JP2003134076A - スタッフ同期方式における受信装置 - Google Patents

スタッフ同期方式における受信装置

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JP2003134076A
JP2003134076A JP2001322445A JP2001322445A JP2003134076A JP 2003134076 A JP2003134076 A JP 2003134076A JP 2001322445 A JP2001322445 A JP 2001322445A JP 2001322445 A JP2001322445 A JP 2001322445A JP 2003134076 A JP2003134076 A JP 2003134076A
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Masato Kobayashi
真人 小林
Minoru Tateno
実 舘野
Koji Yoshino
康志 吉野
Hideaki Koyano
英明 児矢野
Ritsu Iwaoka
立 岩岡
Takahiko Kubota
孝彦 久保田
Akio Takayasu
昭男 高安
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/07Synchronising arrangements using pulse stuffing for systems with different or fluctuating information rates or bit rates

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタッフ同期方式における受信装置の回路規
模を小さくする。 【解決手段】 受信装置に設けられたバッファメモリ2
には,書込みアドレスカウンタ6およびデスタッフ制御
回路4により,スタッフデータを除く受信データが順次
記憶される。記憶された受信データは,読出しアドレス
カウンタにより指定されたアドレスから順次読み出され
る。読出しアドレスカウンタの周期は,PLL20の出
力クロック信号c6により制御される。出力クロック信
号c6の周波数は,可変分周器19の分周比が変更され
ることにより変化する。可変分周器19の分周比を変化
させる量は,補正量算出器12により,書込みアドレス
と読出しアドレスとの関係から求められた補正量に基づ
いて決定される。また,分周比の変更は,補正制御回路
13により,決定された補正量に対応して1フレーム内
にほぼ等しい時間間隔で分けて行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,スタッフ同期によ
りスタッフデータが挿入されたディジタルデータを受信
する受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の送信データの速度を擬似的に一致
させ,これら複数の送信データを多重化して送信する方
式に,スタッフ同期方式がある。
【0003】このスタッフ同期方式では,受信装置にお
いて,受信データに挿入されたスタッフデータが除去さ
れるとともに,通信速度を調整するために,受信データ
を一時的に格納するバッファメモリからの,該受信デー
タの読出し速度がフェーズロックループ(PLL)によ
り調整される。
【0004】図7は,従来のスタッフ同期方式における
受信装置の構成を示すブロック図である。この図7は,
多重分離装置の後段部分を示しており,入力データ(受
信データ)は,多重分離後のデータ(ビット単位のシリ
アルデータ)である。
【0005】図8は,図7に示す受信装置の入力データ
d,入力クロック信号c11,分周器105の出力信号
c12,分周器107の出力信号c13,分周器111
の出力信号c14,および位相比較器108の出力信号
c15の各波形を示すタイムチャートである。同図
(A)はスタッフデータが挿入されていない場合を,同
図(B)はスタッフデータS(ここでは1バイトとす
る。)が挿入されている場合を,それぞれ示している。
【0006】入力データdは,シリアル/パラレル変換
器101に入力され,8ビット(1バイト)のパラレル
データに変換された後,バッファメモリ102およびデ
スタッフ制御回路104に入力される。
【0007】入力クロック信号c11は,入力データと
同一の周波数を有する。この入力クロック信号c11
は,分周器105により分周され,8分の1の周波数の
クロック信号c12に変換される。以下,分周器が入力
クロック信号をn分の1の周波数のクロック信号に変換
することを「分周比nで分周する」という。このクロッ
ク信号c12は,書込みアドレスカウンタ106および
分周器107に入力される。
【0008】書込みアドレスカウンタ106は,クロッ
ク信号c12に同期して,バッファメモリ102の書込
みアドレスを示すアドレス信号を生成し,バッファメモ
リ102に与える。アドレス信号が示すアドレスは,ク
ロック信号c12が入力されるごとに1ずつ増加し,最
上位アドレスになった後,最下位アドレスに戻るように
なっている。ここでは,バッファメモリ102は,1バ
イトのメモリセルを8個(すなわちメモリ容量8バイ
ト)を有し,したがって,書込みアドレスカウンタ10
6は0〜7までのアドレス信号を順次生成し,7の次は
再び0に戻ることを繰り返す。
【0009】シリアル/パラレル変換器101からの1
バイトデータは,書込みアドレスカウンタ106からの
アドレス信号がバッファメモリ102に入力されるごと
に,このアドレス信号が示すアドレスのメモリセルに書
き込まれる。
【0010】デスタッフ制御回路104は,スタッフデ
ータの有無等を示すスタッフ指定データをチェックし,
スタッフ指定データがスタッフデータの挿入を示してい
る場合には,書込みアドレスカウンタ106のアドレス
の増加およびアドレス信号の出力を停止する。これによ
り,スタッフデータは,バッファメモリ102に書き込
まれない。
【0011】分周器107および111,位相比較器1
08,低域フィルタ(LPF)109,ならびに電圧制
御発振器(VCO)110は,PLL120を形成す
る。
【0012】分周器107は,クロック信号c12を分
周比8で分周し,分周されたクロック信号c13を位相
比較器108に与える。また,デスタッフ制御回路10
4は,スタッフ指定データがスタッフデータの挿入を示
している場合には,分周器107を制御して,分周器1
07がクロック信号c12の1クロック分(図6の仮想
線(二点鎖線)で図示)をカウントしないようにする。
これにより,図6(B)に示すように,出力信号c13
は,クロック信号c12の1周期分だけ遅れた信号をな
