JP2003134430A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2003134430A
JP2003134430A JP2001326330A JP2001326330A JP2003134430A JP 2003134430 A JP2003134430 A JP 2003134430A JP 2001326330 A JP2001326330 A JP 2001326330A JP 2001326330 A JP2001326330 A JP 2001326330A JP 2003134430 A JP2003134430 A JP 2003134430A
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Koji Mizumachi
幸司 水町
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置が自律的に記録する番組を決定し、
番組の記録を行って、ユーザが煩雑な作業を行うことな
く、ユーザの趣向にあった番組を常に記録しておくこと
ができる記録装置を提供する。 【解決手段】 記録装置1は、アンテナ2と、チューナ
3と、多重化分離部4と、番組情報部5と、映像音声部
6と、蓄積装置7と、判断部8と、記録制御部9と、エ
ンコーダ10と、記録履歴更新部11と、視聴制御部1
2と、再生制御部13と、デコーダ14と、視聴履歴更
新部15と、設定部16とから構成される。アンテナ2
が放送電波を受信し、チューナ3が放送電波から番組情
報を取得する。又、蓄積装置7はユーザの趣向を示す趣
向情報を保持する。判断部8は、趣向情報と番組情報に
基づいて記録する番組を決定する。そして、記録制御部
9は判断手段8の判断結果に基づいて、番組を蓄積手段
7に格納することにより番組を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は放送される番組を記
録する記録装置に関する。特に、記録装置が自律的に記
録する番組を決定し、番組の記録を行う記録装置に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】近年の放送は、アナログ方式、デジタル
方式のいずれの放送方式であっても、EPG(Electron
ic Program Guide)と呼ばれるユーザが使用するテレ
ビ等の表示装置に番組表を表示させるための番組情報
を、映像や音声等で構成される番組に付加して行われて
いる。又、インターネット等の通信ネットワークを介し
て、EPG等の番組情報を提供するサービスも行われて
いる。そのため、ユーザは、新聞や雑誌等の紙面だけで
なく上述のEPG等から番組情報を取得して放送される
番組の予定を知り、その際に番組の記録操作を行うこと
ができる。 【0003】具体的には、従来の記録装置は、ビデオデ
ッキのようなテープメディアを使用したものが主流であ
ったため、ユーザ自らが番組を選定し、現在放送中の番
組であれば「録画ボタンを押す」、将来的に放送される
番組であれば「録画予約を設定する」といったような記
録操作を行い、番組の記録を行っていた。即ち、従来の
記録装置では、ユーザの意思によって選定された番組
が、ユーザ自らの記録操作によって記録されるため、記
録される番組はユーザの意思によって選定されることに
なる。近年、テープメディアのようなリムーバブルメデ
ィアに替えて、HDD(Hard Disk Drive)を代表と
するディスクストレージを利用して、番組の記録を行う
記録装置の普及も急激に進んでいるが、そのような記録
装置においても、ユーザの意思によって選定された番組
が、ユーザ自らの記録操作によって記録されるため、記
録される番組はユーザの意思によって選定される点は同
様であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録装置では、ユーザの意思によって番組の選定、記録
が行われるため、ユーザ自らが記録操作した番組の記録
しかできなかった。そのため、従来の記録装置では、ユ
ーザ自らが記録した番組や現在放送中の番組の中に、ユ
ーザが視聴したい番組がない場合に、ユーザが現在放送
中の番組の代わりに視聴できる番組を、常に記録してお
くことができなかった。又、従来の記録装置では、ユー
ザ自らが番組情報を把握して、ユーザ自らが番組を選択
し、記録操作を行って記録を行っていたため、ユーザが
番組情報の把握や記録操作等の煩雑な作業を行う必要が
あった。 【0005】そこで、本発明は、記録装置が自律的に記
録する番組を決定し、番組の記録を行って、ユーザが煩
雑な作業を行うことなく、ユーザの趣向にあった番組を
常に記録しておくことができる記録装置を提供すること
を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明に係る記録装置
は、放送される番組に関する番組情報を受信する番組情
報受信手段と、ユーザの趣向を示す趣向情報を保持する
趣向情報保持手段と、当該趣向情報保持手段に保持され
ている趣向情報と前記番組情報受信手段によって受信さ
れた番組情報とを比較し、前記趣向情報が前記番組情報
と一致する度合いに応じて記録する番組を決定する判断
手段と、当該判断手段の判断結果に基づいて、番組を記
録する記録制御手段と、当該記録制御手段が記録する番
組を蓄積する番組蓄積手段とを備えることを特徴とす
る。 【0007】このような本発明によれば、前記番組情報
受信手段が番組情報を受信し、前記趣向情報保持手段が
