JP3086868U - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

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JP3086868U
JP3086868U JP2001008330U JP2001008330U JP3086868U JP 3086868 U JP3086868 U JP 3086868U JP 2001008330 U JP2001008330 U JP 2001008330U JP 2001008330 U JP2001008330 U JP 2001008330U JP 3086868 U JP3086868 U JP 3086868U
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cosmetic
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良弘 平
直志 大谷
仁 堀内
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株式会社宮内
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】連結筒の構成の簡略化が可能であり、連結筒の
汚れも防止でき、しかも、液体容器部を簡易に取り替え
可能とした化粧料容器を提供する。 【解決手段】液体容器部3は、液体状化粧材2を収納す
る容器本体と、液体状化粧材2を含浸させるブラシ11
を突出棒体10を介して保持するとともに、突出棒体1
0の保持部分の外側に設けた凹凸部13aをもって連結
筒5の一端の内周に設けた小突起部5bと脱着自在な構
成とした装着体13とを有し、化粧材繰出体20は、前
記連結筒5の他端に嵌着され固定状態となるとともに内
部にネジ筒14を収納した筒状回転体15と、筒状回転
体15の内部に配置されネジ筒14とネジ結合される昇
降ネジ体16と、この昇降ネジ体16上に保持体17を
介して設けられ筒状回転体15の回転操作により昇降す
る昇降ネジ体16により繰り出される棒状化粧材4とを
有するものである。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
本考案は、液体状化粧材が収納された液体容器部と棒状化粧材を内装した化粧 材繰出体との2種類の化粧料を備えた化粧料容器に関する。
【従来の技術】
従来、この種の化粧料容器として図4に示すものが知られている(特開200 0−350617)。 図4は従来知られている化粧料容器201の縦断面図であり、液状容器本体2 10、中継具220、棒状中軸230、竿体240、及び先筒250等により構 成される。 液状容器本体210は、液状化粧料Bの満たされた、ブロー等で成形された有 底の筒体であり、その前部には中継具220との螺合作用により液状化粧料Bを 密封する雄ネジ211が配されている。図4はマスカラの容器本体と棒状化粧材 を用いることを想定しているため、液状容器本体210の口元には絞りゴム20 2が装着させてあり、中継具220に固着された棒状中軸230の先端に誂えた 刷毛3(塗布具)の外周をしごき、液量の付着の調整を行っている。 図4の化粧料容器201においては、中継具220は中空の筒体になっており 、内周面下部側には前述した液状容器本体210口元の雄ネジ211と螺合密封 する第1螺旋溝221が配され、第1螺旋溝221上部に、棒状中軸230を嵌 合固着する嵌合第一凹環状部222(第1嵌合部)を有し、更にその上部側の小 径部223には、前記第1螺旋溝221を製作するための回転止めとして機能す る係合条部224が複数設置され、その上部側には棒状化粧材繰出容器の繰出機 構として用いられる第2螺旋溝225が配され、更にその上部側には、棒状化粧 材繰出容器の先筒250と回動可能に連結される嵌合第二凹環状部226(第2 嵌合部)が設置されている。 先筒250は前記中継具220の上部嵌合第二凹環状部226に回動可能に連 結され、前記先筒250は露出している露呈部251と、中継具220内に収容 される回動部252から構成され、露呈部251前端に棒状化粧材Aが進退する 開口孔253を備え、内周面には、竿体240の、螺旋溝225より上方に位置 する突起242a及び竿体軸部244上の係合突起242が繰り出された際に摺 動する摺動溝254を形成し、回動部252外周上部には中継具220の嵌合第 二凹環状部226と係合する嵌合凸部55が配されている。 