JP2003134638A - ジャンクションボックスとワイヤハーネスの接続構造 - Google Patents

ジャンクションボックスとワイヤハーネスの接続構造

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wire
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Harumasa Noro
治正 野呂
Koji Nomura
幸司 野村
Masahiro Takamatsu
昌博 高松
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/56Reuse, recycling or recovery technologies of vehicles

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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車解体時にジャンクションボックスにコ
ネクタ接続した複数のワイヤハーネスを引く抜き易くす
る。 【解決手段】 ジャンクションボックスのケースに設け
られたコネクタ収容部に、複数のワイヤハーネスの各支
線端末に夫々接続されたコネクタを嵌合係止しており、
自動車解体時において、上記各ワイヤハーネスがジャン
クションボックスより引き抜きで取り外される際に、上
記各ワイヤハーネスの複数のコネクタにそれぞれ接続さ
れた電線群が、他のワイヤハーネスの電線群と干渉しな
い位置に、各ワイヤハーネスの複数のコネクタを纏めて
上記ジャンクションボックスのコネクタ収容部に嵌合係
止していると共に、ワイヤハーネスの引き抜き方向の手
前側のコネクタ収容部より、ワイヤハーネスの引き抜き
順序に従って、ワイヤハーネスのコネクタを嵌合係止し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のジャンクシ
ョンボックスとワイヤハーネスの接続構造に関し、詳し
くは、自動車を廃車として解体する際に、分別回収のた
めに、ワイヤハーネスをジャンクションボックスより容
易に取り外すことができるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、自動車のジャンクシ
ョンボックス1には、自動車に配索される複数のワイヤ
ハーネスW/H−1〜W/H−4がコネクタ接続されて
いる。各ワイヤハーネスW/H−1〜W/H−4はそれ
ぞれ幹線2から支線3が分岐し、各支線にコネクタ4が
接続され、これらコネクタ4がジャンクションボックス
1のケース1aに設けられた多数のコネクタ収容部1b
に嵌合され、ロック係止されている。
【0003】上記ジャンクションボックス1の各コネク
タ収容部1bに嵌合係止するコネクタ4の配置は、各ワ
イヤハーネス毎にある程度はブロック化されているが、
ジャンクションボックスの小型化の要請より出来る限り
効率的に配置している。よって、1つのワイヤハーネス
の複数のコネクタ4が他のワイヤハーネスのコネクタの
領域群の中に位置したり、他のワイヤハーネスのコネク
タ群を飛び越えた離れて位置に配置される等、ランダム
な配置となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車を廃車して解体
する際には、ワイヤハーネスは自動車のボデイより完全
に分離して取り外し、材料を分別回収することが求めら
れている。よって、上記ジャンクションボックス1に接
続された複数のワイヤハーネスもジャンクションボック
ス1より確実に取り外す必要がある。従来は、図9に示
すように、クレーンの先端に取り付けたフック6をワイ
ヤハーネスW/Hに引っ掛け、力ずくでワイヤハーネス
を引っ張ってジャンクションボックス1より分離してい
る。
【0005】上記したワイヤハーネスW/Hをジャンク
ションボックス1より引き抜く時、ワイヤハーネスのコ
ネクタ4がジャンクションボックス1のコネクタ収容部
1bにランダムに配置されているため、引き抜かれるワ
イヤハーネスW/H−1の電線が他のワイヤハーネスW
/H−2の電線と干渉して引き抜き力がコネクタ4まで
かからずに、電線の断線が発生し、断線した電線がコネ
クタ側に接続された状態のままとなりやすい。また、コ
ネクタ収容部からコネクタ4が引き抜かれても、この引
き抜かれたコネクタ4が他のワイヤハーネスの電線と干
渉し、他のワイヤハーネスのコネクタ4がコネクタ収容
部1bに係止された状態のままで電線を切断してしまう
問題がある。即ち、自動車の解体時におけるワイヤハー
ネスの引き抜き易さを考慮したコネクタの配置となって
いないため、ジャンクションボックス側に電線が残り易
