JP2003135795A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003135795A
JP2003135795A JP2001342851A JP2001342851A JP2003135795A JP 2003135795 A JP2003135795 A JP 2003135795A JP 2001342851 A JP2001342851 A JP 2001342851A JP 2001342851 A JP2001342851 A JP 2001342851A JP 2003135795 A JP2003135795 A JP 2003135795A
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JP2001342851A
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Inventor
Akio Harada
章生 原田
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 延出部材によって前面側が覆われる下側球貯
留部材内の遊技球の貯留量を遊技者が容易に認識するこ
とができる遊技機を提供する。 【解決手段】 前面カバー部材10の壁部15の右側に
は、4個の第1乃至第4貯留ランプ41A、41B、4
1C、41Dが左右水平方向に横一列に配置されてい
る。そして、下側球貯留部材32に貯留量の約1/5の
パチンコ球が貯留された場合には、第1貯留ランプ41
Aが点灯される。また、下側球貯留部材32に貯留量の
約2/5のパチンコ球が貯留された場合には、第1及び
第2貯留ランプ41A、41Bが点灯される。また、下
側球貯留部材32に貯留量の約3/5のパチンコ球が貯
留された場合には、第1乃至第3貯留ランプ41A、4
1B、41Cが点灯される。更に、下側球貯留部材32
に貯留量の約4/5のパチンコ球が貯留された場合に
は、第1乃至第4貯留ランプ41A、41B、41C、
41Dが点灯される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上側球貯留部材か
ら溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材を備え
た遊技機に関し、特に、上側球貯留部材の前面上端縁部
から下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材によ
って前面側が覆われる該下側球貯留部材内の遊技球の貯
留量を遊技者が容易に認識することができる遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ機等の遊技機におい
ては、下皿内が満タンか否かを検出する検出手段が設け
られた遊技機が種々提案されている。
【0003】例えば、特公平8−17843号公報に記
載されたパチンコ機の満タン検知装置では、景品球排出
装置から払い出された景品球を貯留し、かつパチンコ機
の前面に設けられた下皿と連通する予備排出通路内に、
貯留された景品球によって押圧される満タン検知板を臨
ませ、該満タン検知板の近傍には、満タン検知板が押圧
されたときに作動する満タン検知スイッチを設け、該満
タン検知スイッチと入賞球処理機構の電気的駆動源とを
電気的に接続して満タン検知スイッチが作動したとき電
気的駆動源の作動を停止するように構成されている。こ
のような構成によって、景品球が予備排出通路内に充満
して満タン検知板を押圧すると、満タン検知スイッチが
作動して、入賞球処理機構の電気的駆動源の駆動を停止
される。これにより、入賞球は、処理されることがな
く、また景品球も払い出されない。なお、遊技者が下皿
から景品球を抜き出すことにより予備排出通路内の充満
状態を解除すれば、満タン検知板が元の状態に復帰する
とともに満タン検知スイッチも元の状態に復帰するの
で、再度電気的駆動源が駆動を開始し、入賞球が1個宛
処理されて景品球が払い出される。したがって、景品球
が多量に排出されて満タン検知スイッチが作動した状態
において、未だ未処理の入賞球が多量にに残留していて
も、その入賞球が電気的駆動源によって処理されること
はなく、このため、景品球がさらに払い出されて景品球
排出装置に悪影響を及ぼすということはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特公平8−17843号公報に記載されたパチンコ機
の満タン検知装置においては、遊技者が下皿から景品球
を抜き出して予備排出通路内の充満状態を解除しない限
り、未だ未処理の入賞球が多量に残留していても、その
入賞球が電気的駆動源によって処理されなくなってい
る。このため、下皿の前面側が上皿前面部から該下皿の
下側まで延出される延出部材で覆われた場合には、遊技
者が下皿内の景品球を確認できず、未処理の入賞球が入
賞球集合樋に大量に残留したままになるという問題があ
る。
【0005】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、上側球貯留部材の前面
上端縁部から下側球貯留部材の下側まで延出される延出
部材によって前面側が覆われる該下側球貯留部材内の遊
技球の貯留量を遊技者が容易に認識することができる遊
技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る遊技機は、遊技者側の前面に突出して設
けられて、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材
と、前記上側球貯留部材の下側に配置されて、該上側球
貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留
部材と、前記上側球貯留部材の前面上端縁部から前記下
側球貯留部材の下側まで延出される延出部材とを備え、
前記延出部材は、前記下側球貯留部材の底部が視認可能
な透かし部を有し、前記下側球貯留部材は、前記延出部
材の後側に配設されると共に、遊技球を貯留する部分の
うち少なくとも前記透かし部に対向する部分が透明又は
半透明に形成されていることを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に係る遊
技機においては、払い出される賞球を受ける上側球貯留
部材が遊技者側の前面に突出して設けられている。ま
た、この上側球貯留部材の下側には、この上側球貯留部
材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材が
配置されている。そして、この下側球貯留部材は、上側
球貯留部材の前面上端縁部から該下側球貯留部材の下側
まで延出される延出部材によって覆われて、延出部材の
後側に配設されている。また、延出部材の下側球貯留部
材の底部が視認可能な透かし部が形成されると共に、下
側球貯留部材の遊技球を貯留する部分のうち少なくとも
この透かし部に対向する部分が透明又は半透明に形成さ
れている。これにより、上側球貯留部材の前面上端縁部
から下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材の透
かし部を介して、下側球貯留部材の透明又は半透明部か
ら該下側球貯留部材の底部を視認可能に構成されている
ため、遊技者は、延出部材によって前面側が覆われる下
側球貯留部材内に貯留される遊技球の有無や貯留量を容
易に確認することができ、該下側球貯留部材内の遊技球
を適宜外側に排出することが可能となる。
【0008】また、請求項2に係る遊技機は、遊技者側
の前面に突出して設けられて、払い出される賞球を受け
る上側球貯留部材と、前記上側球貯留部材の下側に配置
されて、該上側球貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯
留する下側球貯留部材と、前記上側球貯留部材の前面上
端縁部から前記下側球貯留部材の下側まで延出される延
出部材と、前記下側球貯留部材内の遊技球の有無を検出
する有無検出手段と、前記有無検出手段の検出結果を遊
技者に報知する有無報知手段とを備え、前記下側球貯留
部材は、前記延出部材の後側に配設されていることを特
徴とする。
【0009】このような特徴を有する請求項2に係る遊
技機においては、払い出される賞球を受ける上側球貯留
部材が遊技者側の前面に突出して設けられている。ま
た、この上側球貯留部材の下側には、この上側球貯留部
材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材が
配置されている。そして、この下側球貯留部材は、上側
球貯留部材の前面上端縁部から該下側球貯留部材の下側
まで延出される延出部材によって覆われて、延出部材の
後側に配設されている。また、下側球貯留部材内の遊技
球の有無を検出する有無検出手段が設けられるととも
に、該有無検出手段の検出結果が有無報知手段を介して
遊技者に報知される。これにより、上側球貯留部材の前
面上端縁部から下側球貯留部材の下側まで延出される延
出部材によって下側球貯留部材の前面側が覆われても、
有無報知手段を介して該下側球貯留部材内の遊技球の有
無が報知されるため、遊技者は、下側球貯留部材内に貯
留される遊技球の有無を容易に確認することができる。
【0010】また、請求項3に係る遊技機は、請求項1
又は請求項2に記載の遊技機において、前記下側球貯留
部材内の遊技球の貯留量を検出する貯留量検出手段と、
前記貯留量検出手段の検出結果を遊技者に報知する貯留
量報知手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】このような特徴を有する請求項3に係る遊
技機では、請求項1又は請求項2に記載の遊技機におい
て、下側球貯留部材内の遊技球の貯留量を検出する貯留
量検出手段が設けられるとともに、該貯留量検出手段の
検出結果が貯留量報知手段を介して遊技者に報知され
る。これにより、上側球貯留部材の前面上端縁部から下
側球貯留部材の下側まで延出される延出部材によって下
側球貯留部材の前面側が覆われても、貯留量報知手段を
介して該下側球貯留部材内の遊技球の貯留量が報知され
るため、遊技者は、下側球貯留部材内に貯留される遊技
球の貯留量を容易に認識することができ、下側球貯留部
材内が満タンになった場合には、該下側球貯留部材内の
遊技球を外部に迅速に排出することができる。
【0012】更に、請求項4に係る遊技機は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機において、前記
下側球貯留部材は、内側に遊技球を所定量収容すること
が可能な閉鎖空間を形成する収容部材を備え、前記収容
部材は、前記溢れた遊技球が流入する遊技球流入口部
と、遊技球を外部に排出する遊技球排出口部と、前記遊
技球排出口部を開閉する開閉手段とを有し、前記開閉手
段を開いた場合には、前記収容部材内の遊技球が外部に
排出されることを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する請求項4に係る遊
技機では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊
技機において、下側球貯留部材は、内側に遊技球を所定
量収容することが可能な閉鎖空間を形成する収容部材か
ら構成されると共に、該収容部材には、上側球貯留部材
から溢れた遊技球が流入する遊技球流入口部と、内部の
遊技球を外部に排出する遊技球排出口部と、この遊技球
排出口部を開閉する開閉手段とが設けられている。そし