突起242aは、竿体では係合突起242となり、仮想のスパイラル空間を形 成する列状の突起としていずれも第2螺旋溝225に螺合係合可能なものである 。 先筒250内部には、竿体240を内挿し、竿体240の前部は棒状化粧材A の尾部を保持する棒状化粧材保持部241がカップ状に構成され、係合突起24 2aによって先筒250に対して回動不能摺動可能に進退する手段がとられてい る。 竿体240の軸方向には前記中継具220の第2螺旋溝225に螺合係合する 複数の係合突起242が竿体軸部244上に全体的に配され、後端には繰出上昇 限を定めるフランジ243が形成されている。係合突起242aは、先筒250 の摺動溝254に係合している。この係合突起242aは常時先筒250との回 転止めの役割を果たすものであり、竿体240繰出時は摺動に伴い、竿体軸部2 44上の係合突起242も次々に先筒250摺動溝254に移動しながら係合突 起242aに続いて回転止めの役割を果たすものである。 液状容器本体210側の棒状中軸230は、前端に刷毛3を固着され、基端側 は中空な筒体231となっており筒体231外周には、前記係合条部224と係 合し、回動不能となる係合溝232を備え、また、嵌合凸部233が前記中継具 220の嵌合第一凹環状部222に固着して、中継具220と一体となる。 図4においては、前記棒状中軸230の筒体231の底面231aが上方側の 棒状化粧材繰出容器を構成する竿体240の後端フランジ243に当接すること により、後退下降限となっている。 以上のように構成された化粧料容器201は、液状化粧料Bを使用する際には 、中継具220を液状容器本体210に対して回動することによって、両者の螺 合を解き、中継具220に固着された棒状中軸230を抜き出すことによって、 棒状中軸230先端に固着された刷毛3に付着した液状化粧料Bは、絞りゴム2 02によってその外周をしごかれ、付着した液量を適度に調整した状態でまつげ 等に化粧を施すことが可能となり、使用後は中継具220を液状容器本体210 に螺合密閉することによって、液状化粧料Bの蒸発を防止している。 化粧料容器201の軸方向上方側の棒状化粧材Aを使用する場合は、液状容器 本体210、もしくは中継具220を手に持ち、先筒250を回動させれば、先 筒250と竿体240は回動不能摺動可能であり、竿体240の軸方向の係合突 起242は、中継具220上方側の第2螺旋溝225に螺合係合しているために 、繰出機能が働いて、後退限にある竿体240は、先筒250と同期の回転をし ながら前進することによって棒状化粧材Aを、先筒250の先端開口孔253よ り進出させることが可能となる。また、逆に回動させれば棒状化粧材Aは後退し 、先筒250の中へと戻ることになる。 図4における化粧料容器201の特徴は、中継具220の下方側の、液状容器 本体210の口元の雄ネジ211に螺合係合する第1螺旋溝221と、上方側に 棒状化粧材Aの繰出機構として使用される第2螺旋溝225を中継具220の内 部に併せ持つことを一つの特徴とし、更に中継具220の下方側に棒状中軸23 0を固着する嵌合第一凹環状部222と、上方に先筒250を回動可能に保持す る嵌合第二凹環状部226とを形成していることを特徴としている。 図4の化粧料容器201においては、中継具220は中空筒として形成されて いて、棒状中軸230の基端側筒体231の内径底面231aに、竿体240の フランジ243が当接することで、先筒250内の棒状化粧材Aの繰出後退限を 定めている。 図4の化粧料容器201は以下の手順で組み付けられる。 まず中継具220の第1螺旋溝221側より、竿体240を、棒状化粧材保持 部241の側より挿入させ、第2螺旋溝225に係合突起242aを螺合係合さ せつつ前進させ、更に竿体240軸部244上の係合突起242を次々に螺合係 合させ、次に刷毛3を固着した棒状中軸230を、筒体231側より中継具22 0の第1螺旋溝221側より挿入していき、棒状中軸230の筒体231外周の 係合溝232と、中継具220の係合条部224とを係合させ挿入し、棒状中軸 230の筒体231外周の嵌合凸部233を、中継具220の嵌合第一凹環状部 222に嵌着させることによって、中継具220に棒状中軸230を固着する。 