JP2003135347A - 乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装置 - Google Patents

乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装置

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JP2003135347A
JP2003135347A JP2001335168A JP2001335168A JP2003135347A JP 2003135347 A JP2003135347 A JP 2003135347A JP 2001335168 A JP2001335168 A JP 2001335168A JP 2001335168 A JP2001335168 A JP 2001335168A JP 2003135347 A JP2003135347 A JP 2003135347A
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dust
squeegee
suction
floor
waterproof cover
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JP2001335168A
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Hiroyuki Kamoshita
浩之 鴨志田
Taiji Kawai
泰二 河合
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Amano Corp
Original Assignee
Amano Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体が小型で小回りが利き、床面の洗浄と清
掃と艶出しの全てを発揮する複合的な機能を備えた乾湿
兼用床面洗浄清掃磨き装置を提供する。 【解決手段】 汚水タンク6とブロアー8を搭載した機
体2側に、ブロアー8の吸引作用をスキージ20′と、
クリーナーアタッチメント40側と、除塵・防水カバー
21側に及ぼす汚水吸引経路9とクリーナー吸引経路1
0とダスト吸引経路11を設けて、これ等各経路9,1
0,11に切換バルブ9T,10T,11Tを設け、除
塵・防水カバー21に対して床面洗浄ブラシSKと床面
艶出しパッドBFを交換自在に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体を走行させな
がらブラシ又はパッドを高速回転して、床面の洗浄と艶
出し(磨き)を行ったり、ハンド操作式クリーナーアタ
ッチメントを用いて床面を清掃することができるように
工夫した乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、床面の清掃と洗浄を行うこと
ができる装置に付いては、例えば、実願昭63−136
797号(実開平2−59757号)に開示された「床
面清掃洗浄機」が存在し、また、パッド(バフ)による
床面の艶出しと、艶出しによって生じたダストを吸引す
ることができる装置に関しては、例えば、特開2000
−51128号に開示されている「床面艶出し清掃機」
が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の「床面清掃
洗浄機」によれば、ダストの回収と床面の洗浄を同時に
行うことができるが、ブラシ、パッド、タンク、ダスト
回収等の各ユニットを持つ関係上、装置そのものが大型
化してしまって、広く大きな床面スペースに対しては有
効に利用できるが、比較的狭く小さな床面スペースでの
利用や、小回りを利かせた使用には不向きであった。
【0004】一方、上記後者の「床面艶出し清掃機」
は、全体が小型に造られていて小回りを利かせた使用に
は適しているが、床面の洗浄を行う機能を持たない問題
があった。
【0005】そこで本発明の技術的課題は、全体が小型
で小回りが利き、床面の洗浄と清掃と艶出しの全てを発
揮する複合的な機能を備えた乾湿兼用床面洗浄清掃磨き
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0007】(1) 走行自在に構成した機体の前面に
底面を開口した除塵・防水カバーを取付け、このカバー
の内部にモータによって回転する床面洗浄ブラシと床面
艶出しパッドを交換して取付けることによって、床面の
洗浄と床面の艶出しを切換えて行うことができるように
構成した乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装置であって、上記
の機体に、汚水回収タンクと、この汚水回収タンクを通
して上記の除塵・防水カバーに対して吸引作用を及ぼす
ことができるブロアーを搭載して、上記機体と除塵・防
水カバーの間には、上記ブロアーの吸引作用を上記除塵
・防水カバーに設けた汚水吸い取り用のスキージに及ぼ
す汚水吸引経路と、ブロアーの吸引作用を除塵・防水カ
バーの内部に及ぼすダスト吸引経路を設けて、これ等各
吸引経路に開閉自在な切換バルブを設けると共に、上記
汚水吸引経路を通して吸引されて来る汚水を上記の汚水
タンクに直接排水し、上記ダスト吸引経路を通して吸引
されて来る含塵気流を、ダストを水に混合させる溜水式
