JP2003136335A - 加工方法 - Google Patents

加工方法

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JP2003136335A
JP2003136335A JP2001333047A JP2001333047A JP2003136335A JP 2003136335 A JP2003136335 A JP 2003136335A JP 2001333047 A JP2001333047 A JP 2001333047A JP 2001333047 A JP2001333047 A JP 2001333047A JP 2003136335 A JP2003136335 A JP 2003136335A
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machining
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electrode
machining tool
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Norihiko Wada
紀彦 和田
Takeshi Masaki
健 正木
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具取付位置誤差や工具位置決め誤差がな
く、段差を有する微細形状を高精度に加工することがで
きる加工方法を提供する。 【解決手段】 円柱形状の加工工具1を用いて機械加工
することにより放電加工電極3に鋭利な段差部3a、3
bを加工し、前記加工工具1を、放電加工用電極3の段
差部3a、3bに沿って送り込みながら放電加工するこ
とによって加工工具1の底部に段差部の形状に対応する
断面形状の突部1a、1bを形成し、その後加工工具1
を加工物2に対する垂直方向の切り込み位置を固定して
加工物2表面に沿う同一平面内で相対移動させて走査
し、加工工具1の底部の突部1a、1bの高さを有する
段差を加工物2に加工するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種光デバイスの
ガラス成形に用いられる微細形状金型などの加工方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、光通信分野における光合分岐デ
バイスのガラス成形において用いるファイバガイド部と
光導波路部を有する金型では、光導波路部の形状精度及
び光ファイバを固定するファイバガイド部と光導波路部
の相対位置精度が極めて重要である。
【0003】一般に、3次元形状を有する金型を加工す
る場合には、図2に示すように、通常円柱形状の切削工
具21により被加工物の金型22上を3次元的に走査し
て加工している。また、金型22が斜面等の特殊な形状
を有する形状の場合には円錐状の切削工具23による加
工が必要となる。
【0004】このような加工時には、切削工具21、2
3の取付位置誤差や、切削工具21、23の原点位置決
め誤差、あるいは加工時間が長くなる場合には機械の熱
変形などの影響により、工具位置決め誤差が生じて加工
誤差を生じることになる。そのため、このような加工方
法では光導波路の効率低下及びファイバガイド部中心と
光導波路中心が一致しないなどの問題が生じて製品性能
が大きく低下してしまうという問題がある。
【0005】また、このような問題の解決方法として、
予め段差を形成した工具による加工方法が考えられる。
そのための工具を形成方法として、図3に示すように、
ワイヤ放電加工にて工具に微小段差を加工する方法が考
えられる。図3において、26は放電加工用の放電発生
回路、27はスイッチである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示す機械加工による加工では、上述のように複数の工具
の使用に伴って工具取付位置誤差を生じ、また加工時間
が多大となるときに機械の熱変形による工具位置決め誤
差を生じるといった問題が発生し、光デバイス用途の金
型を加工するような加工方法としては問題が多かった。
【0007】また、図3に示すように、工具に予めワイ
ヤ放電加工にて微小段差を加工しようとしても、工具2
4の微小段差24aの根元部にワイヤ電極25の径に相
当する円弧面24bが形成され、工具24に光導波路に
用いられる8μm程度の段差部を加工することができな
いという問題がある。
【0008】本発明は、上記従来の問題に鑑み、工具取
付位置誤差や工具位置決め誤差がなく、段差を有する微
細形状を高精度に加工することができる加工方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の加工方法は、円
柱形状の加工工具を用いた機械加工により放電加工用電
極に鋭利な段差部を加工する工程と、前記加工工具を、
放電加工用電極の段差部に沿って送り込みながら放電加
工することによって加工工具の底部に段差部の形状に対
応する断面形状の突部を形成する工程と、その後加工工
具を加工物に対する垂直方向の切り込み位置を固定して
加工物表面に沿う同一平面内で相対移動させて走査し、
加工工具底部の突部の高さを有する段差を加工物に加工
する工程とを備えたものである。
【0010】このような構成によれば、機械加工により
シャープなエッジを持つ高精度な放電加工電極を作成で
き、また放電加工電極の作成とこの放電加工電極を用い
た加工工具の突部の放電加工とを同一加工機上で行うこ
とにより加工工具と放電加工電極の位置決め誤差がなく
なり、高精度でかつシャープな根元部を持つ突部を有す
る加工工具を作成でき、またこの加工工具の作成と加工
物への加工を同一加工機上で行うことにより、加工工具
の回転軸振れのない高精度な加工が可能となり、また垂
直方向の加工工具の切り込み位置を固定することにより
切り込み位置誤差をなくし、高精度な相対位置精度を有
する微細な段差形状を加工することができる。
【0011】また、加工工具の材料として、焼結ダイヤ
モンドを用いることで、加工工具表面に露出するダイヤ
モンド粒子による極めて微小な単位の切削が、加工物と
の接触面全体で進行するため、加工工具に形成された突
部の高さの微細段差を加工することができ、また工具材
料の高耐摩耗性の特長により工具の劣化が殆どなく、均
一な加工ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の加工方法の一実施