る。換言すると,分周器107は,スタッフデータSが
挿入されている場合に,クロック信号c13の周波数
を,クロック信号c12の周波数の8分の1から9分の
1に変化させる。
【0013】位相比較器108は,分周器107のクロ
ック信号c13と分周器111のクロック信号c14と
の位相差を求め,該位相差に対応した電圧信号を低域フ
ィルタ(LPF)109を介してVCO110に与え
る。VCO110は,入力された位相差に基づいて,出
力クロック信号を生成し,該出力クロック信号を分周器
112および後段の回路(図示略)に出力する。
【0014】分周器112は,出力クロック信号を分周
比8で分周し,分周されたクロック信号を分周器111
および読出しアドレスカウンタ113に与える。分周器
111は,このクロック信号をさらに分周比8で分周
し,分周されたクロック信号c14を位相比較器108
に与える。
【0015】また,読出しアドレスカウンタ113は,
分周器112からのクロック信号に同期して,バッファ
メモリ102の読出しアドレスを示すアドレス信号を生
成し,バッファメモリ102に出力する。アドレス信号
が示す読出しアドレスは,分周器112からのクロック
信号が入力されるごとに1ずつ増加し,最上位アドレス
になった後,最下位アドレスに戻るようになっている。
【0016】読出しアドレスカウンタ113のアドレス
信号がバッファメモリ102に入力されるごとに,アド
レス信号が示す読出しアドレスのメモリセルに記憶され
た1バイトの入力データがバッファメモリ102から読
み出され,パラレル/シリアル変換器103にパラレル
データとして与えられる。パラレル/シリアル変換器1
03は,バッファメモリ102からのパラレルデータを
シリアルデータに変換し,出力データとして後段の回路
(図示略)に出力する。
【0017】このようにして,入力データ内に含まれる
スタッフデータが除去され,デスタッフが実行される。
また,PLL120により読出しアドレスカウンタ11
3のカウント周期が調整され,バッファメモリ102が
オーバフローおよびアンダーフローしないように制御さ
れている。
【0018】しかし,この受信装置では,スタッフデー
タSが1ビットではなく,1バイト(すなわち8ビッ
ト)を有するような場合には,位相比較器108に入力
されるクロック信号c13の周期が,クロック信号c1
2の1周期分(すなわち入力クロック信号c11の8周
期分)急激に増加することとなる。その結果,VCO1
10の出力クロック信号に許容できない量のジッタが生
じるおそれがある。
【0019】このため,このようなジッタを防止するた
めに,位相比較器108に入力される信号の周波数を徐
々に変化させる受信装置が考えられている。図9は,ジ
ッタを防止するために考えられた従来の受信装置の構成
を示すブロック図である。図7を同じ構成要素および同
じ信号には同じ符号を付し,その詳細な説明を省略す
る。図10は,図9に示す受信装置の入力データd,入
力クロック信号c11,分周器202の出力信号c2
1,分周器203の出力信号c22,分周器111の出
力信号c14,および位相比較器108の出力信号c2
3の各波形を示すタイムチャートである。同図(A)は
スタッフデータが挿入されていない場合を,同図(B)
はスタッフデータS(1バイト)が挿入されている場合
を,それぞれ示している。
【0020】この受信装置では,分周器111および2
03,位相比較器108,LPF109,ならびにVC
O110がPLL130を形成し,このPLL130に
より読出しアドレスカウンタのカウント周期,すなわち
バッファメモリ102からのデータの読出し周期が調整
される。
【0021】分周器202は,デスタッフ量平滑化回路
201の制御の下,入力クロック信号c11を分周比8
または9で分周し,分周されたクロック信号c21を分
周器203に与える。
【0022】入力データにスタッフデータSが挿入され
ている場合に,デスタッフ量平滑化回路201には,デ
スタッフ制御回路104からスタッフデータSが挿入さ
れていることを示す信号(挿入信号)が与えられる。
【0023】デスタッフ量平滑化回路201は,所定の
個数のフレームに亘って,デスタッフ制御回路104か
ら与えられる挿入信号の個数(すなわち所定の個数のフ
レーム内に挿入されたスタッフデータの個数)m(正の
整数)をカウントする。そして,デスタッフ量平滑化回
路201は,所定の個数のフレームにおいてカウントさ
れたデータ量の分だけ,分周器202の分周比を8から
9に変化させる制御信号を分周器202に与える。スタ
ッフデータSが1バイト(すなわち8ビット)であるの
に対し,分周器202は,1クロックが1ビットに対応
する入力クロック信号c11を分周するものである。し
たがって,デスタッフ量平滑化回路201の制御信号
は,8×m回に分けて,ジッタが生じない時間間隔で分
周器202に与えられる。
【0024】たとえば,スタッフデータSが1つ含まれ
ている場合には,制御信号は8回に分けて分周器202
に与えられる。また,その時間間隔は,たとえば4フレ
ームに亘って挿入信号の個数をカウントした場合にはT
/2である(時間Tは1フレームの周期とする)。
【0025】このように,分周器202の分周比を8か
ら9に変化させることにより,クロック信号c21およ
びクロック信号c22の周期は,入力クロックc11の
1周期分(前述した図8のクロック信号c13の8分の
1)だけ長くなるだけであり,位相比較器108の入力
信号の変化が緩和される。また,分周比を変化させる時
間間隔は所定の個数のフレーム内で平均化され,VCO
110の出力周波数の最大値と最小値の差が小さくな
る。したがって,この受信装置ではジッタの発生量が低
減される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,この図
9に示す受信装置は,入力データのスタッフデータのみ
からPLL130の周波数制御を行っているため,ジッ
タを低減するためにカットオフ周波数の低いPLLを使
用した場合において,スタッフデータの挿入頻度が大き
く変化したときは,PLLの追従の遅れにより,バッフ
ァメモリ102がオーバフローするおそれがある。
【0027】また,ジッタの低減効果を大きくするため
には,デスタッフ量平滑化回路201が長い時間(多く
のフレーム)に亘ってスタッフデータの個数をカウント
し,長い時間に亘って分周器202の分周比を制御する
必要があり,受信装置の応答が遅くなる。その間,バッ
ファメモリ102がオーバフローしないようにするため
には,バッファメモリ102のメモリ容量を大きくする
必要がある。このため,バッファメモリ102の回路規
模が大きくなり,データの遅延も大きくなる。
【0028】さらに,デスタッフ量平滑化回路201
は,長い時間のスタッフデータの平均化を行うので,そ
の回路規模が増大する。
