JP2003134592A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2003134592A
JP2003134592A JP2001327082A JP2001327082A JP2003134592A JP 2003134592 A JP2003134592 A JP 2003134592A JP 2001327082 A JP2001327082 A JP 2001327082A JP 2001327082 A JP2001327082 A JP 2001327082A JP 2003134592 A JP2003134592 A JP 2003134592A
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JP
Japan
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bobbin
speaker
diaphragm
upper edge
voice coil
Prior art date
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Application number
JP2001327082A
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English (en)
Inventor
Noboru Onodera
昇 小野寺
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Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気回路に設けた空隙内に配置されたボイスコ
イルの振動を振動板に伝達して音響を発生するスピーカ
において、音響伝達効率を向上させると共に、部品点数
を減らして組立効率を向上させるようなスピーカを提供
すること。 【解決手段】円筒状に形成され、下縁にボイスコイル5
8が巻回され、上縁2が外方に張り出して振動板62の
下面に沿った形状に形成されている環状部3を有するボ
ビン1と、椀型に形成され、外周縁をスピーカのフレー
ム64に固定し、中央近辺下面において前記ボビン1の
接続部と接続された前記振動板62とを具備してなるス
ピーカ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、スピーカの構造に
関し、特に、部品点数を少なくし、組立が簡単なスピー
カの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スピーカは、電気信号により振動板を振
動させて音響を発生させる音響機器である。図4は従来
から知られている一般的なスピーカを示す断面図であ
る。同図において、51は永久磁石である。該永久磁石
51の上面には、軟磁性鋼により形成された円盤状のト
ッププレート52が載置されている。永久磁石51の下
側には、軟磁性鋼により形成された円盤状の下ヨーク板
53が貼着されており、円柱状のポールピース53aが
下ヨーク板53の中央からこれと一体に直立して形成さ
れている。該ポールピース53aの上縁とトッププレー
ト52の中央に設けられた穴の周縁との間には、空隙5
4が形成されている。なお、永久磁石51、トッププレ
ート52、下ヨーク板53、ポールピース53a、空隙
54で磁気回路を構成している。また、トッププレート
52の上面には、フレーム64が重ねて取り付けられて
おり、そのトッププレート52と接する部分はダンパー
接着用段部56となっている。ダンパー接着用段部56
の中央には孔57が形成されている。ポールピース53
aの先端55とトッププレート52の内周縁との間に形
成された空隙54内には、ボイスコイル58を巻回した
ボビン59の下縁が挿入されている。
【0003】ボビン59の外側には、断面が波形に形成
され、外周をフレーム64のダンパー接着用段部56に
固定されたダンパー61の内周縁60が固定されてい
る。ボビン59は、このダンパー61による固定で垂直
方向の動きのみ可能になり、水平方向への移動はほぼな
くなる。フレーム64のダンパー接着用段部56の外周
縁からこれと一体的に形成されたフレーム64の上縁に
は、断面が椀型をした振動板62の外周縁63が貼着さ
れている。振動板62の下面とボビン59の上縁は、断
面L字型をしたカップラー65を介して接着剤により接
着されている。この接着により電気信号によるボイスコ
イル58の振動が振動板62に伝達され、その振動によ
り、振動板62から音響が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のス
ピーカのボビン59と振動板62との接着構造について
更に詳細に述べる。上述のように従来は、振動板62と
ボイスコイル58の取付にボイスコイル58を巻回した
