JPH0326716Y2 - - Google Patents

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JPH0326716Y2
JPH0326716Y2 JP16191385U JP16191385U JPH0326716Y2 JP H0326716 Y2 JPH0326716 Y2 JP H0326716Y2 JP 16191385 U JP16191385 U JP 16191385U JP 16191385 U JP16191385 U JP 16191385U JP H0326716 Y2 JPH0326716 Y2 JP H0326716Y2
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diaphragm
speaker
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flat part
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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、低音域から高音域までの広域におけ
る音声再成が可能なスピーカの振動板に関するも
ので、特に、スピーカの薄形化が容易に図れるス
ピーカの振動板に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種、低音域から高音域までの広域で
の音声再成が可能なスピーカは、例えば、実開昭
59−149799号公報に開示されている構成であつ
た。
そこで、前記公報に開示された従来の技術を第
8図に基づいて説明する。
1は低音用の平面振動板で、この振動板1はコ
ア11の上下の表面にスキン材12,13を接合
したサンドイツチ構造でなり、前記コア11はハ
ニカムや硬質発泡樹脂等が用いられる。2は平面
振動板1と同軸に配置される高音用のコーン形振
動板で、3は平面振動板1とコーン形振動板2と
を連結するエツジ、4はセンタキヤツプである。
こゝで、このコーン形振動板2、エツジ3、セン
タキヤツプ4及び平面振動板1を構成する上面の
スキン材12は一体に形成されている。前記スキ
ン材12には高音用のコーン形振動板2を薄くて
軽くすること、しぼり加工を容易にすること等か
らアルミニウムや樹脂フイルム等のような延性の
高い材料が用いられている。又、下面のスキン材
4にはジユラルミン、強化繊維プラスチツク等の
ように強度に優れた材料が用いられている。又、
一体成形するコーン形振動板2、エツジ3、セン
タキヤツプ4の厚さは比較的薄く構成している。
5は平面振動板1と同軸に配置される平面振動
板1の駆動用コーンで、6はボイスコイル7を巻
装したコイルボビン、8はマグネツト81と、ト
ツププレート82と、ヨーク83とからなる磁気
回路、9はフレーム、10aはエツジ、10bは
ダンパである。
次に組立てについて説明すると、先ず、平面振
動板1は上面のスキン材12の外周縁を、エツジ
10aを介してフレーム9に固定し、下面のスキ
ン材13には駆動用コーン5の外周縁を固着す
る。又、同軸に配置されたコーン形振動板2と駆
動用コーン5の頂部にはコイルボビン6を固定
し、このコイルボビン6をダンパ10bを介して
フレーム9に連結してボイスコイル7をトツププ
レート82とヨーク83とで形成された磁気ギヤ
ツプ内に配置する。
そこで、前述したようにボイスコルク7に、音
声電流を流すと、ボイスコイル7が音声電流に応
じて振動するためコイルボビン6を介して高音用
のコーン形振動板2が振動すると共に、駆動用コ
ーン2を介して低音用の平面振動板1が振動す
る。
近来、家庭用電気機器や車両等に装備されるス
ピーカは、取付けスペースに制限を受け薄形化が
望まれており、上記従来例のスピーカでは、駆動
用コーン5の高さを可及的に低く構成してその目
的を果していた。
しかし、前記従来例のスピーカの構成におい
て、駆動用コーン5の高さを低くすると、該駆動
用コーン5の壁面とコイルボビン6の側壁面とで
なす半頂角が大きくなり、駆動用コーン5のコイ
ルボビン6に貼着される付け根部のスチフネスが
低下し、スピーカ特性の低下が避けられなかつ
た。
また、前記従来例のスピーカの構成において、
平面振動板1は、ハニカムや硬質発泡樹脂等でな
るコア11の上下の表面にスキン材12,13を
接合したサンドイツチ構造でなるため、構造が複
雑であり、高価となつていた。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記従来の問題点を解決すべく案出
されたものであり、安価で、しかも簡易な構成で
なると共に、スピーカの薄形化を容易に図り得る
スピーカの振動板を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るスピーカの振動板は、内周部はコ
ーン部でなり、外周部は偏平部でなる第一振動板
と、該第一振動板の偏平部と略同一形状でなる第
二振動板とでなり、両振動板に形成した突起で組
合せ構成し、前記第一振動板の偏平部上面に第二
振動板を貼着したことを特徴とするものである。
〔第一実施例〕
本考案に係るスピーカの振動板の第一実施例を
第1図ないし第5図に基づいて説明する。
なお、第8図に示す従来技術におけるスピーカ
と同一構成部分には同一参照番号を付し、その説
明を省略する。
本実施例におけるスピーカの振動板の振動駆動
部は、コイルボビン6、センタキヤツプ41、第
一振動板21及び第二振動板22で構成されてい
る。
そこで、本考案の要旨である前記第一振動板2
1と第二振動板22とで構成される振動板につい
て以下詳述する。
第一振動板21は、例えば、抄紙により構成さ
れるもので、同軸上に内側からコーン部211そ
して偏平部212が一体に連設構成している。さ
らに、前記偏平部212には、内側から3列に平
坦頂部213aを有する円錐台形状でなる突起2
13が所定間隔に形成している。該突起213
は、高さ寸法をすべて均一に構成されると共に、
第4図で示すように第一振動板21の外周側にい
くにしたがいその外径寸法を大きく構成してい
る。また、周方向に隣接する突起213間の間隔