次に、中継具220の上方側より、先筒250を摺動溝254と、竿体240上 の係合突起242aを係合させつつ、先筒250外周の嵌合凸部255と中継具 220の上方側嵌合第二凹環状部を嵌着させ、先筒250を中継具220に対し て回動可能に連結する。液状容器本体210は前述したようにブロー等で製作さ れた有底の筒体であり、前部に中継具220との開閉に使用される雄ネジ211 が備えられている。絞りゴム202はNBR等で製作された、中央に開口孔を持 つ、棒状中軸230の先端の刷毛3の外周をしごくもので、簡単に液状容器本体 210口元に装着可能とされる。 この液状容器本体210内に液状化粧料Bを充填し、更に上方側より棒状化粧 材Aを棒状化粧材保持部に装着し、中継具220を液状容器本体に螺合密閉して 化粧料容器201は完成する。 図4の化粧料容器は、マスカラとアイライナー、又はアイブロウを想定したも のである。 図4に示す中継具220の特徴は、第1螺旋溝221、嵌合第一凹環状部22 2、第2螺旋溝225、嵌合第二凹環状部226を同時に製作し、中継具220 一部材中にこれらすべてを配しているのを特徴としていた。少ない部材で化粧料 容器を構成するに越したことはないが、しかしながら部材を増やすことによって 組み付けや部品製作が能率的になることもあり得る。 図4に示す化粧料容器は、棒状化粧材保持部の形状、摺動機構や繰出機構の種 類を問わず幅広い棒状化粧材の繰出容器として使用可能である。例えば、先筒を 回動可能にする嵌合第2凹部を用いて、先筒内を非円形にして、竿体前部保持部 をこれに適応した形にしても良いとされる。 また、液状容器本体210に対して中継具220を時計回りに回動すると閉の 状態になるとともに、中継具220に対して先筒250を時計回りに回動すると 、棒状化粧材を引き込むように、第1螺旋溝と第2螺旋溝の方向を同一方向に構 成すると、例えば、棒状化粧材と液状化粧料を使用した後に、液状容器本体21 0を固定した状態で先筒250を時計回りに回動させることによって、棒状化粧 材は引き込まれると同時に、液状化粧料も密閉することを一つの動作で同時に行 うことが可能となるされる。 例えば使用者の年代が高い場合には、閉じる方向と開く方向が同一の方が安心 感を与えることができるが、年代の若い人たちにはある方向では棒状化粧材が使 用でき、反対方向では液状化粧材が使用できるとした方が使用感にスピーディな 感覚を与えることができ好ましいものであるとされる。この際に、液状容器本体 と中継具と先筒の色彩を変化させ使用者の注意を喚起しても良い。上述のように 、上記第1螺旋溝と第2螺旋溝の関係で、使用感を異なるものとすることができ 、化粧料容器のデザインや使用方法に応じた化粧料容器が提供可能となるもので ある。 図4に示す化粧料容器は、以下の効果を持つものである。 (1)中継具を基点とし、上方に棒状化粧材繰出容器、下方に液状化粧料を充填 した液状容器本体を連結し、材質の異なる両者を、最小部材で使用可能にしたこ と。 (2)中継具は液状容器本体に対してはキャップ兼塗布具であり、また、棒状化 粧材繰出容器に対しては、繰出機構を内部に収容した容器本体として用いられる 。つまり、中継具内にすべての連結に対する機能が含まれている。 (3)中継具内に一部材を組み込み、第2螺旋溝を別部材とすることでより一層 の製造、組付けの簡易性を追求することが可能である。 (4)更に、中継具を仕切板により上方腔部、下方腔部に区分することにより液 状容器本体を密閉することを可能とする。 (5)液状容器本体をブロー製にしたり、チューブ状にすることにより、幅広い 価格帯の商品を提供できる。 (6)化粧料容器のデザインや使用方法等に応じて、中継具の第1螺旋溝と第2 螺旋溝の方向を設定することが可能となる。 また、この種の化粧料容器として、図5、図6に示すような化粧料容器も従来 知られている(特開2001−25408)。 図5、図6に示す化粧料容器101は、下方側の液状化粧料容器103と、雄 ネジ111とを螺合することによって、液状化粧料を密閉する中継具120と、 上方側腔部124に装着された棒状化粧材のカートリッジ(例としてリップライ ナー)102と、中継具120外周の係合突起127に係合凹部154が係合し 軸方向に固定するとともに、中継具120のローレット172とキャップ係合部 171が係合し回動を防止されたキャップ107とを有している。 