JP2003134723A - 接続装置およびワイパモータ - Google Patents

接続装置およびワイパモータ

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JP2003134723A JP2001329067A JP2001329067A JP2003134723A JP 2003134723 A JP2003134723 A JP 2003134723A JP 2001329067 A JP2001329067 A JP 2001329067A JP 2001329067 A JP2001329067 A JP 2001329067A JP 2003134723 A JP2003134723 A JP 2003134723A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 能率よくコンタクトプレートをリードにかし
め付ける。 【解決手段】 一端にチップ54が突設されたコンタク
トプレート50の他端部がワイパモータのカバー30に
固定されたリード40の接続部42に接続される接続装
置において、コンタクトプレート50の他端部に開設さ
れた固定孔52がリードの接続部42に突設されたボス
43に嵌合され、コンタクトプレート50の固定孔52
の外側に突設された係合爪53がカバー30の接続部4
2に対応する部位に配置されたホルダ55に没設された
係合溝58に係合されている。 【効果】 コンタクトプレートがリードに接続される際
に、固定孔とボスとが嵌合されるとともに、係合爪と係
合溝とが嵌合されるため、コンタクトプレートがチップ
側の重みで倒れるのを防止できるため、治具なしでもボ
スのかしめ加工は高い作業能率をもって実施することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の窓ガラス
を払拭するためのワイパ装置に使用されるワイパモータ
に関し、特に、リードとコンタクトプレートを備えた接
続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の窓ガラスを払拭するた
めのワイパ装置に使用されるワイパモータは、モータの
回転子軸を回転自在に支承したモータハウジングと、こ
のモータハウジングに連結されウオーム歯車減速装置が
組み付けられたギヤフレームと、このギヤフレームの開
口を閉塞したカバーと、モータに電力を供給するリード
(導電部材)とを備えている。
【0003】また、ワイパモータにはワイパブレードを
窓の下端位置に自動的に常に停止させるためのオートス
トップスイッチ(自動定位置停止装置)が組み込まれる
のが、通例である。オートストップスイッチは、ウオー
ム歯車減速装置の駆動ギヤとカバーとの間に介設されて
おり、カバーに固定されてボスが突設されたリードと、
固定孔がボスに嵌合されボスへのかしめ加工によって固
定されてリードに電気的に接続されたコンタクトプレー
トと、コンタクトプレートの一端部に突設されたチップ
に摺接して電気的に接続された導電板とを備えている複
数組の接続装置を、具備している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したワイパモータ
のカバーにオートストップスイッチのコンタクトプレー
トを組み付けるに際して、カバーに固定されたリードの
ボスにコンタクトプレートの固定孔を嵌合させると、コ
ンタクトプレートがチップ側の重みでチップ側に倒れる
ことにより、コンタクトプレートの固定孔とリードのボ
スとの嵌合位置がずれてしまうため、ボスのかしめ加工
を実施することが困難になってしまう。
【0005】そこで、コンタクトプレートがチップ側に
倒れないように治具によって保持して固定孔とボスとの
嵌合を確保した状態で、ボスにかしめ加工する必要があ
る。しかし、ボスをかしめ加工する度に、コンタクトプ
レートを治具によって保持する場合には、作業能率が低
下してしまう。
【0006】本発明の目的は、作業能率の低下を防止し
つつコンタクトプレートをリードにかしめ付けることが
できる接続装置およびワイパモータを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る接続装置
は、絶縁部材に固定されてボスが突設されたリードと、
固定孔が前記ボスに嵌合され前記ボスへのかしめ加工に
よって固定されて前記リードに電気的に接続されたコン
タクトプレートとを備えている接続装置において、前記
コンタクトプレートの前記固定孔の外側には係合爪が突
設されており、前記絶縁部材における前記リードの前記
コンタクトプレートの接続部に対応する部位には前記コ
ンタクトプレートを保持するためのホルダが設けられて