く、ワイヤハーネスの回収率が悪化する問題がある。
【0006】従来、自動車解体時における分別回収を容
易にできるようにした提案が種々なされているが、コネ
クタをコネクタ収容部より容易に引き抜ける構成とした
ものや、コネクタ収容部を設けたケースを分断できるよ
うにしたものが、特開平11−243282号等で提案
されている。
【0007】しかしながら、ワイヤハーネスのコネクタ
の配置が、ワイヤハーネスの引き抜き順序に対応した配
置となっていないために、作業性が悪く、上述した問題
点は解消されず、ワイヤハーネスの回収率は悪化す
る。。逆に、ワイヤハーネスの引き抜き順序をコネクタ
の配置に応じるようにした場合には、ある程度、上述し
た問題を解消できるが、ワイヤハーネスの取り外し順序
の制約を受け、分別作業性が非常に悪くなり、回転率の
悪化を招く問題がある。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、ジャンクションボックスに接続されるワイヤハー
ネスのコネクタの配置を、設計段階からリサイクル性を
考慮した配置とし、簡単かつ確実にワイヤハーネスをジ
ャンクションボックスから取り外して、分別回収できる
ようにすることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車に搭載されるジャンクションボッ
クスのケースに設けられたコネクタ収容部に、複数のワ
イヤハーネスの各支線端末に夫々接続されたコネクタを
嵌合係止しているジャンクションボックスとワイヤハー
ネスの接続構造であって、自動車解体時において、上記
各ワイヤハーネスがジャンクションボックスより引き抜
きで取り外される際に、上記各ワイヤハーネスの複数の
コネクタにそれぞれ接続された電線群が、他のワイヤハ
ーネスの電線群と干渉しない位置に、各ワイヤハーネス
の複数のコネクタを纏めて上記ジャンクションボックス
のコネクタ収容部に嵌合係止していると共に、ワイヤハ
ーネスの引き抜き方向の手前側のコネクタ収容部より、
ワイヤハーネスの引き抜き順序に従って、ワイヤハーネ
スのコネクタを嵌合係止していることを特徴とするジャ
ンクションボックスとワイヤハーネスの接続構造を提供
している。
【0010】本発明は、ジャンクションボックスとワイ
ヤハーネスとの接続の設計段階より、車体解体時におけ
るリサイクル性を考慮した設計とし、上記のように、ジ
ャンクションボックスに接続する複数のワイヤハーネス
を、解体時に引き抜かれる順序に従って、引き抜き方向
の手前側より順次、ワイヤハーネスのコネクタを纏め
て、ジャンクションボックスのコネクタ収容部に嵌合係
止して配置している。よって、ワイヤハーネスを引き抜
く際、他のワイヤハーネスと干渉することはなく、引き
抜く過程で電線が切断して、ジャンクションボックス側
に残ることは防止できる。
【0011】具体的には、上記ワイヤハーネスはエンジ
ンルームハーネス、インパネハーネス、フロアハーネ
ス、ドアハーネス、ルーフハーネスからなり、上記ジャ
ンクションボックスのコネクタ収容部には、ワイヤハー
ネスの引き抜き方向手前側の上部側より、エンジンルー
ムハーネスのコネクタを纏めて嵌合係止し、順次、イン
パネハーネス、フロアハーネス、ドアハーネス、ルーフ
ハーネスの夫々のコネクタを上記コネクタ収容部に順次
嵌合係止している。
【0012】例えば、上方へワイヤハーネスを引き抜く
場合には、エンジンルームハーネスの複数のコネクタは
ジャンクションボックスの上段に並設したコネクタ収容
部に嵌合係止し、2段目のコネクタ収容部にはインパネ
ハーネス(インストルメントパネルハーネスの略称)の
複数のコネクタを嵌合係止し、3段目のコネクタ収容部
にはフロアハーネスのコネクタを嵌合係止し、最下段の
コネクタ収容部の一側にはドアハーネス、他側にはルー
フハーネスのコネクタを嵌合係止している。また、アッ
パーケースに上面にコネクタ収容部を設ける場合には、
ワイヤハーネスの引き抜き方向を右上方とすると、右側
列からエンジンルームハーネスのコネクタ→インパネハ
ーネスのコネクタ…と順次配置している。
【0013】上記ジャンクションボックスのコネクタ収
容部を設けケースには、各ワイヤハーネスの複数のコネ
クタと嵌合係止する複数のコネクタ収容部を1つの区画
とし、各区画の外枠線に沿って切断用薄肉部を設け、ワ
イヤハーネスを引き抜いた時に上記ケースが区画毎に分
断されてケースと共にワイヤハーネスがジャンクション
ボックスより取り外される構成としてもよい。
【0014】上記構成とすると、コネクタとコネクタ収
容部のロックが外れなくとも、コネクタ収容部自体がジ
ャンクションボックスのケースより分断するため、確実
にワイヤハーネスを取り外すことができる。しかも、各