ユーザの趣向を示す趣向情報を保持し、前記判断手段
が、前記趣向情報と前記番組情報とを比較し、趣向情報
が番組情報と一致する度合いに応じて記録する番組を決
定する。そして、前記記録制御手段が前記判断手段の判
断結果に基づいて、番組を前記番組蓄積手段に格納する
ことにより番組を記録する。そのため、記録装置が自律
的に記録する番組を決定し、番組の記録を行うことがで
きる。しかも、記録する番組の決定は、ユーザの趣向情
報と番組情報とを比較し、趣向情報が番組情報と一致す
る度合いに応じて行われるため、ユーザの趣向にあった
番組が記録される。よって、本発明に係る記録装置は、
ユーザが煩雑な作業を行うことなく、ユーザの趣向にあ
った番組を常に記録しておくことができる。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係
る記録装置1の構成を示すブロック図である。同図に示
すように、この記録装置1は、アンテナ2と、チューナ
3と、多重化分離部4と、番組情報部5と、映像音声部
6と、蓄積装置7と、判断部8と、記録制御部9と、エ
ンコーダ10と、記録履歴更新部11と、視聴制御部1
2と、再生制御部13と、デコーダ14と、視聴履歴更
新部15と、設定部16とから構成される。 【0009】アンテナ2は、放送電波を受信する。放送
の形態は、地上波放送、BS放送、CS放送、CATV
放送、インターネット放送等いずれの放送形態でもよ
い。チューナ3は、アンテナ2が受信した放送電波から
放送チャネルを選択して、映像、音声等で構成される番
組や、番組情報を取得する。尚、番組情報は、いずれの
放送チャネルの放送電波にも含まれ、どの放送チャネル
を選択しても取得できるようになっている。又、チュー
ナ3を複数用意することによって、複数の放送チャネル
の番組を同時に選択し、記録することができる。 【0010】番組情報は、例えば、EPG(Electronic
Program Guide)と呼ばれる表示装置17に番組表を
表示させるための番組情報等を用いることができる。本
実施形態では、EPGは放送電波によって配信される。
アナログ方式の放送では、VBI(Vertical Blanking
Interval)、即ち、垂直帰線期間である放送電波の隙
間部分を利用してEPGは送られる。VBIを利用して
EPGを放送するサービスには、例えば、HTML形式
で作成された番組情報を、地上波放送電波を介して配信
するADAMS(TV―Asahi Data and Multimedia
Service)−EPGサービス等がある。又、デジタル方
式の放送では、BSデジタル放送やMPEG2―SYS
TEMSを利用し、SI/PSI(Service Informati
on/Program Specific Information)と呼ばれる番組
情報をEPGとして提供している。 【0011】尚、番組情報は、放送電波によって配信さ
れるものだけではなく、インターネット等の他の通信ネ
ットワークを介して配信されるものでもよい。そのた
め、記録装置1は、番組情報受信手段として、上述のア
ンテナ2とチューナ3に替えて、インターネット等の通
信ネットワークから番組情報を受信する通信インターフ
ェースを用い、番組情報を受信し、取得してもよい。 【0012】番組情報は、番組に関する様々な情報をい
う。番組情報は、例えば、番組の放送チャンネル、ジャ
ンル、番組名、放送日、放送時間、出演者、演出家、脚
本家、原作者、番組の概要を示す番組内容等がある。
又、番組のジャンルは、例えば、大分類、中分類、小分
類等に分け、細分化することができる。例えば、大分類
はスポーツ、中分類はスポーツ総合、野球、サッカー、
小分類はセリーグ、パリーグ、日本シリーズ等に分ける
ことができる。番組情報は、各番組毎に割り当てられて
いる。尚、EPGに含まれる番組情報は、BSデジタル
放送においては、ARIBと呼ばれる放送方式を規定す
る団体によって規定され、例えば、ARIB STD―
B10等の規格がある。他の放送方式においても、同様
に番組情報についての規格が定められている。 【0013】多重化分離部4は、チューナ3が取得し、
チューナ3から入力された放送波を、映像や音声で構成
される番組と、番組情報に分離する。多重化分離部4
は、番組情報は番組情報部5に、番組は映像音声部6に
提供する。番組情報部5は、番組情報を判断部8や視聴
制御部12に提供する。映像音声部6は、番組を記録制
御部9や視聴制御部12に提供する。 【0014】本実施形態では、蓄積装置7は、趣向情報
を保持する趣向情報保持手段と、番組を蓄積する番組蓄
積手段を兼ねている。趣向情報は、ユーザの趣向を示す
情報である。趣向情報には、ユーザ設定、ユーザの視聴
履歴、ユーザの記録履歴がある。ユーザ設定は、ユーザ
が興味のある番組のジャンルや好きな出演者等の番組情
報を、ユーザが設定するものである。ユーザ設定には、
初期設定と変更設定がある。初期設定は、ユーザが最初
に設定する番組情報である。初期設定は、ユーザが番組
の視聴や記録を繰り返して、蓄積装置7にユーザの視聴
履歴や記録履歴が蓄積され、判断部8がユーザの視聴傾
向や記録傾向を掴むまでの間、記録する番組を決定する
際の判断材料となる。変更設定は、判断部8が視聴履歴
や記録履歴を基に決定する番組を、ユーザが自分の趣向
にあっていないと感じた場合等に、ユーザが自分の趣向
に合わせて番組情報を変更して設定する番組情報であ
る。 【0015】視聴履歴は、リアルタイムで放送されてい
る番組や蓄積装置7に蓄積された番組をユーザが視聴し
た履歴である。視聴履歴は、視聴した番組の放送チャン
