JP2003134397A - 光センサ回路 - Google Patents

光センサ回路

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JP2003134397A
JP2003134397A JP2001363443A JP2001363443A JP2003134397A JP 2003134397 A JP2003134397 A JP 2003134397A JP 2001363443 A JP2001363443 A JP 2001363443A JP 2001363443 A JP2001363443 A JP 2001363443A JP 2003134397 A JP2003134397 A JP 2003134397A
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transistor
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conversion element
optical sensor
sensor circuit
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Nobuhiro Fueki
信宏 笛木
Noriyuki Shinozuka
典之 篠塚
Katsuhiko Takebe
克彦 武部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画素として100%の受光面を実現するとと
もに寄生容量を小さくし、また低照度時のSN比を向上
させて充分な感度が得られる 【構成】 光検知時の入射光量に応じたセンサ電流を生
ずる光電変換素子と、その光電変換素子に流れるセンサ
電流を弱反転状態で対数特性をもって電圧信号に変換す
る第1のトランジスタと、その変換された電圧信号を増
幅する第2のトランジスタと、その増幅された電圧信号
を出力させる第3のトランジスタとからなり、光検知に
先がけて第1のトランジスタのドレイン電圧を定常より
も低い値に切り換えて光電変換素子の寄生容量の残留電
荷を放電させて初期化するようにした光センサ回路にあ
って、光電変換素子を光導電膜によって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージセンサの画素
単位に用いられる光センサ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イメージセンサの画素単位に用い
られる光センサ回路として、ダイナミックレンジを広げ
るべく、トランジスタのサブスレッショルド領域の特性
を利用し、そのトランジスタのゲート電圧を固定して、
光検知時の入射光量に応じてフォトダイオードに流れる
センサ電流を弱反転状態で対数特性をもって電圧信号に
変換するようにしたものが開発されている。
【0003】そして、その対数変換特性をもった光セン
サ回路にあって、フォトダイオードの寄生容量の残留電
荷に起因する残像を抑制するべく、光検知に先がけて対
数変換用のトランジスタのドレイン電圧を定常よりも低
い値に切り換えて寄生容量の残留電荷を放出させて初期
化する手段をとるようにしたものが開発されている(特
開平11−174476号公報参照)。
【0004】また、従来、対数変換特性をもった光セン
サ回路にあって、残像を抑制するために、光検知に先が
けて対数変換用のトランジスタのゲート電圧を定常より
も低い値に切り換えて寄生容量の残留電荷を放出させて
初期化する手段をとるようにしたものがある。
【0005】そして、このようなゲート電圧の切換えに
よる初期化手段をとるようにした光センサ回路にあっ
て、半導体基板に対数変換用のトランジスタ、増幅用の
トランジスタおよび画素選択用の出力トランジスタを配
線とともに集積化した半導体構造の表面に光導電膜から
なる光電変換部を形成するようにしたものが開発されて
いる(特開2000−83198公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、入射光量に応じてフォトダイオードに流れるセン
サ電流をトランジスタのサブスレッショルド領域を利用
した弱反転状態で対数特性をもって電圧信号に変換する
ようにした光センサ回路にあって、イメージセンサの画
素サイズを小さくしようとすると光センサ回路における
フォトダイオードの受光面を小さくしなければならなく
