JP2003135519A - 再生処理の容易な吸収体製品とその処理方法 - Google Patents
再生処理の容易な吸収体製品とその処理方法Info
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Abstract
状態によっては漏れを生じ易いこと、非常にかさばるこ
と、などの問題点を有する。 【解決手段】 防漏性シート、表面シートおよびその間
に介在させた吸収体が感温性結合材を用いて一体化、か
つ該防漏性シート、表面シートおよび吸収体の少なくと
も一部が洗滌処理によって再生使用可能な耐久性材料か
ら構成され、残りの部分が1回の使用で処理、廃棄され
る使い捨て材料から構成される吸収体製品において、該
耐久性材料の成分と、該使い捨て材料の成分とが、該感
温性結合材により、使用後に排泄物を含んだままで一体
化した状態を保持できるように、かつ使用後の一体化し
た状態で、減菌作用を得るのに十分な加温状態にある水
性媒体中に浸漬することにより分離されるように結合さ
れている。
Description
人用おむつ、女性用生理用品、失禁用品等の吸収体製品
に関し、特に、大部分の再生使用部分と一部の使い捨て
部分から構成される再生型おむつ、およびその処理方法
に関する。
吸収体の組み合せが主として用いられてきたが、現在
は、利便性の重視から、カバー部を含めた全体を1回の
使用で廃棄する、使い捨て型の製品に移行している。こ
のような全体を使い捨てする製品については、地球資源
の浪費はもちろん、バイオハザードの原因となる危険性
もあることから、廃棄処理費用等の環境負荷が特に大き
く、大きな社会問題となりつつある。
者である吸収体商品業界も手をこまねいていたわけでは
なく、P&G、K−C両社を中心に数々のリサイクルや
コンポスト化の提案、試みがなされ、現在も続いてい
る。その中でよく知られているのは、1987〜198
8年にかけてオレゴン州とワシントン州でウェアハウザ
ー社によって行われたDiaper Express(おむつ宅急便
(登録商標))と称するプロジェクトである。これは、
ウェアハウザー社が家庭や施設と契約して専用車でおむ
つを宅配するとともに、使用済みのおむつを専用容器で
回収、処理して、有用なパルプとSAPを回収利用とする
試みであった。回収おむつの処理は、折から廃業の危機
にあったレンタル布おむつ業者の巨大な洗濯設備を利用
し、おむつを温水中で分解処理し、再利用成分、廃棄成
分とを分離した。
ェクトは採算が合わず、約1.5年で中断したが、その
問題点は以下のとりである。
体内も成分相互も固定されているので、おむつの分解処
理がうまくいかないこと、 (2)パルプとSAPの混入系で、SAPが水膨潤し、乾燥コ
ストが高くついたこと (3)回収された資源が着色すること等の問題で利用が
難しかった。
態にするには、吸収体製品の設計からそれにあった処理
方法という一連のシステムを構築する必要のあることを
示唆している。本発明はこのようなシステムの提案に関
するものである。
増やし、使い捨て部分を必要最小限までにすることは、
上記のような諸事情から極めて合理的であり、時代の要
請に応えることになる。
生可能な布製カバーと、使い捨ての吸収体の二つのユニ
ットから構成され、吸収体のみを交換して使用する、2
ピースタイプの製品も存在している。
むつは、その着脱の操作が煩雑であること、着用状態に
よっては漏れを生じ易いこと、現在の吸収体では製品自
体が非常にかさばること、などの理由から、未だ消費者
の支持を得るには至っていない。
ト、表面シートおよびその間に介在させた吸収体が感温
性結合材を用いて一体化した吸収体製品であって、前記
防漏性シート、表面シートおよび吸収体の少なくとも一
部が洗滌処理によって再生使用可能な耐久性材料からな
り、残りの部分が1回の使用で処理、廃棄される使い捨
て材料からなる吸収体製品において、前記耐久性材料の
成分と、前記使い捨て材料の成分とが、前記感温性結合
材により、使用後に排泄物を含んだままで一体化した状
態を保持できるように、かつ前記使用後の一体化した状
態で、減菌作用を得るのに十分な加温状態にある水性媒
体中に浸漬することにより分離されるように結合されて