ネル、番組名、放送日、放送時間、ジャンル、出演者、
番組内容等の番組情報に、その番組をユーザが視聴した
程度に応じて付与されるユーザ視聴ポイントを対応付け
たものである。視聴履歴は、ユーザの視聴傾向を掴むた
めのもので、判断部8が記録する番組を決定する際の判
断材料となる。そのため、記録装置1は、ユーザの視聴
傾向にあったユーザにとって興味のある可能性の高い番
組を記録することができる。 【0016】記録履歴は、ユーザ自らが記録操作を行っ
て番組を記録した履歴である。記録履歴は、視聴履歴と
同様に、記録した番組の番組情報に、ユーザが自ら記録
することによって付与されるユーザ記録ポイントを対応
付けたものである。記録履歴は、ユーザの記録傾向を掴
むためのもので、判断部8が記録する番組を決定する際
の判断材料となる。そのため、記録装置1は、ユーザの
記録傾向にあったユーザにとって興味のある可能性の高
い番組を記録することができる。 【0017】又、蓄積装置7には、記録した番組を蓄積
装置7に蓄積しておく有効期限や、記録した番組の視聴
済み時間等も保持される。尚、有効期限は、その番組の
放送日から所定期間内、その番組が記録されてからユー
ザが記録装置1を使用した時間が所定期間内等のように
定めることができ、番組を記録した際に設定できる。
又、ユーザ視聴ポイントやユーザ記録ポイントの高い番
組については、有効期限を延長したり、他の番組よりも
長い有効期限を設定するようにしてもよい。これによれ
ば、記録装置1は、ユーザの視聴傾向や記録傾向にあっ
た番組を、蓄積装置7に残しておくことができる。 【0018】蓄積装置7は、HDDや光ディスク等のデ
ィスクメディアやビデオテープ等のテープメディアを用
いることができる。蓄積装置7は、テープメディアの交
換等の煩わしい作業を行う必要がないよう、大容量のデ
ィスクメディアを用いることが好ましい。図2は、蓄積
装置7の記録領域を説明するための説明図である。同図
に示すように、蓄積装置7の記録領域は、自律的記録イ
ンデックス領域71と、自律的記録領域72と、ユーザ
記録インデックス領域73と、ユーザ記録領域74と、
設定領域75と、放送視聴履歴領域76とに分けられて
いる。各記録領域は、ファイルシステムによって管理さ
れ、パーティションを分割することによって分けられて
いる。 【0019】自律的記録領域72は、判断部8の判断に
従って、記録装置1が自律的に番組を記録する領域であ
る。自律的記録領域72は、一定範囲の領域が指定され
ている。そのため、自律的な番組の記録に利用できる固
定された領域が常に確保され、記録装置1は、ユーザに
対して自律的記録領域72に蓄積されている番組を常に
提供できる。又、自律的記録領域72の未使用領域の空
き容量が番組を記録するのに十分でなくなった場合に、
新しい番組を記録する際には、自律的記録領域72で
は、すでに記録された番組の中から判断部8が決定した
番組が削除され、新しい番組が記録される。そのため、
自律的記録領域72は、記録領域が無限にあるように動
作でき、記録装置1は、繰り返し記録を行うことができ
る。自律的記録インデックス領域71は、自律的記録領
域72に記録された番組の自律的記録インデックス情報
を記録する領域である。 【0020】ユーザ記録領域74は、ユーザの記録操作
に従って、記録装置1が番組を記録する領域である。ユ
ーザ記録領域74も一定範囲の領域が指定されている。
そのため、ユーザが番組の記録に利用できる固定された
領域が常に確保され、ユーザは、自らの記録操作による
番組の記録を常に行うことができる。よって、記録装置
1は、通常の記録装置としても利用することができる。
ユーザ記録インデックス領域73は、ユーザ記録領域7
4に格納された番組のユーザ記録インデックス情報を記
録する領域である。設定領域75は、ユーザ設定を記録
する領域である。放送視聴履歴領域76は、ユーザがリ
アルタイムで放送されている番組を視聴した視聴履歴で
ある視聴履歴情報を記録する領域である。 【0021】図3は、自律的記録インデックス情報を説
明するための説明図である。自律的記録インデックス情
報は、自律的記録領域72に記録される番組の放送チャ
ンネル、番組名、放送日、放送開始時間、放送終了時
間、ジャンル、出演者1、出演者2、出演者3、番組内
容等の番組情報と、その番組のユーザ視聴ポイントと、
その番組をユーザが視聴した視聴済み時間と、その番組
の有効期限とがある。尚、ユーザ視聴ポイントは、自律
的記録領域72にこれまで記録されたその放送局がその
時間帯に放送しているその番組名の番組を、ユーザがこ
れまで視聴してきたポイントであり、視聴済み時間は、
現在、自律的記録領域72に記録されている番組の視聴
済み時間である。 【0022】図4は、ユーザ記録インデックス情報を説
明するための説明図である。ユーザ記録インデックス情
報は、ユーザ記録領域74に記録される番組の放送チャ
ンネル、番組名、放送日、放送開始時間、放送終了時
間、ジャンル、出演者1、出演者2、出演者3、番組内
容等の番組情報と、その番組のユーザ記録ポイント等の
記録履歴と、その番組のユーザ視聴ポイントと、その番
組をユーザが視聴した視聴済み時間とがある。尚、ユー
ザ視聴ポイントは、ユーザ記録領域74にこれまで記録
されたその放送局がその時間帯に放送しているその番組
名の番組をこれまで視聴してきたポイントであり、視聴
済み時間は、現在、ユーザ記録領域74に保持されてい
る番組の視聴済み時間である。 【0023】図5は、放送視聴履歴情報を説明するため
の説明図である。放送視聴履歴情報は、ユーザがリアル
タイムで放送されている番組を視聴した際の番組の放送