集塵部を通した後、汚水タンクに排出するように構成す
ること。(請求項1)
【0008】(2) 機体にブロアーの吸引作用が及ぶ
クリーナー吸引経路を設け、この吸引経路の接続口にハ
ンド操作式クリーナーアタッチメントを接続自在に構成
して、クリーナー吸引経路には、吸引経路を開閉する切
換バルブを設けると共に、このクリーナー吸引経路を通
して吸引されて来る含塵気流を、ダストを水に混合させ
る溜水式集塵部を通した後、汚水タンクに排出するよう
に構成すること。(請求項2)
【0009】(3) 溜水式集塵部の本体を、上面を開
口し、且つ、汚水タンク内に出し入れ自在に構成したボ
ックス状に造り、この本体の内部には、下端部に設けた
流入口を本体内に開口し、上端部に設けた排出口を汚水
タンク内に向けて開口した含塵気流の流通路を設けて、
上記の流入口を少くとも上記汚水タンク内の水に浸水す
る位置に設けると共に、上記本体の下側部には、汚水タ
ンク内の水を本体内に取入れる流入口を開口すること。
(請求項3)
【0010】(4) 汚水タンクを機体に対して着脱自
在に構成すると共に、汚水タンクの上面口を塞ぐ開閉蓋
を機体に対して開閉自在に取付け、且つ、開閉蓋には、
機体に搭載したブロアーの吸引作用を汚水タンクに及ぼ
すブロアー吸引経路と、汚水タンクに及ぼされた吸引作
用を前記除塵・防水カバーの内部とそのスキージに及ぼ
すダスト吸引経路及び汚水吸引経路と、上記の吸引作用
をクリーナーアタッチメントに及ぼすクリーナー吸引経
路の各根端部側を取付けて、上記ブロアー吸引経路と汚
水吸引経路の各根端口を直接汚水タンクの上部内側に突
出して開口し、上記ダスト吸引経路とクリーナー吸引経
路の根端口を一本にまとめて、上記溜水式集塵部の本体
内部に突出して開口すると共に、開閉蓋に並べて配管し
た上記汚水吸引経路とダスト吸引経路とクリーナー吸引
経路の各根端部の夫々に、切換バルブを取付けること。
(請求項4)
【0011】(5) 除塵・防水カバーの全体を底面を
開口した略円盤型のドーム状に形成し、このカバーの下
側外周部に間隔をあけて全体を略リング状に形成した内
外二重のスキージブレードを同心的に並設して、これ等
内外二重のスキージブレードの間を、汚水吸引経路を通
してブロアーの吸引作用が及ぶ円形状のスキージ空間と
成すと共に、内側のスキージブレードの内側部を床面洗
浄ブラシ又は床面艶出しパッドが回転する回転室と成
し、この回転室にダスト吸引経路の吸引口を開口するこ
と。(請求項5)
【0012】(6) 内外二重のスキージブレードによ
って円形状に形成されたスキージ空間内の前後部分に、
夫々円周方向に間隔をあけて左右一対のサイドスキージ
を、内外二重のスキージブレードの間隔を遮断するよう
に、且つ、内外のスキージブレードの内壁面との間に細
い隙間をあけるように取付けると共に、これ等サイドス
キージによって仕切られた前後のスキージ空間に、二又
に分岐した汚水吸引経路の各先端口を開口すること。
(請求項6)
【0013】(7) 除塵・防水カバーの内部で回転す
る床面洗浄ブラシ又は床面艶出しパッドの回転方向を、
切換自在に構成すると共に、除塵・防水カバーの全体
を、機体の前面に対して左右横方向に水平移動自在に、
且つ、移動位置を任意の位置に固定できるように取付け
ること。(請求項7)
【0014】(8) 除塵・防水カバーの全体を、上面
に回転用のモータを備え、底面にこのモータによって回
転される床面洗浄ブラシ又は床面艶出しパッドを交換し
て取付けることができるブロック本体と、このブロック
本体の周囲をカバーし、底面に内外二重のスキージブレ
ードを取付けたスキージブロック体とによって構成し
て、上記のブロック本体に対してスキージブロック体を
上下にスライド自在に取付けると共に、ブロック本体を
シリンダー或はモータ等の駆動手段によって上下作動自
在に構成すること。(請求項8)
【0015】(9) ブロック本体とスキージブロック
体によって構成した除塵・防水カバーの全体を、床面洗
浄ブラシ又は床面艶出しパッドの底面が前面に向けて開
いた状態にリフトアップできるように、リフトレバーを
用いて機体に対して上下回動自在に取付けること。(請
求項9)
【0016】上記(1)で述べた請求項1に係る手段に
よれば、床面の洗浄を行うには、除塵・防水カバーに床
面洗浄ブラシを取付けて、これをモータで高速回転する
一方、汚水吸引経路の切換バルブを開き、ダスト吸引経
路の切換バルブを閉じて、ブロアーの吸引作用を上記除
塵・防水カバーのスキージに対して及ぼせば、床面洗浄
ブラシの回転(実際には回転と共に洗浄水又は洗剤液が
給水される)によって床面を洗浄し、洗浄によって生じ
た汚水をスキージより汚水吸引経路を通して汚水タンク
に回収することができる。
【0017】また、床面の艶出しを行うには、除塵・防
水カバーに床面艶出しパッドを取付けて、これをモータ
で高速回転する一方、ダスト吸引経路の切換バルブを開
き、汚水吸引経路の切換バルブを閉じて、ブロアーの吸
引作用を上記除塵・防水カバー内に対して及ぼせば、床
面艶出しパッドの回転によって床面を磨いて艶出しを行
うことができると共に、この艶出し作業によって生じた
ダストを、除塵・防水カバー内よりダスト吸引経路を通
して汚水タンクに回収することができる。この時、ダス
ト吸引経路を通して吸引されて来る含塵気流を、一旦溜
水式集塵部を通して水と混合させて回収するため、ダス
ト捕集用のフイルターを設ける必要がなくなって、フイ
ルターの清掃や目詰りによる交換と言った各種メンテナ
