JP2003135140A - ブラシ付き化粧料容器 - Google Patents

ブラシ付き化粧料容器

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JP2003135140A
JP2003135140A JP2001332931A JP2001332931A JP2003135140A JP 2003135140 A JP2003135140 A JP 2003135140A JP 2001332931 A JP2001332931 A JP 2001332931A JP 2001332931 A JP2001332931 A JP 2001332931A JP 2003135140 A JP2003135140 A JP 2003135140A
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弘幸 中村
Kazuhito Kuwabara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大径、拡径状の化粧用ブラシを簡単に容器本
体内に挿入することができ、かつ安価で簡便に廃棄でき
る塗布具付き化粧料容器を提供する。 【解決手段】 上端にその先端部9が外筒体4の内周面
と引き出し可能な強さで摩擦接触する摺動片8を備えた
円筒状のカバー筒7を、外筒体4と化粧用ブラシ5を設
けたブラシ体6との間に昇降可能に嵌入させたブラシ部
2と、化粧料Aを収容する底蓋体23を、収納本体21
の下端に昇降変位すべく螺合結合した収納部3とから構
成し、化粧用ブラシ5を、カバー筒7の下降操作に伴
い、このカバー筒7内に収納し、ブラシ部2と収納部3
との結合操作に伴いカバー筒7の下端から繰り出し、収
納本体21と底蓋体23との螺合操作に伴い、化粧料A
と相対回動させながら圧接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイシャドウ、ほ
ほ紅等の固形状化粧料を収容し、化粧料を塗布するのに
用いる化粧用ブラシを一体に備えた化粧料容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アイシャドウやほほ紅等の固形状
化粧料を収容する容器として、その形状を細長小径の円
筒状とし、キャップに化粧料を塗布するのに用いる塗布
具を組み付けて携帯性や利便性を高めた合成樹脂製のも
のが多数使用されている。
【0003】さらに、これらの化粧料容器の中には、容
器本体と化粧料を収容する中皿との間、若しくはキャッ
プと塗布具との間にスプリングを介在させ、キャップを
容器本体に着脱すると、塗布具と化粧料とが相対回動し
ながら圧接し、塗布具への化粧料の付着が達成される機
能を有するものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術における塗布具は、容器本体の口部に無理な
く挿入できる寸法のものに限定されている。これは、塗
布具が容器本体の口部よりも甚だ大きい場合に挿入でき
ないのは当然のこととして、挿入前にその輪郭を細く整
形すれば挿入可能な寸法の塗布具にしても、かかる整形
の際に指先が化粧料で汚れてしまうし、キャップを締め
る度に塗布具を整形するのでは、使用者にとって大変不
便だからである。
【0005】ところで、アイシャドウや頬紅等を塗布す
るのに用いる化粧用ブラシは、化粧部位や用途に応じて
種々の寸法、形状のものを使い分けるのが通常であり、
例えば顔全体の色調を変えるためのフェイスパウダーを
塗布するのに用いるフェイスパウダーブラシや頬紅を塗
布するのに用いるチークブラシ等ではブラシ部が柄部と
比較して全体的に大径で、かつ、ブラシの先端にいくに
つれて拡径状に形成されているものが多い。
【0006】したがって、従来技術の塗布具付き化粧料
容器に塗布具として大径、拡径状の化粧用ブラシを適用
するには、容器本体の口部を化粧用ブラシが無理なく挿
入できる寸法とせざるを得ず、そのため容器が大型化し
て、携帯性や取り扱い性が損なわれる、と云う問題があ
る。
【0007】また、従来技術の塗布具付き化粧料容器の
ように塗布具と化粧料とを圧接させるためにスプリング