ワイヤハーネスの引き抜き時に付加される引き抜き力は
複数のコネクタに作用するため、これらコネクタと嵌合
係止している複数のコネクタ収容部を1つの区画にまと
めて、ケースより分断され易くしているため、容易に上
記切断用薄肉部を破断させることができる。
【0015】上記ワイヤハーネスには引き抜き順序を明
示した印を予め付していることが好ましい。例えば、引
き抜き順序に従って、、、、と記載したラベル
等をワイヤハーネスに取り付けておくと、ワイヤハーネ
スの引き抜き作業を効率よく行うことができる。
【0016】なお、本発明は、多数のワイヤハーネスが
接続されるジャンクションボックスとワイヤハーネスと
の接続構造に最も好適に用いられるが、他のワイヤハー
ネスと接続させる電気接続箱との接続構造においても適
用できることは言うまでもない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1に示すように、ジャンクション
ボックス10のサイドケース11に設けた10個のコネ
クタ収容部12に、エンジンルームハーネスW/H−
1、インパネハーネスW/H−2、フロアハーネスW/
H−3、ドアハーネスW/H−4、ルーフハーネスW/
H−5の支線端末に接続したコネクタC1〜C10をそ
れぞれ嵌合係止して接続している。
【0018】自動車の解体時にジャンクションボックス
10より上記各ワイヤハーネスは右上方に引っ張られて
引き抜かれる。この引き抜き作業は、前記図9と同様に
クレーンの先端に取り付けたフックをワイヤハーネスに
引っかけることにより引き抜かれる。引き抜き順序は、
通常は大型ワイヤハーネスから順次行われ、1番目がエ
ンジンルームハーネスW/H−1、2番目がインパネハ
ーネスW/H−2、3番目がフロアハーネスW/H−
3、4番目がドアハーネスW/H−4、最後の5番目が
ルーフハーネスW/H−5である。
【0019】引き抜き順序に沿って、引き抜き方向側の
手前側から上記ワイヤハーネスのコネクタをコネクタ収
容部12に嵌合係止している。よって、1番目に引き抜
きぬかれるエンジンルームハーネスW/H−1の3つの
支線A1,A2,A3の端末に接続したコネクタ4a
1、4a2、4a3を上段の3つのコネクタ収容部12
a1〜12a3に嵌合係止している。2番目に引き抜か
れるインパネハーネスW/H−2の3つの支線B1,B
2,B3の端末に接続したコネクタ4b1、4b2、4
b3を上から2段目の3つのコネクタ収容部12b1〜
12b3に嵌合係止している。3番目に引き抜かれるフ
ロアハーネスW/H−3の2つの支線C1,C2の端末
に接続したコネクタ4c1、4c2を上から3段目の2
つのコネクタ収容部12c1、12c2に嵌合係止して
いる。4番目に引き抜かれるドアハーネスW/H−4の
1つの支線D1の端末に接続したコネクタ4d1を最下
段で且つ引き抜き方向の右側のコネクタ12d1に嵌合
係止している。最後の5番目に引き抜かれるルーフハー
ネスW/H−5の1つの支線E1の端末に接続したコネ
クタ4e1を最下段で且つ引き抜き方向と反対側の左側
のコネクタ12e1に嵌合係止している。
【0020】また、図2に示すように、コネクタ収容部
12を設けたジャンクションボックス10のサイドケー
ス11には、各ワイヤハーネスのコネクタ4と嵌合する
コネクタ収容部12をまとめて1つの区画とし、この区
画の外枠線に沿って切断用薄肉部13を形成している。
よって、上段のコネクタ収容部12a1〜12a3を1
つの区画として、その外枠線にそって切断用薄肉部13
aを設けている。同様に、2段目のコネクタ収容部12
b1〜12b3、3段目のコネクタ収容部12c1、1
2c2をそれぞれ1つの区画として切断用薄肉部13
b、13cで囲んでいる。さらに、最下段のコネクタ収
容部12d1、コネクタ12e1はそれぞれ切断用薄肉
部13d、13eで囲んでいる。
【0021】なお、ワイヤハーネスのコネクタ4とジャ
ンクションボックスのコネクタ収容部12との間は、図
3に示すように、コネクタ4の外壁に設けたロック爪4
Lをコネクタ収容部12の内壁に設けたロック溝12L
に係止する周知の構成としている。このロック機構はコ
ネクタ4にワイヤハーネスを介して引き抜き力が付加さ
れると、ロックが外れるものである。なお、ロックが外
れやすい構成を採用してもよい。
【0022】また、上記ジャンクションボックス10に
接続する各ワイヤハーネスには引き抜き順次を印したラ
ベル15を付している。このラベル15の印は、エンジ
ンルームハーネスW/H−1は、インパネハーネスW
/H−2は、フロアハーネスW/H−3は、ドアハ
ーネスW/H−4は、ルーフハーネスW/H−5は
としている。
【0023】自動車解体時にワイヤハーネスW/H−1
〜W/H−5をジャンクションボックス10から取り外