チャンネル、番組名、放送日、放送開始時間、放送終了
時間、ジャンル、出演者1、出演者2、出演者3、番組
内容等の番組情報と、その番組のユーザ視聴ポイント
と、その番組をユーザが視聴した視聴済み時間とがあ
る。 【0024】判断部8は、蓄積装置7に保持されている
趣向情報と、番組情報部5から提供される番組のジャン
ル、タイトル、出演者等の番組情報に基づいて記録する
番組を決定する。判断部8は、ユーザが番組の視聴や記
録を繰り返して、蓄積装置7にユーザの視聴履歴や記録
履歴が蓄積されるまでの間は、趣向情報として初期設定
を用い、記録する番組を決定する。具体的には、初期設
定としてユーザが興味のある番組のジャンルを設定した
場合、判断部8は、番組情報のジャンルと初期設定のジ
ャンルとを比較し、初期設定のジャンルと一致するジャ
ンルの番組を記録する番組と決定する。ユーザの視聴履
歴や記録履歴が、所定量蓄積されると、判断部8は、用
いる趣向情報を初期設定から視聴履歴や記録履歴に切り
換える。所定量は、自律的記録インデックス領域71、
ユーザ記録インデックス領域73、放送視聴履歴領域7
6が蓄積された番組の個数が所定数以上等と定めること
ができる。 【0025】蓄積装置7にユーザの視聴履歴や記録履歴
が蓄積されると、判断部8は、趣向情報として視聴履歴
や記録履歴を用い、記録する番組を決定する。判断部8
は、自律的記録インデックス情報、ユーザ記録インデッ
クス情報、放送視聴履歴情報のユーザ視聴ポイントやユ
ーザ記録ポイントのポイントを総合判断して、記録する
番組を決定する。具体的には、判断部8は、ユーザ視聴
ポイントやユーザ記録ポイントの合計が最も高い番組、
或いは、ポイントが高い上位数個の番組のジャンルや出
演者と、番組情報のジャンルや出演者とを比較し、ポイ
ントの高い番組のジャンルや出演者と一致するジャンル
や出演者の番組を記録すると決定できる。又、判断部8
は、比較の結果、ジャンルが一致する番組と出演者が一
致する番組が異なる場合、ポイントの低い番組のジャン
ルや出演者も参照し、どちらの番組を記録するかを決定
することができる。 【0026】尚、判断部8は、番組のポイントに差がな
かった場合のための判断基準を設定しておくことが好ま
しい。これによれば、判断部8は当該判断基準に従って
記録する番組を決定することができ、記録する番組の決
定を行えないという事態を回避できる。判断基準は、例
えば、判断部8は、よく見る放送チャンネルを考慮して
決定する、チャンネル数の小さい順に決定する等と設定
できる。又、ユーザ操作によって、変更設定が設定され
た場合には、判断部8は、趣向情報として変更設定を用
いて、記録する番組を決定する。そして、変更設定後
に、ユーザの視聴履歴や記録履歴が所定量蓄積される
と、判断部8は、再度、用いる趣向情報を変更設定から
視聴履歴や記録履歴に切り替える。 【0027】又、判断部8は、自律的記録領域72の未
使用領域の空き容量を調べ、蓄積可能な番組のデータの
長さを確認する。そして、判断部8は、未使用領域に番
組情報と趣向情報を基に記録すると決定した番組を記録
できるかを判断する。判断部8は、空き容量が十分であ
れば、当該番組を記録するよう記録制御部9に命令を行
う。一方、空き容量が不十分である場合には、判断部8
は、削除可能な番組があるか否かを判断する。例えば、
判断部8は、自律的記録インデックス情報を調べ、自律
的記録領域72に記録されている番組の中に有効期限が
過ぎているものがないか、100%視聴済みの番組がな
いか等を調べる。そして、判断部8は、有効期限が過ぎ
ているものや視聴済み番組があれば、その番組を削除す
ると決定し、その番組を削除して、番組を記録するよう
記録制御部9に命令を行う。これによれば、最新の番組
や未視聴の番組を蓄積装置7に残すことができる。尚、
このように自律的記録インデックス情報として、ユーザ
視聴ポイントと、視聴済み時間の項目を独自に設定する
ことで、判断部8はユーザ視聴ポイントだけでなく、視
聴済み時間を判断材料にして削除する番組を決定するこ
とができる。 【0028】或いは、判断部8は、有効期限が過ぎてい
るものや視聴済み番組がない場合等には、番組情報と趣
向情報を基に記録すると決定した番組が現時点で獲得し
ているポイントと、自律的記録領域72に記録されてい
る番組のポイントとを比較する。比較の結果、判断部8
が決定した番組のポイントの方が高ければ、自律的記録
領域72に記録されている番組で最もポイントの低い番
組を削除すると決定し、その番組を削除して、番組を記
録するよう記録制御部9に命令を行う。尚、比較の結
果、判断部8が記録すると決定した番組のポイントが最
も低ければ、判断部8は、削除可能な番組はないと判断
し、当該番組の記録を中止することを決定する。これに
よれば、ユーザの趣向に最もあった番組を蓄積装置7に
残すことができる。 【0029】又、判断部8は、一日を数十分から数時間
毎に区切り、各時間帯毎にリアルタイムで放送されてい
る番組の中からどの番組を記録するかを決定して、記録
制御部9に命令してもよく、一日単位、一週間単位等の
所定期間内に、トータルで何時間分の番組を記録するか
という総記録時間を定めておき、所定期間分の番組情報
を基に、所定期間内に記録する番組を、総記録時間分決
定して、記録制御部9に記録予約を設定して、記録を行
うよう命令をしてもよい。 【0030】記録制御部9は、判断部8の判断結果に基
づいて番組を記録する。又、記録制御部9は、ユーザ操
作18によって、ユーザから番組を記録するよう命令を
受けた場合にも番組を記録する。記録制御部9は、判断
部8やユーザ操作18によって番組を記録するよう命令