を採用すると、その分材料コストが高くなり、また、ス
プリングを取り付けるための部材を容器に形成するため
に容器の成形加工が複雑となり、その分製造コストが高
くなるという問題がある。
【0008】さらに、スプリングを採用すると、容器の
廃棄に際し合成樹脂製の容器と金属製のスプリングとを
分別回収する必要があり、かかる分別回収を行うには中
皿、若しくは塗布具を容器本体、若しくはキャップから
離脱し、スプリングを取り出さなければならず、手間が
かかるという問題がある。
【0009】そこで、本発明は上記した問題を解決する
ために創案されたもので、大径、拡径状の化粧用ブラシ
を簡単に容器本体内に挿入可能にすること、およびスプ
リングを用いずに化粧用ブラシと化粧料との圧接を達成
することを技術的課題とし、もって従来の塗布具付き化
粧料容器には適さなかった大径、拡径状の化粧用ブラシ
を取り付け、なおかつ安価で簡便に廃棄できるブラシ付
き化粧料容器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の内、請求項1記載の発明の手段は、下端に化粧用ブ
ラシを設けたブラシ体と、下端から化粧用ブラシを露出
させてブラシ体に回動不能に外嵌する有頂円筒状の外筒
体と、上端に、先端部が外筒体の内周面と引き出し可能
な強さで摩擦接触する摺動片を備え、外筒体とブラシ体
との間に昇降可能、かつ抜け出し不能に嵌入された円筒
状のカバー筒と、からブラシ部を構成すること、内周面
にカバー筒の下端が当接するあご部を周設した円筒状の
収納本体と、化粧料を収容し、収納本体の下端に昇降変
位すべく螺合結合する底蓋体とから収納部を構成するこ
と、ブラシ部と収納部とは、着脱可能に結合すること、
化粧用ブラシを、カバー筒の下降操作に伴い、カバー筒
内に収納し、ブラシ部と収納部との結合操作に伴い、あ
ご部と当接して下降を阻止されたカバー筒の下端から繰
り出し、収納本体に対する底蓋体の螺合操作による上昇
変位に伴い、化粧料と相対回動しながら圧接する構成と
したこと、にある。
【0011】本発明のブラシ付き化粧料容器は、化粧用
ブラシを回動不能に備えたブラシ部と、化粧料を収容す
る底蓋体を螺合結合により組み付けた収納部とから構成
されており、化粧用ブラシは、外筒体の下端から露出さ
れた状態にあり、化粧用ブラシと外筒体との間には、昇
降可能にカバー筒が嵌入されている。
【0012】カバー筒を把持して下降操作すると、化粧
用ブラシはその外径をカバー筒で縮径整形されながらカ
バー筒内に収納されるので、ブラシ部と収納部とを結合
する際に、カバー筒内に収納したままの状態で化粧用ブ
ラシを収納本体の口部に簡単に挿入することができる。
【0013】引き続き、カバー筒内に収納した化粧用ブ
ラシを、収納本体内に向かって挿入していくと、カバー
筒はあご部に当接した時点で下降を阻止されるが、化粧
用ブラシは、下降を続けるので、カバー筒の下端から繰
り出されることになり、したがって、化粧用ブラシをカ
バー筒に遮られること無く化粧料と接触させることがで
きる。
【0014】ブラシ部と収納部とを結合した状態におい
て、螺合操作により底蓋体を収納本体に対して上昇変位
させていくと、底蓋体内に収容した化粧料は回転しなが
ら化粧用ブラシに押し付けられる。
【0015】すなわち、化粧用ブラシが化粧料と相対回
動しながら圧接する状態となり、化粧用ブラシへの化粧
料の押し付けと擦り付けが同時に行われるため、化粧用
ブラシに化粧料を良好に付着させることができる。
【0016】また、使用に伴い化粧料が擦り減っても、
底蓋体を上昇変位させて化粧用ブラシと化粧料との接触
状態を常時維持することができるので、化粧料を最後ま
で使い切ることができる。
【0017】底蓋体内の化粧料を使い切った後、螺脱操
作により底蓋体を離脱して新しいものと交換することに
より、簡易迅速に次回の使用に備えることができる。
【0018】さらに、本発明のブラシ付き化粧料容器
は、化粧用ブラシと化粧料とを圧接させる手段としてス
プリングを採用していないので、スプリングに要するコ
ストが節約でき、また、スプリングを取り付けるための
部材を容器に形成する必要がないので、その分容器の成
形加工が単純となり製造コストが抑えられる。
【0019】また、容器の廃棄に際し、スプリングの分