ボビン59の上端へ円環状でかつ断面がL型のカップラ
ー65を接着剤で固定した後、さらに該カップラー65
の上端へ接着剤を塗布し、振動板62を張り合わせてい
た。上述のような従来の構造では、ボビン59と振動板
62との接続にはカップラー65を必要とし、そのた
め、部品点数が増加するだけでなく、接着箇所が多くな
って振動の伝達ロスが増えるだけでなく、振動板62等
空気を振動させる部分の重量が増加し、この為、高音域
の音響伝達効率が低下するという欠点があった。
【0005】本発明は、上述のような従来の不都合を解
消しようとするもので、その目的は、磁気回路に設けた
空隙内に配置されたボイスコイルの振動を振動板に伝達
して音響を発生するスピーカにおいて、音響伝達効率を
向上させると共に、部品点数を減らして組立効率を向上
させるようなスピーカを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述のような発明の目的
を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、磁気回
路に設けた空隙内に配置されたボイスコイルの振動を振
動板に伝達して音響を発生するスピーカにおいて、円筒
状に形成され、下縁に前記ボイスコイルが巻回され、上
縁が外方に張り出して形成されている接続部を有するボ
ビンと、椀型に形成され、外周縁をスピーカのフレーム
に固定し、中央近辺下面において前記ボビンの接続部と
接続された前記振動板と、を具備してなるスピーカを提
供する。本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記
載の発明に加えて、前記ボビンの上縁に形成された接続
部は、前記ボビンの上縁の折曲部から上で前記振動板の
下面に沿って外方に折り曲げられて環状部を形成してい
ることを特徴とするスピーカを提供する。本願の請求項
3に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前
記ボビンの上縁に形成された接続部は、前記ボビンの上
縁の折曲部から上で前記振動板の下面に沿って外方に張
り出して複数の花弁状に形成されていることを特徴とす
るスピーカを提供する。本願の請求項4に記載の発明
は、請求項1に記載の発明に加えて、前記ボビンの上縁
に形成された接続部は、前記振動板の下面に沿った形状
に形成されていることを特徴とするスピーカを提供す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係るスピー
カの断面図である。図1において、従来と同一部分には
同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図1に
おいて、1は本発明に係るボビンである。ボビン1は円
筒形に形成され、その下縁にはボイスコイル58が巻回
され、該ボイスコイル58が巻回されている部分は磁気
回路内に形成された空隙54に位置し、また、ボビン1
は、ダンパー61を介してスピーカに保持される。ボビ
ン1の上縁2の折曲部5から上は振動板62の下面に沿
って外側に折り曲げられて環状部3を形成し、振動板6
2との接続部を形成している。なお、この環状部3の断
面形状を、これが接触している振動板62の下面の形状
に沿った形状に形成しておくと、振動板62と環状部3
とがぴったりと接触することになり好都合である。ま
た、該振動板62は従来のものと同様、椀型に形成さ
れ、その外周縁63はスピーカのフレーム64に固定さ
れている。
【0008】スピーカ組立の際、その折り曲げた環状部
3に接着剤を塗布し、コーン型に形成された振動板62
の中央近辺の下面に接着張り合わされる。このようなボ
ビン1と振動板62との直接の接着により、カップラー
を省略することができるとともに、カップラーの省略に
より接着剤の塗布部分も1カ所省略できる。また、環状
部3が外側に折曲されていることによりボビン1と振動
板62との接着面積が大きくなり、これらの間の接着強
度が増す。
【0009】図3は本発明の他の実施の形態を示す斜視
図である。図3において、11はボビンである。該ボビ
ン11は合成樹脂成形により形成され、その上縁12は
折曲部15から上が外側に花弁状に広がって、接続片1
3を形成している。この外側に花弁状に広がった接続片
13は、ボビン11と一体に形成されている。なお、こ
の接続片13の断面形状を、これが接触している振動板
62の下面の形状に沿った形状に形成しておくと、振動
板62と接続片13とがぴったりと接触することになり
好都合である。また、該振動板62は従来のものと同
様、椀型に形成され、その外周縁63はスピーカのフレ
ーム64に固定されている。
【0010】スピーカ組立の際、その折り曲げた接続片
13に接着剤を塗布し、椀型に形成された振動板62の
中央近辺の下面に接着張り合わされる。このようなボビ
ン11と振動板62との直接の接着により、カップラー