て、開閉手段を開いた場合には、収容部材内の遊技球が
外部に排出される。これにより、収容部材の閉鎖空間の
容積を従来の下皿の容積より大きくしても、開閉手段を
閉じている限り、この収容部材内に上側球貯留部材から
溢れた遊技球を所定量まで保持して貯留できるため、下
側球貯留部材に貯留可能な遊技球の容量を飛躍的に大き
くすることができる。また、下側球貯留部材の貯留容量
を飛躍的に大きくすることができるため、遊技者は収容
部材の開閉手段を開いて、下側球貯留部材から遊技球を
抜く作業回数が大幅に少なくなって遊技に専念すること
が可能となり、遊技者の興趣の増大化を図ることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機をパチ
ンコ機について具体化した第1乃至第3実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。最初に第1実施形態に係る
パチンコ機について図1乃至図11に基づいて説明す
る。先ず、第1実施形態に係るパチンコ機の全体概略構
成について図1乃至図5に基づき説明する。図1は第1
実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
図2は第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した中央
側断面図である。図3は第1実施形態に係るパチンコ機
の前面カバー部材を開いた状態を示す正面図である。図
4は第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の
要部を示す要部拡大中央側断面図である。図5は第1実
施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材内に配設され
る各光LEDと各光センサとの間の受光状態を模式的に
示す横断面図である。尚、図1及び図3では遊技領域上
のゲート等の構造物を省略して示す。
【0015】図1乃至図4に示すように、第1実施形態
に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球とし
て払い出す、いわゆる第1種パチンコ機である。パチン
コ機1は、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、前
枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を
介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。
そして、この前枠3のほぼ中央部には、略四角形の窓部
7が形成され、この窓部7には、遊技盤8が前面側から
取付けられている。
【0016】また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製
の前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、
前枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの
左端上部に取り付けられる軸支持部材11とによって支
えられて開閉自在に取り付けられている(図3参照)。
この前面カバー部材10は、前面部が正面視略卵形に前
面側へ膨出して形成されると共に、閉じられた場合に
は、この前面カバー部材10の下端周縁部と正面視略逆
半月形に上端縁部が凹む前面パネル部3Aとが、連続し
た面を構成するように形成されている。また、この前面
カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開
設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前
側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部
から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞
球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側
球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材30
の下側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部
材32とから形成されている。
【0017】また、前面カバー部材10のほぼ中央部に
開設される窓部12には、球面上に外側方向に膨出する
透明な前面カバー13が前面側から嵌着されると共に、
この前面カバー13の後側にはガラス板14が装着され
ている。従って、前面カバー13とガラス板14とを通
して遊技盤8上に構成される遊技領域が見えるようにな
っている。また、前面カバー部材10の窓部12の左右
の周辺部には、左右方向に直線状に配設された発光LE
D9が、複数本ずつ上下方向にほぼ平行に配列されてい
る。
【0018】また、前面カバー部材10の窓部12の下
端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15の略中央
部には、横長四角形の開口部16が開設されている。そ
して、前面カバー部材10を閉じた場合には、この開口
部16を介して、斜め上向きに取り付けられて変動図柄
等が表示されるLCD表示器17の画面が、斜め上から
見えるように構成されている。また、この開口部16の
左右には、正面視三角形状に多数の小孔が穿設される一
対の網目部18、18が形成されている。この各網目部
18、18は、前面カバー部材10が閉じられた場合
に、後述の前枠3に配設される一対のスピーカ20、2
0(図3には、1個のスピーカ20が示されている。)
と対向している。また、右側の網目部18の下側には、
4個の第1貯留ランプ41A、第2貯留ランプ41B、
第3貯留ランプ41C、第4貯留ランプ41Dが左右水
平方向に横一列に配置されている。そして、この第1貯
留ランプ41Aの左側には「少」の文字が書かれ、ま
た、第4貯留ランプ41Dの右側には「多」の文字が書
かれている。これにより、後述のように第1貯留ランプ
41A乃至第4貯留ランプ41Dを点灯制御することに
よって、下側球貯留部材30内に貯留されるパチンコ球
の貯留量が遊技者に報知される(図11参照)。また、
透明な樹脂製の下側球貯留部材30は、LCD表示器1
7の下側において、前枠3の前面部にビス止め等によっ
て取り付けられている。尚、下側球貯留部材30は、中
のパチンコ球が影で見えるような半透明な樹脂製でも良
い。
【0019】また、払い出される賞球を受ける上側球貯
留部材22の左奥側の壁面部には、パチンコ機1の背面
部に設けられて賞球や貸球を払い出す公知の払い出し機
構(特開平11−309265号公報等参照)から払い
出される賞球等を上側球貯留部材22に案内する賞球払
い出し口23が設けられている。また、上側球貯留部材
22のパチンコ球が発射装置25(図3参照)へ不図示
の球抜き装置等を介して送られるように構成されてい
る。この発射装置25は、前面パネル部3Aに立設され
る操作ハンドル26の回動操作によって発射力が調整さ
れるように構成されている。また、パチンコ機1の左右
方向の中心線に対して操作ハンドル26のほぼ対称な位
置には、前面パネル部3Aの前面部から遊技者側に突き
出して設けられる開閉可能式の灰皿27が取り付けられ
ている。
【0020】また、上側球貯留部材22の右側上端面の
右外側には球抜きボタン28が配設されており、遊技者
が球抜きボタン28を押下することにより、上側球貯留
部材22にあるパチンコ球が、不図示の球抜き装置を介
して該上側球貯留部材22の下側に配設される透明な樹
脂製の下側球貯留部材30に流れ込むように構成されて
いる。
【0021】また、上側球貯留部材22の前面上端縁部
から正面視略半球状に延出される延出部材32の下側球
貯留部材30の底面部に対向する部分には、透かし部と
して機能する開口部32Aが形成され、この透明な下側
球貯留部材30内のパチンコ球が見えるように構成され
ている。また、この延出部材32の略中央部には、断面
略円形の凹部34が形成されて、この凹部34内に球抜
きダイヤルレバー35が回動可能に取り付けられてい
る。この球抜きダイヤルレバー35は、前面カバー部材
10を閉じた場合に、下側球貯留部材30の球抜き機構
部33に接続され、該球抜きダイヤルレバー35を一方
向に操作することにより、下側球貯留部材30を構成す
る内箱84(図4等参照)の下端部に形成される球抜き
孔37を覆うスライド板部材38が左右方向に移動し
て、この球抜き孔37から球抜き孔86(図4等参照)
及び開口部32Aを介して下方にパチンコ球が落下する
こととなる。尚、球抜きダイヤルレバー35は、後述の
ように球抜き機構部33を構成する引張りバネ95(図
8参照)により反対回転方向に付勢されている。
【0022】また、球抜きダイヤルレバー35の上側に
は、各スピーカ20、20の音量を調整できる音量調整
用操作部材40が配設されている。この場合、音量調整
用操作部材40はタッチ型であって、遊技者等が音量調
整用操作部材40の左側のボタンを押すことによって音
量が小さくなり、該音量調整用操作部材40の右側のボ
タンを押すことによって音量が大きくなるため、その音
量を調整でき、遊技者は各スピーカ20、20を介して
遊技に応じた音等を所望の音量で聴くことができる。
【0023】また、図2に示すように、パチンコ機1の
裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク45が前枠
3の裏面に固定されている。この賞球タンク45は、傾
斜した底面に不図示の連通孔が形成され、その連通孔の
下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、不図示の賞球
や貸球を払い出す払出機構にパチンコ球を送る通路を形
成するタンクレール46が取付けられている。また、遊
技盤8の裏面を覆うセンターカバ47が前枠3の裏面に
取り付けられている。このセンターカバ47の背面部に
は、パチンコ機1の賞球の払い出し制御等を制御する後
述の制御回路部101(図10参照)が構成された主基
板が収納されるカバー48と、後述の賞球払い出し機構
を制御する制御回路が構成された賞球制御基板120
(図10参照)が収納されるカバー49等が配設されて
いる。また、センターカバ47の下側には、賞球払い出
し口23から溢れた賞球を下側球貯留部材30に案内す
る案内樋50が、前枠3の背面部に配設されている。ま
た、案内樋50の背面部には、後述の音楽制御基板12
1(図10参照)が収納されるカバー51が配設されて
いる。また、この案内樋50と下側球貯留部材30と
は、前枠3の下側球貯留部材30の裏面に対向する位置
に穿設される断面略四角形の貫通孔52を介して連通し
ている。これにより、上側球貯留部材22から溢れたパ
チンコ球は、案内樋50及び貫通孔52を介して下側球
貯留部材30に案内されて貯留される。
【0024】また、図4及び図5に示すように、下側球
貯留部材30の内箱84の内側左側面部には、上下方向
の直線上に4個の各発光LED39、39、39、39
が略等間隔で配設され、内箱84の上下方向のほぼ最深
部を通る鉛直線を含む所定平面上を各発光LED39、
39、39、39の光が通過するように設定されてい
る。また、下側球貯留部材30の内箱84の内側右側面
部の各発光LED39、39、39、39に対向する位
置には、下側から第1乃至第4光センサ42A、42