別回収を考慮することなく、容器をそのまま廃棄するこ
とができる。
【0020】請求項2記載の発明の手段は、下端に化粧
用ブラシを設けたブラシ体と、筒壁に縦長のスリットを
開設し、下端から化粧用ブラシを露出させてブラシ体に
回動不能に外嵌する有頂円筒状の外筒体と、上端に、先
端部がスリットを貫通して突出するレバー片を備え、外
筒体とブラシ体との間に昇降可能、かつ抜け出し不能に
嵌入された円筒状のカバー筒とからブラシ部を構成する
こと、内周面にカバー筒の下端が当接するあご部を周設
した円筒状の収納本体と、化粧料を収容し、収納本体の
下端に昇降変位すべく螺合結合する底蓋体とから収納部
を構成すること、ブラシ部と収納部とは着脱可能に結合
すること、化粧用ブラシを、レバー片の下降操作に伴
い、カバー筒内に収納し、ブラシ部と収納部との結合操
作に伴い、あご部と当接して下降を阻止されたカバー筒
の下端から繰り出し、収納本体に対する底蓋体の螺合操
作による上昇変位に伴い、化粧料と相対回動しながら圧
接する構成としたこと、にある。
【0021】請求項2記載の発明の構成により、外筒体
の筒壁から突出する先端部を押し下げてレバー片を下降
操作することにより、カバー筒内に化粧用ブラシを収納
することができる。なお、化粧用ブラシ収納後は、請求
項1記載の発明と同様の動作をする。
【0022】請求項3記載の発明の手段は、請求項1ま
たは2記載の発明の構成に、底蓋体を透明、若しくは半
透明の材料により構成した、ことを加えたものである。
【0023】請求項3記載の発明の構成により、底蓋体
に収容した化粧料の減り具合を底蓋体を取り外すことな
く、外から簡単に確認することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のブラシ付き化粧
料容器1(以下、容器1と呼ぶ)の実施の形態を、図面
を参照しながら説明する。なお、本発明において化粧料
の塗布具は化粧用ブラシに限定することはなく、化粧用
チップのようなスポンジ状の塗布具を適用しても良い。
【0025】図1は、容器1の第一実施形態を示すもの
で、容器1は、図中左側のブラシ部2と、右側の収納部
3とから成り、ブラシ部2は、下端に化粧用ブラシ5を
設けたブラシ体6と、下端から化粧用ブラシ5を露出さ
せた有頂円筒状の外筒体4と、上端に短円筒状の摺動片
8を強固に嵌合組み付けし、外筒体4とブラシ体6との
間に昇降可能に嵌入された円筒状のカバー筒7とから構
成されている。
【0026】外筒体4は、他の部分より内径寸法を大き
くした下端部を、その内周面にアンダーカット結合のた
めの突周条を形成して第一嵌合部10に形成し、頂壁の
下面中央に、外周面の正反対の位置に、図2に示す縦溝
状の係合凹部17を二つ凹設した円筒状の嵌合筒片11
を垂下し、この嵌合筒片11の外側に、下端内周面に第
一係止周条19を突設した円筒状の係止筒片12を垂下
している。なお、係合凹部17の個数は二つに限定する
ことはなく、嵌合筒片11の外周面に沿って三つ以上設
けても良い。
【0027】また、外筒体4は、嵌合筒片11と係止筒
片12との間に、下端にブラシ体6を螺合結合により着
脱可能に取り付けた、細長円筒状の中筒体13の上端部
を組み付けており、この中筒体13は、上端内周面に係
合凹部17と周方向に係合する係合凸部18を二つ凸設
し、この係合凹部17と係合凸部18との係合により、
外筒体4に対する回動を阻止されている。
【0028】したがって、ブラシ体6は、中筒体13を
介して、外筒体4に対して回動不能に組付くことにな
る。なお、係合凹部17および係合凸部18の個数は、
二つに限定することはない。
【0029】また、中筒体13は、上端部外周面に第一
係止周条19が下方から係止する第二係止周条20を突
設し、外筒体4に組み付いた状態で、上端が頂壁の下面
に当接し、第二係止周条20が第一係止周条19に係止
されることにより、外筒体4に対する昇降を阻止されて
おり、さらに中筒体13は、下端外周面に、カバー筒7
が昇降する時の、横振れを防止するための円筒状のガイ
ド筒片14を一体に設けている。
【0030】摺動片8は、先端部9を、上方に若干拡径
し、周方向に沿って複数の切り欠き15を設けた薄肉円
筒状に形成し、この先端部9は、カバー筒7を引き出し