【0029】このような背景から,本発明は,スタッフ
同期方式における受信装置の回路規模を小さくすること
を目的とする。
【0030】また,本発明は,受信データを一時的に記
憶する記憶装置へのデータの書込み状況と読出し状況に
応じて,読み出し速度を調整可能にすることを目的とす
る。
【0031】さらに,本発明は,受信装置の記憶装置の
オーバフローを防止することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明による受信装置は,スタッフ同期によりスタ
ッフデータが挿入されたディジタルデータを受信する受
信装置であって,連続したアドレスが割り当てられた複
数の記憶セルを有する記憶部と,前記ディジタルデータ
と同期したクロック信号に基づいて生成された書込みク
ロック信号に同期して,前記アドレスを所定の順序方向
で順次指定し,該指定したアドレスの記憶セルに前記デ
ィジタルデータを書き込む書込み部と,少なくとも前記
スタッフデータについては,前記書込み部の前記アドレ
スの指定および前記ディジタルデータの書込みを禁止す
る書込み制御部と,前記記憶部に記憶されたディジタル
データを読み出すために使用される読出しクロック信号
を生成する読出しクロック信号生成部と,前記読出しク
ロック信号に同期して,前記記憶部の前記アドレスを前
記所定の順序方向で順次指定し,該指定したアドレスの
記憶セルに記憶されたディジタルデータを読み出す読出
し部と,前記読出し部が指定するアドレスから前記書込
み部が指定するアドレスまでの前記所定の順序方向での
間隔に基づいて,前記読出しクロック信号の周期を調整
する読出しクロック信号調整部と,を備えている。
【0033】本発明によると,ディジタルデータのう
ち,少なくともスタッフデータを除く部分が記憶部に記
憶される。記憶部に記憶されたデータは,読出しクロッ
ク信号に同期した周期で読み出される。この読出しクロ
ック信号の周期(すなわち読出し周期)は,記憶部の書
込みアドレスと読出しアドレスとの所定の順序方向での
間隔(すなわちデータの書込み状況と読出し状況)に基
づいて制御される。
【0034】このように,本発明によると,記憶部への
データの書込み状況と読出し状況に基づいて読出しクロ
ック信号の周期が制御されるので,複数のフレームに亘
ってデータを記憶するメモリや,複数のフレームに亘っ
てスタッフデータの回数を平均化する回路も必要ない。
一方,記憶部へのデータの書込み状況と読出し状況は,
書込みアドレスと読出しアドレスとの関係を比較する簡
単な回路(たとえばアドレスラッチ,減算器等)により
知ることができる。したがって,本発明によると,受信
装置の回路規模を小さくすることができる。
【0035】たとえば,前記読出しクロック信号制御部
は,前記所定の順序方向での間隔が,あらかじめ定めら
れた間隔である場合には現在の読出しクロック信号の周
期を維持し,前記あらかじめ定められた間隔より短い場
合には前記読出しクロック信号の周期を現在の周期より
も長くし,前記あらかじめ定められた間隔より長い場合
には前記読出しクロック信号の周期を現在の周期よりも
短くするように制御を実行する。
【0036】好ましくは,前記読出しクロック信号調整
部は,前記読出しクロック信号の調整を複数の調整タイ
ミングで分割して行う。
【0037】前記周期の調整を複数の調整タイミングで
分けて実行することにより,出力クロック信号生成部に
フェーズロックループ回路が使用された場合であって
も,ジッタの発生を低減することができる。
【0038】また,好ましくは,前記読出しクロック信
号調整部は,前記所定の順序方向での間隔と,前記周期
の調整量とを対応させた第1テーブルと,該調整量によ
る前記周期の調整を1回で実行するタイミング,また
は,該調整量を複数に分割し,該分割された調整量によ
り前記周期の調整を複数回に分けて実行するタイミング
を定めた第2テーブルとを保持し,前記第1および第2
テーブルに基づいて前記読出しクロック信号の周期を調
整する。
【0039】前記周期の調整量を複数に分割し,該分割
された調整量により前記周期の調整を複数回に分けて実
行することにより,出力クロック信号生成部にフェーズ
ロックループ回路が使用された場合であっても,ジッタ
の発生を低減することができる。
【0040】さらに好ましくは,前記第2テーブルの前
記複数回のタイミングの間隔は,ほぼ等しい時間間隔で
ある。
【0041】本発明の一実施の形態において,前記読出
しクロック信号生成部は,前記書込みクロック信号と自
己の出力信号が可変分周器で分周された信号とを入力信
号とするフェーズロックループ回路と,前記フェーズロ
ックループ回路の出力信号を前記記憶セルが有するビッ
ト数と同じ数値の分周比で分周し,該分周された信号を
前記読出し部に与える分周器と,を備え,前記読出しク
ロック信号著製部は,前記可変分周器の分周比を前記ビ
ット数と同じ数値の分周比を中心に該分周比を1増減さ
せることにより,前記読出しクロック信号の周期を調整
する。
【0042】なお,ここで「分周比」は,(分周器の入
力信号の周波数)/(分周器の出力信号の周波数)をい
う。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に,本発明の実施の形態につ
いて説明するが,これは一例であって,本発明の技術的
範囲を限定するものではない。
【0044】図1は,本発明の一実施の形態による,ス
タッフ同期方式における受信装置の構成を示すブロック
図であり,多重分離回路後段の構成を示したものであ
る。図2は,本実施の形態による受信装置に入力される
入力データのフレームの構成例を示している。
【0045】フレームは,たとえば100バイトを有
し,10バイトのオーバヘッド部および90バイトのペ
イロード部により構成される。
【0046】オーバヘッド部には,制御データが置か
れ,この制御データには,スタッフデータの有無を示す
スタッフ指定データ(たとえば1バイト)が含まれる。
また,オーバヘッド部には,ペイロード部に配置される
べき通信データが90バイトを超える場合に,該90バ
イトを超える通信データが置かれる領域(本実施の形態
では一例として1バイトの領域)が確保されている。
【0047】ペイロード部には,バッファメモリに記憶
されるべき通信データ(ユーザデータ等)および正スタ
ッフ時におけるスタッフデータが置かれる。
【0048】この受信装置は,入力データが数百Mbp
s(たとえば100Mbps,150Mbps等)の速
度を有するものを対象とし,スタッフデータは1バイト
(8ビット)単位で挿入等される。
【0049】たとえば,正スタッフにおいては,90バ
イトのペイロード部に,89バイトの通信データと,1
バイトのスタッフデータとが置かれる。スタッフデータ
が挿入される位置は,あらかじめ定められており,本実