ンスを不要にすることができる。
【0018】上記(2)で述べた請求項2に係る手段に
よれば、クリーナー吸引経路の接続口にハンド操作式ク
リーナーアタッチメントを接続して、この吸引経路の切
換バルブを開き、他の汚水吸引経路とダスト吸引経路の
各切換バルブを閉じれば、ブロアーの吸引作用をクリー
ナー吸引経路を通してクリーナーアタッチメントに対し
て及ぼすことができるため、このハンド操作式クリーナ
ーアタッチメントを用いて、床面洗浄ブラシや床面艶出
しパッドではカバーしきれない床面の狭い範囲や、スキ
ージや上記のブラシやパッド、或は、除塵・防水カバー
等の周辺部に付着したゴミ等をきれいに吸引清掃するこ
とができる。また、クリーナー吸引経路を通して吸引さ
れて来る含塵気流は、一旦溜水式集塵部を通して水と混
合させて回収するため、ダスト捕集用のフイルターを設
ける必要がなく、フイルターを使用した場合の各種メン
テナンスを不要にすることができる。
【0019】上記(3)で述べた請求項3に係る手段に
よれば、ブロアーによって吸引した含塵気流を水に混合
させる溜水式集塵部を、汚水タンクに対して出し入れ自
在に構成したから、これを取り出すことによって汚水タ
ンク内の清掃や、溜水式集塵部自身の清掃と言った各種
メンテナンスを容易に行うことができる。また、溜水式
集塵部には汚水タンク内の水を流入させて用いるため、
わざわざ溜水式集塵部に水を流入して貯溜させる煩わし
さがない。更に、溜水式集塵部内に吸引排水された含塵
気流は、水と混合しながら流通路を通って汚水タンク内
に排出されるため、流通路内に水の流れが生じてダスト
が堆積することがなく、溜水式集塵部を比較的きれいな
状態に保って、内部の清掃ゴミの排除と言ったメンテナ
ンスの回数を可及的に少なくすることを可能にする。
【0020】上記(4)で述べた請求項4に係る手段に
よれば、機体に対して汚水タンクを着脱自在に構成して
いるため、汚水タンクの清掃等のメンテナンスを容易に
行うことができる。また、開閉蓋を閉じて汚水タンクの
上面口を塞ぐことにより、ブロアーの吸引作用を汚水吸
引経路と、ダスト吸引経路と、クリーナー吸引経路を通
して、夫々スキージ、除塵・防水カバー、クリーナーア
タッチメントに対して直接的に及ぼして、優れた汚水吸
引作用とダスト吸引作用を発揮することができる。更
に、各吸引経路の切換バルブを開閉蓋に並べて設けられ
ているため、各吸引経路に対するブロアーの吸引作用
を、適格に遮断したり開通したりすることを可能にす
る。
【0021】上記(5)で述べた請求項5に係る手段に
よれば、略円盤型のドーム状に形成した除塵・防水カバ
ーの下側外周部に、内外二重のスキージブレードから成
るサークル状のスキージ空間を設けたため、洗浄によっ
て床面上に生じた汚水の吸引を前後左右の全周囲から行
い、また、機体の走行方向を転回させた時にも行うこと
ができるため、機体を如何様な方向に転換させながら運
転したとしても、汚水をスキージの外側に洩らすことな
く確実に吸い取ることができる。このサークル状に形成
したスキージの内側を、床面洗浄ブラシ或は床面艶出し
パッドの回転室としたので、床面の洗浄清掃と磨き清掃
を一台の装置で兼用することを可能にする。
【0022】上記(6)で述べた請求項6に係る手段に
よれば、下側外周の内外二重のスキージブレードを挾ん
でサイドスキージ(計4つ)を設けた関係上、スキージ
が前進、後退、又は回転する際に、汚水は内外のスキー
ジの間隔を通って前か後ろのサイドスキージ方向に流
れ、一方、サイドスキージが内外のスキージブレードと
接触する部分には細い隙間が形成されているから、その
隙間から汚水が勢い良く前又は後ろのスキージ空間に向
けて吸引されることになる。そして、前後のスキージ空
間に集められた回収汚水は、吸引力の及ぼされた各先端
口から吸い上げられることになる。このような構造にし
たことで、汚水の収集と回収の効率を良くすることを可
能にする。
【0023】上記(7)で述べた請求項7に係る手段に
よれば、洗浄ブラシやパッドを含む除塵・防水カバーの
全体を、左右に移動して固定可能にしたから、ブラシや
パッドを直接壁際へ寄せることが可能になり、壁際の清
掃や、棚下の清掃も可能になった。また、通常、壁面を
清掃する際に、ブラシ又はパッドの回転により装置がブ
ラシ回転方向とは反対に回される(ハンドルをとられる
こと)状態が生じるため、カバーの側部が壁に衝突して
操作が難しい場合が生じるものであるが、ブラシやパッ
ドの回転方向を何れの方向にも変えることができること
から、壁面へブラシやパッドを移動させて清掃する場
合、状況に応じてブラシ又はパツドの回転方向を変える
ことで、壁面への衝突を避けることができる。
【0024】上記(8)で述べた請求項8に係る手段に
よれば、ブロック本体をスキージブロック体に対して上
下にスライド調整することにより、床面に対するブラシ
又はパツドの接地圧を任意に調整できるため、ブラシや
パツドの厚み変化等に対応することを可能にする。
【0025】上記(9)で述べた請求項9に係る手段に
よれば、除塵・防水カバーの全体を、底面を前面に向け
た状態に回動してリフトアップすることによって、ブラ
シとパッドの交換や、これ等ブラシ及びパッドとスキー
ジの清掃や修理と言ったメンテナンスを容易に行うこと
を可能にする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、上述した本発明に係る乾
湿兼用床面洗浄清掃磨き装置の実施の形態を、添付した