B、42C、42Dが配設されている。この第1乃至第
4光センサ42A、42B、42C、42Dは、各発光
LED39、39、39、39の光を受光した場合に
は、OFF信号を出力し、受光しない場合には、ON信
号を出力するものである。したがって、図5に示される
状態では、第1光センサ42Aは、パチンコ球によって
発光LED39からの光が遮られるため、ON信号を出
力する。また、第2乃至第4光センサ42B、42C、
42Dは、発光LED39、39、39からの光を受光
してOFF信号を出力する。また、貫通孔52の天井面
には、満タンスイッチ43が配設されている。この満タ
ンスイッチ43は、押下されていない場合には、OFF
信号を出力し、該貫通孔52内にパチンコ球が貯留され
て、該満タンスイッチ43が押下された場合には、ON
信号を出力するものである。
【0025】次に、前面カバー部材10の開閉機構及び
開閉操作について説明する。図3に示すように、前枠3
の右側端縁部の縦方向略中央部には、断面略斜め菱形の
鍵取付部55が前面側に突き出して設けられている。そ
して、前面カバー部材10の鍵取付部55に対向する部
分には、閉じられた場合に、該鍵取付部55が嵌合され
る溝部56が形成されている。また、前枠3の右側端縁
部の裏面には、前面カバー部材10を施錠する公知の施
錠装置57が設けられている(特開平10−30936
3号公報参照)。そして、鍵取付部55の略中央部に
は、この施錠装置57のシリンダ錠58が裏側から挿入
される貫通孔55Aが形成されている。また、鍵取付部
55の上下には、縦長四角形の一対の貫通孔60、60
が穿設され、施錠装置57に回動可能に設けられる各錠
爪61、61が前枠3の裏側から挿通されている。この
各錠爪61、61は、前面カバー部材10の右側端縁部
の裏側面に設けられる不図示の係合部材に係合し、シリ
ンダ錠58に所定のキーを挿入して所定方向(第1実施
形態では、反時計方向)に回せば、各錠爪61、61が
上方向に回動して前面カバー部材10の開錠作動をする
ようになっている。一方、施錠装置57の上下端部に
は、外枠2の内側に設けられる不図示の係合部材に係合
する不図示の一対の前面枠錠爪が回動可能に設けられ、
シリンダ錠58に所定のキーを挿入して反対方向(第1
実施形態では、時計方向)に回せば、各前面枠錠爪が上
下方向に回動して前枠3の開錠作動をするようになって
いる。
【0026】また、シリンダ錠58に所定のキーを挿入
して所定方向(第1実施形態では、反時計方向)に回し
て前面カバー部材10を開錠し、該前面カバー部材10
を前面側に開いた場合には、前枠3の前面部に取り付け
られる下側球貯留部材30、発射装置25、LCD表示
器17、各スピーカ20、20、及び遊技盤8の前面部
が現れる。ここで、LCD表示器17及び各スピーカ2
0、20は、正面視横長四角形の組付部材63の前面部
に取り付けられている。また、この組付部材63の左端
縁部は、前枠3の前面側に回動可能に軸支されている。
そして、この組付部材63の背面部が前枠3の前面に当
接されると共に、該組付部材63の右端縁部に形成され
る凹部64に、前枠3の前面部に回動可能に立設される
L字形固定レバー65の軸部が嵌合され、該L字形固定
レバー65を下方向に回動することによって、組付部材
63が前枠3の前面部に当接して固定される。従って、
L字形固定レバー65を上方向に回動して、組付部材6
3を前面側に開くことによって、LCD表示器17及び
各スピーカ20、20の点検・調整、遊技盤8の取り付
け・取り外し、及び発射レール66の点検・調整などを
前枠3の前面側から行うことができる。
【0027】次に、第1実施形態に係るパチンコ機1の
下側球貯留部材30の概略構成を図6乃至図9に基づい
て説明する。図6は第1実施形態に係るパチンコ機1の
下側球貯留部材30の概略構成を示す図で、(A)は平
面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。図7は
第1実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30
の概略構成を示す後側斜視図である。図8は第1実施形
態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の概略構成
を示す中央側断面図である。図9は第1実施形態に係る
パチンコ機1の下側球貯留部材30の排出口開閉状態を
示す蓋部材を取り外した背面図で、(A)は通常時の閉
じた状態を示す図、(B)は球抜きダイヤルレバー35
を回して開いた状態を示す図である。
【0028】図6乃至図8に示すように、下側球貯留部
材30は、正面視略台形の箱体状で背面部が開放される
背板部材82と、この背板部材82の背面部を塞ぐ蓋部
材83と、背板部材82の前面部に取り付けられて遊技
球が貯留される透明樹脂製の内箱84と、背板部材82
の前面部に取り付けられて内箱84の外側を下端部に所
定隙間を形成しつつ覆う透明樹脂製の外箱85と、この
外箱85の上端面の中央部に前後方向に配設される球抜
き機構部33と、内箱84の下側後端縁部と外箱85の
下側後端縁部との隙間に左右方向にスライド可能に配設
されるスライド板部材38等とから構成されている。ま
た、内箱84の内側左側面部には、上下方向の直線上に
4個の各発光LED39、39、39、39が略等間隔
で配設され、内箱84の内側右側面部の各発光LED3
9、39、39、39に対向する位置には、下側から第
1乃至第4光センサ42A、42B、42C、42Dが
配設されている(図5参照)。
【0029】また、図8及び図9に示すように、内箱8
4の下側後端縁部の略中央部には、水平略U字状の球抜
き孔37が形成されている。また、外箱85のこの球抜
き孔37に対向する部分には、同形状の球抜き孔86が
形成されている。また、この球抜き孔37と球抜き孔8
6との間には、スライド板部材38が、背板部材82の
下端部に形成される左右方向に細長い貫通孔88に挿入
されて、各球抜き孔37、86を塞ぐように構成されて
いる。このスライド板部材38は、横長の平板状で略中
央部に前側方向に延出されて各球抜き孔37、86を覆
う略U字形の延出部89が形成されている。また、スラ
イド板部材38の右上側後端縁部には、ボス部材90が
後側方向に突き出して設けられて、背板部材82に形成
される横長の貫通孔91に前面側から挿入されている。
また、背板部材82の後側上方には、球抜き機構部33
の回転に従って左右方向に移動可能に配設される梁部材
92が配設されている。また、この梁部材92の右側端
縁部(図9(A)中、左側端縁部)とスライド板部材3
8のボス部材90とは、接続部材93によって左右方向
に回動可能に接続されている。また、梁部材92は、こ
の接続部材93の上端縁部に一端が取り付けられる引張
りバネ95によって右側方向(図9(A)中、左側方
向)に付勢されている。即ち、スライド板部材38は、
引張りバネ95によって左側方向(図9(A)中、右側
方向)に付勢されている。
【0030】したがって、図9(A)に示すように、引
張りバネ95の付勢力によってスライド板部材38が左
側方向に押しつけられている場合には、各球抜き孔3
7、86は、該スライド板部材38の延出部89によっ
て塞がれている。一方、図9(B)に示すように、球抜
きダイヤルレバー35を付勢力に抗して所定角度回した
場合には、球抜き機構部33を介して梁部材92が左側
方向(図9(B)中、右側方向)にスライドされると共
に、接続部材93を介してスライド板部材38が右側方
向(図9(B)中、左側方向)にスライドして、該スラ
イド板部材38の延出部89が、各球抜き孔37、86
から離れるため、各球抜き孔37、86は連通して、内
箱84内のパチンコ球は、前面カバー部材10の開口部
32Aを介して下方に排出される。即ち、各球抜き孔3
7、86は、遊技球排出口部として機能する。
【0031】また、背板部材82の前面部の略中央部に
は、略四角形の貫通孔97が穿設されると共に、該貫通
孔97の周縁部には、後側方向に延出されるリブ部98
が形成されている。このリブ部98の下側壁部は、斜め
上方向に傾斜するように形成されている。また、この背
板部材82の背面部を覆う蓋部材83の略中央部には、
このリブ部98が嵌入される略四角形の貫通孔99が穿
設されている。これにより、案内樋50及び貫通孔52
を流れるパチンコ球は、この貫通孔99、リブ部98、
及び貫通孔97を介して内箱84内に流入する。即ち、
貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97は、遊技球流
入口部として機能する。
【0032】また、下側球貯留部材30の上端面に形成
される球入口部78は、外箱85の上端面の奥側右端縁
部に切り欠かれる切欠部101と、内箱84の該切欠部
101に対向する位置に切り欠かれる切欠部102と、
背板部材82の前面部とによって構成される。これによ
り、上側球貯留部材22から不図示の球抜き装置を流れ
たパチンコ球は、外箱85の上端面から、各切欠部10
1、102、及び背板部材82によって構成される球入
口部78を通過し、内箱84内に流入して貯留される。
即ち、外箱85、内箱84、背板部材82、及びスライ
ド板部材38は、収容部材を構成する。
【0033】次に、主基板上に形成されてLCD表示器
17等を制御する制御回路部の構成について図10に基
づいて説明する。図10は第1実施形態に係るパチンコ
機1の制御回路部のシステム構成を示すブロック図であ
る。図10に示すように、制御回路部101には、制御
回路部101の全体を制御するCPU103と、入力ポ
ート104と、後述する制御プログラムや各種制御処理
データ等を格納しておくメモリ105と、出力ポート1
06と、リセット信号を所定時間間隔(本実施形態で
は、約10msec毎である。)で出力するリセット回
路107とが設けられ、これらはバス108により相互
に接続されている。また、CPU103には、クロック
信号を出力するクロック回路109が接続されている。
【0034】また、入力ポート104には、不図示の第
1種始動口に設けられて入賞球を検出する第1種始動口
スイッチ111、不図示の大入賞口の内部に設けられて
大入賞口への入賞球のカウントを行うカウントスイッチ
112、この大入賞口の内部に設けられて大入賞口の開
放を継続するためのVゾーンへの入賞球の検出を行う特
別領域通過スイッチ113、下側球貯留部材30の内箱
84の内側右側面部に配置される第1乃至第4光センサ
42A、42B、42C、42D、及び、前枠3の下方
に穿設される貫通孔52の天井面に配置される満タンス
イッチ43等が接続されている。さらに、出力ポート1
06には、LCD表示器17への図柄表示を行う表示制
御基板115、大入賞口を開閉するソレノイド116を
駆動するソレノイド駆動回路117、各LED9や各発
光LED39、39、39、39及び第1乃至第4貯留
ランプ41A、41B、41C、41D等を駆動するラ
ンプ制御基板118、不図示の賞球払い出し機構を構成
する払い出しソレノイド119等を駆動制御する制御回
路が構成される賞球制御基板120、及び各スピーカ2
0、20及び音量調整用操作部材40が接続される音楽
制御基板121等が接続されている。
【0035】そして、CPU103は、リセット回路1
07からリセット信号が入力された場合には、メモリ1
05に予め格納されているパラメータや後述の制御プロ
グラムに従って、入力ポート104を介して入力される
入力信号等に基づいて、各種制御信号を出力ポート10
6を介して表示制御基板115やソレノイド駆動回路1
17等に出力する。また、入力ポート104は、外部か
ら入力されたアナログ信号等をディジタル信号に変換し
