてノー
ズバーの加圧部を前記直交する成分を含む方向に移動さ
せることが可能な雄ねじが螺合されていることを特徴と
するベニヤ単板切削機と、一端が自由端であってナイフ
の刃先近辺で原木を押圧する加圧部であり、他端がノー
ズバー取付台に取り付ける取付部である複数のノーズバ
ーが、ナイフの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に
取付部材で取り付けられているベニヤ単板切削機に於い
て、ベニヤ単板切削機の適宜箇所にナイフの刃先線に直
交する方向の成分を含む方向へ雌ねじが少なくとも1個
形成されており、また該雌ねじには正逆回転させられる
ことにより前記直交する方向の成分を含む方向で往復動
自在であり且つ回転によりナイフの刃先に接近する方向
に移動した時、取付部材よりノーズバーの加圧部側に圧
接されることでノーズバーを、ノーズバー取付台に対
し、ナイフの刃先線に直交する方向の成分を含む方向に
各々単独に撓ませてノーズバーの加圧部を前記直交する
成分を含む方向に移動させることが可能な雄ねじが螺合
されていることを特徴とするベニヤ単板切削機と、一端
が自由端であってナイフの刃先近辺で原木を押圧する加
圧部であり、他端がノーズバー取付台に取り付ける取付
部である複数のノーズバーが、ナイフの刃先線方向に並
んでノーズバー取付台に取付部材で取り付けられている
ベニヤ単板切削機に於いて、ベニヤ単板切削機の適宜箇
所にナイフの刃先線に直交する方向の成分を含む方向へ
雌ねじが少なくとも1個形成されており、また該雌ねじ
には正逆回転させられることにより前記直交する方向の
成分を含む方向で往復動自在であり且つ回転によりナイ
フの刃先に接近する方向に移動した時、取付部材よりノ
ーズバーの加圧部側に圧接されることで、ノーズバーを
ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃先線に直交する方
向の成分を含む方向に各々単独に撓ませてノーズバーの
加圧部を前記直交する成分を含む方向に移動させること
が可能な雄ねじが螺合されていて、また、該雄ねじが圧
接されるノーズバーには、該雄ねじが圧接される位置
に、該雄ねじの最大外径より小さくて貫通している貫通
穴が前記直交する成分を含む方向に形成されていること
を特徴とするベニヤ単板切削機と、一端が自由端であっ
てナイフの刃先近辺で原木を押圧する加圧部であり、他
端がノーズバー取付台に取り付ける取付部である複数の
ノーズバーが、ナイフの刃先線方向に並んでノーズバー
取付台に取り付けられているベニヤ単板切削機に於い
て、ノーズバーの取付部には他端から一端方向への凹部
が形成され、而もナイフの刃先線に直交する方向の成分
を含む方向に貫通している貫通穴が少なくとも1個該凹
部に形成されていて、またノーズバー取付台には前記貫
通穴の中心線と中心線がほぼ一致し、且つ貫通穴の最小
内径より小さいねじ径の雌ねじが前記直交する方向の成
分を含む方向に形成されており、また該雌ねじには正逆
回転させられることにより前記直交する方向の成分を含
む方向で往復動自在であり且つ回転によりノーズバー取
付台に接近する方向に移動した時、貫通穴の最小内径よ
り大きい外径の頭の部分が貫通穴を介してノーズバーに
圧接されることで、ノーズバーをノーズバー取付台に対
し、前記直交する方向の成分を含む方向に各々単独に撓
ませてノーズバーの加圧部を前記直交する成分を含む方
向に移動させることが可能な頭付き雄ねじが螺合されて
いることを特徴とするベニヤ単板切削機と、一端が自由
端であってナイフの刃先近辺で原木を押圧する加圧部で
あり、他端がノーズバー取付台に取り付ける取付部であ
る複数のノーズバーが、ナイフの刃先線方向に並んでノ
ーズバー取付台に取付部材で取り付けられているベニヤ
単板切削機に於けるノーズバーにあって、ノーズバーに
は、取付部をノーズバー取付台に取付部材で取り付けら
れた状態で、ノーズバーを、ノーズバー取付台に対し、
ナイフの刃先線に直交する方向の成分を含む方向に各々
単独に移動させる調整機構を有することを特徴とするノ
ーズバーと、一端が自由端であってナイフの刃先近辺で
原木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取付台
に取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナイフ
の刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取付部材で取
り付けられているベニヤ単板切削機に於けるノーズバー
にあって、ノーズバーには、取付部材が作用される位置
より加圧部側にナイフの刃先線に直交する方向の成分を
含む方向に貫通する雌ねじが少なくとも1個形成されて
おり、該雌ねじには正逆回転させられることにより前記
直交する方向の成分を含む方向で往復動自在であり且つ
回転によりナイフの刃先から遠ざかる方向に移動した時
ベニヤ単板切削機の適宜箇所に圧接されることでノーズ
バーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃先線に直