図5を参照して下方側の液状化粧料容器103の詳細を説明をすると、液状容 器本体110に満たされた液状化粧料Bと、液状容器本体110の口元の雄ネジ 111に螺合している中継具120の螺旋溝121と、中継具120は仕切板1 22で上方側腔部124と下方側腔部128に分かれ、下方側腔部128内周に は嵌合第一凹環状部123が形成され、棒状中軸130の基部131が嵌合固着 され、棒状中軸130の先端部にはチップ104が配されており、このチップ1 04は常時液状化粧料Bに浸されている。 この状態で、中継具120を液状容器本体110より螺合解除することによっ て、使用者はチップ104に付着した化粧料で化粧を施すことが可能になり、化 粧終了後、中継具120を元のように液状容器本体110の口元の雄ネジ111 に螺合させ密閉することによって液状化粧料Bは使用される。 中継具120の上方側腔部124内には、カートリッジ102の筒体140( 繰出部材)と同期に係合する係合条部125とカートリッジ102の先筒150 の係止突起151と係合して、軸方向の安定を図る嵌合第二凹環状部126が配 されている。 図6は、図5における中継具120の上方側腔部124に収容保持され、使用 されるカートリッジ102の内部構造を示すものである。 先筒150の基端側と筒体140の先端側との凹凸嵌合により回動可能に連結 され、この中に竿体160が内挿されてカートリッジ102を構成している。先 筒150は先端に棒状化粧材Aの進退する開口孔152を備え、内部には軸方向 に四本の摺動溝153が配されている。この摺動溝153には、移動部材である 竿体160の先端にある棒状化粧材保持部を形成する爪片162の下部に設けら れた摺動部162aが摺動可能に係合し、先筒150内を回動不能に摺動する摺 動機構を構成する。 更に、竿体160の爪片162の軸方向後方に直線上に配列された係合突起1 63と、繰出部材である筒体140の前部に形成された螺旋溝142とが螺合係 合することによって繰出機構を構成している。 先筒150と筒体140とが回動する部分にはOリング105が巻装されてい る。また、このOリング105は先筒150と筒体140のぐらつきを押さえる 働きを発揮する。 竿体160の後部164側にはストッパー部材106が設置され、図6の断面 図で示されているように、筒体140の螺旋溝142下端面142aとストッパ ー部材106の上端面106aの当接をもって、繰り上げ上昇限を定めている。 以上のような構成により、中継具120とカートリッジ102の先筒150を 相対的に回動すると、カートリッジ102の筒体140は、中継具120と同期 の回転をするため、先筒150と筒体140は回動する事になり、竿体160の 係合突起163が筒体140前部内周の螺旋溝142と螺合係合することにより 、繰出機構を始動し、竿体160が前進することにより爪片162に保持された 棒状化粧材Aは、先筒150の先端開口孔152より前進し、外部に繰り出され ていく。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例の場合には以下のような問題がある。 図4に示す化粧料容器の場合には、液状容器本体210は、液状化粧料Bが満 たされ、ブロー等で成形された有底の筒体であり、その前部には中継具220と の螺合作用により液状化粧料Bを密封する雄ネジ211が設けられた構造である ため、やはり液状容器本体210の口部と中継具220とがネジ結合された構造 となっている。 また、図5、図6に示す化粧料容器の場合には、下方側の液状化粧料容器10 3と中継具120と、棒状化粧材のカートリッジ102とが中継具120に配置 された構成であり、液状化粧料容器103の口部と中継具120とがネジ結合さ れた構造となっている。 このため、いずれの場合も中継具内に仕切板を設けないと、中継具の一端が液 体化粧料で汚れる惧れがあり、この結果、中継具の構造が複雑化してしまうとい う問題があった。 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、液体状化粧材が収納された 液体容器部と、棒状化粧材を内装した化粧材繰出体と備えた構造で両者を連結支 持する連結筒の構成の簡略化が可能であり、連結筒の汚れも防止できる化粧料容 器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、液体状化粧材が収納された液体容器部 と、該棒状化粧材を内装した化粧材繰出体とを中空筒状の連結筒の両端に配置し 、液体状化粧材、棒状化粧材の双方を使用可能とした化粧料容器であって、前記 液体容器部は、液体状化粧材を収納する容器本体と、液体状化粧材を含浸させる ブラシを突出棒体を介して保持するとともに容器本体に螺着されるネジ部と前記 連結筒の一端に脱着される凹凸部を備えた装着体を有し、前記化粧材繰出体は、 連結筒の他端に嵌着され固定状態となるとともに内部にネジ筒を収納した固定筒 体と、固定筒体の上端部に回転可能に装着した筒状回転体と、筒状回転体の内部 に配置されネジ筒とネジ結合される昇降ネジ体と、昇降ネジ体上に保持体を介し て設けられ筒状回転体の回転操作により昇降する昇降ネジ体により繰り出される 棒状化粧材とを有することを特徴とするものである。 