て出力する回路である。出力ポート106は、CPU1
03を介して演算された各種データをシリアルデータ等
に変換して出力する回路である。
【0036】ここで、各発光LED39、39、39、
39及び第1乃至第4光センサ42A、42B、42
C、42Dは、貯留量検出手段を構成する。また、第1
乃至第4貯留ランプ41A、41B、41C、41D及
びランプ制御基板118は、貯留量報知手段を構成す
る。
【0037】次に、このように構成された制御回路部1
01のCPU103が第1乃至第4貯留ランプ41A、
41B、41C、41Dを介して下側球貯留部材30内
の貯留量を報知する貯留ランプ点灯処理について図11
に基づいて説明する。図11は第1実施形態に係るパチ
ンコ機1の制御回路部101のCPU103が第1乃至
第4貯留ランプ41A、41B、41C、41Dを介し
て下側球貯留部材30内の貯留量を報知する貯留ランプ
点灯処理を示すフローチャートである。尚、パチンコ機
1のCPU103は、所定時間毎(第1実施形態では、
約10msec毎)に入力される割込信号に基づいて貯
留ランプ点灯処理を実行する。
【0038】図11に示すように、先ず、ステップ(以
下、Sという)1において、CPU103は、入力ポー
ト104を介して第1光センサ42AからON信号が入
力されたか否か判定する判定処理を実行する。そして、
第1光センサ42AからON信号が入力ポート104を
介して入力されている場合には(S1:YES)、S2
において、CPU103は、出力ポート106を介し
て、ランプ制御基板118に第1貯留ランプ41Aを点
灯するように点灯指示コマンドを送出する。また、この
点灯指示コマンドを受信したランプ制御基板118は、
第1貯留ランプ41Aを点灯駆動する。これにより、第
1貯留ランプ41Aが点灯されて、下側球貯留部材30
に貯留可能な貯留量の約1/5の量のパチンコ球が貯留
されていることが遊技者に報知される。一方、第1光セ
ンサ42AからOFF信号が入力ポート104を介して
入力されている場合には(S1:NO)、S3におい
て、CPU103は、出力ポート106を介して、ラン
プ制御基板118に第1貯留ランプ41Aを消灯するよ
うに消灯指示コマンドを送出する。そして、この消灯指
示コマンドを受信したランプ制御基板118は、第1貯
留ランプ41Aを消灯する。これにより、第1貯留ラン
プ41Aが消灯されて、下側球貯留部材30に貯留可能
な貯留量の約1/5の量のパチンコ球が未だ貯留されて
いないことが遊技者に報知される。
【0039】続いて、S4において、CPU103は、
入力ポート104を介して第2光センサ42BからON
信号が入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、第2光センサ42BからON信号が入力ポート
104を介して入力されている場合には(S4:YE
S)、S5において、CPU103は、出力ポート10
6を介して、ランプ制御基板118に第2貯留ランプ4
1Bを点灯するように点灯指示コマンドを送出する。ま
た、この点灯指示コマンドを受信したランプ制御基板1
18は、第2貯留ランプ41Bを点灯駆動する。これに
より、第1貯留ランプ41A及び第2貯留ランプ41B
が点灯されて、下側球貯留部材30に貯留可能な貯留量
の約2/5の量のパチンコ球が貯留されていることが遊
技者に報知される。一方、第2光センサ42BからOF
F信号が入力ポート104を介して入力されている場合
には(S4:NO)、S6において、CPU103は、
出力ポート106を介して、ランプ制御基板118に第
2貯留ランプ41Bを消灯するように消灯指示コマンド
を送出する。そして、この消灯指示コマンドを受信した
ランプ制御基板118は、第2貯留ランプ41Bを消灯
する。これにより、第2貯留ランプ41Bが消灯され
て、下側球貯留部材30に貯留可能な貯留量の約2/5
の量のパチンコ球が未だ貯留されていないことが遊技者
に報知される。
【0040】また、S7において、CPU103は、入
力ポート104を介して第3光センサ42CからON信
号が入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そ
して、第3光センサ42CからON信号が入力ポート1
04を介して入力されている場合には(S7:YE
S)、S8において、CPU103は、出力ポート10
6を介して、ランプ制御基板118に第3貯留ランプ4
1Cを点灯するように点灯指示コマンドを送出する。ま
た、この点灯指示コマンドを受信したランプ制御基板1
18は、第3貯留ランプ41Cを点灯駆動する。これに
より、第1貯留ランプ41A、第2貯留ランプ41B、
及び第3貯留ランプ41Cが点灯されて、下側球貯留部
材30に貯留可能な貯留量の約3/5の量のパチンコ球
が貯留されていることが遊技者に報知される。一方、第
3光センサ42CからOFF信号が入力ポート104を
介して入力されている場合には(S7:NO)、S9に
おいて、CPU103は、出力ポート106を介して、
ランプ制御基板118に第3貯留ランプ41Cを消灯す
るように消灯指示コマンドを送出する。そして、この消
灯指示コマンドを受信したランプ制御基板118は、第
3貯留ランプ41Cを消灯する。これにより、第3貯留
ランプ41Cが消灯されて、下側球貯留部材30に貯留
可能な貯留量の約3/5の量のパチンコ球が未だ貯留さ
れていないことが遊技者に報知される。
【0041】続いて、S10において、CPU103
は、入力ポート104を介して第4光センサ42Dから
ON信号が入力されたか否か判定する判定処理を実行す
る。そして、第4光センサ42DからON信号が入力ポ
ート104を介して入力されている場合には(S10:
YES)、S11において、CPU103は、出力ポー
ト106を介して、ランプ制御基板118に第4貯留ラ
ンプ41Dを点灯するように点灯指示コマンドを送出し
て処理を終了する。また、この点灯指示コマンドを受信
したランプ制御基板118は、第4貯留ランプ41Dを
点灯駆動する。これにより、第1貯留ランプ41A、第
2貯留ランプ41B、第3貯留ランプ41C、及び第4
貯留ランプ41Dが点灯されて、下側球貯留部材30に
貯留可能な貯留量の約4/5の量のパチンコ球が貯留さ
れていることが遊技者に報知される。一方、第4光セン
サ42DからOFF信号が入力ポート104を介して入
力されている場合には(S10:NO)、S12におい
て、CPU103は、出力ポート106を介して、ラン
プ制御基板118に第4貯留ランプ41Dを消灯するよ
うに消灯指示コマンドを送出して処理を終了する。そし
て、この消灯指示コマンドを受信したランプ制御基板1
18は、第4貯留ランプ41Dを消灯する。これによ
り、第4貯留ランプ41Dが消灯されて、下側球貯留部
材30に貯留可能な貯留量の約4/5の量のパチンコ球
が未だ貯留されていないことが遊技者に報知される。
【0042】これにより、例えば、図5に示されるよう
に、下側球貯留部材30の内箱84内に貯留されたパチ
ンコ球によって第1光センサ42Aへの発光LED39
からの光が遮られた場合、即ち、約1/5の貯留量のパ
チンコ球が貯留されている場合には、第1貯留ランプ4
1Aが点灯処理されて、約1/5の貯留量であることが
遊技者に報知される。
【0043】以上詳細に説明した通り第1実施形態に係
るパチンコ機1では、木製の外枠2に対して樹脂製の前
枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下
ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けら
れている。また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製の
前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前
枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左
端上部に取り付けられる軸支持部材11とによって支え
られて開閉自在に取り付けられている。また、この前面
カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開
設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前
側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部
から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞
球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側
球貯留部材22の前面上端縁部から前枠3の前面部に取
り付けられる下側球貯留部材30の下側を覆うように正
面視略半球状に延出される延出部材32とから形成され
ている。また、延出部材32の下側球貯留部材30の底
面部に対向する部分には、開口部32Aが形成され、こ
の透明な下側球貯留部材30内のパチンコ球が見えるよ
うに構成されている。また、前面カバー部材10の壁部
15の右側には、4個の第1乃至第4貯留ランプ41
A、41B、41C、41Dが左右水平方向に横一列に
配置されている。そして、この第1貯留ランプ41Aの
左側には「少」の文字が書かれ、また、第4貯留ランプ
41Dの右側には「多」の文字が書かれている。また、
下側球貯留部材32に貯留量の約1/5のパチンコ球が
貯留された場合には、第1貯留ランプ41Aが点灯され
る。また、下側球貯留部材32に貯留量の約2/5のパ
チンコ球が貯留された場合には、第1及び第2貯留ラン
プ41A、41Bが点灯される。また、下側球貯留部材
32に貯留量の約3/5のパチンコ球が貯留された場合
には、第1乃至第3貯留ランプ41A、41B、41C
が点灯される。更に、下側球貯留部材32に貯留量の約
4/5のパチンコ球が貯留された場合には、第1乃至第
4貯留ランプ41A、41B、41C、41Dが点灯さ
れる。
【0044】従って、上側球貯留部材22の前面上端縁
部から下側球貯留部材30の下側まで延出される延出部
材32の開口部32Aを介して、下側球貯留部材30の
透明な(尚、半透明でもよい。)底部を視認可能に構成
されているため、遊技者は、延出部材32によって前面
側が覆われる下側球貯留部材30内に貯留されるパチン
コ球の有無や貯留量を容易に確認することができ、球抜
きダイヤルレバー35を回して該下側球貯留部材30内
のパチンコ球を適宜外側に排出することが可能となる。
また、上側球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯
留部材30の下側まで延出される延出部材32によって
下側球貯留部材30の前面側が覆われても、第1乃至第
4貯留ランプ41A、41B、41C、41Dを介して
該下側球貯留部材30内のパチンコ球の貯留量が報知さ
れるため、遊技者は、下側球貯留部材30内に貯留され
るパチンコ球の貯留量を容易に認識することができ、下
側球貯留部材30内が満タンになった場合、若しくはほ
ぼ満タンになった場合には、球抜きダイヤルレバー35
を回してこの下側球貯留部材30内のパチンコ球を外部
に迅速に排出することができる。更に、下側球貯留部材
30の内箱84及び外箱85を、前面カバー部材10の
下端縁部に形成される開口部32Aと、上側球貯留部材
22の下端面との間の空間内に延出して拡大して設けて
も、スライド板部材38によって各球抜き孔37、87
を覆って閉鎖している限り、内箱84内に上側球貯留部