交する方向の成分を含む方向に各々単独に撓ませること
が可能な雄ねじが螺合されていることを特徴とするノー
ズバーと、一端が自由端であってナイフの刃先近辺で原
木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取付台に
取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナイフの
刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取付部材で取り
付けられているベニヤ単板切削機に於けるノーズバーに
あって、ノーズバーには、取付部材が作用される位置よ
り加圧部側にナイフの刃先線に直交する方向の成分を含
む方向に貫通する雌ねじが少なくとも1個形成されてお
り、該雌ねじには正逆回転させられることにより前記直
交する方向の成分を含む方向で往復動自在であり且つ回
転によりナイフの刃先から遠ざかる方向に移動した時ベ
ニヤ単板切削機の適宜箇所に圧接されることでノーズバ
ーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃先線に直交
する方向の成分を含む方向に各々単独に撓ませてノーズ
バーの加圧部を前記直交する成分を含む方向に移動させ
ることが可能な雄ねじが螺合されていることを特徴とす
るノーズバーと、一端が自由端であってナイフの刃先近
辺で原木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取
付台に取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナ
イフの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取り付け
られているベニヤ単板切削機に於けるノーズバーにあっ
て、ノーズバーの取付部には他端から一端方向への凹部
が形成されていて、而もナイフの刃先線に直交する方向
の成分を含む方向に貫通している貫通穴が少なくとも1
個該凹部に形成されていて、またノーズバー取付台には
前記貫通穴の中心線と中心線がほぼ一致し、且つ貫通穴
の最小内径より小さいねじ径の雌ねじが前記直交する方
向の成分を含む方向に形成されており、また該雌ねじに
螺合されて正逆回転させられることにより前記直交する
方向の成分を含む方向で往復動自在であり且つ回転によ
りノーズバー取付台に接近する方向に移動した時、貫通
穴の最小内径より大きい外径の頭の部分が貫通穴を介し
てノーズバーに圧接されることで、ノーズバーをノーズ
バー取付台に対し、前記直交する方向の成分を含む方向
に各々単独に撓ませてノーズバーの加圧部を前記直交す
る成分を含む方向に移動させることが可能な頭付き雄ね
じが、貫通穴に挿入されていることを特徴とするノーズ
バーと、を提供する。尚、前記複数のノーズバーが、ナ
イフの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取り付け
られている状態とは、各ノーズバー間に隙間がある場合
もない場合も含む。
図7に基づいて説明する。図3は概略の一部断面側面
図、図4から図7は作動説明図である。
機としてのベニヤレースに於いて、原木をチャッキング
するスピンドルであり、軸芯11a方向へ進退自在(図
示せず)に構成され、また軸受(図示せず)により回転
自在に支持されている。
付台であり、矢印EF方向に回動自在(図示せず)なナ
イフ押さえ15によりナイフ17の刃先17aが、例え
ばスピンドル11の軸芯11aを通る水平線11b上に
位置するように固定されている。
ー取付台であり、ナイフ取付台13に対して矢印GH方
向即ち図3で右上方から左下方へ向かう方向に往復動自
在(図示せず)である。そして複数のノーズバー21が
ナイフ17の刃先線方向に並んで取り付けられている。
尚、複数のノーズバー21を前記方向に取り付けた状態
において、各ノーズバー21間に隙間があってもなくて
もよい。
取付台19に取り付けるためのノーズバー21の取付部
21aに設けられた段差付きの貫通穴であり、ナイフ1
7の刃先線に直交する方向の成分を含む方向に設けられ
ている。そして取付部材としての六角穴付きボルト25
が貫通穴23を介してノーズバー取付台19の取付面1
9aの上部に形成されている雌ねじ19Cに螺合され、
適宜な締め付け力にて締結されていることにより、ノー
ズバー21の取付部21aがノーズバー取付台19の取
付面19aに取り付けられている。更に、27はノーズ
バー21の取付部21aの後述する加圧部側、而もナイ
フ17の刃先線に直交する方向の成分を含む方向に形成
されている調整機構としての貫通している雌ねじであ
り、概雌ねじ27に螺合し、該雌ねじ27の図3、4の
左右方向での長さより短い六角穴付き止めねじ29が、
六角穴を同左右方向で左側とし且つ右側先端が雌ねじ2
7から突出しない状態で配備されている。また各ノーズ
バー21の下端で、ナイフ17の刃先17a近辺の原木
を押圧する加圧部、即ちスピンドル11側にスピンドル
11の軸芯11a方向で各ノーズバー21の全幅に渡っ