は、その平坦頂部213aの直径寸法より多少広
く設けている。前記突起213の高さ寸法は、抄
造の金型製作上から1mmから4mmが最適と言え
る。
該第一振動板21のコーン部211は、前記偏
平部212に比較し厚肉に構成され、その内周端
211aは、コイルボビン6に貼着される。
第二振動板22は、前記第一振動板21の偏平
部212と略同一形状となるリング状平板形状で
なり、その全面には前記第一振動板21の偏平部
212に設けた突起213と同一形状でかつ同一
間隔に平坦頂部221aを有する突起221を突
設している。さらに、該第二振動板22の内周端
には、第一振動板21のコーン部211の外周表
面に貼着される貼着部222を延設している。
前記第一振動板21の突起213間に第二振動
板22の突起221が位置するように、例えば、
第3図及び第4図で示すように各突起213,2
21が等間隔に配置されるように第一振動板21
の偏平部212上面に第二振動板22を貼着して
本考案のスピーカの振動板が形成される。
上記第一振動板21と第二振動板22を貼着す
る場合、例えば、第5図に示すように、熱融着フ
イルム接着剤Sを使用すれば、前記両振動板2
1,22間の気密性はさらに上る。
前述の如く、コーン部211と偏平部212で
構成された第一振動板21に、その強度が低い偏
平部212上面に第二振動板22を貼着し積層構
成にして剛性を高めている。すなわち、前記偏平
部212は、第二振動板22により、第8図で示
した従来のコア材を介在させたものと同等の剛性
を有している。
従つて、当該スピーカの振動板は、広範囲の周
波数帯域で従来品と同等以上に安定したスピーカ
特性が得られるばかりでなく、スピーカの薄形化
を容易にすることが可能となる。しかも、本実施
例のスピーカの振動板は、従来品に比較し、構成
が簡易なうえ、部品点数が少ないため、製造が容
易で、かつ安価となる。
なお、本実施例では、第一振動板21及び第二
振動板22の材質を抄紙として説明したが、本考
案は抄紙に限定されるものではなく、必要に応じ
アルミなどの軽金属若しくは樹脂フイルムなどで
構成しても良い。
また、第一振動板21及び第二振動板22に設
けた突起213,221の形状は円錐台に限定さ
れるものではなく、振動板の材質若しくは形状に
応じ任意に変更しても良い。
〔第二実施例〕
本考案に係るスピーカの振動板の第二実施例を
第6図及び第7図に基づいて説明する。
なお、第1図ないし第5図に示した前述の第一
実施例におけるスピーカの振動板と同一構成には
同一参照番号を付し、その説明を省略する。
第6図は振動板の分解断面図である。
第一振動板21は、前述の第一実施例と異な
り、コーン部211と偏平部212が別部材で構
成されている。又、第二振動板22は、外周部に
一体でエツジ223を構成している。
上記コーン部211と偏平部212とを貼着し
て第一振動板21を形成した後、該第一振動板2
1に第二振動板22を貼着することで、第7図に
示すように当該振動板が形成される。
本実施例では第二振動板21にエツジ223を
一体に構成したので、第一実施例のような第一振
動板22とエツジ10との貼着工程が削除するこ
とができる。
〔本考案の効果〕
以上、詳述したように本考案によれば、スピー
カの薄形化を図つても広範囲の周波数帯域で安定
したスピーカ特性を有するスピーカの振動板を提
供することができる。
そのため、本考案により、取付部の奥行きスペ
ースの小さい所へも装着可能となり、家庭用電気
機器や車両用として有用となるスピーカを提供す
ることができる。
さらに、本考案のスピーカの振動板は、コーン
部及び偏平部でなる第一振動板と、該第一振動板
の偏平部と略同一形状でなる第二振動板とでな
り、両振動板に形成した突起で組合せ構成し、両
振動板を貼着したことにより、前記第一振動板の
偏平部の剛性を、従来のようなハニカムなどのコ
アを使用しないで向上することができると共に、
製作性が良好で、しかも安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の第一実施例を示
すもので、第1図はスピーカの垂直断面図、第2
図は第一振動板及び第二振動板の分解斜視図、第
3図は第2図の要部斜視図、第4図は一部切欠平
面図、第5図は分解断面図、第6図及び第7図は
本考案の第二実施例を示すもので、第6図は分解
断面図、第7図は貼着状態を示す断面図、第8図
は従来の技術を示す断面図である。 21……第一振動板、211……コーン部、2
12……偏平部、213……突起、213a……
平坦頂部、22……第二振動板、221……突
起、221a……平坦頂部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周部はコーン部でなり、外周部は偏平部でな
    る第一振動板と、該第一振動板の偏平部と略同一
    形状でなる第二振動板とでなり、両振動板に形成
    した突起で組合せ構成し、前記第一振動板の偏平
    部上面に第二振動板を貼着したことを特徴とする
    スピーカの振動板。
JP16191385U 1985-10-22 1985-10-22 Expired JPH0326716Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16191385U JPH0326716Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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JP16191385U JPH0326716Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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Publication Number Publication Date
JPS6271992U JPS6271992U (ja) 1987-05-08
JPH0326716Y2 true JPH0326716Y2 (ja) 1991-06-10

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