なり、そのために受光率が低下して感度が悪くなってし
まうことである。
【0007】また、感度を上げるためにフォトダイオー
ドの受光面を大きくすると、画素サイズが大きくなって
しまうとともに、その寄生容量も大きくなって、結果と
して感度の向上にはつながらないという問題がある。
【0008】すなわち、フォトダイオードの寄生容量に
充電された電荷が放電しきると、それ以上の感度で光検
知を行うことができなくなり、ダイナミックレンジが狭
くなってしまう。
【0009】また、このような対数出力特性をもった光
センサ回路では、低照度時のSN比が悪いという問題が
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、光検知時の入
射光量に応じたセンサ電流を生ずる光電変換素子と、そ
の光電変換素子に流れるセンサ電流を弱反転状態で対数
特性をもって電圧信号に変換する第1のトランジスタ
と、その変換された電圧信号を増幅する第2のトランジ
スタと、その増幅された電圧信号を出力させる第3のト
ランジスタとからなり、光検知に先がけて第1のトラン
ジスタのドレイン電圧を定常よりも低い値に切り換えて
光電変換素子の寄生容量の残留電荷を放電させて初期化
するようにした光センサ回路にあって、画素として10
0%の受光面を実現するとともに寄生容量を小さくし、
また低照度時のSN比を向上させて充分な感度が得られ
るようにするべく、光電変換素子を光導電膜とするよう
にしている。
【0011】具体的には、半導体基板に第1ないし第3
の各トランジスタを配線とともに集積化して組み込んだ
半導体構造としたうえで、その半導体構造の表面に光電
変換素子としての光導電膜を形成するようにしている。
【0012】
【実施例】図1は、本発明による光センサ回路の基本的
な回路構成を示している。
【0013】その光センサ回路は、入射光Lsの光量に
応じたセンサ電流を生ずる光電変換素子LEと、その光
電変換素子LEに流れるセンサ電流を弱反転状態で対数
特性をもって電圧信号Vpdに変換するトランジスタQ
1と、その変換された電圧信号Vpdをハイインピーダ
ンスをもって増幅するトランジスタQ2と、画信号読出
し信号Vsのパルスタイミングでもってセンサ信号Vo
を出力するトランジスタQ3とによって構成されてい
る。図中、Cは光電変換素子LEの接合容量、配線容量
などからなる寄生容量である。
【0014】そして、光電変換素子LEによる光検知に
先がけて、トランジスタQ1のドレイン電圧VDを所定
時間だけ定常よりも低い値に切り換えて、寄生容量Cに
蓄積された残留電荷を放電させて初期化する電圧切換回
路11が設けられている。
【0015】図2は、その光センサ回路における各部信
号のタイムチャートを示している。ここで、t1は初期
化のタイミングを、t2は光検知のタイミングを示して
いる。トランジスタQ1のドレイン電圧VDを定常値
(ハイレベルH)から低い電圧(ローレベルL)に切り
換える所定時間tmとしては、例えば1画素分の読出し
速度が100nsec程度の場合に5μsec程度に設
定される。図中、Tは光電変換素子LEの寄生容量Cの
蓄積期間を示しており、その蓄積期間TはNTSC信号
の場合1/30sec(または1/60sec)程度と
なる。
【0016】このような光センサ回路にあっては、図3
に示すように、入射光量に応じて光電変換素子LEに流
れるセンサ電流が多いときには対数出力特性を示すが、
センサ電流が少ないときには光電変換素子LEの寄生容
量Cの充電に応答遅れを生じてほぼ線形の非対数出力特
性を示すようになっている。図中、WAは非対数応答領
域を示し、WBは対数応答領域を示している。
【0017】トランジスタQ1の対数動作としては、以
下のとおりである。
【0018】いま、トランジスタQ1のゲート電圧VG
を一定に固定して、トランジスタQ1を弱反転状態で動
作させると、入射光Lsによって生じた電荷がトランジ
スタQ1のサブスレッショルド領域でドレインDに排出
されるため、図4に示すように、完全な対数出力特性を
示すようになる。
【0019】図5は、そのときのトランジスタQ1の入
射光Lsの光量に応じて生じた電荷qの流れによる動作
状態を模擬的に示している。
【0020】このようなものでは、入射光量が少ない場
合、トランジスタQ1の抵抗値は対数的に上昇するため
に電荷の放電速度が遅くなり、残留電荷による容量性の
残像が生じてしまう。その場合、暗い背景に動く輝点が
あると尾を引く現象が顕著となる。