施の形態では,ペイロード部の先頭である。また,負ス
タッフにおいては,91バイトの通信データに対して,
90バイトがペイロード部に,1バイトがオーバヘッド
部の通信データ用の領域(本実施の形態ではオーバヘッ
ド部の最後尾)に置かれる。
【0050】なお,フレームを100バイト以外のバイ
ト数により構成することもできる。また,スタッフデー
タも1バイト以外のバイト数(たとえば8バイト)で挿
入されてもよいし,オーバヘッド部に設けられる通信デ
ータ用の領域も1バイト以外のバイト数(たとえば8バ
イト)を設けることもできる。
【0051】このようなスタッフデータの有無および正
スタッフ/負スタッフの別は,オーバヘッド部のスタッ
フ指定データにより指定される。
【0052】受信装置は,シリアル/パラレル変換器
1,バッファメモリ2,パラレル/シリアル変換器3,
デスタッフ制御回路4,分周器5および9,書込みアド
レスカウンタ6,アドレスラッチ7,読出しアドレスカ
ウンタ8,補正量算出テーブルメモリ10,補正量算出
器12,補正パターンテーブルメモリ11,補正制御回
路13,可変分周器19,およびフェーズロックループ
(PLL)20を備えている。
【0053】PLL20は,分周器14および16,位
相比較器15,低域フィルタ(LPF)17,ならびに
電圧制御発振器(VCO)18を備えている。
【0054】シリアル/パラレル変換器1には,図2に
示すフレーム構成を有する入力データd1が1ビット単
位のシリアルデータとして入力される。シリアル/パラ
レル変換器1は,このシリアルデータd1を8ビット
(すなわち1バイト)のパラレルデータに変換して,バ
ッファメモリ2およびデスタッフ制御回路4に与える。
【0055】分周器5には,図示しない前段の回路から
入力クロック信号c1が入力される。この入力クロック
信号c1は,たとえば入力データd1を用いて生成さ
れ,入力データd1の周波数と同じ周波数を有する。す
なわち,入力クロック信号c1の1クロック(1周期)
が入力データd1の1ビットに対応する。たとえば,入
力データd1が100Mbpsである場合に,入力クロ
ック信号c1の周波数は100MHzである。
【0056】分周器5は,入力クロック信号c1を分周
比8で分周し,入力クロック信号c1の8クロックを1
クロックに変換したクロック信号c2を生成する。すな
わち,クロック信号c2の1クロックは,入力データd
1の1バイトに対応する。このクロック信号c2は,書
込みアドレスカウンタ6およびPLL20の分周器14
に入力される。
【0057】書込アドレスカウンタ6は,デスタッフ制
御回路4の制御の下,クロック信号c2に同期して,バ
ッファメモリ2の書込みアドレスを示すアドレス信号を
生成し,該アドレス信号をバッファメモリ2およびアド
レスラッチ7に与える。アドレス信号が示す書込みアド
レスは,クロック信号c2の1クロックごとに1ずつ増
加(インクリメント)し,最上位アドレスになった後,
最下位アドレスに戻るようになっている。
【0058】ここで,バッファメモリ2は,入力データ
のペイロード部と同じ90バイトのメモリ量(すなわち
1バイトのメモリセル90個)を有する。したがって,
書込みアドレスカウンタ6は,書込みアドレス0〜89
までのアドレス信号を順次生成し,89の次は再び0に
戻ることを繰り返す。
【0059】シリアル/パラレル変換器1からの1バイ
トのパラレルデータは,書込みアドレスカウンタ6のア
ドレス信号が与えられるごとに(すなわち分周器5のク
ロック信号c2に同期して),該アドレス信号が示すア
ドレスのメモリセルに書き込まれる(記憶される)。
【0060】デスタッフ制御回路4は,シリアル/パラ
レル変換器1からのパラレルデータがオーバヘッド部の
データ(負スタッフ時にオーバヘッド部に置かれる1バ
イトの通信データを除く。)である場合,および,ペイ
ロード部のスタッフデータである場合には,書込みアド
レスカウンタ6を制御して,該書込みアドレスカウンタ
6が新たなアドレス信号を出力しないようにするととも
に,書込みアドレスのインクリメントを行わないように
する。
【0061】これにより,オーバヘッド部のデータ(負
スタッフ時にオーバヘッド部に置かれる1バイトの通信
データを除く。)およびペイロード部のスタッフデータ
はバッファメモリ2に書き込まれず,ペイロード部の通
信データおよび負スタッフ時におけるオーバヘッド部の
通信データのみがバッファメモリ2に書き込まれる。す
なわちデスタッフが実行される。
【0062】一方,バッファメモリ2に記憶された通信
データは,読出しアドレスカウンタ8が生成するアドレ
ス信号が入力されるごとに,該アドレス信号が示す読出
しアドレスのメモリセルから読み出される。読み出され
たデータ(1バイトのパラレルデータ)は,パラレル/
シリアル変換器3に与えられ,シリアルデータ(出力デ
ータ)d2に変換される。この出力データd2は,図示
しない後段の回路に与えられる。
【0063】この読出しアドレスカウンタ8は,分周器
9のクロック信号c7に同期して,バッファメモリ2の
読出しアドレスを示すアドレス信号を生成し,バッファ
メモリ2に与える。したがって,バッファメモリ2に記
憶された通信データは,クロック信号c7に同期して読
み出される。
【0064】アドレス信号が示す読出しアドレスは,ク
ロック信号c7の1クロックごとに1ずつ増加(インク
リメント)し,最上位アドレス(アドレス89)になっ
た後,最下位アドレス(アドレス0)に戻るようになっ
ている。
【0065】バッファメモリ2のアドレス0からアドレ
ス89までの全メモリセルに入力データを書き込む(ま
たは読み出す)のに要する時間を1周期とすると,バッ
ファメモリ2へのデータの書込みとバッファメモリ2か
らのデータの読出しとが平衡状態にある場合に,読出し
アドレスと書込みアドレスとは1/2周期シフトするよ
うに設定されている。すなわち,読出しアドレスと書込
みアドレスとは,バッファメモリ2のメモリ容量の半分
である45アドレス分シフトしている。たとえば,読出
しアドレスが0の時は,書込みアドレスは45であり,
書込みアドレスが0の時は,読出しアドレスは45であ
る。後述するように,入力データに正スタッフまたは負
スタッフが実行されていることにより,この両アドレス
差の値は変動し,これを定常状態に戻すために,読出し
アドレスカウンタ8のカウント周期(すなわちクロック
信号C7の周期ないし周波数)がPLL20によって調
整される。
【0066】読出しアドレスカウンタ8に入力されるク
ロック信号c7は,PLL20(VCO18)の出力ク
ロック信号c6を分周比8で分周したものである。した
がって,バッファメモリ2からのデータの読出し速度
(すなわちアドレスカウンタ8のカウント周期)は,P
LL20により制御される。
【0067】PLL20には,分周器5のクロック信号