材22から溢れたパチンコ球を所定量まで保持して貯留
できるため、下側球貯留部材30に貯留可能なパチンコ
球の容量を従来の下皿の貯留容量よりも飛躍的に大きく
することができる。また、下側球貯留部材30のパチン
コ球の貯留容量を飛躍的に大きくすることができるた
め、遊技者は球抜きダイヤルレバー35を回してこの各
球抜き孔37、87を開いて、下側球貯留部材30から
遊技球を抜く作業回数が大幅に少なくなってパチンコ遊
技に専念することが可能となり、遊技者の興趣の増大化
を図ることができる。
【0045】次に、第2実施形態に係るパチンコ機につ
いて図12乃至図16に基づいて説明する。尚、図12
乃至図16において上記第1実施形態に係るパチンコ機
1と同一符号は、上記パチンコ機1と同一あるいは相当
部分を示すものである。この第2実施形態に係るパチン
コ機の概略全体構成及び制御回路構成は、第1実施形態
に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。但し、第2
実施形態に係るパチンコ機は、上記各発光LED39、
39、39、39、及び第1乃至第4光センサ42A、
42B、42C、42Dに替えて、圧力センサが配設さ
れる点、また、第1乃至第4貯留ランプ41A、41
B、41C、41Dに替えて、貯留量表示装置が設けら
れる点において、第1実施形態に係るパチンコ機1と異
なっている。
【0046】ここで、第2実施形態に係るパチンコ機の
概略全体構成について図12乃至図14に基づいて説明
する。図12は第2実施形態に係るパチンコ機全体を示
した正面図である。図13は第2実施形態に係るパチン
コ機の下側球貯留部材に貯留されるパチンコ球の貯留量
を表示する貯留量表示装置を示す正面図である。図14
は第2実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材内に
配設される圧力センサを模式的に示す横断面図である。
尚、図12では遊技領域上のゲート等の構造物を省略し
て示す。図12に示すように、第2実施形態に係るパチ
ンコ機131は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほ
ぼ同じ構成であるが、上記第1乃至第4貯留ランプ41
A、41B、41C、41Dに替えて、貯留量表示装置
133が右側の網目部18の下側に配設されている。ま
た、この貯留量表示装置133の左側には「少」の文字
が書かれ、また、貯留量表示装置133の右側には
「多」の文字が書かれている。また、図13に示すよう
に、貯留量表示装置133は、正面視略横長四角形で、
左90度回転した二等辺三角形状のスリット部134
が、上下方向中央部の左右両端縁部に達するように開設
され、該スリット部134の内側には、10個の略縦長
四角形の各セグメントLED133A、133B、13
3C、133D、133E、133F、133G、13
3H、133I、133Jが左右水平方向に横一列に配
置されている。従って、各セグメントLED133A、
133B、133C、133D、133E、133F、
133G、133H、133I、133Jの順番に、ス
リット部134を介して見える部分が大きくなってい
る。また、図14に示すように、下側球貯留部材30の
内箱84の外側底面部と外箱85の内側底面部との間
で、各球抜き孔37、86の左側には、圧電素子やスト
レーンゲージ等で構成される圧力センサ135が配置さ
れ、入力ポート104に接続されている。これにより、
上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球が貯留される
内箱84の重量をこの圧力センサ135を介して測定
し、該内箱84内のパチンコ球の貯留量を測定すること
ができるように構成されている。尚、この圧力センサ1
35の荷重測定精度は、約±0.001N(約±0.1
グラム重)である。また、圧力センサ135の荷重測定
能力は、下側球貯留部材30の内箱84内に貯留可能な
パチンコ球の全荷重を十分に測定可能である(例えば、
圧力センサ135の荷重測定能力は、約132.3N
(約13.5キログラム重)である。)。
【0047】次に、上記のように構成されるパチンコ機
131の主基板上に形成されてLCD表示器17等を制
御する制御回路部の構成について図15に基づいて説明
する。図15は第2実施形態に係るパチンコ機131の
制御回路部のシステム構成を示すブロック図である。図
15に示すように、パチンコ機131の制御回路部のシ
ステム構成は、上記パチンコ機1の制御回路部のシステ
ム構成とほぼ同じであるが、上記発光LED39、3
9、39、39、及び第1乃至第4貯留ランプ41A、
41B、41C、41Dに替えて、貯留量表示装置13
3がランプ制御基板118に接続されている。また、上
記第1乃至第4光センサ42A、42B、42C、42
Dに替えて、圧力センサ135が入力ポート104に接
続されている。ここで、ランプ制御基板118及び貯留
量表示装置133は、有無報知手段及び貯留量報知手段
として機能する。また、圧力センサ135は、有無検出
手段及び貯留量検出手段として機能する。
【0048】次に、このように構成された制御回路部1
01のCPU103が貯留量表示装置133を介して下
側球貯留部材30内の貯留量を報知する貯留量表示処理
について図16に基づいて説明する。図16は第2実施
形態に係るパチンコ機131の制御回路部101のCP
U103が貯留量表示装置133を介して下側球貯留部
材30内の貯留量を報知する貯留量表示処理を示すフロ
ーチャートである。尚、パチンコ機131のCPU10
3は、所定時間毎(第2実施形態では、約10msec
毎)に入力される割込信号に基づいて貯留量表示処理を
実行する。
【0049】図16に示すように、先ず、S15におい
て、CPU103は、入力ポート104を介して圧力セ
ンサ135からの出力信号を検出して、内箱84内のパ
チンコ球の全重量を検出する。
【0050】続いて、S16において、CPU103
は、内箱84内のパチンコ球の全重量が所定重量(例え
ば、0.053N〜0.1N(5.3グラム重〜10グ
ラム重)の範囲内の重量、又はこの範囲内の一定重量で
ある。)以上か否か判定する判定処理を実行する。即
ち、内箱84内にパチンコ球が少なくとも1個有るか否
か判定する判定処理を実行する。そして、内箱84内の
パチンコ球の全重量が所定重量以上の場合には(S1
6:YES)、S17において、内箱84内のパチンコ
球の全重量の10段階評価を行う。即ち、内箱84内に
貯留可能なパチンコ球の総重量に対する当該測定重量の
比率の10段階評価を行う。
【0051】例えば、貯留可能なパチンコ球の総重量に
対する当該測定重量の比率が9%以下の場合には、10
段階評価の第1段階とする。また、貯留可能なパチンコ
球の総重量に対する当該測定重量の比率が9%より大き
く18%以下の場合には、10段階評価の第2段階とす
る。また、貯留可能なパチンコ球の総重量に対する当該
測定重量の比率が18%より大きく27%以下の場合に
は、10段階評価の第3段階とする。また、貯留可能な
パチンコ球の総重量に対する当該測定重量の比率が27
%より大きく36%以下の場合には、10段階評価の第
4段階とする。また、貯留可能なパチンコ球の総重量に
対する当該測定重量の比率が36%より大きく45%以
下の場合には、10段階評価の第5段階とする。また、
貯留可能なパチンコ球の総重量に対する当該測定重量の
比率が45%より大きく54%以下の場合には、10段
階評価の第6段階とする。また、貯留可能なパチンコ球
の総重量に対する当該測定重量の比率が54%より大き
く63%以下の場合には、10段階評価の第7段階とす
る。また、貯留可能なパチンコ球の総重量に対する当該
測定重量の比率が63%より大きく72%以下の場合に
は、10段階評価の第8段階とする。また、貯留可能な
パチンコ球の総重量に対する当該測定重量の比率が72
%より大きく81%以下の場合には、10段階評価の第
9段階とする。更に、貯留可能なパチンコ球の総重量に
対する当該測定重量の比率が81%より大きい場合に
は、10段階評価の第10段階とする。
【0052】続いて、S18において、CPU103
は、S17で決定した10段階評価の評価値に対応して
点灯制御する貯留量表示装置133の各セグメントLE
Dの所定個数をランプ制御基板118に指示して、処理
を終了する。これにより、ランプ制御基板118は、C
PU103から指示された個数の貯留量表示装置133
の各セグメントLED133A、133B、133C、
133D、133E、133F、133G、133H、
133I、133Jを点灯制御する。
【0053】例えば、内箱84内のパチンコ球の全重量
の10段階評価が第1段階の場合には、CPU103
は、ランプ制御基板118に対して貯留量表示装置13
3のセグメントLEDを1個点灯するように指示する。
これにより、ランプ制御基板118は、貯留量表示装置
133のセグメントLED133Aを点灯し、残りの各
セグメントLED133B、133C、133D、13
3E、133F、133G、133H、133I、13
3Jを消灯する。
【0054】また、内箱84内のパチンコ球の全重量の
10段階評価が第2段階の場合には、CPU103は、
ランプ制御基板118に対して貯留量表示装置133の
セグメントLEDを2個点灯するように指示する。これ
により、ランプ制御基板118は、貯留量表示装置13
3の各セグメントLED133A、133Bを点灯し、
残りの各セグメントLED133C、133D、133
E、133F、133G、133H、133I、133
Jを消灯する。
【0055】また、内箱84内のパチンコ球の全重量の
10段階評価が第3段階の場合には、CPU103は、
ランプ制御基板118に対して貯留量表示装置133の
セグメントLEDを3個点灯するように指示する。これ
により、ランプ制御基板118は、貯留量表示装置13
3の各セグメントLED133A、133B、133C
を点灯し、残りの各セグメントLED133D、133
E、133F、133G、133H、133I、133
Jを消灯する。
【0056】また、内箱84内のパチンコ球の全重量の
10段階評価が第4段階の場合には、CPU103は、
ランプ制御基板118に対して貯留量表示装置133の
セグメントLEDを4個点灯するように指示する。これ
により、ランプ制御基板118は、貯留量表示装置13
3の各セグメントLED133A、133B、133
C、133Dを点灯し、残りの各セグメントLED13
3E、133F、133G、133H、133I、13
3Jを消灯する。
【0057】また、内箱84内のパチンコ球の全重量の
10段階評価が第5段階の場合には、CPU103は、
ランプ制御基板118に対して貯留量表示装置133の
セグメントLEDを5個点灯するように指示する。これ
により、ランプ制御基板118は、貯留量表示装置13
3の各セグメントLED133A、133B、133
C、133D、133Eを点灯し、残りの各セグメント
LED133F、133G、133H、133I、13
3Jを消灯する。
【0058】また、内箱84内のパチンコ球の全重量の
10段階評価が第6段階の場合には、CPU103は、
ランプ制御基板118に対して貯留量表示装置133の
セグメントLEDを6個点灯するように指示する。これ
により、ランプ制御基板118は、貯留量表示装置13
3の各セグメントLED133A、133B、133
C、133D、133E、133Fを点灯し、残りの各
セグメントLED133G、133H、133I、13
3Jを消灯する。
【0059】また、内箱84内のパチンコ球の全重量の
10段階評価が第7段階の場合には、CPU103は、