【0021】図4の特性にあって、Aは明から暗になっ
たときに残像が生じやすい領域を示している。
【0022】そこで、光検知に先がけて、周期的にトラ
ンジスタQ1のドレイン電圧VDを定常よりも低い値に
切り換えて光電変換素子LEの寄生容量Cに電荷を注入
させるようにすると、残留電荷の上に大量の新たな電荷
が注入されることになる。
【0023】図6は、そのときのトランジスタQ1にお
ける電荷qの流れによる動作状態を模擬的に示してい
る。
【0024】そして、寄生容量Cに蓄積された残留電荷
を放電させて初期化を行わせた後、ドレイン電圧VDを
もとの定常値に戻すと、その時点から直ちに入射光Ls
の光量に応じた電荷の蓄積が行われて、残像の発生が抑
制されることになる。
【0025】そのとき、図3に示す特性にあって、入射
光量の少ないWAの領域では対数特性が失われるが、残
像が生ずることがなくなる。
【0026】このような光センサ回路は、従来の対数変
換特性をもった光センサ回路にあって、光検知に先がけ
て対数変換用のトランジスタのドレイン電圧を定常より
も低い値に切り換える初期化手段をとるようにしたもの
と同じである。
【0027】図7は、このような光センサ回路を画素単
位として、画素をマトリクス状に複数配設して、各画素
のセンサ信号Voの時系列的な読出し走査を行わせるよ
うにしたイメージセンサの構成例を示している。
【0028】そのイメージセンサは、その基本的な構成
が、例えば、D11〜D44からなる4×4の画素をマ
トリクス状に配設して、各1ライン分の画素列を画素列
選択回路1から順次出力される選択信号LS1〜LS4
によって選択し、その選択された画素列における各画素
を、画素選択回路2から順次出力される選択信号DS1
〜DS4によって制御スイッチ群3における各対応する
スイッチSW1〜SW4が逐次オン状態にされることに
よって各画素のセンサ信号Voが時系列的に読み出され
るようになっている。図中、4は各画素における前記ト
ランジスタQ1のゲート電圧VG用電源であり、6はド
レイン電圧VD用電源である。
【0029】そして、このようなイメージセンサにあっ
て、各1ライン分の画素列の選択に際して、その選択さ
れた画素列における各画素の前記トランジスタQ1のド
レイン電圧VDを所定のタイミングをもって定常時のハ
イレベルHおよび初期化時のローレベルLに切り換える
電圧切換回路5が設けられている。
【0030】このように構成されたイメージセンサの動
作について、図8に示す各部信号のタイムチャートとと
もに、以下説明をする。
【0031】まず、画素列選択信号LSIがハイレベル
Hになると、それに対応するD11,D12,D13,
D14からなる第1の画素列が選択される。そして、L
S1がハイレベルHになっている一定期間T1のあいだ
画素選択信号DS1〜DS4が順次ハイレベルHになっ
て、各画素D11,D12,D13,D14のセンサ信
号Voが順次読み出される。
【0032】次いで、画素列選択信号LS1がローレベ
ルLになった時点で次のLS2がハイレベルHになる
と、それに対応するD21,D22,D23,D24か
らなる第2の画素列が選択される。そして、LS2がハ
イレベルHになっている一定期間T1のあいだ画素選択
信号DS1〜DS4が順次ハイレベルHになって、各画
素D21,D22,D23,D24のセンサ信号Voが
順次読み出される。
【0033】以下同様に、画素列選択信号LS3および
LS4が連続的にハイレベルHになって各対応する第3
および第4の画素列が順次選択され、LS3およびLS
4がそれぞれハイレベルHになっている一定期間T1の
あいだ画素選択信号DS1〜DS4が順次ハイレベルH
になって、各画素D31,D32,D33,D34およ
びD41,D42,D43,D44のセンサ信号Voが
順次読み出される。
【0034】また、画素列選択信号LS1がT1期間後
にローレベルLに立ち下がった時点で、そのとき選択さ
れている第1の画素列における各画素D11,D12,
D13,D14のドレイン電圧VD1をそれまでのハイ
レベルHからローレベルLに所定時間T2のあいだ切り
換えることによって各画素の初期化が行われ、1サイク
ル期間T3の経過後に行われる次サイクルにおけるセン
サ信号Voの読出しにそなえる。
【0035】次いで、画素列選択信号LS2がT1期間
後にローレベルLに立ち下がった時点で、そのとき選択
されている第2の画素列における各画素D21,D2
2,D23,D24のドレイン電圧VD1をそれまでの