c2および可変分周器19のクロック信号c5が入力さ
れる。クロック信号c2は分周器14に入力され,クロ
ック信号c5は分周器16に入力される。
【0068】分周器14は,分周比Nでクロック信号c
2を分周し,クロック信号c2のN個のクロックを1つ
のクロックに変換したクロック信号c3を生成する。一
方,分周器16は,分周比Mでクロック信号c5を分周
し,クロック信号c4のM個のクロックを1つのクロッ
クに変換したクロック信号c5を生成する。これらクロ
ック信号c3およびc6は,位相比較器15に入力され
る。
【0069】分周比NおよびMの値は,これらの比N:
Mが,フレーム全体のバイト数と,フレームのペイロー
ド部のバイト数との比となるように設定される。図2に
示す構成のフレームでは,たとえばN=100,M=9
0に設定される。
【0070】NおよびMの値をこのように設定するの
は,入力データがオーバヘッド部を含むフレーム全体で
あるのに対し,バッファメモリ2に記憶され,読み出さ
れるデータは,フレームのペイロード部のデータであ
り,したがって,入力クロック信号c1の周波数(たと
えば100MHz)と,出力クロック信号c6の周波数
(たとえば90MHz)とがN:Mの比となっているか
らである。
【0071】位相比較器15は,クロック信号c3とc
4との位相差を電圧に変換し,該電圧信号をLPF17
を介してVCO18に与える。VCO18は,LPF1
7から与えられた電圧信号に対応する周波数のクロック
信号(出力クロック信号)c6を,可変分周器19を介
して分周器16にフィードバックするとともに,分周器
9に与える。
【0072】分周器9は,出力クロック信号c4を分周
比8で分周し,出力クロック信号c4の8個のクロック
を1つのクロックに変換したクロック信号c7を生成す
る。すなわち,出力クロック信号c7の1クロックは,
出力データd2の1ビットに対応し,クロック信号c7
の1クロックは,出力データd2の1バイトに対応す
る。このクロック信号c7は,読出しアドレスカウンタ
8に入力される。
【0073】読出しアドレスカウンタ8は読出しアドレ
スが0となった時に,ラッチ信号をアドレスラッチ7に
出力する。これにより,読出しアドレスが0となった時
の書込みアドレスカウント6の書込みアドレスがアドレ
スラッチ7に一時的に記憶される。
【0074】このアドレスラッチ7に記憶される書込み
アドレスは,書込みアドレスから読出しアドレスを差し
引いたアドレス差(=(書込みアドレス)−(読出しア
ドレス))を意味する。このアドレスラッチ7に記憶さ
れたアドレス差は,補正量算出器12に入力される。
【0075】補正量算出器12は,アドレスラッチ7か
ら与えられたアドレス差と補正量算出テーブルメモリ1
0に記憶された補正量算出テーブルとから,補正量(調
整量)を算出する。
【0076】図3は,補正量算出テーブルメモリ10に
記憶された補正算出テーブルの一例を示している。補正
量算出テーブルは,アドレスラッチ7から与えられたア
ドレス差に対応して,可変分周器19の分周比を,入力
データd1の1フレームの周期Tの間に,8から9また
は8から7に何回変化させるかを示したものである。な
お,入力データd1の1フレームの周期Tとは,入力デ
ータd1の1フレームの受信開始から受信終了までの時
間であり,たとえば,1フレームが100バイトで,通
信速度が100Mbpsである場合には,周期T=10
0×8÷(100×106)=8[μs]となる。
【0077】この補正量算出テーブルの「補正量(ビッ
ト/フレーム)」は,周期Tの間に可変分周器19の分
周比を8から9または8から7に変化させる回数を示し
ている。「+」の符号は分周比を8から7に変化させる
ことを意味し,「−」の符号は分周比を8から9に変化
させることを意味している。
【0078】たとえば,アドレス差が41以上48以下
の場合には,補正量0[ビット/フレーム]である。し
たがって,この場合には,可変分周器19の分周比は補
正されず,8に維持される。これにより,図5の「c5
(補正なし)」に示すように,クロック信号c6を分周
比8で分周したクロック信号c5が生成される。
【0079】アドレス差が49以上52以下の場合に
は,補正量は−1[ビット/フレーム]となる。この場
合には,可変分周器19の分周比が,周期Tの間に1回
だけ8+1=9に変更される。これにより,図5の「c
5(−1補正)」に示すように,周期T内において,ク
ロック信号c5のある1つのクロックが,クロック信号
c6を分周比9で分周したものとなり,それ以外のクロ
ックは,クロック信号c6を分周比8で分周したものと
なる。その結果,−1補正のクロック信号c5は,補正
なしのクロック信号c5よりも,クロック信号c6の1
周期分遅れたものとなることから,PLL20の出力周
波数が上がり,読出しアドレスカウンタ8のカウント周
期はこれに対応して短くなる。その結果,読出し周期は
短くなり,より短い時間間隔でデータが読み出される。
【0080】同様にして,補正量が−2ビット/フレー
ムの場合には,周期Tの間に2回,可変分周器19の分
周比が8から9に変更される。これにより,−2補正の
クロック信号c5は,補正なしのクロック信号c5より
も,クロック信号c6の2周期分遅れたものとなり,読
出しアドレスカウンタ8のカウント周期も,それに対応
して短くなる。その結果,読出し周期が短くなり,より
短い時間間隔でデータが読み出される。
【0081】一方,たとえば,補正量が+1の場合に
は,図5の「c5(+1補正)」に示すように,クロッ
ク信号c5は,クロック信号c6の1周期分進んだもの
となる。これにより,読出し周期が長くなり,データを
読み出す時間管間隔は長くなる。
【0082】補正量がアドレス差に対して,図3に示す
ような値に設定されているのは,以下の理由による。
【0083】すなわち,前述したように,書込みアドレ
スと読出しアドレスとの差は平衡状態において45であ
るので,読出しアドレス0の時にアドレスラッチに記憶
される書込みアドレスが45またはこの値に近い場合に
は,バッファメモリ2へのデータの書込みと読出しとが
ほぼ平衡状態にあることとなる。したがって,この場合
には,読出し速度を補正する必要はなく,補正量は0で
ある。
【0084】一方,アドレス差が0に近づくことは,ス
タッフデータの挿入されたフレームが連続して多く受信
されたこと等により,バッファメモリ2へのデータの書
込み周期がバッファメモリ2からのデータの読出し周期
より長くなり,バッファメモリ2がアンダフローするお
それがあることを意味する。したがって,アドレス差が
0に近づくに従い,補正量がより大きな正の値に設定さ
れ,その結果,読出し周期はより長くなるように制御さ
れる。
【0085】アドレス差が89に近づくことは,バッフ
ァメモリ2へのデータの書込み周期がバッファメモリ2