を受けると、映像音声部6から提供された番組のデータ
を、エンコーダ10に提供し、蓄積装置7に番組を格納
するよう命令する。又、記録制御部9は、記録履歴更新
部11に記録した番組の番組情報を提供する。尚、記録
制御部9は、記録予約を設定して記録を行うよう命令を
受けた場合、記録予約を設定し、予約時間になってから
記録を開始する。又、記録制御部9は、判断部8やユー
ザ操作18によって、所定の番組を削除して記録するよ
う命令を受けた場合には、その削除する番組の番組情報
をエンコーダ10と、記録履歴更新部11に提供する。 【0031】尚、記録制御部9は、チューナ3が選択し
ている放送チャンネルが、判断部8に記録するよう命令
された番組と異なる場合は、チューナ3に判断部8の命
令に従った放送チャネルを選択するよう命令する。又、
記録予約が設定されている場合には、記録制御部9は予
約時間になると、チューナ3に判断部8の命令に従った
放送チャネルを選択するよう命令する。そして、映像音
声部6から、判断部8の命令に従った番組の提供を受け
る。 【0032】エンコーダ10は、記録制御部9から提供
された番組を蓄積装置7に適したフォーマットにエンコ
ードして、番組を蓄積装置7に格納する。蓄積装置7に
適したフォーマットにエンコードするとは、例えば、記
録制御部9から提供された番組がアナログデータであれ
ば、それをデジタルデータに変換したり、MPEG―2
に圧縮することをいう。尚、エンコーダ10は、記録制
御部9から提供された番組が判断部8による命令に従っ
たものであれば自律的記録領域72に、ユーザ操作18
による命令に従ったものであればユーザ記録領域74に
格納する。又、エンコーダ10は、記録制御部9から削
除する番組の番組情報の提供を受けた場合には、当該番
組を削除して新たな番組を記録する。 【0033】記録履歴更新部11は、記録制御部9から
提供された番組情報を、蓄積装置7に適したフォーマッ
トに変換して格納する。具体的には、記録履歴更新部1
1は、記録制御部9から提供された番組情報が判断部8
による命令に従ったものであれば、自律的記録インデッ
クス領域71に、番組情報を自律的記録インデックス情
報の項目に従って格納し、インデックス登録を行う。
尚、記録履歴更新部11は、記録制御部9から削除する
番組の番組情報の提供を受けた場合には、その番組の自
律的記録インデックス情報を削除する。その際、その番
組が削除される時点で獲得しているユーザ視聴ポイント
を、その番組と同じ番組で放送日が最新のものの自律的
記録インデックス情報のユーザ視聴ポイント項目に格納
する。例えば、図3において、放送チャンネル100が
放送する番組名が「今日のニュース」という番組の20
02/6/10に放送されたものを削除して、2002
/6/15に放送される番組を記録しようとする場合、
記録履歴更新部11は、6/10に放送された番組を削
除する時点で獲得しているユーザ視聴ポイントである1
200ポイントを、2002/6/15に放送される番
組のユーザ視聴ポイントに格納する。これまで自律的記
録領域72に蓄積されたことのない番組の場合は、記録
される時点でのユーザ視聴ポイントは0ポイントとな
る。 【0034】又、記録履歴更新部11は、記録制御部9
から提供された番組情報がユーザ操作18による命令に
従ったものであれば、ユーザ記録インデックス領域73
に、番組情報をユーザ記録インデックス情報の項目に従
って格納し、インデックス登録を行う。この際、記録履
歴更新部11は、ユーザ記録ポイントを算出して、イン
デックス登録を行う。ユーザ記録ポイントは、ユーザ操
作によって番組の記録が一回行われると、一定のポイン
ト、例えば100ポイントが加算されるように設定でき
る。そのため、記録履歴更新部11は、記録制御部9か
ら削除する番組の番組情報の提供を受けた場合には、そ
の番組のユーザ記録番組インデックス情報を削除し、そ
の番組が削除される時点で獲得しているユーザ記録ポイ
ントに、一定のポイントを加算してユーザ記録ポイント
を算出し、その番組と同じ番組で放送日が最新のものの
ユーザ記録インデックス情報のユーザ記録ポイント項目
に格納する。 【0035】尚、ユーザ操作によって番組の記録が一回
行われると加算されるポイントは、記録する番組の全放
送時間に応じて変化させてもよい。例えば、1時間番組
を記録した場合は200ポイント、30分番組を記録し
た場合は100ポイントというように設定してもよい。
但し、上述のようにユーザ操作によって番組の記録が一
回行われると加算されるポイントを、一定のポイントと
した場合には、記録する番組の全放送時間に関係なく、
ユーザ記録ポイントを算出でき、番組の全放送時間に左
右されずにユーザの記録傾向をつかむことができる。 【0036】このように、記録履歴更新部11がユーザ
記録ポイントを算出し、蓄積することによって、判断部
8は、ユーザの記録傾向を掴み、ユーザの記録傾向にあ
った番組を選定することができる。そして、記録履歴更
新部11がユーザ記録ポイントの蓄積を繰り返すことに
よって、次回の番組の選定をより適切なものとすること
ができる。尚、ユーザ視聴ポイントは、記録制御部9か
ら削除する番組の番組情報の提供を受けた場合には、そ
の番組と同じ番組の最新の放送日のもののユーザ記録イ
ンデックス情報のユーザ視聴ポイント項目に格納する。 【0037】視聴制御部12は、ユーザ操作18に従っ
て番組を表示装置17に出力する。視聴制御部12は、
ユーザ操作18によって、リアルタイムで放送されてい
る番組を出力するよう命令を受けると、映像音声部6か