す時、ラベル15の順序に従って、ワイヤハーネスを引
き抜いていく。即ち、図4(A)に示すように、エンジ
ンルームハーネスW/H−1を第1に引き抜く。このと
き、エンジンルームハーネスW/H−1の電線は他のワ
イヤハーネスの電線と干渉せず、かつ、コネクタ4がコ
ネクタ収容部12から離反した時、コネクタ4が他のワ
イヤハーネスの電線と干渉することもない。また、3つ
のコネクタ4a1〜4a3とコネクタ収容部12a1〜
12a3とのロックが容易に外れない場合には、エンジ
ンルームハーネスW/H−1に付加される引張力が切断
用薄肉部13aに付加されて、図4(B)に示すよう
に、サイドケース11と切断される。これにより、エン
ジンルームハーネスW/H−1と接続した状態のまま、
コネクタ収容部12a1〜12a3がまとめてサイドケ
ース11から外れることとなる。よって、エンジンルー
ムハーネスW/H−1の支線の電線がジャンクションボ
ックス10側に残存することはない。
【0024】エンジンルームハーネスW/H−1を取り
除いた後に、図5(A)に示すように、2番目のインパ
ネハーネスW/H−2を引き抜く。この時、干渉する上
段のエンジンルームハーネスW/H−1が既に存在しな
いため、インパネハーネスW/H−2も他のワイヤハー
ネスと干渉することなく引き抜くことができる。
【0025】図5(B)に示すように、3番目のフロア
ハーネスW/H−3を引き抜く時は、干渉する上段の2
つのワイヤハーネスが引き抜かれた後であり、同様に、
図6(C)(D)に示すように、4番目のドアハーネス
W/H−4、5番目のルーフハーネスW/H−5をそれ
ぞれ引き抜く時も干渉する方向に他のワイヤハーネスが
存在しないため、これらワイヤハーネスは順次、電線が
切断することなく確実にジャンクションボックスから取
り外すことができる。
【0026】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、かならずしもジャンクションボックス側のケースに
切断用薄肉部を設ける必要はない。この場合において
も、ワイヤハーネスの引き抜き力さえ大きくすれば、引
き抜き順序に応じてコネクタをジャンクションボックス
のコネクタ収容部に嵌合しているため、他のワイヤハー
ネスと干渉することなく、各ワイヤハーネスをジャンク
ションボックスより取り外すことができる。
【0027】図6は第1実施形態の変形例を示し、1つ
のワイヤハーネスの複数のコネクタ4が同一段のコネク
タ収容部12よりも個数が多い場合には、次の段のコネ
クタ収容部のうち、引き抜き方向側のコネクタ収容部を
上記ワイヤハーネスのコネクタと嵌合係止させている。
即ち、1つのワイヤハーネスのコネクタと嵌合するジャ
ンクションボックスのコネクタ収容部は同一段に限定さ
れず、他のワイヤハーネスと干渉しない位置に設定して
おればよい。
【0028】図7は第2実施形態を示し、ジャンクショ
ンボックス10’のアッパーケース10a’にコネクタ
収容部12を水平方向に並設した場合である。接続した
ワイヤハーネスを右上に引っ張って引き抜くため、右側
が引き抜き方向の手前側となる。よって、1番目のエン
ジンルームハーネスW/H−1のコネクタを右側のコネ
クタ収容部12a1〜12a3に嵌合係止している。順
次左側へとインパネハーネスのコネクタ収容部12b1
〜12b3、フロアハーネスのコネクタ収容部12c
1、12c2、ドアハーネスのコネクタ収容部12d
1、ルーフハーネスのコネクタ収容部12e1としてい
る。
【0029】上記構成とした場合も、引き抜き方向手前
側より引き抜き順序に従ってワイヤハーネスのコネクタ
を嵌合係止しているため、ワイヤハーネスの引き抜き時
に他のワイヤハーネスと干渉を発生させない。
【0030】ジャンクションボックスのケースの両面
(左右側面、上下面)にそれぞれコネクタ収容部を設け
ている場合も、第1、第2実施形態と同様な配置として
いる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ジャンクションボックスにワイヤハーネスを
接続する配置を設計する段階より、自動車解体時におけ
るワイヤハーネスの引き抜き順序に従って、該ワイヤハ
ーネスのコネクタの配置を設計しているため、ワイヤハ
ーネスを他のワイヤハーネスに干渉されることなく、ジ
ャンクションボックスより引き抜くことができる。よっ
て、ワイヤハーネスの電線をジャンクションボックス側
に残存させることなく分離ができ、分別回収を確実に行
うことができる。さらに、ワイヤハーネスのコネクタの
配置を考慮することなくワイヤハーネスの引き抜きを行
うことができ、分別回収を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 (A)はジャンクションボックスの概略斜視