ハイレベルHからローレベルLに所定時間T2のあいだ
切り換えることによって各画素の初期化が行われ、1サ
イクル期間T3の経過後に行われる次サイクルにおける
センサ信号Voの読出しにそなえる。
【0036】以下同様に、画素列選択信号LS3および
LS4がそれぞれT1期間後にローレベルLに立ち下が
った時点で、そのとき選択されている第3および第4の
画素列にそれぞれ対応するドレイン電圧VD3をローレ
ベルLに切り換えて各画素の初期化が行われ、1サイク
ル期間T3の経過後に行われる次サイクルにおけるセン
サ信号Voの読出しにそなえる。
【0037】なお、ここでは画素列選択信号LSX(X
=1〜4)がT1期間後にローレベルLに立ち下がった
時点でドレイン電圧VDXをローレベルLに切り換えて
初期化を行わせるようにしているが、その初期化のタイ
ミングは画素列選択信号LSXがローレベルL状態にあ
る画素列選択の休止期間T4中であればよい。
【0038】以上のような各部信号の発生のタイミング
は、図示しないECUの制御下で画素列選択回路1、画
素選択回路2および電圧切換回路5の駆動を行わせるこ
とによって決定されるようになっている。
【0039】このように、各画素のセンサ信号Voの読
出し走査に応じた適切なタイミングをもって各画素の初
期化を行わせることによって、イメージセンサ全体とし
ての蓄積時間の過不足を低減できるようになる。
【0040】そして、残像がなく、ダイナミックレンジ
の広い対数出力特性をもったイメージセンサが実現でき
るようになる。
【0041】本発明は、図1に示す光センサ回路におけ
るトランジスタQ1〜Q3および光電変換素子LEから
なる回路部分を配線とともに半導体基板に集積化して組
み込んだ半導体構造とするに際して、その半導体構造の
表面に光電変換素子LEとしての光導電膜を形成するよ
うにしている。
【0042】図9は、本発明による光センサ回路の半導
体構造の一例を示している。
【0043】ここでは、シリコン基板91に図1に示す
光センサ回路におけるトランジスタQ1〜Q3からなる
回路部分を配線とともにCMOSプロセスによって形成
したうえで、その上に平坦化のための絶縁膜95を介し
てMoまたはWなどの高融点金属材料で画素電極96を
形成する。そして、その上にプラズマCVDなどの成膜
プロセスによって水素化アモルファスシリコン(a−S
i:H)などからなる光導電膜97を形成し、さらにそ
の上にITO等の透明電極98を形成するようにしてい
る。
【0044】トランジスタQ1〜Q3の回路部分として
は、具体的に、シリコン基板91内にp型ウエル92を
形成したうえで、MOSトランジスタのゲートとなるポ
リシリコン層94a,94bを形成し、これらポリシリ
コン層94a,94bをマスクとしてp型ウエル92の
上面に複数のn型シリコン層93a〜93dを形成する
ことによって製造される。
【0045】そして、n型シリコン層93aがドレイン
Dとなって図示しない配線を介してドレイン電圧VDが
供給され、ポリシリコン層94aがゲートGとなって図
示しない配線を介してゲート電圧VGが供給され、n型
シリコン層93bがソースSとなり、それによりエンハ
ンスメント型nチャンネルのMOSトランジスタQ1が
構成されている。また、n型シリコン層93cがドレイ
ンDとなって図示しない配線およびこの図に現われない
MOSトランジスタQ3を介してVdd電圧が供給さ
れ、ポリシリコン層94bがゲートGとなり、n型シリ
コン層93dがソースSとなって図示しない配線を介し
てGND接続され、それによりエンハンスメント型nチ
ャンネルのMOSトランジスタQ2が構成されている。
ここでは図示されないエンハンスメント型nチャンネル
のMOSトランジスタQ3にあっても同様に構成されて
いる。
【0046】このように構成された半導体構造による光
センサ回路にあっては、光導電膜97の容量、n型シリ
コン層93bの容量、ポリシリコン層94bの容量およ
び配線容量が図1に示す光センサ回路における寄生容量
Cとなる。実際には、光導電膜97の容量が大きく、支
配的となる。
【0047】このような構成によれば、光導電膜97が
画素単位となる半導体構造の表面全体に形成されるため
に、受光率はほぼ100%となり、入射光Lsに対して
充分なセンサ電流を生じさせることができるようにな
り、センサ信号のSN比が高くなる。
【0048】また、光導電膜97の容量はサイズに比例
して大きくなるが、光導電膜97によるセンサ電流もサ