本考案によれば、液体容器部と化粧材繰出体とは化粧材が交ざり合うことのな い完全な別体構造とすることが可能であり、連結筒の構造の簡略化を図ることが でき、連結筒が液体状化粧材で汚れる惧れもなく、液体容器部の取り替えも容易 となる。
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について詳細に説明する。 図1は本考案の実施の形態の化粧料容器1を示すもので、この化粧料容器1は 液体状化粧材2が収納された瓶状の液体容器部3と、棒状化粧材4を内装した化 粧材繰出体20とを中空筒状の連結筒5の両端に配置し、液体状化粧材2、棒状 化粧材4の双方を使用可能としたものである。 前記連結筒5は、図2にも示すように、下端部内周に長さ方向に沿って液体容 器部3との係合のための係合小溝部5bを、上端近傍の内周部分に周方向に沿っ て化粧材繰出体20との係合のための小突起部5aを有している。 前記液体容器部3は、図2、図3に示すように、液体状化粧材2を収納する容 器本体6と、容器本体6の開口部分外周に設けた雄ネジ部8に対して螺合状態で 装脱される化粧操作具7とを具備している。容器本体6の開口部分には内方に向 かって後述のブラシ11のしごき用の筒部9を設けている。 化粧操作具7は、図3に示すように、突出棒体10の先端に液体状化粧材2を 含浸させるブラシ11を備えるとともに、突出棒体10の後端を装着体13に取 り付けている。 装着体13の外周部には前記連結筒5の係合小溝部5bと係合するローレット 状の凹凸部13aが形成されて、凹凸部13aを係合小溝部5bと係合すること で、装着体13を前記連結筒5に着脱可能に取り付けるようにしている。 また、装着体13の突出棒体10側の内周凹陥部には前記雄ネジ部8に螺合す る雌ネジ部13bが設けられて、雌ネジ部13bと前記雄ネジ部8との螺合結合 により装着体13を液体容器部3に対して脱着可能とし、化粧操作具7のブラシ 11に液体状化粧材2を含浸させた状態で装着体13を指に持ち、化粧操作具7 を液体容器部3から外すことにより液体状化粧材2による化粧を可能としている 。 従って、前記液体容器部3は、液体状化粧材2を収納する容器本体6と、液体 状化粧材2を含浸させるブラシ11を突出棒体10を介して保持するとともに、 前記突出棒体10の保持部分の内周に設けた雌ネジ部13bをもって前記容器本 体6の開口部外周に設けた雄ネジ部8に螺着し、しかも、前記突出棒体10の保 持部分の外側に設けた凹凸部13aをもって前記連結筒5の一端の内周に設けた 小突起部5bと脱着自在な構成とした装着体13とを有して構成されている。 前記化粧材繰出体20は、図1、図2に示すように、前記連結筒5の係合小突 起部5aに嵌着されY軸の回りに回転不能とするための凹溝部12aを備えた固 定筒体12と、固定筒体12内に一体的に配置した内周部に雌ネジを有するネジ 筒14と、前記固定筒体12の上端部にY軸の回りに回転可能に装着した筒状回 転体15と、この筒状回転体15の内部に配置された外周に雄ネジを有する昇降 ネジ体16と、昇降ネジ体16の上端に設けた棒状化粧材4の下端を保持する保 持体(紅皿)17とを具備している。棒状化粧材4の上端は筒状回転体15の上 端開口に臨ませている。 そして、前記昇降ネジ体16の雄ネジと、ネジ筒14の雌ネジを螺合させ、筒 状回転体15をY軸の回りで時計方向又は反時計方向に回転させることで、前記 昇降ネジ体16がネジ筒14に対して上昇又は下降し、これに伴い、昇降ネジ体 16上の棒状化粧材4も筒状回転体15内で上昇又は下降して、その突出端が筒 状回転体15の開口に対して出没するようになっている。18は前記ネジ筒14 に設けた凹凸溝部であり係合小溝部5cと係合することで、化粧材繰出体20を 前記連結筒5に着脱可能に取り付けるようにしている。 