て形成されている溝にチップ31が装着されている。
尚、チップ31は超硬合金、セラミックス等の耐摩耗性
の高い材質で形成されている。
説明する。図4に示す様にノーズバー取付台19を矢印
G方向に移動させる。そしてナイフ17の刃先17aと
ノーズバー21のチップ31の加圧先端31aとの間隔
が最小となっている箇所のノーズバー21の加圧先端3
1aを図5に示す様に、加圧先端31a及びナイフ17
の刃先17aに二点鎖線で示す指の腹の部分を当てて上
下させても、該指の腹の部分が前記加圧先端31a及び
ナイフ17の刃先17aの両方に引っかからない位置で
ノーズバー取付台19を停止させる。この状態でノーズ
バー21のチップ31の加圧先端31aが図3のGH方
向でナイフ17の刃先17aに一致したことになる。
17の刃先17aに一致していないノーズバー21は、
図6に示す様な位置となっているが、六角レンチで回す
ことにより六角穴付き止めねじ29を図6で右方向に移
動させ、六角穴付き止めねじ29の右先端を、雌ねじ2
7から図6の右方向へ突出させて、ノーズバー取付台1
9の図6で上下方向の下端面19bを押す。この下端面
19bを押す力の反作用により六角穴付き止めねじ29
は下端面19bから図6で左方向に押され、一方ノーズ
バー21の上端はノーズバー取付台19に六角穴付きボ
ルト25で取り付けられ固定されているので、六角穴付
き止めねじ29の右側先端の雌ねじ27からの突出量に
応じて、ノーズバー21の取付部21aの下端面21b
はノーズバー取付台19の下端面19bから離れ隙間S
(図7参照)ができ、ノーズバー21は図7で下側が左
側へと撓む。そして図5に示す様に、ノーズバー21の
チップ31の加圧先端31a及びナイフ17の刃先17
aの両方に指の腹の部分を当てて上下させても、該指の
腹の部分が前記加圧先端31a及び刃先17aの両方に
引っかからない位置まで各ノーズバー21を各々単独に
撓ませて六角レンチの回転を停止させる。この状態で該
ノーズバー21のチップ31の加圧先端31aがナイフ
17の刃先17aに一致したことになる。
ップ31の加圧先端31aとの間の図7の略左右方向の
距離が、例えば切削するベニヤ単板の厚みの90%とな
るように、ノーズバー取付台19を図3の矢印Hの方向
に移動させる。
31の加圧先端31aをナイフ17の刃先17aに対し
て、ほとんど一定の距離にすることができるので、この
状態で切削されたベニヤ単板は、表面全体の肌がより均
一になり裏割れも少なく、歩留まりが向上し、また得ら
れたベニヤ単板で製造された合板等の品質も良くなる。
また、前記のように塑性変形で、下方先端がナイフ17
の刃先17aから遠ざかる方向に曲がってしまったノー
ズバー21であっても塑性変形量が一定範囲内であれ
ば、六角穴付き止めねじ29を図6で右方向に移動させ
る量を調整することで、前記と同様にチップ31の加圧
先端31aを希望する位置に合わせることができ、使用
可能となる。また、ノーズバー取付台19、ナイフ取付
台13、ノーズバー21、チップ31及びそれらに関連
する部品の加工精度を高精度にする必要が無くなるの
で、加工時間が長くならず、また特殊な加工機械を必要
としないので、加工コストを下げることができる。
のベニヤレースを図示して説明したが、ベニヤ単板切削
機としては原木からベニヤ単板をスライスするスライサ
ーであっても良い。
7に、六角穴付き止めねじ29が螺合されているが、六
角穴付きボルト、六角ボルト等でも良い。いわゆるノー
ズバー21の雌ねじ27に螺合するねじなら良い。ま
た、六角穴付き止めねじ29をノーズバー取付台19に
直接当接させているが、六角穴付き止めねじ29とノー
ズバー取付台19の下端面19bとの間に、雌ねじ29
の外径より小さい当座(図示せず)を入れておけば、六
角穴付き止めねじ29でノーズバー取付台19の下端面
19bを傷つけることは無い。
バー21の取付部21aの下端面21b側に貫通穴4
1、該貫通穴41に対応するノーズバー取付台19の下
端面19bに雌ねじ43を設け、そして該雌ねじ43に
六角穴付き止めねじ45を螺合させる構成でも良い。そ
して貫通穴41より六角レンチを挿入して六角穴付き止
めねじ45を回すことにより、六角穴付き止めねじ45
をノーズバー21側へ移動させてノーズバー21をナイ
フ17の刃先線に直交する方向の成分を含む方向に撓ま
せて調整する。
バー21の取付部21aの下端面21b側に対応する位
置のノーズバー取付台19に空間部50を設け、そして
雌ねじ47を設け、そして概雌ねじ47に六角ボルト4
9を螺合させる構成でも良い。そしてスパナで六角ボル
ト49を回すことにより、六角ボルト49をノーズバー
21側へ移動させてノーズバー21をナイフ17の刃先
線に直交する方向の成分を含む方向に撓ませて調整す
る。
バー21の取付部21aに図10に於ける上端から下端
方向への円弧状の凹部51を形成し、而もナイフ17の
刃先線に直交する方向の成分を含む方向に貫通している
段差付きの貫通穴52を少なくとも1個該凹部51のほ
ぼ中央に形成し、またノーズバー取付台19には前記貫
通穴52の中心線と中心線がほぼ一致し、且つ貫通穴5