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の全体
の構成を説明した側面図、図2はその平面図、図3はブ
ラシ、パッド、スキージを含む除塵・防水カバーの全体
を水平にリフトアップした状態を説明した側面図、図4
は汚水タンクと清水タンクを取外して、除塵・防水カバ
ーの全体を前面側に向けてリフトアップした状態を示し
た側面図、図5は全体の正面図を示したものであって、
これ等の図面に於いて、符号1で全体的に示したのは本
発明に係る乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装置の機体ブロッ
クで、同じく符号20で全体的に示したのは、この機体
ブロック1の前面に取付けた除塵・防水カバーブロック
を示す。
【0027】2は底面にモータ3Mによって回転される
駆動車輪3と、ガイド車輪4を取付けた機体、2Aはこ
の機体2の上面に設けた機体フレーム、2Bは機体2の
前面(図1に於いて左側)に設けた前面カバー、2Nは
この前面カバー2Bの背面側に連設したブロアー室で、
ブロアー室2N内には後述する除塵・防水カバーに対し
て吸引作用を及ぼすブロアー8が収容され、また、機体
フレーム2Aに対しては、洗浄水又は洗剤液を収容した
清水タンク5と上面を開口した汚水タンク6が着脱可能
に収納され、更に、上記前面カバー2Bの上面側には、
上記開口された汚水タンク6の上面口を塞ぐことができ
る開閉蓋2Cが、左右の蝶番2W,2W(図5参照)に
よって開閉自在(図4参照)に取付けられている。
【0028】2Dは上記開閉蓋2Cの上面に取付けた開
閉用の取っ手、2Eは機体2の後部に取付けた操作ハン
ドル、2Fは各種の操作ダイヤルやスイッチ等を設けた
操作ボックス、2Vは使用していない床面艶出しパッド
BFを懸掛するフック、2Rは開閉蓋2Cを閉じた状態
に係止する係止爪、5Pは清水タンク5内の洗浄水又は
洗剤液を、後述する除塵・防水カバー内に取付けた床面
洗浄ブラシの部分に給水する給水パイプ、6Kと6K′
は汚水タンク6に設けた手掛環とキヤスターである。
【0029】次に、図2に於いて7と9と10と11
は、上記開閉蓋2Cに並べて設けたブロアー吸引経路と
汚水吸引経路とクリーナー吸引経路とダスト吸引経路で
あって、ブロアー吸引経路7はフレキシブルホースを用
いて構成した一端7H側を前述したブロアー8に接続
し、根端口7Aを上記汚水タンク6の上部内側に突出す
ることによって、ブロアー8の吸引作用を汚水タンク6
内に及ぼす仕組に成っている。尚、図8に示した汚水タ
ンク6の断面図に於いて、7Zは上記根端口7A側から
の汚水DWの吸込みを防止するボール弁を示す。
【0030】上記の汚水吸引経路9は、その先端側9H
を前記前面カバー2Bの内部を通して後述する除塵・防
水カバーブロック20側のスキージに連通する一方、そ
の根端口9Aを開閉蓋2Cを閉じた時に上記汚水タンク
6内に突出するように構成することにより、汚水タンク
6内に作用するブロアー8の吸引力を上記のスキージに
及ぼして、床面上に生じた洗浄汚水を汚水タンク6に吸
引回収する仕組に成っている。また、上記のクリーナー
吸引経路10は、その先端側10Hを前記前面カバー2
Bに設けた接続口10Xに連通接続する一方、根端側を
図7及び図8に示した連通管12に接続して、この連通
管12の根端口12Aを上記開閉蓋2Cを閉じた時に上
記汚水タンク6内に突出する構成にすることにより、汚
水タンク6内に作用するブロアー8の吸引力を上記の接
続口10Xに及ぼして、以下に述べるクリーナーアタッ
チメントが吸引したクリーナー粉塵を汚水タンク6に吸
引回収する仕組に成っている。
【0031】上記クリーナー吸引経路10の接続口10
Xには、図1に示すように上記のハンド操作式クリーナ
ーアタッチメント40の吸引ホース40′に設けた差込
口40Aが差込み自在(接続自在)に構成されており、
また、このクリーナーアタッチメント40を使用しない
時は、図1、図3及び図4に示すように、機体2の背面
部に設けた収納部41に収納される仕組に成っている。
【0032】更に、上記ダスト吸引経路11は、その一
端側11Hを前面カバー2B内を通して後述する除塵・
防水カバーブロック20の除塵・防水カバー側に連通す
る一方、根端側を図7並びに図8に示すように上記連通
管12に連通接続して、上記ブロアー8の吸引力を上記
の除塵・防水カバー側に及ぼし、除塵・防水カバー内に
生じたバフ粉塵を汚水タンク6内に吸引する仕組に成っ
ている。
【0033】更に図中、9T,10T,11Tは、上記
汚水吸引経路9とクリーナー吸引経路10とダスト吸引
経路11の夫々に設けた切換バルブで、開閉蓋2Cの上
面に並べて設けたこれ等各切換バルブ9T,10T,1
1Tは、各吸引経路9,10,11を手動にて開閉でき
る仕組に成っていて、汚水吸引経路9に吸引作用を及ぼ
して洗浄汚水を吸引する場合は、その切換バルブ9Tを
開いて他の切換バルブ10Tと11Tを閉じ、クリーナ
ー吸引経路10に吸引作用を及ぼしてクリーナー粉塵を
吸引する時は、その切換バルブ10Tを開いて他の切換
バルブ9T,11Tを閉じ、また、ダスト吸引経路11
に吸引作用を及ぼしてバフ粉塵を吸引する時には、その
切換バルブ11Tを開いて他の切換バルブ9T,10T
を閉じる仕組に成っている。
【0034】図6乃至図8に於いて、13は上記汚水タ
ンク6内に収納自在に構成した溜水式集塵部で、上面口
13′を開口した略ボックス状に形成したこの溜水式集