おり、これにより前記耐久性材料の成分と前記使い捨て
材料の成分とを分離し、前記耐久性材料の成分は回収再
使用し、使い捨て材料の成分は廃棄処理を可能にするよ
うに構成されている、ことを特徴とする再生処理の容易
な吸収体製品を提供する。
後の吸収体製品の処理の煩わしさを施設や、家庭の現場
から駆逐し、しかも大部分の成分は再生使用なものに再
生され、経済性を高めることができる。その上、その処
理過程において、大量に付着している大腸菌等は減菌、
殺菌、滅菌され、極めて衛生的に処理される。
に再生するための処理方法をも提供する。この処理方法
は、防漏性シート、表面シートおよびその間に介在させ
た吸収体が感温性結合材を用いて一体化した吸収体製品
であって、前記防漏性シート、表面シートおよび吸収体
の少なくとも一部が洗滌処理によって再生使用可能な耐
久性材料からなり、残りの部分が1回の使用で処理、廃
棄される使い捨て材料からなる吸収体製品において、前
記耐久性材料の成分と、前記使い捨て材料の成分とが、
前記感温性結合材により、使用後に排泄物を含んだまま
で一体化した状態を保持できるように、かつ前記使用後
の一体化した状態で、減菌作用を得るのに十分な加温状
態にある水性媒体中に浸漬することにより分離されるよ
うに結合されている再生処理の容易な吸収体製品の処理
方法であって、排泄物を含んだ使用後の前記吸収体製品
を、一体化したままの状態で前記結合成分がその結合状
態を解放し、かつ減菌状態を得るのに十分な加温状態の
水性媒体で処理することにより、再生使用可能な前記耐
久性材料の成分と前記使い捨て材料の成分とを分別する
工程と、分別された前記耐久性材料の成分は洗滌、減菌
状態で回収再使用し、前記使い捨て材料の成分は減菌状
態で廃棄処理する工程と、を備えていることを特徴とす
る。
な吸収体製品の一実施の形態を具体的に説明する。
分と使い捨て材料成分>本発明における吸収体製品と
は、図1、図2、図3にそれぞれ例示するような、平面
シート状おむつ、サイドギャザー付失禁パッド、そして
プルオン型のパンツ等の多種類に渡るものであって、そ
の構成、成分のどれを再生使用部分とし、どれを使い捨
て部分にするかについては、商品設計の重要なスタート
である。図1〜図3において、符号11は防漏性シー
ト、12は表面シート、13は吸収体、14はアクイジ
ションシート、15は立体ギャザー、21はパンツ生地
(綿100%)、22,23はゴム紐のような弾性体で
ある。
と、耐久性材料成分または使い捨て材料成分との組み合
せ例を示し、図1〜3は、その製品例に応じて示したも
のである。なお、使い捨て部分を構成する素材や成分に
ついては殆どが公知であるので割愛する。
はどのような配慮が必要かについて説明する。
ートは、身体表面から見て最外層に位置し、吸収体全体
を包んで、排泄された体液が外へ漏れるのを防ぐ役割を
演じ、通常「バックシート」と呼称される。本発明に使
用される防漏性シートは、耐洗濯堅牢度の高いものであ
って、ゴム引き布、PEフィルム、あるいはPPフィルムと
織布のラミネート品などの、防水シートと織布の複合シ
ートが一般的である。塩化ビニルフィルムと織布との複
合シートは、ダイオキシン発生の懸念があるので避ける
べきである。
の蒸れない防水衣料等に使用されている織物の他、編み
物にテフロン(登録商標)樹脂加工、ポリウレタン加工
等を施し、耐水性を賦与すると同時にミクロポーラスな
表面構造に基づく通気性を与えた素材である。これらは
「ゴアテックス」、「ミクロテックス」、「エントラン
ト」等の商品名で呼ばれるものである。また「エスポア
ール」、「ポーラム」という商品名で知られる通気性PE
フィルムを耐久性不織布や織布に複合したものも使用可
能である。これらは100回以上の洗濯を行っても、耐
水性も通気性も安定に維持し、吸収体製品に使用される
と体表面の水蒸気を放散させ、湿分を下げると同時に温
度を下げ、体表面をドライな状態に保ち、これによって
吸収体製品を蒸れカブレが生じない使用環境に維持する
ことができる。
体にわたって使用する必要はなく、特にパンツタイプの
製品の場合には、液に接触する可能性のある部分のみで
よく、他のバックシートの部分は、ニット、メリヤスの
ような身体の動きにフレキシブルに追従するような素材