2の内径より小さいねじ径の雌ねじ55を前記直交する
方向の成分を含む方向に形成し、また該雌ねじ55に螺
合して正逆回転させることにより前記直交する方向の成
分を含む方向で往復動自在であり且つ回転によりノーズ
バー取付台19に接近する方向に移動した時、貫通穴5
2の内径より大きい外径の頭の部分が貫通穴52を介し
てノーズバー21に圧接することで、ノーズバー21を
ノーズバー取付台19に対し、前記直交する方向の成分
を含む方向に各々単独に撓ませてノーズバー21のチッ
プ31を前記直交する成分を含む方向に移動させること
が可能な頭付き雄ねじであるところの六角穴付きボルト
53を、貫通穴52に挿入する構成でも良い。そしてト
ルクレンチ等を使用して六角穴付きボルト53を空間K
が存在する範囲でほぼ一定な力で締め付け、複数のノー
ズバー21をノーズバー取付台19に取り付ける。そし
て、ノーズバー21のチップ31の加圧先端31aをナ
イフ17の刃先17a方向図の左側へ移動させる必要の
あるノーズバー21は、六角穴付きボルト53を更に締
め付けることにより空間Kを少なくし該ノーズバー21
を撓ませ、希望する位置まで該ノーズバー21のチップ
31の加圧先端31aを図の左側まで移動させる。尚、
凹部の形成は図11に示す様にノーズバー21ではな
く、ノーズバー取付台19に形成しても良い、また形状
はコの字状であっても良い。尚、凹部の形成は図12に
示す様に、ノーズバー21及びノーズバー取付台19の
両方に形成しても良い、また形状は台形であっても良
い。要するにノーズバー取付台19にノーズバー21を
六角穴付きボルト53で取り付けた状態で、六角穴付き
ボルト53の周辺を含む状態でノーズバー21とノーズ
バー取付台19との間に空間が存在する形態であれば良
い。
動させる調整機構としては、要はノーズバー取付台に対
し、ノーズバーの加圧部をナイフの刃先線に直交する成
分を含む方向に各々単独に移動させることのできる調整
機構であればどの様な形態であっても良い。
先線方向の幅が約30ミリであり、そして図13(a)
で示す様に、貫通穴23、雌ねじ27、チップ31が夫
々1個で構成されているが、図13(b)で示す様にノ
ーズバー21と同じ幅で二股になっているノーズバー6
0の該二股部に夫々チップ31を構成しても良い。また
ノーズバー21の幅の数倍の幅であってもよい。また図
13(c)に示す様にノーズバー21の幅の数倍の幅の
ノーズバー62を複数の二股で構成し更に複数の貫通穴
23、複数の雌ねじ27を形成する構成であっても良
い。また、ノーズバーとしては原木を圧接するチップを
着脱自在でなく、一体に形成したノーズバーであっても
良い。
によっては、複数のノーズバー21のすべてに対応する
夫々の調整機構を設ける必要はなく、例えば1ヶ置き又
は2ヶ置き等でも良い。しかし、好ましくはすべてのノ
ーズバー21に対応する夫々の調整機構を設けた方が良
い。
ヤ単板切削機としてのベニヤレースは複数のノーズバー
21をナイフ17の刃先線方向に適宜間隔毎にノーズバ
ー取り付け台19に取り付け、そして図14に示す、円
板状の外周に多数の突刺体61を有する適数個の回転部
材63が駆動軸65の軸芯方向に前記適宜間隔毎に具備
されている外周駆動ロール67が配備されている外周駆
動型ベニヤレースでも良い。そして前記突刺体61がノ
ーズバー21より原木側(図14において左)に突出し
ている状態で中板を旋削し、又は図15に示すように突
刺体61がノーズバー21より原木側(図15において
左)に突出していない状態で原板を旋削しても良い。
て、一定の距離にすることができるので、この状態で切
削されたベニヤ単板は、表面全体の肌がより均一になり
裏割れも少なく、歩留まりが向上しまた得られたベニヤ
単板で製造された合板等の品質も良くなる。また塑性変
形で、曲がってしまったノーズバーであっても塑性変形
量が一定範囲内であれば、ナイフの刃先に対して一定の
距離にすることができるので、使用可能となる。また、
ノーズバー取付台、ナイフ取付台、ノーズバー及びそれ
らに関連する部品の加工精度を高精度にする必要が無く
なるので、加工時間が長くならず、また特殊な加工機械
を必要としないので、加工コストを下げることができ
る。
ヤレースの説明図である。
ヤレースの説明図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 ナイフの刃先近辺で原木を押圧する加圧
部を有する複数のノーズバーが、ナイフの刃先線方向に
並んでノーズバー取付台に取り付けられているベニヤ単
板切削機に於いて、複数のノーズバーの内の少なくとも
1個のノーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフ
の刃先線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に
移動させる調整機構が、適宜位置に設けられていること
を特徴とするベニヤ単板切削機。 - 【請求項2】 ナイフの刃先近辺で原木を押圧する加圧
部を有する複数のノーズバーが、ナイフの刃先線方向に
並んでノーズバー取付台に取り付けられているベニヤ単