塵部13の本体内部には、下端側に形成した流入口13
Aを本体内部の底面側に開口し、上端側に設けた排水口
13Bを本体の上部より下側に略L字上述に屈曲して開
口した断面略S字形状の含塵気流の流通路13Tが形成
されていて、上記の流入口13Aは少くとも上記汚水タ
ンク6内に収容されている水(汚水DW)に浸水する位
置に設けられ、また、この流入口13Aの下側には、上
記の汚水DWをこの溜水式集塵部13の本体内部に取入
れるための流入口13Cが開口されている。
【0035】尚、上記溜水式集塵部13内の汚水DWの
水位は、吸引運転の停止時には図8で点線にて示すよう
に汚水タンク6内の水位よりも少し低い状態に成ってい
るが、汚水タンク6内にブロアー8の吸引作用が及ぶ
と、図8に示すように流入口13Aの位置まで降下し
て、上記流通路13Tを通って溜水式集塵部13の本体
内を通って、各吸引通路10,11側に対してブロアー
8の吸引作用を確実に及ぼすことができると共に、この
吸引作用を受けて溜水式集塵部13内に吸引されて来る
クリーナー粉塵又はバフ粉塵を含んだ含塵気流を、上記
の流入口13Aの部分で汚水DWに混合させながら略S
字状の流通路13Tを通して汚水タンク6内に回収する
ように構成されている。
【0036】次に、上述した除塵・防水カバーブロック
20の構成を図面と共に説明する。図9は上記ブロック
20の一部断面側面図、図10はその底面図、図11は
平面図、図12は全体の側面図であって、これ等の図面
並びに上述した図1乃至図5に於いて、21は全体を底
面を開口した略円盤型のドーム状に形成した除塵・防水
カバー、21Aはこのカバー21の底面側内側に上下ス
ライド自在に嵌装した円筒体、20′は円筒体21Aの
下部外周面に連設した汚水吸引用のスキージ(汚水吸引
部)で、このスキージ20′は全体をリング状に、且
つ、同心的に形成した内外二重のスキージブレード21
W,21V(ゴムブレード)を、取付具21′を用いて
上記円筒体21Aの下部外周面に連設した鍔片21A′
の内外両面側に内外に間隔をあけて取付けることによ
り、全体が略円形状に構成される仕組に成っている。
尚、請求項8と9で述べたブロック本体は、上記の除塵
・防水カバー21と後述するモータによって構成され、
また、スキージブロック体は上記の円筒体21Aとスキ
ージ20′によって構成される。
【0037】図10に示した底面図に於いて、21T…
は、略円形状に形成されたスキージ20′内の前後のス
キージ間隔部分(図面上左右部分)に、夫々円周方向に
間隔をあけて取付けた左右一対(全部で計4枚)のサイ
ドスキージで、これ等各サイドスキージ21T…は、内
外二重のスキージブレード21W,21Vの間隔、即
ち、スキージ21′の間隔を遮断するように、且つ、内
外のスキージブレード21W,21Vの内壁面との間に
夫々細い隙間21T′…をあけるようにして取付けられ
ている。
【0038】更に図10に於いて、21S,21Sは夫
々上記左右一対のサイドスキージ21T,21Tによっ
て仕切られた前後のスキージ空間、21S′,21S′
はこれ等前後のスキージ空間21S,21Sに対して、
上記サイドスキージ21T…の各隙間21T′…を通し
て連通する左右サイドのスキージ空間で、これ等計4個
のスキージ空間21S,21S,21S′,21S′に
よって、全体が円形状(サークル状)を成すスキージ2
0′が構成されており、また、前後のスキージ空間21
S,21Sには前記汚水吸引経路9の各先端口9R,9
Rが接続開口されて、ブロアー8の吸引作用が及ぶ仕組
に成っている。
【0039】図9並びに図11、図12に於いて、9L
は二又9X(図9参照)に分岐した上記汚水吸引経路9
の先端側9Hを、上記前部側の先端口9Rに連通接続す
るホースで、この様に分岐されたパイプ製の前後の各先
端口9R,9Rの下端が、上記前後のスキージ空間21
S,21Sの部分に連通接続されている。また、21
R,21Rは、上記前後の先端口9R,9Rの夫々を、
上記除塵・防水カバー21の前後両側面部分に上下スラ
イド自在に支持するホルダーを示す。
【0040】次に、24は上記除塵・防水カバー21の
上面に取付けた正逆切換回転自在なモータ、24Sは上
記カバー21の内部に突出したモータ24の回転軸、S
Kはこの回転軸24Sに固定具24Hを用いて交換自在
に装着された床面洗浄ブラシで、前記スキージ20′を
構成する内側のスキージブレード21Wの内側が、この
床面洗浄ブラシSK、又は、交換して取付けられる前記
床面艶出しパッドBFの回転室24′に成っており、ま
た、この回転室24′の上面部に、前記ダスト吸引経路
11の一端側11Hの吸引口11Rをスライド式に接続
した接続穴22Rが開口されて、回転室24′にブロア
ー8の吸引作用を及ぼすことができる仕組に成ってい
る。尚、22…は上記除塵・防水カバー21の四隅に取
付けた衝撃緩衝用のガイド輪、22A…は各ガイド輪2
2の下側部に取付けたキヤスターで、除塵・防水カバー
ブロック20の全体は、これ等各キヤスター22A…に
よってスムーズに床面上を移動するように構成されてい
る。
【0041】更に図9に於いて、5Nは清水タンク5よ
りパイプ5Pを介して送られて来る洗浄水又は洗剤液
を、上記床面洗浄ブラシSKの部分に給水する給水ノズ
ルで、23S…は、上記スキージ20′の全体の浮き上
がりを防止するために、上記除塵・防水カバー21と円
筒体21Aの間に介在した圧縮スプリングである。ま