で構成するのがよい。
とは、吸収体製品の最上面、即ち着用者の肌と接するシ
ートとして用意されるもので、スキンコンタクトシート
とも称せられる。
ション層、吸収体層に移行するような液の透過性 (2)皮膚表面の水分の付着を少なくするための拭い取
り性および水分含有量を下げるための疎水性能(これは
ステインフリー性とも表現される) (3)皮膚に刺激を与えないための表面の平滑性と変形
性 等が基本要件であり、これらの要件を満足するために
は、組織の粗な構造が必要であり、好ましくは水性液体
が自由に透過できるような開口をもったフィラメントの
メッシュ状ネットが望ましい。
でよく、好ましくは5d以下であり、メッシュは30m
esh以下、さらに好ましくは20〜5meshであ
る。立体的な、例えばバスケットメッシュといわれるも
のが特に好ましい。材質としては、PE繊維、PP繊
維、PET繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維等が用い
られるが、キトサン等を糸に練り込んだ、肌に優しい抗
菌加工を施したものがより好ましい。疎水性繊維を用い
る場合、ノニオン性界面活性剤により表面の濡れ性を改
良して、浸透性を良くすることも行われる。レーヨン、
コットン等の親水性繊維からなるメッシュを使用する場
合には、逆に表面に撥水性加工を施す場合もある。
水分吸収の主体となる吸収成分とから構成される。
水性樹脂/木材パルプ(SAP/pulp)の混合体であり、それ
を基材あるいはコアラッピングと称するティッシュで包
んだ形態をなしている。本発明においても、この吸収体
の形態をそのまま使い捨て部分として適用することがで
きる。しかし従来の吸収体は嵩、重量が大きく、製品全
体の70%以上の容積、重量を占めることから、省資源
化、コストダウンを考える場合、最重要なターゲットに
なる。
形態は、再生使用可能な基材に粒子状のSAPを担持させ
たものである。しかしSAP粒子がそのままでは、移動、
集合して使用に耐えないものとなるので、基材に工夫が
必要になる。このような基材の例としては、凹凸の組織
を有し、その凹部にSAP粒子を安定に担持させたもの(特
開平11−47192号公報)、例えばパイル状の起毛
をもった織物組織の中にSAPを埋没させて安定化したも
のが挙げられる(例えば米国特許第6,258,196号のp22
〜27、およびFig.31参照)。
片側のパイル面にSAP32を担持させ、その上面を拡散
シート33で被覆して構成した吸収体13の模式図を示
したものである。拡散シート33の代わりに、1〜2g/
m2程度の少量のネット状ホットメルトで表面を被覆安定
化したもの(特開2001−96654参照)も適用でき
る。
31をパイル面が互いに向き合うように重ね合わせ、そ
の間にSAP32をサンドイッチ状に担持した形態の吸収
体13を示している。
体の形態は、SAPを固定安定化させたシート状吸収体を
使用することである。このようなシート状吸収体として
は、SAP/pulp系を構造化した、いわゆるエアレイド法に
よるものと、「メガシン」(日本吸収体技術研究所の登
録商標)という、不織布基材にSAPスラリーをライン状あ
るいは全面にコーティングしたものがある。
ように、ティッシュを基材35として、これにSAP全面
コート36を設けたものと、別のティッシュの基材37
にSAPラインコート38を設けたものとを重ね合わせ、
全体をセルローススパンボンド不織布であるTCF34(二
村化学製)で被覆して吸収体としている例を示してい
る。このシート状吸収体を、図3のようなパンツタイプ
の製品に組み合せると、パンツのポケットに吸収体を挿
入するだけで済むので、再生使用も極めて簡単になり、
家庭でも再生使用ができる。
の固定に用いられる結合材>本発明の特徴の一つは、使
用後の吸収体製品の処理システムにあり、吸収体製品を
分解することなく一体化の状態で、しかも尿、便、月経
血等が付着した状態で、再生回収処理される。したがっ
て、使用された結合材は、水性媒体中で洗濯機などによ
る攪拌シェアや加温で簡単に分離されるような性質、構
造を持つものであることが必要である。
シートの各要素間を結合、一体化する要素間結合の役割