からのデータの読出し周期より短く,バッファメモリ2
がオーバフローするおそれがあることを意味する。した
がって,アドレス差が89に近づくに従い,補正量がよ
り小さな負の値に設定され,その結果,読出し周期はよ
り短くなるように制御される。
【0086】なお,補正量の単位が「ビット/フレー
ム」となっているのは,出力クロック信号c6の1クロ
ックは,前述したように出力データの1ビットに対応
し,可変分周器19の分周比を1変化させることは,出
力データd2の位相を1ビット単位で変化させることに
対応することによる。
【0087】補正量算出器12は,アドレスラッチ7か
ら与えられたアドレス差に対応する補正量を補正量算出
テーブルから決定し,該補正量を補正制御回路13に与
える。なお,アドレスラッチ7に記憶されるアドレス差
は,読出しアドレスが0となるごとに更新されるので,
補正量も読出しアドレスが0となるごとに更新される。
【0088】補正制御回路13は,補正量算出器12か
ら与えられた補正量と,補正パターンテーブルメモリ1
1に記憶された補正パターンテーブルとに基づいて,可
変分周器19の分周比の変更時期(補正時期)を決定
し,決定された変更時期に可変分周器19の分周比を7
または9に変更する。
【0089】図4は,補正パターンテーブルの一例を示
している。補正パターンテーブルは,補正量算出器12
から与えられる補正量と,補正(可変分周器19の分周
比の変更)を行うタイミングとの対応関係を示したテー
ブルである。
【0090】補正を行うタイミング(以下「補正タイミ
ング」という。)は,補正を行う時刻を,入力データd
1の1フレーム(100バイト)の各バイトの受信位置
により示している。たとえば,補正タイミング0は,1
フレームの先頭バイトが受信された時刻で補正を行うこ
とを示し,補正タイミング50は,1フレームの先頭か
ら50バイト目が受信された時刻で補正を行うことを示
している。
【0091】この補正タイミングは,補正が複数回行わ
れる場合には,図4に示すように,補正を行う時間間隔
がほぼ均等となるように設定されている。このように可
変分周器19の分周比を一度に大きく変化させるのでは
なく,1フレーム内で分散して±1の範囲で変化させる
ことにより,PLL20の出力クロック信号c6の周波
数の急激な変化を防止でき,その結果,発生するジッタ
量を低減することができる。
【0092】また,補正量の最小値は1ビット/フレー
ムであり,前述した従来の平滑化回路で8フレームの平
滑化を行った場合と同等の補正頻度となる。
【0093】なお,補正制御回路13には,フレームの
位置を示す信号(たとえばフレーム同期パルス信号等)
が図示しない信号線により入力され,この信号により,
補正制御回路13は,補正タイミングを決定することが
できる。
【0094】以上説明したように,本実施の形態による
と,ジッタの発生量を低減することができる。
【0095】また,本実施の形態によると,受信装置を
実現するのに,複雑な回路は必要なく,回路規模を小さ
くすることができる。またアドレスラッチ7の周期を短
くできること,および,バッファメモリ2のアドレス差
に基づいて読出し周期が制御されることから,受信装置
の応答が速くなる。
【0096】すなわち,バッファメモリ2は,複数のフ
レームのデータを記憶する容量を有するものである必要
はなく,1フレームのデータを記憶する容量またはそれ
以下の容量を有するものであってもよく,バッファメモ
リ2に大規模なメモリ素子を設ける必要はない。また,
補正量算出テーブルメモリ10および補正パターンテー
ブルメモリ11にも,それぞれ図3および図4に示すテ
ーブルを記憶できる程度のメモリ素子を設けるだけでよ
い。さらに,アドレスラッチ7は,1アドレス分をラッ
チするものでよく,補正量算出器12は,補正量算出テ
ーブルからアドレスラッチ7に記憶されたアドレスに対
応するものを取り出す回路で構成することができる。さ
らに,補正制御回路13も,所定の時間に可変分周器1
9の分周比を7または9に変更(設定)するものでよ
い。
【0097】さらに,本実施の形態によると,書込みア
ドレスと読出しアドレスとのアドレス差に基づいて,P
LL20の出力クロック信号の周波数が制御されるの
で,バッファメモリ2へのデータの記憶状況に応じて,
読出し速度が調整される。これにより,途切れることな
くデータを後段の回路に送ることができる。
【0098】他の実施の形態として,可変分周器19
は,図6(A)に示すように,分周器14の前段に配置
することもできる。この場合に,分周器14の前段に配
置された可変分周器19には,入力クロック信号c1が
入力され,また,図1において可変分周器19が配置さ
れた箇所には分周比8の分周器30が新たに設けられ
る。
【0099】また,図6(B)に示すように,可変分周
器19と分周器16とを1つの可変分周器40(分周比
はMまたは(M±1))として構成することもできる。
この場合に,分周器14には,入力クロック信号c1が
直接入力され,可変分周器40には,VCO18の出力
クロック信号c6が直接入力されることとなる。この可
変分周器を入力クロック信号側に設け,入力クロック信
号c1が入力される分周器14を可変分周器(分周比は
Nまたは(N±1))とし,出力クロック信号c6が入
力される分周器を分周比M(固定)とすることもでき
る。
【0100】さらに,アドレスラッチ7は,書込みアド
レスから読出しアドレスを減算する減算器であってもよ
い。
【0101】なお,可変分周器19または40として,
分周比が分数値をとることができる分数分周器を使用す
ることもできる。この場合には,補正量が±1ビット/
フレームであっても,この補正量をn等分し(nは2以
上の整数),n回の補正タイミングで可変分周器の分周
比を±1/nずつ変更することができる。
【0102】また,本実施の形態では,スタッフデータ
が1バイトの場合を説明したが,スタッフデータが1ビ
ットまたは複数ビットの場合や,2以上のバイトの場合
にも,本発明を適用することができる。
【0103】(付記1) スタッフ同期によりスタッフ
データが挿入されたディジタルデータを受信する受信装
置であって,連続したアドレスが割り当てられた複数の
記憶セルを有する記憶部と,前記ディジタルデータと同
期したクロック信号に基づいて生成された書込みクロッ
ク信号に同期して,前記アドレスを所定の順序方向で順
次指定し,該指定したアドレスの記憶セルに前記ディジ
タルデータを書き込む書込み部と,少なくとも前記スタ
ッフデータについては,前記書込み部の前記アドレスの
指定および前記ディジタルデータの書込みを禁止する書
込み制御部と,前記記憶部に記憶されたディジタルデー
タを読み出すために使用される読出しクロック信号を生
成する読出しクロック信号生成部と,前記読出しクロッ
ク信号に同期して,前記記憶部の前記アドレスを前記所