た、図1乃至図9に於いて、14は上記汚水タンク6に
設けた排水ホースで、14Aはそのホルダーを示し、更
に、図5に於いて2Sは使用していないクリーナーアタ
ッチメント40のホース40′を懸掛するフックを示
す。また、図1、図3、図6及び図8に於いて、17と
18は汚水タンク6内に設けた水位センサを示し、図1
0に於いて21K…は、装置(マシン)の前後切返しの
時に、左右のスキージブレードの切返しによって捻じれ
が生じないように、外側のスキージブレード21Vの左
右両側部に、夫々隙間をあけて2個ずつ形成した切れ目
である。
【0042】次に、上記除塵・防水カバーブロック20
を図3或は図4に示すようにリフトアップする機構と、
このブロック20を図2に示すように機体2に対して左
右横方向に移動する機構に付いて説明する。
【0043】上述した各図並びに、図13に示した要部
の正面図と、図14に示した説明図に於いて、23はモ
ータ24を除塵・防水カバー21の上面に取付けた取付
台、23A,23Aはモータ24を挟むようにその左右
両側に立設した左右のブラケット、25は左右のアーム
25′,25′を左右のブラケット23A,23Aに軸
25A,25Aを用いて取付けた支持アーム、27,2
7は根端部を上記機体2側に上下回動自在に軸支したリ
フトアーム、26はこれ等両リフトアーム27,27の
先端部間に連設したガイドフレーム、26Aはこのガイ
ドフレーム26の前面に設けたガイドレール、25は左
右のガイド部25S,25Sをガイドレール26Aに嵌
合することによって、ガイドレール26Aに沿ってガイ
ドフレーム26の前面を左右横方向(床面に対して左右
水平方向)にスライド自在に取付けたスライド板、25
T,25Tはスライド板25のスライド位置を固定する
締付ネジであって、この様に構成したスライド板25の
前面に上記支持アーム25が取付けられていて、上記の
モータ24を含む除塵・防水カバーブロック20の全体
を、機体ブロック1に対して横方向に水平に移動して、
任意の位置で固定できる仕組に成っている。尚、図13
と図14に於いて、26E,26Eと25′,25′
は、ガイドフレーム26の左右両端部と、スライド板2
5の左右両側に形成したストッパーであって、これによ
ってスライド板25の脱落が防止される。
【0044】また、図1に於いて34は前面カバー2B
の内部に取付けたシリンダー、31はシリンダー34に
連繋されて上下作動する作動アーム、30はこの作動ア
ーム31を機体2側に取付けた取付軸で、作動アーム3
1が回動するとこの取付軸30も一体に回動する仕組に
成っている。32は根端部をこの取付軸30に一体に取
付け、先端部をチユーブに収めたスプリング33を介し
て上記リフトアーム27に連結した連動アームで、上記
のシリンダー34が上記の作動アーム31を引上げ回動
すると、連動アーム32がリフトアーム27を上方に引
上げ回動して、上記除塵・防水カバーブロック20の全
体を、図1の接地状態から、図3に示したリフトの状態
を経て図4に示すように除塵・防水カバー21に取付け
た床面洗浄ブラシSK、又は、床面艶出しパッドBFの
底面を完全に前面に向けた状態にリフトアップして、こ
れ等ブラシSK又はパッドBFの交換やメンテナンス等
を容易に行える仕組に成っている。
【0045】上記モータ24の回転方向と、上記シリン
ダー34のストロークは前述した操作ボックス2F側で
自由に調節できるものであって、スキージ20′に対し
て除塵・防水カバー21側を少しスライド上昇又は降下
作動することにより、ブラシSKやパッドBFの厚み変
化や、床面の汚れ具合等に対応することが可能である。
尚、図中25Sは除塵・防水カバーブロック20が図4
の状態にリフトアップされると、ON又はOFFして上
記シリンダー34の作動を停止するリミットスイッチ、
2Jは先端をフック2Zに引掛けてリフトアップした除
塵・防水カバーブロック20を図4に示す状態に支持し
て、ブラシSKやパッドBFの交換やメンテナンス等を
安全に行えるようにする紐を示す。
【0046】以上述べた次第で、本発明に係る乾湿兼用
床面洗浄清掃磨き装置によれば、床面洗浄ブラシSK及
び床面艶出しパッドBFの交換と、各切換バルブ9T,
10T,11Tの開閉操作によって、1台の装置を床面
洗浄機と床面艶出し機とクリーナー清掃機に使い分ける
ことができるため、床面の如何なる清掃にも利用するこ
とができる。
【0047】また、装置を床面艶出し機又はクリーナー
清掃機として使用する場合は、ブロアー8によって吸引
されて来るバフ粉塵又はクリーナー粉塵は、いずれも溜
水式集塵部13を通して一旦水と混合させた後、汚水タ
ンク6側に排出するため、吸引した各粉塵を捕集するフ
イルターを使用する必要がなく、従って、フイルターの
除塵・清掃と言ったメンテナンスを不要にして、取扱い
を容易にすることができる。
【0048】更に、除塵・防水カバーブロック20側の
汚水吸引用スキージ20′は、これを内外二重のスキー
ジブレード21W,21Vによって円形状に形成し、こ
のスキージ20′の内側を上記ブラシSKとパッドBF
の回転室24′にしているため、機体2を前後或は左右
に転回した時に、洗浄汚水がスキージ20′の外に洩れ
出すことがなく、効率良く汚水を吸引することができ、
更に、このスキージ20′がシールスカートとして機能
するため、パッドBFの回転によって回転室24′内に
生じるバフ粉塵も、外部に洩らすことなく確実に吸引す
ることができる。
【0049】また、本発明では除塵・防水カバー21を