と、吸収体内でSAPの固定、安定化に寄与する要素内結
合の役割の二つの機能を有する。この結合が強固であれ
ば、吸収体は安定したものになるが、その反面、攪拌や
離解は難しくなる。したがって、使用される結合材と、
離解する分散媒体の種類およびその温度との組み合せを
適切に選択することが重要である。
媒体の組み合せを説明するものである。しかし一般的に
は、吸収体製品における要素間結合は、自着よりはむし
ろ界面的な接合であり、水系媒体が結合材の界面に浸透
すれば、多くの接合は比較的容易に解除することができ
る。したがって、融着やホットメルトによる結合でも、
例えば80℃前後の熱水雰囲気中で攪拌すれば、結合は
簡単に解除でき、それに浸透剤として例えば少量の界面
活性剤を共存させることにより、解除スピードは増進す
る。なお界面活性剤としてカチオン系の界面活性剤を採
用することによって殺菌性を増進することも可能であ
る。さらに、ここに熱流動性、膨潤、あるいは溶解現象
の少なくとも一つが加われば、ほぼ瞬間的と言えるほど
の短時間で結合は解除される。こうした意味から、より
望ましい組み合せを求めれば、熱水系では水溶性や熱水
易溶性の結合材を選択し、アルコール系であればEVA系
のホットメルトを選択するということになる。
用いての再構成を考えると、全ての構成要素を結合材で
結合するのではなく、商品寿命に対応できる耐久性のあ
る結合、例えば縫製、あるいはベルクロジッパーによる
着脱等と組み合せて一体化することが望ましい場合もあ
る。例えばパンツタイプの吸収体製品の場合には、全て
の結合が縫製によって行われているので、結合材の解除
対象になる結合材は吸収体要素内に使用されているのみ
である。
による結合一体化の形態を示す。
合せ、図5の(B)はベルクロ着脱とホットメルト接合
の組み合せ、図6は部分架橋PVA系の熱水溶性結合材で
の固定例を例示した。これらの図において、符号41は
防漏性シート、42はメッシュ状表面シート、43はホ
ットメルトによる接着、44は縫製による縫いつけ、4
5はベルクロファスナーによる連結、46は熱水溶性結
合材を示す。
菌、滅菌処理>吸収体製品は体液の処理に使用されるも
のであり、健康人の排出する便からも、大腸菌はもとよ
り、尿や血液系の弱アルカリ媒体で増殖する細菌が存在
し、また施設、病院から排出される感染症患者の使用し
たものも混ざる危険性があり、実体的には人々の感染抵
抗力の弱くなった現在社会においては大変危険な潜在的
バイオハザードになっているといわざるを得ない。
ムの中で処理されるべきものであって、現在の処理方法
としては焼却しかない。しかし、充分水分を吸収したお
むつはなかなか固形燃料化も難しく、焼却の際の大きな
障害の一つとなっている。また焼却であれば、再生利用
も不可能であり、処理コストも高い。したがって、無害
化をしつつ再使用可能な素材を回収できれば、それは極
めて望ましい方法であるといえよう。
を殺菌することである。それには第一に、どのような殺
菌媒体を選ぶかが重要である。一般的には沸騰状態の熱
水、あるいは60〜70%以上のエチルアルコールを含
有する熱アルコール水であれば、殺菌効果は万全である
が、コスト的に問題である。
う問題である。完全な滅菌状態が最も望ましいが、その
後の加工での常在菌による汚染は避けることはできな
い。したがって本発明による殺菌無害化とは、病原菌は
滅菌状態にするが、常在菌については使用上、健康上、
問題の発生する懸念のないレベルまで減少させることを
意味し、ここでは「減菌処理」という。
して吸収体製品が未だ一体化したままの状態にあるとき
に殺菌処理を行い、細菌の大部分を除去した後、第二段
階として離解、分別処理を行うことである。
媒体と、攪拌・離解処理工程で使用される媒体との比較
例を示したものである。
は、スチーム処理である。スチームの温度および圧力が
高ければ高いほど殺菌効果は大きいが、安全性と装置コ
ストから、100〜160℃程度が望ましい。
処理する工程には、70〜90℃程度の熱水を使用する
方法が推奨される。
は、エチルアルコールのコストが高いが、後述する分離
SAPの再生回収とエチルアルコールの蒸留回収を組み合
せることによって経済性を追求できる方法であり、これ
については別に詳述する。