おり、このホルダに没設された係合溝には前記係合爪が
係合されていることを特徴とする。
【0008】前記した手段においては、コンタクトプレ
ートがホルダへ組み付けられるに際して、固定孔とボス
とが嵌合されるとともに、係合爪と係合溝とが嵌合され
るため、コンタクトプレートが片側の重みで倒れること
はなく、固定孔とボスとの嵌合位置がずれてしまうこと
はない。すなわち、コンタクトプレートの倒れ込もうと
する力はコンタクトプレートの係合爪とホルダの係合溝
との係合によって保持されるため、コンタクトプレート
は倒れることがない。このようにして固定孔とボスとの
嵌合が治具なしでも係合爪と係合溝との係合によって維
持されるため、ボスのかしめ加工は高い作業能率をもっ
て実施することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0010】図1および図2に示されているように、本
実施の形態に係るワイパモータ1は、モータ部10とウ
オーム歯車減速装置部(以下、ギヤ部という。)20と
を備えており、モータ部10とギヤ部20とは直列的に
連設されてビスによって固定されている。モータ部10
は界磁極としてのマグネット(図示せず)が円筒形状に
配置されて固定されたモータハウジング11と、モータ
ハウジング11に回転自在に支承された回転子軸12
と、この回転子軸12と一体回転するアーマチュア13
およびコミテータ14と、コミテータ14を介してアー
マチュア13に給電するブラシ装置15と、モータ部1
0を制御するためのコントローラが搭載された配線基板
16を備えている。
【0011】図3に示されているように、配線基板16
はエポキシ樹脂等の絶縁性を有する樹脂が使用されて略
長方形の平盤形状に成形されており、ブラシ装置15の
ブラシホルダステー15aのコミテータ14と反対側の
端面に直角に連結されている。配線基板16にはコント
ローラを構築するICやコンデンサ、コイルおよび抵抗
等が搭載されている。配線基板16の一側面の一端部に
は三個のコンセント17が直列に並べられて形成されて
いる。
【0012】図1、図2および図4に示されているよう
に、モータハウジング11にはギヤ部20のギヤフレー
ム21が直列的に配されて固装されている。ギヤフレー
ム21はモータハウジング11の一端開口部に印籠結合
する円筒形状に形成された連結部21aと、角部が大き
く弯曲した大略三角形で一端面が開口し他端面が閉塞し
た短尺の筒形状に形成された収納部21bとを備えてお
り、ギヤフレーム21はアルミニウムを使用した鋳造法
(アルミダイキャスト法)によって一体成形されてい
る。収納部21bは連結部21aのモータハウジング1
1と反対側端部に連結部21aの中心線の延長線を含む
平面と平行に配されて一体的に突設されており、収納部
21bの後記するカバーとの合わせ面である開口側端面
(以下、合わせ面という。)は、二次元の平面内に含ま
れるようになっている。収納部21bの合わせ面には断
面が略正方形の側壁形状に形成された環状突条21cが
全周にわたって一定高さに一体的に突設されており、環
状突条21cは後記するカバーの環状溝と嵌合するよう
に設定されている。
【0013】収納部21bの連結部21aとの境目付近
の片側端部には配線基板16を保持するための保持部2
1dが一体的に成形されており、保持部21dは配線基
板16の三個のコンセント17が形成された部分を保持
し得る形状に形成されている。保持部21dの一端面は
収納部21bの開口側において開口しており、他端面は
収納部21bの閉塞側において閉塞している。保持部2
1dの収納部21bの内側を向く側壁は収納部21bと
連通した状態で開口しており、保持部21dには配線基
板16が連結部21aの側から嵌入されている。配線基
板16が保持部21dに嵌入された状態において、配線
基板16の一側面の一端部に並んだ三個のコンセント1
7は、保持部21dの開口部内において保持部21dの
端面から引っ込んだ面内で露出した状態になっている。
保持部21dは環状突条21cの内側に配置されてお
り、保持部21dの開口面は環状突条21cの端面から
離間されている。
【0014】図2および図4に示されているように、モ
ータ部10の回転子軸12はギヤフレーム21の収容部
21bに挿入されている。ギヤフレーム21の収納部2
1bにおける回転子軸12の挿入端部には互いに反対向
きのねじれを有する一対のウオーム18、19がそれぞ
れ一体的に刻設されており、両ウオーム18、19にそ
れぞれ対向する位置であって、回転子軸12に対して互
いに反対側の両脇位置には、一対の支軸22、23が回
転子軸12の方向と直角方向にそれぞれ立設されてい
る。両支軸22、23には一対のウオームホイール2