可能な程度の強さで、外筒体4の内周面と摩擦接触して
おり、また摺動片8は、内周面にガイド筒片14の上端
に抜け出し不能に当接する段差16を形成している。
【0031】収納部3は、内周面にカバー筒7の下端が
当接するあご部22を周設し、口部24を、他の部分よ
り外径寸法が小さく、外周面に第一嵌合部10とアンダ
ーカット結合する突周条を備えた第二嵌合部25に形成
し、下端内周面に雌螺子26を螺設した円筒状の収納本
体21と、化粧料Aを収容する底蓋体23とから構成さ
れている。
【0032】なお、ブラシ部2と収納部3との結合手段
は、アンダーカット結合に限定することはなく、螺合結
合としても良い。
【0033】底蓋体23は、上端面内側に雌螺子26と
螺合する雄螺子27を螺設した螺子筒片28を起立設
し、上端面外側に収納本体21の外周面と摺動可能に密
接して、化粧料Aの揮発成分が漏れ出すのを防止すると
共に、雄螺子27が剥き出し状態となることによる外観
体裁の劣化を防止するシール筒片29を起立設してい
る。
【0034】また、底蓋体23は、ブラシ部2と収納部
3とを結合した状態において、螺合限位置まで上昇変位
させた場合、図3に示すように、その上面30を化粧用
ブラシ5の先端と当接させる。
【0035】次に、容器1の取り扱いについて説明す
る。ブラシ部2と収納部3とが組み付いた状態から、先
ず両者の結合を解除してブラシ部2を収納部3から引き
離すと、図4(i)に示す通り、化粧用ブラシ5は収納
本体21の内周面による拘束を解かれ、側方に膨出した
形態で表出する。
【0036】化粧終了後、カバー筒7の下端を把持して
下方に引き出すと、図4(ii)に示す通り、化粧用ブ
ラシ5はカバー筒7の下端に絞られ、その根元から順次
先端に向けて縮径しながらカバー筒7内に収納され、こ
の引き出し操作は、段差16がガイド筒片14の上端と
当接して終了する。
【0037】なお、化粧中において、カバー筒7は、先
端部9と外筒体4の内周面との摩擦接触により外筒体4
内に保持され、妄りにずり落ちることは無い。
【0038】引き続き、カバー筒7内に収納した化粧用
ブラシ5を収納本体21の口部24に挿入していくと、
図5(i)に示す通り、カバー筒7はその下端があご部
22と当接して下方への移動が阻止され、一方、化粧用
ブラシ5は下降を続けるので、カバー筒7の下端から化
粧用ブラシ5が繰り出される。
【0039】ブラシ部2を収納部3とのアンダーカット
結合が終了した時点で、図5(ii)に示す通り、化粧
用ブラシ6はカバー筒7から完全に抜け出し、その先端
と化粧料Aの上面とが若干隙間を開けて収納本体21内
に収まる。
【0040】結合終了後、底蓋体23を把持して回転上
昇させていくと、直に底蓋体23内の化粧料Aが化粧用
ブラシ5の先端と当接する抵抗感を得て、引き続きより
強い抵抗感を得るよう回転を継続する。
【0041】かかる螺合操作により、化粧料Aを回転さ
せながら化粧用ブラシ5に押し付ける動作が得られ、し
たがって、化粧用ブラシ5の先端に化粧料Aの押し付け
と擦り付けが同時に行われることになり、化粧料Aの付
着が達成される。
【0042】ここで、底蓋体23を回転する時に得られ
る抵抗感を適宜加減して、化粧料Aに対する化粧用ブラ
シ5の押し付け力と回転量を変化させることにより、化
粧料Aの付着量を調整することができる。
【0043】化粧用ブラシ5に化粧料Aを付着した後、
底蓋体23を、化粧用ブラシ5の先端と化粧料Aの上面
との間に若干隙間が開くよう下降変位させておくと、次
にブラシ部2と収納部3とを結合した時に、図5(i
i)に示す状態となり、化粧料Aを化粧用ブラシ5に付
着するための螺合操作を同じ要領で行うことができる。
【0044】底蓋体23は、螺合操作の度に、その内側
に収容した化粧料Aの厚さを減じながら収納本体21に
対して上昇変位し、そして化粧料Aを最後まで使い切
り、化粧用ブラシ5が底蓋体23の上面30と当接した
時点において、底蓋体23は螺合限位置に到達する。
【0045】なお、雌螺子26および雄螺子27を長目
に形成して、底蓋体23が螺合限位置に到達する以前
に、化粧用ブラシ5と上面30とが当接できるように余
裕代を設けておくと、使用に伴い化粧用ブラシ5の先端
が曲がったり磨耗した場合にも、化粧用ブラシ5と上面