を省略することができるとともに、カップラーの省略に
より接着剤の塗布部分も1カ所省略できる。また、接続
片13が外側に折曲されていることによりボビン11と
振動板62との接着面積が大きくなり、これらの間の接
着強度が増す。
【0011】以上、本発明を上述の実施の形態により説
明したが、ボビンの材質を紙にするなど、本発明の主旨
の範囲内で種々の変形や応用が可能であり、これらの変
形や応用を本発明の範囲から排除するものではない。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本願の請求
項1、2、3、4に係る発明は、磁気回路に設けた空隙
内に配置されたボイスコイルの振動を振動板に伝達して
音響を発生するスピーカにおいて、円筒状に形成され、
下縁にボイスコイルが巻回され、上縁が外方に張り出し
て形成されている接続部を有するボビンと、椀型に形成
され、外周縁をスピーカのフレームに固定し、中央近辺
下面において前記ボビンの接続部と接続された振動板
と、を具備しているので、ボビンと振動板との直接の接
着が可能となり、従来用いていたカップラーを省略する
ことができるとともに、カップラーの省略により接着剤
の塗布部分も1カ所省略できる。また、接続部が外側に
折曲されていることによりボビンと振動板との接着面積
が大きくなり、これらの間の接着強度が増す。また、カ
ップラーの省略により、接着箇所が減って伝達ロスが軽
減されるほか、振動系の重量が従来のものより小さくな
り、その分高音域の音響伝達効率が向上する。
【0013】また、請求項3に係る発明は、上記請求項
1、2に係る発明の効果に加えて、接続部を外方に張り
出して複数の花弁状に形成しているので、ボビンを紙に
より形成したときに特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るスピーカの断面図であ
る。
【図2】図2は、ボイスコイルを巻回した本発明に係る
ボビンの斜視図である。
【図3】図3は、ボイスコイルを巻回した本発明に係る
他の実施の形態を示す斜視図である。
【図4】図4は、従来スピーカの断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・ボビン 2・・・・・上縁 3・・・・・環状部 5・・・・・折曲部 11・・・・・ボビン 12・・・・・上縁 13・・・・・接続片 15・・・・・折曲部 51・・・・・永久磁石 52・・・・・トッププレート 53・・・・・下ヨーク板 53a・・・・ポールピース 54・・・・・空隙 55・・・・・先端 56・・・・・ダンパー接着用段部 57・・・・・孔 58・・・・・ボイスコイル 59・・・・・ボビン 60・・・・・内周縁 61・・・・・ダンパー 62・・・・・振動板 63・・・・・外周縁 64・・・・・フレーム 65・・・・・カップラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気回路に設けた空隙内に配置されたボイ
    スコイルの振動を振動板に伝達して音響を発生するスピ
    ーカにおいて、 円筒状に形成され、下縁に前記ボイスコイルが巻回さ
    れ、上縁が外方に張り出して形成されている接続部を有
    するボビンと、 椀型に形成され、外周縁をスピーカのフレームに固定
    し、中央近辺下面において前記ボビンの接続部と接続さ
    れた前記振動板と、を具備してなるスピーカ。
  2. 【請求項2】前記ボビンの上縁に形成された接続部は、
    前記ボビンの上縁の折曲部から上で前記振動板の下面に
    沿って外方に折り曲げられて環状部を形成していること
    を特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  3. 【請求項3】前記ボビンの上縁に形成された接続部は、
    前記ボビンの上縁の折曲部から上で前記振動板の下面に
    沿って外方に張り出して複数の花弁状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  4. 【請求項4】前記ボビンの上縁に形成された接続部は、
    前記振動板の下面に沿った形状に形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533950A (ja) * 2006-05-09 2008-08-21 ビーエスイー カンパニー リミテッド 付加的なバックチェンバを有し、基板に音響ホールが形成されたシリコンコンデンサマイクロホン
WO2017095979A1 (en) * 2015-12-04 2017-06-08 Bose Corporation Voice coil bobbin for an electroacoustic transducer

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