ら提供された番組のデータをデコーダ14に提供する。
尚、視聴制御部12は、チューナ3が選択している放送
チャンネルが、ユーザ操作18によって命令された番組
と異なる場合は、チューナ3にユーザ操作18の命令に
従った放送チャネルを選択するよう命令を行う。そし
て、映像音声部6から、ユーザ操作18の命令に従った
番組の提供を受ける。又、視聴制御部12は、番組情報
部5から提供された番組情報と、その番組を出力した時
間を、視聴履歴更新部15に提供する。 【0038】一方、視聴制御部12は、ユーザ操作18
によって、蓄積装置7に蓄積された番組を出力するよう
命令を受けると、再生制御部13に該当する番組を再生
するよう命令を行う。再生制御部13は、蓄積装置7に
蓄積された番組を再生する。再生制御部13は、視聴制
御部12から番組を再生するよう命令を受けると、自律
的記録インデックス情報や、ユーザ記録インデックス情
報を基に、該当する番組情報を取得し、自律的記録領域
72やユーザ記録領域74から該当する番組を取得す
る。そして、再生制御部13は、取得した番組をデコー
ダ14に提供する。又、再生制御部13は、再生した番
組の番組情報と、その再生を行った時間を,視聴履歴更
新部15に提供する。 【0039】デコーダ14は、視聴制御部12や再生制
御部13から提供された番組を表示装置17に出力する
ために適したフォーマットにデコードして、番組を表示
装置17に出力し、ユーザに提示する。出力装置17に
出力するために適したフォーマットにデコードすると
は、例えば、デジタルデータをアナログデータに変換し
たり、圧縮されたデータを解凍することをいう。 【0040】視聴履歴更新部15は、視聴制御部12や
再生制御部13から提供された番組情報と出力を行った
時間や再生を行った時間を、蓄積装置7に適したフォー
マットに変換して格納する。具体的には、視聴履歴更新
部15は、視聴制御部12から番組情報と、出力を行っ
た時間を提供された場合、放送視聴履歴領域76に、番
組情報を放送視聴履歴情報の項目に従って格納する。
又、視聴履歴更新部15は、視聴制御部12が番組を出
力した時間を、ユーザが番組を視聴した時間とみなし、
その番組の全放送時間に対する視聴時間の割合を視聴済
み時間(%)として算出し、視聴済み時間の項目に格納
する。そして、視聴履歴更新部15は、視聴済み時間に
番組を100%視聴した場合のポイントを乗じることに
よって、ユーザ視聴ポイントを算出し、ユーザ視聴ポイ
ントの項目に格納する。例えば、番組を100%視聴し
た場合のポイントが500ポイントに設定されている場
合、デコーダ14が1時間番組を30分出力したとする
と、視聴済み時間は50%、ユーザ視聴ポイントは25
0ポイントとなる。 【0041】尚、番組を100%視聴した場合のポイン
トは一定値としてもよく、番組の全放送時間に応じて変
化させてもよい。例えば、1時間番組を100%視聴し
た場合は500ポイント、30分番組を100%視聴し
た場合は250ポイントというにように設定してもよ
い。又、視聴履歴更新部15は、放送視聴履歴領域76
に空き容量がなくなった場合には、放送日が最も古い番
組の放送視聴履歴情報から削除する。その際、視聴履歴
更新部15は、その番組が削除される時点で獲得してい
るユーザ視聴ポイントを、その番組と同じ番組の最新の
放送日の放送視聴履歴情報のユーザ視聴ポイント項目に
格納し、現在視聴している番組の算出されたユーザ視聴
ポイントを加算していく。 【0042】又、視聴履歴更新部15は、再生制御部1
3から番組情報と再生を行った時間を提供された場合、
自律的記録インデックス領域71又はユーザ記録インデ
ックス領域73のいずれかに、ユーザ視聴ポイント及び
視聴済み時間を格納する。この際、視聴履歴更新部15
は、再生制御部13が番組を再生した時間を、ユーザが
番組を視聴した時間とみなし、その番組の全放送時間に
対する視聴時間の割合を視聴済み時間(%)として算出
し、視聴済み時間の項目に格納する。そして、視聴履歴
更新部15は、視聴済み時間に番組を100%視聴した
場合のポイントを乗じることによって、ユーザ視聴ポイ
ントを算出し、ユーザ視聴ポイントの項目に格納する。
ここで、再生した時間は、早送りをせずに通常の再生速
度で再生を行った時間に限ることが好ましい。これによ
れば、ユーザが番組を通常に視聴した時間を基に視聴済
みポイントを算出でき、適切なユーザの視聴傾向を把握
できる。 【0043】尚、既に自律的番組記録インデックス領域
71又はユーザ記録番組インデックス領域73に格納さ
れているユーザ視聴ポイントがあれば、視聴履歴更新部
15は、そのユーザ視聴ポイントに算出したユーザ視聴
ポイントを加算していく。ユーザが同一の番組を繰り返
し再生して視聴した場合には、視聴履歴更新部15は、
再生が行われる度にユーザ視聴ポイントを算出し、加算
していく。又、視聴履歴更新部15は、視聴回数に応じ
てユーザ視聴ポイントを加算してもよい。 【0044】このように、視聴履歴更新部15がユーザ
視聴ポイントを算出し、蓄積することによって、判断部
8は、ユーザの視聴傾向を掴み、ユーザの視聴傾向にあ
った番組を選定することができる。そして、視聴履歴更
新部15がユーザ視聴ポイントの蓄積を繰り返すことに
よって、次回の番組の選定をより適切なものとすること
ができる。更に、視聴履歴更新部15が視聴済み時間を
考慮してユーザ視聴ポイントを算出することにより、ユ
ーザがその番組を少ししか視聴しなかった場合と、全て
視聴した場合とを区別することができ、適切なユーザの
視聴傾向を把握することができる。 【0045】尚、記録履歴更新部11や視聴履歴更新部