は、再使用成分と使い捨て成分とに分別され、再使用成
分はさらにクリーンな液で洗滌して清浄化され、乾燥し
て再使用される。使い捨て成分は、そのまま、あるいは
必要に応じて分離、濃縮されてから廃棄処理される。
分される主な成分は、吸収体の吸収成分に関わるもので
あり、残りは少量の結合材残査である。
カバーするティッシュである。ティッシュは、離解工程
で既にパルプに変化しているので、そのまま分離し、簡
単に廃棄処理できる。
量に吸液する。即ち、尿であれば自由膨潤で60倍程度
であるが、水道水であれば少なくとも300倍は吸水
し、多い場合には600倍程度まで吸水する。そうなれ
ば、容積も5〜10倍に増大するわけであり、その処理
および取り扱いが極めて困難になる。したがって本発明
のようにSAPを多用する系では、このSAPの問題を避けて
通るわけには行かない。
であるため、金属イオンの存在によってH+がそれに置
換され、急激に吸水力を失う。尿や生理食塩水中で吸水
能が低下するのはこのためである。このような金属イオ
ン効果は、1価より2価、さらに3価の方が高くなる。
しかし、金属イオンの健康環境への影響を考慮すると、
使用できる金属イオンは制限されてくる。
ストアップする。
くは1,000ppm以上) 1価イオン:Na+、K+ 2価イオン:Ca++、Mg++、Fe++、Zn++ 3価イオン:Fe+++ ・膨潤抑制に利用される水溶性有機媒体(30%以上、好
ましくは50%以上)メチルアルコール、エチルアルコ
ール、イソフロピルアルコール、プロピレングライコー
ル
++、Mg++、Na++等であり、より具体的にはCaCl
2、MgCl2、NaCl、そしてそれらの混合系として
の海水の添加である。クロール化合物を積極的に添加す
るのは、焼却時に炉の腐食や、場合によってはダイオキ
シンの原因成分にもなりかねないので避けるべきであ
る。したがって金属イオン源として、しかもコスト上の
メリットとして経済的に採用できる方法は海水の利用で
ある。
潤抑制剤は、有機溶媒である。表4に、代表的な有機溶
媒としてアルコール類を挙げたが、最も安全性が高く、
しかも前述した殺菌剤として用い得るのはエチルアルコ
ールである。エチルアルコールが膨潤抑制剤として働く
濃度は30%以上である(「紙パ技協誌」第52巻第8
号、pp77〜87、1998)。したがって、SAPの処
理にエチルアルコールを使用する場合には、エチルアル
コールの回収が前提になる。
げる。
で使用するのが最も効果的であるかについて考察する。
後でSAPを分離した後で行う方法である。この方法で
は、攪拌、離解段階でSAPはその全能力まで吸水・膨潤
する。したがってこの方法では、吸水、膨潤したSAPを
分離した後に海水やエチルアルコールを添加して、脱
水、濃縮するという2工程をとらざるを得ないことにな
る。
行う方法である。即ちスチーム処理により殺菌処理した
吸収体製品を、加熱した海水添加水、あるいはエチルア
ルコール添加水に投入して攪拌し、離解処理を行う方法
である。これによりSAPは吸水、膨潤を抑制された状態
で、攪拌・離解処理を受け、分離分別が大幅に簡略化さ
れる。前述のような理由から導かれる本発明の望ましい
プロセスフローを図7および図8に示した。
れるケースである。分離されたSAPは海水中のイオンを
濃縮した形で含んでいるが、焼却しても支障のない程度
である。埋め立てとして廃棄するためには、原料SAPと
して生分解性のあるものを使用するものが望ましい。そ
れらは、例えばカルボキシルメチルセルロースの部分架
橋体、ポリアスパラギン酸架橋体、そして可溶性デンプ
ンのアクリル酸グラフト重合体などが代表的である。
燥SAPとして再使用されるケースのフローシートであ
る。このプロセスではエチルアルコール含有水が攪拌、
離解媒体としても、また分離されたSAPの洗滌生成にも
使用されるのでエチルアルコールの蒸留回収は必須であ
り、99%以上の回収率を得ることもさほど難しくな
い。これにより、いわゆるクローズドシステムが達成さ
れると言えよう。
品は、防漏性シート、表面シートおよびその間に介在さ
せた吸収体が感温性結合材を用いて一体化した吸収体製
品であって、該防漏性シート、表面シートおよび吸収体