4、25がそれぞれ外嵌されて回転自在に支承されてお
り、両ウオームホイール24、25は両ウオーム18、
19にそれぞれ噛合されている。両ウオームホイール2
4、25には各ピニオンギヤ26、27がそれぞれ軸芯
合わせされて連設されており、両ピニオンギヤ26、2
7は駆動ギヤ28にそれぞれ噛合されている。駆動ギヤ
28はワイパ装置(図示せず)におけるクランク軸29
に一体回転するように外装されており、このワイパモー
タの出力軸としてのクランク軸29は回転子軸12の片
脇において回転子軸12の方向と直角方向に配されて、
収納部21bの閉塞壁に挿通されて回転自在に支承され
ている。
【0015】図1および図2に示されているように、ギ
ヤフレーム21の収納部21bの開口面には、図5に示
されたカバー30が被せ付けられている。図5に示され
ているように、カバー30は収納部21bに対応した大
略三角形の皿形状に樹脂が用いられてモールド成形され
た本体31を備えており、本体31は収納部21bの開
口を閉塞し得るように設定されている。本体31におけ
るギヤフレーム21の収納部21b側を向く端面は二次
元の平面からなる合わせ面を形成しており、この合わせ
面における外周部には収納部21bの環状突条21cと
嵌合する断面略正方形の環状溝32が、全周にわたって
一定深さ一定幅に没設されている。環状溝32に液状の
シール材(例えば、ブチルゴム)が塗布された後に、環
状溝32に環状突条21cが嵌入されると、カバー30
の本体31はギヤフレーム21の収納部21bに気密シ
ールされて被せ着けられた状態になる。本体31の外周
には複数個の鍔部33が周方向に間隔を置いて径方向に
突設されており、本体31はこれらの鍔部33に挿通さ
れるビスによってギヤフレーム21にねじ止めされるよ
うになっている。
【0016】図5に示されているように、カバー30の
本体31の端面壁の体内には三本のリード34が互いに
平行に配線されてインサートモールドされており、各リ
ード34の両端部には外側プラグ35と内側プラグ36
とがそれぞれ形成されている。各リード34において、
外側プラグ35は本体31の端面壁と平行になるように
屈曲され、内側プラグ36は本体31の端面壁と直角に
なるように屈曲されている。本体31の外周におけるモ
ータハウジング11と反対側の端部には、図5(c)に
示されているように、角部が弯曲した略台形の筒形状に
形成されたカプラ37が、径方向外向きに突出するよう
に一体的に成形されており、カプラ37の内部には三本
の外側プラグ35がそれぞれ直列に並ぶように配置され
て径方向外向きに挿入されている。
【0017】カバー30の本体31の収納部21b側を
向く端面における保持部21dに対向した部位には、植
込部38が保持部21dの開口部の内形に対応した長方
形の平盤形状に突設されており、植込部38の端面には
三本のリード34の内側プラグ36が直列に並べられて
それぞれ直角に立脚するように植え込まれている。三本
の内側プラグ36は配線基板16のコンセント17に嵌
入して電気的に接続し得るように構成されている。植込
部38は本体31の環状溝32が没設された二次元の平
面である合わせ面よりも突出して保持部21dの開口部
内に嵌入するように設定されている。すなわち、植込部
38の先端面はカバー30のギヤフレーム21との合わ
せ面から収納部21bの方向に離間した状態になってお
り、環状溝32に塗布された液状のシール材が内側プラ
グ36に付着するのを防止し得るようになっている。
【0018】図5に示されているように、カバー30の
本体31の収納部21bを向く端面の略中央部には、円
柱形状に形成された支軸39が直角に突設されている。
カバー30の本体31の端面壁の体内における三本のリ
ード(以下、第一群リードという。)34が敷設された
領域と支軸39を挟んで反対側の領域には、二本のリー
ド(以下、第二群リードという。)40が互いに略平行
に配線されて埋め込まれており、二本の第二群リード4
0の両端部にはプラグ41と接続部42とがそれぞれ形
成されている。二本の第二群リード40のプラグ41は
本体31の端面壁と平行になるように屈曲されており、
図5(c)に示されているように、カプラ37の内部に
第一群リード34の外側プラグ35と平行で互いに直列
に並ぶように配置されて径方向外向きにそれぞれ挿入さ
れている。
【0019】他方、二本の第二群リード40の接続部4
2には一対のボス43、43が隣合わせに配置されてそ
れぞれ膨出成形されている。また、三本の第一群リード
34のうち支軸39から最も離れた位置のリード(以
下、共用リードという。)34aの中間部には接続部4
2が形成されており、この接続部42にも一対のボス4
3、43が隣合わせに配置されて膨出成形されている。