定の順序方向で順次指定し,該指定したアドレスの記憶
セルに記憶されたディジタルデータを読み出す読出し部
と,前記読出し部が指定するアドレスから前記書込み部
が指定するアドレスまでの前記所定の順序方向での間隔
に基づいて,前記読出しクロック信号の周期を調整する
読出しクロック信号調整部と,を備えている受信装置。
【0104】(付記2) 付記1において,前記読出し
クロック信号調整部は,前記読出しクロック信号の調整
を複数の調整タイミングで分割して行う,受信装置。
【0105】(付記3) 付記1または2において,前
記読出しクロック信号調整部は,前記所定の順序方向で
の間隔が,あらかじめ定められた間隔である場合には現
在の読出しクロック信号の周期を維持し,前記あらかじ
め定められた間隔より短い場合には前記読出しクロック
信号の周期を現在の周期よりも長くし,前記あらかじめ
定められた間隔より長い場合には前記読出しクロック信
号の周期を現在の周期よりも短くする,受信装置。
【0106】(付記4) 付記1において,前記読出し
クロック信号調整部は,前記所定の順序方向での間隔
と,前記周期の調整量とを対応させた第1テーブルと,
該調整量による前記周期の調整を1回で実行するタイミ
ング,または,該調整量を複数に分割し,該分割された
調整量により前記周期の調整を複数回に分けて実行する
タイミングを定めた第2テーブルとを保持し,前記第1
および第2テーブルに基づいて前記読出しクロック信号
の周期を調整する,受信装置。
【0107】(付記5) 付記4において,前記第2テ
ーブルの前記複数回のタイミングの間隔は,ほぼ等しい
時間間隔である,受信装置。
【0108】(付記6) 付記4または5において,前
記読出しクロック信号生成部は,前記書込みクロック信
号と自己の出力信号が可変分周器で分周された信号とを
入力信号とするフェーズロックループ回路と,前記フェ
ーズロックループ回路の出力信号を前記記憶セルが有す
るビット数と同じ数値の分周比で分周し,該分周された
信号を前記読出し部に与える分周器と,を備え,前記読
出しクロック信号調整部は,前記可変分周器の分周比を
前記ビット数と同じ数値の分周比を中心に該分周比を1
増減させることにより,前記読出しクロック信号の周期
を調整する,受信装置。
【0109】(付記7) 付記4または5において,前
記読出しクロック信号生成部は,フェーズロックループ
回路と,前記記憶セルが有するビット数と同じ数値の分
周比を有し,分周された信号を前記読出し部に与える分
周器とを備え,前記フェーズロックループ回路は,前記
ディジタルデータの受信速度と同じ周波数を有する入力
クロック信号が可変分周器で分周された信号と,前記分
周器の出力信号とを入力信号とし,前記読出しクロック
信号調整部は,前記可変分周器の分周比を前記ビット数
と同じ数値の分周比を中心に該分周比を1増減させるこ
とにより,前記読出しクロック信号の周期を調整する,
受信装置。
【0110】(付記8) 付記6または7において,前
記ディジタルデータが,前記記憶部に書き込まれる通信
データと正スタッフ時には前記スタッフデータとを有す
るペイロード部,および,制御データと負スタッフ時に
は前記ペイロード部に含まれるべき通信データとを有す
るオーバヘッド部を有するフレーム単位で受信され,前
記書込み制御部が,前記ペイロード部に含まれるスタッ
フデータと,前記負スタッフ時に前記オーバヘッド部に
含まれる通信データを除くデータについては,前記書込
み部の前記アドレスの指定および前記書込みを禁止し,
前記フェーズロックループ回路は,前記書込みクロック
信号を分周比Nで分周する第1分周器と,前記可変分周
器の出力信号を分周比Mで分周する第2分周器と,前記
第1分周器および前記第2分周器の出力信号の位相差を
求める位相比較器と,前記位相比較器の出力信号をフィ
ルタリングする低域フィルタと,前記低域フィルタによ
りフィルタリングされた信号が入力される電圧制御発振
器と,を備え,前記NおよびMは,N:Mが前記オーバ
ヘッド部のデータ量と前記ペイロード部のデータ量との
比と等しくなる任意の数値である,受信装置。
【0111】(付記9) 付記4または5において,前
記受信ディジタルデータが,前記記憶部に書き込まれる
通信データと正スタッフ時には前記スタッフデータとを
有するペイロード部,および,制御データと負スタッフ
時には前記ペイロード部に含まれるべき通信データとを
有するオーバヘッド部を有するフレーム単位で受信さ
れ,前記書込み制御部が,前記ペイロード部に含まれる
スタッフデータと,前記負スタッフ時に前記オーバヘッ
ド部に含まれる通信データを除くデータについては,前
記書込み部の前記アドレスの指定および前記書込みを禁
止し,前記読出しクロック信号生成部は,電圧制御発振
器と,前記ディジタルデータと同じ周波数を有する入力
クロック信号を分周比Nで分周する第1分周器と,前記
電圧制御発振器の出力信号を分周比Mまたは分周比(M
±1)で分周する第2分周器と,前記第1分周器および
前記第2分周器の出力信号の位相差を求める位相比較器
と,前記位相比較器の出力信号をフィルタリングし,フ
ィルタリングされた信号を前記電圧制御発振器に与える
低域フィルタと,前記電圧制御発振器の出力信号を,前
記記憶セルが有するビット数と同じ数値の分周比で分周
し,分周された信号を前記読出しクロック信号として前
記読出し部に与える第3分周器と,を備え,前記Nおよ
びMは,N:Mが前記オーバヘッド部のデータ量と前記
ペイロード部のデータ量との比と等しくなる任意の数値
であり,前記読出しクロック信号調整部は,前記第2分
周器の分周比を前記Mを中心に1増減させることによ
り,前記読出しクロック信号の周期を変更する,受信装
置。
【0112】(付記10) 付記4または5において,
前記受信ディジタルデータが,前記記憶部に書き込まれ
る通信データと正スタッフ時には前記スタッフデータと
を有するペイロード部,および,制御データと負スタッ
フ時には前記ペイロード部に含まれるべき通信データと
を有するオーバヘッド部を有するフレーム単位で受信さ
れ,前記書込み制御部が,前記ペイロード部に含まれる
スタッフデータと,前記負スタッフ時に前記オーバヘッ
ド部に含まれる通信データを除くデータについては,前
記書込み部の前記アドレスの指定および前記書込みを禁
止し,前記読出しクロック信号生成部は,電圧制御発振
器と,前記ディジタルデータと同じ周波数を有する入力
クロック信号を分周比Nまたは分周比(N±1)で分周
する第1分周器と,前記電圧制御発振器の出力信号を分
周比Mで分周する第2分周器と,前記第1分周器および
前記第2分周器の出力信号の位相差を求める位相比較器
と,前記位相比較器の出力信号をフィルタリングし,フ
ィルタリングされた信号を前記電圧制御発振器に与える
低域フィルタと,前記電圧制御発振器の出力信号を,前