の少なくとも一部が洗滌処理によって再生使用可能な耐
久性材料からなり、残りの部分が1回の使用で処理、廃
棄される使い捨て材料からなる吸収体製品において、該
耐久性材料の成分と、該使い捨て材料の成分とが、該感
温性結合材により、使用後に排泄物を含んだままで一体
化した状態を保持できるように、かつ使用後の一体化し
た状態で、減菌作用を得るのに十分な加温状態にある水
性媒体中に浸漬することにより分離されるように結合さ
れている。
て材料の成分とを分離し、該耐久性材料の成分は回収再
使用し、該使い捨て材料の成分は廃棄処理を可能にする
という、自然環境に対する悪影響を最小限にまで低下さ
せた、きわめて有益な効果を得ることが可能になる。
処理の容易な吸収体製品の一例である平面シート状おむ
つを示す斜視図であり、(B)は線A−Aにおける断面
図である。
処理の容易な吸収体製品の一例であるサイドギャザー付
失禁パッドを示す斜視図であり、(B)は線A−Aにお
ける断面図である。
処理の容易な吸収体製品の一例であるプルオン型のパン
ツを示す斜視図であり、(B)は線A−A’における断
面図である。
パイル状起毛基材とSAPを含む吸収体を模式的に示す断
面図、(B)は、パイル状起毛基材とSAPを含む他の吸
収体を模式的に示す断面図、(C)はシート状吸収体を
用いた吸収体を模式的に示す断面図である。
平板状シートおむつに適用した例をそれぞれ示す概略的
平面図である。
用したさらに異なる例を示す概略的平面図である。
易な吸収体製品を処理する工程を示すプロセスフロー図
である。
易な吸収体製品を処理する他の工程を示すプロセスフロ
ー図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 防漏性シート、表面シートおよびその間
に介在させた吸収体が感温性結合材を用いて一体化した
吸収体製品であって、前記防漏性シート、表面シートお
よび吸収体の少なくとも一部が洗滌処理によって再生使
用可能な耐久性材料からなり、残りの部分が1回の使用
で処理、廃棄される使い捨て材料からなる吸収体製品に
おいて、 前記耐久性材料の成分と、前記使い捨て材料の成分と
が、前記感温性結合材により、使用後に排泄物を含んだ
ままで一体化した状態を保持できるように、かつ前記使
用後の一体化した状態で、減菌作用を得るのに十分な加
温状態にある水性媒体中に浸漬することにより分離され
るように結合されており、 これにより前記耐久性材料の成分と前記使い捨て材料の
成分とを分離し、前記耐久性材料の成分は回収再使用
し、前記使い捨て材料の成分は廃棄処理を可能にするよ
うに構成されている、ことを特徴とする再生処理の容易
な吸収体製品。 - 【請求項2】 前記防漏性シートが、再生使用可能な通
気性を有する耐久性材料で構成されていることを特徴と
する請求項1に記載の吸収体製品。 - 【請求項3】 前記防漏性シートが、再生使用可能な織
物、編み物または不織布を防水加工したものである請求
項2に記載の吸収体製品。 - 【請求項4】 前記表面シートが、再生使用可能な透水
性耐久性材料で構成されていることを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載の吸収体製品。 - 【請求項5】 前記表面シートが、網目状もしくはネッ
ト状の開口組織をもつ織物、編み物または不織布から構
成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の吸収体製品。 - 【請求項6】 前記吸収体が、再生使用可能な基材とそ
の基材に担持された、使い捨てされる高吸水性樹脂を主
成分とする吸収成分とからなる請求項1に記載の吸収体
製品。 - 【請求項7】 前記高吸水性樹脂を担持する前記基材
が、その担持させる上面あるいは下面に起毛状の凹凸組
織をもつ基材であり、これにより前記高吸水性樹脂の移
動を防ぎ、安定して把持されている請求項6に記載され
た吸収体製品。 - 【請求項8】 前記吸収体が、再生使用可能な基材と、
この基材に担持された、使い捨てされる高吸水性樹脂を
主成分とする吸収成分と、前記高吸水性樹脂を被覆する
拡散シートとからなる請求項6に記載の吸収体製品。 - 【請求項9】 前記吸収体が不織布とそれに担持された