30との当接が確実に達成される。
【0046】底蓋体23内の化粧料Aを使い切った後
は、底蓋体23を離脱し、新しいものと交換すれば良
い。ここで、底蓋体23を透明若しくは半透明の材料で
構成すると、外から化粧料Aの減り具合を簡単に確認す
ることができ、新しい底蓋体を用意したり、外出前に交
換しておく等の便に資することができる。
【0047】また、長期の使用に伴い化粧用ブラシ5が
磨耗したり、刷毛の一部が抜けたりした場合について
も、ブラシ体6と中筒体13とは着脱可能に結合してい
るので、適宜新しいものに交換すれば良く、容器1は一
部の消耗品を交換することにより継続して使用すること
が可能である。
【0048】次に、容器1の第二実施形態を図6を参照
して説明する。なお、図中第一実施形態と同一符号の部
材は第一実施形態と同一であるので説明を省略する。外
筒体4は、頂壁を加工の便を考慮して別個に形成し、筒
壁にその上端から下方に延びる縦長のスリット31を開
設し、このスリット31は、上部両側面に係止突片34
を突設している。
【0049】カバー筒7は、上端に摺動片8の代わりに
短円筒状のレバー片32を強固に嵌合組み付けし、この
レバー片32は、内周面にガイド筒片14の上端に抜け
出し不能に当接する段差16を形成し、先端部33をス
リット31を貫通して外部に突出させている。
【0050】第二実施形態の場合、先端部33を押し下
げてレバー片32を下降操作することにより、カバー筒
7は降下して化粧用ブラシ5を収納し、また化粧中にお
いて、先端部33が係止突片34に軽く係止することに
より、カバー筒7が不正に下降変位するのを防止する。
【0051】なお、図示の実施形態では、スリット31
と先端部33の組合せを一つとしているが、レバー片3
2の下降操作をし易くするために、ブラシ部2の反対位
置にもう一つ設けても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので、
以下に示す効果を奏する。請求項1および2記載の発明
にあっては、カバー筒を下降させる簡単な操作のみで大
径、拡径状の化粧用ブラシを収納本体の口部に挿入可能
な寸法に整形することが達成され、塗布具付き化粧料容
器に各種の化粧用ブラシを適用することが可能となる。
【0053】また、化粧用ブラシと化粧料とを圧接させ
る手段として、スプリングを採用していないので、製造
コストの低減が図れると共に、容器を廃棄する際にスプ
リングを分別回収することなく簡便に廃棄することが可
能となる。
【0054】さらに、化粧料を底蓋状の底蓋体に収容し
ているので、新しいものへの交換を簡易迅速に行うこと
ができ、また底蓋体のみを交換して容器自体は継続して
使用することができるので、使用者の経済的負担が減じ
ると共に、省資源や廃棄物の減少に資する。
【0055】請求項1記載の発明にあっては、カバー筒
の下降操作の手段を、カバー筒を直接取り扱う形態とす
ることにより、容器の加工・組み立てが簡素化され、製
造コストの低減が図れる。
【0056】請求項2記載の発明にあっては、カバー筒
の下降操作の手段を、容器の側面に突出したレバー片を
操作する形態とすることにより、取り扱い性の向上が図
れる。
【0057】請求項3記載の発明にあっては、化粧料の
減り具合を外から簡単に確認することができ、底蓋体の
交換の便に資する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラシ付き化粧料容器の第一実施形態
を示す、ブラシ部と収納部とを分離して右半分を断面で
示した正面図。
【図2】図1に示した第一実施形態の、嵌合筒片と中筒
体との係合機構を説明する拡大した横断面図。
【図3】図1に示した第一実施形態の、収納本体と底蓋
体とを螺合限位置まで螺合させた状態の右半分を断面で
示した正面図。
【図4】図1に示した第一実施形態の、ブラシ部の右半
分を断面で示した図であり、(i)は化粧用ブラシをカ
バー筒に収納する前の状態、(ii)は化粧用ブラシを
カバー筒に収納した状態を示す正面図。
【図5】図1に示した第一実施形態の、ブラシ部と収納
部とをアンダーカット結合した状態の右半分を断面で示
した図であり、(i)は結合が途中の状態、(ii)は
結合が終了した状態を示す正面図。