図、(B)は要部断面図である。
【図3】 コネクタ収容部とコネクタとの嵌合係止状態
を示す概略図である。
【図4】 (A)(B)はジャンクションボックスから
1番目のエンジンルームハーネスを取り外す状態を示す
図面である。
【図5】 (A)乃至(D)はジャンクションボックス
から各ワイヤハーネスを取り外す状態を示す図面であ
る。
【図6】 第1実施形態の変形例を示す概略図である。
【図7】 第2実施形態を示す概略図である。
【図8】 従来例を示す斜視図である。
【図9】 従来の問題点を示す図面である。
【符号の説明】
4(4a1〜4e1) コネクタ 10 ジャンクションボックス 11 サイドケース 12(12a1〜12e1) コネクタ収容部 13(13a〜13e) 切断用薄肉部 15 ラベル W/H−1 エンジンルームハーネス W/H−2 インパネハーネス W/H−3 フロアハーネス W/H−4 ドアハーネス W/H−5 ルーフハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 幸司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 高松 昌博 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D114 AA20 BA19 CA20 5G361 AA06 AB12 AC02 AD01 AE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に搭載されるジャンクションボッ
    クスのケースに設けられたコネクタ収容部に、複数のワ
    イヤハーネスの各支線端末に夫々接続されたコネクタを
    嵌合係止しているジャンクションボックスとワイヤハー
    ネスの接続構造であって、 自動車解体時において、上記各ワイヤハーネスがジャン
    クションボックスより引き抜きで取り外される際に、上
    記各ワイヤハーネスの複数のコネクタにそれぞれ接続さ
    れた電線群が、他のワイヤハーネスの電線群と干渉しな
    い位置に、各ワイヤハーネスの複数のコネクタを纏めて
    上記ジャンクションボックスのコネクタ収容部に嵌合係
    止していると共に、ワイヤハーネスの引き抜き方向の手
    前側のコネクタ収容部より、ワイヤハーネスの引き抜き
    順序に従って、ワイヤハーネスのコネクタを嵌合係止し
    ていることを特徴とするジャンクションボックスとワイ
    ヤハーネスの接続構造。
  2. 【請求項2】 上記ワイヤハーネスはエンジンルームハ
    ーネス、インパネハーネス、フロアハーネス、ドアハー
    ネス、ルーフハーネスからなり、 上記ジャンクションボックスのコネクタ収容部には、ワ
    イヤハーネスの引き抜き方向手前側の上部側より、エン
    ジンルームハーネスのコネクタを纏めて嵌合係止し、順
    次、インパネハーネス、フロアハーネス、ドアハーネ
    ス、ルーフハーネスの夫々のコネクタを上記コネクタ収
    容部に順次嵌合係止している請求項1に記載のジャンク
    ションボックスとワイヤハーネスの接続構造。
  3. 【請求項3】 上記ジャンクションボックスのコネクタ
    収容部を設けケースには、各ワイヤハーネスの複数のコ
    ネクタと嵌合係止する複数のコネクタ収容部を1つの区
    画とし、各区画の外枠線に沿って切断用薄肉部を設け、
    ワイヤハーネスを引き抜いた時に上記ケースが区画毎に
    分断されてケースと共にワイヤハーネスがジャンクショ
    ンボックスより取り外される構成としている請求項1ま
    たは請求項2に記載のジャンクションボックスとワイヤ
    ハーネスの接続構造。
  4. 【請求項4】 上記ワイヤハーネスには引き抜き順序を
    明示した印を予め付している請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項に記載のジャンクションボックスとワイヤハ
    ーネスとの接続構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109866703A (zh) * 2017-12-04 2019-06-11 矢崎总业株式会社 车辆电路体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109866703A (zh) * 2017-12-04 2019-06-11 矢崎总业株式会社 车辆电路体

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