二本の第二群リード40および共用リード34aの三個
の接続部42は本体31の収納部21bを向く端面の支
軸39の周りに周方向に適当な間隔をとって配置されて
おり、この三個の接続部42が配置された場所には、第
二群リード40および共用リード34aと共に接続装置
を構成するコンタクトプレート50を保持するためのホ
ルダ55がそれぞれ設けられている。三箇所の接続装置
の構成は略同一であるので、一つの接続装置におけるコ
ンタクトプレート50およびホルダ55の構成並びにコ
ンタクトプレート50のホルダ55への組付方法を、図
6によって説明する。
【0020】図6に示されているように、コンタクトプ
レート50は弾性を有する導電性材料が使用されてプレ
ス加工により矩形の板形状に形成された本体51を備え
ており、本体51はクランク形状に屈曲されている。本
体51の一端部には一対の固定孔52、52が中心線上
で横並びに配置されて開設されており、両固定孔52、
52は接続部42の一対のボス43、43と嵌合するよ
うに設定されている。本体51の固定孔52が開設され
た端部の両端辺には、一対の係合爪53、53が直角に
屈曲されており、両係合爪53、53は略正方形の平板
形状に形成されている。本体51の固定孔52と反対側
の端部には耐摩耗性を有する導電性材料が使用されて円
柱形状に形成されたチップ54が、直角に配されてかし
め加工によって固定されている。
【0021】図6に示されているように、ホルダ55は
本体31の端面壁における接続部42が配置された部分
が開設されてなる開口部56を備えており、開口部56
は接続部42の一対のボス43、43が突設された部分
を露出させるように長方形の窓形状に形成されている。
ホルダ55の開口部56の開口縁辺部にはコ字形の側壁
形状の位置決め部57が垂直に突設されている。位置決
め部57の互いに対向する一対の側壁57a、57aは
一対のボス43、43の並んだ方向と平行になってお
り、この一対の側壁57a、57aにおける閉塞壁57
b側の端部の内面には、一対の係合溝58、58が一定
幅一定深さにそれぞれ垂直に没設されている。両係合溝
58、58はコンタクトプレート50の一対の係合爪5
3、53と係合するようにそれぞれ設定されている。
【0022】図6(b)に示されているように、コンタ
クトプレート50の本体51はホルダ55の位置決め部
57へ、両固定孔52、52と両ボス43、43とが、
両係合爪53、53と両係合溝58、58とがそれぞれ
嵌合される状態で、収納される。コンタクトプレート5
0がホルダ55に収納された後に、図7(b)に示され
ているように、接続部42の両ボス43、43がかしめ
加工されると、コンタクトプレート50の本体51の両
固定孔52、52が両ボス43、43によって締結され
るため、コンタクトプレート50の本体51は接続部4
2に機械的に固定される。コンタクトプレート50の本
体51は接続部42に密着されて機械的に固定された状
態になるため、コンタクトプレート50は接続部42す
なわち第二群リード40および共用リード34aに電気
的に接続された状態になる。
【0023】ところで、係合爪53と係合溝58とが係
合されない場合には、コンタクトプレート50がチップ
54側の重みでチップ54側に倒れることにより、固定
孔52とボス43との嵌合が解除されてしまうため、ボ
ス43のかしめ加工を実施することができない。そこ
で、コンタクトプレート50を接続部42に機械的かつ
電気的に接続するに際しては、コンタクトプレート50
が倒れないように治具によって保持して固定孔52とボ
ス43との嵌合を確保した状態で、ボス43にかしめ加
工する必要がある。しかし、ボス43をかしめ加工する
度に、コンタクトプレート50を治具によって保持する
場合には、作業能率が低下してしまう。
【0024】本実施の形態においては、コンタクトプレ
ート50の本体51がホルダ55の位置決め部57へ収
納されるに際して、両固定孔52、52と両ボス43、
43とが嵌合されるとともに、両係合爪53、53と両
係合溝58、58とが嵌合されるため、コンタクトプレ
ート50がチップ54側の重みでチップ54側に倒れる
ことはなく、固定孔52とボス43との嵌合が解除され
てしまうことはない。すなわち、コンタクトプレート5
0の倒れ込もうとする力は係合爪53と係合溝58との
係合によって保持されるため、コンタクトプレート50
は倒れることがない。このようにして固定孔52とボス
43との嵌合が治具なしでも係合爪53と係合溝58と
の係合によって維持されるため、ボス43のかしめ加工
は高い作業能率をもって実施することができる。
【0025】以上のコンタクトプレートのホルダへの組
付作業により、図7に示されているように、三本のコン