スキージ20′に対して上下スライド自在に構成してい
るため、除塵・防水カバー21側を少し昇降作動して、
ブラシSKやパッドBFの厚み変化に対応したり、これ
等ブラシSK及びパッドBFの接地圧を調整できると共
に、除塵・防水カバーブロック20の全体を図4の状態
にリフトアップすることによって、ブラシSKやパッド
BFの交換作業とメンテナンスを容易に行うことができ
る、更に、除塵・防水カバーブロック20の全体を機体
2に対して横方向にスライドして固定し、且つ、モータ
24の回転方向を切換えてブラシSKやパッドBFの回
転方向を変えることにより、衝突を回避しながら、ブラ
シSKやパッドBFを直接壁面側へ寄せたり、棚下等へ
挿入したりして、今迄洗浄したり磨いたりできなかった
床面の清掃が可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る乾湿兼
用床面洗浄清掃磨き装置によれば、1台で床面洗浄機と
床面艶出し機と、クリーナーの3種類の機能を発揮する
ことができるため、頗る便利で経済的であると共に、各
機種への変更作業も極めて簡単で、メンテナンスも容易
に行える利点を発揮できるものであって、全体が小型で
小回りが利き、且つ、機能性に富んだ床面清掃用の複合
機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明係る乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装置の全
体を説明した側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】除塵・防水カバーブロック側を少し床面よりリ
フトアップした状態を示した側面図である。
【図4】除塵・防水カバーブロック側を完全にリフトア
ップし、汚水タンクと清水タンクを取外している状態を
説明した側面図である。
【図5】本発明に係る乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装置の
正面図である。
【図6】汚水タンクの側面図である。
【図7】開閉蓋の部分を示した平面図である。
【図8】汚水タンクと溜水式集塵部の構造を説明した断
面図である。
【図9】除塵・防水カバーブロックの構成を説明した一
部断面側面図である。
【図10】スキージの構成を説明した底面図である。
【図11】除塵・防水カバーブロックの構成を説明した
平面図である。
【図12】同じく全体の側面図である。
【図13】除塵・防水カバーブロックを横移動させる構
成を説明した正面図である。
【図14】(A)及び(B)はスライド板の移動状態を
説明した正面図である。
【符号の説明】
1 機体ブロック 2 機体 2C 開閉蓋 5 清水タンク 6 汚水タンク 7 ブロフー吸引経路 8 ブロアー 9 汚水吸引経路 10 クリーナー吸引経路 11 ダスト吸引経路 9T,10T,11T 切換バルブ 13 溜水式集塵部 20 除塵・防水カバーブロック 20′ スキージ 21 除塵・防水カバー 21V,21W スキージブレード 21S,21S′ スキージ空間 24 モータ 24′ 回転室 25 スライド板 26 ガイドフレーム 27 リフトアーム 32 シリンダー 40 クリーナーアタッチメント SK 床面洗浄ブラシ BF 床面艶出しパッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B202 AA24 AB13 BA01 BC01 BD01 BE09 CB10 FA10 FB01 GA03 GA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行自在に構成した機体の前面に底面を
    開口した除塵・防水カバーを取付け、このカバーの内部
    にモータによって回転する床面洗浄ブラシと床面艶出し
    パッドを交換して取付けることによって、床面の洗浄と
    床面の艶出しを切換えて行うことができるように構成し
    た乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装置であって、 上記の機体に、汚水回収タンクと、この汚水回収タンク
    を通して上記の除塵・防水カバーに対して吸引作用を及
    ぼすことができるブロアーを搭載して、上記機体と除塵
    ・防水カバーの間には、上記ブロアーの吸引作用を上記
    除塵・防水カバーに設けた汚水吸い取り用のスキージに
    及ぼす汚水吸引経路と、ブロアーの吸引作用を除塵・防
    水カバーの内部に及ぼすダスト吸引経路を設けて、これ
    等各吸引経路に開閉自在な切換バルブを設けると共に、
    上記汚水吸引経路を通して吸引されて来る汚水を上記の
    汚水タンクに直接排水し、上記ダスト吸引経路を通して
    吸引されて来る含塵気流を、ダストを水に混合させる溜
    水式集塵部を通した後、汚水タンクに排出するように構
    成したことを特徴とする乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装
    置。
  2. 【請求項2】 機体にブロアーの吸引作用が及ぶクリー
    ナー吸引経路を設け、この吸引経路の接続口にハンド操
    作式クリーナーアタッチメントを接続自在に構成して、
    クリーナー吸引経路には、吸引経路を開閉する切換バル