板切削機に於いて、複数のノーズバーの内の少なくとも
1個のノーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフ
の刃先線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に
撓ませてノーズバーの加圧部を前記直交する成分を含む
方向に移動させる調整機構が、適宜位置に設けられてい
ることを特徴とするベニヤ単板切削機。 - 【請求項3】 ナイフの刃先近辺で原木を押圧する加圧
部を有する複数のノーズバーが、ナイフの刃先線方向に
並んでノーズバー取付台に取り付けられているベニヤ単
板切削機に於いて、複数のノーズバーの内の少なくとも
1個のノーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフ
の刃先線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に
撓ませてノーズバーの加圧部を前記直交する成分を含む
方向に移動させる調整機構が、該ノーズバーに設けられ
ていることを特徴とするベニヤ単板切削機。 - 【請求項4】 ナイフの刃先近辺で原木を押圧する加圧
部を有する複数のノーズバーが、ナイフの刃先線方向に
並んでノーズバー取付台に取り付けられているベニヤ単
板切削機に於いて、複数のノーズバーの内の少なくとも
1個のノーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフ
の刃先線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に
撓ませてノーズバーの加圧部を前記直交する成分を含む
方向に移動させる調整機構が、ノーズバー取付台に設け
られていることを特徴とするベニヤ単板切削機。 - 【請求項5】 ナイフの刃先近辺で原木を押圧する加圧
部を有する複数のノーズバーが、ナイフの刃先線方向に
並んでノーズバー取付台に取り付けられているベニヤ単
板切削機に於いて、複数のノーズバーの内の少なくとも
1個のノーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフ
の刃先線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に
撓ませてノーズバーの加圧部を前記直交する成分を含む
方向に移動させる調整機構が、該ノーズバーとノーズバ
ー取付台に設けられていることを特徴とするベニヤ単板
切削機。 - 【請求項6】 一端が自由端であってナイフの刃先近辺
で原木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取付
台に取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナイ
フの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取付部材で
取り付けられているベニヤ単板切削機に於いて、複数の
ノーズバーの内の少なくとも1個のノーズバーには、取
付部材より加圧部側に、ナイフの刃先線に直交する方向
の成分を含む方向に貫通する雌ねじが少なくとも1個形
成されており、該雌ねじには正逆回転させられることに
より前記直交する方向の成分を含む方向で往復動自在で
あり且つ回転によりナイフの刃先から遠ざかる方向に移
動した時ベニヤ単板切削機の適宜箇所に圧接されること
でノーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃
先線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に撓ま
せてノーズバーの加圧部を前記直交する成分を含む方向
に移動させることが可能な雄ねじが螺合されていること
を特徴とするベニヤ単板切削機。 - 【請求項7】 一端が自由端であってナイフの刃先近辺
で原木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取付
台に取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナイ
フの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取付部材で
取り付けられているベニヤ単板切削機に於いて、ベニヤ
単板切削機の適宜箇所にナイフの刃先線に直交する方向
の成分を含む方向へ雌ねじが少なくとも1個形成されて
おり、また該雌ねじには正逆回転させられることにより
前記直交する方向の成分を含む方向で往復動自在であり
且つ回転によりナイフの刃先に接近する方向に移動した
時、取付部材よりノーズバーの加圧部側に圧接されるこ
とでノーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフの
刃先線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に撓
ませてノーズバーの加圧部を前記直交する成分を含む方