タクトプレート50が三箇所のホルダ55にそれぞれ組
み付けされる。この組付作業により、三本のコンタクト
プレート50は二本の第二群リード40および共用リー
ド34aの接続部42において機械的かつ電気的に接続
された状態になるため、二本の第二群リード40のプラ
グ41および共用リード34aの外側プラグ35にそれ
ぞれ電気的に引き出された状態になる。
【0026】図8に示されているように、三本のコンタ
クトプレート50が組み付けられたカバー30の支軸3
9には、オートストップスイッチを構成するためのリレ
ープレート60が組み付けられる。次に、リレープレー
ト60について説明する。
【0027】リレープレート60は絶縁性を有する樹脂
が使用されて円板形状に形成されたベース61を備えて
おり、ベース61のギヤフレーム21側を向く端面には
駆動ギヤ28に正回転時にだけ係合する係合凸部62が
突設されている。ベース61のカバー30側を向く端面
にはカップ形状に形成されたブラケット63が同心円に
固定されており、ブラケット63は支軸39に嵌合され
てブッシュナット64およびウエーブワッシャ65によ
り支軸39周りのカバー30の底面との間に位置決めさ
れている。そして、この状態で、リレープレート60は
支軸39に回転自在に支承された状態になっている。
【0028】図8(c)に示されているように、ベース
61のカバー30の底面を向く端面には第一導電板66
と第二導電板67とが、支軸39の中心線に対してそれ
ぞれ同心円になるように配されて、かしめ加工等の適当
な手段により固着されている。内側に配された第一導電
板66は円形形状に形成されており、外側に配された第
二導電板67には非導電部68および停止位置部片69
がそれぞれ形成されている。そして、第一導電板66、
第二導電板67、非導電部68および停止位置部片69
の描く円軌道には、カバー30の対向面に保持された三
本のコンタクトプレート50のチップ54がコンタクト
プレート50の弾性力によって常時押接するようになっ
ている。これら第一導電板66、第二導電板67、非導
電部68および停止位置部片69は、電源、ワイパスイ
ッチ、モータ、コントローラ等からなる電気回路におい
て、モータの電気回路を開閉するオートストップスイッ
チを構成するようになっている。
【0029】次に、前記構成に係るカバー30のギヤフ
レーム21への組付作業および作用効果を説明する。
【0030】カバー30がギヤフレーム21へ被せ付け
られるに際して、液状のシール材(図示せず)がカバー
30の環状溝32に塗布装置によって塗布される。この
際、カバー30のギヤフレーム21との合わせ面が二次
元の平面に形成されていることにより、この合わせ面に
液状のシール材を塗布するための塗布装置の液状のシー
ル材の吐出口は二次元の平面を移動すれば済むため、塗
布装置の構造を簡単化することができる。また、第一群
リード34の内側プラグ36が突設された植込部38の
先端面は合わせ面よりもギヤフレーム21側へ突出して
いるため、合わせ面に塗布された液状のシール材が内側
プラグ36に付着するのを防止することができる。
【0031】液状のシール材が塗布された後に、カバー
30はギヤフレーム21に環状溝32に環状突条21c
を嵌入させて被せられる。カバー30がギヤフレーム2
1に被せられると、カバー30の本体31はギヤフレー
ム21の収納部21bに液状のシール材によって気密シ
ールされて被せ着けられた状態になる。
【0032】その後、ビス(図示せず)がカバー30の
本体31の外周に突設された複数個の鍔部33に挿通さ
れて、ギヤフレーム21の雌ねじ穴にねじ込まれること
により、カバー30はギヤフレーム21にねじ止めされ
る。
【0033】なお、前記実施の形態においては、接続装
置をワイパモータにおけるオートストップスイッチのコ
ンタクトプレートとリードとの接続に適用した場合につ
き説明したが、本発明は、コンタクトプレートとリード
とを備えた接続装置全般に適用することができる。
【0034】また、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々に変更が可能であることはいうまでもない。例え
ば、ウオーム歯車減速装置やオートストップスイッチ等
の具体的構造は前記実施の形態の構成に限定されない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンタクトプレートの係合爪とホルダの係合溝との係合
によってコンタクトプレートの倒れを治具なしでも防止
することができるため、ボスへのかしめ加工に際して、
コンタクトプレートの固定孔とリードのボスとの嵌合を
維持することができ、その結果、ボスへのかしめ加工を