    ブを設けると共に、このクリーナー吸引経路を通して吸
    引されて来る含塵気流を、ダストを水に混合させる溜水
    式集塵部を通した後、汚水タンクに排出するように構成
    したことを特徴とする請求項1に記載の乾湿兼用床面洗
    浄清掃磨き装置。
  3. 【請求項3】 溜水式集塵部の本体を、上面を開口し、
    且つ、汚水タンク内に出し入れ自在に構成したボックス
    状に造り、この本体の内部には、下端部に設けた流入口
    を本体内に開口し、上端部に設けた排出口を汚水タンク
    内に向けて開口した含塵気流の流通路を設けて、上記の
    流入口を少くとも上記汚水タンク内の水に浸水する位置
    に設けると共に、上記本体の下側部には、汚水タンク内
    の水を本体内に取入れる流入口を開口したことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の乾湿兼用床面洗浄清掃磨き
    装置。
  4. 【請求項4】 汚水タンクを機体に対して着脱自在に構
    成すると共に、汚水タンクの上面口を塞ぐ開閉蓋を機体
    に対して開閉自在に取付け、且つ、開閉蓋には、機体に
    搭載したブロアーの吸引作用を汚水タンクに及ぼすブロ
    アー吸引経路と、汚水タンクに及ぼされた吸引作用を前
    記除塵・防水カバーの内部とそのスキージに及ぼすダス
    ト吸引経路及び汚水吸引経路と、上記の吸引作用をクリ
    ーナーアタッチメントに及ぼすクリーナー吸引経路の各
    根端部側を取付けて、上記ブロアー吸引経路と汚水吸引
    経路の各根端口を直接汚水タンクの上部内側に突出して
    開口し、上記ダスト吸引経路とクリーナー吸引経路の根
    端口を一本にまとめて、上記溜水式集塵部の本体内部に
    突出して開口すると共に、開閉蓋に並べて配管した上記
    汚水吸引経路とダスト吸引経路とクリーナー吸引経路の
    各根端部の夫々に、切換バルブを取付けたことを特徴と
    する請求項1、2又は3に記載の乾湿兼用床面洗浄清掃
    磨き装置。
  5. 【請求項5】 除塵・防水カバーの全体を底面を開口し
    た略円盤型のドーム状に形成し、このカバーの下側外周
    部に間隔をあけて全体を略リング状に形成した内外二重
    のスキージブレードを同心的に並設して、これ等内外二
    重のスキージブレードの間を、汚水吸引経路を通してブ
    ロアーの吸引作用が及ぶ円形状のスキージ空間と成すと
    共に、内側のスキージブレードの内側部を床面洗浄ブラ
    シ又は床面艶出しパッドが回転する回転室と成し、この
    回転室にダスト吸引経路の吸引口を開口したことを特徴
    とする請求項1、2、3又は4に記載の乾湿兼用床面洗
    浄清掃磨き装置。
  6. 【請求項6】 内外二重のスキージブレードによって円
    形状に形成されたスキージ空間内の前後部分に、夫々円
    周方向に間隔をあけて左右一対のサイドスキージを、内
    外二重のスキージブレードの間隔を遮断するように、且
    つ、内外のスキージブレードの内壁面との間に細い隙間
    をあけるように取付けると共に、これ等サイドスキージ
    によって仕切られた前後のスキージ空間に、二又に分岐
    した汚水吸引経路の各先端口を開口したことを特徴とす
    る請求項5に記載の乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装置。
  7. 【請求項7】 除塵・防水カバーの内部で回転する床面
    洗浄ブラシ又は床面艶出しパッドの回転方向を、切換自
    在に構成すると共に、除塵・防水カバーの全体を、機体
    の前面に対して左右横方向に水平移動自在に、且つ、移
    動位置を任意の位置に固定できるように取付けたことを
    特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の乾湿兼
    用床面洗浄清掃磨き装置。
  8. 【請求項8】 除塵・防水カバーの全体を、上面に回転
    用のモータを備え、底面にこのモータによって回転され
    る床面洗浄ブラシ又は床面艶出しパッドを交換して取付
    けることができるブロック本体と、このブロック本体の
    周囲をカバーし、底面に内外二重のスキージブレードを
    取付けたスキージブロック体とによって構成して、上記
    のブロック本体に対してスキージブロック体を上下にス
    ライド自在に取付けると共に、ブロック本体をシリンダ
    ー或はモータ等の駆動手段によって上下作動自在に構成
    したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又
    は7に記載の乾湿兼用床面洗浄清掃磨き装置。
  9. 【請求項9】 ブロック本体とスキージブロック体によ
    って構成した除塵・防水カバーの全体を、床面洗浄ブラ
    シ又は床面艶出しパッドの底面が前面に向けて開いた状
    態にリフトアップできるように、リフトレバーを用いて
    機体に対して上下回動自在に取付けたことを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の乾湿
    兼用床面洗浄清掃磨き装置。
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