15は、ユーザ視聴ポイントとユーザ記録ポイントを算
出する際に、両者のポイントに重み付けをすることもで
きる。例えば、判断部8に視聴傾向を重視して番組の決
定をさせたい場合には、ユーザ視聴ポイントに重みを付
けて、算出すればよい。設定部16は、ユーザ操作18
によってユーザ設定の入力を受けると、ユーザ設定を蓄
積装置7の設定領域75に格納する。表示装置17は、
デコーダ14によってデコードされた番組を表示して、
ユーザに提示する。 【0046】次に、上記構成を有する記録装置1が自律
的に番組を記録する自律的記録方法の手順について説明
する。図6は、本実施形態に係る自律的記録方法の手順
を示すフロー図である。アンテナ2が放送電波を受信
し、チューナ3が放送電波から放送チャネルを選択して
番組と番組情報を取得する(S101)。多重化分離部
4は番組と番組情報に分離し、判断部8に番組情報を提
供する。判断部8は、提供された番組情報と、蓄積装置
7に保持されている趣向情報に基づいて記録する番組を
決定する(S102)。次に、判断部8は、自律的記録
領域72の未使用領域の空き容量を調べ、蓄積可能な番
組データの長さを確認する(S103)。そして、判断
部8は、ステップ(S102)において記録すると決定
した番組を、ステップ(S103)で確認した未使用領
域に格納し、記録することができるかを判断する(S1
04)。 【0047】判断部8は、空き容量が十分あり、記録可
能と判断した場合は、記録制御部9に当該番組について
記録予約を設定して、記録を行うよう命令し、記録制御
部9は、当該番組について記録予約を設定する(S10
5)。一方、ステップ(S104)において、判断部8
は、空き容量が不十分であり、記録不可能と判断した場
合は、削除可能な番組があるか否かを調べる(S10
6)。具体的には、判断部8は、自律的記録インデック
ス情報を調べ、有効期限が過ぎている番組や、100%
視聴済みの番組、記録すると決定した番組よりポイント
の低い番組の有無を調べる。ステップ(S106)にお
いて、削除可能な番組があれば、ステップ(S105)
へ進み、判断部8は、その番組を削除して判断部8が決
定した番組を記録するよう記録制御部9に命令を行い、
記録制御部9は、記録予約を設定する。一方、ステップ
(S106)において、判断部8は削除可能な番組がな
いと判断した場合は、判断部8は番組の記録を中止する
ことを決定し(S107)、終了する。 【0048】記録制御部9は、記録予約に従って、映像
音声部6から番組のデータの提供を受け、当該データを
エンコーダ10に提供し、蓄積装置7に番組を格納する
よう命令を行う。そして、エンコーダ10が番組データ
をエンコードして、蓄積装置7に格納して、番組の記録
を開始し(S108)、記録予約に従って記録を終了す
る(S109)。記録制御部9は、記録履歴更新部11
に記録した番組の番組情報を提供する。記録履歴更新部
11は、記録制御部9から提供された番組情報を、自律
的記録インデックス領域71に格納し、インデックス登
録を行う(S110)。そして、ステップ(S101)
からステップ(S110)までを繰り返すことにより、
記録装置1は繰り返し自律的記録を行う。 【0049】尚、ステップ(S105)において、判断
部8は、記録制御部9に記録予約を設定して、番組の記
録を行うよう命令し、記録制御部9は、当該番組につい
て記録予約を設定したが、判断部8は、リアルタイムで
放送されている番組の記録を行うよう命令することもで
き、その場合には、記録制御部9は直ちにステップ(S
108)に進み、番組の記録を開始する。 【0050】次に、上記構成を有する記録装置1がユー
ザ操作によって、番組を記録するユーザ記録方法の手順
について説明する。図7は、本実施形態に係るユーザ記
録方法の手順を示すフロー図である。まず、ユーザが、
ユーザの意思によって番組を選定し、ユーザ自らが記録
操作を行う(S201)。記録制御部9は、ユーザ操作
に従って、番組の記録予約を設定する(S202)。記
録制御部9は、記録予約に従って、番組の記録を開始し
(S203)、記録予約に従って記録を終了する(S2
04)。記録制御部9は、記録履歴更新部11に記録し
た番組の番組情報を提供する。記録履歴更新部11は、
ユーザ記録ポイントを算出し、記録制御部9から提供さ
れた番組情報とユーザ記録ポイントを、ユーザ記録イン
デックス領域73に格納し、インデックス登録を行う
(S205)。そして、ステップ(S201)からステ
ップ(S205)までを繰り返すことにより、記録装置
1は繰り返しユーザ操作による記録を行う。 【0051】次に、上記構成を有する記録装置1が番組
を表示装置17に出力する出力方法の手順について説明
する。図8は、本実施形態に係る出力方法の手順を示す
フロー図である。まず、ユーザが、視聴を望む番組を指
定して視聴操作を行う(S301)。視聴制御部12
は、ユーザによる視聴操作がリアルタイムで放送されて
いる番組の出力命令であれば、映像音声部6から番組の
データの提供を受け、当該データをデコーダ14に提供
し、表示装置17に番組を出力するよう命令を行う。ユ
ーザによる視聴操作が蓄積装置7に蓄積された番組の再
生命令であれば、視聴制御部12は再生制御部13にユ
ーザ操作に従った番組を再生するよう命令し、再生制御
部13は、該当する番組を蓄積装置7から取得する。そ
して、再生制御部13は、取得した番組のデータをデコ
ーダ14に提供し、表示装置17に番組を出力するよう
命令を行う。そして、デコーダ14が番組データをデコ
ードして、表示装置17に番組の出力を開始し(S30