高い作業能率をもって実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるワイパモータを示
す斜視図である。
【図2】その一部省略一部切断平面図である。
【図3】配線基板を示す斜視図である
【図4】ギヤ部を示す斜視図である。
【図5】カバーを示しており、(a)は正面図、(b)
は平面図、(c)は(a)のc−c線に沿う部分側面図
である。
【図6】本発明の一実施の形態である接続装置のコンタ
クトプレートのリードへの接続作業を示しており、
(a)は分解斜視図、(b)は組立斜視図である。
【図7】コンタクトプレートの組付後のカバーを示して
おり、(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線に沿
う断面図である。
【図8】リレープレートの組付後のカバーを示してお
り、(a)は正面図、(b)は平面断面図、(c)はリ
レープレートの背面図である。
【符号の説明】
1…ワイパモータ、10…モータ部、11…モータハウ
ジング、12…回転子軸、13…アーマチュア、14…
コミテータ、15…ブラシ装置、15a…ブラシホルダ
ステー、16…配線基板、17…コンセント、18、1
9…ウオーム、20…ギヤ部、21…ギヤフレーム、2
1a…連結部、21b…収納部、21c…環状突条、2
1d…保持部、22、23…支軸、24、25…ウオー
ムホイール、26、27…ピニオンギヤ、28…駆動ギ
ヤ、29…クランク軸、30…カバー、31…本体、3
2…環状溝、33…鍔部、34…第一群リード、34a
…共用リード(接続装置)、35…外側プラグ、36…
内側プラグ、37…カプラ、38…植込部、39…支
軸、40…第二群リード(接続装置)、41…プラグ、
42…接続部、43…ボス、50…コンタクトプレート
(接続装置)、51…本体、52…固定孔、53…係合
爪、54…チップ、55…ホルダ、56…開口部、57
…位置決め部、57a…側壁、57b…閉塞壁、58…
係合溝、59…保持部、60…リレープレート、61…
ベース、62…係合凸部、63…ブラケット、64…ブ
ッシュナット、65…ウエーブワッシャ、66…第一導
電板、67…第二導電板、68…非導電部、69…停止
位置部片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D025 AA02 AC01 AD01 AD09 AE02 5H605 AA08 BB05 BB09 CC06 CC08 DD09 EA01 EC05 EC08 EC14 GG04 GG06 5H607 AA12 BB01 BB04 CC03 DD10 DD19 EE32 JJ02 JJ05 5H623 AA10 BB07 GG16 JJ06 LL14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁部材に固定されてボスが突設された
    リードと、固定孔が前記ボスに嵌合され前記ボスへのか
    しめ加工によって固定されて前記リードに電気的に接続
    されたコンタクトプレートとを備えている接続装置にお
    いて、前記コンタクトプレートの前記固定孔の外側には
    係合爪が突設されており、前記絶縁部材における前記リ
    ードの前記コンタクトプレートの接続部に対応する部位
    には前記コンタクトプレートを保持するためのホルダが
    設けられており、このホルダに没設された係合溝には前
    記係合爪が係合されていることを特徴とする接続装置。
  2. 【請求項2】 モータの回転子軸を回転自在に支承した
    モータハウジングと、このモータハウジングに連結され
    ウオーム歯車減速装置が組み付けられたギヤフレーム
    と、このギヤフレームの開口を閉塞したカバーと、前記
    ウオーム歯車減速装置の駆動ギヤと前記カバーとの間に
    介設されてオートストップスイッチを構成する接続装置
    とを備えているワイパモータにおいて、前記接続装置は
    前記カバーに固定されてボスが突設されたリードと、固
    定孔が前記ボスに嵌合され前記ボスへのかしめ加工によ
    って固定されて前記リードに電気的に接続されたコンタ
    クトプレートとを備えており、前記コンタクトプレート
    の前記固定孔の外側には係合爪が突設されており、前記
    カバーにおける前記リードの前記コンタクトプレートの
    接続部に対応する部位には前記コンタクトプレートを保
    持するためのホルダが設けられており、このホルダに没
    設された係合溝には前記係合爪が係合されていることを
    特徴とするワイパモータ。
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