ランプ制御基板118に対して貯留量表示装置133の
セグメントLEDを7個点灯するように指示する。これ
により、ランプ制御基板118は、貯留量表示装置13
3の各セグメントLED133A、133B、133
C、133D、133E、133F、133Gを点灯
し、残りの各セグメントLED133H、133I、1
33Jを消灯する。
【0060】また、内箱84内のパチンコ球の全重量の
10段階評価が第8段階の場合には、CPU103は、
ランプ制御基板118に対して貯留量表示装置133の
セグメントLEDを8個点灯するように指示する。これ
により、ランプ制御基板118は、貯留量表示装置13
3の各セグメントLED133A、133B、133
C、133D、133E、133F、133G、133
Hを点灯し、残りの各セグメントLED133I、13
3Jを消灯する。
【0061】また、内箱84内のパチンコ球の全重量の
10段階評価が第9段階の場合には、CPU103は、
ランプ制御基板118に対して貯留量表示装置133の
セグメントLEDを9個点灯するように指示する。これ
により、ランプ制御基板118は、貯留量表示装置13
3の各セグメントLED133A、133B、133
C、133D、133E、133F、133G、133
H、133Iを点灯し、残りのセグメントLED133
Jを消灯する。
【0062】更に、内箱84内のパチンコ球の全重量の
10段階評価が第10段階の場合には、CPU103
は、ランプ制御基板118に対して貯留量表示装置13
3のセグメントLEDを10個点灯するように指示す
る。これにより、ランプ制御基板118は、貯留量表示
装置133の各セグメントLED133A、133B、
133C、133D、133E、133F、133G、
133H、133I、133Jを点灯する。
【0063】一方、S16で内箱84内のパチンコ球の
全重量が所定重量未満の場合には(S16:NO)、S
19において、CPU103は、ランプ制御基板118
に対して貯留量表示装置133の各セグメントLED1
33A、133B、133C、133D、133E、1
33F、133G、133H、133I、133Jを消
灯するように指示して、処理を終了する。これにより、
ランプ制御基板118は、貯留量表示装置133の各セ
グメントLED133A、133B、133C、133
D、133E、133F、133G、133H、133
I、133Jを消灯制御する。
【0064】また、貯留表示装133の各セグメントL
ED133A、133B、133C、133D、133
E、133F、133G、133H、133I、133
Jの表面部の覆われていない面積は、この各セグメント
LED133A、133B、133C、133D、13
3E、133F、133G、133H、133I、13
3Jの順番に順次大きくなるように形成されているた
め、遊技者は、上記第1乃至第10段階の各評価に対応
して点灯制御される貯留量表示装置133の点灯面積が
内箱84内のパチンコ球の貯留量に対応して増減するこ
とを容易に認識することができる。
【0065】以上詳細に説明した通り第2実施形態に係
るパチンコ機131は、第1実施形態に係るパチンコ機
1とほぼ同じ構成であるが、上記第1乃至第4貯留ラン
プ41A、41B、41C、41Dに替えて、右側の網
目部18の下側に貯留量表示装置133が配設されてい
る。また、この貯留量表示装置133は、10個の各セ
グメントLED133A、133B、133C、133
D、133E、133F、133G、133H、133
I、133Jより構成されると共に、ランプ制御基板1
18に接続されている。また、上記発光LED39、3
9、39、39、及び第1乃至第4光センサ42A、4
2B、42C、42Dに替えて、下側球貯留部材30の
内箱84の外側底面部と外箱85の内側底面部との間
で、各球抜き孔37、86の左側には、圧電素子やスト
レーンゲージ等で構成される圧力センサ135が配置さ
れ、入力ポート104に接続されている。そして、CP
U103は、この圧力センサ135を介して内箱84内
のパチンコ球の有無を判定すると共に、この内箱84内
にパチンコ球が有る場合には、このパチンコ球の貯留量
を10段階評価して、各評価値に対応して点灯制御する
貯留量表示装置133の各セグメントLEDの所定個数
をランプ制御基板118に指示する。一方、CPU10
3は、内箱84内にパチンコ球が無いと判定した場合に
は、貯留量表示装置133の各セグメントLED133
A、133B、133C、133D、133E、133
F、133G、133H、133I、133Jを消灯制
御するようにランプ制御基板118に指示する。他方、
ランプ制御基板118は、CPU103より指示された
所定個数の各セグメントLED133A、133B、1
33C、133D、133E、133F、133G、1
33H、133I、133Jを点灯制御又は消灯制御す
る。
【0066】従って、上側球貯留部材22の前面上端縁
部から下側球貯留部材30の下側まで延出される延出部
材32の開口部32Aを介して、下側球貯留部材30の
透明な(尚、半透明でもよい。)底部を視認可能に構成
されているため、遊技者は、延出部材32によって前面
側が覆われる下側球貯留部材30内に貯留されるパチン
コ球の有無や貯留量を容易に確認することができ、球抜
きダイヤルレバー35を回して該下側球貯留部材30内
のパチンコ球を適宜外側に排出することが可能となる。
また、延出部材32の開口部32Aが遊技者の下方にあ
って、この開口部32A介して下側球貯留部材30の底
部が見難い場合にも、貯留量表示装置133を介して、
下側球貯留部材30の内箱84内のパチンコ球の有無を
知ることができるため、遊技者は、下側球貯留部材30
内に貯留されるパチンコ球の有無を容易に確認すること
ができる。また、下側球貯留部材30内のパチンコ球の
貯留量の貯留可能な総重量に対する10段階評価の評価
値に対応して、貯留量表示装置133の各セグメントL
ED133A、133B、133C、133D、133
E、133F、133G、133H、133I、133
Jが点灯制御されるため、遊技者は貯留量表示装置13
3を介して下側球貯留部材30内のパチンコ球の貯留量
を容易に確認することができる。更に、下側球貯留部材
30の内箱84及び外箱85を、前面カバー部材10の
下端縁部に形成される開口部32Aと、上側球貯留部材
22の下端面との間の空間内に延出して拡大して設けて
も、スライド板部材38によって各球抜き孔37、87
を覆って閉鎖している限り、内箱84内に上側球貯留部
材22から溢れたパチンコ球を所定量まで保持して貯留
できるため、下側球貯留部材30に貯留可能なパチンコ
球の容量を従来の下皿の貯留容量よりも飛躍的に大きく
することができる。また、下側球貯留部材30のパチン
コ球の貯留容量を飛躍的に大きくすることができるた
め、遊技者は球抜きダイヤルレバー35を回してこの各
球抜き孔37、87を開いて、下側球貯留部材30から
遊技球を抜く作業回数が大幅に少なくなってパチンコ遊
技に専念することが可能となり、遊技者の興趣の増大化
を図ることができる。
【0067】次に、第3実施形態に係るパチンコ機につ
いて図17乃至図21に基づいて説明する。尚、図17
乃至図21において上記第1実施形態に係るパチンコ機
1と同一符号は、上記パチンコ機1と同一あるいは相当
部分を示すものである。この第3実施形態に係るパチン
コ機の概略全体構成及び制御回路構成は、第1実施形態
に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。但し、第3
実施形態に係るパチンコ機は、上記第1実施形態に係る
パチンコ機1の第1乃至第4貯留ランプ41A、41
B、41C、41Dに替えて、貯留球用LCD表示器1
43が設けられている点において異なっている。
【0068】ここで、第3実施形態に係るパチンコ機の
概略全体構成について図17乃至図19に基づいて説明
する。図17は第3実施形態に係るパチンコ機全体を示
した正面図である。図18は第3実施形態に係るパチン
コ機の制御回路部のシステム構成を示すブロック図であ
る。図19は第3実施形態に係るパチンコ機の表示制御
基板のメモリに記憶される各表示番号に対応する表示デ
ータが格納される表示データテーブルの一例を示す図で
ある。図17に示すように、第3実施形態に係るパチン
コ機141は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ
同じ構成であるが、上記第1乃至第4貯留ランプ41
A、41B、41C、41Dに替えて、正面視略横長四
角形の貯留球用LCD表示器143が左側の網目部18
の下側に配設されている。また、図18に示すように、
パチンコ機141の制御回路部のシステム構成は、上記
パチンコ機1の制御回路部のシステム構成とほぼ同じで
あるが、上記第1乃至第4貯留ランプ41A、41B、
41C、41Dに替えて、貯留球用LCD表示器143
が表示制御基板115に接続されている。
【0069】また、図19に示すように、この表示制御
基板115のメモリには、後述のようにCPU103か
らの表示指示に対応して貯留球用LCD表示器143に
表示する表示データが格納される表示データテーブル1
45が記憶されている。この表示データテーブル145
は、主基板のCPU103から指示される表示指示デー
タを示す「表示指示」と、この「表示指示」に対応する
「表示データ」とから構成されている。この「表示指
示」には、「表示1」、「表示2」、「表示3」、「表
示4」、「表示5」、「表示6」の6種類のデータが予
め登録されている。また、各「表示指示」に対応する
「表示データ」には、「表示1」に対して「*****
*」の表示データ、「表示2」に対して「少しありま
す。」の表示データ、「表示3」に対して「半分くらい
です。」の表示データ、「表示4」に対して「かなり溜
まっています。」の表示データ、「表示5」に対して
「あと少しで満タンです。」の表示データ、「表示6」
に対して「満タンです。」の表示データが予め登録され
ている。ここで、表示制御基板115と貯留球用LCD
表示器143は、貯留量報知手段を構成する。また、各
発光LED39、39、39、39及び第1乃至第4光
センサ42A、42B、42C、42Dは、貯留量検出
手段を構成する。
【0070】次に、このように構成された制御回路部1
01のCPU103が貯留球用LCD表示器143を介
して下側球貯留部材30内の貯留量を報知する貯留量表
示処理について図20に基づいて説明する。図20は第
3実施形態に係るパチンコ機141の制御回路部101
のCPU103が貯留球用LCD表示器143を介して
下側球貯留部材30内の貯留量を報知する貯留量表示処
理を示すフローチャートである。尚、パチンコ機141
のCPU103は、所定時間毎(第3実施形態では、約
10msec毎)に入力される割込信号に基づいて貯留
量表示処理を実行する。
【0071】図20に示すように、先ず、S21におい
て、CPU103は、入力ポート104を介して第1光
センサ42AからON信号が入力されたか否か判定する
判定処理を実行する。そして、第1光センサ42Aから
OFF信号が入力されている場合には(S21:N
O)、S22において、CPU103は、出力ポート1
06を介して、表示制御基板115に対して「表示1」
を貯留球用LCD表示器143に表示するように表示指
示コマンドを送出する。
【0072】一方、第1光センサ42AからON信号が
入力されている場合には(S21:YES)、S23に
おいて、CPU103は、入力ポート104を介して第
2光センサ42BからON信号が入力されたか否か判定