2)、ユーザ操作に従って出力を終了する(S30
3)。現在放送中の番組の出力や蓄積装置7に蓄積され
た番組の再生が終了すると、視聴制御部12や再生制御
部13は、出力や再生を行った番組の番組情報や出力時
間や再生時間を、視聴履歴更新部15に提供する。視聴
履歴更新部15は、視聴済み時間やユーザ視聴ポイント
を算出し、番組情報と視聴済み時間やユーザ視聴ポイン
トを、自律的記録インデックス領域71やユーザ記録イ
ンデックス領域73、放送視聴履歴領域76に格納し、
インデックス登録を行う(S304)。 【0052】このような本実施形態に係る記録装置1に
よれば、アンテナ2が放送電波を受信し、チューナ3が
放送電波から番組情報を取得する。又、蓄積装置7はユ
ーザの趣向を示す趣向情報を保持する。よって、判断部
8は、趣向情報と番組情報に基づいて記録する番組を決
定できる。そして、記録制御部9が判断手段8の判断結
果に基づいて、番組を蓄積手段7に格納することにより
番組を記録する。そのため、記録装置1が自律的に記録
する番組を決定し、番組の記録を行うことができる。し
かも、記録する番組の決定は、ユーザの趣向情報に基づ
いて行われるため、ユーザの趣向にあった番組が記録さ
れる。よって、記録装置1は、ユーザが煩雑な作業を行
うことなく、ユーザの趣向にあった番組を常に記録して
おくことができる。 【0053】その結果、ユーザ自らが記録した番組や現
在放送中の番組の中に、ユーザが視聴したい番組がない
場合に、それらの番組の代わりにユーザの趣向にあった
ユーザに提供できる番組を、記録装置1は常に記録して
おくことができる。そのため、ユーザは、自らが記録し
た番組や現在放送中の番組の中に視聴したい番組がない
場合に、それらの番組よりは魅力的な番組を視聴できる
可能性が高くなる。 【0054】 【発明の効果】以上説明したように本発明の記録装置に
よれば、記録装置が自律的に記録する番組を決定し、番
組の記録を行って、ユーザが煩雑な作業を行うことな
く、ユーザの趣向にあった番組を常に記録しておくこと
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態に係る記録装置の構成を示す
ブロック図である。 【図2】本発明の実施形態に係る蓄積装置の記録領域を
説明するための説明図である。 【図3】本発明の実施形態に係る自律的記録インデック
ス情報を説明するための説明図である。 【図4】本発明の実施形態に係るユーザ記録インデック
ス情報を説明するための説明図である。 【図5】本発明の実施形態に係る放送視聴履歴情報を説
明するための説明図である。 【図6】本発明の実施形態に係る自律的記録方法の手順
を示すフロー図である。 【図7】本発明の実施形態に係るユーザ記録方法の手順
を示すフロー図である。 【図8】本発明の実施形態に係る出力方法の手順を示す
フロー図である。 【符号の説明】 1 記録装置 2 アンテナ 3 チューナ 4 多重化分離部 5 番組情報部 6 映像音声部 7 蓄積装置 8 判断部 9 記録制御部 10 エンコーダ 11 記録履歴更新部 12 視聴制御部 13 再生制御部 14 デコーダ 15 視聴履歴更新部 16 設定部 17 表示装置 18 ユーザ操作 71 自律的記録インデックス領域 72 自律的記録領域 73 ユーザ記録インデックス領域 74 ユーザ記録領域 75 設定領域 76 放送視聴履歴領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/035 Fターム(参考) 5C052 AA01 CC01 DD04 DD10 5C053 FA21 FA23 FA30 GA11 GB38 LA06 LA07 5C063 AB05 CA11 CA29 CA36 DA03 EB32 EB33

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 放送される番組に関する番組情報を受信
    する番組情報受信手段と、 ユーザの趣向を示す趣向情報を保持する趣向情報保持手
    段と、 該趣向情報保持手段に保持されている趣向情報と前記番
    組情報受信手段によって受信された番組情報とを比較
    し、前記趣向情報が前記番組情報と一致する度合いに応
    じて記録する番組を決定する判断手段と、 該判断手段の判断結果に基づいて、番組を記録する記録
    制御手段と、 該記録制御手段が記録する番組を蓄積する番組蓄積手段
    とを備えることを特徴とする記録装置。
JP2001326330A 2001-10-24 2001-10-24 記録装置 Pending JP2003134430A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006101179A1 (ja) * 2005-03-23 2006-09-28 Pioneer Corporation 伝送システム、送信側伝送器、伝送方法、及びコンピュータプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006101179A1 (ja) * 2005-03-23 2006-09-28 Pioneer Corporation 伝送システム、送信側伝送器、伝送方法、及びコンピュータプログラム
JPWO2006101179A1 (ja) * 2005-03-23 2008-09-04 パイオニア株式会社 伝送システム、送信側伝送器、伝送方法、及びコンピュータプログラム
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