向に移動させることが可能な雄ねじが螺合されているこ
とを特徴とするベニヤ単板切削機。 - 【請求項8】 一端が自由端であってナイフの刃先近辺
で原木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取付
台に取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナイ
フの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取付部材で
取り付けられているベニヤ単板切削機に於いて、ベニヤ
単板切削機の適宜箇所にナイフの刃先線に直交する方向
の成分を含む方向へ雌ねじが少なくとも1個形成されて
おり、また該雌ねじには正逆回転させられることにより
前記直交する方向の成分を含む方向で往復動自在であり
且つ回転によりナイフの刃先に接近する方向に移動した
時、取付部材よりノーズバーの加圧部側に圧接されるこ
とで、ノーズバーをノーズバー取付台に対し、ナイフの
刃先線に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に撓
ませてノーズバーの加圧部を前記直交する成分を含む方
向に移動させることが可能な雄ねじが螺合されていて、
また、該雄ねじが圧接されるノーズバーには、該雄ねじ
が圧接される位置に、該雄ねじの最大外径より小さくて
貫通している貫通穴が前記直交する成分を含む方向に形
成されていることを特徴とするベニヤ単板切削機。 - 【請求項9】 一端が自由端であってナイフの刃先近辺
で原木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取付
台に取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナイ
フの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取り付けら
れているベニヤ単板切削機に於いて、ノーズバーの取付
部には他端から一端方向への凹部が形成され、而もナイ
フの刃先線に直交する方向の成分を含む方向に貫通して
いる貫通穴が少なくとも1個該凹部に形成されていて、
またノーズバー取付台には前記貫通穴の中心線と中心線
がほぼ一致し、且つ貫通穴の最小内径より小さいねじ径
の雌ねじが前記直交する方向の成分を含む方向に形成さ
れており、また該雌ねじには正逆回転させられることに
より前記直交する方向の成分を含む方向で往復動自在で
あり且つ回転によりノーズバー取付台に接近する方向に
移動した時、貫通穴の最小内径より大きい外径の頭の部
分が貫通穴を介してノーズバーに圧接されることで、ノ
ーズバーをノーズバー取付台に対し、前記直交する方向
の成分を含む方向に各々単独に撓ませてノーズバーの加
圧部を前記直交する成分を含む方向に移動させることが
可能な頭付き雄ねじが螺合されていることを特徴とする
ベニヤ単板切削機。 - 【請求項10】 一端が自由端であってナイフの刃先近
辺で原木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取
付台に取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナ
イフの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取付部材
で取り付けられているベニヤ単板切削機に於けるノーズ
バーにあって、ノーズバーには、取付部をノーズバー取
付台に取付部材で取り付けられた状態で、ノーズバー
を、ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃先線に直交す
る方向の成分を含む方向に各々単独に移動させる調整機
構を有することを特徴とするノーズバー。 - 【請求項11】 一端が自由端であってナイフの刃先近
辺で原木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取
付台に取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナ
イフの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取付部材
で取り付けられているベニヤ単板切削機に於けるノーズ
バーにあって、ノーズバーには、取付部材が作用される
位置より加圧部側にナイフの刃先線に直交する方向の成
分を含む方向に貫通する雌ねじが少なくとも1個形成さ
れており、該雌ねじには正逆回転させられることにより
前記直交する方向の成分を含む方向で往復動自在であり
且つ回転によりナイフの刃先から遠ざかる方向に移動し
た時ベニヤ単板切削機の適宜箇所に圧接されることでノ
ーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃先線
に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に撓ませる
ことが可能な雄ねじが螺合されていることを特徴とする