する判定処理を実行する。そして、第2光センサ42B
からOFF信号が入力されている場合には(S23:N
O)、S24において、CPU103は、出力ポート1
06を介して、表示制御基板115に対して「表示2」
を貯留球用LCD表示器143に表示するように表示指
示コマンドを送出する。
【0073】また、第2光センサ42BからON信号が
入力されている場合には(S23:YES)、S25に
おいて、CPU103は、入力ポート104を介して第
3光センサ42CからON信号が入力されたか否か判定
する判定処理を実行する。そして、第3光センサ42C
からOFF信号が入力されている場合には(S25:N
O)、S26において、CPU103は、出力ポート1
06を介して、表示制御基板115に対して「表示3」
を貯留球用LCD表示器143に表示するように表示指
示コマンドを送出する。
【0074】他方、第3光センサ42CからON信号が
入力されている場合には(S25:YES)、S27に
おいて、CPU103は、入力ポート104を介して第
4光センサ42DからON信号が入力されたか否か判定
する判定処理を実行する。そして、第4光センサ42D
からOFF信号が入力されている場合には(S27:N
O)、S28において、CPU103は、出力ポート1
06を介して、表示制御基板115に対して「表示4」
を貯留球用LCD表示器143に表示するように表示指
示コマンドを送出する。
【0075】また、第4光センサ42DからON信号が
入力されている場合には(S27:YES)、S29に
おいて、CPU103は、入力ポート104を介して満
タンスイッチ43からON信号が入力されたか否か判定
する判定処理を実行する。そして、満タンスイッチ43
からOFF信号が入力されている場合には(S29:N
O)、S30において、CPU103は、出力ポート1
06を介して、表示制御基板115に対して「表示5」
を貯留球用LCD表示器143に表示するように表示指
示コマンドを送出する。一方、満タンスイッチ43から
ON信号が入力されている場合には(S29:YE
S)、S31において、CPU103は、出力ポート1
06を介して、表示制御基板115に対して「表示6」
を貯留球用LCD表示器143に表示するように表示指
示コマンドを送出する。
【0076】次に、前記貯留量表示処理によって貯留球
用LCD表示器143に表示される貯留量報知表示の一
例を図21に基づいて説明する。図21は第3実施形態
に係るパチンコ機141の貯留球用LCD表示器143
に表示される貯留量報知表示の一例を示す図で、(A)
は「表示1」の表示指示コマンドの場合、(B)は「表
示2」の表示指示コマンドの場合、(C)は「表示3」
の表示指示コマンドの場合、(D)は「表示4」の表示
指示コマンドの場合、(E)は「表示5」の表示指示コ
マンドの場合、(F)は「表示6」の表示指示コマンド
の場合を示す図である。図21(A)に示すように、表
示制御基板115のCPU(不図示)は、制御回路部1
01のCPU103から「表示1」の表示指示コマンド
を受信した場合には、当該「表示1」に対応する「表示
データ」である「******」を表示データテーブル
145から読み込み、貯留球用LCD表示器143の略
中央部にに「******」の表示を行う。これによ
り、下側球貯留部材30に貯留可能な貯留量の約1/5
の量のパチンコ球が未だ貯留されていないことが遊技者
に報知される。
【0077】また、図21(B)に示すように、表示制
御基板115のCPUは、制御回路部101のCPU1
03から「表示2」の表示指示コマンドを受信した場合
には、当該「表示2」に対応する「表示データ」である
「少しあります。」を表示データテーブル145から読
み込み、貯留球用LCD表示器143の略中央部に「少
しあります。」の表示を行う。これにより、下側球貯留
部材30に貯留可能な貯留量の約1/5の量のパチンコ
球が貯留されていることが遊技者に報知される。
【0078】また、図21(C)に示すように、表示制
御基板115のCPUは、制御回路部101のCPU1
03から「表示3」の表示指示コマンドを受信した場合
には、当該「表示3」に対応する「表示データ」である
「半分ぐらいです。」を表示データテーブル145から
読み込み、貯留球用LCD表示器143の略中央部に
「半分ぐらいです。」の表示を行う。これにより、下側
球貯留部材30に貯留可能な貯留量の約2/5の量のパ
チンコ球が貯留されていることが遊技者に報知される。
【0079】また、図21(D)に示すように、表示制
御基板115のCPUは、制御回路部101のCPU1
03から「表示4」の表示指示コマンドを受信した場合
には、当該「表示4」に対応する「表示データ」である
「かなり溜まっています。」を表示データテーブル14
5から読み込み、貯留球用LCD表示器143の略中央
部に「かなり溜まっています。」の表示を行う。これに
より、下側球貯留部材30に貯留可能な貯留量の約3/
5の量のパチンコ球が貯留されていることが遊技者に報
知される。
【0080】また、図21(E)に示すように、表示制
御基板115のCPUは、制御回路部101のCPU1
03から「表示5」の表示指示コマンドを受信した場合
には、当該「表示5」に対応する「表示データ」である
「あと少しで満タンです。」を表示データテーブル14
5から読み込み、貯留球用LCD表示器143の略中央
部に「あと少しで満タンです。」の表示を行う。これに
より、下側球貯留部材30に貯留可能な貯留量の約4/
5の量のパチンコ球が貯留されていることが遊技者に報
知される。
【0081】更に、図21(F)に示すように、表示制
御基板115のCPUは、制御回路部101のCPU1
03から「表示6」の表示指示コマンドを受信した場合
には、当該「表示6」に対応する「表示データ」である
「満タンです。」を表示データテーブル145から読み
込み、貯留球用LCD表示器143の略中央部に「満タ
ンです。」の表示を行う。これにより、下側球貯留部材
30が満タンになっていることが遊技者に報知される。
【0082】以上詳細に説明した通り第3実施形態に係
るパチンコ機141は、第1実施形態に係るパチンコ機
1とほぼ同じ構成であるが、上記第1乃至第4貯留ラン
プ41A、41B、41C、41Dに替えて、左側の網
目部18の下側に貯留球用LCD表示器143が配設さ
れている。そして、CPU103は、発光LED39、
39、39、39、第1乃至第4光センサ42A、42
B、42C、42D、及び満タンスイッチ43等を介し
て下側球貯留部材30の内箱84内に貯留されるパチン
コ球の貯留量を検出して、該各貯留量に対応する「表示
1」〜「表示6」の表示指示コマンドを表示制御基板1
15に送出する。一方、この表示指示コマンドを受信し
た表示制御基板115のCPUは、受信した「表示1」
〜「表示6」の表示指示コマンドに対応する表示データ
を表示データテーブル145から読み込み、当該表示デ
ータを貯留球用LCD表示器143に表示する。
【0083】従って、上側球貯留部材22の前面上端縁
部から下側球貯留部材30の下側まで延出される延出部
材32の開口部32Aを介して、下側球貯留部材30の
透明な(尚、半透明でもよい。)底部を視認可能に構成
されているため、遊技者は、延出部材32によって前面
側が覆われる下側球貯留部材30内に貯留されるパチン
コ球の有無や貯留量を容易に確認することができ、球抜
きダイヤルレバー35を回して該下側球貯留部材30内
のパチンコ球を適宜外側に排出することが可能となる。
また、上側球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯
留部材30の下側まで延出される延出部材32によって
下側球貯留部材30の前面側が覆われても、貯留球用L
CD表示器143を介して該下側球貯留部材30内のパ
チンコ球の貯留量が報知されるため、遊技者は、下側球
貯留部材30内に貯留されるパチンコ球の貯留量を容易
に認識することができ、下側球貯留部材30内が満タン
になった場合、若しくはほぼ満タンになった場合には、
球抜きダイヤルレバー35を回してこの下側球貯留部材
30内のパチンコ球を外部に迅速に排出することができ
る。更に、下側球貯留部材30の内箱84及び外箱85
を、前面カバー部材10の下端縁部に形成される開口部
32Aと、上側球貯留部材22の下端面との間の空間内
に延出して拡大して設けても、スライド板部材38によ
って各球抜き孔37、87を覆って閉鎖している限り、
内箱84内に上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球
を所定量まで保持して貯留できるため、下側球貯留部材
30に貯留可能なパチンコ球の容量を従来の下皿の貯留
容量よりも飛躍的に大きくすることができる。また、下
側球貯留部材30のパチンコ球の貯留容量を飛躍的に大
きくすることができるため、遊技者は球抜きダイヤルレ
バー35を回してこの各球抜き孔37、87を開いて、
下側球貯留部材30から遊技球を抜く作業回数が大幅に
少なくなってパチンコ遊技に専念することが可能とな
り、遊技者の興趣の増大化を図ることができる。
【0084】尚、本発明は、前記第1乃至第3実施形態
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、以下のようにしてもよい。
【0085】(a)前記第2実施形態では、下側球貯留
部材30の内箱84及び外箱85は、透明又は半透明の
樹脂製であったが、図22に示すように、この下側球貯
留部材30に替えて、不透明な樹脂製の下側球貯留部材
153を設けた構成してもよい。これにより、下側球貯
留部材153を種々の色彩にすることができるため、パ
チンコ機151の前面部を従来にない斬新なデザインに
することが可能となり、遊技者の興味をより強く引きつ
けることができる。ここで、図22は他の実施形態のパ
チンコ機151を示す正面図である。尚、図22におい
て、上記第2実施形態に係るパチンコ機131と同一符
号は、上記パチンコ機131と同一あるいは相当部分を
示すものである。また、このパチンコ機151の概略全
体構成及び制御回路構成は、第2実施形態に係るパチン
コ機131とほぼ同じ構成である。また、下側球貯留部
材153の構成は、上記下側球貯留部材30とほぼ同じ
構成である。
【0086】(b)前記第2実施形態では、延出部材3
2の下方に開口部32Aを形成したが、図23に示すよ
うに、この開口部32Aに替えて、下側球貯留部材30
の各球抜き孔37、86と同形状の開口部156を設け
る構成にしてもよい。これにより、上側球貯留部材22
の前面上端縁部から下側球貯留部材30の下側までほぼ
全面を延出部材32によって覆うことが可能となるた
め、パチンコ機155の前面部を従来にない斬新なデザ
インにすることが可能となり、遊技者の興味をより強く
引きつけることができる。ここで、図23は他の実施形
態のパチンコ機155を示す正面図である。尚、図23
において、上記第2実施形態に係るパチンコ機131と
同一符号は、上記パチンコ機131と同一あるいは相当
部分を示すものである。また、このパチンコ機155の
概略全体構成及び制御回路構成は、第2実施形態に係る
パチンコ機131とほぼ同じ構成である。
【0087】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の遊技機で
は、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材が遊技者
側の前面に突出して設けられている。また、この上側球
貯留部材の下側には、この上側球貯留部材から溢れた遊
技球を受けて貯留する下側球貯留部材が配置されてい