上述した本実施の形態の化粧料容器1によれば、中空筒状の連結筒5の両端に 液体状化粧材2が収納された瓶状の液体容器部3と、棒状化粧材4を内装した化 粧材繰出体20とを設けたものであり、液体容器部3と化粧材繰出体10とは個 別に連結筒5に装着されるものであり、化粧材が交ざり合うことのない完全な別 体構造とすることができ、従来例のように連結筒5内に仕切板をはじめとする特 別な構成を設ける必要はなく、前記連結筒5の構造の簡略化を図ることができる 。 また、前記液体容器部3においては、装着体13を指にもって連結筒5の下部 から取り外し、更に、化粧操作具7のブラシ11に液体状化粧材2を含浸させた 状態で装着体13を化粧操作具7を液体容器部3の容器本体6から外すことによ り、液体状化粧材2による化粧が可能となるとともに、容器本体6の口部と連結 筒5の端部とが接触することはなく、連結筒5が液体状化粧材2で汚れる惧れも ない。そして、必要に応じて、液体容器部3を、装着体13とともに別色の液体 状化粧材2を収納したものに取り替えて使用することも容易となる。
【考案の効果】
本考案によれば、液体容器部と化粧材繰出体とは各化粧材が交ざり合うことの ない完全な別体構造とすることができ、連結筒の構造の簡略化を図ることができ 、連結筒が液体状化粧材で汚れる惧れもなく、しかも、前記液体容器部3を構成 する液体状化粧材2を収納した容器本体6と装着体13とを一緒に簡易に取り替 え可能な化粧料容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の化粧料容器の全対構成の
正面図である。
【図2】本考案の実施の形態の化粧料容器の分解状態の
概略図である。
【図3】本考案の実施の形態の化粧料容器における化粧
材繰出体の分解状態の概略図である。
【図4】従来の化粧料容器の断面図である。
【図5】従来の化粧料容器の他例の断面図である。
【図6】図5に示す従来の化粧料容器における中継具の
上方側腔部に収容保持され、使用されるカートリッジの
内部構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 化粧料容器 2 液体状化粧材 3 液体容器部 4 棒状化粧材 5 連結筒 5a 係合小突起部 5b 小突起部 6 容器本体 7 化粧操作具 8 雄ネジ部 9 筒部 10 突出棒体 11 ブラシ 12 固定筒体 12a 凹溝部 13 装着体 13a 凹凸部 14 ネジ筒 15 筒状回転体 16 昇降ネジ体 20 化粧材繰出体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体状化粧材2が収納された液体容器部3
    と、棒状化粧材4を内装した化粧材繰出体20とを、中
    空筒状の連結筒5の両端に配置し、液体状化粧材2、棒
    状化粧材4の双方を使用可能とした化粧料容器であっ
    て、 前記液体容器部3は、液体状化粧材2を収納する容器本
    体6と、液体状化粧材2を含浸させるブラシ11を突出
    棒体10を介して保持するとともに、前記突出棒体10
    の保持部分の内周に設けた雌ネジ部13bをもって前記
    容器本体6の開口部外周に設けた雄ネジ部8に螺着し、
    しかも、前記突出棒体10の保持部分の外側に設けた凹
    凸部13aをもって前記連結筒5の一端の内周に設けた
    小突起部5bと脱着自在な構成とした装着体13とを有
    し、 前記化粧材繰出体20は、前記連結筒5の他端に嵌着さ
    れ固定状態となるとともに内部にネジ筒14を収納した
    固定筒体12と、この固定筒体12の上端部に回転可能
    に装着した筒状回転体15と、筒状回転体15の内部に
    配置されネジ筒14とネジ結合される昇降ネジ体16
    と、この昇降ネジ体16上に保持体17を介して設けら
    れ筒状回転体15の回転操作により昇降する昇降ネジ体
    16により繰り出される棒状化粧材4とを有し、 前記液体状化粧材2、棒状化粧材4の双方を使用可能と
    した化粧料容器であるとともに、前記連結筒5の構成の
    簡略化が可能で、該連結筒5の汚れも防止でき、しか
    も、前記液体容器部3を構成する液体状化粧材2を収納
    した容器本体6と装着体13とを一緒に簡易に取り替え
    可能としたことを特徴とする化粧料容器。
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