高吸水性樹脂とからなる使い捨てのシート状吸収体であ
るクレーム1、2、および4のいずれかに記載の吸収体
製品。 - 【請求項10】 前記高吸水性樹脂およびその基材が生
分解性をもつものである請求項6〜9のいずれかに記載
の吸収体製品。 - 【請求項11】 前記感温性結合材が、加温された含水
媒体中で流動、膨潤、離解、あるいは溶解するホットメ
ルト樹脂、合成糊剤、天然糊剤、エマルジョンバインダ
ーの中から選択されたものである請求項1に記載の吸収
体製品。 - 【請求項12】 前記感温性結合材が、40〜90℃の
水、あるいは界面活性剤を含有する水の存在下でその結
合状態を解放するような選択的膨潤性、溶解性をもった
ものである請求項11に記載の吸収体製品。 - 【請求項13】 前記感温性結合材が、エタノールを3
0〜80%含有する加温された水の存在下で、その結合
状態を解放するような選択的膨潤性、溶解性をもつもの
であるクレーム11の吸収体製品。 - 【請求項14】 防漏性シート、表面シートおよびその
間に介在させた吸収体が感温性結合材を用いて一体化し
た吸収体製品であって、前記防漏性シート、表面シート
および吸収体の少なくとも一部が洗滌処理によって再生
使用可能な耐久性材料からなり、残りの部分が1回の使
用で処理、廃棄される使い捨て材料からなる吸収体製品
において、 前記耐久性材料の成分と、前記使い捨て材料の成分と
が、前記感温性結合材により、使用後に排泄物を含んだ
ままで一体化した状態を保持できるように、かつ前記使
用後の一体化した状態で、減菌作用を得るのに十分な加
温状態にある水性媒体中に浸漬することにより分離され
るように結合されている再生処理の容易な吸収体製品の
処理方法であって、 排泄物を含んだ使用後の前記吸収体製品を、一体化した
ままの状態で前記結合成分がその結合状態を解放し、か
つ減菌状態を得るのに十分な加温状態の水性媒体で処理
することにより、再生使用可能な前記耐久性材料の成分
と前記使い捨て材料の成分とを分別する工程と、 分別された前記耐久性材料の成分は洗滌、減菌状態で回
収再使用し、前記使い捨て材料の成分は減菌状態で廃棄
処理する工程と、を備えていることを特徴とする吸収体
製品の処理方法 - 【請求項15】 前記分別工程が、(1) 40〜90℃
の水中に投入、攪拌処理により各構成成分に離解する工
程、(2) 再生使用可能な成分と使い捨ての成分に分
離、分別する工程、(3) 再生使用可能な成分を洗滌、
乾燥する工程、(4) 使い捨ての成分を濾過、濃縮する
工程、を備えていることを特徴とする請求項14に記載
の処理方法。 - 【請求項16】 前記分別工程が、 (1) アルコールを30〜80%含有する40〜90℃
の水中に投入、攪拌処理を行うことにより各構成成分に
離解する工程 (2) 再生使用可能な成分と使い捨ての成分に分離、分
別する工程 (3) 再生使用可能な成分を洗滌、乾燥する工程 (4) 使い捨ての成分を濾過、濃縮する工程 を備えていることを特徴とする請求項14に記載の処理
方法。 - 【請求項17】 前記分別工程に先立って、前記排泄物
を含む使用後の前記吸収体製品を、まず100〜160
℃の水蒸気中で加熱、減菌処理する前処理をさらに備え
ていることを特徴とする請求項15または16に記載の
処理方法。 - 【請求項18】 前記分別工程において、前記水系媒体
中に1〜3価の金属イオンを共存させ、これによりSA
Pの膨潤を抑制し、かつ前記SAPの分離を容易とする
ことを特徴とする請求項14または15に記載の処理方
法。 - 【請求項19】 前記分別工程において、前記水系媒体
中に海水を添加することにより、海水に含有される金属
イオンの効果によりSAPの膨潤を抑制し、前記SAP
の分離を容易とすることを特徴とする請求項14または
15に記載の処理方法。 - 【請求項20】 前記分別工程において、前記水系媒体
にエタノールを30〜80%の濃度で含有させ、これに
よりSAPの膨潤を抑制し、前記SAPの分離、分別、
乾燥を行うことによって、前記SAPの再利用を可能に
することを特徴とする請求項16に記載の処理方法。
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