る。そして、この下側球貯留部材は、上側球貯留部材の
前面上端縁部から該下側球貯留部材の下側まで延出され
る延出部材によって覆われて、延出部材の後側に配設さ
れている。また、延出部材の下側球貯留部材の底部が視
認可能な透かし部が形成されると共に、下側球貯留部材
の遊技球を貯留する部分のうち少なくともこの透かし部
に対向する部分が透明又は半透明に形成されている。こ
れにより、上側球貯留部材の前面上端縁部から下側球貯
留部材の下側まで延出される延出部材の透かし部を介し
て、下側球貯留部材の透明又は半透明部から該下側球貯
留部材の底部を視認可能に構成されているため、遊技者
は、延出部材によって前面側が覆われる下側球貯留部材
内に貯留される遊技球の有無や貯留量を容易に確認する
ことができ、該下側球貯留部材内の遊技球を適宜外側に
排出することが可能な遊技機を提供することができる。
【0088】また、請求項2に係る遊技機では、払い出
される賞球を受ける上側球貯留部材が遊技者側の前面に
突出して設けられている。また、この上側球貯留部材の
下側には、この上側球貯留部材から溢れた遊技球を受け
て貯留する下側球貯留部材が配置されている。そして、
この下側球貯留部材は、上側球貯留部材の前面上端縁部
から該下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材に
よって覆われて、延出部材の後側に配設されている。ま
た、下側球貯留部材内の遊技球の有無を検出する有無検
出手段が設けられるとともに、該有無検出手段の検出結
果が有無報知手段を介して遊技者に報知される。これに
より、上側球貯留部材の前面上端縁部から下側球貯留部
材の下側まで延出される延出部材によって下側球貯留部
材の前面側が覆われても、有無報知手段を介して該下側
球貯留部材内の遊技球の有無が報知されるため、遊技者
は、下側球貯留部材内に貯留される遊技球の有無を容易
に確認することができる遊技機を提供することができ
る。
【0089】また、請求項3に係る遊技機では、請求項
1又は請求項2に記載の遊技機において、下側球貯留部
材内の遊技球の貯留量を検出する貯留量検出手段が設け
られるとともに、該貯留量検出手段の検出結果が貯留量
報知手段を介して遊技者に報知される。これにより、上
側球貯留部材の前面上端縁部から下側球貯留部材の下側
まで延出される延出部材によって下側球貯留部材の前面
側が覆われても、貯留量報知手段を介して該下側球貯留
部材内の遊技球の貯留量が報知されるため、遊技者は、
下側球貯留部材内に貯留される遊技球の貯留量を容易に
認識することができ、下側球貯留部材内が満タンになっ
た場合には、該下側球貯留部材内の遊技球を外部に迅速
に排出することができる遊技機を提供することができ
る。
【0090】更に、請求項4に係る遊技機では、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機において、下
側球貯留部材は、内側に遊技球を所定量収容することが
可能な閉鎖空間を形成する収容部材から構成されると共
に、該収容部材には、上側球貯留部材から溢れた遊技球
が流入する遊技球流入口部と、内部の遊技球を外部に排
出する遊技球排出口部と、この遊技球排出口部を開閉す
る開閉手段とが設けられている。そして、開閉手段を開
いた場合には、収容部材内の遊技球が外部に排出され
る。これにより、収容部材の閉鎖空間の容積を従来の下
皿の容積より大きくしても、開閉手段を閉じている限
り、この収容部材内に上側球貯留部材から溢れた遊技球
を所定量まで保持して貯留できるため、下側球貯留部材
に貯留可能な遊技球の容量を飛躍的に大きくすることが
できる遊技機を提供することができる。また、下側球貯
留部材の貯留容量を飛躍的に大きくすることができるた
め、遊技者は収容部材の開閉手段を開いて、下側球貯留
部材から遊技球を抜く作業回数が大幅に少なくなって遊
技に専念することが可能となり、遊技者の興趣の増大化
を図ることができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正
面図である。
【図2】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した中
央側断面図である。
【図3】第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部
材を開いた状態を示す正面図である。
【図4】第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部
材の要部を示す要部拡大中央側断面図である。
【図5】第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部
材内に配設される各光LEDと各光センサとの間の受光
状態を模式的に示す横断面図である。
【図6】第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部
材の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正
面図、(C)は底面図である。
【図7】第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部
材の概略構成を示す後側斜視図である。
【図8】第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部
材の概略構成を示す中央側断面図である。
【図9】第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部
材の排出口開閉状態を示す蓋部材を取り外した背面図
で、(A)は通常時の閉じた状態を示す図、(B)は球
抜きダイヤルレバーを回して開いた状態を示す図であ
る。
【図10】第1実施形態に係るパチンコ機の制御回路部
のシステム構成を示すブロック図である。
【図11】第1実施形態に係るパチンコ機の制御回路部
のCPUが第1乃至第4貯留ランプを介して下側球貯留
部材内の貯留量を報知する貯留ランプ点灯処理を示すフ
ローチャートである。
【図12】第2実施形態に係るパチンコ機全体を示した
正面図である。
【図13】第2実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留
部材に貯留されるパチンコ球の貯留量を表示する貯留量
表示装置を示す正面図である。
【図14】第2実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留
部材内に配設される圧力センサを模式的に示す横断面図
である。
【図15】第2実施形態に係るパチンコ機の制御回路部
のシステム構成を示すブロック図である。
【図16】第2実施形態に係るパチンコ機の制御回路部
のCPUが貯留量表示装置を介して下側球貯留部材内の
貯留量を報知する貯留量表示処理を示すフローチャート
である。
【図17】第3実施形態に係るパチンコ機全体を示した
正面図である。
【図18】第3実施形態に係るパチンコ機の制御回路部
のシステム構成を示すブロック図である。
【図19】第3実施形態に係るパチンコ機の表示制御基
板のメモリに記憶される各表示番号に対応する表示デー
タが格納される表示データテーブルの一例を示す図であ
る。
【図20】第3実施形態に係るパチンコ機の制御回路部
のCPUが貯留球用LCD表示器を介して下側球貯留部
材内の貯留量を報知する貯留量表示処理を示すフローチ
ャートである。
【図21】第3実施形態に係るパチンコ機の貯留球用L
CD表示器に表示される貯留量報知表示の一例を示す図
で、(A)は「表示1」の表示指示コマンドの場合、
(B)は「表示2」の表示指示コマンドの場合、(C)
は「表示3」の表示指示コマンドの場合、(D)は「表
示4」の表示指示コマンドの場合、(E)は「表示5」
の表示指示コマンドの場合、(F)は「表示6」の表示
指示コマンドの場合を示す図である。
【図22】他の実施形態のパチンコ機を示す正面図であ
る。
【図23】他の実施形態のパチンコ機を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1、131、141、151、155 パチ
ンコ機 2 外枠 3 前枠 10 前面
カバー部材 22 上側
球貯留部材 30、153 下側
球貯留部材 32 延出
部材 32A、156 開口
部 33 球抜
き機構部 35 球抜
きダイヤルレバー 37、86 球抜
き孔 38 スラ
イド板部材 39 発光
LED 41A 第1
光センサ 41B 第2
光センサ 41C 第3
光センサ 41D 第4
光センサ 42A 第1
貯留ランプ 42B 第2
貯留ランプ 42C 第3
貯留ランプ 42D 第4
貯留ランプ 43 満タ
ンスイッチ 84 内箱 85 外箱 133 貯留
量表示装置 133A〜133J セグ
メントLED 135 圧力
センサ 143 貯留
球用LCD表示器 145 表示
データテーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者側の前面に突出して設けられて、
    払い出される賞球を受ける上側球貯留部材と、 前記上側球貯留部材の下側に配置されて、該上側球貯留
    部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材
    と、 前記上側球貯留部材の前面上端縁部から前記下側球貯留
    部材の下側まで延出される延出部材とを備え、 前記延出部材は、前記下側球貯留部材の底部が視認可能
    な透かし部を有し、 前記下側球貯留部材は、前記延出部材の後側に配設され
    ると共に、遊技球を貯留する部分のうち少なくとも前記
    透かし部に対向する部分が透明又は半透明に形成されて
    いることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技者側の前面に突出して設けられて、
    払い出される賞球を受ける上側球貯留部材と、 前記上側球貯留部材の下側に配置されて、該上側球貯留
    部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材
    と、 前記上側球貯留部材の前面上端縁部から前記下側球貯留
    部材の下側まで延出される延出部材と、 前記下側球貯留部材内の遊技球の有無を検出する有無検
    出手段と、 前記有無検出手段の検出結果を遊技者に報知する有無報
    知手段とを備え、 前記下側球貯留部材は、前記延出部材の後側に配設され
    ていることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 前記下側球貯留部材内の遊技球の貯留量
    を検出する貯留量検出手段と、 前記貯留量検出手段の検出結果を遊技者に報知する貯留
    量報知手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記下側球貯留部材は、内側に遊技球を
    所定量収容することが可能な閉鎖空間を形成する収容部
    材を備え、 前記収容部材は、前記溢れた遊技球が流入する遊技球流
    入口部と、 遊技球を外部に排出する遊技球排出口部と、 前記遊技球排出口部を開閉する開閉手段とを有し、 前記開閉手段を開いた場合には、前記収容部材内の遊技
    球が外部に排出されることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の遊技機。
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