【図6】本発明のブラシ付き化粧料容器の第二実施形態
を示す、ブラシ部と収納部とを分離して右半分を断面で
示した正面図。
【符号の説明】
1 ; ブラシ付き化粧料容器 2 ; ブラシ部 3 ; 収納部 4 ; 外筒体 5 ; 化粧用ブラシ 6 ; ブラシ体 7 ; カバー筒 8 ; 摺動片 9 ; 先端部 10 ; 第一嵌合部 11 ; 嵌合筒片 12 ; 係止筒片 13 ; 中筒体 14 ; ガイド筒片 15 ; 切り欠き 16 ; 段差 17 ; 嵌合凹部 18 ; 嵌合凸部 19 ; 第一係止周条 20 ; 第二係止周条 21 ; 収納本体 22 ; あご部 23 ; 底蓋体 24 ; 口部 25 ; 第二嵌合部 26 ; 雌螺子 27 ; 雄螺子 28 ; 螺子筒片 29 ; シール筒片 30 ; 上面 31 ; スリット 32 ; レバー片 33 ; 先端部 34 ; 係止突片 A ; 化粧料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 和仁 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に化粧用ブラシ(5)を設けたブラシ
    体(6)と、下端から前記化粧用ブラシ(5)を露出させて前
    記ブラシ体(6)に回動不能に外嵌する有頂円筒状の外筒
    体(4)と、上端に、先端部(9)が前記外筒体(4)の内周面
    と引き出し可能な強さで摩擦接触する摺動片(8)を備
    え、前記外筒体(4)とブラシ体(6)との間に昇降可能、か
    つ抜け出し不能に嵌入された円筒状のカバー筒(7)と、
    からブラシ部(2)を構成し、内周面に前記カバー筒(7)の
    下端が当接するあご部(22)を周設した円筒状の収納本体
    (21)と、化粧料(A)を収容し、前記収納本体(21)の下端
    に昇降変位すべく螺合結合する底蓋体(23)とから収納部
    (3)を構成し、前記ブラシ部(2)と収納部(3)とは着脱可
    能に結合し、前記化粧用ブラシ(5)を、前記カバー筒(7)
    の下降操作に伴い、該カバー筒(7)内に収納し、前記ブ
    ラシ部(2)と収納部(3)との結合操作に伴い、前記あご部
    (22)と当接して下降を阻止されたカバー筒(7)の下端か
    ら繰り出し、前記収納本体(21)に対する底蓋体(23)の螺
    合操作による上昇変位に伴い、前記化粧料(A)と相対回
    動しながら圧接する構成としたブラシ付き化粧料容器。
  2. 【請求項2】 下端に化粧用ブラシ(5)を設けたブラシ
    体(6)と、筒壁に縦長のスリット(31)を開設し、下端か
    ら前記化粧用ブラシ(5)を露出させて前記ブラシ体(6)に
    回動不能に外嵌する有頂円筒状の外筒体(4)と、上端
    に、先端部(33)が前記スリット(31)を貫通して突出する
    レバー片(32)を備え、前記外筒体(4)とブラシ体(6)との
    間に昇降可能、かつ抜け出し不能に嵌入された円筒状の
    カバー筒(7)と、からブラシ部(2)を構成し、内周面に前
    記カバー筒(7)の下端が当接するあご部(22)を周設した
    円筒状の収納本体(21)と、化粧料(A)を収容し、前記収
    納本体(21)の下端に昇降変位すべく螺合結合する底蓋体
    (23)とから収納部(3)を構成し、前記ブラシ部(2)と収納
    部(3)とは着脱可能に結合し、前記化粧用ブラシ(5)を、
    レバー片(32)の下降操作に伴い、前記カバー筒(7)内に
    収納し、前記ブラシ部(2)と収納部(3)との結合操作に伴
    い、前記あご部(22)と当接して下降を阻止されたカバー
    筒(7)の下端から繰り出し、前記収納本体(21)に対する
    底蓋体(23)の螺合操作による上昇変位に伴い、前記化粧
    料(A)と相対回動しながら圧接する構成としたブラシ付
    き化粧料容器。
  3. 【請求項3】 底蓋体(23)を透明、若しくは半透明の材
    料により構成した請求項1、または2記載のブラシ付き
    化粧料容器。
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