形態について、図1を参照して説明する。
【0013】図1において、1は所定の径の円柱状に成
形された加工工具であり、垂直方向(Z方向)に移動及
び位置決め可能な加工機のZステージ(図示せず)に装
着固定され、かつ垂直軸芯回りに高精度に回転可能に構
成されている。2は加工物、3は放電加工電極であり、
水平方向の互いに直交するX方向とY方向に移動及び位
置決め可能な加工機のX−Yステージ(図示せず)に設
置固定されている。
【0014】加工工具1と放電加工電極3の間には、R
C回路にて構成された微小エネルギーの放電パルスを発
生可能な放電発生回路5がスイッチ4を介して接続され
ており、放電加工電極3を用いて加工工具1に対してμ
mオーダーの放電加工を実施できるように構成されてい
る。
【0015】以上の構成において、加工工具1への突部
1a、1bの形成に際しては、まず、X−Yステージに
設置固定された放電加工電極3に対して、円柱形状の加
工工具1を回転させながら送り込んで切削加工すること
により、1μm以下のエッジを持つ高精度な段差部3
a、3bを加工する。その後に、図1(a)に示すよう
に、加工工具1と放電加工電極3との間に放電発生回路
5にて放電電圧を印加し、加工工具1を回転させつつ加
工した放電加工電極3の段差部3a、3bに沿って送り
込みながら放電加工することにより、加工工具1の底部
に段差部3a、3bに対応する断面形状の突部1a、1
bを加工する。通常、加工工具1と放電加工電極3の位
置決めには少なくとも数μmのずれが生じるが、上記方
法によれば、放電加工電極3のエッジ部までの寸法が加
工工具1の半径と一致し、放電加工電極3への切削加工
と加工工具1への放電加工を同一加工機上で実施するこ
とにより、加工工具1の位置決め誤差を解消することが
できる。また、放電加工電極3を機械加工しているの
で、放電加工電極3に1μm以下のシャープなエッジを
形成することができ、数μmオーダーの高さの突部1
a、1bも容易に形成できる。
【0016】加工工具1として焼結ダイヤモンドを、放
電加工電極3として超硬材を用い、上記のように放電加
工電極3に切削により2つの段差部3a、3bを形成し
た後、コンデンサ10pF、電圧70Vの条件で加工工
具1を放電加工することで、根元部の円弧半径が1μm
以下で、段差高さが66.5μmと8μmの突部1a、
1bを有する加工工具1を加工することができた。
【0017】以上のようにして加工工具1を成形した
後、図1(b)に示すように、予め数μm大きく粗加工
された加工物2に対して、加工工具1を回転させながら
所定の位置までZ軸方向に送り込み、その後Z方向の工
具位置を固定してX−Yステージを移動させて所定の形
状に微小切削加工することにより、加工物2に対して加
工工具1の突部1a、1bに対応する段差を高精度に転
写することができる。
【0018】加工物2として超硬材を用い、加工工具1
を2500rpmで回転させながら、5μm/secの
速度で所定の加工経路で水平方向に走査することによ
り、加工工具1の形状を転写した66.5μmと8μm
の段差を加工することができた。また、この加工による
工具消耗は殆どなく、光合分岐デバイス用金型として、
数10mmの長さを加工したとしても、工具劣化により
形状ばらつきが発生することがなく、結果として光合分
岐デバイスとしての性能低下が生じるのを防止できる。
【0019】
【発明の効果】本発明の加工方法によれば、以上のよう
に円柱形状の加工工具を用いて機械加工することにより
放電加工用電極に鋭利な段差部を加工し、前記加工工具
を、作成した段差部に放電加工しながら送り込むことに
よって加工工具の底部に段差部の形状に対応する断面形
状の突部を形成し、その後加工工具を加工物表面上に相
対移動させ、加工工具の垂直方向の切り込み位置を固定
し、同一平面内で工具を走査して加工物を加工するの
で、機械加工にてシャープなエッジを持つ高精度な放電
加工電極を作成でき、また放電加工電極の作成とこの放
電加工電極を用いた加工工具の突部の放電加工を同一加
工機上で行うことにより工具と電極と位置決め誤差がな
くなり、高精度でかつシャープな根元部を持つ突部を有
する加工工具を作成でき、またこの加工工具作成と加工
物への加工を同一加工機上で行うことにより、工具の回
転軸振れのない高精度な加工が可能となり、また垂直方
向の工具の切り込み位置を固定することにより切り込み
位置誤差をなくし、高精度な相対位置精度を有する微細
な段差形状を加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加工方法の一実施形態における加工工
程を説明する斜視図である。
【図2】従来例の加工方法の説明図である。
【図3】従来例における放電加工による工具への段差加
工方法の説明図である。
【符号の説明】
1 加工工具 1a、1b 突部 2 加工物 3 放電加工電極 3a、3b 段差部 5 放電発生回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱形状の加工工具を用いた機械加工に
    より放電加工用電極に鋭利な段差部を加工する工程と、
    前記加工工具を、放電加工用電極の段差部に沿って送り
    込みながら放電加工することによって加工工具の底部に
    段差部の形状に対応する断面形状の突部を形成する工程
    と、その後加工工具を加工物に対する垂直方向の切り込
    み位置を固定して加工物表面に沿う同一平面内で相対移
    動させて走査し、加工工具底部の突部の高さを有する段
    差を加工物に加工する工程とを備えたことを特徴とする
    加工方法。
  2. 【請求項2】 加工工具の材料は焼結ダイヤモンドであ
    ることを特徴とする請求項1記載の加工方法。
JP2001333047A 2001-10-30 2001-10-30 加工方法 Withdrawn JP2003136335A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107971538A (zh) * 2017-09-01 2018-05-01 徐州工程学院 一种正交车铣加工表面微观形貌的仿真方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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