記記憶セルが有するビット数と同じ数値の分周比で分周
し,分周された信号を前記読出しクロック信号として前
記読出し部に与える第3分周器と,を備え,前記Nおよ
びMは,N:Mが前記オーバヘッド部のデータ量と前記
ペイロード部のデータ量との比と等しくなる任意の数値
であり,前記読出しクロック信号調整部は,前記第1分
周器の分周比を前記Nを中心に1増減させることによ
り,前記読出しクロック信号の周期を変更する,受信装
置。
【0113】
【発明の効果】本発明によると,受信装置の回路規模を
小さくすることができる。また,本発明によると,読出
しクロック信号の周期(周波数)の調整(補正)を複数
のタイミングで分散して行うことにより,ジッタを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による,スタッフ同期方
式における受信装置の構成を示すブロック図であり,多
重分離回路後段の構成を示したものである。
【図2】本発明の一実施の形態による受信装置に入力さ
れる入力データのフレームの構成例を示す。
【図3】補正量算出テーブルの一例を示す。
【図4】補正パターンテーブルの一例を示す。
【図5】本発明の一実施の形態による受信装置における
可変分周器の入力信号および出力信号の各波形を示すタ
イムチャートである。
【図6】本発明の他の実施の形態の一部を示すブロック
図である。
【図7】従来のスタッフ同期方式における受信装置の構
成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す受信装置のクロック信号の波形を示
すタイムチャートである。
【図9】従来のスタッフ同期方式における受信装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】図9に示す受信装置のクロック信号の波形を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
2 バッファメモリ 4 デスタッフ制御回路 6 書込みアドレスカウンタ 7 アドレスラッチ 8 読出しアドレスカウンタ 10 補正量算出テーブルメモリ 11 補正パターンテーブルメモリ 12 補正量算出器 13 補正回路 19 可変分周器 20 PLL
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舘野 実 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 吉野 康志 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 児矢野 英明 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 岩岡 立 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 久保田 孝彦 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 高安 昭男 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA07 KK03 MM05 NN51 SS06 SS11 SS16 SS24 5K047 AA16 GG52 LL01 MM24 MM46 MM55

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッフ同期によりスタッフデータが挿
    入されたディジタルデータを受信する受信装置であっ
    て,連続したアドレスが割り当てられた複数の記憶セル
    を有する記憶部と,前記ディジタルデータと同期したク
    ロック信号に基づいて生成された書込みクロック信号に
    同期して,前記アドレスを所定の順序方向で順次指定
    し,該指定したアドレスの記憶セルに前記ディジタルデ
    ータを書き込む書込み部と,少なくとも前記スタッフデ
    ータについては,前記書込み部の前記アドレスの指定お
    よび前記ディジタルデータの書込みを禁止する書込み制
    御部と,前記記憶部に記憶されたディジタルデータを読
    み出すために使用される読出しクロック信号を生成する
    読出しクロック信号生成部と,前記読出しクロック信号
    に同期して,前記記憶部の前記アドレスを前記所定の順
    序方向で順次指定し,該指定したアドレスの記憶セルに
    記憶されたディジタルデータを読み出す読出し部と,前
    記読出し部が指定するアドレスから前記書込み部が指定
    するアドレスまでの前記所定の順序方向での間隔に基づ
    いて,前記読出しクロック信号の周期を調整する読出し
    クロック信号調整部と,を備えている受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記読出しクロック
    信号調整部は,前記読出しクロック信号の調整を複数の
    調整タイミングで分割して行う,受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において,前記読出しクロック
    信号調整部は,前記所定の順序方向での間隔と,前記周
    期の調整量とを対応させた第1テーブルと,該調整量に
    よる前記周期の調整を1回で実行するタイミング,また
    は,該調整量を複数に分割し,該分割された調整量によ
    り前記周期の調整を複数回に分けて実行するタイミング
    を定めた第2テーブルとを保持し,前記第1および第2
    テーブルに基づいて前記読出しクロック信号の周期を調
    整する,受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において,前記第2テーブルの
    前記複数回のタイミングの間隔は,ほぼ等しい時間間隔
    である,受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において,前記読出し
    クロック信号生成部は,前記書込みクロック信号と自己
    の出力信号が可変分周器で分周された信号とを入力信号
    とするフェーズロックループ回路と,前記フェーズロッ
    クループ回路の出力信号を前記記憶セルが有するビット
    数と同じ数値の分周比で分周し,該分周された信号を前
    記読出し部に与える分周器と,を備え,前記読出しクロ
    ック信号調整部は,前記可変分周器の分周比を前記ビッ
    ト数と同じ数値の分周比を中心に該分周比を1増減させ
    ることにより,前記読出しクロック信号の周期を調整す
    る,受信装置。
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