ノーズバー。 - 【請求項12】 一端が自由端であってナイフの刃先近
辺で原木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取
付台に取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナ
イフの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取付部材
で取り付けられているベニヤ単板切削機に於けるノーズ
バーにあって、ノーズバーには、取付部材が作用される
位置より加圧部側にナイフの刃先線に直交する方向の成
分を含む方向に貫通する雌ねじが少なくとも1個形成さ
れており、該雌ねじには正逆回転させられることにより
前記直交する方向の成分を含む方向で往復動自在であり
且つ回転によりナイフの刃先から遠ざかる方向に移動し
た時ベニヤ単板切削機の適宜箇所に圧接されることでノ
ーズバーを、ノーズバー取付台に対し、ナイフの刃先線
に直交する方向の成分を含む方向に各々単独に撓ませて
ノーズバーの加圧部を前記直交する成分を含む方向に移
動させることが可能な雄ねじが螺合されていることを特
徴とするノーズバー。 - 【請求項13】 一端が自由端であってナイフの刃先近
辺で原木を押圧する加圧部であり、他端がノーズバー取
付台に取り付ける取付部である複数のノーズバーが、ナ
イフの刃先線方向に並んでノーズバー取付台に取り付け
られているベニヤ単板切削機に於けるノーズバーにあっ
て、ノーズバーの取付部には他端から一端方向への凹部
が形成されていて、而もナイフの刃先線に直交する方向
の成分を含む方向に貫通している貫通穴が少なくとも1
個該凹部に形成されていて、またノーズバー取付台には
前記貫通穴の中心線と中心線がほぼ一致し、且つ貫通穴
の最小内径より小さいねじ径の雌ねじが前記直交する方
向の成分を含む方向に形成されており、また該雌ねじに
螺合されて正逆回転させられることにより前記直交する
方向の成分を含む方向で往復動自在であり且つ回転によ
りノーズバー取付台に接近する方向に移動した時、貫通
穴の最小内径より大きい外径の頭の部分が貫通穴を介し
てノーズバーに圧接されることで、ノーズバーをノーズ
バー取付台に対し、前記直交する方向の成分を含む方向
に各々単独に撓ませてノーズバーの加圧部を前記直交す
る成分を含む方向に移動させることが可能な頭付き雄ね
じが、貫通穴に挿入されていることを特徴とするノーズ
バー。
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JP33076199A JP4400969B2 (ja) | 1998-12-15 | 1999-11-22 | ベニヤ単板切削機及びノーズバー |
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JP19774399 | 1999-07-12 | ||
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JP11-197743 | 1999-07-12 | ||
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JP2001079811A true JP2001079811A (ja) | 2001-03-27 |
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JP33076199A Expired - Fee Related JP4400969B2 (ja) | 1998-12-15 | 1999-11-22 | ベニヤ単板切削機及びノーズバー |
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JP (1) | JP4400969B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022524896A (ja) * | 2019-08-01 | 2022-05-10 | 株式会社名南製作所 | 鉋台およびこれを備えるロータリーベニヤレース、ベニヤスライサー |
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1999
- 1999-11-22 JP JP33076199A patent/JP4400969B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2022524896A (ja) * | 2019-08-01 | 2022-05-10 | 株式会社名南製作所 | 鉋台およびこれを備えるロータリーベニヤレース、ベニヤスライサー |
JP7220853B2 (ja) | 2019-08-01 | 2023-02-13 | 株式会社名南製作所 | 鉋台およびこれを備えるロータリーベニヤレース、ベニヤスライサー |
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