イズに比例して増加するために、光導電膜97のみを考
えれば感度はあまり変わらない。しかし、光導電膜97
の容量に対するその他の部分の容量は増えないので、光
導電膜97の容量の割合が従来のフォトダイオードを用
いた場合に比較して大きくなる。そのため、光センサ回
路におけるトータルとしての検出感度は従来に比べて向
上する。
【0049】さらに、構造的にみた場合、シリコン基板
91にトランジスタQ1〜Q3からなる回路部分を配線
とともに形成した半導体構造の表面に光導電膜97を形
成すればよいために、それらMOSトランジスタおよび
関連配線の設計の自由度が高くなり、より一層の小形化
が可能になる。
【0050】
【発明の効果】以上、本発明は、光検知時の入射光量に
応じたセンサ電流を生ずる光電変換素子と、その光電変
換素子に流れるセンサ電流を弱反転状態で対数特性をも
って電圧信号に変換する第1のトランジスタと、その変
換された電圧信号を増幅する第2のトランジスタと、そ
の増幅された電圧信号を出力させる第3のトランジスタ
とからなり、光検知に先がけて第1のトランジスタのド
レイン電圧を定常よりも低い値に切り換えて光電変換素
子の寄生容量の残留電荷を放電させて初期化するように
した光センサ回路にあって、光電変換素子を光導電膜と
することにより、画素として100%の受光面を実現す
るとともに寄生容量を小さくし、また低照度時のSN比
を向上させて充分な感度が得られるという利点を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光センサ回路の基本的な構成を示
す電気回路図である。
【図2】その光センサ回路における各部信号のタイムチ
ャートである。
【図3】その光センサ回路の光電変換素子に流れるセン
サ電流に対するセンサ信号の出力特性を示す図である。
【図4】その光センサ回路における初期化を行わせない
ときの出力特性を示す図である。
【図5】その光センサ回路における初期化を行わせない
ときの対数変換用のトランジスタの入射光量に応じた電
荷の流れによる動作状態を模擬的に示す図である。
【図6】その光センサ回路における初期化を行わせたと
きの対数変換用のトランジスタの入射光量に応じた電荷
の流れによる動作状態を模擬的に示す図である。
【図7】その光センサ回路を画素単位に用いたイメージ
センサの構成例を示すブロック図である。
【図8】そのイメージセンサにおける各部信号のタイム
チャートである。
【図9】本発明による光センサ回路の半導体構造の一例
を示す正断面図である。
【符号の説明】
Q1 対数特性変換用トランジスタ Q2 増幅用トランジスタ Q3 出力用トランジスタ LE 光電変換素子 C 寄生容量 91 シリコン基板 95 絶縁膜 96 画素電極 97 光導電膜 98 透明電極
フロントページの続き (72)発明者 武部 克彦 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4M118 AA02 AA05 AB01 BA14 CA02 CA15 DD20 FA06 FA19 FA42 5C024 AX01 CX41 GX02 GX16 5F049 MB05 NB03 PA05 RA02 RA06 SE04 SE05 SS03 UA05 UA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光検知時の入射光量に応じたセンサ電流
    を生ずる光電変換素子と、その光電変換素子に流れるセ
    ンサ電流を弱反転状態で対数特性をもって電圧信号に変
    換する第1のトランジスタと、その変換された電圧信号
    を増幅する第2のトランジスタと、その増幅された電圧
    信号を出力させる第3のトランジスタとからなり、光検
    知に先がけて第1のトランジスタのドレイン電圧を定常
    よりも低い値に切り換えて光電変換素子の寄生容量の残
    留電荷を放電させて初期化するようにした光センサ回路
    であって、光電変換素子を光導電膜としたことを特徴と
    する光センサ回路。
  2. 【請求項2】 半導体基板に第1ないし第3の各トラン
    ジスタを配線とともに集積化して組み込んだ半導体構造
    としたうえで、その半導体構造の表面に光電変換素子と
    しての光導電膜を形成したことを特徴とする請求項1の
    記載による光センサ回路。
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